Disc. 久石譲 『魔女の宅急便 サントラ音楽集』

1989年8月25日 CD LP発売 ※カセットは89.8.10に先行発売

1989年公開 スタジオジブリ作品 映画「魔女の宅急便」
監督:宮崎駿 音楽:久石譲

映画本編で使用された全楽曲を収録したサントラ盤。高畑勲が本作では音楽演出を担当している。録音は1989年6~7月、ソロアルバムの作業で渡米していた久石の帰国直後に行われた。CDとLPのジャケットは同一。荒井由実の挿入歌2曲も収録。

 

ヨーロッパの雰囲気を出すために、ヨーロッパのエスニックや舞曲風の曲が、見事にその世界観を表現している。ダルシマ(ピアノの原型となった民族楽器)やギター、アコーディオンというふうにヨーロッパの香りのする楽器も多く使用している。久石譲は『風の谷のナウシカ』から『魔女の宅急便』までの音楽にて、当時のシンセサイザー、フェアライトを駆使・多用している。

 

制作当時のインタビューより抜粋

久石 「今回はシンセサイザーを使った曲をぐっと少なくしています。従来ですと半分くらいはシンセやほかの電気楽器を使ったりするのですが、この作品では内容もリアルなものになっていますから、全体に生の音に近づけてみました。あとはメロディーの部分で、地中海ふうのもの、それも三拍子を使った舞曲的なものが多いというのが今回の特徴でしょう。」

この映画で音楽演出を務めた高畑勲

高畑 「ヨーロッパ的雰囲気をもった舞台にふさわしいローカルカラーをうちだそうということだったんです。それと、つらいところ悲しいところに音楽はつけない、とか、歌とは別にメインテーマの曲を設定して、あのワルツですが、あれをキキの気持ちがしだいにひろがっていくところにくりかえし使うとかが、音楽の扱いの上での特徴というえば特徴ではないでしょうか。はじめ、ホウキで空を飛ぶ、というのはスピード感もないし、変な効果音をつけるわけにはいかないので心配だったのですが、久石さんの音楽もユーミンの歌も、いまいったねらいにピッタリだったし、上機嫌な気分が出ていたのでホッとしているところです。」

 

久石譲 『魔女の宅急便 サントラ音楽集』

1. 晴れた日に…
2. 旅立ち
3. 海の見える街
4. 空とぶ宅急便
5. パン屋の手伝い
6. 仕事はじめ
7. 身代わりジジ
8. ジェフ
9. 大忙しのキキ
10. パーティーに間に合わない
11. オソノさんのたのみ事…
12. プロペラ自転車
13. とべない!
14. 傷心のキキ
15. ウルスラの小屋へ
16. 神秘なる絵
17. 暴飛行の自由の冒険号
18. おじいさんのデッキブラシ
19. デッキブラシでランデブー
BONUS TRACK
20. ルージュの伝言  歌:荒井由実 (作詞・作曲:荒井由実)
21. やさしさに包まれたなら  歌:荒井由実 (作詞・作曲:荒井由実)

 

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