Info. 2025/10/27 [TV] 日本テレビ系 news zero 久石譲インタビュー放送 【10/28 update】

Posted on 2025/10/27

日本テレビ「news zero」久石譲インタビュー放送のお知らせ
10月27日(月) 日本テレビ「news zero」(23:00〜)にて、
久石譲のインタビューが放送される予定です。
戦後80年企画として、今夏の演奏会を櫻井翔キャスターに取材いただきました。
ぜひご覧ください。

公式サイト:news zero|日本テレビ
https://www.ntv.co.jp/zero/

(久石譲オフィシャルサイト ニュースより)

 

 

放送内容

キキコミ

戦後80年「今はもう戦前」久石譲…音楽で伝える戦争

都内のコンサートホール。

〇櫻井
「戦後80年のタイミングで
 平和・祈りというところで
 どういうメッセージを込めたのか
 とても楽しみにしていました」

満員となった会場に、
大きな拍手のなか登壇した久石譲さん。

日本を代表する作曲家の久石さん。
これまでスタジオジブリ作品など、
数々の映画音楽などを作曲。
海外のオーケストラとの共演も多い
世界で活躍する音楽家です。

この日、行われたのは、
『戦後80年』をテーマにしたスペシャルコンサート。

なぜ今回、久石さんは
このテーマでコンサートを開いたのか。

〇櫻井
「一体感のあるコンサートに
 非常に心が震えました」

〇久石 譲さん(74)
「今回は『反戦』がテーマじゃないんですよ」

久石さんが訴えたかったのは、『今をどう生きるか』。

〇久石 譲さん(74)
「こんないろんなことが起こってるよ、世界はって」

〇櫻井
「観客の皆さんに問いかけるコンサートを
 目指していたんですか?」

〇久石 譲さん(74)
「もうそのぐらい大変な時代なんじゃない?と。
 だから自分自身をしっかり持っていないと。
 『我々はどう生きるか』
 『前を向いてきちんと生きよう』と、
 そういうメッセージです」

プログラムの1つが
アメリカのスティーヴ・ライヒが
作曲した『砂漠の音楽』。

〇久石 譲さん(74)
「砂漠は、アラビアとかの砂漠ではなくて
 アメリカの原爆の実験場の砂漠の意味なんですね。
 原爆に対するアンチが
 基本モチーフに入っています」

そして私が強く引き込まれたのが、
久石さんが作曲した
『The End of the World』です。
この曲が作られるきっかけとなったのが…。

〇久石 譲さん(74)
「ワールド・トレード・センターに飛行機が突入した。
 そのあとニューヨークに行って
 跡地を見て衝撃を受けて
 9.11から触発されて作った曲です」

2001年に起きたアメリカ同時多発テロでした。
このテロ事件で、
世界の秩序や価値観が崩れると感じた久石さん。

〇久石 譲さん(74)
「飛行機が突入したときから、直感的に感じたのは
 21世紀って、それぞれの違いというか
 『仲良くやっていこうよ』みたいなものから
 『違い違い』、みんなセパレート(分断)していく」

〇櫻井
「あの頃に、すでに感じられていたんですね」

〇久石 譲さん(74)
「絶対なっていくんだなって。
 グローバルという言葉もなくなるだろうなって」

〇櫻井
「自分たちの…」

『The End of the World』は
そこから生まれる
『不安と混沌』をイメージした作品だといいます。

この曲のなかで、
特に気になったところがありました。

〇櫻井
「2度爆音のような音が鳴る」

曲の最終盤…。

♪「(打楽器の音)」

〇櫻井
「ある人は広島長崎を連想するでしょうし
 ある人は、(9.11の標的)ツインタワーを連想すると思いますが、
 久石さんご自身としては
 あの2度の爆音はどういったことを表現したのですか?」

〇久石 譲さん(74)
「自分も、こうだからこうした、はないんです。
 平和なきれいな曲で、
 終わってはいけないというのがあって。
 不安と危機と隣り合わせの何かが必要だったんです。
 音楽的にどうしてもやりたかった。
 でも結果的に
 いろんなイメージをみなさんが感じられたら
 どれも正解じゃないかなと思います」

『違い』を認められず、いま世界で進む『分断』。

この状況に、久石さんは
”ある危機感”を抱いていました。

〇久石 譲さん(74)
「戦後じゃないんですよね。
 僕からすると、今はもう戦前に見えます」

〇櫻井
「ガザでやせ細った小さな子供を
 思い浮かべるときもあれば
 ウクライナで爆撃された建物を
 思い浮かべるときもあるんですか?」

〇久石 譲さん(74)
「もちろん。
 日本だっていつそういうふうになるか
 分からないくらい、世界は緊迫している」

そのなかで期待を寄せるのが、『音楽』がもつ力。

〇久石 譲さん(74)
「各国のコンサートをやりながら
 宗教も言語も全部違う人に
 自分の音楽を受け入れてもらえるだろうかという
 不安でずっとやっています。
 それで聴いて、喜んでもらったことの方が多い。
 音楽をいいと言ってもらっている限りは
 どこかに共通点を見いだせるんじゃないかなと
 希望的観測はあります」

 

出典:戦後80年「今はもう戦前」久石譲…音楽で伝える戦争|キキコミ|news zero|日本テレビ
https://www.ntv.co.jp/zero/kikikomi/articles/bpa8siqjv3hvc1va.html

 

 

▼“音楽で伝える戦争” #久石譲×櫻井翔

【作曲家・久石譲さん 音楽で伝える戦争】
#スタジオジブリ 作品など数々の映画音楽などでも知られる世界的な作曲家 #久石譲 さん
今年開催された #戦後80年 のコンサートを #櫻井翔 キャスターが取材。
久石さんが「今はもう戦前」と世界に危機感を覚える理由とは?
きょう27日(月)放送予定

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