Disc. 渡辺範彦 『ギター・メルヘン・コンサート』

1980年 LP発売 OX-7216-ND

 

若き天才ギタリストととして名を馳せた、故渡辺範彦最期の録音となったアルバム。

・1980年6月18~19日録音
・編曲・指揮:久石譲
・演奏:東京ヴィヴァルディ合奏団
・リコーダ & フルート : 相馬充 / 篠原猛

 

ギター・メルヘン・コンサート 渡辺範彦 1

ギター・メルヘン・コンサート 渡辺範彦 2

(LPジャケット / LP盤)

 

Side A
1. カプリチオ・アラブ(ターレガ)
2. 亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
3. 主よ人の望みの喜びよ(J.S.バッハ)
4. ファンタジー(ヴァイス)
5. ます(シューベルト)

Side B
1. 禁じられた遊び(民謡)
2. トロイメライ(シューマン)
3. <<恋するガリア>>のテーマ(J.S.バッハ)
4. グリーンスリーヴス(民謡)
5. アストゥーリアス(アルベニス)

 

 

なお、本作品から4楽曲がコンピレーション・アルバムに収録されている。

「アランフェス協奏曲 《ギター名曲集》」

1990年 CD発売 GES-9272

アランフェス協奏曲 ギター名曲集 渡辺範彦

●ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
1.I - アレグロ・コン・スピリート
2.II - アダージョ
3.III - アレグロ・ジェンティーレ

4.E.S.デ・ラ・マーサ:ハバネラ
5.R.S.デ・ラ・マーサ:サパテアード
6.ポンセ:三つのメキシコ民謡
7.盗賊の唄 (カタロニア民謡)
8.哀歌 (カタロニア民謡)

●ロウロ:四つのベネズエラ風ワルツ
9.第1番
10.第2番
11.第3番
12.第4番

●モレノ・トローバ:カスティーリャ組曲
13.ファンダンギーリョ
14.アラーダ
15.ダンサ

16.アルベニス:アストゥーリアス
17.ヴァイス:ファンタジー
18.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
19.J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ

1-5.シャロン・イスビン(ギター)
1-3.黒岩英臣指揮・東京都交響楽団

6-15.菊池真知子(ギター)

16-19.渡辺範彦(ギター)
17-19.久石譲編曲・指揮・東京ヴィヴァルディ合奏団

 

Disc. ミュージッククリエイション 『混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ Vol.1 イエスタデイ』

1980年 LP発売 TP-60351

 

ポップスのヒット・ナンバーを混声で歌う!!
混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ vol.1 イエスタデイ

合唱:ミュージッククリエイション 指揮:熊谷弘 編曲:久石譲 英詩指導:Stuart Atkin

久石譲による全楽曲編曲解説つき

 

 

編曲のおと ポピュラー合唱シリーズVol.1 久石譲

合唱音楽にはいくつかの特徴があります。まず、他のどの楽器よりも直接に人々に訴えかける力がある事、そして言葉-詩-を語りかけられる事。

近年日本の合唱界も他の分野と同じく、小さい頃から音楽に接して来た若者達が多くなった為か、飛躍的な進歩を遂げていると思います。かなり難解な作品でも、割と平気で歌われているようです。

が、しかしポピュラー音楽を歌うと言う事に関してはどうでしょうか?美しいメロディーと詩、軽妙なリズム……多くの人々に愛されているのですが、それほど盛んには歌われていません。一つには、言葉の問題(やはり英語が多い)であり、又コンサートにかけられるようなボリュームのある編曲が少ない事があると思います。

今回、このレコード制作にあたって留意した点もそこにあります。まず一曲一曲が、コンサートにかけられるように、時間的に充分な長さと様々な変化を盛り込んで編曲する。次に、英語に関しては、S・アットキン氏の指導を受けて、完全な発音をする。そして、今回の主目的でもありますが、東亜音楽社によって楽譜の出版を同時に行う。以上の様な特徴があります。

編曲にあたっては、原曲の持つイメージを生かして、大きな構成を取ること。JAZZハーモニーもある程度使用するが、できる限り歌い易く、かつ歌って楽しいものにする事。基本的にノンビブラート唱法を取り入れること。(それの方がきれいなハーモニーが得られる)等々。

しかしこのレコードはあくまで観賞用でもあって教材用としてだけではありません。

ポピュラー音楽は、多くの人々にとって、歩んできた時間の、ある時代の代弁者であり、又良きパートナーでもあります。皆さんのレコードライブラリーに加えていたただければ、幸いです。

 

1.トライ・トゥ・リメンバー
この美しい名曲はこのアルバムの中でも最もスケールの大きなアレンジをしています。韻をふんだ構成のしっかりした詩は、それだけで一つの音楽になっています。この曲では、アメリカの「シンガース・アンリミテッド」以来、多くのアレンジャーによって転調の妙味を競いあっています。このアルバムでも3コーラスのうち2コーラスめから徐々に転調していきますが、詩のもつニュアンスに合わせて音も高揚して行きます。ア・カペラ(無伴奏)の持つ大きな表現力に注目してください。

 

2.シェルブールの雨傘
監督ジャック・ドミー、主演カトリーヌ・ドヌーブ、作曲ミシェル・ルグランのコンビによる同名の映画の主題歌。このあまりにも美しいメロディーは、その反面、大変難しい曲でもあります。跳躍の激しい、この器楽的なメロディーを歌うにはかなりの技術がいります。全体で3コーラスありますが、それぞれ半音づつ上がって行って盛り上げています。多少アカデミックに表現してみましたが、ピアノのパートはある程度の練習は必要でしょう。

 

3.アクエリアス
ミュージカル「ヘアー」の中の挿入歌で、フィフス・ディメンションの歌でヒットしました。このアルバム中、最もロックのリズムを強調したアレンジになっています。合唱と言うよりもコーラスグループに近い表現になっていますが、ディスコに通う若い世代から見れば、何の違和感もないでしょう。リズムはやや複雑ですが、パンチのあるダイナミックな歌が聞かれます。

 

4.ドンナ・ドンナ
ジョーン・バエズの歌などでおなじみの曲ですが、フォーク・ブームのとき、最も歌われた曲です。このアルバムでは、ほとんど英語の詩で歌われていますが、それは訳詩と原曲のイメージにかなりの距離があり、それならば原曲のイメージを大切にして英語で行こうと思ったからです。が、この「ドンナ・ドンナ」と「マイ・ウェイ」に関しては、日本語の詩でもかなりポピュラーになっていますので、日本語で歌われています。素朴な哀感をたたえるこのメロディーはあまり技巧に走らず、淡々と歌われるようにアレンジしています。

 

5.スカボロー・フェア/詠唱
「サウンド・オブ・サイレンス」と共に、映画制作の鬼才マイク・ニコルズが『卒業』に先ず決めた作品。サイモンとガーファンクルの中でも一番親しまれた曲のひとつになっています。ポール・サイモンがイギリスのフォーククラブを廻っていた頃、北海に面した小さな漁村で聞いた民謡をアート・ガーファンクルと共に採譜し、一年近くかけて仕上げた労作でもあります。美しく宝石のように散りばめられた詩は、S&Gの精緻な作品群の代表と云うべき光を放っています。幻想的な「スカボロー・フェア」で始まり、同じ曲調の「きよしこの夜」に殺ばつとした現実を伝えるニュースをからめた「7時のニュース/きよしこの夜」で終わるこの曲はポピュラー史上に残る名曲です。声をおさえて、ソフトな表現が大切です。

 

6.イエスタデイ
ビートルズの名曲「イエスタデイ」はその美しいメロディーもさることながら、詩の美しさにも感嘆します。ア・カペラ(無伴奏)で歌われますが、合唱の大きな魅力は何と言っても無伴奏で歌われる詩です。大きなフレーズを取り、時には速く又遅くメロディーに合わせてテンポが揺れる時、そこに表れる美しいハーモニーに耳を傾けない人はいないでしょう。テノールがメロディーを歌う事が多いですが、クラシック的な発声よりもソフトな声で歌った方が良いでしょう。又多勢の合唱でも可能ですが、少人数で清涼なハーモニーを意図しても別の美しさが出ると思います。

 

7.夢のカリフォルニア
ママス・アンド・パパスのなつかしい歌ですが、今年同名のタイトルで映画にもなりました。したがって、映画のサウンド・トラックに近いアレンジをしてみました。この曲では、先行するメロディーとそれを追いかけるバックコーラスが同等のニュアンスで必要です。ロックのリズムですが、それほど難しいノリではなく、言葉の持つリズムを強調すれば、全体のサウンドは、かなり力強く響くと思います。

 

8.ブルーレディに紅いバラ
ディーン・マーチン等の歌でおなじみの曲です。4ビートに乗って歌われるこの明るく大らかな曲は、いかにも良き時代のアメリカを感じさせます。歌の始まりは男声が取りますが、全体に男のイメージが強いです。中間部のサンドペーパーと歌のかけ合いはリズムの面白さをねらってみました。技術的には、シェイクと言って、声をゆらす(大きな又は強調したビブラート)テクニックを使用していますが、これは、スイング・ナンバーの特徴的な歌い方です。

 

9.コンドルは飛んで行く
南米のインカ民謡で、ポール・サイモンがロス・インカスとめぐり逢ってレパートリーに加えた為、世界的なヒット曲となりました。このアルバムでは、南米の民族楽器、ケーナ(笛)、チャランゴ(弦楽器)、ボンゴ(太鼓)等を使用してその雰囲気を出しています。声はむしろカスレるほど息を多く出して、おさえて表現した方が良いです。音域の広いメロディーですが、その民族性ゆえに独特のムードがかもし出されます。

 

10.ロミオとジュリエット
オリビア・ハッセー、レナード・ホワイティングのコンビで映画化され、その若々しいカップル(当時?)の新鮮な演技で評判を呼びました。音楽は「太陽がいっぱい」「ゴッドファーザー」など数々の映画音楽を作曲したニーノ・ロータが担当しています。曲は、ルネッサンス・バロック時代によく使われた和音進行に基いて作曲されている為、非常に格調の高い、それでいて素朴な表現になっています。アレンジにあたっても、その原曲の持つムードを損なわないよう注意しました。また本来、ピアノの伴奏で良いのですが、このアルバムでは、ハープを用いて原曲のイメージに近づけています。

 

11.マイ・ウェイ
フランク・シナトラやポール・アンカの歌でヒットした曲です。大変スケールの大きな曲で、多少歌唱力に自信のある歌い手さんは好んでこの曲を取り上げています。編曲にあたって、男性コーラスを中心にして、スケールの大きな正攻法で表現してみました。この曲も日本語の詩で歌われています。

 

12.ミッシェル
レノン&マッカートニーの作詩・作曲で、1965年に発表されましたが、特にその優しく温かみのある音楽は、「マッカートニー・サウンド」と呼ばれています。この曲はそれの代表的な曲の一つです。この曲もア・カペラ(無伴奏)ですが、ややキー(音域)を下げ、声を張り上げずにおさえて表現してあります。

(編曲のおと ~LPライナーノーツより)

 

●ミュージッククリエイションとS・アットキン
今回のレコーディングで活躍したミュージッククリエイションは、全員がコーラスグループの経験者で、又ソリストとしてもスタジオ、ステージ等で活躍している新しいスタイルのシンガーズである。又、S・アットキンは英国生れ、キング・エドワーズスクール、オックスフォード大学卒業、現在東京在住。今回のレコーディングでは、英語の歌詩を徹底的に指導協力してくれた。陰の大功労者である。

ミュージッククリエイション:
ソプラノ 2/アルト 2/テノール 2/バリトン/バス

 

このレコードに収録したものと同じ楽譜が、㈱東亜音楽社発行、㈱音楽の友社発売で出版されています。『混声合唱による楽しいポップスの世界』レコード共々御活用下さい。

(LPライナーノーツ より)

 

 

混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ vol.1 イエスタデイ LP 1

混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ vol.1 イエスタデイ LP2

混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ vol.1 イエスタデイ LP3

混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ vol.1 イエスタデイ LP4

(LPジャケット 表/裏 LPライナーノーツ 表/裏)

 

 

なお、『ポピュラー合唱シリーズ Vol.2』も、レコード・楽譜共に発売されていた。

Disc. ミュージッククリエイション 『混声合唱によるニューミュージックの世界 ポピュラー合唱シリーズVol.2 – Sachiko』

 

 

混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ vol.1 イエスタデイ LP5

SIDE 1
1.トライ・トゥ・リメンバー TRY TO REMEMBER
2.シェルブールの雨傘 LES PARAPLUIES DE CHERBOURG
3.アクエリアス AQUARIUS
4.ドンナ・ドンナ DONNA DONNA
5.スカボロー・フェア SCARBOROUGH FAIR
6.イエスタデイ YESTERDAY

SIDE 2
1.夢のカリフォルニア CALIFORNIA DREAMIN’
2.ブルーレディに紅いバラ RED ROSES FOR A BLUE LADY
3.コンドルは飛んで行く EL CONDOR PASA
4.ロミオとジュリエット A TIME FOR US
5.マイ・ウェイ MY WAY
6.ミッシェル MICHELLE

編曲:久石譲
指揮:熊谷弘
合唱:ミュージッククリエイション

Arranged by JOE HISAISHI
Conducted by HIROSHI KUMAGAYA
Song by THE MUSIC CREATION

 

Disc. 日本電気 『NECの歌(80周年記念歌)』 ※非売品 *Unreleased

1980年 EP E-4567~8 非売品 Not for Sale

 

NECの歌(80周年記念歌)の編曲を小林亜星・久石譲と共同で担当している。

 

 

NECの歌 sc 1

NECの歌 sc 2

(EPジャケット)

 

1.NECの歌
作詞:久保井力 作曲:中村隆志 編曲:小林亜星・久石譲
2.日本電気社歌
作詞:北原白秋 作曲:山田耕筰

演奏:日本電気吹奏楽団 合唱:日本電気合唱部

 

Disc. 伊奈かっぺい 『遥かな友へ 落書きの下書き』

1980年12月10日 LP発売 GX-7036
1980年12月10日 CT発売 COTA-3956
1997年5月10日 CD発売 COCA-14169
2012年7月18日 CD発売 COCP-37478

 

久石譲が音楽を手がけている。

 

遥かな友へ 落書きの下書き 伊奈かっぺい 2

遥かな友へ 落書きの下書き 伊奈かっぺい 3

(LPジャケット / LP盤)

 

Side A
01 ぷろろおぐ Myway
02 三味線 (朗読)
03 Happy Life (歌)
04 深酒 (朗読)
05 小さな悩み (朗読)
06 無口 (朗読)
07 寒いはで (歌)

Side B
08 思いやり (朗読)
09 酒場
10 質問 (朗読)
11 みにくいアヒルの子 (朗読)
12 雪の音 (朗読)
13 遥かな友へ (朗読)

音楽:久石譲

 

 

なお伊奈かっぺいのレコード・デビュー35周年(2012年時)を記念して、既発作品を廉価プライスで一挙30タイトル発売されている。

 

「遥かな友へ 落書きの下書き」 伊奈かっぺい

2012年7月18日 CD発売

※LP発売時と同ジャケット

遥かな友へ 落書きの下書き 伊奈かっぺい

(CDジャケット)

 

Disc. V.A. 『魔法少女ララベル 歌とお話し』

1980年7月1日 LP発売 CZ-7035
1980年7月1日 CT発売 CPY-763

 

テレビ朝日系アニメ「魔法少女ララベル」
放送期間:1980年2月15日~1981年2月27日 全49話

 

本作品は主題歌や挿入歌の他、ララベルとビスカスの話が交互に収録されている。曲のイントロに、ララベルとビスカスによる みじかいおはなしが収録されている。

久石譲が2楽曲「私の日記帳」「マイビューティフルタウン」の編曲を手がけている。アニメ音楽は他者によるもの。

 

魔法少女ララベル LP 2

(LPジャケット)

 

A面
1.ハローララベル(オープニングテーマ)
作詞:伊藤アキラ 作曲:いずみたく 編曲:親泊正昇 歌:堀江美都子、コロムビアゆりかご会
2.愛の魔法
作詞:武鹿悦子 作曲:渡辺岳夫 編曲:いちひさし 歌:堀江美都子、ザ・チャープス
3.私の日記帳
作詞:碓氷夕焼 作曲:渡辺岳夫 編曲:久石譲 歌:堀江美都子、ザ・チャープス
4.ビバ!ビスカス
作詞:碓氷夕焼 作曲:渡辺岳夫 編曲:いちひさし 歌:田中崇、コロムビアゆりかご会
5.あなたへ
作詞:武鹿悦子 作曲:いずみたく 編曲:親泊正昇 歌:堀江美都子

B面
1.ララベルマーチ
作詞:伊藤アキラ 作曲・編曲:武市昌久 歌:堀江美都子、コロムビアゆりかご会
2.マイビューティフルタウン
作詞:伊藤アキラ 作曲:渡辺岳夫 編曲:久石譲 歌:堀江美都子、こおろぎ’73
3.咲花小学校スクールソング
作詞:伊藤アキラ 作曲:いずみたく 編曲:親泊正昇 歌:堀江美都子、コロムビアゆりかご会
4.おなじ星のともだち
作詞:武鹿悦子 作曲・編曲:武市昌久 歌:堀江美都子、こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会
5 魔法少女ララベル(エンディングテーマ)
作詞:伊藤アキラ 作曲:いずみたく 編曲:親泊正昇 歌:堀江美都子、コロムビアゆりかご会

 

 

なお、久石譲が編曲を手がけた2楽曲は、下記CD作品にも収録されている。

「歌のあゆみ 4」堀江美都子
1988年9月21日 CD発売

詳細は別頁にてご参照

Disc. 久石譲 『オズの魔法使い』

 

Disc. 東京佼成ウインドオーケストラ 『ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第8集』

1980年7月5日 LP発売 TA-72052

 

久石譲が吹奏楽アレンジを担当した「四季より 春」「フィール・ソー・グッド」が収録されている。CD発売と合わせて出版されていた吹奏楽スコアも貴重である。

 

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第8集 LP 1

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第8集 LP 2

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(LPジャケット / LP盤)

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 春 久石譲 1

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 春 久石譲 2

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 春 久石譲 3

 

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス フィール・ソー・グッド 久石譲 1

ニュー・サウンズ・イン・ブラス フィール・ソー・グッド 久石譲 3

ニュー・サウンズ・イン・ブラス フィール・ソー・グッド 久石譲 2

(楽譜 一部)

 

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第8集

1. 四季より「春」 (編曲:久石 譲)
2. ティコ・ティコ (編曲:岩井直溥)
3. ライズ (編曲:小野崎孝輔)
4. マイ・フェア・レディ〈メドレー〉(編曲:岩井直溥)
運がよければ~踊りあかそう~忘れられぬ君~何んて素晴しい~君住む街角
5. マッカーサー・パーク (編曲:岩井直溥)
6. フィール・ソー・グッド (編曲:久石 譲)
7. パリのアメリカ人 (編曲:岩井直溥)
8. ウィー・アー・オール・アローン (編曲:小野崎孝輔)

【ゲスト&ソロ・ミュージシャン】
猪俣 猛(Drs.)
荒川康男(E.B.)
中牟礼貞則(E.G.)
羽鳥幸次(Tp.)
白須正義(Tb.)山口弘治(Hr.)
宮沢 昭(Sax.)

 

Disc. 佐藤勝 『交響組曲 地球(テラ)へ…』

1980年4月1日 LP発売 CQ-7041
1980年4月1日 CT発売 CAK-696

 

交響組曲 地球(テラ)へ… オリジナル・サウンドトラック

原作:竹宮恵子
音楽:佐藤勝
監督:恩地日出夫

竹宮恵子のSF意欲作!!”われらは還(よみが)える地球(テラ)の土に
いま、若者たちの愛と勇気と冒険がはじまる。宇宙の一粒の真珠「地球(テラ)」をめざして……
鬼才佐藤勝が描くスペース・シンフォニー!

 

 

久石譲はこの作品でキーボード参加している。また当時、佐藤勝の仕事を手伝っていたことも過去著書で語っている。

 

なお、2003年CD発売されている。収録内容は同じ。

 

〈ANIMEX 1200シリーズ〉(5) 交響組曲 地球(テラ)へ…

2003年9月25日 CD発売 COCC-72005

(CDジャケット)

 

 

(LPジャケット / LP盤)

 

SIDE A

1. 地球(テラ)へ… Coming Home To Terra
作詩:竜真知子 作曲:小田裕一郎 編曲:川上了 歌:ダ・カーポ
2.遙かなる憧憬(あこがれ)の地 The Faraway Planet…My Home
3.目覚めの日 The Awaking Day
4.眠れる獅子…ミュウ The Sleeping Lion…Mū
5.苦難への旅立ち Toward The Terra
6.アタラクシアの若者達 The Young Of Attaractia
7.新しい生命の賛歌 Hymn For New Life

SIDE B

8.宿命の二人 The Destined Rivals
9.メンバーズ・エリート キース・アニアン Members Elite Keyes Annaen 
10.燃える惑星ナスカ  Burning Planet NAZCA
11.星の海の闘い Battle In The Space
12.ジョミー・マーキス・シン Jommy Merqith Sin
13.友情の勝利 Cunclusion Of The Friendship
14.愛の惑星(プラネット) All We Need Is Love
作詩:竜真知子 作曲:ミッキー吉野 編曲:ミッキー吉野、岸本博 歌:ダ・カーポ

作曲・指揮:佐藤勝
演奏:コロムビア・シンフォニック・オーケストラ

 

Disc. V.A. 『ハワイメイト HAWAII MATE』(VHS)

198?年??月??日 VHS発売 NF-3030

 

ハワイメイト

出演:
サンドラ・ビショップ
マリー・エミ
リサ・ベル

音楽:
後藤次利
久石譲
林哲司

 

HAWAII MATE

CAST
SANDRA BISHOP
MARI EMI
LISA BELL

MUSIC BY
TSUGUTOSHI GOTO
JOE HISAISHI
TETSUJI HAYASI

SUPERVISOR
JOE HISAISHI

 

 

 

Disc. 芹洋子 『青いリボンで結ばれた日々』

1979年 LP発売 SKS-66

 

芹洋子のオリジナル・アルバム第2弾『青いリボンで結ばれた日々』に、久石譲が編曲を担当した3曲「ピンクサーモンとメロンムーン」「少年の客船」「幸せがあると信じて」が収録されている。

CD化されているかは不明。

 

(LPジャケット / LP盤)

 

 

1面
1.ひとつぶの麦
作詩:石丸博 作曲:森田公一 編曲:高田弘
2.少年少女
作詩:石丸博 作曲:森田公一 編曲:高田弘
3.白いカーネーション
作詩:石丸博 作曲:井上忠夫 編曲:高橋信之
4.ピンクサーモンとメロンムーン
作詩:石丸博 作曲:佐藤勝 編曲:久石譲
5.星の子守唄
作詩:宮中雲子 作曲:井上忠夫 編曲:高橋信之
2面
1.学生風景
作詩:石丸博 作曲:森田公一 編曲:高田弘
2.紅椿
作詩:石丸博 作曲:井上忠夫 編曲:高田弘
3.早春の画集
作詩:石丸博 作曲:井上忠夫 編曲:高田弘
4.少年の客船(ふね)
作詩:石丸博 作曲:佐藤勝 編曲:久石譲
5.幸せがあると信じて
作詩:宮中雲子 作曲:佐藤勝 編曲:久石譲

 

Disc. 同志社学生混声合唱団 『宇宙戦艦ヤマト ~混声合唱とピアノ・打楽器のための合唱組曲』

1979年11月25日 LP発売 CQ-7031
1979年11月25日 CT発売 CAK-686
1995年6月21日 CD発売 COCC-12671

 

久石譲が編曲を手がけている。詳細は下記CD盤にて。

 

混声合唱とピアノ・打楽器のための合唱組曲『宇宙戦艦ヤマト』 1

混声合唱とピアノ・打楽器のための合唱組曲『宇宙戦艦ヤマト』 2

混声合唱とピアノ・打楽器のための合唱組曲『宇宙戦艦ヤマト』 3

(LPジャケット)

 

 

1995年6月21日 CD発売 COCC-12671

「宇宙戦艦ヤマト~混声合唱とピアノ・打楽器のための 合唱組曲」同志社学生混声合唱団

 

合唱組曲「宇宙戦艦ヤマト」について

私は、この「合唱組曲・宇宙戦艦ヤマト」を聴いて、非常に驚きもし、また、喜びを感じた。合唱組曲そのものは、私のオリジナルではない訳だが、それがここまで壮大なスケール感をもって構成され、宇宙戦艦ヤマトが生き生きと登場してくるとは夢にも思わなかった。そして、それをドラマの展開にそって、豊かに歌い上げている同志社学生混声合唱団の人達に対して、感謝の念に絶えない。

子供から15、6才の少年少女たちまで熱狂的な支持を受けた「宇宙戦艦ヤマト」。その音楽性を考えるとき、混声合唱として扱われたということ自体、私としてもうれしい思いである。また、それをCD化することは、たいへん意義のあることではないだろうか。

「合唱」は比較的一部の分野と思われているが、その新しい試みの素材として、「宇宙戦艦ヤマト」がお役に立てたということは、たいへんうれしい。この「合唱組曲・宇宙戦艦ヤマト」を聴きながら、あなたの胸をゆさぶったシーンの数々を思い浮かべてほしいものだ。

プロデューサー 西崎義展

(CDライナーノーツより)

 

曲目解説

1.序曲~宇宙のテーマ~
宇宙の深い闇の中から聞こえてくるような低いバスの声、それにテノールとアルトの4度音程が特徴の和音が広大な空間を感じさせます。そこに女声のソロが宇宙の彼方から聞こえてくるように美しく響き渡る。やがてそれがベルトーンとなって、それまでの静止した空間が揺れ動き女声スキャットの、宇宙のテーマへと入って行きます。いかにも「合唱版宇宙戦艦ヤマト」の序曲にふさわしい。

曲の途中、これからの物語を暗示するように、ヤマトのテーマなどが、様々な曲想で歌われるが、再び宇宙のテーマに戻りドラマチックに曲を終わる。

川島和子のすばらしいスキャットはもうすでに、「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」のアルバムでおなじみだが、同志社大の混声合唱団も好演している。

 

2.ヤマト誕生~宇宙戦艦ヤマト~
男声のハミングとピアノの先鋭的な響きによっての導入部は、かなりシリアスに描かれています。

やがてマーチ風のスネアドラムに導かれて、合唱が徐々に明るさを増し、リズミックに発展してきます。そして、ファンファーレ風のモチーフを奏した後、あの有名なヤマトのメロディーが聞こえてきます。スケールの大きなこのメロディーは、今さら解説する必要もないでしょうが、この編曲のメインテーマであり、この後の曲にも、様々な変奏を伴って現われます。

 

3.イスカンダル
女声三部合唱用にアレンジされている。劇の中の音楽として作曲されたので、詩はついていないが美しいメロディー・ラインで、イージーリスニング-いわゆるポップス音楽として充分に楽しませてくれる。

冒頭、グレゴリア聖歌のような清涼な響きが女声コーラスによって歌い出されたその後、川島和子のスキャットが美しくイスカンダルのイメージを形作っていく。7度音程の跳躍が特徴的なこのメロディーは、大変美しいが、反面歌う技術としては、声のコントロールが比較的難かしい。力まずに。女声コーラスだけが持つその透明感が表現されれば、ステキな小品に仕上がるだろう。

 

4.試練
冒頭よりピアノとシンバル(ハイハット)による12/8拍子のオスティナートが激しくリズムを刻み、そこに男声コーラスから順にDのジャズコードに合わせてスキャットで切り込んでくる。そのスピード感が大変良い効果を上げている。

途中、白色彗星のテーマが男声コーラスによって無気味に響く。

後半、風のようなオスティナートリズムが突然止み、コーラスとティンパニだけでヤマトのテーマがまるで試練を乗り越えた後のように深く沈んだように現われる。それは、死んで行った仲間への気持だろうか、それとも戦わなければならない者たちの生への問いかけだろうか。

 

5.白色彗星のテーマ
男声三部合唱のアレンジ。ヤマトの新たな的、白色彗星は直径1万キロもある巨大な彗星で、その無気味さを原曲ではパイプオルガンを使用して表現しています。

まず16小節のテーマが2回、調を変えてくり返され、その後バロック風に格調高い変奏が続きます。

形式としては、パッサカリア(どこかの声部で必ず基本のメロディーを奏していて、その上で様々な変奏をする)でできていますが、男声合唱の持つ重量感がこの巨大な敵、白色彗星の残酷なまでの冷たさをよく表現しています。

 

6.想人(おもいで)~星に想うスターシャ
ロマンチックで美しい、この2つの曲は、それぞれ独立して、アレンジしたかったのですが、組曲としての性格上メドレーになっています。ピアノの短い前奏の後、川島和子のスキャットが情感をたたえてすばらしい。途中からバックのコーラスが、より一層物哀しくメロディーを包みこみます。

そしておそらく最も宮川泰氏らしい「星に想うスターシャ」は、今回のレコーディングでは一番最後に録音されました。

「もしも許されるものならば この手で抱きしめて 連れて来たかった…」

万感の想いでこの曲を聞いていたとき、スタッフの中には涙を流している人さえいました。本当にすばらしいラブソングです。

 

7.真赤なスカーフ
挿入歌として大変ヒットした曲、いまさら解説もいらないと思います。

…宇宙戦士のユウキをたたえて振る、真赤なスカーフ、その心の中に去来するものは…。

曲はいきなりアカペラ(無伴奏)で歌い出しますが、その見事な表現をぜひ聞いて下さい。合唱だけが持つ力強い表現力があなたの胸を打つでしょう。

途中、ト短調からハ短調に転調して曲はどんどん盛り上がって行きます。それぞれの合唱団のレパートリーに加えていただきたい曲の一つです。

 

8.好敵手
この宇宙戦艦ヤマトの中のキャラクターで最も印象に残ったのはこのデスラーだと言う人も多い事でしょう。主人公、古代進の宿命の敵だったデスラー…二人の最後の対決の時、「ガミラスの再建とヤマトの撃滅が、私の悲願だった。彗星帝国に身を寄せ、屈辱の日々に耐え抜いて来たのもこの日のためだった。…しかし、もう思い残す事は何もない」デスラーは、最後までヤマトの敵だったが、誇り高い武人でもあった。

そんなデスラーの孤独を前半ハミングで、切々と歌い上げています。後半、男たちの生き様を歌った「好敵手」は大変印象に残る曲です。

 

9.決戦=勝利
ヤマトが戦闘に入り、傷つきんがらもついに勝利を得るまでを、従来の合唱曲には、あまりみられない手法で大胆にアレンジされている。

三つのパートからできていて、第1と第2では、それぞれクラスター(音を半音ずつ、つみ重ねて作る不協和音)とミニマル音楽(単純な音型をくり返しながら演奏し徐々にその型を変える)の手法が用いられている。

やがてピアノのクラスターがとどろき、声のバッキングリズムが激しく交錯する。最後にヤマトのテーマの変奏が、力強く歌われてヤマトの勝利を告げる。

 

10.終曲~明日への希望~
この合唱組曲のエンディングテーマです。冒頭、再び、宇宙のテーマがスキャットで現われる。それが「大いなる愛」のメロディーをはさんで、朗々と合唱で歌われる。

そして、8小節のロシア民謡風のメロディーが、ピアニシモから、どんどん盛り上がって、やがてクライマックスに到達する。最後は再び宇宙のテーマのモチーフが現われて曲を締めくくる。

ロマンと冒険、そして愛………

この曲は、作者が少年少女に贈る、永遠のメッセージなのです。

 

11.ヤマトより愛をこめて
この曲だけ作曲者が宮川泰氏ではなく、大野克夫氏になっています。沢田研二の歌でもヒットしたこの味わい深い曲、映画のラストシーンで、静かに宇宙空間に消えていくヤマトの雄姿にオーバーラップしてすばらしい効果を上げました。

「私たちは愛のために戦った………」

愛の持つやさしさ、強さ、はかなさ、そういった感情の側面を見事に、歌い上げていると思います。同志社学生混声合唱団の皆さんも、決してオーバーな表現をせずに、淡々と、すばらしいアンサンブルを聞かせてくれています。

永遠の愛へのメッセージ、ヤマトの終章にふさわしい曲です。

 

解説/久石譲

(CDライナーノーツより)

 

 

混声合唱とピアノ・打楽器のための合唱組曲『宇宙戦艦ヤマト』 ジャケット

1. 序曲 ~宇宙のテーマ~
2. ヤマト誕生 ~宇宙戦艦ヤマト~
3. イスカンダル
4. 試練
5. 白色彗星のテーマ
6. 想人~星に想うスターシャ
7. 真赤なスカーフ
8. 好敵手
9. 決戦=勝利
10. 終曲 ~明日への希望~
11. ヤマトより愛をこめて

作曲:宮川泰
編曲:久石譲
合唱:同志社学生混声合唱団
指揮:熊谷弘
ピアノ伴奏:梶原綾子
打楽器:益子高明
作詩:阿久悠
スキャット:川島和子
ヤマトより愛をこめて 作曲:大野克夫

 

 

2012年11月21日 YAMATO SOUND ALMANAC 1980-I「ヤマトよ永遠に 音楽集 PART 1」(CD)  COCX-37392

2012年11月21日 YAMATO SOUND ALMANAC 1980-II「ヤマトよ永遠に 音楽集 PART 2」(CD) COCX-37393