2024年12月4日 発売
Blu-ray WDXG-1007
DVD WDBG-1007
Digital (Sell / Rental)
内容紹介
ジブリパーク完成までの制作過程を捉えた『ジブリパークができるまで。』。【第1期】の3つのエリアに続き、【第2期】としてオープンした2つのエリア「もののけの里」、「魔女の谷」を中心に、撮影期間・1,400日以上にも及ぶ壮大な記録。
宮崎吾朗監督の下、ジブリの世界が誕生するパークの制作過程の詳細を映像に収めた貴重なメイキング・ドキュメンタリー。
■宮崎吾郎監督のインタビューや【第1期】エリアの新たな様子など、ジブリパークの今が分かる「特別編」を収録。
(メーカー・インフォメーションより)
Disc1「第2話:もののけの里・魔女の谷 ~新しい遊具をつくる~」チャプターに久石譲が登場している。前半はメリーゴーランドの遊具づくりに密着したもので、後半の音楽収録ドキュメンタリーのほうになる。レコーディング風景(約11分)が収録されている。そこからわかってくる情報やレコーディング過程はとても貴重なものだ。
収録日:
2023年4月30日
楽曲:
人生のメリーゴーランド(ジブリパークver.)(仮)約2分半
楽器編成:
アコーディオン2台、マンドリン、コントラバス、足踏みオルガン、ハープ、パーカッション
経緯:
宮崎吾郎監督から「人生のメリーゴーランド」を新たに収録してほしいと依頼を受けた。
遊具:
メリーゴーランドは最初の30秒で速くなっていき、つづいて1分半は一定速度で回り、最後の30秒で減速して止まっていく。遊具の動きを事前に詳しく説明されたうえて楽曲構成に生かされている。
レコーディング風景:
楽曲構成を伝えたり、楽器ごとパートごとに細かく指示を出していることが映像からよくわかってくる。レコーディング冒頭に久石譲は「B(パート番号)までの30秒でだんだん動いていって、それから一定になって、I(パート番号)でまた遅くなって降りると」「メロディはそのちょうど真ん中始まったところから」などと奏者たちに説明している。
そのほか、ハープとコントラバスのユニゾン、音量、リズムアクセント、メロディ、伴奏フレーズなどポイント箇所を具体的にやりとりしているシーンが登場する。一曲を作るのに表現や完成度を追求しているとわかる、普段では絶対に見ることのできない映像だ。こういうのを見てしまうと久石譲がこだわっている一音一箇所まで好きになっていく感じが止められなくなる。
一回録音してみた後コントロールルームで修正ポイントを確認していく。メロディの歌い方、伴奏フレーズが流れがち、メリハリをつけたい、など具体的な箇所を挙げてスタッフへ指示を出していく。
とても珍しいアンサンブル編成だ。アコーディオン2台、マンドリン、コントラバス、足踏みオルガン、ハープ、パーカッション。スタジオジブリ交響組曲シリーズやコンサートでも共演している青山忠さん(マンドリン)や大田智美さん(アコーディオン)の姿もある。
奏者クレジットはない。コンサートマスターにあたるアコーディオン1は佐藤芳明さんじゃないだろうか。『ハウルの動く城 サウンドトラック』でアコーディオンを奏でているその人だ。もしそうならば約20年ぶりの共演にしてジブリパークを祝した完璧なるハウルの布陣だ。
レコーディングはクリック(ヘッドホンから流れるテンポ)を聴きながらの演奏でOKが出る。その直後に久石譲の「じゃあ一回フリーでも録ろうか」の一声でフリーでも録音する流れになる。「せっかくだからもったいない、やっぱり縛られてるワルツなんてのはあまり面白いもんじゃないから、わりと歌ったやつをしっかり録りましょう」と和やかな雰囲気のなか進む。
クリックバージョンとフリーバージョンのどちらを選ぶかは現場に任せることになった。久石譲からは「両方いいと思う。あとは現場でどっちが合うんだろうと。メロディやなんかが動いてるのはフリーのほうで音楽的には完成されている。クリックつきのほうが安定しているからメリーゴーランドの動きにはそっちのほうがいいのかもしれない。」などと検討される。一旦はクリックバージョンで進めていきましょうというところまででチャプターは閉じられる。
宮崎吾郎監督からオファーを受けたときは?
「あそうですかという感じではあるけれど。これで親子と仕事したなという感じはちょっとしました。」
編曲のポイントは?
「一日何十回って乗られる。そのときに長く聴いて飽きないもの、自然な風景に馴染むようにするにはどうするか、っていうのをすごく考えていて。ある種昔でいうサーカスのような雰囲気もありつつ、現代的なかたちにどうできるか、最終的には特殊な編成で、足踏みオルガンとアコーディオン2台とかマンドリンとかハープとか使った、こういう編成は本当に珍しいし、やってよかったなと思いました。」
Disc1「第4話:進む建築 ~本物を追及する~」チャプターの最後には、メリーゴーランドの試乗(2023年5月30日)も収められている。久石譲は出演していない。ここではメリーゴーランドの試運転、開始/終了時の警告音と楽曲のタイミング、遊具との止まるタイミングが1秒単位で検討されていることなどたっぷり見ることができる(約8分)。
Disc3「第11話:夢をかたちに ~完成したジブリパーク④~」チャプターでは乗り物の紹介と来場者の乗車風景を、「特別編①:宮崎吾朗が平澤宏々路を案内 ~アーヤと巡る「魔女の谷」~」チャプターでは出演者の乗車風景を見ることができる(約3分,約5分)。
*当ページで「人生のメリーゴーランド (ジブリパーク ver.)」と表記している曲タイトルは任意で仮のもの
Blu-ray/DVD
<収録内容>
Disc1
第1話:ハウルの城 ~ジブリパーク最大の挑戦~
第2話:もののけの里・魔女の谷 ~新しい遊具をつくる~
第3話:魔女の谷① ~魔法をカタチにする作業~
第4話:進む建築 ~本物を追及する~
Disc2
第5話:魔女の谷② ~ハウルの城は最終段階へ~
第6話:魔女の谷③ ~魔法の仕掛けを搬入~
第7話:主人公の部屋① ~暮らしを感じる~
第8話:ジブリパークの風景 ~植栽と造園~
Disc3
第9話:主人公の部屋② ~息づかいを感じる~
第10話:夢をかたちに ~完成したジブリパーク③~
第11話:夢をかたちに ~完成したジブリパーク④~
特別編①:宮崎吾朗が平澤宏々路を案内 ~アーヤと巡る「魔女の谷」~
特別編②:パークはつづくよ、いつまでも
●スタッフ
ナレーター:落合福嗣
題字:鈴木敏夫
演出・編集:佐藤寿一、阿由葉聡子
プロデューサー:古城環、関根聖一郎
制作:テレビマンユニオン
製作:スタジオジブリ
Blu-ray
<仕様>
品番:WDXG-1007
製作年度:2024年
収録時間:約457分
音声:日本語(2.0chステレオ/リニアPCM)
字幕:1.日本語字幕 2.英語字幕
映像:カラー
画面サイズ:16:9/ワイドスクリーン、1920×1080i
備考:デジパック仕様、特製アウターケース付、リーフレット(12p)
発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング
(C) 2024 Studio Ghibli
DVD
<仕様>
品番:WDBG-1007
製作年度:2024年
収録時間:約457分
音声:日本語(2.0chステレオ/ドルビーデジタル)
字幕:1.日本語字幕 2.英語字幕
映像:カラー
画面サイズ:16:9LB/ワイドスクリーン
備考:デジパック仕様、特製アウターケース付、リーフレット(12p)
発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング
(C) 2024 Studio Ghibli