Disc. V.A. 『JAM TRIP さすがの猿飛』

1983年12月 LP発売 CX-7134
1983年12月 CT発売 CAY-649

 

Jam Trip Sasuga no Sarutobi

ジャズれば痛快、ジャズれば最高!
名手・猪俣猛のパーカッショナブル・サウンド!

編曲:飯吉馨
演奏:猪俣猛とサウンドリミテッド&パーカッションアンサンブル

 

TVアニメ「さすがの猿飛」
放送期間:1982年10月17日~1984年3月11日
放送時間:毎週日曜日19時00分~19時30分
放送局:フジテレビ系
放送話数:全69話
原作:細野不二彦 音楽:久石譲

 

 

本作品は下記TVアニメからのカバーアルバムである。

 

 

(LPジャケット / LP盤)

 

SIDE A
01 恋の呪文はスキトキメキトキス
02 哀愁のロマン
03 ハ・チャ・メ・チャ
04 Love & ハート
05 忍豚レゲエ

SIDE B
06 ワ・タ・テク・ロマンス 
07 004989-00893
08 ピンク・スパイナー
09 フレンズ
10 恋のB級アクション

Composers:
小林泉美 (01, 09, 10)
久石譲 (02~08)

Arranged by 飯吉馨

Performers:
Sound Limited
Percussion Ensemble
Takeshi Inomata

Drums: Takeshi Inomata
Piano: Kaoru Iiyoshi (飯吉馨)
Guitar: Sadanori Nakamure, Masatsugu Matsumoto
Bass: Kosho Akimoto
Keyboard: Naoki Nishi
Saxophone: Ichiro Mimori (三森一郎)
Trumpet: Kenji Yoshida
Trombone: Tadataka Nakazawa (中沢忠孝)
Percussion: Kenichi Kitano (北野謙一), Norikazu Ejiri
Vibraphone: Hitoshi Hamada

 

Disc. 平松混声合唱団 『演奏会用混声合唱曲集 海をだく』

1983 or 1984年 LP発売 EFO-2065

 

演奏会用混声合唱曲集
海をだく

合唱:平松混声合唱団
指揮:平松剛一

(同名楽譜集は音楽之友社より発売されています。)

 

 

曲目について

A-1 えをかく
この曲は、”ことば”そのもののニュアンスを音とリズムにした曲で、大変ユニークな、すばらしい曲だと思います。まずこの詩を正確な発音で、はっきり何回も読んでから練習に入ることです。言葉の表出により、この絵の世界が広がります。

A-2 勉強に疲れてちょっとひと休みのうた
シンコペーションや、付点8分音符のリズムがあまくならないよう注意。常に新鮮な心の躍動感を失わずに、中間部は少し声を変えて、動きをもった方が良い。明るいはりのある声で歌うことを心がけたい。

A-3 時は流れても
フレーズ感を大切に、流れの中に、Ten.(音符表記省略)等の表現、言葉、特に子音を立てることに注意し、ブスターベ[H]からは、希望を持って、力強く歌い上げ、声は決して固くならず、特に男声は、のどに力が入らぬように心がけたい。

A-4 青い麦
寺島先生の曲には、人の心や、自然への思いやりが、流れるようにこみあげてきます。意図的な変化、急激な高まりはありません。やさしくそよぐ風のように、自然な美しさがピアノと合唱のデュエットによって奏でられれば幸せです。

B-1 まっさらなノート
男声のメロディーが多いが、高音がフラットにならぬよう発声に注意。声を出して詩を読み、まっさらな心で歌うことが、この曲をより一層美しい響きにさせると思います。ただ[D]からの音色の変化に注意したい。

B-2 ともしびを高くかかげて
とにかくこの曲は、明るい響きのある声で歌うことです。ただ明るく in Tempo で歌うというだけではなく、言葉のニュアンス、心の変化にも気をくばりたい。常に暖かい思いやりを忘れずに。

B-3 風に寄せて その1
立原道造の世界には、人間の魂の叫び、生きることの崇高さを感じさせてくれるものがあります。技術的には易しくありませんが、詩を心で受けとめ、歌い込むことにより、この曲の必然性が感じられると思います。限りない躍動感、自然で透明な美しさ、何とも表現しがたい深みがあります。

B-4 海をだく
12/8のリズム、特にタイの部分が流れないように、又それを意識しすぎて、言葉が切れぬように、全体に静かな、やさしい春の海を歌うことが大切です。中間部 Moderato のカノンの部分は、Marcato と legato をはっきり区別し、おおらかな支えのある声で表現するようにしたい。

B-5 新・こころの旅 竹田
ヴォカリーズでつつまれた、美しいメロディーを、ソフトな声でしみじみと歌いたい。あまり固くならずに、むしろ遊びのある歌い方の方が良いと思います。オブリガードとメロディーの人数のバランスを考慮することが必要です。

平松剛一

(LPライナーノーツ より)

 

 

海をだく 合唱 LP sc 1

海をだく 合唱 LP sc 2

(LPジャケット)

 

SIDE A
1.えをかく
作詞:谷川俊太郎 作曲:西村朗
2.勉強に疲れてちょっとひと休みのうた
作詞:新川和江 作曲:新実徳英
3.時は流れても
作詞:山上路夫 作曲:池辺晋一郎
4.青い麦
作詞:関根栄一 作曲:寺嶋尚彦

SIDE B
1.まっさらなノート
作詞:海野洋司 作曲:久石譲
2.ともしびを高くかかげて
作詞:岩谷時子 作曲:冨田勲
3.風に寄せて その1
作詞:立原道造 作曲:尾形敏幸
4.海をだく
作詞:鶴見正夫 作曲:荻久保和明
5.新・こころの旅 竹田
作詞:橋本淳 作曲:青島広志

演奏:平松混声合唱団
指揮:平松剛一
ピアノ:遊間郁子

録音:1983年9月21、22日 10月14日 大田区民センター

 

Disc. 今陽子 『ラハイナ ストリート』

1983年 LP発売 JAL-36

 

「黄昏の都会」久石譲が作詩・作曲を担当している。

 

ラハイナ ストリート 今陽子 LP 1

ラハイナ ストリート 今陽子 LP 2

ラハイナ ストリート 今陽子 LP 3

ラハイナ ストリート 今陽子 LP 4

ラハイナ ストリート 今陽子 LP 5

(LPジャケット / LP盤)

 

Side A
1.ハーバーライト・ブルー
2.真夏のミステリー
3.黄昏の都会
4.RAINY WOMAN
5.ルナパーク午後3時
Side B
1.あの胸にもう一度
2.STOP THE FALLING RAIN
3.ファンタジー・アイランド
4.LAST NIGHT DREAMIN’

「黄昏の都会」
作詩・作曲:久石譲 編曲:大村雅朗

 

Disc. 久石譲 『機甲創世記モスピーダ』

久石譲 機甲創世記モスピーダ

1983年12月5日 LP発売 JBX-25029
1983年12月5日 CT発売 VCK-6091
1994年2月23日 CD発売 VICL-23063
2021年8月25日 CD発売 NCS-10254

 

1983年 フジテレビ系アニメ放送 「機甲創世記モスピーダ」
音楽:久石譲

放送期間:1983年10月2日~1984年3月25日
放送時間:毎週日曜日9時30分~10時(関東地区)
放送局:フジテレビ系
放送話数:全25話

 

 

1983年5月10日 EP発売 KV-3045

機甲創世記モスピーダ LP 5

(EPジャケット)

 

オープニング・テーマ「失われた伝説を求めて」
エンディング・テーマ「ブルー・レイン」

 

 

「機甲創世記モスピーダ」

機甲創世記モスピーダ LP 10

(LPジャケット)

 

 

ビクター・アニメ・ミュージック”殿堂”シリーズ 7
モスピーダが変形する!
レイの、そしてスティックの勇姿が今、音楽と共に蘇る!!

 

『機甲創世記モスピーダ』

1994年2月23日 CD発売 VICL-23063

 

インタビュー/柿沼秀樹(メカニック・デザイン)

僕はこの作品にメカ・デザイン及び企画として参加しました。もともとの企画は、スポンサーでもある玩具メーカーから出たものですが、僕らは面白い仕掛けのあるメカニックをいっぱい出した冒険SFアクションを作ろうと思ったのです。

当時はちょうど『超時空要塞マクロス』が話題になっていた時期で、あっちが戦闘機だからこっちはオートバイでいこうということになりました。そして生まれたのがライドアーマーです。結局、戦闘機も出そうということになりましたけどね。メカの変形に関しては、やはり玩具で再現できるということが大きな前提としてありますので、何枚も図面を書いたり、モデルを作ったりといろいろ試行錯誤した覚えがあります。メカ・デザインは、味方側が荒牧くんで、僕は敵側を担当しました。敵側のデザインは曲線を主体として、生物的なイメージを持たせました。

作品の主眼としては、パーソナリティーのあるキャラがパーソナリティーのあるメカに乗るということがありました。当初はハードな軍隊ものになる予定だったんです。イメージとしては「ノルマンディー上陸作戦の宇宙版」という感じの。機能によって分類されたメカがたくさん出て、それが全部キャラ商品化される予定でした。ところが放映時間が日曜日の朝になったことやテレビシリーズということもあって、結果的にはややソフトな感じになってしまいましたね。いろいろなものを詰め込んでしまったために、ちょっと消化不良だったかな、というところもありました。

そうした反省も含めて、今この作品をリメイクしたら面白いなと思いますし、実際にやってみたいと思ってますよ。テレビシリーズは制約が多いので、ビデオで。もしリメイクするとしたら、主人公たちのチームがどこかへ誰かを助けに行くというようなシチュエーションでやりたいと思ってます。スピーディーなアクションに主眼を置いて。素材としてはとてもいいと思いますよ。

この作品の音楽は、すごくアップテンポでノリのいい音楽でしたね。今聴いても、きっと古びてないと思いますよ。当時のビクターさんて、ターゲットの年齢層をあまり考えないで自由な音楽作りをしていたと思いますね。そうした良さがこの作品の音楽にも表れているんじゃないでしょうか。

(1993年11月)

(インタビュー ~CDライナーノーツより)

 

 

解説

謎の敵インビットに占領された地球。それを奪還するために闘い、敵の本拠地を目指して旅する主人公たち。『機甲創世記モスピーダ』は、そうした魅力的な設定を持った作品だった。映画でいうならば、戦争超大作というよりも、アクションに充填を置いた爽快さ溢れる小気味のいい作品という感じである。『モスピーダ』といえばライドアーマーというくらい、この作品の主役メカ、ライドアーマーは大きな話題となった。乗っているバイクを装甲強化服として身につけてしまうという斬新なアイデアもさることながら、その仕掛を見事アクションに生かした映像、そして見事に再現してしまう玩具。いずれも当時のアニメが持っていた”ノリのよさ”というべきものであろう。

そうしたメカを乗りこなすには、キャラクター側にもそれ相応の個性が必要となる。当の主役チームは、リーダーこそ軍人であるものの、他はメカいじりの好きな少年あり、元暴走族の少女あり、結婚願望の強い少女あり、女装のアイドル歌手ありと、いずれも個性的なキャラばかりが揃っていた。メカもキャラもひとつの躍動感に満ちていた作品であったといえよう。

そうした躍動感が顕著に出た要素として、音楽性の重視ということが挙げられる。主役チームのひとりである女装のアイドル歌手イエローはそうした必要性から生まれたキャラでもあるが、そのミステリアスな魅力とともにライブシーンにおけるカッコよさも手伝って、人気の面でも大きな支持を得た。テレビシリーズ終了後にミュージックビデオがリリースされたという点でも、この作品の音楽性の高さがうかがい知れよう。ちなみに「襲撃のプレリュード」「老兵たちのポルカ」など、一部の例外はあるものの、サブタイトルが音楽のジャンルを表わす言葉で構成されていたのも印象深い。

この作品に企画時から参加していたアートミックは、その後さまざまな話題作を提供し、ファンの大きな人気を得ることになる。一連の作品のルーツを辿るならば、この『モスピーダ』に行き着くことになるだろう。

(解説 ~CDライナーノーツより)

 

 

”殿堂”シリーズの企画にあたって

名作と呼ばれる映画には、必ずそこに素晴らしい音楽があるものです。アニメにも同じことが言えます。誰でも、好きな作品の好きな音楽をひとつやふたつ心の奥底に刻みこんでいるのではないでしょうか。幸いなことに、アニメは他にも増して、そうした音楽がアルバムという形でリリースされることが盛んなジャンルです。ビクターエンタテインメントでは、これまでに数々のアニメアルバムを世に送ってきましたが、そこには話題作を彩ってきた素晴らしいサウンドが息づいています。

そうしたアルバムの中から特に厳選し、再リリースしたのが今回の”殿堂”シリーズです。いずれもファンの間で高い人気を誇った作品のアルバムで、当時の音源をそのまま復刻しました。中には初めてCD化されるアルバムもあり、ファンにとっては貴重なコレクションになるはずです。

作品のラインナップは、今から約10年ほど前の作品が多くなっています。オリジナル・ビデオ・アニメという新しいジャンルの登場と共に、アニメーションが大きな転機を迎えた頃。テレビシリーズ、劇場映画では、多くの名作が世に送り出され、アニメの音楽はこの時期を境に、よりポップなものへと変化してきました。そうしたサウンドを、10年という歳月をひとつの区切りとして見直そう、というのが、この”殿堂”シリーズなのです。初めて聴く人も、もう1回聴いてみたい人も、何か新しい発見があるかもしれません。どれから聴くかはあなた次第です。

(CDライナーノーツより)

 

 

機甲創世記モスピーダ CD

1. 失われた伝説(ゆめ)を求めて
2. ヴィーナス・オブ・ザ・スペース
3. エグゾーステッド・シティー
4. やっつけろ!
5. ダッシュ・アンド・ダッシュ
6. ヤング・スピリッツ
7. フーケのブルース
8. ふたりでいたい
9. 飛翔の儀式
10. インビット
11. DREAM EATERS
12. プリティー・キューピッド
13. 青春への手紙
14. 愛の小石
15. 伝説の河
16. ブルー・レイン

作詩:売野雅勇 (1,16) 阿佐茜 (4,8,11,14)
作曲:タケカワユキヒデ (1,16) 久石譲 (2~7,9,10,12~15) 小笠原寛 (8,11)
編曲:久石譲
歌:アンディ (1,16) 松本美音 (4,8,11,14,16)
演奏:WHILE ROCK BAND (2,3,5~7,9,10,12,13,15)

 

Genesis Climber Mospeada “Mospeada”

1.Ushinawareta Yume O Motomete
2.Venus Of The Space
3.Exhausted City
4.Yattshukero!
5.Dash and Dash
6.Young Spirits
7.Houquet No Blues
8.Futari De Itai
9.Hisho No Gishiki
10.Inbit
11.Dream Eaters
12.Pretty Cupid
13.Seishun E No Tegami
14.Ai No Koishi
15.Densetsu No Kawa
16.Blue Rain

 

Disc. たこ八郎 『たこでーす』

1983年11月 EP発売 10111-07

 

久石譲が作曲・編曲を担当している。

 

(EPジャケット / EP盤)

 

1.たこでーす
作詞:くのたかし 作曲・編曲:久石譲
2.オレが主役でいいのかなぁ~。
作詞:くのたかし 作曲・編曲:久石譲

 

Disc. 久石譲 『風の谷のナウシカ イメージアルバム 鳥の人…』

久石譲 『風の谷のナウシカ イメージアルバム 鳥の人』

1983年3月25日 LP発売 ANL-1013
1983年3月25日 CT発売 25AN-13
1985年6月25日 CD発売 32ATC-103
1993年7月21日 CD発売 TKCA-70131
2004年8月25日 CD発売 TKCA-72716
2018年11月3日 LP発売 TJJA-10008

 

1984年公開 スタジオジブリ作品 映画「風の谷のナウシカ」
監督:宮崎駿 音楽:久石譲

 

久石譲と宮崎駿が初めて出会った記念すべきアルバム。映画の準備段階で宮崎監督から作品の説明を受けた久石は、原作漫画を読み返しそのイメージをもとに、1983年8~9月に作曲・レコーディングを行った。「ナウシカ」音楽の原点と言える作品集。

「ナウシカ」イメージアルバム発売当時はまだCDという媒体が普及しておらず、CDの同時発売は無かった。CDはレコードの約1年半後に、新ジャケットで発売された。 ※下部ジャケット写真はCDデザイン

 

 

「ナウシカ」主題歌の候補曲

宮崎駿さんは「ポーリシュカ・ポーレ」というロシアの歌が大好きで、この曲を勇壮に響かせながら仕事をしていた、というエピソードがある。力強いマーチで、しかも悲しみをおびている、これが宮崎さんの好みの音楽だ。

”白い翼をもった 胸高き風よ/はるかな地へ すぎゆく風よ/種は死にはしない/母は子等を見すてはしない/大地は 今心をひらく”-これは宮崎さんが書いた「ナウシカ」の”幻の主題歌”の一節(ロマンアルバム「ナウシカ」に完全な形で掲載してある)。勇壮なマーチにより、この詩が流れていたら、映画の感じが変わってしまったかも。

「ナウシカ」のシンボルテーマソングやBGMが決定するまでには、いろいろなアイディアが提出された。宮崎さんがはじめに気に入ったのは、水牛楽団の自主制作テープ「ポーランドの歌」。水牛楽団は、戦後日本有数の作曲家・高橋悠治さんを中心とするグループで、従来の作曲・演奏の形式にとらわれず、民族楽器とバイオリンの組みあわせでアジアの民衆の歌を紹介するコンサートを開いていた。この「ポーランドの歌」は、第二次大戦中にポーランド民衆に歌われた反戦歌を集めたもの。やはり、悲しいけれど力強さのある歌が多かった。

プロデューサーの高畑勲さんが発見して、宮崎さんも「これがいい」と本気で考えていた主題歌候補曲もあった。ソヴィエトの俳優兼シンガーだったウラディミール・ヴィッソツキが歌っていた「地球の唄」という曲。詩の内容が「ナウシカ」のテーマにぴったりで、たんたんとしたメロディーをヴィッソツキーがすこしシワガレた声で歌っていた。ソヴィエトでは大ヒットし、その後フランスを中心にヨーロッパでも歌われたが、日本ではほとんど知られていなかった(レコードは輸入盤か自主制作盤のみ)。

「ナウシカ」制作が追いこみに入ると、宮崎さんは多忙をきわめたため、音楽については高畑さんは知る人ぞ知る音楽通。いろいろな音楽素材を集めては、宮崎さんに聞いてもらって参考意見を出したり、音楽制作担当者と激論をかわしたり。「こんな厚みのある音楽がいいと思う」と高畑さんが聞かせてくれたテープには、新ウィーン楽派のオーケストラ作品などがあった。

余談だが、宮崎さんの作画机には大きなカセットデッキが置かれていた。宮崎さんがもっぱら聞くテープは、南こうせつ、海援隊、松任谷由実など。気に入ったら同じテープを何度でも聞くのが習慣になっていたようだ。

このイメージアルバムの作曲者・久石譲さんは「ナウシカ」がきっかけで、澤井信一郎監督の「Wの悲劇」に起用されたり、井上陽水のアルバム「9・5カラット」のなかでアレンジャーとしても活躍。最近は「炎のアルペンローゼ」も手がけている。

片桐卓也

(CDライナーノーツより)

 

 

高畑:
~中略~ 「ナウシカ」について言えばね、最初にイメージ。レコードっていうのを作ろうということで、久石さんていう人に頼んで作ってもらったんですね。そしたらなかなか面白い曲がその中に含まれていた。で、いろいろ経緯はあったんだけど、映画の音楽も久石さんにやってもらおうということになった時にね、その面白い曲が含まれていたものの、それがどういう風に使われるかということは何の関係もなく作られているわけですね。それは溜め録りと同じことなんでね、ある意味で言えば。それをどういう風に設計しようかっていうことで考えたわけです、あれはね。ま、あの場合三曲がテーマとして何度も使われているわけだけど。それを中心に据えてやっていくってことでね、むしろかえって上手くいったかもしれない。その、のっけからね、劇伴として「ここはこういう感じなんです、音楽入れてください」って書いてもらうよりね、その人が全力をあげて書いたものです。要するに久石譲という人にとって、映像に劇伴としてつけるんじゃなくて、原作を読んで想像力を駆使して、独立した音楽として聞かせるつもりで全力をあげて書いたもんでしょ? その魅力を全面的に発揮させるように後で音楽設計をする。一種の溜め録りですね。久石さんの初めに書かれた曲が全部良かったと別に思うわけじゃないけれど、その中で「これはイケル!」と思ったものがあった。それをどういう風に扱うか……要するに、曲はいいかもしれないけれど、使えないかもしれないですね。でしょ? 「ナウシカ」の場合でもそう思ったんですよ、実は。出来上がったものを聞いて「これとこれがイイ!面白い!……面白いんだけど、さて、どういう風に使えばいい?……久石さんの力は示してもらったけど、映画用にはやはり改めて書いてもらわないといかんかなあ?」ということを一時は思ったりした位で。だけど、いろいろ行きつ戻りつ考えて、ある所に落ち着いてね、で、出来上がってくると、もうそれしかなかった様に思えたりね(笑)、その、「感じ」っていうのは出て来るわけだからね。どれだけ聞かせてくれる音楽が書かれてるかであってさ、「いかにも劇伴でござい」っていう音楽は使い途がないんですよ、土台。ちょっと、こういうことは載っかると困るかもしれないけれど、久石さんなんかでもね、その腐海がどうのとかさ、巨神兵がどうのとか、戦闘がどうのとかいうのはほとんど使えなかった。語弊はあるけどね、「なんだ、ありきたりの曲を、今はやりで書いてるな」という感じしかしなかった。だから、それは全然使う気がしなかった。

ところが、普通劇伴というのは、主にそういう曲の集合体になることが多いんです。「メニュー」というのを作るわけですよ。あの、「スリラー」とかね(笑)、そういう「メニュー」があるわけ。「サスペンス」とかね(笑)、「ほんわかした情緒」とかね(笑)、「感動!」とかね(爆笑)、それをもとに作曲家の方が書く。で、これねえ、いいのが出来て来ないのが普通なんですよ。アリモノになっちゃうんですよ。自分の引き出しっていうか……それぞれの作曲家のね。

-その「メニュー」以外ほとんど参考にするものがないということですね、作曲家の方は…。

高畑:
うん、だから、もちろん話し合ったり、原作があればそれから発想してもらったりするんだけど。とにかく、その「メニュー」から思い切ってどうやって良い音楽を書いてもらうかっていうことに尽きるんですけどね。それさえちゃんと出来れば、逆に今度は使い方を工夫するのが演出とかそういう立場の人間が考えることなわけね。

-要するに、その場に合う音楽であれば、溜め録りでも何でもいいと……。

高畑:
いやいや、「その場に合う」って……だから、「その場に合う」んじゃなくて……。その場に合うだけの音がうは下らんのですよ。音楽の魅力が欲しいんです。

音楽のつけ方っていうのはいろいろあるんですよ、ついでに言うと。音楽によってはね、打ち合わせでは欲しいと言ったところを「ス」(空白)にしてね、「ス」にするといったところに音楽を入れても、非常に上手くいく可能性だってあるわけ。音楽が何を分担するか……まるっきりひっくり返してつけることも出来るわけでしょ?「ここに愉快な音楽下さい」と。ね? で、「ここで入って……愉快な音楽が入って、ここで、バン! って衝突するときに、パッととります」と、そういう打ち合わせをするわけです。ところが、思っていたような愉快な音楽が出来て来ないことがよくある。チャカチャカしてるだけだったりして。そんな場合、困るけど、決断しなくちゃならない、演出としては。書き直してもらうか、別の音楽の入れ方を考えるか。「愉快さは音楽がなくともいいよ」と、「効果音と声だけで十分出せる」と、ね? そしてその前後を考えてみるとかいろいろ工夫するんですよね。そういうものの兼ね合いだからねえ、これはもう。面白いといや面白いけど、大変といや大変で、その危険至極なことなんです。~中略~

(書籍「映画を作りながら考えたこと」高畑勲 著 より抜粋)

 

 

風の谷のナウシカ イメージアルバム 鳥の人 LP

(LPジャケット)

 

 

久石譲 『風の谷のナウシカ イメージアルバム 鳥の人』

1. 風の伝説
2. はるかな地へ…(〜ナウシカのテーマ〜)
3. メーヴェ
4. 巨神兵 〜トルメキア軍〜クシャナ殿下
5. 腐海
6. 王蟲
7. 土鬼軍の逆襲
8. 戦闘
9. 谷への道
10. 遠い日々(〜ナウシカのテーマ〜)
11. 鳥の人(〜ナウシカのテーマ〜)

PRODUCED BY MASARU ARAKAWA , JOE HISAISHI
RECORDING & MIXING ENGINEER BY YASUHIRO ABE
ASSISTANT ENGINEER: KUNIHIKO IMAI, HIDEAKI IKEDA
RECORDING AT STAR SHIP STUDIO
ALL COMPOSE & ARRANGEMENT BY JOE HISAISHI
PLAY BY WONDER CITY ORCHESTRA

 

Nausicaä of the Valley of the Wind Image Album: The Bird Man

1.The Legend of the Wind
2.To the Land of Faraway…
3.Mehve
4.The Giant Warrior – The Tolmekian Army – Her Highness Kushana
5.Sea of Corruption
6.Ohmu
7.Counter-attack of the Tolmekians
8.Battle
9.The Road to the Valley
10.The Distant Days
11.The Bird Man

 

Disc. V.A. 『NHK みんなのうた 星と夢のサンバ』

1983年9月 LP発売 CZ-7231

 

久石譲が編曲を担当した「星と夢のサンバ」「おこるよ!」「わたしのにゃんこ」「リンゴの森の子猫たち」「コンピューターおばあちゃん」「アップルパップルプリンセス」の6楽曲が収録されている。

 

(LPジャケット)

 

SIDE-1
1.星と夢のサンバ
作詩:水本慶子 作曲:原川健 編曲:久石譲 歌:池田典代、こおろぎ’73
2.南の島の花嫁さん
作詩:北井あゆ 作曲・編曲:越部信義 歌:木の葉のこ
3.夢みる子ねこ
作詩・作曲:金井昌子 補作編曲:山本直純 歌:NHK東京放送児童合唱団
4.おこるよ!
作詩:千家和也 作曲:たきのえいじ 編曲:久石譲 歌:水木一郎
5.みずうみ
作詩:山川啓介 作曲:グリーグ 編曲:乾裕樹 歌:奈々瀬ひとみ
6.わたしのにゃんこ
作詩・作曲:矢野顕子 編曲:久石譲 歌:井上広美、少年少女合唱団みずうみ
7.南の島のハメハメハ大王
作詩・伊藤アキラ 作曲:森田公一 編曲:若松正司 歌:堀江美都子、こおろぎ’73
8.あさおきたん
作詩:阪田寛夫 作曲:大中恩 編曲:渡辺博史 歌:前川寛介、大森里奈、杉本誠次郎、少年少女合唱団みずうみ
9.山口さんちのツトム君
作詩・作曲:みなみらんぼう 編曲:若松正司 歌:川橋啓史
10.ユミちゃんの引越し
作詩・作曲:みなみらんぼう 編曲:千代正行 歌:川橋啓史、大塚佳子

SIDE-2
1.リンゴの森の子猫たち
作詩:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:久石譲 歌:中谷佐知子
2.馬のシッポぶたのシッポ
作詩:阿部日登美 作曲・編曲:山本直純 歌:林周夫、森の木児童合唱団
3.ふたりで半分こ
作詩:若谷和子 作曲:ティティーネ・スケーベンス 編曲:田辺信一
歌:堀江美都子、市場衛、森の木児童合唱団、ティティーネ&チルドレンコーラス
4.走れ!ジョリィ
作詩:若谷和子 作曲:ティティーネ・スケーベンス 編曲:田辺信一
歌:堀江美都子、ティティーネ&チルドレンコーラス
5.コンピューターおばあちゃん
作詩・作曲:伊藤良一 編曲:久石譲 歌:酒井司優子
6.ヘップション
作詩:鈴木悦夫 作曲:R・ワイス 編曲:クニ河内 歌:山越正樹
7.私の紙風船
作詩:嶋岡晨 作曲・編曲:越部信義 歌:山田美也子、こおろぎ’73
8.アップルパップルプリンセス
作詩:柴田陽平 作曲:加瀬邦彦 編曲:久石譲 歌:江沢マキ、フィーリング・フリー
9.ドラキュラのうた
作詩:小黒恵子 作曲・編曲:クニ河内 歌:クニ河内、コロムビアゆりかご会
10.デッカイトットマーチ
作詩・作曲:中林淳真 編曲:小森昭宏 歌:こおろぎ’73

 

 

なお、「星と夢のサンバ」「アップル パップル プリンセス」は下記CD作品に収録されている。ちなみに当LP作品外だが、CD収録「パンダ・ダ・パ・ヤッ」も久石譲編曲楽曲である。※「はじめての僕デス」は歌唱・編曲ともに久石譲編曲版ではない。

 

「NHKみんなのうた ベスト40 ~勇気のうた・笑顔のうた~」

2013年5月22日 CD発売 COCX-37993-4

Disc1
1.おしりの山はエベレスト
作詞:うるまでるび 作曲・編曲:松前公高 歌:おしりかじり虫
2.ピースフル!
作詞・作曲:松浦有希 編曲:梅原亮 歌:ピース×ピース
3.こどもしゅのうかいだん
作詞・作曲:比嘉栄昇 編曲:BEGIN 歌:BEGIN
4.やみやみ
作詞・作曲:ティカ・α 編曲:近藤研二 歌:やくしまるえつこ
5.北の風と太陽と
作詞:山田由香 作曲:構康憲 編曲:高野康弘 歌:構康憲
6.パパとあるこう
作詞:杉紀彦 作曲:丹羽応樹 編曲:小六禮次郎 歌:石原裕次郎
7.じーじのえてがみ ~グランドファザーズ・レター~
作詞・作曲:小椋佳 編曲:長谷川智樹 歌:上野樹里
8.ゆらゆら
作詞・作曲:啓江 編曲:Low-tech Son、飯田俊明 歌:中島啓江
9.しじみのダンス
作詞:永石勝 作曲・編曲:飯塚啓介 歌:ゆきまゆこ
10.クロ
作詞・作曲:遊佐未森 編曲:鹿島達也 歌:遊佐未森
11.とのさまガエル
作詞:つかもとひろあき 作曲:たなかひろかず 編曲:たなかひろかず、沢田完 歌:2Who’z、石坂浩二
12.おしりかじり虫
 作詞・作曲:うるまでるび 編曲:佐藤泰将 歌:さとうやすまさ
13.ひよこぐも
作詞:戸田昭吾、pukumuku 作曲・編曲:たなかひろかず 歌:アヤカ・ウィルソン
14.やさしくしてね
作詞:有森聡美 作曲・編曲:池毅 歌:山野さとこ
15.しあわせのうた
作詞:木下龍太郎 作曲・編曲:高井達雄 歌:榊原郁恵
16.WINTER
作詞・作曲:RYTHEM 編曲:益田TOSH 歌:RYTHEM
17.メッセージ・ソング
作詞・作曲・編曲:小西康陽 歌:ピチカート・ファイヴ
18.天の川
作詞:和津実(なつみ)、皆倉崇良 作曲:皆倉崇良 編曲:Michiluca、平野昌子 歌:ミチルカ(Michiluca)
19.花の海
作詞:山本惠三子 作曲:村田誠一 編曲:若松正司 歌:森の木児童合唱団
20.カゼノトオリミチ
作詞・作曲:堀下さゆり 編曲:目木とーる、堀下さゆり 歌:堀下さゆり

Disc2
1.ハピハピ バースデイ
作詞・作曲:岡本真夜 編曲:岡本真夜、西垣哲二 歌:岡本真夜
2.星と夢のサンバ
作詞:水本慶子 作曲:原川健 編曲:久石譲 歌:池田典代、こおろぎ’73
3.パンのマーチ
作詞:峯陽 作曲:小川寛興 編曲:塚山エリコ 歌:山野さと子、中右貴久、森の木児童合唱団、ラティナ・キッズ
4.ドン・キホーテ
作詞:仲倉重郎 作曲・編曲:吉岡しげ美 歌:佐々木功
5.はじめての僕デス
作詞:関沢新一 作曲・編曲:中村勝彦 歌:宮本浩次
6.ユミちゃんの引越し ~さよならツトム君~
作詞・作曲:みなみらんぼう 編曲:千代正行 歌:大塚佳子、川橋啓史
7.おねえちゃん
作詞:佐藤信 作曲:小室等 編曲:若松正司 歌:こおろぎ’73
8.せんせ ほんまにほんま
作詞:古市カオル 作曲:古市哲太郎 編曲:高橋城 歌:大阪すみよし少年少女合唱団
9.アップル パップル プリンセス
作詞:柴田陽平 作曲:加瀬邦彦 編曲:久石譲 歌:江沢マキ、フィーリング・フリー
10.メトロポリタン美術館
作詞・作曲:大貫妙子 編曲:淡海悟郎 歌:KUKO
11.パンダ・ダ・パ・ヤッ
作詞:若谷和子 作曲:森田公一 編曲:久石譲 歌:井上広美
12.こだぬき ポンポ
作詞:鈴木悦夫 作曲:大山高輝 編曲:乾裕樹 歌:下條アトム
13.ぼくの目は猫の目
作詞・作曲:忌野清志郎 編曲:佐藤ミツル 歌:狩野勇気夫
14.森の熊さん
訳詞:馬場祥弘 作曲:アメリカ民謡 編曲:若松正司 歌:山野さと子、森の木児童合唱団
15.サイクリング リンリン
作詞:阪田寛夫 作曲:小川寛興 編曲:岩河三郎 歌:NHK東京児童合唱団
16.みんなのマーチ
作詞・作曲:山本直純 編曲:伊藤慶樹 歌:NHK東京児童合唱団
17.手のひらを太陽に
作詞:やなせたかし 作曲:いずみたく 編曲:たかしまあきひこ 歌:宮内良
18.小さな木の実(ビゼー作曲「美しいパースの娘」から[1995年版])
作詞:海野洋司 作曲:ビゼー、石川皓也 編曲:石川皓也 歌:蒲原史子
19.夢でも逢えるかな
作詞:森雪之丞 作曲:布袋寅泰 編曲:信田かずお 歌:工藤栄子
20.しあわせの時計
作詞:渡辺なつみ 作曲:DON-9 編曲:三浦一年 歌:ハル&チッチ歌族、石巻市立雄勝小学校のみんな

 

 

こちらのCD作品もあわせてご参照

 

「ザ・ベスト NHKみんなのうた」

2015年11月11日 CD発売 COCN-40014

1.山口さんちのツトム君
作詞・作曲:みなみらんぼう 編曲:若松正司 歌:川橋啓史
2.南の島のハメハメハ大王
作詞:伊藤アキラ 作曲:森田公一 編曲:若松正司 歌:堀江美都子、こおろぎ’73
3.北風小僧の寒太郎
作詞:井出隆夫 作曲・編曲:福田和禾子 歌:大倉正丈、コロムビアゆりかご会
4.赤鬼と青鬼のタンゴ
作詞:加藤直 作曲・編曲:福田和禾子 歌:さとまさのり、ピープル
5.いろはまつり
作詞・作曲:長島由佳 編曲:若松正司 歌:森みゆき、ひばり児童合唱団
6.虫歯の子どもの誕生日
作詞・作曲:みなみらんぼう 編曲:千代正行 歌:吉田紀人
7.ドラキュラのうた
作詞:小黒恵子 作曲・編曲:クニ河内 歌:クニ河内、コロムビアゆりかご会
8.メトロポリタン美術館
作詞・作曲:大貫妙子 編曲:淡海悟郎 歌:KUKO
9.アップル パップル プリンセス
作詞:柴田陽平 作曲:加瀬邦彦 編曲:久石譲 歌:江沢マキ、フィーリング・フリー
10.おしりかじり虫
作詞・作曲:うるまでるび 編曲:佐藤泰将 歌:さとうやすまさ
11.コンピューターおばあちゃん
作詞・作曲:伊藤良一 編曲:久石譲 歌:酒井司優子
12.ひげなしゴゲジャバル
作詞・作曲:菊池之枝 編曲:岩河三郎 歌:眞理ヨシコ、コロムビアゆりかご会
13.パンダ・ダ・パ・ヤッ
作詞:若谷和子 作曲:森田公一 編曲:久石譲 歌:井上広美
14.はじめての僕デス
作詞:関沢新一 作曲・編曲:中村勝彦 歌:宮本浩次
15.以心伝心しよう
作詞・作曲:大城光恵 編曲:信田かずお 歌:上谷麻紀
16.WAになっておどろう~イレ アイエ~
作詞・作曲:長万部太郎 編曲:太田建 歌:児玉国弘
17.パンのマーチ
作詞:峯陽 作曲:小川寛興 編曲:塚山エリコ 歌:山野さと子、中右貴久、森の木児童合唱団、ラティナ・キッズ
18.地球はみんなの大合唱
作詞:ビーンズ豆田 作曲:関和則 編曲:高田弘 歌:杉並児童合唱団
19.白い道(ヴィヴァルディ作曲「四季」から)
作詞:海野洋司 作曲:ヴィヴァルディ 編曲:石川晧也 歌:かおりくみこ
20.小さな木の実(ビゼー作曲「美しいパースの娘」から)
作詞:海野洋司 作曲:ビゼー、石川皓也 編曲:石川皓也 歌:蒲原史子
21.大きなリンゴの木の下で
作詞:小黒恵子 作曲:中山竜 編曲:小野崎孝輔 歌:ダ・カーポ
22.しあわせのうた
作詞:木下龍太郎 作曲・編曲:高井達雄 歌:榊原郁恵
23.勇気一つを友にして
作詞:片岡輝 作曲・編曲:越部信義 歌:山田美也子
24.夕日が背中を押してくる
作詞:阪田寛夫 作曲:山本直純 編曲:若松正司 歌:NHK東京児童合唱団
25.しあわせの時計
作詞:渡辺なつみ 作曲:DON-9 編曲:三浦一年 歌:ハル&チッチ歌族、石巻市立雄勝小学校のみんな

 

Disc. V.A. 『力道山よ永遠に』

1983年8月6日 EP発売 AH-363

 

プロレス界の巨人”力道山”の全貌を描いた83年のドキュメンタリー映画「ザ・力道山」のO.S.T.7インチ。 山下洋輔による主題曲「BATTLE ROYAL」が素晴らしいフリージャズ。

久石譲がイメージソング「力道山よ永遠に」の編曲を手がけている。

 

 

(EPジャケット / EP盤)

 

1.イメージソング「力道山よ永遠に」
作詞:あしのまろや 補作詞:麻鳥ひろむ 作曲:坂井洋一 編曲:久石譲 歌:Harry
2.主題曲「BATTLE ROYAL」
作曲・演奏:山下洋輔

 

Disc. ビーハイブ 『愛してナイト デビュー★ビーハイブ』

1983年6月 LP発売 CX-7100
1983年6月 CT発売 CAY-618

 

TVアニメ「愛してナイト」から生まれたロックグループ・ビーハイブ。劇中で剛が所属する架空のロックグループ「ビーハイヴ」名義で「FIRE」、「FREE WAY」が実際に発売された。メインボーカルはアイ高野が担当。「アイ高野とビーハイヴ」はこの後LPを2枚発表する。

久石譲が1楽曲作曲、6楽曲編曲を担当している。

 

愛してナイト デビュー・ビーハイブ LP sc 1

愛してナイト デビュー・ビーハイブ LP sc 2

愛してナイト デビュー・ビーハイブ LP sc 4

(LPジャケット)

 

 

1984年4月 EP発売 CH-119

(EPジャケット)

 

 

なお、2005年発売DVDBOXの初回特典として同作品+主題歌を収録した完全復刻CDが封入特典となっている。

 

初回特典スペシャルCD
”デビュー★ビーハイブ”特別仕様盤

放送当時に発売されたビーハイブのLPアルバム「デビュー★ビーハイブ」の完全復刻CD。初CD化に加え、主題歌とエンディングの2曲も収録した特別仕様盤。ジャパニーズ・ポップス&ロック界を代表する、タケカワユキヒデ、ミッキー吉野、小田裕一郎、志熊研三、久石譲ら一流ミュージシャンがこぞって作り上げた隠れた名盤である。

 

『愛してナイト DVD-BOX』

2005年11月25日 DVDBOX発売 7枚組

愛してナイトDVDBOX

(DVDジャケット)

 

ビーハイブ 完全復刻CD

ビーハイブ完全復刻CD 2

ビーハイブ完全復刻CD 3

(特典CD)

 

 

愛してナイト デビュー・ビーハイブ LP sc 3

Side A
1.ROCKIN’ ALL NIGHT
作詞:園部和範 作曲:窪田晴男 編曲:窪田晴男 歌:BEEHIVE
2.FIRE
作詞:藤公之介 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:久石譲 歌:BEEHIVE
3.MIDNIGHT ROCK’N’ROLL STAR
作詞:園部和範 作曲:小田裕一郎 編曲:久石譲 歌:BEEHIVE
4.LONELY BOY
作詞:園部和範 作曲:熊谷安廣 編曲:志熊研三 歌:BEEHIVE
5.BABY, I LOVE YOU
作詞:久石譲 作曲:久石譲 編曲:久石譲 歌:BEEHIVE
Side B
1.FREE WAY
作詞:藤公之介 作曲:小田裕一郎 編曲:久石譲 歌:BEEHIVE
2.LET ME FEEL
作詞:Gakuro 作曲:Gakuro 編曲:久石譲 歌:Gakuro&Kissrelish
3.BOXER
作詞:さがらよしあき 作曲:ミッキー吉野 編曲:久石譲 歌:Gakuro&Kissrelish
4.SOMEDAY ON SUNDAY
作詞:藤原いくろう 作曲:小田裕一郎 編曲:志熊研三 歌:BEEHIVE
5.LOVE AGAIN
作詞:藤原いくろう 作曲志熊研三 編曲:志熊研三 歌BEEHIVE

 

 

 

 

Disc. 東京佼成ウインドオーケストラ 『ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第11集』

1983年4月21日 LP発売

 

久石譲が編曲を担当した「ア・ディープ(海溝)」「ワッキー・ダスト」が収録されている。

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第11集 LP 1

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第11集 LP 2

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第11集 LP 3

(LPジャケット / LP盤)

 

ア・ディープ 海溝 ニュー・サウンズ・イン・ブラス

 

ワッキー・ダスト 久石譲 ニュー・サウンズ・イン・ブラス 楽譜

(スコア一部)

 

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第11集

1. ビギン・ザ・ビギン (編曲:岩井直溥)
2. 真珠の首飾り (編曲:真島俊夫)
3. ア・ディープ(海溝) (編曲:久石 譲)
4. サンチェスの子供たち (編曲:岩井直溥)
5. ロックン・ロール・メドレー (編曲:岩井直溥)
ロック・アラウンド・ザ・クロック~ロックン・ロール・ミュージック~ハートブレーク・ホテル~ダイアナ~ハウンド・ドッグ
6. 幻想即興曲 (編曲:藤田玄播)
7. シボネー (編曲:岩井直溥)
8. ファンダンゴ (編曲:森田一浩)
9. ワッキー・ダスト (編曲:久石 譲)
10. ジョン・ウィリアムス・メドレー(編曲:岩井直溥)
E.T.のテーマ~未知との遭遇~スターウォーズ

【ゲスト&ソロ・ミュージシャン】
猪俣 猛(Drs.)
荒川康男/高水健司(E.B.)
中牟礼貞則/直居隆雄(E.G.)
宮沢 昭(Sax.)
数原 晋(Tp.)鍵和田道男(Tb.)
山口弘治(Hr.)
霧生トシ子(Pf.)