Disc. 久石譲 『NHKスペシャル 驚異の小宇宙・人体 サウンドトラック II / MORE THE UNIVERSE WITHIN 』

1990年12月21日 CD発売

1989年放送 NHKスペシャル 「驚異の小宇宙 人体」
音楽:久石譲

~35億年の時空を超えて~
再び、久石譲の内なる宇宙への航海が始まる

 

解説

60兆もの細胞からなる我々の人体は”小宇宙”といわれ、大宇宙と同じ様に一つの秩序だった働きをしている。-NHKスペシャル「驚異の小宇宙・人体」は、スウェーデン放送協会の特殊カメラによる体内実写映像や、世界最先端を行くNHKのCG等を駆使した特殊映像技術で、私達を肉眼では決して見ることのできない世界、人間の想像力がおよびもしなかった光景を目の当たりに出現させました。その息を呑む映像美を久石譲のスケールの大きな詩情豊かな音楽がより一層感動的に彩っています。

久石譲-アニメ「風の谷のナウシカ」「魔女の宅急便」や映画「Wの悲劇」「タスマニア物語」等の音楽を手がけ、作曲家、プロデューサーとして、日本の「現在(いま)」を代表する音楽家-人体のもつ極めて巧妙精巧な総合システムを、あるいは大編成のオーケストラやピアノ・バイオリンであたかも吟遊詩人のように奏で、あるいはシンセサイザーを駆使して神秘の世界を探査する科学者のように計算されつくされた音の一つ一つで、全編を緻密であたたかい久石メロディーで包みこんでいます。

久石譲の作り出す音楽の底には、一貫した人間に対するたゆまない愛情と人生の素晴らしさ、言うなれば”人間賛歌”が脈々と流れています。スタジオの中で、音を一つ一つひろい集め分析・集積をくり返し続け、やっと一つの音楽として構築する。それは錬金術師のように、永遠に続けられる活動のように思われてくる。無味乾燥で殺伐となりがちな中にあっても彼は笑顔をたやさない。いつでも一緒に作業をする人達への細かい配慮を忘れないのです。

そんなヒューマンで、劇的にして知的、スケールの大きな詩情をかもしだす音楽、それは彼そのものなのです。この第2集は、第1集で聴かせてくれた久石メロディーが、ふんだんに溢れているわけではありませんが、その音の一つ一つに音と音の隙間に、クラシックから現代音楽、JAZZからポップスまで手がける久石譲の音楽性ヒューマンな感情が感じとられる事でしょう。久石譲の音楽が、静寂の中にくり広げられ続ける人体の様々なドラマをよりファンタジックに、よりドラマチックに感動をより一層感動へと導いてくれる事でしょう。

(解説 ~CDライナーノーツより)

 

久石譲 『NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体 Vol.2』

1. THE INNERS ~遥かなる時間(とき)の彼方へ~ (Opening Theme Synthesizer Version)
2. HEART OF NOISE ~生命胎動~
3. STRANGER ~かくも果てしなき未知の世界へ~
4. DÉJÀVU ~わればかりかく思うにや~
5. OMEGA QUEST ~永遠なる探索者~
6. VOICE OF SILENCE ~静寂の中の初声~
7. ANIMA PORTRAIT ~魂の肖像~
8. ONE NIGHT DREAM ~千億光年の夢物語~
9. HUMAN WAVE ~60兆のさざなみ~
10. THE INNERS ~遥かなる時間(とき)の彼方へ~ (Violin Version)

COMPOSE & ARRANGEMENT:Joe Hisaishi
PIANO:Joe Hisaishi

Producer:Joe Hisaishi

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