Info. 2025/10/01 《速報》 「Joe Hisaishi presents MUSIC FUTURE with JCSO」久石譲コンサート(大阪)プログラム

Posted on 2025/10/01

2025年9月30日開催「Joe Hisaishi presents MUSIC FUTURE with JCSO」です。どんなコンサート? プレスリリースが最適です。

 

 

~久石譲×日本センチュリー交響楽団の精鋭たちによる現代音楽への誘い~

”久石譲が主宰する現代音楽シリーズ “ミュージック・フューチャー” を、自身が音楽監督を務める同団の首席奏者たちを中心とした室内楽編成により、大阪で初めて実施します。

久石が敬愛するミニマルミュージックの大巨匠にして現在(いま)なお現役のスティーヴ・ライヒとテリー・ライリー、そしてポーランドの現代音楽・映画音楽で著名なヴォイチェフ・キラール、さらに久石自身の楽曲という刺激的で魅力溢れるラインナップが目をひきます。

世界的な人気を博す久石の作曲家としての礎であるミニマルミュージックの魅力、醍醐味を、極上のアンサンブルにのせて大阪・住友生命いずみホールから発信いたします!”

(プレスリリースより)

 

 

Joe Hisaishi presents MUSIC FUTURE with JCSO

[公演期間]  
2025/09/30

[公演回数]
1公演
大阪・住友生命いずみホール

[編成]
指揮:久石譲
管弦楽:日本センチュリー交響楽団 特別編成

ヴァイオリン/松浦 奈々、池原 衣美
ヴィオラ/四家 絵捺
チェロ/北口 大輔
コントラバス/渡邉 玲雄
フルート/永江 真由子、伏田 依子
オーボエ/宮本 克江
クラリネット/持丸 秀一郎
ファゴット/安井 悠陽
ホルン/鎌田 渓志
トランペット/小曲 俊之
トロンボーン/西村 菜月
バス・トロンボーン/笠野 望
サックス/福田 亨
打楽器/廣川 祐史、大森 香奈、圓山 未菜
ピアノ&シンセサイザー/森下 唯、西川 ひかり

[曲目]
スティーヴ・ライヒ:Clapping Music
テリー・ライリー:G Songs for String Quartet
久石譲:2 Pieces for Strange Ensemble

—-intermission—-

ヴォイチェフ・キラール:Quintet for Wind Instruments
久石譲:MKWAJU for MFB

[参考作品]

久石譲 presents MUSIC FUTURE V MKWAJU ムクワジュ 久石譲 Shoot The Violist〜ヴィオリストを撃て〜  

 

 

ここでは過去のプログラムよりご紹介します。

 

Program Note

Joe Hisaishi
2 Pieces 2020 for Strange Ensemble (2016/2020)
1. Fast Moving Oppositions
2. Fisherman’s Wives and Golden Ratio

「2 Pieces 2020 for Strange Ensemble」は、MUSIC FUTURE Vol.3のために書いた楽曲です。誰もやっていない変わった編成で変わった曲を作ろうというのが始まりでした。

第1曲はヘ短調の分散和音でできており、第2曲は嬰ヘ短調でできるだけシンプルに作りました。

大きなコンセプトとしては、第1曲は音と沈黙、躍動と静止などの対比、第2曲は全体が黄金比率1対1.618(5対8)の時間配分で構成されています。つまりだんだん増殖していき(簡単にいうと盛り上がる)黄金比率ポイントからゆっくり静かになっていきます。黄金比率はあくまで視覚の中での均整の取れたフォームなのですが、時間軸の上でその均整は保たれるかの実験です。

第1曲「Fast Moving Opposition」は直訳すれば「素早く動いている対比」ということになり、第2曲の「Fisherman’s Wives and Golden Ratio」は「漁師の妻たちと黄金比」という何とも意味不明な内容です。これはサルバドール・ダリの絵画展からインスピレーションを得てつけたタイトルですが、絵画自体から直接触発されたものではありません。ですが、制作の過程でダリの「素早く動いている静物」「カダケスの4人の漁師の妻たち、あるいは太陽」が絶えず視界の片隅にあり、何らかの影響があったことは間違いありません。ただし、前者の絵画が黄金比でできているのに対し、今回の楽曲作りでは後者にそのコンセプトは移しています。

久石譲

(「久石譲 presents MUSIC FUTURE Vol.7」コンサート・パンフレットより)

 

 

久石譲:MKWAJU for MFB(2023)
    I. MKWAJU
    II. SHAK SHAK
    III. LEMORE
    IV. TIRA-RIN

MKWAJUはスワヒリ語のタマリンドの樹の意味である。作曲当時の1980年前後に東アフリカの民族音楽を集めたLPレコードを聴いてヒントを得たと記憶している。

ムクワジュ・アンサンブルによって1981年レコーディングし、その後英国のバラネスク・カルテットを招聘した国内ツアーなどで演奏した。またロンドン・シンフォニーとのアルバム「Minima_Rhythm」でもオーケストラ用にアレンジしている。

今回Terryさんを迎えたMUSIC FUTURE Vol.10のための新曲も試みたがしっくり来ず、レジェンドである彼へのオマージュの意味を含めて4曲からなるMKWAJU組曲として完成させた。

Re-Composeにあたって、繰り返しを意味するリピートマークが多用されていることに懐かしさと多少の違和感を覚えたが(現在の僕はそれを使うことはない)ミニマル音楽の基本であることを重視し、原作を尊重しながら作業を進めた。Marimba、Vibraphone等をフィーチャーしたMusic Future Bandの演奏を楽しみにしている。

久石譲

(「久石譲 presents MUSIC FUTURE Vol.10」コンサート・パンフレットより)

 

*他作品の楽曲解説:小室敬幸

 

 

リハーサル風景

from 日本センチュリー交響楽団公式X(Twitter)/Facebook
https://x.com/Japan_Century 
https://www.facebook.com/JapanCentury

 

 

公演風景

from 日本センチュリー交響楽団公式X(Twitter)/Facebook

 

 

from SNS (ご提供いただきありがとうございます)

 

 

 

いよいよ!

 

 

 

コメントする/To Comment