1988年12月21日 LP発売 N28U-702
1988年12月21日 CD発売 N32C-702
1988年12月21日 CT発売 N28K-702
1992年11月21日 CD発売 NACL-1505
「都市生活者の孤独と幻想」をテーマに、メロディ、ボーカル、アレンジともにハイセンスな音世界を展開。
1988年8月21発売シングル「Night City」は同アルバムからの先行シングルとなっている。
1989年1月10日発売シングル「冬の旅人」は同アルバムからのシングル・カットである。ドラマ「華の別れ」主題歌起用によるもので、アルバム版とシングル版では歌詞が異なっている。
「前作の『ピアノ・ストーリーズ』なんかは、聴く側が勝手に心象風景を自分たちで投影しやすかった。こちらから押し付けがましいメッセージがない分ね。今までそうやって作ってきたんですけど、長年やってくると、もっと直接的にメッセージを訴えかけたくなる。それには歌の表現がいちばん適切なんです。僕は井上陽水さんとか中島みゆきさんとか、非常に歌のうまい人の仕事をいっぱいさせてもらっていたんで、中途半端に歌はやりたくなかった。で、今回いろいろやってみて、何とかいけそうじゃないかということで。アレンジャーだとかいろんな人が、サウンドの一部として歌を歌うみたいなのがありますけど、あのてのものはやりたくなかったんですよ。どうせ歌うなら、徹底して歌をやる」
「このアルバムに入る直前までの、僕の弦のスタイルというのは確率されていたんですね。いろんな人の歌のときのバックのスタイルとか、あるいは、フル・オーケストラで8-6-4-4とか(注1)6-4-2-2とかいう編成で歌用、オーケストラ用、映画用とか、自分なりの癖が確立されていた。ですから、またゼロから、全く弦が書けない状態に戻して、普通ならこうくる、というのを極力排除してアレンジしました。もう1回クラウス・オガーマンとか、あのへんの弦アレンジを聴いたりとか。そういうのを徹底しましたね」
(Blog. 「キーボード・マガジン 1989年3月号」 久石譲インタビュー内容 より抜粋)
1. Zin-Zin
2. Night City
3. 81/2の風景画
4. 風のHighway
5. 冬の旅人
6. オリエントへの曵航
7. ブレードランナーの彷徨
8. L’ étranger
9. 少年の日の夕暮れ
10. illusion
Guest Duet:Mai Fujisawa 9.
Musicians
Hideo Saitoh(E.Guitar)
Fujimaru Yoshino(E.Guitar)
Kenji Takamizu(Bass)
Motoya Hamaguchi(Percussion)
Masashi Shinozaki Group(Strings)
Asuka Kaneko Group(Strings)
Mai Fujisawa(Special Duet)
etc.
Recording:Wonder Station,Sound Inn Magnet Studio,Freedom Studio,Taihei Studio,MarineStudio,Studio Sky
April 1988~October 1988