Disc. 上野の森ブラス 『ブラス ファンタジア I ~宮崎アニメ作品集~』

1994年1月25日 CD発売

スタジオジブリ作品 「風の谷のナウシカ」から「紅の豚」まで
監督:宮崎駿 音楽:久石譲

お馴染みのジブリ名曲たちを金管アンサンブル(トランペット/チューバ/ホルン/トランペット/トロンボーン)にて奏でる。

友情出演として、トロンボーン、パーカッションが追加された編成での楽曲もある。全楽曲の編曲は織田英子、上野の森ブラス結成以来ほとんどのレパートリーのアレンジを手掛けている。ハイセンスな響きとテンポ感は定評がある。

 

本作品の楽曲名はすべて各映画イメージアルバムの収録曲名に準じている。ただし楽曲解説にもあるとおり、「谷への道」以外は、すべて映画本編でも流れていたお馴染みのメロディーである。

 

【楽曲解説】

1.ハトと少年 (天空の城ラピュタ)
ある朝、少年は飼っているハトを逃がしてやり、得意のトランペットを響かせて、少女と冒険へと旅立ちます。ルネッサンス期のブラスの味わいをそっくり持ってきました。

2.ねこバス (となりのトトロ)
トトロと並ぶ、子どもの人気者のねこバスですが、最初は突風の音とともに、不気味に登場しました。この曲はサツキが妹のメイを救いに、ねこバスに乗っていく時に流れる、打って変わって軽快な曲。原曲はロックですが、ブギウギに仕立てました。

3.ピッコロ社 (紅の豚)
戦争で男手の無くなった飛行艇工場のピッコロ社。しかし後を守る女達はそれ以上に働き、ポルコロッソがたじろぐほど、活気に満ちている。コンチネンタルタンゴのリズムに乗せて優雅に演奏されます。

4.ナンパ通り (魔女の宅急便)
イメージアルバムの中から1曲。映画では初めて大都会に出てきた見習い魔女のキキが、町の喧騒に翻弄されるシーンに使われました。原曲のスピード感あふれる感じをそのままブラスで。

5.町の夜~世界って広いわ (魔女の宅急便)
「町の夜」は、なぜか魔法が使えなくなったキキの傷心を、「世界って広いわ」は、映画の冒頭で出発を決意するキキの心を、それぞれ表しています。3拍子のワルツ2曲を組み合わせて、シャンソン風にアレンジしました。

6.谷への道 (風の谷のナウシカ)
映画のサウンドトラックミュージックが、作られる前に製作されたイメージアルバムの中から1曲。ホルンをフィーチャーし、イージーリスニングの静かな曲にしました。

7.となりのトトロ~さんぽ (となりのトトロ)
エンディングテーマの「となりのトトロ」と、オープニングテーマの「さんぽ」のメドレー。「さんぽ」のメロディとともに、小さなメイがテクテク歩くオープニングシーンは、今や日本中の子どもたちに親しまれています。一番有名な曲なのでアレンジに苦労。ちょっと違ったトトロです。

8.オープニングテーマ (風の谷のナウシカ)
巨大産業文明が崩壊して1000年。人類は腐海と呼ばれる巨大な有毒の菌の森に呑み込まれようとしていた。壮大な物語の始まりを予感させる曲。トランペットソロをナウシカのメロディーにのせて。ストレートな響きを大切にしました。

9.鉱夫 (天空の城ラピュタ)
苦しい労働が続いても陽気さを失わない鉱夫たちをイメージした曲。映画ではエンディングテーマの「君をのせて」のイントロ部分に使用されました。器楽的な曲なので”いかにもブラス”の魅力が出るようなアレンジを心がけました。

10.真紅の翼 (紅の豚)
アドリア海に夕日が落ちる頃、ポルコロッソはその真紅の翼をホテルアドリアーノに向ける。かけがえの無いあの女の居るところへと。トロンボーンうぃフィーチャーした大人っぽいバラードです。

(楽曲解説 ~CDライナーノーツより)

 

ブラスファンタジア1

1. ハトと少年 (天空の城ラピュタ)
2. ねこバス (となりのトトロ)
3. ピッコロ社 (紅の豚)
4. ナンパ通り (魔女の宅急便)
5. 町の夜~世界って広いわ (魔女の宅急便)
6. 谷への道 (風の谷のナウシカ)
7. となりのトトロ~さんぽ (となりのトトロ)
8. オープニングテーマ (風の谷のナウシカ)
9. 鉱夫 (天空の城ラピュタ)
10. 真紅の翼 (紅の豚)

 

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