2015年7月にオープン予定の新長野市民会館の開館プレイベントが2014年2月から長野市の音楽ホールなどで始まる。
「ながのでうたう となりのトトロ」と題して来年2月11日に若里市民文化ホールで行われる第1弾では、中野市出身で新市民会館の芸術監督となった作曲家久石譲の長女で歌手の麻衣が舞台に立つ。
新市民会館を運営する市文化芸術振興財団はオープン後、久石譲による「こけら落としコンサート」を開き、2016年以降は市民参加型の音楽祭を開く構想を描いている。プレイベントは「音楽を気軽に親しんでもらう」のが大きな目的だ。
麻衣は4歳の時、久石譲が作曲した映画「風の谷のナウシカ」の挿入歌「ナウシカ・レクイエム」を歌い、2010年に歌手デビュー。麻衣は若里ホールで、久石譲が作曲を手掛けた映画「となりのトトロ」の挿入歌などを歌う。
2013年10月に芸術監督となった久石譲は記者会見で、開館と同じ2015年に北陸新幹線が金沢へ延伸し、最短60分で結ばれることを念頭に「私が指揮するアンサンブル金沢や、東京の一流オーケストラの演奏会を定期的に開きたい」と話していた。
プレイベントや、久石譲の構想を支援しようと、長野商工会議所などの経済団体、地元テレビ局などで作る実行委12月19日に設立される。今後、市内の各団体と協力し、活動の輪を広げていく予定という。
若里ホールでの公演は入場無料。市民会館副館長のファゴット奏者・山上貴司さんらによる木管四重奏も披露される。定員600人で応募多数の場合は抽選。2014月1月25日までに往復はがきで市文化芸術振興財団(026-219-3100)へ申し込む。
公式案内:となりのトトロ 長野市 (PDF)
(2013年12月12日 読売新聞) 参考