Blog. 「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ 2015」WOWOW放映内容

Posted on 2015/9/29

2015年夏8年ぶりの全国ツアーとなった「久石譲&WORLD DREAM ORCHESTRA 2015」(W.D.O.2015)昨年のW.D.O.2014同様、今年のW.D.O.2015もWOWOW放映されました。

 

久石譲 × 新日本フィルハーモニー交響楽団 WORLD DREAM ORCHESTRA 2015
2015年9月23日(水・祝) 15:00- WOWOWライブ

番組紹介/解説
久石譲×宮崎駿の原点である「風の谷のナウシカ」が交響詩となって登場。終戦70周年の2015年、日本と世界が抱える「祈り」をテーマにしたプログラムも披露する。

内容/物語
作曲活動、スタジオワークのみならず、ピアノソロ、アンサンブル、オーケストラといったさまざまな演奏活動で高い人気を誇る音楽家・久石譲。そんな彼が、2004年に新日本フィルハーモニー交響楽団と立ち上げた「ワールド・ドリーム・オーケストラ」は、ジャンルを超えた幅広い音楽性で人気を博している。その全国ツアーの中から、2015年8月8日、東京 サントリーホールでのコンサートを放送する。
2015年、大きな話題となっているのが、宮崎駿監督作品の楽曲をオーケストラ組曲として表現するシリーズのスタートだ。第1弾は「風の谷のナウシカ」の交響組曲。久石譲が宮崎作品と初めて関わることになった記念すべき楽曲のオーケストラ組曲が世界初演される。誰もが耳にした名曲がスケール感豊かに鳴り響くさまは必聴。さらに、終戦70周年に当たる今年、日本と世界が抱える「祈り」をテーマにしたオリジナルプログラムも世界初披露する。

 

もちろん完全版、プログラム全曲(アンコール含む)を完全ノーカットで、加えて久石譲のインタビューもまじえながらの永久保存版的内容でした。

 

久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ 2015

[公演期間]
2015/8/5 ~ 2015/8/13

[公演回数]
6公演
8/5 (大阪 ザ・シンフォニーホール)
8/6 (広島 上野学園ホール)
8/8 (東京 サントリーホール)
8/9 (東京 すみだトリフォニーホール)
8/12 (名古屋 愛知県芸術劇場コンサートホール)
8/13 (仙台 東京エレクトロンホール宮城)

[編成]
指揮:久石譲
管弦楽:新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ (W.D.O.)
カウンター・テノール:高橋淳
合唱:栗友会合唱団 ※東京公演のみ (8/8.9)
合唱:W.D.O.特別編成合唱団 ※大阪公演のみ (8/5)

[曲目]
久石譲:祈りのうた ~ Homage to Henryk Górecki~ ※世界初演
久石譲:The End of The World for Vocalists and Orchestra ※世界初演
I. Collapse
II. Grace of the St.Paul
III. D.e.a.d
IV. Beyond the World
久石譲編:The End of the World (Vocal Number) ※世界初演

—–休憩——

久石譲:紅の豚 Il porco rosso ~ Madness (映画『紅の豚より)
久石譲:Dream More ※世界初演 (「ザ・プレミアム・モルツ・マスターズ・ドリーム」CM曲)
久石譲:Symphonic Poem “NAUSICCÄ” 2015 ※世界初演 (映画『風の谷のナウシカ』より)

—–アンコール—–
久石譲:Your Story 2015 (映画『悪人』より)
久石譲:World Dreams

※合唱編成曲
・The End of the World
・Symphonic Poem “NAUSICCÄ” 2015
・World Dreams

 

詳しい楽曲解説やコンサート・レポートはすでに書いています。

こちら ⇒ Blog. 「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ 2015」 コンサート・レポート

 

WOWOW放映を観ての追加補足です。

【久石譲インタビュー内容】(約6分)

主に公式コンサート・パンフレットでも語られている内容と重複しますが、”ツアーコンセプト””カウンターテナー起用””宮崎作品交響組曲シリーズ”に関して、こぼれ話などありました。

【歌詞】

コンサート・レポートにも書きましたが、アンコール曲「World Dreams」は合唱版での披露でした。(東京/大阪)また「The End of The World 第3楽章《D.e.a.d》」も、今回書き下ろされた歌詞です。

どちらも歌詞は麻衣さんが担当されていますが、WOWOW放映では歌詞テロップが表示され、より深く理解することができたのは大きな収穫です。

歌詞は掲載しませんが、上記2曲歌詞ともに公式コンサートパンフレットにも掲載されておらず、そういう点でもとても貴重な保存版となると思います。

※パンフレット内楽曲解説にD.e.a.dについては「久石のメモをもとに、本ツアーのために麻衣が書き下ろした」と説明あり

 

WOWOW LIVE放映は、とても上品な映像美、複数台によるカメラアングルで、指揮者、オーケストラ奏者と、楽曲や旋律にあわせてフォーカスされるところが醍醐味です。

もし今回の放送を見逃した方は、再放送:2014年10月23日(金)19:00- がすでに決定しています。

 

余談になりますが、昨年のW.D.O.2014は初回放送から再放送をふくめて、約1年間の間に計3-4回は放送されています。おそらく今年のW.D.O.2015も数回再放送されると思います。

せっかく録画した永久保存版を消してしまわないためにも、HDからディスクに移動保存しようと試みて失敗したとしても!?、また見逃した方はまだまだリベンジ可能というわけです。

最近の傾向として、一度放映されたら、その後1年間は数回再放送の可能性があるというWOWOWのありがたい法則は契約検討に値すると思います。WOWOW押しではありませんのでこの辺で。

 

やはり久石譲のコンサートは会場で体感できるのが一番ですが、行けなかった方や、細部復習したい方など、TV放映されることはとてもありがたい限りです。

エンドクレジットでも「音楽監修:久石譲」となっていたとおり、映像カット割りもそうですが、音響に関しても久石譲のチェックが入っている、WOWOWコンサート放送です。

そんな編集にも手をかけ、クオリティーを高めた放映が、数回だけというのは非常にもったいない限りです。

録音用マイクもステージには相当数セットされていましたので、もちろんこのWOWOW放映用だとも思いますが、CD/DVD化できるクオリティで保管できているのではないか?!と。

昨年のリハーサルから本番まで計6回を録音し、CDとしてもクオリティーを追求した渾身のライヴ盤「WORKS IV」。ここまではできないかもしれませんが、それでもLive盤としては作品化してもおかしくない演奏と完成度です。むしろ瞬間真空したようなその鮮度こそ、一期一会な演奏こそ、Live盤の醍醐味でもあります。

 

作品化された暁には、WOWOWテプッロ表示のみとなっている、麻衣さんによる上記2曲の歌詞も刻まれるかもしません。何度も深く読み返すことができるようになります。

とりわけ「World Dreams」は、普遍的な”希望の歌””愛の歌”として時代を超えて、歌い継がれたい合唱作品に昇華されていると思います。そういった要望も各方面から舞い込むくらい浸透するといいですね。

 

おそらく・・・初演作品のとりわけ多かった「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ2015」

演奏会での演奏・改訂を重ねることでどんどん昇華され大幅な修正を施したり再構築、完成型へと高めていくという久石譲の方程式からすると、まだ現時点では結晶化(作品化)できないということなのでしょう。

いくら事前にシミュレーションしたとしても、実際に会場で音を響かせてみないとわからないのがオーケストラ音楽。それはこれからの楽しみとして作品化の日を待つことにしましょう。

 

なにはともあれ、そういう意味で逆説的にもWOWOW放映されるということは貴重な記録になるわけです。

最後に、重ねて忘れないように、

再放送:2014年10月23日(金)19:00-

 

Related page:

WDO 2015 WOWOW

カテゴリーBlog

コメントする/To Comment