Info. 2024/11/19 《速報》 「Hisaishi Leads Pictures at an Exhibition」久石譲コンサート(ロサンゼルス)プログラム

Posted on 2024/11/19

2024年11月14,15,17日、久石譲コンサートがアメリカ・ロサンゼルスで開催されました。共演オーケストラはロサンジェルス・フィルハーモニックです。同楽団からの委嘱による久石譲新作「ハープ協奏曲」が世界初演されました。

 

Hisaishi Leads Pictures at an Exhibition

[公演期間]
2024/11/14,15,17

[公演回数]
3公演
ウォルト・ディズニー・コンサートホール

[編成]
指揮:久石譲
ハープ:エマニュエル・セイソン
管弦楽:ロサンゼルス・フィルハーモニック

[曲目]
久石譲:Adagio for Strings and Two Harps   -Except Friday
久石譲:Harp Concerto *世界初演 (LA Phil 委嘱作品)

—-intermission—-   -Except Friday

ムソルグスキー/ラヴェル編曲:組曲「展覧会の絵」

 

 

 

久石譲 in ロサンゼルス

(親交のある作曲家アレクサンドル・デスプラさん、プレゼントでしょうか?)

 

ほか

公演風景/バックステージの動画もあります

from 久石譲本人公式インスタグラム
https://www.instagram.com/joehisaishi_composer/

 

 

 

Harp Concerto
world premiere, LA Phil commission

Joe HISAISHI

この作品について

ハープ協奏曲は、ロサンゼルス・フィルハーモニック、ボルドー国立オペラ座、パリ・フィルハーモニー管弦楽団、シンガポール交響楽団の共同委嘱作品で、ロサンゼルス・フィルハーモニックのハープ奏者であるエマニュエル・セイソンが演奏することになっていた。

2023年の夏、ロサンゼルスのハリウッドボウルでロサンゼルス・フィルハーモニックとの最初のコンサートに出演した際に、エマニュエルとの最初のセッションを行った(17,500席の会場は満席だった)。すぐに作曲を始めたかったが、忙しいスケジュールのため、翌年の2月まで作業が遅れた。5月にエマニエルが日本を訪れ、ほぼ完成した第1楽章を見直し、必要に応じて調整を行った。7月までにハープパートを完成させ、9月中旬にオーケストレーションが完成した。その結果、3楽章からなる30分の作品が完成した。

第1楽章は主にアルペジオで構成されたロ短調のアレグロ。最後に完成する第2楽章は、ゆったりとした6/8+7/8のリズムのニ短調の緩徐楽章です。カデンツァの後、第3楽章のヘ短調のトッカータ アレグロで曲は最高潮に達します。ハープは優雅で穏やかで落ち着いた音楽とよく言われますが、この協奏曲は強烈でワイルドでダイナミックで、伝統的なコンセプトとはまったく異なります。これは私自身のビジョンとエマニュエルの演奏スタイルの影響の両方を反映しています。

9か月の作曲期間(構想に費やした時間を含めると1年半以上に及びます)は、私にとっては長く感じました。その間、多くのコンサートで集中力の多くを費やしましたが、作品をさらに洗練させることができました。関係者全員に深く感謝しており、今後の公演で作品が進化していくのを楽しみにしています。―久石譲

(Web翻訳)

 

At-A-Glance
Composed: 2024

Length: c. 20 minutes

Orchestration: 2 flutes (2nd=piccolo/alto flute); 2 oboes (2nd=English horn); 2 clarinets (2nd=bass clarinet); 2 bassoons; 2 horns; 2 trumpets; 2 trombones; bass trombone; percussion (suspended cymbal, snare drum, triangle, bass drum, cymbals, congas, shaker, tambourine, glockenspiel, vibraphone, marimba), piano (=celesta), strings, and solo harp

Original Text from
Harp Concerto, Joe Hisaishi | LA Phil
https://www.laphil.com/musicdb/pieces/7010/harp-concerto

 

 

「Harp Concerto」はこのロサンゼルス公演での世界初演を皮切りに、2025年2月ボルドー、2025年3月パリ、そして2026年1月日本とこれから続々披露される予定になっています。

 

 

ハープ奏者エマニュアル・セイソンさんの公式インスタグラムでは、第1楽章・第2楽章・第3楽章のそれぞれイントロ部分を少しだけ聴くことができます。クリックしたら数十秒ほど至福の一瞬です。

 

 
 
 
 
 
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https://www.instagram.com/emmanuel_ceysson/

 

なんと2012年に久石譲オフィスでハープとオーケストラのための曲のアイデアを書いていたこと、今後数年間で世界中で初演する予定なことなど、見逃せないコメントも書かれていますね。

オーケストラパートがMIDI音源なのも貴重すぎて…門外不出とわかっていても欲しすぎる!!ハープ協奏曲、一刻も早く聴きたすぎる!!

 

 

 

公演風景

from SNS

 

 

 

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