Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 6 人物登場』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 6 人物登場」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(LPライナーノーツより)

 

人物登場

●A面●

1.かわいい!
文字通り可愛いマーチ。七人の小人達が得意そうに白雪姫のまわりを歩く。とみるまに転調して走り回る、ふざけ出す。更に転調しさわやかに明るくエンディング。時季もの、記録ものを通して利用範囲は広いだろう。ねずみや小鳥のような童話の主人公の活躍にもあうだろうし、家庭生活の記録なら、猫や犬など可愛がって飼っているペットたちの画面にも合いそうだ。

2.優しい少女
木管の奏でるリリカルで甘いメロディーを打楽器が優しく包む。少女の美しいイメージをたたえるように、慈しむように描き出す。

3.なつかしいおじいさん
のんびりとした、なかなかに味のある人格を、親しみを込めて描いている。どこかに懐古的な響きが聞こえてくるのが特徴だ。あまり長い曲ではないから、ブリッジとしての使い道も多いだろう。郷里へ帰ったという気分などを連想させるにはぴったりだ。

4.ずっこけマーチ
いたずらっぽいリズム、だがどこか間が抜けている。愉快で元気が良くてちょっぴり三枚目で…、このマーチがテーマとして使われるとすれば、そんな人物にぴったりだろう。曲想は何度か転調して、主人公が思いがけぬ事件にあったり、いろいろなものにぶつかったりする様子を連想することができる。家庭の記録に使って、子供達の腕白ぶりなどに添えれば、また別の面白さがでてくるだろう。

●B面●

1.さっそうと行く
激しいテンポの中に雄壮なメロディーが奏せられ、サックスが入れるあいのてがなかなか効いている。行動的でかっこいい主人公の音楽として使うこともできるだろう。刑事ものなどにもふさわしい感じだ。調子が良くて広がりのある転回を予感させるから、オープニング音楽としても使えそうだ。

2.恋する二人
ムード満点の曲。しかし、ピアノのテンポが快いので決してかったるくなるような事はない。

3.サスペンスに挑戦する
雰囲気はなかなかに不気味である。何者がとびだしてくるかわからない。しかし進行するリズムが、はっきりと主人公の行動を描き出している。彼はまわりの不気味な世界をただ恐れているわけではない。それに向って行動し挑戦しているのだ。いつのまにか、主人公のリズムがまわりの不気味さを徐々に圧倒していく。

4.誠実に
メロディーにはドラマティックな味がある。くっきりした陰影が感じられる。時にはのしかかってくるような音色に、ひたすら繰り返される打楽器のリズムが見事な対照をなしている。誠実に執拗に努力する人間、そんなイメージを連想する事もできるだろう。

このレコードに収められているような音楽は、いずれもある程度、繰り返しが必要である。一般的にいえば、舞台や映像作品に音楽を使う場合に重要なのは、タイミングであり転換のコツである。切り離して聞いた場合には何でもないような曲が、うまい所にはめ込まれると意外な程効果を出す場合がある。コントラストの妙である。甘い曲の後に短い辛口のコードが入ったり、暫く現実音ばかりで処理した後に急にメロディアスな音楽が入ったりすると、観客の心は見事に作品の中に引き入れられてしまう。しかし、かつてルルーシュ監督の映画「男と女」が示したように、音楽の中に観客をどっぷりとつけてしまうという方法もあるのである。No.4「雰囲気の世界」のレコードや、No.5「愛と青春」のレコード、そしてこのNo.6「登場人物」のレコードの中には、こういう雰囲気づくりの効果を持つのも少なくない。

(LPライナーノーツ より)

 

 

(LPジャケット)

 

1.かわいい! BGM
2.優しい少女 BGM
3.なつかしいおじいさん BGM、T
4.ずっこけマーチ BGM
5.さっそうと行く BGM
6.恋する二人 BGM
7.サスペンスに挑戦する BGM
8.誠実に BGM

*BGM(バックグラウンドミュージック)、T(テーマ)

 

Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 5 愛と青春』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 5 愛と青春」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(LPライナーノーツより)

 

愛と青春

1.愛のテーマ
甘美という感じではない。潔々、厳しさなどを連想させる曲。いわゆる恋だけではなく、親子愛、友情、同志愛、などにもふさわしい。曲のはじめは、気持ちがひきしめられ、時には不安さえ感じられる。徐々に、展望がひらけてきて、盛り上がって終る。

2.愛のブリッジ
おだやかで、落ちつきのある曲。

3.愛のコード
不安・疑惑・気がかり、などの場面転換に良さそうだ。

4.愛のエンディング
テーマ曲ならば、後半の感じ。不安はまるでない。澄明な気分で、おおらかに歌いあげている。

5.夜のよそおい
ジャズ風のアレンジ。夜の街をひとり歩きしているような感じ。ひとりであることの哀感を、むしろ楽しんでいるような洒落たふんい気。

6.青春の情感
恋人を想う。恋愛を想う。心のうづき、もだえ。リズム・セクションが、都会的なムードを盛りあげている。ドラマにピッタリなのは勿論だが、盛り場の情景や若者の生活などの記録的な作品にも、使えるだろう。

7.愛に捧ぐ
これはまさに、甘美な調べ。華やかななかに、哀しい情感が絡み、淋しさが、憧れや夢を呼ぶ。

8.悲しみをこえて
去った想い出を心のなかで噛みしめているのか。別れた人の顔を、思い出しているのか。しかし、悲しんでいる心は、未だ若い。生きる意欲が、底には渦巻いているのだ。愛の悲しみは、ぜいたくな感じさえする。そんなことを思わせる曲だ。

9.ほのぼのと
静かな曲。ギターとシロフォンの優しいかけあいが、印象的だ。傷ついた心を、抱きしめる調べ。曇っていた空が、いつのまにか晴れていくようなふんい気である。

10.孤独
ピアノが、孤独を歌う。しかし、感傷に溺れてはいない。自分を、もう一度、見つめ直している。離別の絶望の中から、徐々に明りがみえてきて、世界が澄んでくる。

11.若い喜び
にぎやかな踊り。テンポは早いが、情感がある。どこかに哀愁がひそんでいる。

12.悩みの時
あまり長くない曲で、ブリッジ風に使えば、効果的ではないか。決して、暗くはない。悩みは切なくても、生きる希望は輝いている。

(CDライナーノーツ より)

 

(LPジャケット)

 

ミュージック・エフェクト・コレクション 5 愛と青春 sc 8cm

1.愛のテーマ
2.愛のブリッジ
3.愛のコード
4.愛のエンディング
5.夜のよそおい BGM
6.青春の情感 BGM
7.愛に捧ぐ BGM
8.悲しみをこめて BGM
9.ほのぼのと BGM
10.孤独 BGM
11.若い喜び BGM
12/悩みの時 BGM、E

*BGM(バックグラウンドミュージック)、E(エンディング)

 

Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 4 雰囲気の世界』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 4 雰囲気の世界」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(LPライナーノーツより)

 

雰囲気の世界

●A面●

1.なつかしき世界のテーマ
2.なつかしき世界のブリッジ
3.なつかしき世界のコード
4.なつかしき世界のエンディング
音楽を使う上で、配慮しなければならないものに、統一がある。もちろん、音楽は一つ一つの場面に合っていなければならない。しかし、それだけを気にしていると、全体の統一が無くなってしまう。その場その場には合っていても、作品全体の流れが無くなってしまう。例えば、同じ恋愛の場面でも、アクションドラマの一点景として出てきた場合と、青春ドラマのクライマックスとして演出される場合では、まるで違う意味を持っている。音楽演出の上で、まずきめなければならないのは、作品全体をどのような調子で仕上げていくか、ということだ。静かな調子で主流ならば、アクション場面でも、あまりにオーバーな表現は避けなければならない。快調なテンポで仕上げたければ、情愛の場面でも、あまりに粘っこい音楽は使わない方がよいかもしれない。

作品の調子を象徴するのが、テーマ(主題)ミュージックである。例外もあるが、多くの場合、テーマ・ミュージックの設定は観客の心理の流れに核心を与えるので有利である。作品に合った気分で鑑賞してもらうために有利なのである。

そうは言っても、同じテーマ音楽を、何度も繰返すだけではしようがない。作品には構成がある筈で、それに応じて共通のテーマを持つ異った曲を使い分ける必要がある。例えば、ブリッジ(橋)は一つの場面から他の場面へつなぎながら、テーマ(主題)の印象をジワジワと滲みこませていく。二つの場面が重なり合いながら、いつのまにか代わっていくような時に、もっとも効果的である。これに対して、コード(他にもいろいろな役割はあるが)の役割の一つは、急激な転換である。思いもかけない行動を主人公がとったり、みんなの知らなかった秘密が明らかにされたり、そんなことが起ると、物語は急に新しい展開をはじめる。そんな時に、コードは役に立つ。

記録的な映像や作品でも、異質な場面を対照させて、気分を転換しようとする場面などに使うことが出来る。コードはその性質上、短い音楽だから、場面に応じて多様なコードを使い分けてもよい。しかし、テーマをアレンジしたコードがあくまでも主流であるのはいうまでもない。

エンディングでは、作品のラストに使われるだけではない。ドラマの一つの山を乗越したあとなどに使うのも効果的だ。ただし、その場合は、音楽のラストをあまり強調しすぎると、作品が終ったと誤解されてしまう。

5.朝の光
6.おやすみなさい
●B面●
1.想い出
2.影の世界
3.わらべ唄によせて
4.心やすらぐ時
「朝の光」はコード的にも使えるだろう。「おやすみなさい」「想い出」「影の世界」「心やすらぐ時」はそれぞれの感傷の匂いのする点が共通で組合せて使うことも出来るが、各曲の個性をよく見きわめるのが必要だ。「わらべ唄によせて」は、親父や祖母の昔話、山の中の村等を連想させる曲だが、影絵やアニメーションの伴奏としても面白い。

(LPライナーノーツ より)

 

ミュージック・エフェクト・コレクション 4 雰囲気の世界 sc

(LPジャケット)

(CDSジャケット)

 

1.なつかしき世界のテーマ
2.なつかしき世界のブリッジ
3.なつかしき世界のコード
4.なつかしき世界のエンディング
5.朝の光 BR
6.おやすみなさい BGM
7.想い出 BGM
8.影の世界 BGM
9.わらべ唄によせて BGM
10.心やすらぐ時 BGM

*BR(ブリッジ)、BGM(バックグラウンドミュージック)

 

Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 3 自然と風景』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 3 自然と風景」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(LPライナーノーツより)

 

自然と風景

●A面●

1.雄大な風景
同じ風景でも、どこから見るかによって、印象がまるで変ってくる。この曲にふさわしいのは、高い、そして開けた場所からの堂々たる展望だ。広々とした谷の彼方には、雲がたなびき、風もさわやか。まさに雄大な自然讃歌である。この曲は、他にも使い方が沢山ありそうだ。ドラマなら入場式や、王者の行進、ページェントなどの場面にも効果があるだろう。

2.海の情景
これは遠くから見た全景ではない。海だとしても、太洋のロング・ショットではなくて、浜辺のクローズ・アップである。波が寄せては返す砂浜。陽光がキラキラする。穴の中から顔を出したり、ひっこめたりするのはカニだろうか。曲想は変って、透明な感じが強まる。水の中だろうか。青一色の世界を、スイスイと魚影が横切っていく。

3.さびしい情景
哀感をこめた曲。沈黙に包まれて想いにふけりながら行く。隠影の濃い風景。傾きかけた太陽。なにか判らないが、未知のものの潜んでいる世界のB・Gとしても使えそうだ。

●B面●

1.美しい風景
自然があるだけではない、そこに人が居る。人情の含まれた風景だ。緑の野原。素朴だが、美しい装おいをした人々が、その中を歩いて居る。田園風景のなかに、小さな家がある。花に飾られた前庭に、笑顔をおくる人が立っている。ドラマの中でも、心の洗われるような瞬間を暗示する役にもたちそうだ。

2.古都の場景
日本調の曲。古都の場景には、たしかに合うだろう。だが、使い道は意外に広そうだ。茶をたてる。花をいける。いやもっと広く、古風な家を舞台にしたドラマでも、ふんい気を作る音楽として有効だろう。明治・大正物などで、時代を暗示する音楽としても使えるだろう。

3.神秘的な風景
謎がある。なかなか解けない。暗示的に響く不協和音。執拗なくりかえしが、曲の特色だ。神秘的な世界ではあっても、人間の努力がどこかに感じられる。謎に挑戦しているのか。文化財を生み出す努力なのか。遺跡、古い寺、古美術品などの場景を伴奏するだけでなく、そんな世界を対象にした物語のための音楽としても良さそうだ。

4.険しい情景
対立が感じられる。異常な緊張が連想される。大勢の人々が集まってくるようにも聞える。斗争、デモ、高まる対決。風景ならば、問題を含み、解決を迫るような、交通地獄、工業地帯の悩み。迫力のある曲である。

(LPライナーノーツ より)

 

 

(LPジャケット)

 

ミュージック・エフェクト・コレクション 3 自然と風景 sc

1.雄大な風景 BGM
2.海の情景 BGM
3.さびしい場景 BGM
4.美しい風景 BGM
5.古都の場景 BGM
6.神秘的な風景 BGM
7.険しい情景 BGM

*BGM(バックグラウンドミュージック)

 

Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 2 レジャーと活動』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 2 レジャーと活動」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(CDSライナーノーツより)

 

レジャーと活動

1.旅のアルバム
優しく、伸び伸びとしたサウンドだけれど、どこかに内省的な感じがある。旅にこれから出かけようというムードではない。家にもどって、しみじみと旅を回想している。そんなふんい気の曲である。

2.楽しい集い
明るい、仲の良い連中の楽しい語らい。さまざまなヴァリエーションが奏でられるのが、次々に話の中心になる人が代わっていくような印象をあたえる。しかも、それぞれ性格のちがう友人が、代る代る登場してくるような感じだ。かなり長い曲だけれど、構造はそんなに入りくんではいないから、適当な部分を、適当な長さ、演出の意図に合せて使うことができる。

3.野山を行く
野山を行くとしても、大冒険ではない。気軽なピクニック。花にひかれて寄り道したり、鳥の声に耳を傾けたり、廻り道したり、かくれんぼをしたり、いろいろ余計なことが起って、そこが又楽しい。別に野外の場面でなくても、子供達が遊んでいるような場景などにも合いそうだ。これも長いが、適当に使うのは容易である。

4.旧友再会
ふだんは、心の表面にまるで意識していなかった人、存在、物。しかし、心の奥底では片時も忘れてはいなかった。そんな懐かしさが、ジワジワとこみあげてくるような曲。短かいが、印象的に使えるだろう。

5.家族団らん
気取らない、ごく日常的な親しみにあふれた、にぎやかな曲。8ミリの家族生活の記録、舞台劇なら、親しい者同志のくつろいでいる場面。そんなものにピッタリの感じだ。

6.祝福
明るい曲。しかし、ただ底抜けに明るいだけではない。ノンビリした感じでもいい。奥底に真剣なものがキラリと光っている。希望は感じられる。前に進もうとしている。しかし、目標はすぐ近くにはある感じではない。具体的なものという感じもしない。目にみえない世界、理想、夢。そんなものに向っていく。人生の旅路への門出、といった場面に使ったら、なかなか効果的ではないだろうか。ドラマはもちろん、結婚式や卒業式の記録などにも良さそうだ。

7.スポーツの喜び
遊びというよりは、一心に打込むスポーツの感じ。緊張して、全力をつくして試合にのぞむ。若い人の挑戦する姿。熱心な訓練。そんなものが連想される曲。

8.村の祭り
これは、まさに題名ピッタリの曲。しかし、使い方では田園風物を感じさせることもできるし、ドラマの時代物なら、庶民の生活のB・G(バッグ・グラウンド)音楽としても面白そうだ。

9.成長の思い出
優しく、可愛らしく、生き生きしている。子供達の場景に、まことに相応しい曲である。しかし、あえて「思い出」という題名がついているのには、理由がありそうだ。ひとかわヴェールがかっているような印象である。今この眼の前で起こっている現象ではなくて、かつてあった事、心の中で余分なものが落とされ、美しく結晶したイメージ、そんなものを連想させるのだ。夢の場景などにも応用できそうだ。深夜の夢というよりは、昼寝の夢にピッタリという感じだ。

(CDSライナーノーツより)

 

(LPジャケット)

 

(CDSジャケット)

1.旅のアルバム BGM, T
2.楽しい集い BGM
3.野山を行く BGM
4.旧友再会 BGM, E
5.家族団らん BGM, T
6.祝福 BGM
7.スポーツの喜び BGM
8.村の祭り BGM
9.成長の思い出 BGM, E

*BGM(バックグラウンドミュージック)、T(テーマ)、E(エンディング)

 

Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 1 季節の詩』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 1 季節の詩」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(LPライナーノーツより)

 

季節の詩

両面合せて、9曲収められています。曲を象徴する題名がつけられていますが、音楽はコトバとは違って、特定の対象を描写しているわけではありません。題名はあくまでも参考です。自由に使いこなして下さい。

●A面●

1.花のワルツ
透明な響き、おだやかで楽しい曲。

2.春の風
まだ肌寒さののこるなかに、鳥の声がひびき、花が匂う空への憧れをこめたような曲。キラキラと光る音色が特徴的。

3.青い空
季節なら、花の春から新緑へ。晴れあがった空に、暖かい陽光。人間の心理なら、さわやかに明るく。ドラマなら事件がみごとに解決されて、生きる希望が楽しく語られる。

4.初夏
ユーモラスな調子、抒情的な曲想。洗練されたなかに、かいぎゃくが愉しい対話。

5.暑い夏
暑いというより、熱い!。むせかえるような若さ。爆発するエネルギー。軽快なリズムが支配する。夏の海辺。ビヤホール。若者達の遊び。にぎやかさが一杯のイメージを連想させるような音楽。

●B面●

1.秋の曲
美しく、心にしみいるような調べ。秋の林が黄金色に染まる頃、明るい木立ちが落葉の近いのを予感させる。想い出の情感として、友情のドラマのいち場面などの伴奏としても使えそうな曲だ。

2.枯葉
端正で、クラシックな香り。晩秋。渋さ。8ミリなどの旅行記に使えば、ヨーロッパの風物などによく合いそうである。

3.冬
冬の大地の歌。情感ゆたかに、厳しい環境に耐える者の姿を浮き彫りにする。ドラマにも使えそうな場面が、幾つか考えられる重厚な曲。

4.銀世界
颯爽と、スポーティに。冬をたのしむマーチ風の曲。新雪にシュプールの跡をつけて滑降するスキーヤー。銀盤の上で踊るスケーター。クリスマスなら楽しいそりが行く。氷柱や吹雪にも負けない人々の活動力。明るい空に眩しく光る雪景色。にぎやかな情景にも合わせていろいろと使いこなせそうな曲。

A-2、3、4、B-2などは、いずれもあまり長い曲ではない。ある場景、一つのドラマの山をしめくくるために使えば、効果的だろう。さらに、物語が次の場景へ、盛り上がっていく場合には、長いブリッヂ(音楽の橋)をかけるような気持ちで演出も出来る。

A-1、5、B-1、3、4は、やや長目の曲である。長いままヴォリューム一杯に使ってもよいが、或る程度きかせてから、B・G(バック・グラウンド、背景)に押えて、台詞や説明を下から支える役を果たせることも出来る。

(LPライナーノーツ より)

 

ミュージック・エフェクト・コレクション 1 季節の詩 sc

(LPジャケット)

(CDSジャケット)

 

1.花のワルツ BGM
2.春の風 BGM
3.青い空 BGM
4.初夏 BGM 、E
5.暑い夏 BGM
6.秋の曲 BGM
7.枯葉 BGM
8.冬 BGM
9.銀世界 BGM

*BGM(バックグラウンドミュージック)、E(エンディング)

 

Disc. 久石譲 『はじめ人間ギャートルズ サウンドトラック』

久石譲 『はじめ人間ギャートルズ』

1997年2月26日 CD発売

1974年 TBS系 テレビアニメ「はじめ人間ギャートルズ」
原作:園山俊二 音楽:久石譲(藤沢守) かまやつひろし

放映期間:1974年10月5日~1976年3月27日(77回)
放映日:毎週土曜日19時00分~19時30分
放送局:朝日放送系

 

園山俊二原作によるテレビアニメのサントラ。音楽担当の藤沢守は,宮崎アニメなどでおなじみの久石譲と同一人物。すぐに口ずさめるあの親しげなメロディは,あの人の仕業でした。もうひとつの目玉はなんといっても、かまやつひろしの傑作バラードでしょう。

 

解説

園山俊二の原作による、TVアニメ化の第1号が、昭和49年の『はじめ人間ギャートルズ』。この作品は、『はじめ人間ゴン』と『ギャートルズ』の2つのマンガの合体で、珍妙なキャラクター(マンモー、ヒネモグラ、死神など…)が多く登場、独得且つほのぼのとしたギャグ・アニメとして、人気でした。

このCDは、そのほのぼの感を少しでも味合って戴こう!?と企画したもので、遺された12本の音楽テープ(録音記録表には、昭和49年9月7日及び昭和50年2月26日、於・太平スタジオのクレジットがありました)からセレクトした、サウンド・トラックを中心にまとめた”音楽集”です。それではお聴きください。

まずは、オープニング曲「はじめ人間ギャートルズ」(TRACK1)とエンディング曲「やつらの足音のバラード」(TRACK2)。「やつらの足音のバラード」は、近年、かまやつひろしのお気に入りの歌としてCM使用され(その時の歌唱は、作曲者であるかまやつひろし本人)、ちょっと話題にもなっていたことがありました。

続いては、「はじめ人間ギャートルズ」「やつらの足音のバラード」の、いわゆるメイン2曲のインストゥルメンタル・アレンジもののコレクション(TRACK3・4)。この内、「はじめ人間ギャートルズ」のM-14を1コーラスにした形のものが、本編エンディング前の”予告編音楽”として使用されていました。

TRACK5・6は、メイン2曲以外のBGMをいろいろと集めたコーナーで、基本的にメロディアスな曲を中心にコレクションしたのが、TRACK5。それに対し、効果音楽的な要素が強いBGMをコレクションしたのが、TRACK6です。

尚、音楽の藤沢守は、宮崎アニメなどでお馴染みの”久石譲”ではとの噂があり、それではとあらためて調べてみた結果、噂どおりと言うか、藤沢守のペンネームが”久石譲”であることが判りました。

さて、「はじめ人間ギャートルズ」と「やつらの足音のバラード」のレコード・ヴァージョン(TRACK7・8)を、ゆっくりとお聴き下さい。シングル盤レコードとしては、昭和49年10月に、CBS・ソニーにより発売になったもの(SOBB-3)です。

最後は、”死神””マンモー””ヒネモグラ”という、珍妙なキャラクター3つのテーマ(TRACK9・10・11)。これらの歌は、当然のことながら、挿入歌として予定されていたものと思われるのですが、インストゥルメンタル使用はあったものの、挿入歌としてのはっきりとした使用記録は残っていません。そしてまた、当時、レコード化にも至らなかったということで、アニマ・ファンにはお馴染みの、堀絢子の歌唱によるこの歌は、ちょっとした珍品!勿論、初のCD化となります。

蛇足ながら、”マンモー”というのは、カタキバオレマンモスの通称です。

泉川佳

(解説 ~CDライナーノーツより)

 

久石譲 『はじめ人間ギャートルズ』

1. はじめ人間ギャートルズ (オープニング・TVサイズ) ザ・ギャートルズ
2. やつらの足音のバラード (エンディング・TVサイズ) ちのはじめ
3. はじめ人間ギャートルズ インストゥルメンタル・コレクション (M-14, M-9, M-42)
4. やつらの足音のバラード インストゥルメンタル・コレクション (M-26, M-24, M-43)
5. BGMコレクション① (M-32, M-16, M-49, M-4, M-30, M-29, M-41, M-25, M-33, M-96, M-87)
6. BGMコレクション② (M-2, M-22, M-1, M-6, M-8, M-5, M-15, M-38, M-33, M-10, M-92, M-102, M-86)
7. はじめ人間ギャートルズ (レコード・ヴァージョン) * ザ・ギャートルズ
8. やつらの足音のバラード (レコード・ヴァージョン) * ちのはじめ
9. 死神のテーマ * 堀絢子
10. マンモーのテーマ * 堀絢子
11. ヒネモグラのテーマ * 堀絢子

作詞:園山俊二(1,2,7-11)
作曲:かまやつひろし(1-4,7-11) 藤沢守(5,6)
歌:ザ・ギャートルズ(1,7) ちのはじめ(2,8) 堀絢子(9-11)

遺された古い音源使用の為、お聴き苦しい点がありますことをご了承ください。 * はSTEREO

 

 

Disc. アニメ・ミュージック・カプセル「はじめ人間ギャートルズ」 / 藤沢守(久石譲)

2008年7月19日 CD発売

ドテチン、マンモー、ヒネモグラ!原始時代アニメの名作 音楽はかまやつひろしと久石譲(藤沢守)! 東京ムービーで制作されたアニメ番組のミュージック・コレクション・シリーズがスタート。TVサイズのオープニング、エンディング、レコード・ヴァージョン、挿入歌、BGMを現存するマスター・テープより1曲1トラック編集で全43トラック。最新マスタリングで収録。主題歌、エンディングはかまやつひろしが作曲。 そして音楽は若き日の久石譲(藤沢守)。 原始人ゴンの家族を描かれ、ドテチン、マンモー、ヒネモグラなどの独特のキャラクターにあの肉など今でも人気が高い。エンディングの「やつらの足音のバラード」は小泉今日子がカヴァーした超名曲。ちのはじめはヤング101のメンバー、若子内悦郎のことで、オープニングを歌う“ザ・ギャートルズ”もヤング101のメンバーが参加。以前、「懐かしのミュージック・クリップ」シリーズとして発売(1997)されたが、現在は中古市場でも高値を呼んでいる人気タイトルが前回未収録だったBGM音源なども追加収録。 主題歌・挿入歌のレコード・ヴァージョン、TVサイズに、劇中BGMは聞きやすい1曲1トラックで編集、TVサイズは別ヴァージョンも収録。全54トラック。 ブックレットには作品データ、解説なども掲載。 ロゴ・デザイン、トータル・アートワークはコンテムポラリー・プロダクションの信藤三雄。

 

解説

学習研修社の学習雑誌に連載されていた「はじめ人間ゴン」と、週刊漫画サンデーに連載されていた「ギャートルズ」(ゴンは登場しない)を合体した形で作られたのが、園山俊二原作のTVアニメ作品「はじめ人間ギャートルズ」。[ドテチン、ヒネモグラ、マンモー]といった独特な珍キャラクターたちや、[文字の形で岩石化する大声]などのユーモアな映像もさることながら、何ともほのぼのとする世界観…[太陽][夕陽][星][月]などの象徴的な画面が印象に残っている作品です。

この作品の音楽素材としては、12本の音楽テープ(録音記録によると1974年9月7日、於・太平スタジオとのクレジット有り)が遺されており、本CDの元音源となっています。

(1) うるさいほど?のにぎやかさ。インパクトの強い、オープニング曲『はじめ人間ギャートルズ』。園山俊二作詞、かまやつひろし作曲です。

(2~6) 本編中、たいへん効果的に、しかも多く使用されていたので、聞き覚えの強い、オープニング曲及びエンディング曲のインストゥルメンタルものです。尚、演奏ではありませんが、『やつらの足音のバラード』を、かあちゃんがハミング(鼻歌)するシーンもありました。

(7~50) 音楽は藤沢守(現在、宮崎アニメの音楽などで人気の[久石譲]です)。エドガー・アラン・ポー⇒江戸川乱歩、バスター・キートン⇒益田喜頓、ダニー・ケイ⇒谷啓、くたばってしまえ⇒二葉亭四迷、3X3=9(さざんがきゅう)⇒山茶花究。など、人の名前などをもじってペンネームや芸名を付けている例は結構ありますが、[久石譲]は、クインシー・ジョーンズからだそうです。(久をクと読むと、解りやすい!)。M-69は、毎回ゴンが読み上げる”サブタイトル”の音楽。その他良く耳にした曲としてM-3、M-4、M-9、M-15、M-16、M-33B、M-41…初期の久石ワールドを感じて下さい。

(51~52) 『はじめ人間ギャートルズ』のインストゥルメンタルをバックに、ゴンが次週の予告を仕終わると、エンディング曲『やつらの足音のバラード』が流れます。作曲のかまやつひろし本人も歌い、また、最近では、スガシカオが歌うなど、人気の高い名バラード曲です。それにしても、園山俊二自らの詞には、何ともいえない味わいと深さを感じます。本編歌唱の[ちのはじめ]は、NHKヤング101などで活躍した[若子内悦郎]です。尚、(1)および(52)は映像から収録しています。

(53~54) オープニング曲・エンディング曲のレコード・ヴァージョン。1974年10月21日にA・B面のカップリング(作詞/園山俊二 作曲/かまやつひろし 編曲/あかのたちお)で、CBS・ソニー(SOBB-3)から発売されました。尚、『やつらの足音のバラード』に関しては、1番・2番・3番が、それぞれ本編中で挿入使用されてもいました。

(55~57) いずれも、かまやつひろし作曲による、珍キャラクターのイメージテーマと呼べるもの。M-31の歌版が『死神のテーマ』で、また、『ヒネモグラのテーマ』は、ヒネモグラが登場するシーンで時々挿入使用されていましたが、3曲ともレコード化はされていません。

蛭間輝

(解説 ~CDライナーノーツより)

 

アニメ・ミュージック・カプセル「はじめ人間ギャートルズ」

1 『はじめ人間ギャートルズ』(TVオープニング)
2 BGM(『はじめ人間ギャートルズ』インストゥルメンタル)M-42
3 BGM(『はじめ人間ギャートルズ』インストゥルメンタル)M-14
4 BGM(『やつらの足音のバラード』インストゥルメンタル)M-43
5 BGM(『やつらの足音のバラード』インストゥルメンタル)M-24
6 BGM(『やつらの足音のバラード』インストゥルメンタル)M-26
7 BGMコレクション M-69
8 BGMコレクション M-1
9 BGMコレクション M-2
10 BGMコレクション M-3
11 BGMコレクション M-4
12 BGMコレクション M-5
13 BGMコレクション M-6
14 BGMコレクション M-7
15 BGMコレクション M-8
16 BGMコレクション M-9
17 BGMコレクション M-12
18 BGMコレクション M-15
19 BGMコレクション M-16
20 BGMコレクション M-17
21 BGMコレクション M-18
22 BGMコレクション M-20
23 BGMコレクション M-21
24 BGMコレクション M-22
25 BGMコレクション M-25
26 BGMコレクション M-29
27 BGMコレクション M-30
28 BGMコレクション M-31
29 BGMコレクション M-32
30 BGMコレクション M-33A
31 BGMコレクション M-33B
32 BGMコレクション M-37
33 BGMコレクション M-38
34 BGMコレクション M-39
35 BGMコレクション M-41
36 BGMコレクション M-44
37 BGMコレクション M-45
38 BGMコレクション M-46
39 BGMコレクション M-68
40 BGMコレクション M-70
41 BGMコレクション M-74
42 BGMコレクション M-76
43 BGMコレクション M-80
44 BGMコレクション M-87
45 BGMコレクション M-91
46 BGMコレクション M-93
47 BGMコレクション M-96
48 BGMコレクション M-99
49 BGMコレクション M-103
50 BGMコレクション M-104
51 予告編音楽(『はじめ人間ギャートルズ』インストゥルメンタル)
52 『やつらの足音のバラード』(TVエンディング)
53 『はじめ人間ギャートルズ』(フルヴァージョン)
54 『やつらの足音のバラード』(フルヴァージョン)
BONUS TRACKS
55 『ヒネモグラのテーマ』
56 『マンモーのテーマ』
57 『死神のテーマ』

作詞:園山俊二 (1, 52~57)
作曲:かまやつひろし (1~6, 51~57) 藤沢守 (7~50)
歌:ザ・ギャートルズ (1,53) ちのはじめ (52,54) 堀絢子 (55~57)

※STEREO (53~57)
※オリジナル・マスター・テープに起因するノイズ、歪み、一部音欠けなどがありますがご了承ください。