Disc. V.A. 『機動戦士ガンダムII 哀 戦士』

1981年7月21日 LP発売 K25G-7029
1981年7月21日 CT発売 K25H-4035
1986年8月21日 CD発売 K30X-7021
1991年3月5日 CD発売 KICA-2010
2019年11月21日 LP発売 NAS-2071

 

1981年公開アニメ映画「機動戦士ガンダム II 哀・戦士編」

オリジナル・サウンドトラック盤収録の4楽曲、久石譲が編曲を手がけている。

 

機動戦士ガンダムII 哀 戦士 1

機動戦士ガンダムII 哀 戦士 2

機動戦士ガンダムII 哀 戦士 3

機動戦士ガンダムII 哀 戦士 4

機動戦士ガンダムII 哀 戦士 5

(LPジャケット / LP盤 / 封入ポスター)

 

なお、同一内容でCD化もされている。(1991年3月5日CD発売)

機動戦士ガンダム 哀戦士 CD 1

機動戦士ガンダム 哀戦士 CD 2

(CD盤)

 

1. 哀 戦士 歌:井上大輔
2. 風にひとりで 歌:井上大輔
3. ガンダムよ
4. 空域間戦争
5. 予感
6. 赤い閃光の奴
7. 意志を
8. 我に力を
9. 心たちよ
10. ジャブローへ
11. ふるえないで
12. 華麗なるを
13. 戦場に哀惜を
14. やすらぎ求めて

作詩:井荻麟 (1,2)
作曲:井上大輔 (1,2) 松山祐士 (3,6,10,11,13,14) 渡辺岳夫 (4,5,7,8,9,12)
編曲:井上大輔 (1,2) 松山祐士 (3,6,10,11,13,14) 渡辺岳夫 (4,9) 久石譲 (5,7,8,12)

 

Disc. V.A. 『百獣王ゴライオン』

1981年6月 LP発売 CZ-7114
1981年6月 CT発売 CPY-891

 

東京12チャンネル(テレビ東京)ロボットアニメ「百獣王ゴライオン」
放送期間:1981年3月4日~1982年2月24日 全52話

 

久石譲が挿入歌3楽曲の編曲を手がけている。

 

ゴライオン LP

百獣王ゴライオン 2

(LPジャケット)

 

1.斗え!ゴライオン 主題歌・オープニングテーマ
作詞:千家和也 作曲:小林亜星 編曲:いちひさし(=武市昌久) 歌:水木一郎、こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会
2.ゴライオン讃歌
作詞:八手三郎 作曲:小林亜星 編曲:久石譲 歌:水木一郎、こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会
3.黒獅子よ
作詞:千家和也 作曲:小林亜星 編曲:久石譲 歌:水木一郎
4.ゴライオン フォーメーション
作詞:千家和也 作曲・編曲:武市昌久 歌:水木一郎、こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会
5.ゴライオン マーチ
作詞:千家和也 作曲・編曲:武市昌久 歌:水木一郎、コロムビアゆりかご会
6.ぼくはいちばんチビだけど
作詞:千家和也・八手三郎 作曲:小林亜星 編曲:久石譲 歌:野沢雅子、ザ・チャープス
7.ネズミのブギウギ
作詞:八手三郎 作曲・編曲:武市昌久 歌:こおろぎ’73
8.美しきアルテア
作詞:千家和也 作曲:小林亜星 編曲:いちひさし 歌:日高美子
9.ゴライオン 数えうた
作詞:桜井正明 作曲:小林亜星 編曲:いちひさし 歌:水木一郎、こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会
10.五人でひとつ エンディングテーマ
作詞:千家和也 作曲:小林亜星 編曲:いちひさし 歌:水木一郎、こおろぎ’73、フィーリング・フリー

 

 

なお2004年発売CDには、主題歌2曲と共に全ての曲が収録されている。

 

『スーパーヒーロークロニクル スーパーロボット主題歌・挿入歌大全集III』

2004年8月25日 CD発売 COCX-32857

スーパーヒーロークロニクル スーパーロボット主題歌・挿入歌大全集III 1

スーパーヒーロークロニクル スーパーロボット主題歌・挿入歌大全集III 2

スーパーヒーロークロニクル スーパーロボット主題歌・挿入歌大全集III 3

(CDジャケット / CD盤)

 

Disc. ムクワジュ・アンサンブル 『MKWAJU』

MKWAJU ムクワジュ

1981年6月25日 LP発売 YF-7019-ND
1982年6月25日 CT発売 CTR-7052
1991年8月21日 CD発売 COCO-7764
2005年4月20日 CD発売 COCB-53340
2018年1月31日 UHQCD発売 COCB-54240
2018年11月16日 LP発売 WRWTFWW025

 

 

MKWAJU LP 2

MKWAJU LP 3

MKWAJU LP 4

MKWAJU LP 1

MKWAJU LP 2

(LPジャケット / LP盤)

 

 

パーカッション・トリオ、ムクワジュ・アンサンブル
久石譲プロデュースによる作品

マリンバや民族楽器とシンセサイザーを絡ませた野心作
意欲的なミニマル音楽集

 

「私は旅行と探検家がきらいだ」と書いたのは、レヴィ=ストロスではなかったろうか。未開民族の社会構造を研究し、人間の基本的な生存システムをさぐる。このフィールド・ワークはヨーロッパ人の植民地主義的発想と最初不可分であった。

短い旋律。短すぎて、それだけでは喜びも悲しみも表現できない。
その旋律を単位として何回も何回も繰り返す。はてしなく続く旋律。太陽の動きとおなじくらいゆっくり変化する。
またこの旋律を何人かでひいてみる。ズレが生じる。このズレが思いがけないメロディーを生む。音と音の隙間にできる新しい音。ついには、この新しい音が独立して最初のメロディーとは無関係に動き出す。

ミニマル・ミュージックとのちに名づけられるのは、こんな音楽。
アフリカでもアジアでも、ヨーロッパ文明の浸食をうけていないところでは、多くの場所にのこっている。

(CDライナーノーツ より)

 

ムクワジュ・アンサンブル
高田みどり(マリンバ、ヴィブラフォン、ゴング、トムトム、カウベル、他)
定成庸司(バス・マリンバ、ゴング、トムトム、他)
荒瀬順子(ミトラ・マリンバ)

久石譲(ピアノ:スタインウェイ / エレクトリック・ピアノ:フェンダー)
ペッカー(ラテン・パーカッション)
松武秀樹(コンピューター・プログラミング シンセサイザー:MC-8、プロフェット-5)

 

MKWAJU ムクワジュ

ムクワジュ組曲 MKWAJU SUITE
1. ムクワジュ Mkwaju
2. シャク・シャク Shak Shak
3. レモア Lemore
4. ティラ=リン Tira-Rin

5. パルス・イン・マイ・マインド PULSE IN MY MIND
6. フラッシュ=バック FLASH-BACK

久石譲プロデュース 全作曲:久石譲

録音:1981年2月6日、7日、3月12日 日本コロムビア第1スタジオ

 

 

 

今も色褪せぬ久石譲の1981年のミニマル音楽傑作集
待望の「ムクワジュ・ファースト」リイシュー決定

MKWAJUとはスワヒリ語でタマリンドの樹の意味

 

ミニマルに躍動するアフリカン・リズム。それは大地の鼓動、生命の息吹。世界的作曲家、久石譲の原点がここに。

(UHQ CD帯より)

 

「MKWAJU ムクワジュ・ファースト」
MKWAJU ENSEMBLE ムクワジュ・アンサンブル

久石譲:作曲&プロデュース

最新リマスタリング UHQ CD

発売日:2018年1月31日
品番:COCB-54240

 

ムクワジュ組曲 MKWAJU SUITE
1. ムクワジュ MKWAJU
2. シャク・シャク SHAK SHAK
3. レモア LEMORE
4. ティラ=リン TIRA-RIN

5. パルス・イン・マイ・マインド PULSE IN MY MIND
6. フラッシュ=バック FLASH-BACK

ムクワジュ・アンサンブル
高田みどり(マリンバ/ヴィヴラフォン/ゴング/トム・トム)
定成庸司(バス・マリンバ/ゴング/トム・トム)
荒瀬順子(ミトラ・マリンバ/ゴング)

久石譲(キーボード)
ペッカー(ラテン・パーカッション 他)
松武秀樹(コンピューター・プログラミング)

オリジナル・リリース:1981年6月25日 YF-7019

 

朱に燃ゆる空、はるか地平まで続く草原に生える1本の大きな木、アフリカの大地を想起させるミニマルなアートワークをまとった、ムクワジュ・アンサンブルのファースト・アルバム『ムクワジュ・ファースト』は、1981年、斬新なアイディアと冒険心を胸に、ジャンルの垣根を超えて数々の先進的な音楽を世に送り出したレーベル、BETTER DAYSから発表された。

作曲・プロデュースを手掛けたのは久石譲。メンバーは、クラシックや現代音楽のフィールドで活躍する3人の打楽器奏者、高田みどり、荒瀬順子、定成庸司。高田みどりは、1978年にベルリン放送交響楽団のソリストとしてデビュー後、アジアやアフリカの音楽家と多くの共演を重ねる。荒瀬順子は、深町純が音楽を手掛けた1980年公開の映画『海潮音』のサウンドトラックに参加し、深町のシンセサイザーとのデュオで幻想的な音楽を披露している。定成庸司は1973年に、尺八奏者の山本邦山が廣瀬量平作品を取り上げたリサイタルのスタジオ録音に参加するなど、いずれもクラシックや現代音楽の枠にとどまらず、幅広く演奏活動をしている打楽器奏者だ。メンバーのほかには、久石譲のキーボード、ペッカーのラテン・パーカッションと、松武秀樹のシンセサイザー・プログラミングが加わっている。

『ムクワジュ・ファースト』は、久石譲が大学在学中に出会い深く傾倒した、ミニマル・ミュージックの手法を用いて作曲・プロデュースした初めての作品だ。短い音型をわずかに変化させながら繰り返し演奏することで生じるずれを音楽の構成要素とするミニマル・ミュージック。その起源には諸説あるが、アフリカやアジアなどの民族楽器からの影響もそのひとつとされている。この『ムクワジュ・ファースト』も、アフリカの民族音楽がもつ様々なリズムの音型を素材に作られている。しかし、多様な表現を見せる70年代以降の現代音楽と同様、単にミニマル・ミュージックというひとことでは、このアルバムの魅力を語りきれない。「ムクワジュ組曲」のなかの「ムクワジュ」と「ティラ=リン」では、軽快にリズムを奏でながら少しずつ表情を変えていくマリンバのアンサンブルに、ペッカーの肉体的なパーカッションと、プログラミングされたリズムマシンの機械的なビートが加わることで、現代音楽としてのミニマル・ミュージックにはないグルーヴと、ポップな感覚が生まれている。歪んだ残響音をもった旋律を奏でている楽器は、小さな穴が開けられた共鳴パイプに貼られた薄い紙が震えることで独特の音を発する、《ミトラ》という変型マリンバで、シンセサイザーのノコギリ波のようにも聞こえる音色だ。「パルス・イン・マイ・マインド」では、クロマティック・ゴングという東南アジア原産の銅鑼による、倍音成分をたっぷり含んだ金属的な響きが、柔らかくトレモロするエレクトリック・ピアノとともに幻想的なアンサンブルを奏でている。まるでアンビエント・ミュージックのような佇まいだ。ミニマル・ミュージックのエッセンスを感覚的にとらえてロックやポップスに応用した、クラフトワークなどの電子音楽やブライアン・イーノに代表されるアンビエント・ミュージックとの共通点が見いだせるし、また、90年代に躍進したテクノやハウスなどのダンス・ミュージックに先駆ける手法も見てとれる。『ムクワジュ・ファースト』が昨今、若い世代の耳を惹きつけているひとつの要因だろう。また、「パルス・イン・マイ・マインド」の作曲方法として、ほぼ記憶不可能な音を構成するために、乱数表が用いられたそうだ。アメリカを代表する現代音楽の作曲家、ジョン・ケージの手法を彷彿とさせるが、ジョン・ケージが乱数表から偶然による即興性を得ることを目的としたのとは違い、ここでは緻密な構成を可能にするための手段として利用されている。「フラッシュ=バック」では、複合リズムの極みとでもいうべき、アフリカの民族音楽に肉迫した原始的な躍動感のあるパーカッション・アンサンブルを聴くことができる。ミニマル・ミュージックの面白さがもっとも顕著に現れた楽曲だろう。

久石は『ムクワジュ・ファースト』を発表した後、ポップスのフィールドへ活動の幅を広げたが、『風の谷のナウシカ』などの宮崎駿アニメのサウンドトラックでも、ミニマル・ミュージックの要素をもった楽曲を聴くことができるし、「ムクワジュ組曲」は、オーケストラや弦楽四重奏などにアレンジされてその後も演奏され、今も広く親しまれている。ポップスのフィールドで世界的に名を成した久石の深意には、常にミニマル・ミュージックへの思いがあり、その原点がこの『ムクワジュ・ファースト』にある。同時に、ミニマル・ミュージックに馴染みのないリスナーをも魅了する、フレッシュなエネルギーを秘めていることが、『ムクワジュ・ファースト』を名作たらしめている。

CHEE SHIMIZU(2017.11)

(UHQ CDライナーノーツより)

 

*UHQ CDには封入解説として、オリジナル盤LPのアートワーク(ライナーノーツ)付きです。主に楽曲解説などになりますが(上に一部写真あり)、CHEE SHIMIZU氏によるUHQ CD寄稿文にてきれいに同旨要約されています。ここでのあらためての記載はしていません。

 

 

2018.11 Update!!

 

 

Disc. 東京佼成ウインドオーケストラ 『ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第9集』

1981年5月5日 LP発売

 

久石譲が編曲を担当した「マスター・ブラスター」「ナイス・ショット」が収録されている。

 

ナイス・ショット ニュー・サウンズ・イン・ブラス スコア

(スコア一部)

 

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第9集

1. シング・シング・シング (編曲:岩井直溥)
2. ブラジル (編曲:岩井直溥)
3. ストレンジャー・イン・パラダイス (編曲:小野崎孝輔)
4. ピンク・パンサーのテーマ〈メドレー〉(編曲:小野崎孝輔)
5. ディズニー・メドレー (編曲:岩井直溥)
ミッキーマウス・マーチ~小さな世界~ハイホー~狼なんかこわくない~いつかは王子様が~口笛吹いて働こう~星に願いを
6. インテルメッツォ・ナンバーワン (編曲:岩井直溥)
7. マスター・ブラスター (編曲:久石 譲)
8. ナイス・ショット (編曲:久石 譲)
9. サンバ・デ・ミネルバ (編曲:岩井直溥)
10. バードランド (編曲:岩井直溥)

【ゲスト&ソロ・ミュージシャン】
猪俣 猛(Drs.)
荒川康男(E.B.)
中牟礼貞則(E.G.)
羽鳥幸次(Tp.)
鍵和田道男(Tb.)山口弘治(Hr.)
谷口和典(Sax.)
清水万紀夫(Cl.)

 

Disc. V.A. 『名犬ジョリィ』

1981年4月7日 TV放送開始

 

NHKアニメ「名犬ジョリィ」
原作:セシル・オーブリー
音楽:ティティーネ=スケーベンス、小森昭宏
放送期間:1981年4月7日~1982年6月22日(全52話)

 

挿入歌のいくつかを久石譲が編曲している。

 

 

『名犬ジョリィ〈すてきなうたがいっぱい!!〉』

1981年11月25日 LP発売 CZ-7138

(LPジャケット)

 

【A面】
1. 走れ!ジョリィ <オープニング主題歌>
作詞:若谷和子 作曲:ティティーネ・スケーベンス 編曲:田辺信一 歌:堀江美都子、ティティーネ&チルドレンコーラス
2. こいぬのなまえは
作詞:関根栄一 作曲:小森昭宏 編曲:小森昭宏 歌:下条陽美、森の木児童合唱団
3. ワンダフル
作詞:クニ河内 作曲:クニ河内 編曲:久石譲 歌:こおろぎ’73
4. ふかふかジョリィ
作詞:小川千景 補作詩:若谷和子 作曲:小森昭宏 編曲:小森昭宏 歌:堀江美都子、柴田篤志
5. 足あとマーチ
作詞:広瀬文子 補作詩:若谷和子 作曲:小森昭宏 編曲:小森昭宏 歌:堀江美都子、森の木児童合唱団
6. 約束
作詞:若谷和子 作曲:ティティーネ・スケーベンス 編曲:久石譲 歌:真理ヨシコ
7. ふたりで半分こ <エンディング主題歌>
作詞:若谷和子 作曲:ティティーネ・スケーベンス 編曲:田辺信一 歌:堀江美都子、市場衛、ティティーネ&チルドレンコーラス、森の木児童合唱団

【B面】
1. 誰かがぼくを見つめてる
作詞:山川啓介 作曲:福田和禾子 編曲:久石譲 歌:真理ヨシ子、ピーカブー
2. おかあさんのにおい
作詞:若谷和子 作曲:ティティーネ・スケーベンス 編曲:久石譲 歌:大杉久美子
3. ジャンプ!ジョリィ
作詞:若谷和子 作曲:ティティーネ・スケーベンス 編曲:久石譲 歌:大杉久美子、森の木児童合唱団
4. ちょっぴりポーズ
作詞:クニ河内 作曲:クニ河内 編曲:久石譲 歌:斎藤映美
5. すてきなさんぽみち
作詞:関根栄一 作曲:小森昭宏 編曲:小森昭宏 歌:水木一郎、森の木児童合唱団
6. ……のつもり
作詞:クニ河内 作曲:クニ河内 編曲:久石譲 歌:クニ河内、ザ・チャープス
7. ちいさいおほしさま
作詞:香山美子 作曲:ティティーネ・スケーベンス 編曲:田辺信一 歌:真理ヨシコ、ティティーネ・スケーベンス

 

 

なお、2010年「40th Anniversary 燦(きらめき)のとき やさしさの歌/大杉久美子」に、久石譲が編曲を担当した楽曲のうち「おかあさんのにおい」「ジャンプ!ジョリィ」の2曲が初CD化され収録されている。

2010年5月19日 CD発売 5枚組 COCX-36193-6

『40th Anniversary 燦(きらめき)のとき やさしさの歌』/大杉久美子

 

 

Disc. V.A. 『ミスター・ジャイアンツ 栄光の背番号3 オリジナルBGM』

1981年3月21日 LP発売 K25G-7027

 

日本テレビ系アニメ「ミスター・ジャイアンツ 栄光の背番号3」
放送日:1981年4月1日 19:30-21:00 84分1話完結
原作:長嶋茂雄 キャラクターデザイン:ちばてつや 他
音楽:渡辺岳夫、久石譲

 

久石譲が本編BGMの編曲、および作曲・編曲を複数手がけている。

 

ミスター・ジャイアンツ 栄光の背番号3 1

ミスター・ジャイアンツ 栄光の背番号3 2

ミスター・ジャイアンツ 栄光の背番号3 3

(LPジャケット)

 

第1面 (Side A)
1.ザ・ヒーロー (オープニング・テーマ)
作詞:阿久悠 作曲:布施明 編曲:船山基紀 歌:布施明
2.君は長嶋を見たか
作曲:渡辺岳夫 編曲:久石譲
3.僕の故郷
作曲:渡辺岳夫 編曲:渡辺岳夫
4.少年茂雄
作曲:渡辺岳夫 編曲:久石譲
5.父と子の絆
作曲:渡辺岳夫 編曲:渡辺岳夫
6.僕の練習法
作曲:渡辺岳夫 編曲:久石譲
7.憧れの神宮
作曲:渡辺岳夫 編曲:渡辺岳夫

第2面 (Side B)
1.父の死
作曲:渡辺岳夫 編曲:渡辺岳夫
2.殺人ノック
作曲:久石譲 編曲:久石譲
3.神宮のヒーロー
作曲:渡辺岳夫 編曲:久石譲
4.夢に燃え
作曲:渡辺岳夫 編曲:渡辺岳夫
5.対決!
作曲:久石譲 編曲:久石譲
6.それぞれの太陽 (エンディング・テーマ)
作詞:阿久悠 作曲:布施明 編曲:船山基紀 歌:布施明

 

 

 

なおドラマ編LPも発売されている。

 

1981年 LP発売 K25G-7026

「ミスタージャイアンツ 栄光の背番号3《ドラマ編》」

長島の熱い魂に、また会える!
●スーパーヒーロー長島の少年時代から天覧試合までを描いたスーパー・アニメ・スペシャル!
●引退挨拶(長島の肉声)も収録したオリジナル・サントラ盤!

●初版のみ長島のサイン色紙付き!

 

(LPジャケット / 封入ライナー / 初版特典色紙)

 

 

第1面
1.ザ・ヒーロー (オープニング・テーマ)
作詩:阿久悠 作曲:布施明 編曲:船山基紀 歌:布施明
2.ドラマ(I)

第2面
1.ドラマ(II)
2.それぞれの太陽 (エンディング・テーマ)
作詩:阿久悠 作曲:布施明 編曲:船山基紀 歌:布施明

音楽:渡辺岳夫/久石譲

 

 

(VHS)

 

Disc. V.A. 『ハロー!サンディベル』 関連作品

1981年 EP・LP発売

 

テレビ朝日系アニメ「ハロー!サンディベル」
放送期間:1981年3月6日~1981年2月26日 全47話

 

アニメ音楽は渡辺岳夫が手がけているが、オープニング主題歌・エンディング主題歌の編曲を久石譲が担当している。また関連LP作品でも編曲を多数手がけている。※2楽曲作曲

 

 

「ハロー!サンディベル」

1981年3月 EP発売 CK-595

ハローサンディベル LP10

ハロー!サンディベル 2

ハロー!サンディベル 3

(EPジャケット)

 

1.ハロー!サンディベル (オープニング)
作詞:三浦徳子/作曲:渡辺岳夫/編曲:久石譲/歌:堀江美都子、ザ・チャ-プス
2.白い水仙 (エンディング)
作詞:三浦徳子/作曲:渡辺岳夫/編曲:久石譲/歌:堀江美都子、こおろぎ’73

 

 

「ハロー!サンディベル <カラーポートレコード>」

1981年6月 EP発売 CH-218

ハロー!サンディベル 4

ハロー!サンディベル 5

(EP盤)

 

 

「ハロー!サンディベルうたのおくりもの」

1981年6月 LP発売 CZ-7113
1981年6月 CA発売 CPY-890

ハロー!サンディベル 6

ハロー!サンディベル 7

ハロー!サンディベル 8

(LPジャケット / LP盤)

 

A面
1.「ハロー!サンディベル」
作詞:三浦徳子/作曲:渡辺岳夫/編曲:久石譲/歌:堀江美都子、ザ・チャ-プス
2.「ゆめみてワルツ」
作詞:神保史郎/作曲:渡辺岳夫/編曲:久石譲/歌:堀江美都子、ザ・チャ-プス
3.「サンディベル号にのって」
作詞:神保史郎/作曲:渡辺岳夫/編曲:久石譲/歌:堀江美都子、ザ・チャ-プス
4.「風にまけないで」
作詞:三浦徳子/作曲:渡辺岳夫/編曲:久石譲/歌:堀江美都子
5.「あの人がママなら」
作詞:神保史郎/作曲:渡辺岳夫/編曲:久石譲/歌:堀江美都子

B面
1.「ビバ!!サンディベル」
作詞:三浦徳子/作・編曲:久石譲/歌:堀江美都子、こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会
2.「いまになって…」
作詞:神保史郎/作曲:渡辺岳夫/編曲:久石譲/歌:山本百合子
3.「きみとまたあう日まで」
作詞:碓氷夕焼/作曲:渡辺岳夫/編曲:久石譲/歌:岩渕まこと
4.「しあわせをあなたに」
作詞:碓氷夕焼/作・編曲:久石譲/歌:堀江美都子、ザ・チャ-プス
5.「白い水仙」
作詞:三浦徳子/作曲:渡辺岳夫/編曲:久石譲/歌:堀江美都子、こおろぎ’73

脚本・構成/城山昇
声の出演:サンディベル/山本百合子 マーク/塩沢兼人

 

 

なお、久石譲が作曲・編曲の2楽曲「ビバ!!サンディベル」「しあわせをあなたに」他、編曲を手がけた上記LP作品収録曲の多くは、下記CDに収録されている。

「歌のあゆみ 5」堀江美都子

1990年3月21日 CD発売 3枚組 CC-4677/9

(CDジャケット)

 

ディスク:1
1. なかよしハロー~なかよしケンちゃん
2. 星空とやくそく~なかよしケンちゃん
3. 世にも不思議な物語~こども名作劇場
4. 花が咲いた日~こども名作劇場
5. ぼくはセバスチャン~名犬ジョリィ
6. わすれないよぼくら~名犬ジョリィ
7. ジョリィのうた~名犬ジョリィ
8. 出発のうた~名犬ジョリィ
9. レナが好き~名犬ジョリィ
10. ゆめみてワルツ~ハロー!サンディベル
11. サンディベル号にのって~ハロー!サンディベル
12. 風に負けないで~ハロー!サンディベル
13. あの人がママなら~ハロー!サンディベル
14. ビバ!!サンディベル~ハロー!サンディベル
15. しあわせをあなたに~ハロー!サンディベル
16. ふかふかジョリィ~名犬ジョリィ
17. 足あとマーチ~名犬ジョリィ
18. バンバンビンビンはっちゃめちゃ~熱血あばれはっちゃく
19. Coffee~ウェザーりえの朝一番
20. 弱虫ママ
21. 恋は突然~愛してナイト

ディスク:2
1. あなたの似顔絵~愛してナイト
2. ドーベルマンのように~愛してナイト
3. 愛は光の中で~愛してナイト
4. あなたが消えない~愛してナイト
5. 雨のララバイ~愛してナイト
6. 純白のジューン・ブライト~愛してナイト
7. オボッチャマンでございます~Dr.スランプ アラレちゃん
8. RAINBOW BRIDGE~超人ロッ
9. ぼくたち地球人~ドラえもん
10. キャンディータイムへようこそ
11. モンキーパズル~みんなのうた
12. わくわくサンタクロース~森のトントたち
13. ちいさい(マル)がひろがって~森のトントたち
14. おいでWhite X’mas~森のトントたち
15. 夢を旅して~森のトントたち
16. おもちゃ作りは大忙し~森のトントたち
17. しあわせの森~森のトントたち

ディスク:3
1. 森のトントたち
2. かわいいエリサ~森のトントたち
3. トント トント トントン~森のトントたち
4. ボーイフレンド~夢戦士ウイングマン
5. アイム・ゴーイング・ホーム
6. F・F・マーチ(Flying Feat
7. こどもかがく音頭~昭和60年度運動会用
8. ゆかいな大脱走~藤子不二雄ワイド
9. Dream of you~藤子不二雄ワイド
10. あなたに真実一路~Dr.スランプ アラレちゃん
11. Hello My Boy My Boy
12. TARACOプリンセス~アイドルを探せ
13. 母さんは雪おんな~みんなのうた
14. WELCOME SUPER GOLFW
15. し・あ・わ・せカーニバル~愛少女ポリアンナ物語
16. 愛になりたい~愛少女ポリアンナ物語
17. シビップの歌~宇宙船サジタリウス
18. 愛が心にこだまする~宇宙船サジタリウス

 

 

 

「ハロー!サンディベル BGM コレクション」

1983年3月1日 LP発売 CX-7087
1983年3月1日 CA発売 CAY-605

ハロー!サンディベル BGM コレクション

(LPジャケット)

 

1.オープニング
2.あの子は緑の風の中
3.白水仙の待つ丘
4.さようなら森と湖の故郷
5.ロンドンの第一夜
6.巣立ちゆく夏の娘たち
7.レッツゴー!花の少女記者
8.パリの地下水道は愛の迷路
9.今、めぐり逢えた母は
10.さようならサンディベル幸せを永遠に!
11.エンディング

 

 

なお本作品は2003年にCD化されている。

「〈ANIMEX 1200シリーズ〉(30) テレビオリジナルBGMコレクション ハロー!サンディベル」

2003年9月25日 CD発売 COCC-72030

収録内容はLP作品に同じ。なお、1.オープニングと11.エンディングは久石譲が編曲を担当している主題歌で、TVサイズで収録されている。

(CDジャケット)

 

 

 

「テレビまんがヒロインアクション&アクションシリーズ Dr.スランプアラレちゃん /ハロー!サンディベル」

1981年7月 EP発売 CE-3007

 

ハロー!サンディベル 9

 

ハロー!サンディベル 11

(EPジャケット / EP盤)

 

B面
1.「ハロー!サンディベル」
作詞:三浦徳子/作曲:渡辺岳夫/編曲:久石譲/歌:堀江美都子、ザ・チャ-プス
2.「白い水仙」
作詞:三浦徳子/作曲:渡辺岳夫/編曲:久石譲/歌:堀江美都子、こおろぎ’73

声の出演
サンディベル/山本百合子
レスリー・クリスティ/金内吉男
ウェリントン伯爵夫人/佐久間あい 他

 

Disc. ミュージッククリエイション 『混声合唱によるニューミュージックの世界 ポピュラー合唱シリーズVol.2 – Sachiko』

1980年 LP発売 TP-60378

 

このレコードに収録したものと同じ楽譜が㈱東亜音楽社発行、㈱音楽之友社発売で出版された。
(『ニュー・ミュージックの世界 1-3』)

 

編曲のおと~~II 久石譲

ポピュラー合唱シリーズもいよいよ第二集に入りました。今回は、今、巷でよく聞かれている、ニュー・ミュージック(?)とフォークソングの特集です。まあ、ニュー・ミュージックという言葉が、何をもって言っているのかは、よくわからないのですが、その流れの詮索は、一先ず置いといて、編曲にあたって、気のついた点を少々…~~。

まず言葉の事からですが、全体に長いのです。もう、大変な位長い。しかも韻を踏んでないので、1コーラス、2コーラスとそれぞれ、メロディーも微妙に違っています。それは昔の歌の言葉があくまで~詩~であろうとしたのに対して、今は、より直接訴えかける事のできる口語体で、しかも日常のテンポで話しかける事の方に留意しているからではないでしょうか。その点、歌われる方は(音楽之友社より楽譜が出版されてます。)普段着のままの気持ちで、歌ってみると良いと思います。

次に声の事ですが、ポピュラー音楽を歌う時は、ナチュラルな発声(ベルカントやドイツ的発声などのいわゆるクラシック的発声ではなく)の方が、向いていると思います。その為、普通の合唱曲よりは、keyをやや下げてあります。

録音を終了して、プレイバックを聞きながら思った事は、このアルバムの中の何曲かは、必ず日本のスタンダード曲として、いつの世にも歌われていくだろうと言う事でした。

 

SACHIKO
ばんばひろふみの歌でヒットしました。ピアノのイントロや、間奏が印象的です。「サチコ、思い通りに生きてごらん。そして傷ついたなら、僕の所に帰っておいで…。」何とやさしい歌ではありませんか。80年代は、やさしさの時代なんでしょうか?

アメリカン・フィーリング
サーカスの歌った曲です。サーカスは女性2人と男性2人の4人グループで、兄妹、従妹で構成されているため、声の質が似ているので、大変きれいなハーモニーが特徴です。アレンジにあたって、曲の持っている、シャレた雰囲気を出せるように留意しました。

遠くへ行きたい
誰の心にもある郷愁を呼びさますような、この曲は、日本のオリジナル曲としても、最もポピュラーな曲の一つです。哀愁ただようピアノのイントロに続き、バリトンのソロで歌われます。1コーラスが終わったあと、美しいピアノのソロの間奏が入りますが、バックのハーモニーは、あたかもオルガントーンのような効果をねらっています。

WAKE UP
チューリップの財津和夫の歌で、コマーシャル等を含めて、巷によく流れました。冒頭、この曲の有名な「wake up、wake up」と歌う部分から、ア・カペラで歌いだします。そしてややリズミックになり、アルトで、テーマの部分が歌いだされます。ソプラノのオブリガートが、印象的です。

ぼうやおねむり
この曲の持つ、静けさ、哀しさは、一体何なんだろう?まるで、(母の)胎内に引きこまれて行くような、不思議な、やすらぎ。先程、哀しさと書いたけれど、決して感情的な意味での「悲しさ」ではなく、人が生まれ、そして死んで行くはかなさ、それでも、懸命に生きていく人間の強さ、弱さ、それらを含めた存在としての「哀しさ」の事です。小椋佳のレクイエムであり又、代表作と言っても過言ではありません。

チャンピオン
アリスの歌った曲で大変ヒットしました。男の哀愁が漂う、なかなかシブイ曲です。詩は、年老いた一人のボクサーの、おそらく最後になるであろう試合の場面を描写していますが、何かに懸ける男の執念、生き様のようなものが、よく表現されています。男性(声)のコーラスが中心になっていますのでグリークラブのような男声合唱団でも歌うことは可能です。

いとしのエリー
この曲はおそらく日本のポピュラー・ソングとして、画期的な作品になると思います。サザン・オールスターズの桑田佳祐の作詩・作曲・歌によるこの曲は、まずその、フレーズの長さ(息の長さ)において、日本の今までの作品にみられない大きな特徴があります。又、言葉のあつかいにおいても、大変ユニークです。余談になりますが、ドイツのロック・グループも、ドイツ語の持つ言葉のさから、ほとんど英語で歌っているそうです。日本語も同じ事で、母音ばかりで、ロックのリズムには非常にノりにくい。その点で、サザン・オールスターズは、あの独特の歌い方で、見事にそれを克服しています。アレンジにあたって、原曲のマネをしても無理なので、むしろアメリカのスタンダード・ソングのように、味付けしてみました。

想い出して下さい
小椋佳の作詞・作曲・歌で、TV映画「野麦峠」のテーマ曲としても使われています。冒頭、ア・カペラのハミングによる静かな雰囲気で始まり、やや up tempo のリズムに乗って、メロディーが歌い出されます。いかにも、小椋佳らしい、叙情的な曲です。

出発の歌
小室等の作曲で、上條恒彦と、六文銭によって歌われたこの曲は、フォーク・ソング、ニュー・ミュージックという系譜の中でも、草分け的な曲です。このアルバム中、最もスケールの大きな曲です。最初静かな歌い出しと、だんだん盛り上げていくこの曲は、コンサートのアンコールなどには、最も適しているのではないでしょうか。

いい日旅立ち
アリスの谷村新司の作曲で、歌は山口百恵。この曲も大変ヒットしました。この曲がニュー・ミュージックに入るかどうかは、異論もあるでしょうが、谷村新司の作曲でもあることだし又、百恵ちゃんが引退することでもあるし、編曲者の独断で入れさせてもらいました。

ビューティフル・ネーム
ゴダイゴのタケカワ・ユキヒデが、国際児童年にあたって作曲した曲で、広く子供から大人まで親しまれました。メロディー自体は、単純で誰にでも、すぐおぼえられますが、アレンジは、他のゴダイゴの曲と同じく、大変凝っています。例えば、イントロがFのkeyでメロディーがB♭のkeyと言うぐあいに、それが、自然に流れて聞こえる所など、さすがゴダイゴと言えるでしょう。

さよなら
オフコースの歌です。最近の歌の傾向として、歌うkeyが非常に高い事が上げられます。クリスタルキング、ゴダイゴ、チューリップなど、従来より、2~3度、音程が上がっています。が、このオフコースは、その中でも最もハイトーンを誇っています。もちろん今回はコーラス用に3度下げていますが、原曲の持つフィーリングは、生かされていると思います。アルバムのエンディング曲としてタイトルもオフコース(もちろん)ぴったりです。

(LPライナーノーツ より)

 

 

なお、『ポピュラー合唱シリーズ Vol.1』も、レコード・楽譜共に発売されていた。

「イエスタデイ/たのしいポップスの世界」
トライ・トゥ・リメンバー/シェルブールの雨傘/アクエリアス/ドンナ・ドンナ/スカボロー・フェア/イエスタデイ/夢のカリフォルニア/ブルーレディに紅いバラ/コンドルは飛んで行く/ロミオとジュリエット/マイ・ウェイ/ミッシェル 全12曲

合唱:ミュージッククリエイション 指揮:熊谷弘 編曲:久石譲 TP-60351

Disc. ミュージッククリエイション 『混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ Vol.1 イエスタデイ』

 

 

混声合唱によるニューミュージックの世界 ポピュラー合唱シリーズVol.2 - Sachiko 1

混声合唱によるニューミュージックの世界 ポピュラー合唱シリーズVol.2 - Sachiko 3

(LPジャケット / LP盤)

 

Side A
1.SACHIKO
作詞:小泉長一郎 作曲:馬場章幸
2.アメリカン・フィーリング
作詞:竜真知子 作曲:小田裕一郎
3.遠くへ行きたい
作詞:永六輔 作曲:中村八大
4.WAKE UP
作詞:財津和夫 作曲:財津和夫
5.ぼうやおねむり
作詞:小椋佳 作曲:小椋佳
6.チャンピオン
作詞:谷村新司 作曲:谷村新司

Side B
1.いとしのエリー
作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐
2.想い出して下さい
作詞:小椋佳 作曲:小椋佳
3.出発の歌
作詞:及川恒平 作曲:小室等
4.いい日旅立ち
作詞:谷村新司 作曲:谷村新司
5.ビューティフル・ネーム
作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ
6.さよなら
作詞:小田和正 作曲:小田和正

編曲・指揮:久石譲
合唱:ミュージック クリエイション

ミュージッククリエイション
(ソプラノ1,2/アルト1,2/テノール1,2/バリトン/バス)

演奏:
ピアノ:江草啓介
ギター:中牟礼貞則
ベース:寺川正興
ドラムス:石川晶

 

Disc. 渡辺範彦 『ギター・メルヘン・コンサート』

1980年 LP発売 OX-7216-ND

 

若き天才ギタリストととして名を馳せた、故渡辺範彦最期の録音となったアルバム。

・1980年6月18~19日録音
・編曲・指揮:久石譲
・演奏:東京ヴィヴァルディ合奏団
・リコーダ & フルート : 相馬充 / 篠原猛

 

ギター・メルヘン・コンサート 渡辺範彦 1

ギター・メルヘン・コンサート 渡辺範彦 2

(LPジャケット / LP盤)

 

Side A
1. カプリチオ・アラブ(ターレガ)
2. 亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
3. 主よ人の望みの喜びよ(J.S.バッハ)
4. ファンタジー(ヴァイス)
5. ます(シューベルト)

Side B
1. 禁じられた遊び(民謡)
2. トロイメライ(シューマン)
3. <<恋するガリア>>のテーマ(J.S.バッハ)
4. グリーンスリーヴス(民謡)
5. アストゥーリアス(アルベニス)

 

 

なお、本作品から4楽曲がコンピレーション・アルバムに収録されている。

「アランフェス協奏曲 《ギター名曲集》」

1990年 CD発売 GES-9272

アランフェス協奏曲 ギター名曲集 渡辺範彦

●ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
1.I - アレグロ・コン・スピリート
2.II - アダージョ
3.III - アレグロ・ジェンティーレ

4.E.S.デ・ラ・マーサ:ハバネラ
5.R.S.デ・ラ・マーサ:サパテアード
6.ポンセ:三つのメキシコ民謡
7.盗賊の唄 (カタロニア民謡)
8.哀歌 (カタロニア民謡)

●ロウロ:四つのベネズエラ風ワルツ
9.第1番
10.第2番
11.第3番
12.第4番

●モレノ・トローバ:カスティーリャ組曲
13.ファンダンギーリョ
14.アラーダ
15.ダンサ

16.アルベニス:アストゥーリアス
17.ヴァイス:ファンタジー
18.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
19.J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ

1-5.シャロン・イスビン(ギター)
1-3.黒岩英臣指揮・東京都交響楽団

6-15.菊池真知子(ギター)

16-19.渡辺範彦(ギター)
17-19.久石譲編曲・指揮・東京ヴィヴァルディ合奏団

 

Disc. ミュージッククリエイション 『混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ Vol.1 イエスタデイ』

1980年 LP発売 TP-60351

 

ポップスのヒット・ナンバーを混声で歌う!!
混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ vol.1 イエスタデイ

合唱:ミュージッククリエイション 指揮:熊谷弘 編曲:久石譲 英詩指導:Stuart Atkin

久石譲による全楽曲編曲解説つき

 

 

編曲のおと ポピュラー合唱シリーズVol.1 久石譲

合唱音楽にはいくつかの特徴があります。まず、他のどの楽器よりも直接に人々に訴えかける力がある事、そして言葉-詩-を語りかけられる事。

近年日本の合唱界も他の分野と同じく、小さい頃から音楽に接して来た若者達が多くなった為か、飛躍的な進歩を遂げていると思います。かなり難解な作品でも、割と平気で歌われているようです。

が、しかしポピュラー音楽を歌うと言う事に関してはどうでしょうか?美しいメロディーと詩、軽妙なリズム……多くの人々に愛されているのですが、それほど盛んには歌われていません。一つには、言葉の問題(やはり英語が多い)であり、又コンサートにかけられるようなボリュームのある編曲が少ない事があると思います。

今回、このレコード制作にあたって留意した点もそこにあります。まず一曲一曲が、コンサートにかけられるように、時間的に充分な長さと様々な変化を盛り込んで編曲する。次に、英語に関しては、S・アットキン氏の指導を受けて、完全な発音をする。そして、今回の主目的でもありますが、東亜音楽社によって楽譜の出版を同時に行う。以上の様な特徴があります。

編曲にあたっては、原曲の持つイメージを生かして、大きな構成を取ること。JAZZハーモニーもある程度使用するが、できる限り歌い易く、かつ歌って楽しいものにする事。基本的にノンビブラート唱法を取り入れること。(それの方がきれいなハーモニーが得られる)等々。

しかしこのレコードはあくまで観賞用でもあって教材用としてだけではありません。

ポピュラー音楽は、多くの人々にとって、歩んできた時間の、ある時代の代弁者であり、又良きパートナーでもあります。皆さんのレコードライブラリーに加えていたただければ、幸いです。

 

1.トライ・トゥ・リメンバー
この美しい名曲はこのアルバムの中でも最もスケールの大きなアレンジをしています。韻をふんだ構成のしっかりした詩は、それだけで一つの音楽になっています。この曲では、アメリカの「シンガース・アンリミテッド」以来、多くのアレンジャーによって転調の妙味を競いあっています。このアルバムでも3コーラスのうち2コーラスめから徐々に転調していきますが、詩のもつニュアンスに合わせて音も高揚して行きます。ア・カペラ(無伴奏)の持つ大きな表現力に注目してください。

 

2.シェルブールの雨傘
監督ジャック・ドミー、主演カトリーヌ・ドヌーブ、作曲ミシェル・ルグランのコンビによる同名の映画の主題歌。このあまりにも美しいメロディーは、その反面、大変難しい曲でもあります。跳躍の激しい、この器楽的なメロディーを歌うにはかなりの技術がいります。全体で3コーラスありますが、それぞれ半音づつ上がって行って盛り上げています。多少アカデミックに表現してみましたが、ピアノのパートはある程度の練習は必要でしょう。

 

3.アクエリアス
ミュージカル「ヘアー」の中の挿入歌で、フィフス・ディメンションの歌でヒットしました。このアルバム中、最もロックのリズムを強調したアレンジになっています。合唱と言うよりもコーラスグループに近い表現になっていますが、ディスコに通う若い世代から見れば、何の違和感もないでしょう。リズムはやや複雑ですが、パンチのあるダイナミックな歌が聞かれます。

 

4.ドンナ・ドンナ
ジョーン・バエズの歌などでおなじみの曲ですが、フォーク・ブームのとき、最も歌われた曲です。このアルバムでは、ほとんど英語の詩で歌われていますが、それは訳詩と原曲のイメージにかなりの距離があり、それならば原曲のイメージを大切にして英語で行こうと思ったからです。が、この「ドンナ・ドンナ」と「マイ・ウェイ」に関しては、日本語の詩でもかなりポピュラーになっていますので、日本語で歌われています。素朴な哀感をたたえるこのメロディーはあまり技巧に走らず、淡々と歌われるようにアレンジしています。

 

5.スカボロー・フェア/詠唱
「サウンド・オブ・サイレンス」と共に、映画制作の鬼才マイク・ニコルズが『卒業』に先ず決めた作品。サイモンとガーファンクルの中でも一番親しまれた曲のひとつになっています。ポール・サイモンがイギリスのフォーククラブを廻っていた頃、北海に面した小さな漁村で聞いた民謡をアート・ガーファンクルと共に採譜し、一年近くかけて仕上げた労作でもあります。美しく宝石のように散りばめられた詩は、S&Gの精緻な作品群の代表と云うべき光を放っています。幻想的な「スカボロー・フェア」で始まり、同じ曲調の「きよしこの夜」に殺ばつとした現実を伝えるニュースをからめた「7時のニュース/きよしこの夜」で終わるこの曲はポピュラー史上に残る名曲です。声をおさえて、ソフトな表現が大切です。

 

6.イエスタデイ
ビートルズの名曲「イエスタデイ」はその美しいメロディーもさることながら、詩の美しさにも感嘆します。ア・カペラ(無伴奏)で歌われますが、合唱の大きな魅力は何と言っても無伴奏で歌われる詩です。大きなフレーズを取り、時には速く又遅くメロディーに合わせてテンポが揺れる時、そこに表れる美しいハーモニーに耳を傾けない人はいないでしょう。テノールがメロディーを歌う事が多いですが、クラシック的な発声よりもソフトな声で歌った方が良いでしょう。又多勢の合唱でも可能ですが、少人数で清涼なハーモニーを意図しても別の美しさが出ると思います。

 

7.夢のカリフォルニア
ママス・アンド・パパスのなつかしい歌ですが、今年同名のタイトルで映画にもなりました。したがって、映画のサウンド・トラックに近いアレンジをしてみました。この曲では、先行するメロディーとそれを追いかけるバックコーラスが同等のニュアンスで必要です。ロックのリズムですが、それほど難しいノリではなく、言葉の持つリズムを強調すれば、全体のサウンドは、かなり力強く響くと思います。

 

8.ブルーレディに紅いバラ
ディーン・マーチン等の歌でおなじみの曲です。4ビートに乗って歌われるこの明るく大らかな曲は、いかにも良き時代のアメリカを感じさせます。歌の始まりは男声が取りますが、全体に男のイメージが強いです。中間部のサンドペーパーと歌のかけ合いはリズムの面白さをねらってみました。技術的には、シェイクと言って、声をゆらす(大きな又は強調したビブラート)テクニックを使用していますが、これは、スイング・ナンバーの特徴的な歌い方です。

 

9.コンドルは飛んで行く
南米のインカ民謡で、ポール・サイモンがロス・インカスとめぐり逢ってレパートリーに加えた為、世界的なヒット曲となりました。このアルバムでは、南米の民族楽器、ケーナ(笛)、チャランゴ(弦楽器)、ボンゴ(太鼓)等を使用してその雰囲気を出しています。声はむしろカスレるほど息を多く出して、おさえて表現した方が良いです。音域の広いメロディーですが、その民族性ゆえに独特のムードがかもし出されます。

 

10.ロミオとジュリエット
オリビア・ハッセー、レナード・ホワイティングのコンビで映画化され、その若々しいカップル(当時?)の新鮮な演技で評判を呼びました。音楽は「太陽がいっぱい」「ゴッドファーザー」など数々の映画音楽を作曲したニーノ・ロータが担当しています。曲は、ルネッサンス・バロック時代によく使われた和音進行に基いて作曲されている為、非常に格調の高い、それでいて素朴な表現になっています。アレンジにあたっても、その原曲の持つムードを損なわないよう注意しました。また本来、ピアノの伴奏で良いのですが、このアルバムでは、ハープを用いて原曲のイメージに近づけています。

 

11.マイ・ウェイ
フランク・シナトラやポール・アンカの歌でヒットした曲です。大変スケールの大きな曲で、多少歌唱力に自信のある歌い手さんは好んでこの曲を取り上げています。編曲にあたって、男性コーラスを中心にして、スケールの大きな正攻法で表現してみました。この曲も日本語の詩で歌われています。

 

12.ミッシェル
レノン&マッカートニーの作詩・作曲で、1965年に発表されましたが、特にその優しく温かみのある音楽は、「マッカートニー・サウンド」と呼ばれています。この曲はそれの代表的な曲の一つです。この曲もア・カペラ(無伴奏)ですが、ややキー(音域)を下げ、声を張り上げずにおさえて表現してあります。

(編曲のおと ~LPライナーノーツより)

 

●ミュージッククリエイションとS・アットキン
今回のレコーディングで活躍したミュージッククリエイションは、全員がコーラスグループの経験者で、又ソリストとしてもスタジオ、ステージ等で活躍している新しいスタイルのシンガーズである。又、S・アットキンは英国生れ、キング・エドワーズスクール、オックスフォード大学卒業、現在東京在住。今回のレコーディングでは、英語の歌詩を徹底的に指導協力してくれた。陰の大功労者である。

ミュージッククリエイション:
ソプラノ 2/アルト 2/テノール 2/バリトン/バス

 

このレコードに収録したものと同じ楽譜が、㈱東亜音楽社発行、㈱音楽の友社発売で出版されています。『混声合唱による楽しいポップスの世界』レコード共々御活用下さい。

(LPライナーノーツ より)

 

 

混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ vol.1 イエスタデイ LP 1

混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ vol.1 イエスタデイ LP2

混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ vol.1 イエスタデイ LP3

混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ vol.1 イエスタデイ LP4

(LPジャケット 表/裏 LPライナーノーツ 表/裏)

 

 

なお、『ポピュラー合唱シリーズ Vol.2』も、レコード・楽譜共に発売されていた。

Disc. ミュージッククリエイション 『混声合唱によるニューミュージックの世界 ポピュラー合唱シリーズVol.2 – Sachiko』

 

 

混声合唱による楽しいポップスの世界 ポピュラー合唱シリーズ vol.1 イエスタデイ LP5

SIDE 1
1.トライ・トゥ・リメンバー TRY TO REMEMBER
2.シェルブールの雨傘 LES PARAPLUIES DE CHERBOURG
3.アクエリアス AQUARIUS
4.ドンナ・ドンナ DONNA DONNA
5.スカボロー・フェア SCARBOROUGH FAIR
6.イエスタデイ YESTERDAY

SIDE 2
1.夢のカリフォルニア CALIFORNIA DREAMIN’
2.ブルーレディに紅いバラ RED ROSES FOR A BLUE LADY
3.コンドルは飛んで行く EL CONDOR PASA
4.ロミオとジュリエット A TIME FOR US
5.マイ・ウェイ MY WAY
6.ミッシェル MICHELLE

編曲:久石譲
指揮:熊谷弘
合唱:ミュージッククリエイション

Arranged by JOE HISAISHI
Conducted by HIROSHI KUMAGAYA
Song by THE MUSIC CREATION