Info. 2021/04/15 久石譲さんワクワク「新しい感覚を持ったオーケストラ」(スポーツ報知)

Posted on 2021/04/15

久石譲さんワクワク「新しい感覚を持ったオーケストラ」

スタジオジブリの名作アニメ「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」や北野武監督作など多くの映画楽曲を手がけた、作曲家で指揮者の久石譲さん(70)が、プロオーケストラ「日本センチュリー交響楽団」(大阪府豊中市)の首席客演指揮者に就任した。

今回の指揮者就任について「深い表現は、オケと深い関係じゃないとできない。世界中のいろんなオーケストラとやってきたが、このオーケストラは好き。やっていて気持ちがいいし、一生懸命食いついてきてくれる。作曲家の自分が一緒にやりたいって、そんなにないんだけど、このオケは新しい感覚を持っている。一曲一曲をより深く演奏し、また次の世界へいけるようにしたい」と話した。

演奏プログラムについても、自身の曲を入れるなどこだわりがある。「海外へ現代の作品を紹介するニュークラシックをやることができる。もちろん日本センチュリーの個性もある。若々しく、上品な音も魅力」と話し、「クラシックは古典。だから日本人が(伝統のある)ドイツ人のマネをしても勝てない。新しいクラシックをやらないとダメ。そういう意味では、伝統のない国の方が可能性が高い」と未来を見据えた。

昨年に右手中指を骨折し、痛みはまだ残っている。作曲家でありながら指揮する労力は相当なものだといい、「基本的にあまりやりたくない(笑い)。モーツァルトをやるとなったら、勉強しないといけない。この期間全く作曲ができないし、勉強に時間がとられる」と本音も漏らしたが、音楽への情熱は衰えることはない。9月24日、ザ・シンフォニーホール(大阪・福島)での第257回定期演奏会が就任記念公演となる。(尚)

 

出典:スポーツ報知|久石譲さんワクワク
https://hochi.news/articles/20210414-OHT1T50318.html

 

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