1988年2月25日 EP発売 RT07-2067
久石譲が編曲、および作曲・編曲を手がけている。
(EPジャケット / EP盤)
松竹株式会社配給 映画「恋はいつもアマンド ピンク」主題歌
1.WE ARE NEW
作詩: 岡田冨美子 作曲:佐藤健 編曲:久石譲
2.CITY CONNECTION (シティ・コネクション)
作詩: 岡田冨美子 作曲:久石譲 編曲:久石譲
1987年 CM放送
日本生命「just & BIG・YOU 1」
出演:菊池桃子
音楽:久石譲
3拍子の叙情的な旋律。シンセサイザーによるヴォイスやヴァイオリンによるメロディに、エスニック系のリズムパーカッションがおりかさなる。曲名不明。未音源化楽曲。
(CM映像より)
1987年 CM放送
日本生命「just & BIG・YOU 2」
出演:菊池桃子
音楽:林哲司
編曲:久石譲
同年発表した菊池桃子のアルバム「Escape from Dimension」収録曲から「Ivory Coast」CM用アレンジバージョン。
「IVORY COAST」は作曲:林哲司 編曲:久石譲 でアルバムに収録されているが、この流れからCM用アレンジも久石譲が担当したと思われる。CMバージョンは、笛がメロディを奏でるインストゥルメンタル。
オリジナルソングは下記参照。
Disc. 菊池桃子 『ESCAPE FROM DIMENSION』
(CM映像より)
1987年 CT発売 ZAC-2039
ミュージック カセットテープ
ZAC-2039 STEREO
「ZOIDS Battle Music ゾイド バトルミュージック」 (ゾイド ヒストリーブック付属)
楽曲内容はほぼファミコンソフト「ゾイド 中央大陸の戦い」のアレンジ曲で構成されている。B面「ゲームミュージックメドレー」はファミコン音源が収録されている。
演奏:フェアライト・ワンダー・オーケストラ、つまりはフェアライトというシンセサイザーを使った多重チャンネルによるデジタル・サウンドであり、実質久石譲一人でプログラミングし演奏したということである。
(GAMEジャケット)
(カセット)
SIDE 1
1:愛する者のために (メインテーマ)
2:はるかなる道
3:さらば戦場
4:明日なき戦い
5:戦雲のかなたに
SIDE 2
6:別れのとき
7:愛機とともに (共和国のテーマ)
8:帰らざる日々 (帝国のテーマ)
9:勝利なき戦い (エンディングテーマ)
10:ゲームミュージックメドレー
音楽監督:久石譲
演奏:フェライト・ワンダー・オーケストラ
1987年 or 1988年 CM放送
Nestle Krematop(ネッスル クレマトップ)CM音楽
出演:藤谷美紀
音楽:久石譲「冬の夢」
「冬の夢」(MY LOST CITY)のメロディが使われている。笛の音が旋律を奏で、エスニックパーカッションとアコースティックギターのカッティング伴奏によるもの。シンセサイザーによるストリングスもバックで流れている。
夏のCMらしいアレンジで、CD版とはかなり印象が異なる。清涼感たっぷりなアレンジになっている貴重なレアバージョン。未音源化。
(CM映像より)
ちなみに、1992年放送の同CMでは「冬の夢」が再び使用されている。
出演:鈴木保奈美
音楽:久石譲「冬の夢」
こちらは同年発表アルバム「MY LOST CITY」からのバージョンである。チェリスト藤原真理による哀愁感漂う名曲。
(CM映像より)
1987年12月16日 CD発売 CT32-5073
2008年8月27日 CD発売 TOCT-26636
話題となったドラマ「毎度おさわがせしますIII」の主題歌で歌手デビューした立花理佐のセカンド・アルバム。スマッシュ・ヒットを記録した「キミはどんとくらい」や、久石譲が手がけた主演映画『ドン松五郎の大冒険』のサントラ音楽も収録。
1987年公開 映画「ドン松五郎の大冒険」
監督:後藤秀司 音楽:久石譲
主題歌「サヨナラを言わせないで」を歌っているのが主演の立花理佐である。その主題歌のインストゥルメンタル・バージョンであり、メインテーマ曲となっているのが「エリ子とジュニアのテーマ」である。シンセ・バンドサウンドともいうべきスピード感あるポップスサウンドに仕上がっている。
挿入歌「クレヨン’S HILLへつれてって」のインストゥルメンタル・バージョンであり、劇中音楽となっているのが「出発(たびだち)のテーマ」である。こちらもメロディはキャッチーにして、ファミリー映画らしいアットホームな温かい旋律となっている。メロディはストリングスを中心に、そしてバックサウンドは生ドラムなども編成した、ポップスオーケストラ風サウンドである。
「エリ子とジュニアのテーマ」「出発(たびだち)のテーマ」両楽曲ともに、映画本編からの音源のみを抽出したかたちとなり、ゆえに該当シーンのセリフ付きである。この時代のサウンドトラック盤では多く見られた傾向であるが、台詞+劇中音楽として切り抜かれ発売されている。よって音楽のみを純粋に聴くことはできない。時代的背景および当時代の映画音楽の立場を象徴している現れでもある。
なお、主題歌はシングルEP・シングルカセットとしても発売されている。
1987年12月5日 EP発売 RT07-2038
1987年12月5日 CT発売 ZX10-6105
(EPジャケット / EP盤)
1. サヨナラを言わせないで 作詩:真名杏樹 作・編曲:久石譲
2. クレヨン’S HILLへつれてって 作詩:真名杏樹 作・編曲:久石譲
※カセットはカラオケ付き
(カセットテープ)
また、久石譲が作曲・編曲を担当している「サヨナラを言わせないで」「おとぎの国は眠らない」は、別アルバム「理佐発見」(RT28-5194/ZT28-5194/CT32-5194)にも収録されている。
(CDジャケット)
01. おとぎの国は眠らない
作詩:森田由美 作・編曲:久石譲
02. 走りゆく明日
作詩:風見律子 作曲:佐藤健 編曲:中村哲
03. 薄紫のシンフォニー
作詩:野村義男 作曲:曽我泰久 編曲:奥慶一
04. キミはどんとくらい
作詩:真名杏樹 作・編曲:山川恵津子
05. よろしくね
作詩:FUMIKO 作曲:伊豆一彦 編曲:小林信吾
06. 心の温度計
作詩:風見律子 作曲:岸正之 編曲:中村哲
07. エリ子とジュニアのテーマ(「ドン松五郎の大冒険」より)
作・編曲:久石譲
08. 出発(たびだち)のテーマ(「ドン松五郎の大冒険」より)
作・編曲:久石譲
09. サヨナラを言わせないで
作詩:真名杏樹 作・編曲:久石譲
10. クレヨン’S HILLへつれてって
作詩:真名杏樹 作・編曲:久石譲
11. CHRISTMASを抱きしめて
作詩:森田由美 作・編曲:奈良部匠平
1987年12月10日 CD発売 28CA-2070
1987年12月10日 LP発売 AB-7161
1987年12月10日 CT発売 CBY-1220
中村雅俊主演映画『この愛の物語』挿入歌「時間(とき)よ古い友達なら」をはじめ彼が出演しているおなじみのCMナンバーをフィーチャーしたアルバム。
久石譲が音楽監督も務めた映画『この愛の物語』から、「時間よ古い友達なら…」(作詞:冬杜花代子 作曲・編曲:久石譲)が収録されている。
映画『この愛の物語』サウンドトラックに収録されている同曲は、ボーカルは久石譲である。時系列的には中村雅俊がカバーしたかたちになる。またサントラ盤(歌:久石譲)と本作盤(歌:中村雅俊)はアレンジが異なっている。デジタルサウンドやピアノを軸にしていた前者に比べ、こちらではアコースティックなバンドサウンド・ギターサウンドが前面に出ている。バック・コーラスの歌唱は久石譲である。
(LPジャケット / LP盤)
(カセット)
01. 時間よ古い友達なら
作詞:冬杜花代子 作曲・編曲:久石譲
02. 想い出と呼ばないで
作詞:松本隆 作曲:織田哲郎 編曲:町支寛二
03. Sincerely(Day & Day)
作詞:売野雅勇 作曲:芹澤廣明 編曲:板倉文 コーラス・アレンジ:柴矢俊彦
04. さよならが言えなくて…
作詞・作曲:高見沢俊彦 編曲:佐藤準
05. 急がば笑え
作詞・作曲:高見沢俊彦 編曲:佐藤準
06. もう一度抱きたい
作詞:松本隆 作曲:中崎英也 編曲:佐藤準
07. 誰かが君を探してる
作詞:売野雅勇 作曲:織田哲郎 編曲:新川博 コーラス・アレンジ:大塚修司
1987年11月25日 CD発売 32ATC-157
1987年11月25日 LP発売 25AGL-3053
1987年11月25日 CT発売 25AGC-2053
1996年11月21日 CD発売 TKCA-71025
2004年8月25日 CD発売 TKCA-72724
2018年11月3日 LP発売 TJJA-10014
1988年公開 スタジオジブリ作品 映画「となりのトトロ」
監督:宮崎駿 音楽:久石譲
「トトロ」は企画段階から”歌”が重視されており、すべてヴォーカル曲の心躍るイメージアルバムが生まれた。宮崎監督の希望で6曲の作詞を中川李枝子が担当。なお、久石は「小さな写真」でヴォーカルも披露している。LPとCDのジャケットは同一。
「となりのトトロ」イメージ・ソング集について
「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」などのアニメ映画で、アニメ界のみならず、日本映画界の屈指の演出家と評価された宮崎駿監督。氏の新作アニメ映画「となりのトトロ」が’88年春、東宝洋画系で公開される。物語の舞台は昭和30年代の自然と四季の美しい日本。とある田舎に越してきた、小学校6年のサツキと5歳のメイのふたりの女の子と、昔からそこに住むオバケ達(トトロ)との心暖まるふれあいが、日常のエピソードを積み重ねながら、のどかに描かれる。その企画当初より宮崎駿監督から音楽を重視したいとの提案があった。そこで、映画のサントラに先がけて制作されたのがこのイメージアルバムだ。
『この作品には二つの歌が必要です。オープニングにふさわしい快活でシンプルな歌と、口ずさめる歌の二つです。往々にして、アニメーションの主題歌はアイドルの売り出しに使われたりしていますが、流行したとしても、結局声が出ず音域の狭い今様の歌は、子供達の心をとらえていません。せいいっぱい口を開き、声を張りあげて唱える歌こそ、子供達が望んでいる歌です。快活に合唱できる歌こそ、この映画にふさわしいと思います。もうひとつの歌は、挿入歌です。淡い物語を彩る歌ですが、劇中で子供達が唱歌のように唱える歌にしたいと考えます』(宮崎駿氏の企画書より、原文のまま)
この困難な音楽作りをお願いできるのは、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」で見事な音楽を生み出し、作品を支えてくれた久石譲さん以外考えられない。そんな宮崎監督の依頼に、久石さんは「全曲、ボーカル曲のイメージアルバムを作りましょう。」と大きな意気込みをもって答えてくれた。
作詞は、これも宮崎監督のたっての希望から、監督がかつて「目からウロコが落ちる」ような衝撃を得たという童話「いやいやえん」(福音館書店刊)を書いた児童文学者、中川李枝子さんにお願いすることになった。中川さんはトトロのために10本の詩を書いて下さり、それらはディスカッションの末6曲に昇華された。
そして「ラピュタ」の挿入歌、「君をのせて」でも作詞の才能を発揮してくれた、宮崎監督にも詩を書いてもらおうと言う、久石さんの提案から3曲の詩ができた。
歌い手には、「君をのせて」でその歌唱力を評価された井上あずみ。特撮番組や映画の主題歌、最近ではニュー・ミュージックのグループ「チューリップ」のサポートメンバーとしても活躍している北原拓。クラシックの素養を持ち、かつロックボーカリスト張りの迫力ある歌声の森公美子。そして杉並児童合唱団。と、いずれも実力本位での起用を行った。そしてアルバムの中の「小さな写真」で作曲家の久石さんが自ら歌っているのは、曲の検討用のテープで歌っている久石さんの声の良さを宮崎さんが耳に留め、歌うことをすすめたことによる。
サントラ制作の前に10曲の歌を作るという、かつてない企画のアルバムが完成した。このアルバムの本当の成果は、映画で実を結ぶことと思う。期待してほしい。
(渡辺)
(CDライナーノーツより)
1. となりのトトロ 作詞:宮崎駿 歌:井上あずみ
2. 風のとおり道 作詞:宮崎駿 歌:杉並児童合唱団
3. さんぽ 作詞:中川李枝子 歌:井上あずみ・杉並児童合唱団
4. まいご 作詞:中川李枝子 歌:井上あずみ
5. すすわたり 作詞:中川李枝子 歌:杉並児童合唱団
6. ねこバス 作詞:中川李枝子 歌:北原拓
7. ふしぎしりとりうた 作詞:中川李枝子 歌:森公美子
8. おかあさん 作詞:中川李枝子 歌:井上あずみ
9. 小さな写真 作詞:宮崎駿 歌:久石譲
10. ドンドコまつり 作詞:W.シティ制作部 歌:井上あずみ
11. 風のとおり道 (インストゥルメンタル)
全作曲・編曲:久石譲
プロデューサー:久石譲
スタジオ:ワンダーステーション、日活スタジオ
My Neighbor Totoro Image Song Collection
1.My Neighbor Totoro
2.The Path of the Wind
3.Hey Let’s Go
4.A Lost Child
5.The Dust Bunnies
6.Cat Bus
7.A Funny Word-Chain Song
8.Mother
9.A Small Photo
10.Festival of Fireworks
11.The Path of the Wind (Instrumental)
1987年11月5日 CD発売 CT325022
コンプリート REPEAT & FADE(コンプリート・リピート・アンド・フェード)は、1987年にリリースされた甲斐バンドの12作目のオリジナル・アルバム『REPEAT & FADE』の甲斐よしひろプロデュースによるコンプリート盤。
甲斐バンドの12作目のオリジナル・アルバム『REPEAT & FADE』の各プロジェクトから選定した曲を、全て甲斐よしひろのボーカルテイク・ヴァージョンにしてリリースされた。
M-2とM-12はアルバム初収録となった。M-10『Weekend Lullaby』のみ新曲(竹本孝之への提供曲。提供時の表記は『週末(ウイークエンド)ララバイ』で、作詞は売野雅勇)。M-5は『メガロポリス・ノクターン』のインストゥルメンタル・ヴァージョン。
『リピート&フェイド』のレコーディングと同時期にレコーディングされていた未発表曲「Weekend Lullaby」の編曲を久石譲が担当している。
そのほか、「ALL DOWN THE LINE―25時の追跡」「オクトーバー・ムーン」「25時の追跡(インストゥルメンタル)」でも編曲を担当している。
1. ALL DOWN THE LINE―25時の追跡
作詩:甲斐よしひろ 作曲:大森信和 編曲:久石譲
2. レイニー・ドライヴ
作詩:松尾清憲 作曲:松藤英男 編曲:新川博
3. O’l Night Long Cruising
作詩:辻仁成 作曲:松藤英男 編曲:大村憲司
4. Funky New Year
作詩:ちあき哲也 作曲:田中一郎 編曲:大村雅朗
5. ノスタルジア(インストゥルメンタル)
作曲・編曲:松藤英男
6. ジェシー
作詩:ちあき哲也 作曲:田中一郎 編曲:チト河内
7. ハート
作詩・作曲:甲斐よしひろ 編曲:椎名和夫
8. Run To Zero
作詩:トシ・スミカワ 作曲:田中一郎 編曲:チト河内
9. オクトーバー・ムーン
作詩・作曲:甲斐よしひろ 編曲:久石譲
10. Weekend Lullaby
作詩:売野雅勇 作曲:甲斐よしひろ 編曲:久石譲
11. 25時の追跡(インストゥルメンタル)
作曲:大森信和 編曲:久石譲
12. メガロポリス・ノクターン
作詩:松本隆 作曲:松藤英男 編曲:大村憲司