Disc. 久石譲 『(資生堂 不老林)CM音楽』 *Unreleased

1989年 CM放送

 

資生堂 「不老林シャンプー」

音楽:久石譲

 

オルガンの悠々とした旋律に、民族的な伴奏やシンセサイザーサウンド。神秘的な楽曲に仕上がっている。曲名不明。未音源化楽曲。

 

(CM映像より)

 

 

1989年 CM放送

資生堂「不老林ACTIVE」

音楽:久石譲

 

こちらは一転、ファンファーレやオープニングセレモニーのような高揚感ある楽曲。シンセサイザーによるブラスサウンドやドラムロールなどを聴くことができる。曲名不明。未音源化楽曲。

 

(CM映像より)

 

 

Disc. 久石譲 『(MAZDA GRANZ)CM音楽』 *Unreleased

1988年 CM放送

 

「マツダ グランツ (MAZDA GRANZ)」のCM音楽。曲名不明。

硬質なフェアライトサウンド。前衛的なリズムを貴重に構成された楽曲で、パーカッションやサンプリングボイスが入り乱れた楽曲。未音源化楽曲。

 

(CM映像より)

 

Disc. 藤井郁弥 『Mother’s Touch』

1988年12月7日 CDS発売 S10A-0224
1988年12月7日 EP発売 7A0934
1988年12月7日 CT発売 10P-13315

 

久石譲が「Mother’s Touch」」の編曲を担当している。

チェッカーズのメイン・ボーカルとして活動中にソロ歌手として最初に出したシングルである。また当時は本名の「藤井郁弥」名義としての発売だった。製薬会社「ライフィックス・胃腸薬」のコマーシャル・イメージソングとしてもタイアップされた。

 

 

Mother's Touch 藤井郁弥 LP 2

(EPジャケット)

 

 

Mother's Touch 藤井郁弥 CD 1

(CDジャケット)

 

 

Mother's Touch 藤井郁弥 カセット

(カセット)

 

1.Mother’s Touch
作詞:松本隆 作曲:宇崎竜童 編曲:久石譲
2.悲しきトリッキー・ガール
作詞:売野雅勇 作曲:森マカオ 編曲:入江純

 

Disc. 久石譲 『(日本生命 just & BIG・YOU)CM音楽』 *Unreleased

1987年 CM放送

 

日本生命「just & BIG・YOU 1」

出演:菊池桃子
音楽:久石譲

 

3拍子の叙情的な旋律。シンセサイザーによるヴォイスやヴァイオリンによるメロディに、エスニック系のリズムパーカッションがおりかさなる。曲名不明。未音源化楽曲。

 

(CM映像より)

 

 

1987年 CM放送

日本生命「just & BIG・YOU 2」

出演:菊池桃子
音楽:林哲司
編曲:久石譲

 

同年発表した菊池桃子のアルバム「Escape from Dimension」収録曲から「Ivory Coast」CM用アレンジバージョン。

「IVORY COAST」は作曲:林哲司 編曲:久石譲 でアルバムに収録されているが、この流れからCM用アレンジも久石譲が担当したと思われる。CMバージョンは、笛がメロディを奏でるインストゥルメンタル。

オリジナルソングは下記参照。

Disc. 菊池桃子 『ESCAPE FROM DIMENSION』

 

(CM映像より)

 

Disc. 久石譲 『冬の夢』 CM version *Unreleased

1987年 or 1988年 CM放送

 

Nestle Krematop(ネッスル クレマトップ)CM音楽

出演:藤谷美紀
音楽:久石譲「冬の夢」

 

「冬の夢」(MY LOST CITY)のメロディが使われている。笛の音が旋律を奏で、エスニックパーカッションとアコースティックギターのカッティング伴奏によるもの。シンセサイザーによるストリングスもバックで流れている。

夏のCMらしいアレンジで、CD版とはかなり印象が異なる。清涼感たっぷりなアレンジになっている貴重なレアバージョン。未音源化。

 

 

(CM映像より)

 

 

ちなみに、1992年放送の同CMでは「冬の夢」が再び使用されている。

出演:鈴木保奈美
音楽:久石譲「冬の夢」

 

こちらは同年発表アルバム「MY LOST CITY」からのバージョンである。チェリスト藤原真理による哀愁感漂う名曲。

 

(CM映像より)

 

Disc. 久石譲 『(SCOTCH EG/SCOTCH EGX)CM音楽』 *Unreleased

1987年 CM放送

 

住友スリーエム 『SCOTCHビデオカセットテープ』 (SCOTCH EG/SCOTCH EGX)

出演:後藤久美子
音楽:久石譲

 

同シリーズ(SCOTCH 1/SCOTCH2)は「MEBIUS LOVE」(α-BET-CITY収録)が使われているが、こちらは未音源化楽曲。曲名不明。

フェアライトの神秘的なメロディに、リズムパーカッション。変拍子による不思議な世界観を演出している。CDに収められていないのがもったいない楽曲。

 

(CM映像より)

 

Disc. 久石譲 『CURVED MUSIC』

1986年9月25日 LP発売 28MX2531
1986年9月25日 CT発売 28CX2531
1986年9月25日 CD発売 H33P-20107
1995年2月25日 CD発売 POCH-1485

 

CM音楽だけを集めたBGM集

 

 

「できあがってきたフィルムを見て、そこに音楽をつけていくやり方が多いです。僕の場合は、画面を見た時のインパクトで、音も70%ぐらい決まります。最初見た時にこのCMは何を伝えようとしているのかということを読みとり、どういう音楽をつければ、それが見ているほうにうまく伝わるかを大事に考えます。

スタジオへ入ると大体5~6時間ぐらいで完成しますね。長くて30秒か60秒の短い時間の音楽を、長い時間試行錯誤して作っても良いものができるとは思わない。特に僕の場合、見る人を画面に引きつけるための、インパクトを大事にしています。インパクトという一瞬の力は、一瞬の集中力で作るべきだと、僕は思いますね。」

「そうですね。僕は今、フェアライトII、IIIという2台のサンプリング楽器を使ってますが、しょせん音素材にすぎないと思っています。自分の頭の中にある音をうまく伝えることができるので、シンセをよく使っているだけで、例えば自分のイメージにオーケストラが合うと思うと、そちらを使います。とにかく自分が頭の中に描いた音のイメージが最も重要な事だと思います。」

Blog. 「CM NOW 1988年 冬号 VOL.19」久石譲インタビュー内容 より抜粋)

 

 

「THE WINTER REQUIEM」「A RAINBOW IN CURVED MUSIC」にて作詞を手がけているのは宇多田ヒカルの父、宇多田照實氏である。

なお、13曲目「月の砂漠の少女(歌劇“真珠採り”より)」のCMオリジナル・ヴァージョンは調性が異なり、アレンジも若干ながら異なる。

 

 

1. A RING OF THE AIR (電気事業連合会 事業PR)
2. THE WINTER REQUIEM (MAZDA Familia 4WD)
3. WHITE SILENCE (資生堂UVホワイト)
4. OUT OF TOWN (キャノン キャノビジョン8)
5. A VIRGIN & THE PIPE-CUT MAN (東海ベスタ バイオパイプ)
6. 794 BDH (MAZDA Familia 4WD)
7. ZTD (日産 フェアレディZ)
8. PÚFF ÁDDER (小西六 コニカ望遠王)
9. A RAINBOW IN CURVED MUSIC (東洋タイア トランピオ)
10. SYNTAX ERROR II (日経産業新聞)
11. “CLASSIC” (サントリー クラシック)
12. FLOWER MOMENT (オリンパスOM2)
13. 月の砂漠の少女(歌劇“真珠採り”より) (日立 マスタックス)

 

CURVED MUSIC

1.A RING OF THE AIR
2.THE WINTER REQUIEM
3.WHITE SILENCE
4.OUT OF TOWN
5.A VIRGIN & THE PIPE-CUT MAN
6.794 BDH
7.ZTD
8.PÚFF ÁDDER
9.A RAINBOW IN CURVED MUSIC
10.SYNTAX ERROR II
11.“CLASSIC”
12.FLOWER MOMENT
13.A Girl of the Moon-Desert (from Opera “The Pearl Fishers”)

 

except. 13. 作曲:George Bizet

Joe Hisaishi Plays
FAIRLIGHT CMI IIX & III
PPG Wave 2.2 , Prophet 5 , DX-7 ,
Mini Moog , Lindrums , TR-808 and Voice

Musicians
Asuka Kaneko(Violin)
Hitoshi Watanabe(Cello)
Tomofumi Suzuki(Electric Guitar)
Soul Tohru(Drums)
Hiromi Iizuka(Vocal)

Recording:Wonder Station,Hitokuchizaka Studio&Studio; Two Two One
From Winter 1985 to Summer 1986

 

Disc. 久石譲 『セラミック・ビート』 *Unreleased

1985年 CM放送

 

NISSAN フェアレディZ Z31「セラミックレスポンス」
『200ZRセラミックターボシリーズ登場』篇

曲名:「セラミック・ビート」
音楽:久石譲

 

オリジナル・アルバム「a-BET CITY」に代表される、硬質でアバンギャルドなシンセサイザー楽曲である。アップテンポでメロディよりもリズムで駆け抜ける楽曲。「CURVED MUSIC」や「α-BET CITY」に収録されている楽曲群と同時代性のある作品となっている。

CD未収録楽曲だと思われる。

 

(CM映像より)