Disc. V.A. 『こどものための新体操 エチュード曲集』

1982年4月 EP発売 5枚組 EK-545~9

 

久石譲が作曲・編曲を担当した楽曲が収録されている。なお、そのうちのいくつかは他CD作品やLP作品にも収録されている。

 

(EPジャケット)

EP5枚が収納されたケースになっている。

 

〈基本運動のために〉 EK-745
1.基本練習曲 ウォーミング・アップ
作曲:たかしまあきひこ
2.応用練習曲 クラッピングマーチ・スペース
作曲:久石譲

〈輪の運動のために〉 EK-746
3.基本練習曲 ローリング・フープ
作曲:たかしまあきひこ
4.応用練習曲 ドン・キホーテ
作曲:Pastor Laszio-Jukob  Gyogy-Hatrani  Emese-Chris-Ham 編曲:久石譲

〈布の運動のために〉 EK-747
5.基本練習曲 スウィンギング・リボン
作曲:深谷裕子
6.応用練習曲 片道航海
作曲:B.Silvetti 編曲:久石譲

〈なわの運動のために〉 EK-748
7.基本練習曲 ジャンピング・ロープ
作曲:久石譲
8.応用練習曲 ふたりで半分こ
作曲:ティティーネ・スケーベンス 編曲:久石譲

〈ボールの運動のために〉 EK-749
9.基本練習曲 バウンシング・ボール
作曲:久石譲
10.応用練習曲 愛のオルゴール
作曲:F.Mills 編曲:久石譲

演奏:コロムビア・オーケストラ

 

Disc. 東京佼成ウインドオーケストラ 『ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第10集』

1982年4月21日 LP発売

 

久石譲が吹奏楽編曲を担当した「愛のコリーダ」「愛のコンチェルト」が収録されている。

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第10集 LP 1

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第10集 LP 2

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第10集 LP 1

(LPジャケット / LP盤)

 

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第10集

1. レッツ・ダンス (編曲:岩井直溥)
2. 飾りのついた四輪馬車 (編曲:岩井直溥)
3. シエリト・リンド (編曲:岩井直溥)
4. 愛のコリーダ (編曲:久石 譲)
5. 愛のコンチェルト (編曲:久石 譲)
6. ウエストサイド物語メドレー (編曲:岩井直溥)
アメリカ~トゥナイト~マンボ
7. さらばジャマイカ (編曲:真島俊夫)
8. エンドレス・ラヴ (編曲:三枝成章)
9. ハロー・ドーリー (編曲:三枝成章)
10. グリズリーのテーマ (編曲:岩井直溥)

【ゲスト&ソロ・ミュージシャン】
猪俣 猛(Drs.)
荒川康男(E.B.)
中牟礼貞則(E.G.)
数原 晋(Tp.)
鍵和田道男(Tb.)山口弘治(Hr.)
宮沢 昭(Sax.)
佐野正明(Cl.)

 

Disc. V.A. 『あばれはっちゃく』 関連作品

1982年 TV放送開始

 

テレビ朝日系ドラマ「あばれはっちゃく」

1979年から1985年にかけて全5シリーズ化放送されている。そのなかから3代目エンディング曲と4代目エンディング曲の編曲を担当していたのが久石譲である。

 

『熱血あばれはっちゃく』(1982年4月10日 – 1983年3月26日、全49話)

1982年5月 EP発売 CK-656

あばれはっちゃく バンバンビンビンはっちゃめちゃ EP 1

あばれはっちゃく バンバンビンビンはっちゃめちゃ EP 3

あばれはっちゃく バンバンビンビンはっちゃめちゃ EP 2

(EPジャケット / 歌詞カード)

 

「バンバンビンビンはっちゃめちゃ」 3代目エンディング曲
作詞:山中恒 作曲:渡辺岳夫 編曲:久石譲 歌:堀江美都子

「タンゴむりすんな!」 1-4代目共通オープニング曲
作詞:山中恒 作曲:渡辺岳夫 編曲:小谷充 歌:堀江美都子

 

 

 

『痛快あばれはっちゃく』(1983年4月2日 – 1985年2月23日、全93話)

1983年5月 EP発売 CK-681

あばれはっちゃく ほんとうにあいつはにくいやつ EP 1

あばれはっちゃく ほんとうにあいつはにくいやつ EP 2

あばれはっちゃく ほんとうにあいつはにくいやつ EP 3

(EPジャケット / EP盤)

 

「ほんとうにあいつはにくいやつ」 4代目エンディング曲
作詞:山中恒 作曲:渡辺岳夫 編曲:久石譲 歌:松下丸子

「タンゴむりすんな!」 1-4代目共通オープニング曲
作詞:山中恒 作曲:渡辺岳夫 編曲:小谷充 歌:堀江美都子

 

 

 

なおこの2楽曲は、下記オムニバスCDに収録されている。

 

「なつかしのファミリードラマ主題歌全集」

2007年1月24日 CD発売 COCX-34128-9

なつかしのファミリードラマ主題歌全集

Disc-1
1. あなたと夢とポップ・ロック(『ナッキーはつむじ風』オープニング・テーマ)
2. あこがれ(『ナッキーはつむじ風』挿入歌)
3. 夢みる想い(『愛 LOVE ナッキー』オープニング・テーマ)
4. ラスト・ラブ(『愛 LOVE ナッキー』挿入歌)
5. キラキラ星あげる(『コメットさん』オープニング・テーマ)
6. 愛をみつけて(『コメットさん』挿入歌)
7. 走れ風のように(『刑事犬カール』オープニング・テーマ)
8. 愛に肩寄せて(『刑事犬カール』挿入歌)
9. 明日に向かって走れ(『刑事犬カールII』オープニング・テーマ)
10. 愛に逢えますか(『刑事犬カールII』挿入歌)
11. 燃えろアタック(『燃えろアタック』オープニング・テーマ)
12. お元気ですか お父さん(『燃えろアタック』エンディング・テーマ)
13. 青春虹の橋(『がんばれ!レッドビッキーズ』オープニング・テーマ)
14. がんばれ!レッドビッキーズ(『がんばれ!レッドビッキーズ』エンディング・テーマ)
15. やがて青春(『それゆけ!レッドビッキーズ』オープニング・テーマ)
16. 好きさ好きさレッドビッキーズ(『それゆけ!レッドビッキーズ』エンディング・テーマ)
17. ときめき志願(『それゆけ!レッドビッキーズ』挿入歌)
18. ファーストラヴはレモン色(『それゆけ!レッドビッキーズ』挿入歌)
19. だって花よめですもの(『花よめは16歳』オープニング・テーマ)
20. 天使よ聞いて(『花よめは16歳』エンディング・テーマ)

Disc-2
1. タンゴむりすんな!(『俺はあばれはっちゃく』オープニング・テーマ)
2. はっちゃく音頭(『俺はあばれはっちゃく』エンディング・テーマ)
3. はっちゃく ひとりうた(『俺はあばれはっちゃく』挿入歌)
4. はっちゃく まっしぐら(『俺はあばれはっちゃく』挿入歌)
5. そいつぁだれだ?(『男!あばれはっちゃく』エンディング・テーマ)
6. バンバンビンビンはっちゃめちゃ(『熱血あばれはっちゃく』エンディング・テーマ)
7. ほんとに あいつは にくいやつ(『痛快あばれはっちゃく』エンディング・テーマ)
8. そうだよ おいらは(『逆転あばれはっちゃく』オープニング・テーマ)
9. あのこと いっしょに(『逆転あばれはっちゃく』エンディング・テーマ)
10. おそば屋ケンちゃん(『おそば屋ケンちゃん』オープニング・テーマ)
11. きょうだいっていいな(『おそば屋ケンちゃん』挿入歌)
12. なかよしハロー(『なかよしケンちゃん』オープニング・テーマ)
13. 星空とやくそく(『なかよしケンちゃん』挿入歌)
14. いつでも青空(『それ行け!カッチン』オープニング・テーマ)
15. ひみつのボビン(『それ行け!カッチン』挿入歌)
16. それ行け魔法組(『5年3組魔法組』オープニング・テーマ)
17. 魔女はいじわる(『5年3組魔法組』エンディング・テーマ)
18. 透明ドリちゃん(『透明ドリちゃん』オープニング・テーマ)
19. 夢の国の王女さま(『透明ドリちゃん』エンディング・テーマ)
20. ハーイ!生徒諸君!(『生徒諸君!』オープニング・テーマ)
21. 悪たれ団へ(『生徒諸君!』エンディング・テーマ)

 

Disc. 久石譲 『リングにかけろ』

久石譲 リングにかけろ

1982年3月 LP発売 CX-7050
1982年3月 CT発売 CAY-564
1988年7月21日 CD発売 30CC-2513

 

「リングにかけろ」
原作:車田正美 音楽:久石譲

 

(LPジャケット)

 

青春の情熱ってヤツが蘇ったぜ!

「リングにかけろ」を描き始めたのが、22、3歳の頃、そして連載が終了したとき、オレは28歳だった。ということは、20代のほとんどをこの作品一本に打ち込んできたってワケだ。

この頃はデビューしたてでもあったし、作画のテクニックなんかよりも、ただ若さの勢いで突っ走っていたような気がする。青春のエネルギーの全てをこの作品にぶつけるために、がむしゃらだったんだ。

「聖闘士星矢」を、理性・技巧とするなら、「リングにかけろ」は、感情・パワーの漫画だとオレ自身は思う。

「リングにかけろ」はボクシングを題材にした作品だが、連載が進んでいくうちにどんどん世界が広がっていっちまった。ボクシングということに変わりなかったんだが、より超現実的に、よりSF敵になっていったのは、当時あふれでる構想を抑えきれなかったからだ。オレの持つ全てをこの作品に表現したかったからなんだ。

そして読者もオレの気持ちに敏感に反応してくれた。漫画の人気が高まっていくにつて、『そうだ、これがオレの、車田正美の漫画なんだ』って思うようになった。そういう意味では、「リングにかけろ」はオレの漫画の方向性を決定づけたものであり、オレにとっては忘れることの出来ない作品なんだ。

今回、この「リングにかけろ」のイメージ・アルバムがCDになるっていうんで、オレも喜んでいる。音楽と一緒に20代の情熱ってヤツが蘇ってきそうだぜ!

車田正美 (1988・記)

(CDライナーノーツより)

 

作曲にあたって

師走の気忙しい最中、北風と共にこの仕事が舞い込んできた。残念ながら内容は知らなかった。さっそく読む……。外の寒さを吹きとばすような熱い内容だった。注文としてはハードロック調のものとの事。これはグッドタイミングだ。ちょうどその頃、新しい音楽仲間とニューウェーブ以後の音楽をやろうとしていた所だった。さっそく皆に話してそのメンバーでこのアルバムに臨むことになった。

構成としては、それぞれの必殺技をタイトルにしてそれを拡げるという形を取った。が、イメージアルバムなので、内容は限定されずに、むしろ自由な立場で音楽的な追求ができた。手法的には、パターンミュージックやアフロビートなどを中心に、カラフルに又、パワフルに仕上げている。

車田さんの描く必殺技はそれこそマンガチック?なほど誇張されているが、だからこそ青春の測り知れないパワーを表現するのにふさわしいと思う。

久石譲

(本文は、1982年LPレコード発売時のジャケットより転載したものです。)

(CDライナーノーツ より)

 

【楽曲解説】 久石譲

1.Seishun-Jungle
四角いジャングル、そこで激突する青春のパワー。さがらよしあき氏の詩が良い。「鏡のむこうがいつも敵の棲家…」とは己れ自身の事か? 土方隆行氏のギターがフィーチャーされている。とにかく、皆さんで唄ってほしい曲です。

2.Square Symphony
高嶺竜児の必殺技。もちろん主人公だ。バックのリズムがちょっと変わっているでしょう? これは、アウロリズム、つまり、アフリカのリズムなのです。具体的に言うと、6/8拍子型と3/4拍子型が同時進行しているリズム、つまりポリリズムなのです。この曲以外にもこのリズムが何曲か出てきます。スケールの大きな曲です。

3.Thunder Drum
録音の時スタッフではこの曲の事を「日本の祭り」とか「ニュー盆踊り」とか呼んでいたけど、まさしくそんなイメージがピッタリの曲です。そういえば、この「ローリングサンダー」と言う必殺技を使う志那虎一城の家は、剣道一家らしいので、この日本的なリズムは意外にマッチしているかも知れない。中間部のオルガンソロは、後で差し替えるつもりだったけれど、最初のテイクをそのまま使っています。

4.Hurricane Boogie
香取石松の必殺技、石松と言う名からは、浪花節的なイメージが強いけれど、むしろその明るく元気のいい所をイメージして見た、ギターの平沢幸夫さんの作曲。ハードなロックに仕上がっていてソロもタップリ聞かせてくれています。

5.Jet Melancholy
男性であって女性のごとく。ご存知河井武士は日本チームの中でも特に人気があるらしい。そこでこの曲では、ハードさの中にもやさしさを出そうと、レゲエ調でやってみました。中間部で聞かれるフォークギターのソロはタイムシェーバーという機械を通していて、そのために不思議な雰囲気が出ています。

6.Galactica Cyclone
天才、剣崎順のテーマ。明るいラテンタッチの曲に仕上がっています。ティンバルズは横山の達っちゃん。おそらく今最もノリの良いラテンパーカッショニストだと思う。作曲は恐怖の左利き(僕もだけど)ドラマー、井上シーちゃん。速めの16ビートのリズムが心地良い。

7.Screw Dance
イントロの言葉は、ボコーダーという楽器を通しています。これはテクノポップなどでよく使う楽器なので皆さんもご存知だと思います。そういえば全体にテクノっぽい雰囲気があるけど、使っているリズムはアフロなのですよ。ファンキータッチの楽しい曲です。

8.Sicilian Funk
ハリケーンボルトと同じリズムですが、こちらの方がいわゆる重ノリの演奏になっています。ギターを中心とした前半のメロディーとシンセがメロディーをとる後半とが交互にくり返されるというシンプルな構成になっています。

9.Devil Fantasy
これはちょっと聞き慣れない感じだと思いますが、パターンミュージック又はミニマルミュージックと言われている音楽です。それは最小単位の音型を何回もくり返しながら徐々に変化していく…といったものなのだけれどテクノポップなどもこれの影響下にある音楽だと言う事ができます。又この曲は、僕一人だけで、演奏し多重したものです。もちろんシークエンサーなどは使用していません。だから大変でありました。夜一人で部屋を暗くして聴くと又別の楽しみがあるかも知れませんよ…。

10.Techno Crash
これはもうドイツ代表でしかも、頭の良い参謀がコンピューターなどを使うと言うならば、僕の大好きなクラフトワーク風にテクノル他ないではないですか!これも、ローランドのTR-808やプロフェット-5を使用して一人でやっています。いや、もう一人、ミキサーの岡田さんが、華麗なる録音テクニックをもって、一味も二味も違う奥行きのある音楽にしてくださいました。感謝……。

11.Apollon Dream
これも不思議な雰囲気の音楽です。日本チームにとって最大の敵であって最強のチームギリシャ。そしてギリシャ神話の神々の名をなのる戦士達。僕の中で古代ギリシャと夜明け前の地中海のイメージが結びついて、こんな曲になってしまった。底に流れる太鼓のリズムは、ややアフロ調ですが、パターンミュージックの一つです。

12.Aoi-Tategami
今、戦いは終わり、リングを降りて控え室に向かって歩いていく一人の選手…。その胸に去来するものは…。そんなイメージで作った曲ですが、それは何もリングの上だけではなく、我々の生き様の中にもある青春の後ろ姿というような気持ちも唄っています。ジェイクのサックスが、メロウなムードを漂わして最高です。

(以上の文は、1982年LPレコード発売時のジャケットより転載したものです。)

(楽曲解説 ~CDライナーノーツより)

 

久石譲 リングにかけろ

1.Seisyun-Jungle(青春ジャングル)
2.Square Symphony(スクエアー・シンフォニー)
3.Thunder Drum(サンダー・ドラム)
4.Hurricane Boogie(ハリケーン・ブギ)
5.Jet Melancholy(ジェット・メランコリー)
6.Galactica Cyclone(ギャラクティカ・サイクロン)
7.Screw Dance(スクリュー・ダンス)
8.Siciian Funk(シシリアン・ファンク)
9.Devil Fantasy(デビル・ファンタジー)
10.Techno Crash(テクノ・クラッシュ)
11.Apollon Dream(アポロン・ドリーム)
12.Aoi-Tategami(青いたて髪)

作曲・編曲:久石譲 (except 4. 6.)
作詩:さがらよしあき 1. 12
作曲:平沢幸夫 4. 井上茂 6.

演奏:久石譲&Square Orchestra
DS.:井上茂
BASS:高橋ゲタ夫
EG.:平沢幸夫
Perc.:横山達治
Key.:久石譲
Sax:ジェイク・H・コンセプション 他

 

Disc. V.A. 『大戦隊ゴーグルファイブ』

1982年2月 TV放送開始

 

テレビ朝日系「大戦隊ゴーグルファイブ」
放送期間:1982年2月6日~1983年1月29日 全50話

 

放送当時シングルレコード以外のLP盤が発売されていたかは不明。

久石譲が挿入歌3楽曲の編曲を手がけている。

 

 

「大戦隊ゴーグルファイブ ベストヒット曲集」

1982年5月21日 LP発売 CZ-7176
1982年5月21日 CA発売 CPY-967

(LPジャケット)

 

1. 大戦隊ゴーグルⅤ
2. ゴーグルⅤアクション!
3. 熱風シャドウ
4. フラッシュ!ゴーグルⅤ
5. ゴーグルⅤのマーチ -We are Goggle Ⅴ-
6. エレクトリック・マジックコンボイ
7. ダンシング ゴーグルⅤ
8. 出撃!ゴーグルロボ
9. 燃える男ゴーグルレッド
10. 花咲くゴーグルピンク
11. ストップ・ザ・バトル

 

 

 

「大戦隊ゴーグルV MUSIC COLLECTION」

1996年4月20日 CD発売 COCC-13350
2001年11月21日 CD発売 COR-13350

(CDジャケット)

 

1. 大戦隊 ゴーグルv
2. 予兆
3. 悪魔は深淵より
4. 未来科学研究所
5. ストップ・ザ・バトル
6. 大戦隊ゴーグルv(インストルメンタル)
7. 闇の居城
8. フラッシュゴーグルv
9. しのび寄る暗黒科学
10. ブリッジ・コレクション
11. 大戦隊 ゴーグルv
12. 休息のとき
13. 大戦隊 ゴーグルv
14. エレクトリック・マジックコンボイ
15. ストップ・ザ・バトル
16. ストップ・ザ・バトル
17. たたかえ若き獅子たち
18. 出撃ゴーグルロボ
19. 巨大ロボの猛威
20. 唸れ!地球拳
21. 輝く未来へ
22. ストップ・ザ・バトル
23. ストップ・ザ・バトル

 

 

ほぼ同内容で2005年に再発売されたCD作品にて詳細を。

 

「ANIMEX 1200シリーズ114 大戦隊ゴーグルファイブ MUSIC COLLECTION」

2005年3月23日 CD発売 COCC-72114

大戦隊ゴーグルファイブ

(CDジャケット)

 

1.大戦隊ゴーグルV(ファイブ) (T.V.SIZE VERSION)
作詞:小池一夫 作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明 歌:MOJO、こおろぎ’73、ザ・チャープス
2.予兆
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
3.悪魔は深淵より
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
4.未来科学研究所
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
5.大戦隊ゴーグルV (ALTERNATE VERSION INSTRUMENTAL)
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
6.闇の居城
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
7.フラッシュ!ゴーグルV (INSTRUMENTAL VERSION)
作曲:渡辺宙明 編曲:久石譲
8.忍びよる暗黒科学
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
9.ブリッジ・コレクション
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
10.大戦隊ゴーグルV (INSTRUMENTAL VERSION)
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
11.休息の時
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
12.エレクトリック・マジック・コンボイ (INSTRUMENTAL VERSION)
作曲:渡辺宙明 編曲:久石譲
13.夕闇の中で
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
14.ストップ・ザ・バトル (INSTRUMENTAL VERSION)
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
15.戦え!若き獅子たち
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
16.出撃!ゴーグルロボ (OFF VOCAL VERSION)
作詞:八手三郎 作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
17.巨大ロボの猛威
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
18.唸れ!地球剣
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
19.輝く未来へ
作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明
20.ストップ・ザ・バトル (T.V.SIZE VERSION)
作詞:小池一夫 作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明 歌:MOJO、こおろぎ’73、ザ・チャープス

 

 

 

なお、久石譲が編曲を手がけたもう1楽曲

「熱風シャドウ」
作詞:さがらよしあき 作曲:渡辺宙明  編曲:久石譲  歌:MoJo、須貝吏延、こおろぎ’73

こちらは別CD作品に収録されている。

 

「大戦隊ゴーグルファイブ COMPLETE SONG COLLECTION」

1996年7月20日 CD発売 COCC-13579
2001年10月21日 CD発売 COR-13579

(CDジャケット)

 

1. 大戦隊ゴーグルV
2. ゴーグルVアクション!
3. 熱風シャドウ
4. フラッシュ!ゴーグルV
5. ゴーグルVのマーチ -We are Goggle V-
6. エレクトリック・マジックコンボイ
7. ダンシング ゴーグルV
8. 出撃!ゴーグルロボ
9. 燃える男ゴーグルレッド
10. 花咲くゴーグルピンク
11. ストップ・ザ・バトル
12. 大戦隊ゴーグルV (オリジナルカラオケ)
13. ゴーグルVアクション! (オリジナルカラオケ)
14. 熱風シャドウ (オリジナルカラオケ)
15. フラッシュ!ゴーグルV (オリジナルカラオケ)
16. ゴーグルVのマーチ -We are Goggle V- (オリジナルカラオケ)
17. 燃える男ゴーグルレッド (オリジナルカラオケ)
18. 花咲くゴーグルピンク (オリジナルカラオケ)
19. ストップ・ザ・バトル (オリジナルカラオケ)
20. 花咲くゴーグルピンク ~大川めぐみヴァージョン~ (ボーナストラック)
21. 大戦隊ゴーグルV ~オルターネートヴァージョン~ (ボーナストラック)

 

Disc. くにたち・カンマーコール 『宇宙戦艦ヤマト「新たなる旅立ち」 ~混声合唱とピアノのための合唱組曲』

1982年2月1日 LP発売 CQ-7072
1982年2月1日 CT発売 CAK-738

 

久石譲が編曲を手がけている。

なお、B面は別アニメ作品「勇者ライディーン」の合唱組曲であり、編曲も他者による。

 

合唱組曲 宇宙戦艦ヤマト ライディーン

(LPジャケット)

 

1.宇宙戦艦ヤマト
2.宿敵
3.想い
4.旅立ち

合唱編曲:久石譲
指揮:岡本仁
演奏:くにたちカンマー・コール
ピアノ:法嶋晶子

 

 

CD作品としては下記2作品にそれぞれボーナス・トラックとして収録されている。

 

「ETERNAL EDITION File No.5&6「宇宙戦艦ヤマト・新たなる旅立ち」「宇宙戦艦ヤマト・ヤマトよ永遠に」」

2000年12月28日 CD発売 COCX-31157~8
Disc-1 Track.30-33

合唱組曲 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち

(CDジャケット)

 

ボーナストラック
「合唱組曲 宇宙戦艦ヤマト・新たなる旅立ち」より

このディスクには、さらにボーナス・トラックとして、LP『合唱組曲宇宙戦艦ヤマト・新たなる旅立ち/勇者ライディーン』(1982年2月1日発売、品番:CQ-7072/未CD化)から、「宇宙戦艦ヤマト・新たなる旅立ち」が収録されているA面の全曲を収録した。合唱編曲を久石譲が担当し、岡本仁指揮による、くにたちカンマー・コールの合唱組曲で、LP『合唱組曲・宇宙戦艦ヤマト』の続編的扱いのアルバムである。内容的には『宇宙戦艦ヤマト・新たなる旅立ち』だけでなく、『宇宙戦艦ヤマト』第一作から『ヤマトよ永遠に』までの楽曲を、合唱組曲として構成している。お馴染みのスキャットから始まって、メインテーマが2コーラス続く「宇宙戦艦ヤマト」。「好敵手」の1コーラス演奏後に「白色彗星」と「探索班」の主題が交互に現れ、再び「好敵手」の2コーラス目へと続く「宿敵」。「おもかげ星」の1コーラス演奏後に、「イスカンダル」と「ヤマトより愛をこめて」を経て、「おもかげ星」のサビで終わる「想い」。「愛の生命」の1コーラス演奏後に、「出発」を経て「ヤマト!!新たなる旅立ち」へと続く「新たなる旅立ち」。以上の全4曲構成で、「宿敵」の「白色彗星」と「探索班」のメドレーや、「想い」の「ヤマトより愛をこめて」と「宇宙戦艦ヤマト」の掛け合いなど聴き所も多い。なお、ボーナストラック中にお聴き苦しい箇所がありますが、これらはマスターテープに起因するものです。ご了承下さい。

(CDライナーノーツより 抜粋)

 

 

「YAMATO SOUND ALMANAC 1974-1983 YAMATO MUSIC ADDENDUM」

2015年10月28日 CD発売 COCX-39257~9
Disc-2 Track.8-10

YAMATO SOUND ALMANAC 1974-1983 YAMATO MUSIC ADDENDUM

(CDジャケット)

 

同一内容ではあるが、細かい楽曲構成は下記のとおりである。

「宇宙戦艦ヤマト」 無限に広がる大宇宙~宇宙戦艦ヤマト
「宿敵」 好敵手~白色彗星~探索艇
「想い」 おもかげ星~イスカンダル~ヤマトより愛をこめて
「新たなる旅立ち」 愛の生命~出発~ヤマト!!新たなる旅立ち

 

 

Disc. V.A. 『機動戦士ガンダムII 哀 戦士』

1981年7月21日 LP発売 K25G-7029
1981年7月21日 CT発売 K25H-4035
1986年8月21日 CD発売 K30X-7021
1991年3月5日 CD発売 KICA-2010
2019年11月21日 LP発売 NAS-2071

 

1981年公開アニメ映画「機動戦士ガンダム II 哀・戦士編」

オリジナル・サウンドトラック盤収録の4楽曲、久石譲が編曲を手がけている。

 

機動戦士ガンダムII 哀 戦士 1

機動戦士ガンダムII 哀 戦士 2

機動戦士ガンダムII 哀 戦士 3

機動戦士ガンダムII 哀 戦士 4

機動戦士ガンダムII 哀 戦士 5

(LPジャケット / LP盤 / 封入ポスター)

 

なお、同一内容でCD化もされている。(1991年3月5日CD発売)

機動戦士ガンダム 哀戦士 CD 1

機動戦士ガンダム 哀戦士 CD 2

(CD盤)

 

1. 哀 戦士 歌:井上大輔
2. 風にひとりで 歌:井上大輔
3. ガンダムよ
4. 空域間戦争
5. 予感
6. 赤い閃光の奴
7. 意志を
8. 我に力を
9. 心たちよ
10. ジャブローへ
11. ふるえないで
12. 華麗なるを
13. 戦場に哀惜を
14. やすらぎ求めて

作詩:井荻麟 (1,2)
作曲:井上大輔 (1,2) 松山祐士 (3,6,10,11,13,14) 渡辺岳夫 (4,5,7,8,9,12)
編曲:井上大輔 (1,2) 松山祐士 (3,6,10,11,13,14) 渡辺岳夫 (4,9) 久石譲 (5,7,8,12)

 

Disc. V.A. 『百獣王ゴライオン』

1981年6月 LP発売 CZ-7114
1981年6月 CT発売 CPY-891

 

東京12チャンネル(テレビ東京)ロボットアニメ「百獣王ゴライオン」
放送期間:1981年3月4日~1982年2月24日 全52話

 

久石譲が挿入歌3楽曲の編曲を手がけている。

 

ゴライオン LP

百獣王ゴライオン 2

(LPジャケット)

 

1.斗え!ゴライオン 主題歌・オープニングテーマ
作詞:千家和也 作曲:小林亜星 編曲:いちひさし(=武市昌久) 歌:水木一郎、こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会
2.ゴライオン讃歌
作詞:八手三郎 作曲:小林亜星 編曲:久石譲 歌:水木一郎、こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会
3.黒獅子よ
作詞:千家和也 作曲:小林亜星 編曲:久石譲 歌:水木一郎
4.ゴライオン フォーメーション
作詞:千家和也 作曲・編曲:武市昌久 歌:水木一郎、こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会
5.ゴライオン マーチ
作詞:千家和也 作曲・編曲:武市昌久 歌:水木一郎、コロムビアゆりかご会
6.ぼくはいちばんチビだけど
作詞:千家和也・八手三郎 作曲:小林亜星 編曲:久石譲 歌:野沢雅子、ザ・チャープス
7.ネズミのブギウギ
作詞:八手三郎 作曲・編曲:武市昌久 歌:こおろぎ’73
8.美しきアルテア
作詞:千家和也 作曲:小林亜星 編曲:いちひさし 歌:日高美子
9.ゴライオン 数えうた
作詞:桜井正明 作曲:小林亜星 編曲:いちひさし 歌:水木一郎、こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会
10.五人でひとつ エンディングテーマ
作詞:千家和也 作曲:小林亜星 編曲:いちひさし 歌:水木一郎、こおろぎ’73、フィーリング・フリー

 

 

なお2004年発売CDには、主題歌2曲と共に全ての曲が収録されている。

 

『スーパーヒーロークロニクル スーパーロボット主題歌・挿入歌大全集III』

2004年8月25日 CD発売 COCX-32857

スーパーヒーロークロニクル スーパーロボット主題歌・挿入歌大全集III 1

スーパーヒーロークロニクル スーパーロボット主題歌・挿入歌大全集III 2

スーパーヒーロークロニクル スーパーロボット主題歌・挿入歌大全集III 3

(CDジャケット / CD盤)

 

Disc. ムクワジュ・アンサンブル 『MKWAJU』

MKWAJU ムクワジュ

1981年6月25日 LP発売 YF-7019-ND
1982年6月25日 CT発売 CTR-7052
1991年8月21日 CD発売 COCO-7764
2005年4月20日 CD発売 COCB-53340
2018年1月31日 UHQCD発売 COCB-54240
2018年11月16日 LP発売 WRWTFWW025

 

 

MKWAJU LP 2

MKWAJU LP 3

MKWAJU LP 4

MKWAJU LP 1

MKWAJU LP 2

(LPジャケット / LP盤)

 

 

パーカッション・トリオ、ムクワジュ・アンサンブル
久石譲プロデュースによる作品

マリンバや民族楽器とシンセサイザーを絡ませた野心作
意欲的なミニマル音楽集

 

「私は旅行と探検家がきらいだ」と書いたのは、レヴィ=ストロスではなかったろうか。未開民族の社会構造を研究し、人間の基本的な生存システムをさぐる。このフィールド・ワークはヨーロッパ人の植民地主義的発想と最初不可分であった。

短い旋律。短すぎて、それだけでは喜びも悲しみも表現できない。
その旋律を単位として何回も何回も繰り返す。はてしなく続く旋律。太陽の動きとおなじくらいゆっくり変化する。
またこの旋律を何人かでひいてみる。ズレが生じる。このズレが思いがけないメロディーを生む。音と音の隙間にできる新しい音。ついには、この新しい音が独立して最初のメロディーとは無関係に動き出す。

ミニマル・ミュージックとのちに名づけられるのは、こんな音楽。
アフリカでもアジアでも、ヨーロッパ文明の浸食をうけていないところでは、多くの場所にのこっている。

(CDライナーノーツ より)

 

ムクワジュ・アンサンブル
高田みどり(マリンバ、ヴィブラフォン、ゴング、トムトム、カウベル、他)
定成庸司(バス・マリンバ、ゴング、トムトム、他)
荒瀬順子(ミトラ・マリンバ)

久石譲(ピアノ:スタインウェイ / エレクトリック・ピアノ:フェンダー)
ペッカー(ラテン・パーカッション)
松武秀樹(コンピューター・プログラミング シンセサイザー:MC-8、プロフェット-5)

 

MKWAJU ムクワジュ

ムクワジュ組曲 MKWAJU SUITE
1. ムクワジュ Mkwaju
2. シャク・シャク Shak Shak
3. レモア Lemore
4. ティラ=リン Tira-Rin

5. パルス・イン・マイ・マインド PULSE IN MY MIND
6. フラッシュ=バック FLASH-BACK

久石譲プロデュース 全作曲:久石譲

録音:1981年2月6日、7日、3月12日 日本コロムビア第1スタジオ

 

 

 

今も色褪せぬ久石譲の1981年のミニマル音楽傑作集
待望の「ムクワジュ・ファースト」リイシュー決定

MKWAJUとはスワヒリ語でタマリンドの樹の意味

 

ミニマルに躍動するアフリカン・リズム。それは大地の鼓動、生命の息吹。世界的作曲家、久石譲の原点がここに。

(UHQ CD帯より)

 

「MKWAJU ムクワジュ・ファースト」
MKWAJU ENSEMBLE ムクワジュ・アンサンブル

久石譲:作曲&プロデュース

最新リマスタリング UHQ CD

発売日:2018年1月31日
品番:COCB-54240

 

ムクワジュ組曲 MKWAJU SUITE
1. ムクワジュ MKWAJU
2. シャク・シャク SHAK SHAK
3. レモア LEMORE
4. ティラ=リン TIRA-RIN

5. パルス・イン・マイ・マインド PULSE IN MY MIND
6. フラッシュ=バック FLASH-BACK

ムクワジュ・アンサンブル
高田みどり(マリンバ/ヴィヴラフォン/ゴング/トム・トム)
定成庸司(バス・マリンバ/ゴング/トム・トム)
荒瀬順子(ミトラ・マリンバ/ゴング)

久石譲(キーボード)
ペッカー(ラテン・パーカッション 他)
松武秀樹(コンピューター・プログラミング)

オリジナル・リリース:1981年6月25日 YF-7019

 

朱に燃ゆる空、はるか地平まで続く草原に生える1本の大きな木、アフリカの大地を想起させるミニマルなアートワークをまとった、ムクワジュ・アンサンブルのファースト・アルバム『ムクワジュ・ファースト』は、1981年、斬新なアイディアと冒険心を胸に、ジャンルの垣根を超えて数々の先進的な音楽を世に送り出したレーベル、BETTER DAYSから発表された。

作曲・プロデュースを手掛けたのは久石譲。メンバーは、クラシックや現代音楽のフィールドで活躍する3人の打楽器奏者、高田みどり、荒瀬順子、定成庸司。高田みどりは、1978年にベルリン放送交響楽団のソリストとしてデビュー後、アジアやアフリカの音楽家と多くの共演を重ねる。荒瀬順子は、深町純が音楽を手掛けた1980年公開の映画『海潮音』のサウンドトラックに参加し、深町のシンセサイザーとのデュオで幻想的な音楽を披露している。定成庸司は1973年に、尺八奏者の山本邦山が廣瀬量平作品を取り上げたリサイタルのスタジオ録音に参加するなど、いずれもクラシックや現代音楽の枠にとどまらず、幅広く演奏活動をしている打楽器奏者だ。メンバーのほかには、久石譲のキーボード、ペッカーのラテン・パーカッションと、松武秀樹のシンセサイザー・プログラミングが加わっている。

『ムクワジュ・ファースト』は、久石譲が大学在学中に出会い深く傾倒した、ミニマル・ミュージックの手法を用いて作曲・プロデュースした初めての作品だ。短い音型をわずかに変化させながら繰り返し演奏することで生じるずれを音楽の構成要素とするミニマル・ミュージック。その起源には諸説あるが、アフリカやアジアなどの民族楽器からの影響もそのひとつとされている。この『ムクワジュ・ファースト』も、アフリカの民族音楽がもつ様々なリズムの音型を素材に作られている。しかし、多様な表現を見せる70年代以降の現代音楽と同様、単にミニマル・ミュージックというひとことでは、このアルバムの魅力を語りきれない。「ムクワジュ組曲」のなかの「ムクワジュ」と「ティラ=リン」では、軽快にリズムを奏でながら少しずつ表情を変えていくマリンバのアンサンブルに、ペッカーの肉体的なパーカッションと、プログラミングされたリズムマシンの機械的なビートが加わることで、現代音楽としてのミニマル・ミュージックにはないグルーヴと、ポップな感覚が生まれている。歪んだ残響音をもった旋律を奏でている楽器は、小さな穴が開けられた共鳴パイプに貼られた薄い紙が震えることで独特の音を発する、《ミトラ》という変型マリンバで、シンセサイザーのノコギリ波のようにも聞こえる音色だ。「パルス・イン・マイ・マインド」では、クロマティック・ゴングという東南アジア原産の銅鑼による、倍音成分をたっぷり含んだ金属的な響きが、柔らかくトレモロするエレクトリック・ピアノとともに幻想的なアンサンブルを奏でている。まるでアンビエント・ミュージックのような佇まいだ。ミニマル・ミュージックのエッセンスを感覚的にとらえてロックやポップスに応用した、クラフトワークなどの電子音楽やブライアン・イーノに代表されるアンビエント・ミュージックとの共通点が見いだせるし、また、90年代に躍進したテクノやハウスなどのダンス・ミュージックに先駆ける手法も見てとれる。『ムクワジュ・ファースト』が昨今、若い世代の耳を惹きつけているひとつの要因だろう。また、「パルス・イン・マイ・マインド」の作曲方法として、ほぼ記憶不可能な音を構成するために、乱数表が用いられたそうだ。アメリカを代表する現代音楽の作曲家、ジョン・ケージの手法を彷彿とさせるが、ジョン・ケージが乱数表から偶然による即興性を得ることを目的としたのとは違い、ここでは緻密な構成を可能にするための手段として利用されている。「フラッシュ=バック」では、複合リズムの極みとでもいうべき、アフリカの民族音楽に肉迫した原始的な躍動感のあるパーカッション・アンサンブルを聴くことができる。ミニマル・ミュージックの面白さがもっとも顕著に現れた楽曲だろう。

久石は『ムクワジュ・ファースト』を発表した後、ポップスのフィールドへ活動の幅を広げたが、『風の谷のナウシカ』などの宮崎駿アニメのサウンドトラックでも、ミニマル・ミュージックの要素をもった楽曲を聴くことができるし、「ムクワジュ組曲」は、オーケストラや弦楽四重奏などにアレンジされてその後も演奏され、今も広く親しまれている。ポップスのフィールドで世界的に名を成した久石の深意には、常にミニマル・ミュージックへの思いがあり、その原点がこの『ムクワジュ・ファースト』にある。同時に、ミニマル・ミュージックに馴染みのないリスナーをも魅了する、フレッシュなエネルギーを秘めていることが、『ムクワジュ・ファースト』を名作たらしめている。

CHEE SHIMIZU(2017.11)

(UHQ CDライナーノーツより)

 

*UHQ CDには封入解説として、オリジナル盤LPのアートワーク(ライナーノーツ)付きです。主に楽曲解説などになりますが(上に一部写真あり)、CHEE SHIMIZU氏によるUHQ CD寄稿文にてきれいに同旨要約されています。ここでのあらためての記載はしていません。

 

 

2018.11 Update!!

 

 

Disc. 東京佼成ウインドオーケストラ 『ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第9集』

1981年5月5日 LP発売

 

久石譲が編曲を担当した「マスター・ブラスター」「ナイス・ショット」が収録されている。

 

ナイス・ショット ニュー・サウンズ・イン・ブラス スコア

(スコア一部)

 

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第9集

1. シング・シング・シング (編曲:岩井直溥)
2. ブラジル (編曲:岩井直溥)
3. ストレンジャー・イン・パラダイス (編曲:小野崎孝輔)
4. ピンク・パンサーのテーマ〈メドレー〉(編曲:小野崎孝輔)
5. ディズニー・メドレー (編曲:岩井直溥)
ミッキーマウス・マーチ~小さな世界~ハイホー~狼なんかこわくない~いつかは王子様が~口笛吹いて働こう~星に願いを
6. インテルメッツォ・ナンバーワン (編曲:岩井直溥)
7. マスター・ブラスター (編曲:久石 譲)
8. ナイス・ショット (編曲:久石 譲)
9. サンバ・デ・ミネルバ (編曲:岩井直溥)
10. バードランド (編曲:岩井直溥)

【ゲスト&ソロ・ミュージシャン】
猪俣 猛(Drs.)
荒川康男(E.B.)
中牟礼貞則(E.G.)
羽鳥幸次(Tp.)
鍵和田道男(Tb.)山口弘治(Hr.)
谷口和典(Sax.)
清水万紀夫(Cl.)