2017年5月18日,19日、台北にて「久石譲&ミッシャ・マイスキー / JOE HISAISHI and MISCHA MAISKY」コンサートが開催されました。久石譲指揮・ピアノと世界的チェリスト・ミッシャ・マイスキーのコラボレーションという、日本ではお目にかかれない豪華なスペシャルコンサートです。
【2017.5.25 Update!!】
下記でも紹介していますコンサート主催:MNA 牛耳藝術の公式Facebookページにて、「Departures for cello and piano」のコンサート演奏動画が公開されました。久石譲(ピアノ)とミッシャ・マイスキー(チェロ)による「おくりびと」。世紀のコラボレーションをお見逃しなく!お聴き逃しなく!ぜひご覧ください。(フルサイズ 約3分45秒)
MNA 牛耳藝術 Facebook | DEPARTURES 動画
同動画はMNA公式YouTubeでも公開されました。(※2017年5月24日現在)
Departures 世紀攜手─音樂大師久石讓與大提琴大師麥斯基 (3分45秒)
Joe Hisaishi and Mischa Maisky
[公演期間]
2017/05/18,19
[公演回数]
2公演
台北・臺北國家音樂廳 国家音楽ホール National Concert Hall
[編成]
指揮・ピアノ:久石譲
チェロ:ミッシャ・マイスキー
管弦楽:ナショナル交響楽団 (National Symphony Orchestra)
[曲目]
久石譲:Encounter for String Orchestra
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
—-encore—-
久石譲:Departures for cello and piano
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 より 前奏曲 (5/18)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 より サラバンド (5/19)
—-intermission—-
ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
—-encore—-
久石譲:Kiki’s Delivery Service for Orchestra
【演奏プログラムについて】
久石譲:Encounter for String Orchestra
数年前にフェルメール展が催され、その作曲を依頼されたのですが、僕の強い要望でエッシャーも展示されました。ミニマリストとしてはフェルメールよりも(もちろん好きですけど)だまし絵のエッシャーのほうに興味があったからです。その楽曲を中心に後に弦楽四重奏曲第1番を作曲しました。その第1曲がこの「Encounter」です。それをストリングオーケストラとして独立した楽曲にしました。この楽曲は2017年2月12日のナガノ・チェンバー・オーケストラ定期演奏会で世界初演されました。
レの音を中心としたモードによるリズミカルなフレーズがくり返されます。ややブラックなユーモアもありますが、変拍子と相まって曲の展開の予想はつきにくい、従って演奏もかなり難しいです。
曲のタイトルはエッシャーの「Encounter」という絵画(版画)からきています。もちろんインスピレーションも受けています。
決して重い曲ではないので、楽しんでいただけたら幸いです。
久石譲
(「JOE HISAISHI and MISCHA MAISKY」公式コンサート・パンフレット より)
—-encore—-
久石譲:Departures for cello and piano (映画「おくりびと」より)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 より 前奏曲 *5/18のみ
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 より サラバンド *5/18のみ
前半アンコールでは3曲披露されています。まずは久石譲のピアノとミッシャ・マイスキーのチェロによる「Departures」。なんともプレミアムな極上デュオ、想像するだけで陶酔してしまいそうです。ちなみにこの曲は、愛娘のリリー・マイスキーによるピアノ伴奏で2009年CD録音もされています。つづいてチェロ独奏による2曲。ミッシャ・マイスキーは2008年台湾舞台「雲門舞集-水月」にて同作品をパフォーマンスしているそうです。いずれのアンコール曲もとても思い入れのあるプログラムだったということですね。
—-encore—-
久石譲:Kiki’s Delivery Service (映画「魔女の宅急便」より)
後半プログラムおよびアンコールではミッシャ・マイスキーの登場はなしということで、for Orchestra版による演奏。久石譲音楽を待ちわびた観客も拍手喝采だったことでしょう。
【コンサート風景】
コンサート主催:MNA 牛耳藝術の公式Facebookページにて時系列でインフォメーションされていますのでぜひご覧ください。
公式サイト:MNA 牛耳藝術Facebookページ
投稿はタイムラインで流れていってしまうので投稿別にピックアップしておきます。
5月15日 久石譲現地到着 リハーサル風景
MNA 牛耳藝術 Facebook | リハーサル
5月17日 久石譲&ミッシャ・マイスキー インタビュー風景/インタビュー記事
MNA 牛耳藝術 Facebook | インタビュー *シェア
MNA 牛耳藝術 Facebook | 初対面
5月18日 当日リハーサル風景
MNA 牛耳藝術 Facebook | 当日リハーサル
5月18日 公演風景
MNA 牛耳藝術 Facebook | 本番
5月19日 メディア報道ピックアップ
MNA 牛耳藝術 Facebook | ニュース
※TV報道動画リンクあり(リハーサル動画)
その他くまなく情報をご覧になりたい方、また20日以降も19日公演分など更新されるかもしれませんので、下記公式ページ(タイムラインTOP)にて随時チェックしてください♪
公式サイト:MNA 牛耳藝術Facebookページ
【2017.5.25 追記】
5月19日 公演風景(2日目)
MNA 牛耳藝術 Facebook | 本番2日目
5月24日 コンサート動画「Departures for cello and piano」
MNA 牛耳藝術 Facebook | DEPARTURES
17日現地で初対面となった歴史的瞬間です。
メディアインタビュー。
ウェブ&新聞など現地報道。期待と関心の高さがわかりますね。
リハーサル風景より。緊張感と和やかさでいい雰囲気なのが伝わります。
公演風景。チェロ協奏曲も、ピアノ&チェロによる「おくりびと」も、無伴奏チェロ組曲も。会場で聴けた人はうらやましいですね♪ 写真だけでも強烈なオーラと世紀のビッグショットという絵力を感じずにはいられません。
18日公演を終えた、19日新聞報道。
ちなみにミッシャ・マイスキーが奏でる「おくりびと」はこのベストアルバムCDに収録されています。
近年、日本コンサートと海外コンサートを精力的に展開する久石譲。とりわけ海外公演は日本公演にはない特別プログラムや特別共演が目を引きます。2016年の「久石譲&五嶋龍シンフォニー・コンサート」(北京・上海)も記憶に新しいところです。今後も多彩なコンサート・プログラム、豪華なコラボレーションで世界中で待ち望まれる久石譲コンサートはつづいていきます。
《追記》
久石譲オフィシャルFacobookにて素敵な本番写真も公開されています。ぜひご覧ください。
公式サイト:久石譲Facebook | 台北コンサート
Departures Piano&Cello –> Departures for cello and piano
ありがとうございます♪