Overtone.第54回 久石譲ベストアルバム「Songs of Hope: The Essential Joe Hisaishi Vol.2」を聴く

Posted on 2021/10/21

ふらいすとーんです。

久石譲キャリア初、世界同日リリースのベストアルバム『Dream Songs: The Essential Joe Hisaishi』は2020年2月に届けられました。世界共通盤(各国盤に対訳ライナーノーツ封入)、デジタル配信、収録曲と連動した新しいミュージックビデオの公開など。これまでの活動を集大成してお祝いしたいような永久保存盤の登場でした。

それから約1年半。ベクトルを同じくした第2弾ベストアルバム『Songs of Hope: The Essential Joe Hisaishi』が2021年8月にリリースされました。

 

 

久しぶりに一曲一曲ゆっくり聴きました。ファンにとっても節目のような心持ちで、初めて聴いたときのあの感動や、懐かしさ、新しく抱く感情もあったりしながら、久石譲音楽と共に歩んできた時間に思い馳せる、そんなベスト盤です。

コンサートでプログラムされるときを除いて、昔の曲について振り返ること、今感じること、今記すこと。いい機会だと思って、このベスト発売当時ツイッターに一曲ごとコメントしていきました。今回はそれをまとめたものです。一般的な楽曲解説にはなっていないので、ぜひオリジナル盤やベスト盤のライナーノーツなどで、詳しくは紐解いてもらえたらなと思います。

いちファンが語るその曲のこと(魅力・思い出・解説)です。あなたが思うその曲のこと(魅力・思い出・解説)と少しでも共感することがあったならうれしいです。ツイートしたそのままをご紹介します。

 

・・・・

という趣旨で第1弾ベストアルバムをOvertoneしました。

 

 

 

第2弾ベストアルバムでは、一口コメント大募集企画!全28曲から好きな1曲1ツイート「この曲好き!」その魅力・思い出を140文字で。よせがきのように集まったらいいなとTwitterで募集しました。

 

 

tendoさん(@tendo01)
ken*さん(@bellaortensia)
むーんさん(@HisaishiM)
yasu-da-joeさん(@yasu-da-joe)
スラスイさん(@sura_DTMer)
まーくさん(@masakzk)
森智香RRLRssさん(@tomo_ringring)
ふじかさん(@fujica_30k)

 

ご参加ありがとうございます!久石譲愛あふれる方たちばかりです。ぜひこの機会に勢いでもってFFつながったりして、ファンの共感できる場所が広がっていったらいいなと思います。

 

 

Songs of Hope: The Essential Joe Hisaishi Vol. 2

【Disc1】
01. ANGEL DOLL (映画『キッズ・リターン』より)
02. la pioggia (映画『時雨の記』より)
03. il porco rosso (映画『紅の豚』より)
04. Lost Sheep on the bed
05. FOR YOU (映画『水の旅人 侍KIDS』より)
06. White Night
07. DA-MA-SHI-E
08. Departures -memory- (映画『おくりびと』より)
09. TWO OF US (映画『ふたり』より)
10. Rain Garden
11. Friends (TOYOTA「クラウン マジェスタ」CMソング)
12. Summer (映画『菊次郎の夏』より)
13. Les Aventuriers
14. Kids Return (映画『キッズ・リターン』より) ※初収録

【Disc2】
01. Links
02. VIEW OF SILENCE
03. Nocturne
04. Silence (住友ゴム工業「デジタイヤ プレミアム VEURO」CMソング)
05. MKWAJU 1981-2009
06. Ashitaka and San (映画『もののけ姫』より)
07. The Rain (映画『菊次郎の夏』より)
08. DEAD for Strings, Perc., Harpe and Piano: 1. D.e.a.d
09. Tango X.T.C. (映画『はるか、ノスタルジィ』より)
10. The Little House (映画『小さいおうち』より)
11. HANA-BI (映画『HANA-BI』より) ※初収録
12. Silencio de Parc Güell
13. WAVE
14. World Dreams

 

 

 

Jump to the point
▽アルバム全体
▽DISC 1 収録曲
▽DISC 2 収録曲

 

全体

初めて見たものを親だと思うヒナのように、ある日僕らは運命的に久石譲音楽に出会った。『Songs of Hope: The Essential Joe Hisaishi Vol.2』このベストアルバムにはそんな出会いの瞬間が詰まっている。

アビー・ロード・スタジオにてマスタリグ。Songs of …”HOPE”つながり?! ベスト1はどこだろう? 曲ごとの調整はもちろんハイレゾ音源にも対応した最高品質と職人エンジニア。僕のオーディオ装置と耳はハイスペックじゃないけれど。聴く心持ちはハイスペックでいたい。はい。

ひとつの音からたくさんを聴くピアノ曲。たくさんの音からひとつを聴くオーケストラ・アンサンブル曲。たっぷり入っています。全28曲なんと18枚のアルバムから贅沢セレクト&初収録2曲!たっぷり入っています。

このアーティストの次の作品が出たらとにかく買って聴かなくちゃ。その年月。がっかりしたこともあったけれど、また次を期待して楽しみに待たなくちゃ。その信頼。新譜出るたびにそのときの自分との距離感で測りながら一緒に歩んできた。その足跡。

「でもやっぱり自分で作ったプレイリストの方が最強ですね」結局それかい(ken*)

前アルバムにも今アルバムにも「坂の上の雲」や「人体」シリーズ、「ぴあの」などNHK関係のものが収録されてない?編集さん、NHKはお嫌い?それとも何か権利関係?個人的には「Stand Alone」(坂の上の雲)や「THE INNERS」(人体Ⅰ)を入れて欲しかったなぁ。(むーん)

1980年代から現在まで、振り返れば私の人生の殆どは久石さんの音楽と共に歩んでいる。何とも幸せな時期に生まれたんだろうとベストアルバムを聴くとしみじみ感じる。この先もずっと久石さんの音楽を聴いて歩んで生きたい。(むーん)

久石譲さんは僕の人生です。(スラスイ)

 

 

 

DISC 1

ANGEL DOLL

ミディアムテンポのKids Returnのメロディは、うまくコントロールできないパワーや感情をさとしてくれるよう。久石譲いわく「歌おうと思うと歌えないくらい、拒否しているメロディ」は青春の時間そのもののよう。

映画『キッズ・リターン』の前半部分で、喫茶店の少年が店員に手紙と一緒に手渡したのが天使の人形だ。 この曲では「Kids Return」のメインメロディーをギターが演奏する。なぜか夕日が映し出すイメージが描かれる曲だ。ドキドキしながらも、一方では寂しい、わからない感じ。(tendo)

The 久石さん的な和音の響きが堪らないですね……ミディアムテンポで進行する『Kids Return』のメロディは遣り切れなさと落ち着きが同時に存在しているかのように思う。(スラスイ)

 

la pioggia

イタリア語で”雨”。イントロはピアノの雨粒のよう。大人の恋物語を描いた映画主題曲。古都を舞台に日本情緒ある映像と旋律。だけどなんでか第一印象から門出の春のイメージが染みついている。最新ミュージックビデオ後半の桜色した映像うれしかった。ずっとこんな色してた。

イタリア語で”雨”。歌い出しのストリングスとやさしく合いの手入れるハープ。あるときマーラーの「アダージェット」につながった。映画『ヴェニスに死す』で印象的な美しい曲。久石譲のなかでは深いところでなにかつながっているのかもしれない、いないのかもしれない。

心が本当に楽になる曲だ。 弦楽器が暖かく包み込まれていて、温かい雰囲気を醸し出している。 個人的には近藤浩志さんのアルバム『ARCANTO』での音源が好きだ。この曲は少しゆっくり演奏するともっと感じが出る曲のようだ。(tendo)

『Rain Garden』が雨の陰鬱な表情を彩るのであれば,こちらは雨露の美しさ,雫の輝き,そして雨の優しい表情を彩っているように思う。雨粒のようなPianoと,それを優しく包み込む音色の温かみが深く沁みます。(スラスイ)

 

il porco rosso

はやく大人になりたい子どもと、いつまでもピュアでいたい大人のための曲。このバージョンは、ジャジーでエレガントな美しいセッション。「カッコイイとは、こういうことさ。」

すでにポピュラーになっていた大人も楽しめるジブリ映画。そこへ大人も楽しめるジブリ音楽を印象づけた曲かもしれない。決定打ともいえるかも。いつの時代にもどこの国にも国民的映画には素敵な音楽がある。「俺達は運命共同体ってわけだ」「パートナーってわけね」

「TWO OF US」がモチーフになった曲ではないかと思ったことがある。しかし、ジャズの香りが漂う全く違う曲になった。個人的にこの曲をピアノで演奏していて諦めたことがある。いつかまた挑戦して必ず素敵に演奏したい曲だ。(tendo)

ジャジーな一曲。映画紅の豚も大好きで、2019年の久石譲&WDOのコンサートのアンコールでこの曲が流れ始めた瞬間大号泣しました。ピアノソロから始まり途中から楽器隊が入ってくるverが1番好き。この曲には生きる中で大切なことが詰まっているなぁと感じます。(森智香RRLRss)

優雅で大人の雰囲気漂うジャジーな楽曲。後半の即興演奏的な旋律も魅力的。ロマンチシズムに浸る夜。(スラスイ)

 

Lost Sheep on the bed

ゆっくりと力ぬいて身も心もあずけるベッド。メロディと和音はどっちもN極の磁石のよう付かずにそれる彷徨感あります。曲に惹かれすぎて耳が覚めないように。迷える羊もいつしか眠りにつきそうです。

1分5秒から雰囲気が一度変わるが、この部分が好きだ。夢の国へとゆっくり浸っていく感じがする。暖かい日差しの下で平和に眠った猫を見守るような感じの曲だ。(tendo)

微睡むような旋律が魅力的。思わず夢見心地に。昼寝前に聴ききたい楽曲。(スラスイ)

 

FOR YOU

愛と夢と希望と。もしも…「久石譲が音楽を担当したディズニー映画」そんな架空の話をしても、けっこう信じてしまうかもしれない。ハートウォーミングに素敵にまっすぐにオーケストラは歌う。

ハリウッドにはスピルバーグもディズニーもいた。ファンタジーな映像と音楽は等しかった。もしかしたら、日本には久石譲のファンタジー音楽にこたえる映像に恵まれなかったのかも。スタジオジブリ作品をのぞいては。そんな裏返しな必然性すら感じてしまう王道の名曲です。

この曲が私は大好き。特に後半3分過ぎぐらいからのストリングス。まるで大空を滑空するかのような響きを聴くと自然と背筋がゾクゾクして涙が出てくる。だから私は、この曲を車の運転中は聴かないように気を付けている(笑)(むーん)

『MELODY Blvd.』アルバムの一番目の曲である「I Believe In You」も僕にとって大きな力になる素敵な歌でしたが、「FOR YOU」の英文歌詞バージョンでした。「あなたになら…」の歌も日本語歌詞バージョンです。すべてのバージョンが素敵です。久石譲さんは知れば知るほど驚きますね!(tendo)

自然と涙が溢れてくるような,そのような感情を抱かせてくれる楽曲。雨が降り止み,次第に太陽の光が差し込んでくる情景が思い浮かぶ。水のように澄み渡ったオーケストレーションが魅力的。高音のStringsとHornの掛け合いに感極まる瞬間。Solo Violin&Piano ver.も素敵です。(スラスイ)

 

White Night

とってもあったかい。ピアノとストリングスとベルと。私にはとっておきのクリスマス・ソングあるんだ。それだけで久石譲ファンはほっこりしてる。そしてこう思ってる。たくさんの人に聴いてほしい、ちょっとした温かさをわけてあげられると思うよと。

ホワイトクリスマスが思い浮かぶ曲です。中盤部以降はベルも鳴っています。いろいろな冬の幸せだった思い出が、一つ二つ思い出させる曲ですね。久石譲の曲には、心をなでるあたたかい力があるようです。(tendo)

出会ったその日から,自分のクリスマスはこの楽曲と共にある。冬の“あたたかさ”を捉えた,和やかで優しい楽曲。一変して転調後は,賑やかに煌めく聖夜の街に目を輝かせているような,美しい情景が思い浮かんでくる。最後の鐘の響きと共に,26日を迎えています。(スラスイ)

 

DA・MA・SHI・絵

こちら起伏と弾力感に富んだロンドン交響楽団の演奏、風圧がたまらない。そこから約10年。引き締まったソリッドなWDOの演奏、対向配置の音響がたまらない。『Spirited Away Suite』CD収録のほうも聴いてみてほしい。だましかたも進化していますよ。きっと。

Disc1の真ん中のトラックにミニマル作品が挟まれていて異色だと感じました。オランダの画家エッシャーの作品をモチーフに作られた作品です。どの楽器に耳を傾けるかによって異なって聴こえる魅力的な曲です。私は特に金管楽器が好みですね!(tendo)

複数の旋律が積み重なり,変化していく様はまさにEscherのだまし絵。幾何学的なミニマル楽曲。対向配置での演奏もまた魅力的。炸裂する金管が非常にコンサート映えすると個人的に……何度聴いても飽きません。(スラスイ)

 

おくりびと ~memory~

言葉にならない想いを、言葉では言い尽くせない想いを、ピアノとチェロが語ってくれる。草原をなでる優しい風のように。いつまでも上書きされない思い出のまま。

試写会で映画を観て、エンドロールが終わったとき、自然と拍手があったのを覚えてます。この時点でまだサントラが未発売で、発売までしばらくサビのメロディを忘れないように、思い出しては頭の中で再生、思い出しては頭の中で再生を、繰り返しておりました。(ken*)

美しいメロディーを目を閉じて聴いていると、私たちを慰めてくれるような気もして、人生の楽しさを歌っているようでもある。映画のオリジナルサウンドトラックであるにもかかわらず、コンサートの演奏曲やソロアルバムの収録曲の間に挟まれても違和感がない。(tendo)

全てを包み込むような温かみのある音色で,情緒的に歌うCelloが非常に美しい。えも言われぬ幸福感に溢れる楽曲。人生に寄り添い,在りし日を偲ぶメロディ。(スラスイ)

 

TWO OF US

映画『ふたり』メインテーマ。いくつかのボーカル曲もある。胸がしめつけられる。そして涙腺の解放へ。僕は、このバージョンや近年のWDO[HOPE]ver.で、高ぶった演奏の終わりと拍手との一瞬の合間に、すすり泣きや涙でむせぶ観客席の余韻を耳にしなかったことはない。

人には原点というものがあると思うが、私の原点は名アルバム「My Lost City」であり、中でも最もお気に入りだったこの曲である。悲しい三重奏のこの曲を聴いた時、私は久石さんに魅入られてしまった。その日から30年、私は久石さんに実らぬ片想いを続けている。(むーん)

W.D.O.2017の韓国公演で僕の涙と鼻水をぬぐった曲です。弦楽器の非常に魅力的なものを感じましたね!ピアノに弦楽器の哀しい音色が加わると、ハマるしかない曲です。(tendo)

感傷的なメロディが涙を誘う楽曲。啜り泣くような弦の響に思わず胸がつかえる。(スラスイ)

 

Rain Garden

音楽で中間色の風合いを表現するのってむずかしいと思う。鮮やかでくっきりした久石譲曲の集まる『ピアノ・ストーリーズ』シリーズにこんな曲は欠かせない。輪郭線のはっきりしない濃淡ゆらぐ水彩音のよう。素敵な間奏曲のひととき。

Piano StoriesⅡで最後に好きになった曲。この曲が好きなった瞬間は、自分史上はじめて全曲好きなアルバムが誕生した瞬間。(ken*)

クラシックスタイルの曲だ。ピアノのみで構成された曲で、久石譲の演奏を心ゆくまで楽しむことができる。少し暗くて憂鬱な雰囲気の曲だが、雨の日に趣をもって聴くことができる曲だ。(tendo)

印象主義音楽を思わせるような,物憂げで湿度の高い,涼しげな楽曲。長2度の響きが心地よくてクセになる。梅雨の時期にこの楽曲を聴いて「雨の日も悪くないなぁ」と思ったり思わなかったり。しめやかに降る雨と共に,心落ち着く安らぎのひととき。ラヴェル好きは必聴。(スラスイ)

 

Friends
ベストアルバム全28曲うち6曲のライヴ音源が収録されている。1999年から2017年にわたる。そこにあるのは録音物というよりも出来事なんだと思った。二度と起こることのないその時だけの出来事。一期一会のフレンズ。かけがえのない時間。そして記憶のぬくもり。

ライブバージョンゆえ、鍵盤に顔を近づけ眉をハの字にして、情熱的にピアノを弾く姿が思い浮かびます。(ken*)

この曲もCM曲として始まった曲だ。上品で洗練された雰囲気の曲です。『PIANO STORIES II ~The Wind of Life~』のアルバムに収録されたオーケストラバージョンも良いと思う。子供の頃一緒に遊びまわった友達よりは、大人になってお酒を一杯飲む友達の感じがする、そんな曲。(tendo)

優しい旋律に思い出が溢れ出す。この曲を聴きながら,旧友と語らう日を楽しみに生きていく。(スラスイ)

 

Summer

「こんな曲が聴きたかったんだ私」日本人の夏心を射とめた曲。サントラはじめ、ピアノソロ、アンサンブル、オーケストラ、ギターまで。いろいろなバージョンは、いろいろな夏の風景をみせてくれる。私の夏の主旋律。

久石譲の音楽に本格的にはまるきっかけになった曲だと思う。この曲の魅力はあまりにも多く計り知れない。このアルバムに収録された曲は『Shoot The Violist』アルバムのバージョンで、マリンバの弾む魅力が存分に感じられる。(tendo)

夏の情感を見事に描いた,夏を代表する楽曲。蒸し暑い昼下がりも,この楽曲を聴けば忽ち“思い出の夏”の1ページに。様々なver.によって多様な表情を見せつつ,何気ない夏の日常にノスタルジックな感情を抱かせてくれるこの楽曲が大好きです。(スラスイ)

 

Les Aventuriers

魅惑の5拍子はノンストップに疾走する。狂熱的に聴き惚れたあとには『Symphonic Suite “Kikiʼs Delivery Service”』CD収録のほうも聴いてみてほしい。こんな改訂あったんだとコロンブスの卵です。弦楽は面舵いっぱい!取り舵いっぱい!冒険者たちの夢への航海。

コンサートでもよく演奏された曲ですね。独特のリズム感と休まない疾走で気分が急上昇します。緊張感とスリルが感じられる曲です。1967年のフランス映画『冒険者たち』にインスピレーションを受けて作曲したという。比較して聴いてみるのも面白いですね。(tendo)

活発な5拍子楽曲。Cello&Marimbaのリズムで身体を動かしたくなる衝動に襲われる。メロディもリズムもひたすらに格好良い![Woman] ver.での上行するViolaも魅力的。(スラスイ)

 

Kids Return

初収録!WDO2017ライヴ音源。ピアノとストリングスがぶつかり合うパッションと進化した律動に熱くなる。曲がフィニッシュしても湧き起こったエネルギーと高揚感をもてあます。ひたむきの青い春。

『Kids Return』は迷い挫折する2人の友達を通じて残酷な現実を描いた映画でしたが、最後のシーンのセリフでは「まだ始まってもいない」という希望を物語ります。青春の唐突さと自分の道を淡々と歩いていく勇気を感じられる曲です。(tendo)

痛い程に剥き出しの感情,迸る情熱と,それを如何に取り扱うべきか何処に持っていくべきか分からない,不器用で熱い青春を思い浮かべる楽曲。鬼気迫るStringsと力強いPiano……衝突し,迫ってくる両者に思わず圧倒されてしまいます。緩急とメロディの受け渡しが秀逸。(スラスイ)

 

 

 

 

 

DISC 2

Links

まさに雷に打たれたような衝撃だった。それまでに聴いてきたどの久石譲音楽とも違っていたから。戸惑ったファンもいれば歓喜したファンもいる。次のステージを宣言した瞬間だった。黄色い声援が崇高な拍手喝采へと変わる時代の転換点のように。

今振り返ってみれば『Minima_Rhythm』は装置的なアルバムだった。ファンに変化を求めたし新しい魅力を提示した。そんなきっかけや引き金になっていたと時間が証明する。15拍子の求心力は大きく広がっていく、つながっていく。ミニマリズムのモニュメント。

私は本当に好きな曲だ。ミニマル曲だが、街を歩く時にもよく口ずさんだりする。8分の15拍子で複雑な変拍子を持つ曲だが、そんな複雑な曲とは思えないほど聴きやすいし、リズム感のある曲だ。(tendo)

快速の15/8拍子。聴くだけでニヤニヤするミニマル楽曲。WDO2018での衝撃と感動は忘れません……(スラスイ)

 

VIEW OF SILENCE

羽生結弦選手「Hope&Legacy」のおかげで新たな生命とファンを獲得した幸福な曲。今も昔もピアノとストリングスという構成には強いこだわり。久石譲いわく”「内なる情熱」というようなエモーショナルな部分が引き出せたと思う”。至芸の弦音(つるおと)美しい。

ザ・久石譲と言ってもいい名曲。タイトルとは逆説的に、情熱をさらけ出すような演奏。おそらく「VIEW」は表向き、とか目に見える部分という意味で、そこはSilenceだけど、目に見えない部分があって、そこはViolenceかもしれねえぜ?って言ってるんだと思ってます。(ken*)

ピアノとString Orchestraが本当によく似合う素敵な曲だ。ありがたいことに韓国公演前に日本のフィギュアスケート羽生結弦選手の曲選定でこの曲が再注目され、W.D.O.2017でプログラムされ素晴らしい演奏を直接聴くことができた。(tendo)

力強い打鍵,情熱的なメロディの交差する熱い楽曲。緊迫感と熱情を秘めて駆け抜ける旋律に鳥肌が立つ。(スラスイ)

 

Nocturne

ノンタイアップなオリジナル楽曲だから輝く曲というのがある。もし映像にあわせてしまったらメロウにすぎるかもしれない。いつまでもそのままでいてほしい。純度の高い夜想曲は微かに照らしまどろむ。

単曲買いする習慣だったなら再会しないような曲かもしれない。でも、わからなかったものがわかる、いや、うまくつかめなかったものがしっくりくる。そんな時はきっと訪れる。うれしい再会の機会はとっておきたい。だから作品はいつも全曲買い。

『NOSTALGIA ~PIANO STORIES III~』のために作曲されたピアノソロ曲で、C♯minorからなる曲だ。ショパンのNocturne No.20と比べて聴いてみると面白い。寂しく悲劇的な雰囲気の曲のようだが、久石譲ならではの明るく希望に満ちたメロディーがあちこちに隠れている。(tendo)

美しさと優しさを秘めた夜想曲。時に切なく,時にあたたかく。この曲と共に,心ゆくまで夜を堪能したい。(スラスイ)

 

Silence

曲名なぞって小さく弱く弾いてはいけない曲。水を打ったような静けさには、ぴんと糸の張った緊張感がある。そのエネルギーがピアノのパッションになる。音楽だけに耳を傾けるためのサイレンス、なのかもしれない。

この曲はダンロップVEUROのCM曲として作曲された。これと同時に久石譲のオリジナルアルバム『ETUDE』の1曲目である。 2分34秒からの部分は圧巻だ。15秒で勝負するCM曲から始まったというのが信じられない完成度とクールな曲だ。(tendo)

内声和音とオクターブのエチュード。静かに夜を語る曲想,かと思いきや情熱を秘めたオクターブの旋律が美しく響く……月光に照らされながら聴きたい楽曲。(スラスイ)

 

MKWAJU 1981-2009

このオーケストラ版を聴くたびに「ムクワジュ組曲」残り3曲と交響作品になったならと夢をみる。「ASIAN SYMPHONY」のように。とてもエキゾチックな作品になる。エスニック、アジア、そして日本をまたにかけたシンフォニーたちに。躍動する久石譲ミニマルの原点。

久石譲の原点と呼ばれるにふさわしい曲だ。2つのマリンバ、アフリカ太鼓などの楽器が加わって久石譲の弾ける独特の魅力がぷんぷん感じられるミニマル曲だ。(tendo)

エスニックな雰囲気漂うミニマル楽曲。緻密に計算された“ズレ”の美を堪能することが出来る。思わず身体もノリノリに……(スラスイ)

 

アシタカとサン

久石さんの曲は最短距離で人の心に届いてしまう。

『もののけ姫』の最後のシーンで流れる曲だ。久石譲の定番アンコール曲だ。久石譲がアンコール曲でこの曲のピアノソロバージョンを演奏してくれたことを思い出す。個人的にピアノでよく演奏していた曲だったから、さらに感慨深かった。(tendo)

まさにEvergreenな楽曲。オーケストラver.はもちろん,ピアノソロver.も美しい。様々なver.がありますが,どれも大好き。(スラスイ)

 

The Rain

雨に洗われた風景は光っている。曲の後半に「Summer」の旋律が聴こえてくる。太陽のまぶしい夏だから、雨で潤った風景は反射してさらにまぶしく輝くことをおしえてくれる。

ヴァイオリンとピアノ、そしてチェロとピアノのハーモニーが印象的な曲だ。温かいメロディー。そして、後半部に聴きき馴染んだ「Summer」のメロディーがヴァイオリンで演奏される時、全身に戦慄が走った。(tendo)

雨の中,一人そこに立っているような情景が思い浮かぶ。終結部の『Summer』の旋律で,次第に光芒が差し,夏の暑い太陽が見える。久石さんは“雨”の表現が本当に豊か。美しい……(スラスイ)

 

1.D.e.a.d

ミニマルでストイックな構造。レミラレ(DEAD)にこだわった。弦楽オーケストラにこだわった。不協和音は美しい音楽をつくるために必要なものなんだ。危うさと狂気はときに美しく、のみ込まれそうになる。

久石譲も方向性に悩んだ時期があったようだ。自分が追求していたミニマル作品を出し、ひいては交響曲を作曲したかったのではないか。クラシック、現代音楽の世界に再び戻ってきた重要な位置の作品だと思う。(tendo)

レミラレ(D,E,A,D)の旋律が支配する,狂気と美の共存する楽曲。そのメロディは深淵を知っているかのよう。(スラスイ)

 

Tango X.T.C.

映画『はるか、ノスタルジィ』メインテーマ。久石譲いわく「過去に対面して行くサスペンス」をイメージしたという。オーケストラ・バージョンは、とりわけその振り幅をのぞかせる。そして久石譲のタンゴはいたく官能的だ。

最後にシンバルが一緒に演奏する部分が一番好きだ。振り返ってみると、この曲は私の人生で久石譲の曲を通じて慰めと安定を得るきっかけになった曲だ。久石譲×Tangoはいつも素晴らしい。(tendo)

美しく官能的な旋律は,聴く人を忘我の境地へと至らせる。金管の和音が非常に美しい。(スラスイ)

 

小さいおうち

元来、久石メロディは4拍子だった。いつしか久石メロディは3拍子までも手中に収めてしまった。同じ山田洋次監督の『東京家族』も3拍子、『家族はつらいよ3』はシリーズ主題曲が3拍子へ変化した。そして巨匠のタッグは昭和がほのかに香る。懐かしくて温かい佇まい。

白状するとこのベストで聴くまでこんなにも魅力的な曲であったとは気づかなかった。改めて新鮮な気持ちで聴いたこの曲は、哀愁と切なさが全体に漂う、なんとも不思議な魅力が放ってた。唄えるメロディーに魅力を添えるコードとリズム。久石譲の魅力が凝縮された楽曲だ。(yasu-da-joe)

映画『小さいおうち』の主人公「たきのテーマ」ともいえる運命のテーマから「とき子のワルツ」へとスムーズにつながる。『MY LOST CITY』アルバムと『紅の豚』のように、『小さいおうち』と『風立ちぬ』も久石譲の音楽観で出会い接点をなしているのは興味深い。(tendo)

あたたかさに包まれた楽曲。弦楽器の響きが心に沁みる。後半のワルツも穏やかで少し切なく,ノスタルジックであたたかい。(スラスイ)

 

HANA-BI

初収録!WDO2017ライヴ音源。ピアノとストリングスで彩られた【mládí】コーナーは北野武監督作品3曲からなる。海外公演でも熱望必至のプログラム。そしてコンサートで聴いたものと同じ演奏は、いつまでも感動の余韻にひたることができる、ようになった。

2003年に久石譲がピアノソロで演奏した映像がW.D.O.2017で目の前に再現された。夢のような瞬間だった。さらに、この演奏をアルバム音源で聴けるなんて嬉しい。2分23秒からの部分が本当に好きだ。(tendo)

美しく闇を秘めた楽曲。どこかイタリアの雰囲気。美しいのだけど,決して明るいわけではない。そこが複合的な感情を表しているかのようで魅力的です。(スラスイ)

 

Silencio de Parc Güell

シンプルゆえに繊細に訴えかけてくる。音の余白からいろいろな想いが溢れだしそうになる。インティメイトなピアノの調べは心を無防備にする。灯(ともしび)を見つめる。

タイトルの”Parc Güell”はスペインの有名な建築家ガウディ作品の”グエル公園”を意味する。生前に行ってみたい場所の一つである。この曲も平和で柔らかい感じの曲だ。天才建築家と天才音楽家の出会いが、このようなのだろうか?(tendo)

ゆったりとした雰囲気が魅力的な楽曲。その穏やさには,創造性が秘められている。そのような気がします。(スラスイ)

 

WAVE

寄せては返す波のように心地のよいエモーショナル。走馬灯のような心の揺らぎ。まるでフィルムの1コマ1コマをつないで流れていくように16分音符のピアノ織りなす調べ。日常のいろいろな場面や感情に寄り添ってくれる音楽。聴く人色に染まってくれる曲。

2011年韓国での公演で初めて聴いた曲だ。久石譲がピアノに腰を下ろしてアンコール演奏を始めたが、私は初めて聴いた曲にしばらく戸惑っていた記憶がある。しかし今では、私はこの曲の魅力にとらわれてしまってたまにピアノで演奏している。(tendo)

人生初の久石さんのコンサート『ミニマリズムツアー2009』でのアンコール、ステージのスポットライトを浴びたピアノで演奏されてる姿がいまでも印象に残ってる。ミニマルの波形に乗る現れては消える単音のメロディ。音源が出るのをずっと待ってた名曲。(ふじか)

その名の通り,波のように揺れ動く旋律が魅力的なミニマル楽曲。街中に溶け込むような,何処かでこの曲が流れていてほしいなと思える雰囲気をもっている。(スラスイ)

 

World Dreams

WDOテーマ曲。久石譲いわく「国歌のような格調あるメロディ」は、今や久石譲ファンのアンセムになっている。合唱版や組曲版にも進化したこの曲は、常に時代を映した鏡といえる。時間の架け橋となってこれからも一緒に歩んでいく曲。音はふくらむ。夢はふくらむ。

夢と希望と未来を表現した曲だ。チューブラベルが本当に印象的だ。この曲をコンサート会場で実際に聴いた時は本当に嬉しかったし、情熱的な指揮と演奏がとても素晴らしかった。(tendo)

互いに手を取り合うように,様々な楽器がユニゾンで歌う格調高い楽曲。希望を抱いて鳴る打楽器,ファンファーレのような金管,世界に響かせるかのようなベル,優しく歌う木管,それらを包み込む弦楽器。この楽曲は,希望の未来を奏でている。(スラスイ)

 

 

 

いかがでしたか?

たくさんの素敵なコメントありがとうございます。

 

 

──言葉がとまる。

なんだか詩集をゆっくり丁寧に味わいながら読んでいるような気分になります。そして、それぞれの詩にその人が投影されている。思い出のときを一緒に見つめかえしているような気分にさせてくれます。そこに自然と立ち上がってくる曲たちに包まれて。

 

 

全曲プレイしながらゆっくり読んでみる。好きな曲を選んで、ほかの人はこの曲をどんなふうに思っているのか見てみる。ファンによるライナーノーツのように『Songs of Hope: The Essential Joe Hisaishi Vol. 2』を聴くときには思い出してめくってみてほしい。そんなとっておきのOvertoneになればいいなと思っています。

 

 

 

久石譲ベストアルバム『Songs of Hope: The Essential Joe Hisaishi Vol.2』発売にあわせて、新たに制作されたMusic Videoたちです。

 

Joe Hisaishi – HANA-BI

 

Joe Hisaishi – la pioggia

from Joe Hisaishi Official YouTube

 

 

むすび。(もツイートそのまま)

映画について語られるとき、いつの頃からだろう、音楽の話題で盛りあがるの珍しいことじゃなくなった。登場人物たちと同じように惹きつけられ魅了され尽きない花が咲く。もし、久石譲がいなかったら、映画音楽界は今あるものとは結構違ったものになっていたんじゃないかな。

ジョン・ウィリアムズはたくさんの映画音楽ベスト盤がある。実は交響曲や協奏曲の自作品も発表してるの知ってる? この久石譲ベスト盤は映画音楽+ミニマル・ミュージックを軸とした自作品も収録。それが世界中で広く聴かれるようになる。ワールドベストとしてこの違いは計り知れない。

《DEAD組曲》からもメロディの「愛の歌」じゃなくてミニマルの「D.e.a.d」を選ぶあたり、大衆性・商業性 ≦ 芸術性・作家性を世界中に聴かせたいという戦略野心すら感じてCool!!です。ベスト1よりもリスナーライクじゃない、ぐっと重心とバランスのとれた久石譲音楽を集成しています。

久石譲ふたつのベスト『Dream Songs: The Essential Joe Hisaishi』『Songs of Hope: Vol.2』 同曲異編はこの6曲「Summer」「il porco rosso」「Departures」「Kids Return」「HANA-BI」「Ashitaka and San」。ピアノ、アンサンブル、オーケストラほか。聴きわけるほどに味わい奥深い。

 

 

それではまた。

 

reverb.
それぞれの一口コメント。同じものは一つもない。ここ音楽の魅力!たまらない(^^)♪

 

 

*「Overtone」は直接的には久石譲情報ではないけれど、《関連する・つながる》かもしれない、もっと広い範囲のお話をしたいと、別部屋で掲載しています。Overtone [back number] 

このコーナーでは、もっと気軽にコメントやメッセージをお待ちしています。響きはじめの部屋 コンタクトフォーム または 下の”コメントする” からどうぞ♪

 

Disc. 久石譲 『久石譲 presents MUSIC FUTURE V』

2021年10月20日 CD発売 OVCL-00765

 

久石譲主宰 Wonder Land Records × クラシックのEXTONレーベル
夢のコラボレーション第5弾!未来へ発信するシリーズ!

久石譲が“明日のために届けたい”音楽をナビゲートするコンサート・シリーズ「ミュージック・フューチャー」より、アルバム第5弾が登場。2020年のコンサートのライヴを収録した本作は、エネルギッシュなミニマル作品が集められ、エキサイティングなアルバムとなりました。ジョン・アダムズの「Gnarly Buttons」のソロを熱演したクラリネット奏者マルコス・ペレス・ミランダには、会場が大きな拍手を送りました。

日本を代表する名手たちが揃った「ミュージック・フューチャー・バンド」が奏でる音楽も、高い技術とアンサンブルで見事に芸術の高みへと昇華していきます。EXTONレーベルが誇る最新技術により、非常に高い音楽性と臨場感あふれるサウンドも必聴です。「明日のための音楽」がここにあります。

ホームページ&WEBSHOP
www.octavia.co.jp

(CD帯より)

 

 

解説 松平 敬

MUSIC FUTUREは、ミニマル音楽、あるいはその流れを汲む秀作を日本の聴衆に紹介する久石譲のコンサート・シリーズだ。そして、ここに収められた音源は、その第7回目のコンサートのライブ録音である。

ミニマル音楽は、その名のとおり、極端に限定された短いパターンの繰り返しや変容だけで構成される音楽である。聴く分には心地よい音楽であっても、演奏する側からみれば、少しのミスが致命傷となる演奏至難な音楽で、特にこうした音楽に慣れていない奏者にとっては、コンサートでの生演奏は恐怖そのものだろう。しかし、ここで演奏している奏者の大半は、このコンサート・シリーズの出演を重ね、ミニマル音楽の演奏スタイルが体に馴染んできているようだ。今回採用された、一部の楽器を除いてほとんど全員が立奏するスタイルも、音楽表現に対する積極性、自発性を高める効果を及ぼし、演奏もますますしなやかになっている。

今回の聴きどころは、ジョン・アダムズの『Gnarly Buttons』でソリストを務めるマルコス・ペレス・ミランダのクラリネット。ミニマル音楽でありながら古き良きアメリカ音楽を彷彿とさせる独特なソロ・パートの軽妙洒脱な演奏をお楽しみいただきたい。もちろん、ますます洗練度を高めてきた久石譲の二つの作品、ロック的な激しさが鮮烈なデスナーの作品も必聴だ。

 

久石譲:2 Pieces 2020 for Strange Ensemble

この作品は、MUSIC FUTURE Vol.3のために作曲された『2 Pieces for Strange Ensemble』の改訂版。旧ヴァージョンと基本的に同じ音楽であるが、オーケストレーションの細部が彫琢され、より洗練されたサウンドに生まれ変わっている。旧ヴァージョンはCD「Music Future II」に収録されているので、両方を聴き比べてみるのも一興だろう。

タイトル中の「for Strange Ensemble」という文言が示すとおり、この作品は、クラリネット、トランペット、トロンボーン、打楽器(2奏者)、2台ピアノ、サンプラー、チェロ、コントラバスという、かなり特殊な楽器編成のために作曲されている。2曲目では、金管楽器奏者がマウスピースのみで演奏することによって生まれる、人声そっくりの不思議な音色も使用されている。楽器編成だけでなく、それぞれの曲の「素早く動いている対比」、「漁師の妻たちと黄金比」というタイトルも独特だが、これらはダリの絵画からインスピレーションを得たもの。

どちらの曲も、音の鳴っていない沈黙の部分が印象的だ。音と沈黙を絶妙なバランスで配置するセンスは、絵画的な造形感覚を強く想起させる。

 

ジョン・アダムズ:Gnarly Buttons for Clarinet and Small Orchestra

ジョン・アダムズは、スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラスなど、ミニマル音楽の開祖というべき作曲家の次の世代に当たる。ライヒやグラスの音楽では、反復されるメロディー・パターンの抽象的な変容が重視されているのに対し、アダムズの音楽には、そこにロマン派的な情緒や様々なポピュラー音楽の要素が組み込まれ、ミニマル音楽の新しい展開を示している。

さて、この作品を特徴づけるのは、ソリストを務めるクラリネットの音色だ。この楽器の音色は、ベニー・グッドマンやガーシュイン『ラプソディ・イン・ブルー』の冒頭部分など、古いジャズのノスタルジックなイメージと強く結びついているが、この作品では、そうしたクラリネットのイメージが効果的に利用されている。うねうねと続くメロディーから始まる第1楽章は、冒頭こそ抽象的に聴こえるが、バンジョーの音色、ウォーキング・ベースなどが加わってくることで、ジャズ的なニュアンスが強まってくる。

ジャズ以前のアメリカのフォーク・ミュージックを現代化させたような第2楽章(途中には牛の鳴き声も描写される!)、ギターによる柔和なハーモニーに乗って甘いメロディーが歌われるバラード調の第3楽章と、全体の構成にも趣がある。

 

ブライス・デスナー:Skrik Trio for Violin, Viola and Violoncello

ブライス・デスナーは、現代音楽の作曲家でありながら、ロック・バンド「ザ・ナショナル」のメンバーとしてギタリストとしての顔を持つ、異色の経歴が興味深い。

この作品は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによる弦楽三重奏、というクラシカルな編成のために作曲されているが、その音楽は、これらの弦楽器の優美なイメージとは正反対の、ロック的な荒々しさに満たされている。ロック的と言っても、実際に使われている作曲技法はミニマル音楽や、リゲティなどの現代音楽からの影響が強いもので、ロックのリズムが直接現れるわけではない。作品全体は、激しく錯綜するリズムを主体としたいくつかのセクションと、それらを引き裂くかのような持続音による、静的な楽想の交替で構成されている。

タイトルの「Skrik」とは、ノルウェー語で「叫び」を意味する。作曲者が見たオノ・ヨーコが叫んでいる映像が作曲の直接のきっかけとなっているが、まさにこのノルウェー語のタイトルを持つエドヴァルド・ムンクの有名な絵画も参照されている。

 

久石譲:Variation 14 for MFB

2021年に完成、初演された『交響曲第2番』の第2楽章を抜き出し、Music Future Bandの編成で演奏できるように作り直したもの。

テーマと14の変奏、コーダからなる楽曲構成は、伝統的な交響曲に類例がありそうだが、その鋳型に嵌め込まれた音楽は相当に個性的だ。パルス状のリズムで奏されるテーマは、沖縄やバリの音楽に通じるトロピカルな情緒を持っている。ほとんど全ての部分で、音楽は伴奏和声を伴わない単声で作曲されているが、メロディーの数音ずつを異なる楽器で受け継いでいくことによって、たった一本のメロディー・ラインから豊かな色彩感が生まれる。ヴァリエーションを重ねるごとにグルーヴ感が増幅していく展開は、絶妙なDJプレイによって紡がれるクラブ・ミュージックさながらだ。特に、途中から加わるラテン・パーカッションの効果は絶大で、シビアなアンサンブルが要求されるオーケストラと相まって、手に汗を握るスリリングな音楽が実現している。

(まつだいら・たかし)

(CDライナーノーツより)

 

 

ミュージック・フューチャー・バンド
Music Future Band

2014年、久石譲のかけ声によりスタートしたコンサート・シリーズ「MUSIC FUTURE」から誕生した室内オーケストラ。現代的なサウンドと高い技術を要するプログラミングにあわせ、日本を代表する精鋭メンバーで構成される。

”現代に書かれた優れた音楽を紹介する”という野心的なコンセプトのもと、久石譲(1950-)の世界初演作のみならず、ミニマル・クラシックやポストクラシカルといった最先端の作品や、日本では演奏機会の少ない作曲家を取り上げるなど、他に類を見ない斬新なプログラムを披露している。これまでに、シェーンベルク(1874-1951)、ヘンリク・グレツキ(1933-2010)、アルヴォ・ペルト(1935-)、スティーヴ・ライヒ(1936-)、フィリップ・グラス(1937-)、ジョン・アダムズ(1947-)、デヴィット・ラング(1957-)、マックス・リヒター(1966-)、ガブリエル・プロコフィエフ(1975-)、ブライス・デスナー(1976-)、ニコ・ミューリー(1981-)などの作品を取り上げ、日本初演作も多数含む。”新しい音楽”を常に体験させてくれる先鋭的な室内オーケストラである。

(CDライナーノーツより)

 

 

 

Joe Hisaishi
2 Pieces 2020 for Strange Ensemble
1. Fast Moving Oppositions
2. Fisherman’s Wives and Golden Ratio

「2 Pieces 2020 for Strange Ensemble」は、MUSIC FUTURE Vol.3のために書いた楽曲です。誰もやっていない変わった編成で変わった曲を作ろうというのが始まりでした。

第1曲はヘ短調の分散和音でできており、第2曲は嬰ヘ短調でできるだけシンプルに作りました。

大きなコンセプトとしては、第1曲は音と沈黙、躍動と静止などの対比、第2曲は全体が黄金比率1対1.618(5対8)の時間配分で構成されています。つまりだんだん増殖していき(簡単にいうと盛り上がる)黄金比率ポイントからゆっくり静かになっていきます。黄金比率はあくまで視覚の中での均整の取れたフォームなのですが、時間軸の上でその均整は保たれるかの実験です。

第1曲「Fast Moving Opposition」は直訳すれば「素早く動いている対比」ということになり、第2曲の「Fisherman’s Wives and Golden Ratio」は「漁師の妻たちと黄金比」という何とも意味不明な内容です。これはサルバドール・ダリの絵画展からインスピレーションを得てつけたタイトルですが、絵画自体から直接触発されたものではありません。ですが、制作の過程でダリの「素早く動いている静物」「カダケスの4人の漁師の妻たち、あるいは太陽」が絶えず視界の片隅にあり、何らかの影響があったことは間違いありません。ただし、前者の絵画が黄金比でできているのに対し、今回の楽曲作りでは後者にそのコンセプトは移しています。

久石譲

 

Joe Hisaishi
Variation 14 for MFB (2020)  *World Premiere

「Variation 14 for MFB(Music Future Band)」は今年の4月に書いた「Symphony No.2」の2楽章として作曲した楽曲です。それをMUSIC FUTURE Vol.7で演奏できるようにRe-composeしました。音の純粋な運動性を追求した楽曲です。テーマと14の変奏、それとコーダで構成しています。約11分の楽曲ですが、分かりやすくシンプル(しかし演奏は難しい)な楽曲を目指しました。今は楽しめることが一番大切だと考えています。

久石譲

(「久石譲 presents MUSIC FUTURE Vol.7」コンサート・パンフレットより)

Blog. 「久石譲 presents MUSIC FUTURE Vol.7」コンサート・レポート より一部抜粋)

 

 

 

 

CD鑑賞 レビュー追記

久石譲作品について。

2 Pieces 2020 for Strange Ensemble(2016/2020)

2016年版と2020年版、ふたつの音源をならべてみると見事に収録時間が同じ、約1秒の誤差しかないことに驚く。すなわちテンポや小節数なども加味した全体の楽曲構成はほぼ同じということになる。

2016年版は、サンプラーによる重低音ベースやパーカッション(少しこもったポツポツした音)が全体を支配するほど、とてもパンチの効いた印象を受ける。2020年版は、聴こえる旋律たちの見通しがよいスッキリした印象を受ける。作品の性格は概ね変わらない。どこが変わったのだろう。聴いてすぐわかるピアノパートの変化などもあるが、細かい改訂の多くを見つけることは至難の業となる。

となるところが、ラップタイムが同じ。第1,2曲ともに約8分半で仕上がっている。極端な話、譜面がなくても小節時間の流れが同じゆえ、1分間ごとに区切って再生してほぼズレなく聴き比べることができる。…できた結果、聴きとれた範囲だけでもあちこち細かく散りばめられていることがわかった。

全体からみると、サンプラーの比重減、パーカッションパートの修正。ここが大きく改訂に貢献しているように聴こえた。特に、感覚的なパンチの効いたからスッキリしたという印象の変化は、サンプラーの比重からくるところが大きいように思う。求めたワイルドな音像からのサンプラー役割の変化、あるいは、各声部の改訂やより動きの細かくなった楽器音たちをもっと見せたいことからの変化か。興味は尽きない。

感覚的を否定しようとするなら、論理的(実質的)には2020年版は決してスッキリした改訂ではない。サンプラーに覆われたベールが晴れることで、音符の粒たちが縦横無尽に動き回るさまが見え、実際に動きも増えている。パーカションによるリズムもより細かく刻まれ、実際に種類も動きも増えている。つまりは精緻を磨いた改訂版といえる。

 

参考になればと今回聴き比べたときのメモを書き置く。1分間ごと区切ってもよかったが、楽曲の展開や流れもあるので、任意で練習番号をふった。

–memo–

1. Fast Moving Oppositions

A 0:01~
・低音サンプラー音量減

B 1:05~
・低音サンプラー音量減
・ピアノ/クラリネットパート変化
・ヴィブラフォン最後のフレーズ(2:12)変化

C 2:15~
・低音サンプラー音量減
・ウッドブロック追加
・シンバル(ハイハット)変化
・ピアノパート(リズム刻み)強調

D 4:10~
・低音サンプラー音量減
・シンバル(ハイハット)変化
・チェロ刻み音量減

E 5:15~
・金属音パーカッション削除(or音量減)

F 6:10~
・低音サンプラー音量減
・コントラバス強調(低音サンプラー同声部)
・シンバル(ハイハット)変化
・大太鼓からバスドラムへ変化?

G 6:50~
・低音サンプラー音量減

 

2. Fisherman’s Wives and Golden Ratio

A 0:01~
・低音サンプラー音量減

B 1:00~
・低音サンプラー音量減
・ウッドブロック追加
・タンバリン追加

C 2:00~
・シンバル(ハイハット)変化

D 3:00~
・低音サンプラー音量減

E 3:55~
・シンバル(ハイハット)変化
・大太鼓からバスドラムへ変化
・タム変化

F 5:25~
・低音サンプラー音量減

G 6:20~
・低音サンプラー音量減
・シンバル(ハイハット)削除
・ウッドブロック追加
・タンバリン追加

H 7:15~
・低音サンプラー音量減
・ウッドブロック変化

 

旋律やフレーズの変化を聴き分けられるほどの耳はないため、あくまでも音色的出入りやわかりやすい変化を見つけられたもの。ふたつのバージョンは楽器ごとの音配置(左右)や音量バランスも違う。「なかったものが追加された」or「あったものが強調された」、この聴こえ方の違いは聴く人それぞれに出てくる。スコアがあればそんな論争は着火しないかもしれない。あくまでも賛否両論の起こりにくいだろう明確な箇所だけをメモから書き置いた。

初心者耳という点はご了承いただいて、それでも、この細部の違いがわかったうえで聴くと、とても味わい深くおもしろく聴くことができる。ワイルドな音響を楽しみたいときは2016年版、アンサンブルの妙を楽しみたいときは2020年版、いろいろな聴き方ができる。感覚的であっても論理的であっても、ここに揃ったふたつのバージョンはそれぞれにしっかりとした空気感を持っている。

 

 

オリジナル版のコンサート解説・コンサート感想・CD解説などご参照。

 

 

Variation 14 for MFB (2020)

楽曲解説(CDライナーノーツ/コンサート・パンフレット)にあるとおり、初演前の交響曲第2番から第2楽章を抜き出し2020年MFB版が先に披露された。そして2021年交響曲第2番は堂々世界初演を迎えることとなった。『久石譲:2 Pieces 2020 for Strange Ensemble』(2016/2020)の聴きくらべのように、いつか音源化されたときにさらに楽しみたい。交響曲第2番のプログラムノートやコンサート感想などはコンサート・レポートにまとめた。

 

 

なお、本作アルバムに収録されている久石譲2作品は、公式YouTubeにてコンサート映像が特別配信されている。(視聴可能 2021年10月20日現在)

 

 

久石譲
Joe Hisaishi (1950-)
2 Pieces 2020 for Strange Ensemble(2016/2020)
1. 1 Fast Moving Opposition
2. 2 Fisherman’s Wives and Golden Ratio

ジョン・アダムズ
John Adams (1947-)
Gnarly Buttons for Clarinet and Small Orchestra(1996)
3. 1 The Perilous Shore
4. 2 Hoedown (Mad Cow)
5. 3 Put Your Loving Arms Around Me

ブライス・デスナー
Bryce Dessner (1976-)
6. Skrik Trio for Violin, Viola and Violoncello(2017)

久石譲
Joe Hisaishi
7. Variation 14 for MFB(2020)[世界初演]

久石譲(指揮)
マルコス・ペレス・ミランダ(ソロ・クラリネット)3-5
ミュージック・フューチャー・バンド

2020年11月19、20日 東京・よみうり大手町ホールにてライヴ収録

 

JOE HISAISHI presents MUSIC FUTURE V

Conducted by Joe Hisaishi
Performed by Music Future Band
Live Recording at Yomiuri Otemachi Hall, Tokyo, 19, 20 Nov. 2020

Produced by Joe Hisaishi
Recording & Balance Engineer: Tomoyoshi Ezaki
Assistant Engineers: Takeshi Muramatsu, Masashi Minakawa
Mixed and Mastered at EXTON Studio, Tokyo

and more…

 

Info. 2021/10/15 久石譲「Metaphysica(交響曲第3番) II. where are we going?」新日本フィル 定演#637より 動画公開

Posted on 2021/10/15

9月11,12日開催「久石譲指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 第637回 定期演奏会」より、久石譲の世界初演『Metaphysica(交響曲第3番)』より第2楽章「II. where are we going?」(約11分)のコンサート映像が公開されました。ぜひご覧ください。 “Info. 2021/10/15 久石譲「Metaphysica(交響曲第3番) II. where are we going?」新日本フィル 定演#637より 動画公開” の続きを読む

Overtone.第53回 「久石譲 presents MUSIC FUTURE Vol.8」コンサート・レポート by tendoさん

Posted on 2021/10/11

10月8日開催「久石譲 presents MUSIC FUTURE Vol.8」コンサートです。入魂1公演、一期一会の1公演。また前回Vol.7に引き続いてライブ配信もあり、国内外から広く視聴できるコンサートになりました。

今回ご紹介するのは、韓国からライブ・ストリーミング・レポートです。久石譲コンサートがライブ配信されたものは、ほぼ記しているだろうtendoさんです。そして、、久石譲インスタグラムでコメントした&いいね!もらった記念すべき第1号おめでとうございます!(^^) もうフットワークがあっぱれすぎて…とろい僕にはお手上げ。

 

 

久石譲プレゼンツ ミュージック・フューチャー Vol.8
Joe Hisaishi presents MUSIC FUTURE VOL.8

[公演期間]  
2021/10/08

[公演回数]
1公演
東京・紀尾井ホール

[編成]
指揮:久石譲
室内楽:Music Future Band
バンドマスター:西江辰郎

[曲目] 
Nico Muhly: Step Team (2007) *日本初演

Bryce Dessner: Murder Ballades for Chamber Ensemble (2013) *日本初演
1. Omie Wise
2. Young Emily
3. Dark Holler
4. Wave the Sea
5. Brushy Fork
6. Pretty Polly
7. Tears for Sister Polly

—-intermission—-

Arvo Pärt: Fratres for Violin and Piano (1977/1980)

Lepo Sumera: 1981 from “Two pieces from the year 1981” (1981)

Joe Hisaishi: 2 Dances for Large Ensemble (2021) *世界初演
Mov.I How do you dance?
Mov.II Step to heaven

 

 

今回はコンサートのレビューをコンサート直後に一気に書きます。

 

久石譲 presents MUSIC FUTUREコンサートの紹介

もう8回目になりましたね。久石譲のMUSIC FUTUREコンサートは、ミニマル曲をはじめとする様々な現代音楽を紹介するコンサートです。WDO、FOC、MF 久石譲の3大コンサートです。

MFではWDO、FOCと同じく久石譲の新曲がよく初演されます。WDOでジブリアニメの交響組曲シリーズとしてアルバムが発売され、FOCでベートーベン、ブラームスの交響曲がアルバムとして発売されるように、MFでは久石譲 presents MUSIC FUTUREアルバムシリーズも一緒に進行中です。

 

10月20日に発売される『久石譲 presents MUSIC FUTURE V』アルバムもコンサート会場で先行発売されたそうです。本当に羨ましい経験ですね!

 

 

久石譲のインスタグラム

コンサート前には面白いことがたくさんありました。

まず、ツイッターでは@joehisaishi2019アカウントで久石譲の一言インタビュー動画が公開されました。〈現代音楽とは何か。〉〈 コンサートで演奏される曲はどんな曲なのか。〉 簡単な紹介になっています。

 

そして久石譲の個人インスタグラムです。

スタッフによる久石譲の公式アカウントとは別の@joehisaishi_composerという新アカウントです。可能な限り本人によって直接運営されるそうです。とても急なニュースでしたが、写真が掲載されたり削除されたり、はじめごちゃごちゃもありましたが久石譲さんの年代にインスタグラムを運営するというのは本当にすごいですね!

少し自慢しますと、私は久石譲さんの個人インスタグラムの最初のレスと一番目のいいねを頂いた人になりました。

本当に素敵な瞬間でした。

I Want to Talk to Youの実現でした!

その他にもコンサートの貴重なリハーサル映像と久石譲さんが直接書いたいろんなメッセージがありました。日常を垣間見ることもでき、本当に良い経験でしたね。

 

 

そうです。

今からしっかりコンサートのレビューを始めます。 

 

Nico Muhly:Step Team

 

コンサート前に予習できなかった曲でした。Spotifyでも再生されていません。曖昧な曲でしたが、ピアノのスタッカートを中心に曲が進んでいくようでした。途中でトロンボーンが長く噴き出したり、曲が途切れるような進行でした。

 

 

久石譲が指揮途中に指で数字を指さします。訳は分かりませんが、WDO2014でもペンデレツキの曲を指揮する時、似たような指揮をしていたと思います。

その後、久石譲のインスタグラムで聞こえていたメロディが出てきて、雰囲気も明るくなりますね。現代音楽にはもう慣れたようで、すぐによく楽しめました。

 

 

久石譲の総譜には、謎の記号があふれていますね。演奏もそうですが、指揮も手強い曲ということでしょう。ところでこの譲報、見てもいいですよね? 私はカメラが近寄ったので見るしかありませんでした。 ^^;

 

 

Bryce Dessner:Murder Ballades for Chamber Ensemble

 

続く曲はMurder Balladesです。第1楽章は、とてもさわやかな雰囲気です。

この曲が演奏された瞬間突然泣き出してしまいました。実は今日は元気が本当にない日でした。疲労度が極限に達していて、また消化もうまくいかなくて、それで気分も良くなかったんですね。心も体も極限に疲れていて大変な状況に、ユーモラスで明るい曲が流れて一瞬緊張がほぐれていろんな感情が来たようです。

コンサートは音楽を完全に楽しむことができる素晴らしい時間だと思います。たとえオンラインストリーミングで楽しむコンサートでもね。そして音楽で伝えられるのは、楽しさとコミュニケーションです。久石譲さんのコンサートでたくさん癒されて、エネルギーももらえた感じでした。

とにかくまたコンサート内容に戻りましょう。

 

 

第3楽章ではピアノに独特な装置をしておいたのかユニークな音がしました。アルバムで聴くのとコンサート・リアルタイムで視聴するのとは、こういった違いではないでしょうか? このようなコンサートを見ていると、音楽家たちの創意性と熱情が感じられます。

 

 

独特な打楽器も登場します。マレットを変え続けながら曲に合わせて演奏する姿が印象的でした。最後の第7楽章も久石譲のインスタグラムでリハーサルの映像として公開された部分でした。本当に強力なエネルギーを感じた曲です。本当に素敵ですね。

 

 

久石譲のMC

 

久石譲がMUSIC FUTUREコンサートを愛していることは彼のMCとしてもわかります。WDOとFOCには久石譲のMCがないのに対して、MFのコンサートには久石譲のMCが外せない感じですね。

オンラインで7回目のコンサートと今回の8回目のコンサートを見たのがすべてですが、雰囲気から今までいつもMCをしてきたんじゃないか…という推測です。

日本語なのでほとんど聞き取れないけど、インスタグラムに関する話をしていますね!フォロワー数を誇る彼の姿が本当に… 😁 その中の最初のコメントと最初のいいねが私ですよ!

 

 

Arvo Pärt:Fratres for Violin and Piano

 

アルヴォ・ペルト、そしてレポ・スメラ。 2人ともエソトニアの現代作曲家です。エソトニアはやや馴染みのない国ですが、アルヴォ・ペルトはとても馴染みの名前ですね。レポ・スメラは、最近の久石譲のコンサートによく登場する名前です。休憩後、二人の作曲家の作品が並べられます。

久石譲の指揮なしで、ヴァイオリンとピアノが演奏します。MF Vol.7でも指揮のない曲が登場したのを見て、これも毎シリーズこんなパターンを繰り返してきたのでしょうか。

ヴァイオリンの複雑な独奏の最後にピアノのどっしりした演奏。そしてヴァイオリンとピアノの静かな旋律。

 

 

ピアノの演奏には鍵盤の一番低い音も使われていますね。パターンが繰り返される曲です。おぼろげな愛を語る曲かな? イメージがたくさん見えて、多くの感情が行き交う曲であることは確かです。ヴァイオリンの激しい演奏にはぐりぐりした感情が出て、ヴァイオリンとピアノの静かな演奏にも様々なイメージが浮かぶ曲です。例えば、静かに日光が照らす教会の中とか、夜明けの冷たい風に吹かれながら歩く街とか…。

 

 

Lepo Sumara:1981 from “Two pieces from the year 1981”

 

このピアノ曲、もしかして久石譲が直接演奏しないか。そんな期待を少しだけしたんですが (笑) こんな難しいピアノ曲を演奏する時間に作曲に力を入れたほうがいいですよね!指の健康も考えなければなりません。

 

 

この曲では前の曲とは反対に、ピアノの一番高い音が使われています。大したことではないかもしれませんが、やっぱり面白い要素ですね。電子楽譜を使用しているようですが、原理が少し気になりますね。機会があれば調べてみます。

レポ・スメラの交響曲2番目もそうだったけど、短い音階での執拗に繰り返されるメロディに、独特の雰囲気が感じられますね。ところどころに雰囲気を切り換える、重くて強力な低音も特徴のようです。演奏が終わった後の静寂が本当に良かったです。

 

 

Joe Hisaishi:2 Dances for Large Ensemble

 

いよいよ久石譲の新曲です。

タンタンターンタンターンというリズムが登場するが、これは「The End of the World I.Collapse」での基本リズムと同じです。それぞれの楽器が統一感のない演奏をします。 拍子も違うし、メロディも違うようです。タイトルからも分かるように、ダンスリズムになっているけれど絶対ダンスを踊れない曲を作ってみようという感じの曲です。上と下に音の躍動性を見せる部分は久石譲の『Metaphysica』の第1楽章が浮かびました。

不思議な曲です。前では”統一感のない演奏”と言いましたが、慌ただしい中にどこかに秩序感は感じられます。たぶんリズムを利用したのでしょうが、以前久石譲の『Metaphysica』をレビューしたときも混沌の中に秩序を感じると私は言っていなかったか? いろいろと『2 Dances』の最初の楽章と『Metaphysica』の最初の楽章は共通点がたくさん感じられますね。

第1楽章の演奏が終わると拍手が沸き起こりました。本来は、楽章間の拍手は省略しなければなりませんが、私もこの瞬間に会場にいたら、思わず拍手が沸き起こっていたのではないかと思いました。

 

 

第2楽章の「Step to heaven」は変奏曲形式の曲です。このごろ久石譲がよく作曲するスタイルですね。久石譲の『交響曲第2番』第2楽章である「Variation 14」とイメージが一番重なってみえる曲でした。楽器、拍子、パーカッション、雰囲気が変わり続けながら曲が進んでいきます。曲が急に速くなって、急に停止する場面があります。

 

 

しかし、数秒の静寂後に再び曲が進行しますが、こうした展開も久石譲の『交響曲第2番』第3楽章である「Nursery Rhyme」に見られる構成に似ていると感じました。久石譲のいろんな交響曲の姿が見られる曲だなんて興味深い曲ですね。ピアノ、フルート、ヴァイオリンの曲終わりも格好よかったです。

 

 

続く拍手と挨拶。

久石譲がメンバーたちを一列に並べた後、抜けた人がいないか何度も見回した後、聴衆に向かって挨拶する場面が印象深かったです。

本当にものすごいエネルギーを感じたコンサートです。久石譲さんは本当にすごいですね!この気運のまま!私は活気に満ちた日常をまた過ごすことができそうです。これからの久石譲さんの活躍も本当に楽しみです。

 

2021年10月9日 tendo

 

出典:TENDOWORKS|久石譲 presents MUSIC FUTURE Vol.8 콘서트 리뷰
https://tendowork.tistory.com/76

 

tendo(テンドウ)さんのサイト「TENDOWORKS」には久石譲カテゴリーがあります。そこに、直近の久石譲CD作品・ライブ配信・オフィシャルYouTube特別配信をレビューしたものがたくさんあります。ぜひご覧ください。

https://tendowork.tistory.com/category/JoeHisaishi/page=1

 

コンサートを体感しているあいだのtendoさんの心情の流れまで、ぐっと伝わるレポートでじんわり沁みわたってくるものがあります。いつも思うのですが、ほんとよく見てる!よく聴いてる!すごいなあ!を心のなかで連発しながら楽しみました。

ふたつ。tendoさんは韓国でも人気と知名度を誇る久石譲の、スタジオジブリ作品をはじめとした映画音楽以外をもっと国内で広く知ってほしい。そうして個人サイトで発信しています。もし韓国で深く久石譲音楽にハマっていきたいファンにはうれしい道標になりますよね。どんなアクセスと出会いとつながりが待ちうけているか誰もわからない。そのきっかけや機会が存在している、未来へのワクワク感ありますね。

プログラムノートなしに、ここまで深く聴き入っているってすごいです。全作品とも楽曲解説見てないなかで、純粋に音楽だけでどう聴いたのかどう聴こえたのか。合ってる間違ってるなんてない、自分が感じたことこそすべて、胸に大切にしまいたいものです。自分なりの回答をしぼり出すことが経験値アップになることは、何においてもそうですよね。集中力おそるべしです。

 

 

 

こちらは、「コンサート・パンフレット」から久石譲による楽曲解説や、いつものコンサート・レポートをしています。

 

 

「行った人の数だけ、感想があり感動がある」

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reverb.
人のレポートで吸収力アップする実感うれしいですよね(^^)

 

 

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Overtone.第52回 「久石譲指揮 新日本フィル 第637回定期演奏会」コンサート・レポート by tendoさん

Posted on 2021/10/10

9月11,12日開催「久石譲指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 第637回 定期演奏会」です。終演後は、新日本フィル・ファンの熱い感想がSNSに溢れていました。また12日公演は、アーカイブ有料配信も期間限定(9/22-9/28)で視聴でき、多くの人が楽しめたコンサートとなりました。

今回ご紹介するのは、韓国からライブ・ストリーミング・レポートです。WDO2021のコンサート・レポートも対訳させてもらいました。国内外でのライブ配信の実現が、国内外のファンレポートも叶えてくれてうれしいかぎりです。それにしても深堀りな考察に対訳ににらめっこ。

 

 

新日本フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会 #637

[公演期間]  
2021/09/11,12

[公演回数]
2公演
9/11 東京・すみだトリフォニーホール
9/12 東京・サントリーホール

[編成]
指揮:久石譲
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:崔文洙

[曲目]
新日本フィル創立50周年委嘱作品 [世界初演]
久石譲:Metaphysica(交響曲第3番)
I. existence
II. where are we going?
III. substance

—-intermission—-

マーラー:交響曲第1番 ニ長調 「巨人」

 

 

はじめに

今回の公演では久石譲の新作である3番目の交響曲が世界初演され、マーラーの最初の交響曲が演奏された。交響曲第2番についてのレビューをしてから2ヶ月も経っていないけれど、3番目の交響曲を映像とともに聴くことができるのは久石譲のファンとして非常に嬉しかった。3番目の交響曲もやはり見逃さずに、きちんとレビューしてみようと思う。

 

Joe Hisaishi : Metaphysica (Symphony No.3)

久石譲の3番目の交響曲で、Metaphysicaはラテン語で形而上学という意味を持っている。形而上学は、さまざまな意味で使われる言葉だが、久石譲のプログラムノートによれば、形而上学が存在と知識を理解する学問であるように、今度の交響曲も音の運動性だけで構成された楽曲を目標にすると記している。交響曲の第1楽章と第3楽章のタイトルは形而上学で使われる用語を使っているのがおもしろかった。

実は、マーラーという作曲家も死と形而上学について一生をかけて悩み、追求した作曲家である。形而上学に対するマーラーと久石譲の”全く異なるアプローチ”は、確実に異なる性格の2つの交響曲を作っている。

 

I. existence

 

新日本フィルハーモニー交響楽団の50周年を記念して委嘱された、そして新しいシーズンの始まりとなる曲にふさわしい、6台のホルンの壮大な演奏で始まる。祝典の雰囲気が感じられる。このメロディは最初の楽章のメインテーマである。

巨大な飛行機が離陸のために滑走路を走ることさえ省略して高く昇ってしまい、青空を自由に飛び回るような感じの曲だった。私がそのような飛行機になったと空想して自由に身を任せれば、混沌の中の平和が訪れる不思議な曲だった。

この曲に混沌の中で秩序が感じられるのは、拍子のためではないかという気がする。久石譲がプログラムノートで明らかにした「休符を含む16分音符3つ分のリズムがすべてを支配し、その上でメロディ的な動きが変化している」という説明は完璧に理解するのは難しいです。

複雑で速いリズムが落ち着きを取り戻し、すぐに激情的に揺れ動く。この時、7台のホルンが一斉に楽器を高く持ち上げて演奏する。

 

 

マーラーの交響曲を意識した視覚的な効果かもしれない。 音響的な効果もあると思う。再び激しくなり、クライマックスに進んだ後、久石譲が拳を握ると同時に、急いで締めくくられる。

 

 

II. where are we going?

 

弦楽器がテーマを提示している。前の楽章とは対照的に、比較的落ち着いてゆったりとした速度の聴きやすいメロディである。

 

 

久石譲の指揮棒を見ると、こういう雰囲気では指揮棒を手放したまま素手で指揮するのが見られる。

 

第2楽章もやはり、主題となるモチーフが繰り返されるミニマル曲だ。木管楽器、そして金管楽器が次々と登場し、感情的に盛り上がる。久石譲が指揮棒を再び持ち出す。その後しばらくして、曲の雰囲気が変わる。 拍子が早くなってメロディーが変化している…? 実際には全くそうではない。同じフレーズのメロディの拍子が圧縮されて変奏されただけだ。

 

 

第2楽章の中間部にQuartetのパートもある。面白い構成だ。

 

大太鼓、ティンパニ、スネアドラムなどのパーカッションが以後、曲の雰囲気を盛り上げる。そこにボール(gong)とチューブラーベルが合わさって素晴らしい雰囲気だ。グロッケンシュピールのきらめく音も聴こえる。そのように絶頂に達してからトロンボーン、トランペット、ホルンなどが主題を見事に演奏して最後に弦楽器が再びテーマを静かに繰り返して終わる。まるで世の中の美しさを語っているような楽章だった。

 

 

III. substance

 

第3楽章は再び混沌としている。非常に爆発的な音を立てて始まる。ド、ソ、レ、ファ、シ♭、ミ♭! 2オクターブをまたぐ音域を一気に飛び越える。第1楽章の「existence」よりずっと激烈で速い。

宇宙にロケットを立て続けに打ち上げた後、宇宙を遊泳するような雰囲気になったり、再び混沌がやってくる。そのように雰囲気が何回も変化する曲になっている。

曲の核心となっている6つの音を2回押し込むように演奏する部分もある。ド!ソ!レ!ファ!シ♭!ミ♭!その部分から久石譲のミニマル曲である『DEAD』のような感じをうけた。

その後も静かだと思うと、ドンドンと騒がしい雰囲気になり、また続いていたずらな雰囲気に流れていく。この時、欠かせないウッドブロックが登場し、思わず笑みを浮かべた。

マーラーの交響曲第1番の第4楽章は、静かになったり爆発したりを繰り返して感情を極限に達するさまが似ている感じもうけた。

 

 

7台のホルンが第1楽章の時のように再び空を飛び始め、曲の終盤に向かっている。第3楽章の最初のように、2オクターブを越える音域を一気に飛び越える爆発的なロケットを相次いで発射して(?)仕上げられる。

 

 

〈Metaphysica〉は2番目の交響曲と同じく音の運動性と論理のみを重視して作曲された曲だと思いますが、はるかにリズムが複雑で、スピード感や音の動きが強烈だった。結論として〈Metaphysica〉は大規模な編成にふさわしく強力さを見せてくれた交響曲だと思う。特に最後の楽章は混沌して爆発的な雰囲気に圧倒され、曲を聴いてから何日も寝込んだ…ではなかったが、それほどインパクトの強い曲だった。

 

 

G.Mahler : Symphony No.1 in D Major ‘Titan’

第1楽章の徐々に夜が明けるような雰囲気や、カッコウの音と呼ばれる4度下りから、前に演奏された久石譲の〈Metaphysica〉とは克明に異なる二つの交響曲の性格を把握することができた。

 

 

舞台の外から聞こえるトランペットの音。楽譜に「in sehr weiter Entfernung aufgestellt(非常に遠い距離に配置する)」という指示のため、トランペット奏者は舞台の外で演奏した後、舞台に入場するところも見ることができる。

 

交響曲を書く前に作曲されたマーラーの歌曲「さすらう若者の歌」のテーマが頻繁に登場したり、第2楽章にはオーストリア民謡のレントラー舞曲が登場し、第3楽章では有名なボヘミアン民謡「Jacques Frere」(フレール・ジャック)を葬送曲風にパロディにして演奏するなど、マーラーの独特さを時代を超えて感じることができた。

最も圧巻だったのは第4楽章だった。 若いマーラーの苦しみが感じられる凄まじい始まりは地獄のテーマだ。続いて、長く美しく演奏される第2主題は天国のテーマだ。

 

 

第1楽章でトランペットが舞台の外で演奏した序奏(Introduction)と天国のテーマが出会い、喜びを感じることができる。この時、ホルンの8人の奏者が全員立ち上がり、強力な演奏を披露する。(ホルンの後ろで演奏するトロンボーンは、この瞬間のために今まで待機していたのだ)

 

 

〈Titan〉でホルンを持ち上げて演奏する姿と、〈Metaphysica〉でホルンを持ち上げて演奏する姿、そして〈Titan〉の最後の楽章と〈Metaphysica〉の最後の楽章。妙に共通点が見えるような二つの交響曲ですが、感情を最大限に排除したままの論理、音の運動性のみを追求した〈Metaphysica〉と、森の静かな朝の雰囲気や様々な感情を感じることができた〈Titan〉。大編成の豪華なオーケストラに久石譲の新作、マーラーの交響曲まで。本当に楽しいコンサートだった。

 

 

おわりに

2021年は《ミニマル・ミュージックの年》だ。『Songs of Hope: The Essential Joe Hisaishi Vol. 2 』に収録されたミニマル曲、『Minima_Rhythm IV』、「I Want to Talk to You」「Symphony No.2」「Symphony No.3」、そして10月のMUSIC FUTUREコンサートでの「2 Dances」まで。これから久石譲がさらに交響曲4番、5番、6番などを順番に出し始めるのか、それとも様々な編成のミニマル曲を作るのか楽しみだ。

 

2021年9月25日 tendo

 

出典:TENDOWORKS|히사이시조 – 신 일본 필 교향악단 제637회 정기 연주회 리뷰
https://tendowork.tistory.com/75?category=721068

 

tendo(テンドウ)さんのサイト「TENDOWORKS」には久石譲カテゴリーがあります。そこに、直近の久石譲CD作品・ライブ配信・オフィシャルYouTube特別配信をレビューしたものがたくさんあります。ぜひご覧ください。

https://tendowork.tistory.com/category/JoeHisaishi/page=1

 

もし僕がジョン・ウィリアムズをわりとリアルタイムに追いかけていると仮定します。日本にいると情報も積極的に自らキャッチしにいかないとわからない。くわえて映画音楽ジャンル以外で自作品もここまで追えるかな。最新コンサートのライブ配信があるとわかっても、そのうちCDになったときにでも、そう思ってしまわないかな、そんなことを思ったりします。

それだけに、久石譲の映画音楽ジャンルと変わらないかそれ以上に、凄まじい熱量と行動力をもって追いかけている。リアルタイムに久石譲音楽を浴びている。すごいなあ!うれしいなあ!だからもっともっと紹介したいなあ! そんな気持ちあります。

 

 

 

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reverb.
音楽も言葉もニュアンスって大切。だから翻訳も丁寧にしたいと。

 

 

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