Info. 2013/12/27 [TV] 金曜ロードショー 映画「風の谷のナウシカ」 放送

2013年12月27日(金) 21:00-23:24 30分拡大
日本テレビ系 金曜ロードショー 映画「風の谷のナウシカ」 放送

2013年の金曜ロードショー締めくくりは「風の谷のナウシカ」が登場。今年は近年希にみるジブリ・イヤー。スタジオジブリ作品 宮崎駿監督 映画「風立ちぬ」が夏に公開され大ヒット。そしてこの秋には高畑勲監督 映画「かぐや姫の物語」が公開されこちらもヒット中。

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Blog. 久石譲 祝63歳!! HAPPY BIRTHDAY

Posted on 2013/12/6

久石譲さん、誕生日おめでとうございます!

1950年12月6日生まれ 今年で63歳です。
見えないですね。

容姿ももちろんですが、創作意欲のオーラといいますか、また数々新しく生み出される作品に触れ聴いていても、安住という言葉とは無縁な、無限の創造性と挑戦しつづける姿勢を感じます。

 

2013年は近年希に見るメモリアル・イヤーでした。

  • 1月 映画「東京家族」 監督:山田洋次 音楽:久石譲
  • 3月 コンサート「クラブツーリズムスペシャルコンサート 久石譲オーケストラの世界」
  • 4月 TVドラマ「女信長」 監督:武内英樹 音楽:久石譲
  • 4月 コンサート「秋山和慶&佐山雅弘企画 オーケストラで楽しむ映画音楽 パート4」
  • 6月 映画「奇跡のリンゴ」 監督:中村義洋 音楽:久石譲
  • 6月 映画「ラーメンより大切なもの」 監督:印南貴史 テーマ曲:久石譲
  • 7月 映画「風立ちぬ」 監督:宮崎駿 音楽:久石譲
  • 7月 TV「NHKスペシャル 深海の巨大生物」 音楽:久石譲
  • 8月 公開録画「読響シンフォニックライブ」
  • 10月 ラジオ番組「UNBEATEN TRUCKS IN JAPAN ~イザベラ・バードの日本紀行」オリジナル楽曲
  • 10月 特別展「京都 – 洛中洛外図と障壁画の美」 テーマソング:EXILE ATSUSHI & 久石譲 「懺悔」
  • 11月 映画「かぐや姫の物語」 監督:高畑勲 音楽:久石譲
  • 11月 コンサート「久石譲スペシャルオーケストラコンサート with 群馬交響楽団」
  • 12月 コンサート「久石譲 第九スペシャル」 東京・大阪

 

山田洋次監督との初タッグ 映画「東京家族」に始まったかと思えば、宮崎駿監督 映画「風立ちぬ」では宮崎駿監督の引退会見もあり、一方では高畑勲監督との初タッグ 映画「かぐや姫の物語」の音楽監督など、名監督との映画音楽の仕事が目白押しでした。その合間にコンサート公演もあり、年末には「第九」も控えていますから、その活動はとどまるところを知らないですよね。

ただただ脱帽です。尊敬します。そして極上の音楽たちと一緒に生活できる幸せを感じています。

 

そういえば、誕生日にちなんだ楽曲ってあったかなと思って紐解いてみました。

久石譲 『PIANO STORIES 4 FREEDOM』
「Birthday」
『FREEDOM PIANO STORIES 4』 収録

タイトルからも “まさに誕生日” なこの曲は、ピアノと室内楽が心地よい響きです。シンプルなメロディーに、温かさもあり、無垢なかわいらしさを感じます。

 

久石譲 NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体III〜遺伝子・DNA サウンドトラックVol.1 Gene
「A Gift From Parents」
『驚異の小宇宙 人体III ~遺伝子・DNA サウンドトラック Vol.1 Gene』 収録

隠れた名曲だと思うのですが、とても優しくやわらかい楽曲です。ピアノとストリングスの悠々とした調べが、母なるぬくもりを感じさせてくれます。

 

久石譲 NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体 Vol.1
「BIRTH ~生命の歓び~」
『驚異の小宇宙・人体 THE UNIVERSE WITHIN サウンドトラック Vol.1』 収録

1989年のNHK人体シリーズの第1作からです。シンセサイザーとオーケストラの融合と、壮大なメロディーが印象的です。今聴いても色褪せることのない響きを感じます。

 

久石譲 WORLD DREAMS
「WORLD DREAMS」
久石譲&新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ 『WORLD DREAMS』 収録

国歌のような格調あるメロディーで、まさに祝典序曲です。

 

久石譲 坂の上の雲 オリジナル・サウンドトラック 1
「Stand Alone for Orchestra」
『NHKスペシャルドラマ 坂の上の雲 オリジナル・サウンドトラック』 収録

主題歌でもありメインテーマでもある、至高の音楽。”凛と立つ” 姿が象徴的です。

 

 

このくらいでしょうか。タイトルや曲名にこだわらなければ、誕生日にふさわしい曲はもっとたくさんあると思います。

ちなみに、久石譲から宮崎駿監督へ。宮崎駿監督の誕生日に楽曲が寄与されています。そしてそれは三鷹の森ジブリ美術館の館内BGM用として献呈されています。

こちら ⇒ 久石譲 三鷹の森ジブリ美術館 展示室音楽 *Unreleased

三鷹の森ジブリ美術館でしか聴くことのできない5曲ですので、もしこれから行かれる方は、そのあたりも楽しんでみてください。

もしかしたら、おそらく、今日のような誕生日でさえ、創作活動を、お仕事をされているのかもしれませんね。これからも素敵な音楽を届けてくれるのを楽しみにしています。

 

久石譲 第九

 

Blog. 「真正面から取り組んだ『もののけ姫』」 久石譲 TVインタビュー

Posted on 2013/12/4

平成10年3月6日 NHK 「トップランナー」に久石譲がTV出演したときのインタビューを文字にまとめた書籍を見ていました。

今から15年前ですから、久石譲のお仕事としては、「長野パラリンピック冬季大会 総合プロデューサー」や、宮崎駿監督作品 映画「もののけ姫」、北野武監督作品 映画「HANA-BI」などの時代です。大きくこのあたりの3つの仕事を軸に当時のインタビューなのですが、「もののけ姫」の話は興味深いものがありました。

1984年「風の谷のナウシカ」以来、宮崎駿監督作品の音楽を手がけてきたなか、1992年「紅の豚」から5年ぶりの作品となったのが1997年「もののけ姫」です。「もののけ姫」では、わずか1分半の曲に2週間を費やすほど音づくりに悩むことがあったんだそうです。

 

久石譲の「NHK トップランナー」TV出演の約半年前に同番組に登場した宮崎駿監督は、映画「もののけ姫」の音楽に関して、こう語っていたことが紹介されています。

「久石さんも本当に今度はよくやったと思います。いや、これは宣伝のために言うんじゃないんです。今まで僕はエンディングにはいつも絵を入れていたんですけど、今回の内容は絵を入れたくないなと思ったもんですから、『もののけ姫』のエンディングは幕にただローリングで字がぞろぞろ並ぶんですね。そこに音楽が、米良さんの歌がもう一回きちんと入って、それから久石さんのメインテーマが流れるんです。これはやっぱりきちんと聴くに値する音楽になったなと思いますね。ですから、名前なんか見なくてもいいですから(笑)、目をつぶっていただいてもけっこうですから、その音楽だけはそのまま座って聴いて欲しいなと。これは本当にそう思います。こんなことを言うと怒られますけど(笑)、ちょっと僕は久石さんを見直したって感じがあるんです。」

 

なんとも映画音楽を讃える言葉としては、本当にうれしいですよね。監督自らですから。

そしてこの「もののけ姫」の製作段階から、宮崎駿監督の作品に対する熱意に圧倒され、”もう逃げ道はない 本当に正面から取り組んだ”と久石譲は語っています。これは誤解のないように、普段はあえて引いたスタンスのほうが気負いなくいい仕事ができる場合が多いなか、「もののけ姫」に関しては一気にその熱意に巻き込まれてしまった、ということだそうです。

 

そういえば、ほかにもこの番組内で、久石譲の音楽的ルーツとも言える、現代音楽に没頭していた時期や、ミニマル・ミュージックについても語られています。今でこそミニマル・ミュージックはとてもいろんな音楽に浸透していて、久石譲だけでなく、その他作曲家や、POPSのアレンジの中にも取り入れられています。この当時はまだ新鮮でしたね。

ミニマル・ミュージックとは、1964年にアメリカから始まった現代音楽で不協和音を鳴らす音楽フィールドの中でも、一番前衛の手法として始まったもので、短いフレーズやリズムをわずかに変化させながら、繰り返し演奏する反復音楽です。

その現代音楽のフィールドから、ポップスやCM音楽などのエンターテインメント音楽に移ってからまもなく「風の谷のナウシカ」の運命的な宮崎駿 x 久石譲 コンビが誕生するわけですが。

それでも、「風の谷のナウシカ」の劇中音楽もミニマル・ミュージックが色濃く反映されていますし、当時久石譲が手がけた高級車や化粧品のCM音楽では、ミニマルの手法が持ち込まれています。おそらくミニマル・ミュージックを導入することで、商品やCMの高級感を演出する手法は、久石譲が最初だったと思います。

その当時のCM音楽をコンパイルした作品が「CURVED MUSIC」です。

 

ちょっと話がそれてしまいました。

映画「もののけ姫」公開当時は、『今回もいい音楽だな~』なんてのんきに聴いていたのですが、この「もののけ姫」の映画音楽が、久石譲の分岐点になったと言われる方は、ちらほらいらっしゃるようなんです。そんなことを目にしたり耳にしたことが過去に数回あります。

そしてちょうど今日、12月4日、
映画「もののけ姫」待望のブルーレイDVD発売です。

これを機会にまた「もののけ姫」の映画と音楽を、堪能してみたいと思います。

 

related page:

 

NHKトップランナー 久石譲

 

Info. 2013/12/04 文春ジブリ文庫 ジブリの教科書 5 「魔女の宅急便」 発売

スタジオジブリ x 文春文庫 による文春ジブリ文庫 第5弾 「魔女の宅急便」
2013年12月4日発売

制作秘話、当時のインタビュー、多彩な執筆陣による作品解説
もちろん音楽:久石譲 の当時インタビューも収録

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特集》 久石譲 冬に聴きたい曲 2013

久石譲 冬に聴きたい曲 2013

 

My Lost City
「CAPE HOTEL」
『My Lost City』 収録

 

サティのジムノペディを想わせるようなピアノの調べ。ゆっくりと流れるような3拍子が時間を止めてくれるよう。そしてなぜか温かなぬくもりを感じてしまう佳曲。

 

久石譲 ENCORE
「Ballade」
『ENCORE』 収録

 

北野武監督 映画「BROTHER」より。ピアノ・ソロ・バージョン。哀愁たっぷりのこの曲。黒いコートを身にまとった大人な男が思い浮かぶ。ワインが似合う曲かもしれない。

 

久石譲 i am
「Dream」
『I am』 収録

 

長調とも短調ともとれない、とてもロマンティックな旋律。ピアノのメロディーと弦のアレンジの妙を感じる。しっとりとしているけれど、ドラマティック、まさに夢見心地のよう。

 

地上の楽園
「Labyrinth of Eden」
『地上の楽園』 収録

 

「Encore」に収録されたピアノソロ・バージョンも人気のこの曲。オリジナルはピアノと弦楽器が織りなす上品な室内音楽。なぜかこれを聴くと、寒い冬もいいものだな、と思ってしまう。

 

My Lost City
「SOLITUDE〜IN HER・‥」
『My Lost City』 収録

 

6分にも及ぶ一大抒情詩。とにかくピアノとストリングスの響きが儚くも美しい。いろいろな雪景色を、冬の街路樹たちを、寒く澄んだ夜空の星を。

 

Le Petit Poucet (プセの冒険 真紅の魔法靴) オリジナル・サウンドトラック
「Le petit Poucet (MainTheme)」
『Le Petit Poucet (プセの冒険 真紅の魔法靴) オリジナル・サウンドトラック』 収録

 

映画世界とはまったく関係ない。なぜか降りしきる雪山を連想してしまう。おとぎ話のような冬の世界。オープニングからすぐに鳴り響くフルオーケストラの旋律が美しい。

 

久石譲 WORKS I
「TWO OF US」
『WORKS I』 収録

 

大林宣彦監督 映画「ふたり」のメインテーマ。メロディアスなオリジナルの旋律が、フルオーケストラサウンドにてより優美にドラマティックに舞う。

 

久石譲 壬生義士伝 オリジナル・サウンドトラック
「壬生義士伝」
『壬生義士伝 オリジナル・サウンドトラック』 収録

 

新選組を描いた映画本編もあり、”日本の冬の美”を感じる曲。オーケストラと後半の和楽器とのコラボレーションも秀逸。日本の誇る世界遺産、冬の白川郷のような風景を連想させてくれる。

 

chinese tall story サムネイル
「我知道 I Know」
『A Chinese Tall Story 情癲大聖 Original Soundtrack』 収録

 

映画のメインテーマでもあり主題歌ともなったメロディアスな楽曲。涙腺を刺激する悠々としたメロディーと、二胡などの民族楽器が印象的。アジア的な旋律が、儚く切ないというアジア共通の感情を運んできてくれる。

 

地上の楽園
「THE WALTZ(For World’s End)」
『地上の楽園』 収録

 

バンドネオンとヴァイオリン、そしてワルツ。中間部の展開もドラマティック、そしてなによりメロディが歌う輪舞曲。赤く燃え上がる暖炉の炎と、木たちがこすれ飛び散る火花、そしてその熱気。映画「女ざかり」メインテーマとして使用され、その主演は吉永小百合さん。

 

特集》 久石譲 クリスマス特集 2013 でも “冬らしい曲” を紹介しています。

 

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Disc. 久石譲 『長谷川町子物語 ~サザエさんが生まれた日~』 *Unreleased

2013年11月29日 TV放送

 

放送日:2013年11月29日(金)21:00-
フジテレビ開局55周年特別番組 アニメ「サザエさん」放送45周年記念
TVドラマ 『長谷川町子物語~サザエさんが生まれた日~』

監督・プロデューサー:加藤義人 テーマ音楽:久石譲
出演:尾野真千子 長谷川京子 木村文乃 イッセー尾形 松坂慶子 他

 

 

メインテーマと姉妹、創造の音楽を書き下ろしている。全体的に、室内楽、小編成、弦楽四重奏のようなシンプルな響き。

メインテーマはピアノ、弦、チェロなどとともに、ピチカートやバンドネオンも聴かれ、とても優しい上品なメロディーであり、普遍的なそっと寄り添うような旋律。昭和的な、日本的なメロディーというよりも、あまり感情に訴えかけず主張しすぎないという直近の作風となっている。

一連の「ラーメンより大切なもの」 「イザベラ・バードの日本紀行」 「かぐや姫の物語」などがその作風の流れをくんでいる。シンプルであり、小編成であり、唄いすぎない、それでいてしっかりと印象や余韻を残す音楽。

昭和から愛され続けるサザエさんに呼応するかのように、時代に左右されない、時代を選ばない、そんなテーマ音楽になっている。

クラシカルな旋律と響きが印象的な作品。

 

楽曲情報
・MAIN THEME
・FAMILY
・CREATION
・SISTER

 

未発売作品であり未CD化作品。

 

 

長谷川町子物語

 

Blog. 「かぐや姫の物語」 わらべ唄 / 天女の歌 / いのちの記憶 歌詞紹介

Posted on 2013/11/28

スタジオジブリ作品 高畑勲監督 最新作「かぐや姫の物語」。主題歌「いのちの記憶」は二階堂和美さんの澄んだ歌声が印象的です。そして映画本編で印象的に使われている「わらべ唄」と「天女の歌」は、なんと高畑勲監督自身の作詞・作曲です。

映画音楽は高畑勲監督と初タッグとなる久石譲によるものですが、この「わらべ唄」と久石譲作曲の琴をはじめとした旋律が見事に融合しています。サウンドトラックは上記すべての劇中音楽/主題歌が収録されていますのでそのあたりもじっくりと聴きどころです。

そしてサウンドトラック・ライナーノーツに、歌曲の歌詞が掲載されていますので「わらべ唄」「天女の歌」「いのちの記憶」 それぞれをご紹介します。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
わらべ唄(原詞)
作詞:高畑勲 坂口理子 作曲:高畑勲

まわれ まわれ まわれよ 水車まわれ
まわって お日さん 呼んでこい
まわって お日さん 呼んでこい
鳥 虫 けもの 草 木 花
春 夏 秋 冬 連れてこい
春 夏 秋 冬 連れてこい

まわれ まわれ まわれよ 水車まわれ
まわって お日さん 呼んでこい
まわって お日さん 呼んでこい
鳥 虫 けもの 草 木 花
咲いて 実って 散ったとて
生まれて 育って 死んだとて
風が吹き 雨が降り 水車まわり
せんぐり いのちが よみがえる
せんぐり いのちが よみがえる

 

天女の歌
作詞:高畑勲 坂口理子 作曲:高畑勲

まわれ めぐれ めぐれよ 遥かなときよ
めぐって 心を 呼びかえせ
めぐって 心を 呼びかえせ
鳥 虫 けもの 草 木 花
人の情けを はぐくみて
まつとしきかば 今かへりこむ

 

いのちの記憶
作詞・作曲・唄:二階堂和美

あなたに触れた よろこびが
深く 深く
このからだの 端々に
しみ込んでゆく

ずっと 遠く
なにも わからなくなっても
たとえ このいのちが
終わる時が来ても

いまのすべては
過去のすべて
必ず また会える
懐かしい場所で

あなたがくれた ぬくもりが
深く 深く
今 遥かな時を越え
充ち渡ってく

じっと 心に
灯す情熱の炎も
そっと 傷をさする
悲しみの淵にも

いまのすべては
未来の希望
必ず 憶えてる
懐かしい場所で

いまのすべては
過去のすべて
必ず また会える
懐かしい場所で

いまのすべては
未来の希望
必ず 憶えてる
いのちの記憶で

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ちなみに、「わらべ唄」の歌詞にある「せんぐり」とは、京ことばで【次々に 順番に 順繰り】という意味だそうです。

「天女の歌」の歌詞にある「まつとしきかば 今かへりこむ」は、百人一首 中納言行平の句にも登場します。映画本編でも台詞としてありました。【本当にあなたが待っていてくれるなら、すぐにでもここへ帰ってきます】と。

どの曲も歌詞にもメロディーにも日本の美しい響きを感じます。

 

《《《 速報 》》》 2015.1.21
Disc. 久石譲・高畑勲 『かぐや姫の物語 ~女声三部合唱のための~』

 

Related page:

 

かぐや姫の物語 サウンドトラック

かぐや姫の物語 いのちの記憶

かぐや姫の物語 わらべ唄

 

Blog. 久石譲 オルゴールのシンフォニーできらめく冬を

Posted on 2013/11/23

2010年7月、久石譲作曲の映画音楽やCMソングをオルゴールやオルガンで演奏する特別展「久石譲。記憶の扉。~オルゴールが紡ぐノスタルジー~」が神戸市灘区のオルゴールミュージアム「ホール・オブ・ホールズ六甲」で開催されていました。

高さ5メートル、幅8メートルの日本最大級の自動演奏オルガンや、金属の円盤が回転することで音が出る「ディスクオルゴール」を使い、久石譲のCM音楽 / 映画音楽 / ジブリ音楽 が演奏披露されていたようです。

オルゴールの音色が紡ぎだす、情感溢れる久石譲の作品世界を楽むことができたこの特別展ですが、実は公式サイトにてその演奏を今でも聴くことができます。

幾度となく公式サイトYoutubeで聴いたことがありました。夏の催事だけあって、涼しげでいいなーと思って聴いていたのですが、改めてこの季節に聴いてみると、また感じ方も変わっていいなと思ったのでご紹介します。

 

映画「となりのトトロ」より「となりのトトロ」~映画「紅の豚」より「アドリアの海へ」~
映画「千と千尋の神隠し」より「ふたたび」 メドレー

 

サントリー緑茶伊右衛門CM音楽「Oriental Wind」

公式サイトYoutubeより

 

オルゴールらしい響きがステキです。どの曲も原曲とはまた違った印象を与えてくれます。これから冬に向かって寒くなります。クリスマスを演出する街やイルミネーション。そして冬ならではのピンと張った透明感のある空気。寒さと一緒に、こういったきらめいた風景やあたたかいぬくもり。

そんなこれからの季節にもピッタリなオルゴール・シンフォニーです。

 

ほかにも公式サイトでは、
映画「崖の上のポニョ」より「崖の上のポニョ」
映画「あの夏、いちばん静かな海。」より「SILENT LOVE」
映画「菊次郎の夏」より「Summer」~映画「魔女の宅急便」より「海の見える街」
などどれも有名な久石譲作品を貴重なオルゴールやオルガン演奏で楽しめます。

公式サイト〉〉六甲山ポータルサイト ROKKOUSAN.COM
「Sumeer」「Oriental Wind」「Silent Love」など5曲の演奏映像を視聴可能

 

ぜひのぞいてみてください。

寒い季節だからこそ、ワクワクしたいですね、あったまりたいですね。ぬくもりある家のなかで、子供たちと一緒に、恋人と寄り添いながら、そんなあったかい冬を迎えれますように。

 

六甲オルゴールミュージアム