Posted on 2024/08/13
8月10日開催「久石譲指揮 日本センチュリー交響楽団 京都特別演奏会」です。今年は夏恒例コンサートともいえる「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ(WDO)」の開催がなかったこともあり、この京都公演の注目度はプログラム発表前からキープしていました。翌日8月11日は同プログラムでの防府特別演奏会も開催されました。言わずもがなどちらも満員御礼です。
2024.08.16 update
コンサート・レポートを紹介しました。
下記進めてご覧ください。
日本センチュリー交響楽団 京都特別演奏会
[公演期間]
2024/08/10
[公演回数]
1公演
京都・京都コンサートホール 大ホール
[編成]
指揮:久石譲
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
[曲目]
ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」より 4つの海の間奏曲 作品33a
久石譲:Links
久石譲:DA・MA・SHI・絵
—-intermission—-
ヴォーン・ウィリアムズ:「グリーン・スリーヴス」による幻想曲
久石譲:Symphonic Suite “Kiki’s Delivery Service” / 交響組曲 「魔女の宅急便」
—-encore—-
久石譲:組曲「World Dreams」〜Ⅰ. World Dreams
[参考作品]
会場で配られたコンサート・パンフレットからご紹介します。
PROGRAM
皆さんこんにちは、久石譲です。日本センチュリー交響楽団特別演奏会に来ていただいてありがとうございます。今回はイギリスの作曲家、ブリテンとヴォーン・ウィリアムズ、そして僕の曲を組みあわせたヨーロピアンなプログラムにしました。皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。
久石譲
ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」より 4つの海の間奏曲 作品33a
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976)はイギリスの作曲家で、ピアニスト、指揮者としても活躍しました。歌劇「ピーター・グライムズ」は1945年(32歳)6月にロンドンで初演。漁師のピーター・グライムズは、孤児院から引き取って働かせていた少年を漁の最中に嵐で死なせてしまいます。自身の葛藤と周囲からの非難が物語を作ります。オペラの中で奏でられる4つの間奏曲を、組曲風に編んだのがこの作品。繊細に響きの積み重ねられた〈1.夜明け〉、スポットライトが点滅するような〈2.日曜日の朝〉、引きずるような音型が続く〈3.月光〉、荒れ狂う〈4.嵐〉が並びます。 (K)
久石譲:Links
祝祭性があってメロディアスな曲。2007年に作曲したあと、2009年の『Minima_Rhythm』というアルバムでロンドン交響楽団とレコーディングしました。 (H)
久石譲:DA・MA・SHI・絵
1985年に作曲し、その後小編成のアンサンブルで演奏していましたが、これもアルバム『Minima_Rhythm』のためにオーケストラ作品として再構成しました。タイトルはM.C.エッシャーから触発されて付けました。ロジカルであり、ユーモアもある作風に共感したからです。 (H)
ヴォーン・ウィリアムズ:「グリーン・スリーヴス」による幻想曲
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)はイギリスの作曲家。「グリーン・スリーヴス」はイングランドの民謡で、16世紀のエリザベス朝時代から知られてきました。曲名は緑の袖の服を着た女性に由来します。ウィリアムズが書いたコミック・オペラ『恋するサー・ジョン』は1929年(57歳)の初演。この中で間奏曲として書かれたものを、ラルフ・グリーヴズという人が弦楽、ハープ、フルートという編成に編曲したものです。中間部に作曲者自身が採譜したノーフォーク(イングランヅ東部の地域)の民謡「ラブリー・ジョーン」のメロディが挿入されました。 (K)
久石 譲:交響組曲 「魔女の宅急便」
僕が音楽監督を務める「新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ(W.D.O.)」との宮崎駿監督作品を交響組曲にするシリーズの中の1曲で、2019年に初演しました。アコーディオンとマンドリンの奏者を加え、映画の世界観を音楽で表現しました。 (H)
(H)久石譲 (K)小味渕彦之(音楽学・音楽評論)
(「日本センチュリー交響楽団京都特別演奏会」コンサート・パンフレットより)
個人的には行けなかったコンサートのため、書けることお伝えできることがありません。今回はコンサート前後にSNS投稿された日本センチュリー交響楽団からの写真をご紹介します。リハーサル風景から公演風景そしてバックステージまで、コンサート気分を一層盛り上げてくれます。いつもありがとうございます!皆さんの感想も聞かせてください。ここに紹介させていただきます。どうぞお待ちしています。
コンサート・レポート紹介
ショーさんの楽しいコンサート・レポートです。オーケストラ団体やホールごとの音の聴こえ方の違い、そんなのわからないと思っている人も、なるほどそんな感覚なんだとイメージしやすくなります。とても参考になりました。ヴァイオリンソロ演奏の聴き比べも贅沢な楽しみ方ですね。今年WDO開催なかっただけに待ち望んでいた人は多い、でも久石譲作品でも拍手がワンテンポ遅い、それだけ毎回新しいファンが足を運んでいる証なのかもしれませんね。今夏MF・FOC・京都公演と制覇したコンサート・レポートもコンプリートされています。ぜひお楽しみください。
久石 譲 指揮 日本センチュリー交響楽団 京都特別演奏会(2024.8.10) – Sho’s PROJECT OMOHASE BLOG 改 seconda
久石譲コンサート オーナーの鑑賞履歴 – Sho’s PROJECT OMOHASE BLOG 改 seconda
リハーサル風景
from 日本センチュリー交響楽団公式X
https://x.com/Japan_Century
公演風景(京都公演)
from 日本センチュリー交響楽団公式X/日本センチュリー交響楽団公式Facebook
公演風景(防府公演)
from 日本センチュリー交響楽団公式X/日本センチュリー交響楽団公式Facebook
from 北口 大輔/Daisuke Kitaguchi(チェロ)X
https://x.com/cellokitaguchi
from 青山忠(マンドリン)X
https://x.com/aoyamandolin
from かとうかなこ(アコーディオン)X
https://x.com/katokanako