久石譲、待望のソロアルバム『ミニマリズム2』の発売決定!!
2015年8年ぶりの6公演ツアーの開始日 8月5日リリース予定!!
※公演予定プログラムとCD内容は異なります
新しい音楽、今まで体験したことのない音楽を感じさせるアルバム
ミニマル・ミュージックを超えて、ポストクラシカルの最先端を行く久石譲の『ミニマリズム2』が、8月5日、満を持して発売されます。ロンドン交響楽団との前作『ミニマリズム』から6年ぶりの新作は、よりソリッドで現代的なサウンドに生まれ変わった室内楽作品集。
エッシャーのだまし絵からインスピレーションを得た「弦楽四重奏曲第1番《Escher》」、マリンバ2台のための「Shaking Anxiety and Dreamy Globe」、すべて単音だけで構成された「Single Track Music 1」、そして戦後70周年を迎えたこの日本のために書かれた「祈りのうた」など、久石の最新作を完全収録しています。
現代(いま)の音楽を感じることのできる必携の一枚です。
久石の“今”を贅沢に詰め込んだソロアルバム、どうぞご期待ください。
『ミニマリズム2』
発売予定日:2015年8月5日(水)
発売価格:2,800円(税別)
品番:UMCK-1518
収録内容
1. 祈りのうた for Piano (2015)
2. Shaking Anxiety and Dreamy Globe for 2 Marimbas (2012-2014)
3. Single Track Music 1 for 4 Saxophones and Percussion (2014-2015)
4. WAVE (2009)
String Quartet No.1 (2014)
5. Ⅰ. Encounter
6. Ⅱ. Phosphorescent Sea
7. Ⅲ. Metamorphosis
8. Ⅳ. Other World
(久石譲オフィシャルサイトより 編集)
【収録予定曲 補足】
1. 祈りのうた for Piano
久石譲が宮崎駿監督の2015年の誕生日にプレゼントした楽曲。収録バージョンはピアノ・ソロ。
「新しい年を迎えた。1月4日にピアノ曲を作曲し、翌日の5日に録音した。曲名は《祈りのうた》で僕自身初のホーリー・ミニマリズムのようなシンプルな三和音を使った楽曲になった。さっそく宮崎駿さんのもとに届けた。これは恒例化した新春の儀式のようなもので、ジブリ美術館で流れる音楽を作曲して以来、毎年ではないけれどもなんとか作っては届けている。」
(Blog. 「クラシック プレミアム 30 ~ストラヴィンスキー / プロコフィエフ~」(CDマガジン) レビュー)
2. Shaking Anxiety and Dreamy Globe for 2 Marimbas
2012年「第7回 Hakujiギターフェスタ」委嘱作品。オリジナル版はギターデュオのための楽曲。荘村清志さんと福田進一さんという2大ギタリストにより世界初演された。2015年「第10回 Hakujiギターフェスタ」(8月23日予定)にて再演が決まっている。
オリジナル版にあたる同バージョン「Shaking Anxiety and Dreamy Globe」は2015年6月22日発売CD『DUO / 福田進一x荘村清志』に収録予定。(同日楽譜発売)
ミニマルの手法とフラメンコギターのエッセンスを取り入れた、複雑な変拍子と躍動感あふれる久石譲ならではの技巧的な楽曲となっている、エモーショナルなミニマル・ミュージック。
本作に収録される楽曲は、2014年開催コンサート「久石譲プレゼンツ「ミュージック・フューチャー vol.1」にて世界初演された、2台のマリンバのために書きなおされた作品。テクニカルでありながらも温かみのあるマリンバの音色によってノスタルジックなミニマルの世界へと誘われる作品へと生まれ変わる。
(Info. 2015/06/24 福田進一x荘村清志 『DUO』 CD発売 久石譲委嘱作品収録)
3. Single Track Music 1 for 4 Saxophones and Percussion
2015年「バンド維新2015」吹奏楽委嘱作品。航空自衛隊 航空中央音楽隊の演奏によりホール録音、CD化されている。
本作に収録される楽曲は、オリジナル版の吹奏楽編成ではなく、4本のサキソフォンとパーカッションのための作品として書き直されるようである。
「この作品はとてもシンプルな構造でできています。全編ユニゾンで、その中のある音が高音や低音に配置させることによって別のフレーズが浮かび上がるようになっています。」
(Disc. VA. 『バンド維新 2015』 (演奏:航空自衛隊 航空中央音楽隊))
4.WAVE
本作発表後、後日追加収録が決定した楽曲。長年音源化が切望されてきたピアノ・ソロ曲。2009年の宮崎駿監督誕生日に献呈される。
三鷹の森ジブリ美術館オリジナルBGMという形で親しまれてきた作品で、これまで久石譲のコンサートのアンコールなど特別な機会にしか演奏されず、隠れた名曲でもあった楽曲。
(Disc. 久石譲 三鷹の森ジブリ美術館 展示室音楽 *Unreleased)
5. String Quartet No,1 “Escher”
I. Encounter
II. Phosphorescent Sea
III. Metamorphosis
IV. Other World
2012年に東京で開催された「フェルメール 光の王国展」のために久石が書き下ろした室内楽曲《Vermeer & Escher》から4曲を選び、弦楽四重奏曲として新たに構成・再作曲した作品。久石は作曲活動の初期から、画家マウリッツ・エッシャーのだまし絵〈錯視絵〉がもたらす錯視効果と、ミニマル特有のズレがもたらす錯聴効果の類似性に強い感心をいだき、「だまし絵」をタイトルとする楽曲を発表している。エッシャーの版画さながらに線的なラインで構成された弦楽四重奏が、久石ミニマルのエッセンスを凝縮して表現した作品。
(Blog. 久石譲 「ミュージック・フューチャー Vol.1」コンサート・レポート)
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