Disc. 森公美子 『砂漠のバラ』 ※非売品 *Unreleased

1995年 CDS 非売品

 

ひろしま国体 平成8年(1996)開催
イメージソング「砂漠のバラ」

作詞:井野口慧子 補作:大林宣彦 作曲:久石譲 歌:森公美子

 

のびやかで晴れやかな楽曲。バンドサウンドで親しみやすいポップスに仕上がっている。カップリングは、バッキング・サウンドは1.と同じで、メロディをエレクトリック・ピアノに置き換えたもの。

CDにはメロディー譜別紙も収められている。

 

 

なお大会開催に合わせて「第51回 国民体育大会 開・閉会式 式典音楽使用曲集」も制作されている(非売品)。このCDアルバムに「行進曲 砂漠のバラ」が収録されている。久石譲作曲テーマ曲を行進曲用にアレンジしたものである。ただし編曲者は異なる。

 

第51回 国民体育大会 開・閉会式 式典音楽使用曲数 砂漠のバラ 1

第51回 国民体育大会 開・閉会式 式典音楽使用曲数 砂漠のバラ 2

 

 

また、式典を会場で実況録音した音楽集も記録として残されている。

 

 

 

 

砂漠のバラ 久石譲 sc

1. 砂漠のバラ
2. 砂漠のバラ (インストゥルメンタル)

 

Disc. 久石譲 『天空に夢輝き ~手塚治虫の夏休み~』 *Unreleased

1995年8月2日 TV放送

 

NHK大阪開局70周年記念ハイビジョンドラマとして制作された作品。マンガ界の巨人・故手塚治虫氏の少年時代のひと夏の出来事を鮮やかに描く。学業を理由に父により絵を描くことを禁止されてしまった手塚少年は、風来坊の時計修理士・中田と出会う。彼に虫取りを教わる手塚少年はやがて、昆虫の世界に引き込まれていく。数々の賞を受賞し、手塚治虫氏の少年時代の思い出を綴った青春ドラマ。

 

国際ワイドスクリーンフェスティバル「ル・ノンブルドール賞」 ベストサウンド賞受賞作品

第10回ハイビジョン国際映像祭 グランプリ・アストロラビウム賞/ユネスコ賞受賞作品

 

1995年8月2日 NHK BS-hi ハイビジョン版
1995年8月19日 21:00-22:30 NHK総合
NHKハイビジョンドラマ「天空に夢輝く~手塚治虫の夏休み」

<キャスト>
三浦友和、田中邦衛、松原千明、吉澤拓真、杜けあき、 塩見三省

<スタッフ>
作:下川博
音楽:久石譲
演出:大森青児

制作:NHK大阪放送局

 

 

メインテーマ曲をはじめ、本編BGMとして数曲書き下ろされている。メインテーマは、なんとも幻想的で神秘的な楽曲である。手塚治虫の少年期を題材にした作品であるが、曲の核になっているのは、手塚治虫が描く世界観を表現したようである。それは例えば、「火の鳥」の作品に曲をつけたなら、というほど久石譲らしい旋律ながらも、いつもの久石譲音楽とは違う趣ものぞかせる。これが幻の作品となるには非常にもったいない楽曲である。

本編BGMはメインテーマをモチーフにしたものもふくめ、各場面に聴くことができる。全体的にはシンセサイザーを貴重としたサウンドではあるが、リズムプログラミングなどもおさえて、シンプルな作風となっている。

 

ぜひなにかの節目に蔵出ししてほしい名曲である。

2008年11月3日待望のDVD化となったが、久石譲作品としては未音源化作品である。

 

 

 

Disc. 久石譲 『如水館中学・高等学校 校歌 水のように』 *Unreleased

1994年4月1日 開校

 

如水館高等学校の開校にあわせて久石譲が校歌を作曲している。

 

なお、如水館中学・高等学校ホームページにて試聴できる。

 

如水館中学・高等学校校歌「水のように」

詩:大林宣彦 曲:久石譲

歌・吹奏楽 バージョン

歌・ピアノ バージョン

ピアノ伴奏のみ

公式サイト:如水館中学・高等学校|校歌・応援歌
http://www.josuikan.ed.jp/about/schoolsong

 

 

また、8cmシングル(PSCD-001 非売品)では大林宣彦監督が歌唱している録音がある。コーラスで久石譲も参加している。c/wはオリジナル・カラオケ。校歌らしからぬポップスなテイストに仕上がっている。「演奏:久石譲」となっているが打ち込みデジタルサウンドではなく、生バンド+ピアノ+シンセサイザーで作られている。

 

(CDSジャケット)

 

 

 

Disc. 久石譲 『Girl』 *Unreleased

1994年 TV放送

 

1994年2月19日~3月19日 全5話
フジテレビ系 ボクたちのドラマシリーズ
「時をかける少女」
原作:筒井康隆 音楽:久石譲 出演:内田有紀 袴田吉彦 河相我聞 他

 

 

メインテーマ曲「Girl」

オープニング・バージョンは、女性ヴォーカルによるメロディと久石譲特有のデジタルサウンドの融合による。本編BGMバージョンとして、ピアノソロ・ヴァージョン、ピッツィカート・バージョン、アコーディオン・ヴァージョンなどが存在する。

本作品に使用されたメインテーマはオープニング含む全ヴァージョン、CD化されていない。

 

久石譲セルフカバー作品『MELODY Blvd.』にて「Girl」もアレンジ収録されている。こちらのヴァージョンでは女性ヴォーカルから男声ヴォーカルになっているが、パートによっては女性ヴォーカルも登場する。アレンジや楽器含めオリジナル版に近いサウンドにはなっている。

 

 

本編BGMについて。「Girl」以外に書き下ろされた曲はないと思われる。BGMとして使われたのは久石譲が手がけた他作品からの転用である。

映画「はるか、ノスタルジィ」
映画「ふたり」
映画「あの夏、いちばん静かな海。」
映画「Sonatine」
映画「水の旅人 -侍Kids」
映画「魔女の宅急便」
映画「紅の豚」
ソロアルバム「I am」より Sunny Shore
ソロアルバム「PRETENDER」より VIEW OF SILENCE
NHKスペシャル「驚異の小宇宙・人体 THE UNIVERSE WITHIN」
NHKスペシャル「驚異の小宇宙・人体II 脳と心/BRAIN&MIND」

これらのサウンドトラック盤収録曲から使用されている。

 

 

またドラマ映像も作品化されてはいないが、全5話を120分に編集した総集編としてVHS発売された。

 

1994年9月21日 VHS発売

「時をかける少女 Special Edition」

時をかける少女 Girl

(VHS)

 

Disc. 久石譲 『NASA 未来から落ちてきた男』 *Unreleased

1991年8月23日 TV放送

 

フジテレビ系ドラマ
「金曜ドラマシアター 終戦記念スペシャル NASA ~未来から落ちてきた男~」
脚本:鎌田敏夫 音楽:久石譲 出演:三上博史、中井貴一 他

放送日:1991年8月23日 21:03~23:07

 

 

久石譲の映画・TV未発表テーマ曲を集めたアルバム『B+1 Original Movie’s Sound Track Themes』に、メインテーマ「As time passes」は収録されている。

本編ではほかにも、メインテーマ曲のリズムなし/スローテンポver.なども聴くことができる。ここではメロディの旋律もピアノではなくシンセサイザーのパンフルート系の音色になっている。またシーンのための短い場面音楽など、この作品のために書き下ろされたBGMがふんだんに使われている。

おもしろいのは、北野武監督映画「Sonatine ソナチネ」のメインテーマを彷彿とさせるモチーフを聴くことができる。時系列に見たときに、このモチーフがその後「ソナチネ」として発展していった可能性はあるのかもしれない。

 

1992年7月17日VHSにて発売されたが、その後DVD化もされていない作品。

 

.

 

 

 

Disc. 久石譲 『Dream』 *Unreleased

1990年 CM放送

 

サントリー 「ピュアモルトウイスキー 山崎」 60秒

音楽:久石譲「Dream」

 

 

幻想的なフェアライトのヴォイスとピアノで始まり、メロディもピアノを基調とした優雅で美しい旋律。後半にかけてシンセサイザーによるストリングス・ヴォイスが重なり、神秘的でもあり上品な世界観を演出している。

曲名「Dream」であることから、オリジナルアルバム『I am』収録の「Dream」と基本は同曲である。ただし異なる箇所の多い。

メロディの旋律が異なる、調性が異なる、アレンジが異なる。

CM版は変ホ長調でありCD版はト長調、調性が異なるだけでも雰囲気は変わってくる。またCM版の音色・アレンジ・構成は上記のとおりで、CD版はアコースティックなピアノと弦楽合奏を基調としている。おそらくCM版の完成が先であり、その後アルバム収録に際して楽曲を練り直したために、結果メロディも多少異なる動きとなったのだと推測される。

CMヴァージョンもとても完成度が高く、CD化してほしいほどの幻の名曲である。

 

 

(CM映像より)

 

Disc. 久石譲 『ネットワーク・ベイビー』 *Unreleased

1990年5月1日 TV放送

 

NHKドラマ「ネットワーク・ベイビー」 (60分)

第17回放送文化基金賞奨励賞受賞作品。「純愛が時代のトレンドになる昨今、現代人は純な心に飢えている。金銭がらみのホンネとは異なり、もっと人間的に生きるための「純粋なもの」が、これほど必要とされている時代はない。このドラマは、純な心を取り戻すために、そして純な心を忘れないために、コンピューターを使った1人の母親の物語である。【この項、NHK広報資料より引用】」「ドラマに最先端のコンピュータ・テクノロジーを導入した新しいスタイルのドラマで新世代のファンタジーを鮮やかに描いている」(放送文化基金賞受賞理由より)。

 

演出:片岡敬司
原作:一色伸幸
脚本:一色伸幸
音楽:久石譲 (編曲: 片倉三起也)
制作:澁谷康生
主演:富田靖子

 

 

メインテーマふくめ、久石譲らしいメロディが聴かれるわけではない。どちらかというと実験的・前衛的な要素をくみとることができる。またこれは編曲が他者によるものからかもしれない。

本作品はVHS化され発売された(1991/2/21)が、サウンドトラック盤などは発売されておらず、また久石譲のどのCD作品にもリアレンジ含め収録されていない。

 

 

(VHS)

 

Disc. 久石譲 『Sunny Shore』 *Unreleased

1990年 CM放送

 

日産 サニー CM音楽を久石譲が担当している。

音楽:久石譲「Sunny Shore」

 

1990年1月13日~
日産サニー B13サニー
「サニーの夢は、ひとつじゃない。」篇
「スモールの革命が、はじまった。」篇

Version.1
陣内孝則(出演)のアカペラではじまり、途中から小編成オーケストラによる伴奏が入る。前半は英語歌詞、後半はハミングである。

Version.2
陣内孝則(出演)ナレーションのバッグに、流れるようなしっとりとしたオーケストラバージョンとなっている。

Version.3
躍動的なオーケストラパーカッションに刻む弦楽、リズミカルに駆け抜けるなか、後半に壮大なメロディを奏でる。

 

全バージョンともに、ベースはシンセサイザー音源で作られている。

ちなみに、オリジナルアルバム『I am』に収録されている「Sunny Shore」と同一楽曲であるが、アレンジはすべてCMオリジナルバージョンになっている。

 

 

(CM映像より)

 

Disc. 久石譲 『(資生堂 不老林)CM音楽』 *Unreleased

1989年 CM放送

 

資生堂 「不老林シャンプー」

音楽:久石譲

 

オルガンの悠々とした旋律に、民族的な伴奏やシンセサイザーサウンド。神秘的な楽曲に仕上がっている。曲名不明。未音源化楽曲。

 

(CM映像より)

 

 

1989年 CM放送

資生堂「不老林ACTIVE」

音楽:久石譲

 

こちらは一転、ファンファーレやオープニングセレモニーのような高揚感ある楽曲。シンセサイザーによるブラスサウンドやドラムロールなどを聴くことができる。曲名不明。未音源化楽曲。

 

(CM映像より)

 

 

Disc. 久石譲 『MARIA』 ※非売品 *Unreleased

1989年10月17日 EP NOOE-8 ※非売品

 

オリジナル・アルバム『PRETENDER』に収録されている楽曲だが、本盤は日本詞となっている。アレンジも一部異なる。シングル用に準備しながら発売には至らなかった幻の音源である。

 

 

写真情報などから考察したもの。

『PRETENDER』(1989.9.21)に収録された歌曲はすべて英詞で歌われている。久石譲は「MARIA」について「もともとシングル用に作った楽曲」と当時インタビューで語っている。

「MARIA」はシングル用に歌詞とアレンジを変えてリカット発売する予定だった。プロモーション盤にはジャケットに手書きで配布日(or受取日)が明記されている。平成元年(1989)10月17日、ここからみてもアルバムよりも後の順番になるのではないか。ジャケットの裏側の『PRETENDER』告知をみても「収録されている」とアルバム既発扱いの印象を受ける。

『PRETENDER』ライナーノーツには英詞と対訳(日本語)が掲載されている。シングル用は作詞者が異なり内容も新しく書かれている。シングル発売に先駆け、有線放送でプロモーションをかけるための音盤だと思われる。

また、本盤B面に収録されている「冬の旅人」はジャケット説明にもあるとおりシングル・バージョンとなっている。歌詞が一部異なる。

 

久石譲本人によるボーカル・ベストアルバム『PRIVATE プライベート』(2004)、「MARIA」は『PRETENDER』からのアルバム・バージョンが収録されている。この楽曲の歌ものとしてのポジションが垣間見える。

 

アレンジの違いについて。楽曲の雰囲気は大きく変わるものではない。サックスのフレーズ、エレクトリック・ピアノのミニマル音型の目立ち、ストリングスの細やかさ、ドラムのアタックや質感など。アルバム曲からシングル曲へと装いを少し引き立たせるように、ポイントポイントに聴かせどころを配置したリカットらしいアレンジの変更になっている。エンディングはフェードアウトから、ボーカルによる「マリア」アカペラに変わっている。サビの歌い出し「マリア」の部分だけをフェルマータするように余韻を伸ばして歌っている。

 

MARIA

ALBUM version
Lyric:BANDIT・KYSIA BOSTICK
Composition&Arrangement:久石譲
Vocal:久石譲

SINGLE version *Unreleased
作詞:麻生圭子、久石譲
作曲・編曲:久石譲
歌:久石譲

 

 

(EPジャケット / EP盤)

 

 

(EPジャケット / EP盤)