Info. 2017/06/11 《速報》「久石譲 シンフォニック・コンサート Music from スタジオジブリ宮崎アニメ」(パリ) プログラム 【6/12 Update!!】

Posted on 2017/06/11

2017年6月9日、10日、久石譲によるスタジオジブリ公式コンサートがパリにて開催されました。2008年「久石譲 in 武道館 ~宮崎アニメと共に歩んだ25年間」コンサートから9年、待望の海外公演です。プログラムや構成も武道館公演を継承しバージョンアップ、壮大なオーケストラサウンドと巨大なスクリーンによってジブリの世界へ誘うスペシャルなコンサート。

2008年当時は宮崎作品9作品(映画「崖の上のポニョ」公開年)だったプログラムも、2013年公開「風立ちぬ」も加わり、全10作品コンプリート・コンサートです。またあまりの熱狂ぶりに急遽2日目昼公演が追加されたパリ公演、このあたりも武道館コンサートのフラッシュバックのようですね。

 

 

【2017.6.12 追記】
現地情報によると、本公演はフランスはもちろん日本の某TV局や映像制作会社など最新鋭の撮影クルーが参加したようです。TV放送やDVD/Blu-ray化される日がいつか訪れるのかもしれませんね。あの2008年武道館コンサートのように♪

写真をいくつか追加しています。

またそれとは別に久石譲オフィシャルFacebookや本公演でヴォーカルを務めた麻衣オフィシャルFacebookにて、公演の様子がコメント/写真で報告されています。ぜひご覧ください。

久石譲オフィシャルFacebook | 2017パリ公演

麻衣オフィシャルFacebook | 2017パリ公演

 

 

【2017.11.17 追記】

 

 

久石譲 in パリ 「風の谷のナウシカ」から「風立ちぬ」まで 宮崎駿監督作品演奏会
JOE HISAISHI SYMPHONIC CONCERT:
Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki

[公演期間]  久石譲 パリ コンサート JOE HISAISHI SYMPHONIC CONCERT 2017
2017/06/09,10

[公演回数]
3公演
パリ・パレ・デ・コングレ・ド・パリ
Palais des Congrès de Paris

[編成]
指揮・ピアノ:久石譲
管弦楽:ラムルー管弦楽団
合唱団:ラムルー合唱団、ラ・メトリーズ・デ・オー・ドゥ・セーヌ

Conducted by Joe Hisaishi
Orchestre et Choeur Lamoureux

[曲目]
I. 風の谷のナウシカ
風の伝説
ナウシカ・レクイエム
メーヴェとコルベットの戦い
遠い日々 (Vo: 麻衣)
鳥の人

I. Nausicaä of the Valley of the Wind
The Legend of the Wind
Nausicaä Requiem
The Battle between Mehve and Corvette
The Distant Days (Chant: Mai)
The Bird Man

II. もののけ姫
アシタカせっ記
タタリ神
もののけ姫 (Vo: エレーヌ・ベルナディー) *日本語詞

II. Princess Mononoke
The Legend of Ashitaka
The Demon God
Princess Mononoke (Soprano: Hélène Bernardy) *Japanese Lyrics

III. 魔女の宅急便
海の見える街
傷心のキキ
おかあさんのホウキ

III. Kiki’s Delivery Service
A Town with an Ocean View
Heartbroken Kiki
Mother’s Broom

IV. 風立ちぬ
(マンドリン: マチュー・サルテ・モロー)
旅路(夢中飛行)
菜穂子(出会い)
旅路(夢の王国)

IV. The Wind Rises
(Mandoline: Mathieu Sarthe-Mouréou)
A Journey (A Dream of Flight)
Nahoko (The Encounter)
A Journey (A Kingdom of Dreams)

V. 崖の上のポニョ
深海牧場
海のおかあさん (Vo: エレーヌ・ベルナディー) *日本語詞
いもうと達の活躍 - 母と海の賛歌
崖の上のポニョ *フランス語詞

V. Ponyo on the Cliff by the Sea
Deep Sea Pastures
Mother Sea (Soprano: Hélène Bernardy) *Japanese Lyrics
Ponyo’s Sisters Lend a Hand –
A Song for Mothers and the Sea
Ponyo on the Cliff by the Sea *French Lyrics

VI. 天空の城ラピュタ
(マーチング・バンド)
ハトと少年
君をのせて *日本語詞
大樹

VI. Castle in the Sky
(Marching Band)
Doves and the Boy
Carrying You *Japanese Lyrics
The Eternal Tree of Life

VII. 紅の豚
帰らざる日々

VII. Porco Rosso
Bygone Days

VIII. ハウルの動く城
シンフォニック・バリエーション “人生のメリーゴーランド+ケイヴ・オブ・マインド”

VIII. Howl’s Moving Castle
Symphonic Variation «Merry-go-round + Cave of Mind»

IX. 千と千尋の神隠し
あの夏へ
ふたたび (Vo: 麻衣)

IX. Spirited Away
One Summer’s Day
Reprise (Vo: Mai)

X. となりのトトロ
風のとおり道
さんぽ *英語詞
となりのトトロ *日本語詞

X. My Neighbor Totoro
The Path of the Wind
Hey Let’s Go *English Lyrics
My Neighbor Totoro *Japanese Lyrics

—–encore—-
Madness from Porco Rosso
Ashitaka and San from Princess Mononoke *English Lyrics

 

 

 

【演奏プログラムについて】
冒頭にもお伝えしたとおり、武道館コンサートを継承したプログラムと音楽構成・演出構成になっていたようです。

V. Ponyo Sur La Falaise 崖の上のポニョ
こちらは武道館バージョンではなく「久石 譲 3.11 チャリティーコンサート 〜ザ ベスト オブ シネマミュージック〜」コンサートのバージョンです。ちなみにこのコンサートは当時パリ公演も開催されました。

VI. Le Chateau Dans Le Ciel 天空の城ラピュタ
マーチング・バンドと混声合唱によるもの。「君をのせて」は日本語バージョンで合唱されたようです。

IX. Le Voyage De Chihiro 千と千尋の神隠し
「One Summer’s Day」は久石譲ピアノ・ソロにて。「ふたたび」は麻衣(Vo)によるもの。武道館では平原綾香が同2楽曲とも歌唱していました。

 

 

さて、武道館コンサートでは、宮崎駿監督からのビデオメッセージが流れていました。今回はどんなかたちでどんなメッセージを贈られたのでしょうか。

日本でも伝説となっているオールジブリプログラムの久石譲コンサート。ぜひ「久石譲 in 武道館」コンサートDVD/Blu-rayで今回のパリ公演プログラムをイメージしながら、またあの音楽と映像に包まれたいですね。

久石譲 in 武道館 ~宮崎アニメと共に歩んだ25年間~ DVD

Disc. 久石譲 『久石譲 in 武道館 ~宮崎アニメと共に歩んだ25年間~』

 

 

【コンサート風景】

開演前の様子。素敵な会場ですね。もちろん満員御礼!

 

コンサート題字は、鈴木敏夫プロデューサーの筆によるものだと思います。

 

パンフレットにも。

 

会場に設置された大きなパネル。鈴木敏夫プロデューサーのメッセージです。ここで記念写真しているファンも多かったみたいですね。

 

正面からみると、このようなメッセージです。感慨深い。パンフレットにも同じく収められています。

 

左下の印も目を凝らすと筆によるもの。トトロのなかに鈴木敏夫と書かれています、すごい!

 

2008年武道館コンサートでは宮崎駿監督からコンサート記念の絵が贈られていますが(DVDのジャケットにもなっています)、今回は鈴木敏夫プロデューサーによる贈り物。海外公演だからこそ、筆を使ったコンサート題字、メッセージ。日本が伝わるおもてなしですね。

 

オープニングのナウシカからアンコールのアシタカとサンまで。たくさんピアノを弾いたようです♪

 

かっこいい!(たくさんの集音マイクや最新カメラが舞台に設置されていることがわかりますね)

 

このアングルがジブリコンサートの象徴のよう。

 

もちろんコンサートは総立ちスタンディングオベーションの拍手喝采!この瞬間に立ち会ったすべての人がうらやましい。

 

共演したオーケストラとも最高のパフォーマンス、いい雰囲気だったことが伝わりますね。

 

至福の空間、壮観。

 

 

最後に本公演の久石譲コメントをご紹介します。

 

久石譲です。
パリの皆さんの前でコンサートができることを大変嬉しく思っています。僕が宮崎さんの映画を担当するようになってから30年以上も経っています。まさに奇跡です。そして次の新作のオファーもいただいています。とてもうれしい限りです。

宮崎さんの映画は我々に「生きる」という意味と「生きる喜び」を教えてくれます。その中で書いてきた音楽はまさに僕の人生そのものでもあります。今宵、皆さんとその世界を共有できることは、望外の喜びです。楽しい時間を過ごしていただけると幸いです。

June 9 2017 久石 譲

(「JOE HISAISHI SYMPHONIC CONCERT:Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki」コンサート・パンフレット より)

 

 

鈴木プロデューサーも「宮崎アニメには久石譲一人しか似合わない」と言っている。久石譲も「次の新作のオファーもいただいています」と言っている。こうなったらあの人のメッセージもお伝えしないわけにはいかないでしょう!

パリ公演にて公式アナウンスということでいいでしょうか!?

 

 

 

次はどの国でどんなプログラムで開催されるのか?ジブリコンサートが世界中を席巻していくのでしょうか??日本凱旋の日が訪れるのでしょうか?これからも目が離せないですね。

久石譲 Concert 2015-

 

 

日本からもこの日のためにフランスへ行った方もいるでしょうし、ヨーロッパ圏で生活している方も足を運ばれたかもしれません。ぜひ追加情報やおさえきれない喜びや感動など、メッセージお待ちしています♪

 

 

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