Posted on 2013/11/10
Updated on 2024/12/06
久石譲の代名詞ともいえる代表曲「Summer」。映画/CM/BGMと様々なシーンで聴くことができるおなじみの名曲。CD・DVDから楽譜まで、久石譲作品「Summer」を総力大特集!
北野武監督作品 映画『菊次郎の夏』で「Summer」は誕生。すべてはここから始まった。サウンドトラック・バージョンは、夏の涼しく爽快なアレンジ。6分という構成で、有名なメロディーに別のモチーフがつづく構成。現在ポピュラーになっている「Summer」の曲構成は「River Side」という曲名で同CDに収録されたものに近い。
弦楽四重奏団を迎えたこの作品では、よりアコースティックなサウンドに。マリンバとピアノがメロディを織りなし、弦が全体を包みこむ。このアレンジから、曲構成があの有名なメロディーのみを抜粋したアレンジとなる。
北野武監督作品全6作品のサウンドトラックからの厳選ベスト盤。ここに収録された「Summer」は『菊次郎の夏 サウンドトラック』と同曲。
- Disc. 久石譲 『ENCORE』(2002)
久石譲自身が手がけた映画音楽やCM音楽をセルフカバーしたアルバム。オーケストラ映画音楽をすべてピアノ・ソロアレンジにて収録。「Summer」もシンプルでありながら透明感のある、新しい輝きを与えた作品。
同CDの久石譲監修によるオリジナル・エディション ピアノ楽譜。久石譲がコンサートやそのアンコールで演奏している「Summer」はまさにこれ。ピアノひとつで聴かせるこの曲を、作曲者・演奏者と同じアレンジで弾くことができる。
Disc. 久石譲 『CURVED MUSIC II CM Tracks of JOE HISAISHI』(2003)
CM音楽だけをコンパイルした本作品にはふたつの「Summer」を収録。ひとつは『菊次郎の夏 サウンドトラック』と同曲。ひとつは「TOYOTAカローラCF曲」用としてアレンジされたギター・バージョン。アコースティックギターとパーカッションが弾みあう爽やかなサマーチューン。
CD作品『ETUDE』と『ENCORE』を中心に構成されたコンサートDVD。「Summer」はピアノ・ソロでドラマティックかつ華やかに。『Encore』のアレンジをベースに久石譲本人による貴重なライブ映像音源。
Disc. 久石譲 『空想美術館 ~2003 LIVE BEST~』(2003)
シンフォニック・アレンジされた貴重なライブ音源。ピアノに弦楽器に木管楽器に。ピチカートやシロフォンも。オーケストラが「Summer」のメロディを刻み弾むように唄う。品格もあり色彩豊かな広がりもある、絶妙なオーケストレーション。
Disc. 久石譲 『Melodyphony メロディフォニー ~Best of JOE HISAISHI〜』(2010)
ロンドン交響楽団による久石譲オーケストラ・ベスト・アルバム。『空想美術館』のシンフォニック・アレンジに手を加えた緻密なオーケストレーション。技術的にも世界トップクラスのオーケストラと久石譲ピアノの共演。国境を越えて「Summer」の音楽が響き渡る。
同CDの久石譲監修によるオリジナル・エディション・スコア。久石譲が編曲・監修したオーケストラのオフィシャル・スコアは希少で久石サウンドの秘密を紐解き、完全再現できる「Summer」解体新書。
Disc. 久石譲 『The Best of Cinema Music』(2011)
「久石譲 3.11 東日本大震災チャリティー・コンサート」を収録したライブ盤。『メロディフォニー』のオーケストラバージョンをベースに奥ゆきと広がりあるサウンド。コンサートならではの躍動感や臨場感を演出。「Summer」が多くの人に愛され続けている楽曲であることが伝わってくる。
オリジナル音源から、ピアノソロ、ギター、アンサンブル、オーケストラと、大きく5つのバリエーションが存在する名曲「Summer」。あなただけのお気に入りの「Summer」とめぐり逢えますように。
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2019.01.17 Update!!
Joe Hisaishi – Summer
Official Music Video
from Joe Hisaishi Official YouTube
2021 update
日本の夏。夏休み。なつかしい夏。戻れない夏。楽しみな夏。この曲には聴いた人の数だけの”わたしの夏”がある。イントロからのピッチカートはこじんまりとかたまらず、高低豊かな弦たちでふくらみ(-1:07)、木管楽器たちの戯れ(3:14-)もみずみずしい。
(オリジナルリリース『Melodyphony メロディフォニー ~Best of JOE HISAISHI〜』収録)
「こんな曲が聴きたかったんだ私」日本人の夏心を射とめた曲。サントラはじめ、ピアノソロ、アンサンブル、オーケストラ、ギターまで。いろいろなバージョンは、いろいろな夏の風景をみせてくれる。私の夏の主旋律。
(オリジナルリリース『Shoot The Violist ~ヴィオリストを撃て~』収録)
2022.02.24 update
2台ピアノ版が登場しました。 *Unreleased
2024.12.06 update
Disc. 久石譲 『Mládí』(2024)
久石譲74歳の誕生日(12月6日)を記念してEP/デジタルリリースされた最新版。北野武監督作品からの3曲を極上のピアノ&ストリングスで。Mládíはチェコ語で青春の意味。共演はウィーン交響楽団、録音はウィーン楽友協会、発売はドイツ・グラモフォンから、新時代がやってきた。
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