Disc. 久石譲 『崖の上のポニョ サウンドトラック』

久石譲 『崖の上のポニョ サウンドトラック』

2008年7月16日 CD発売 TKCA-73340
2021年4月24日 LP発売 TJJA-10032

 

2008年公開 スタジオジブリ作品 映画「崖の上のポニョ」
監督:宮崎駿 音楽:久石譲

 

フルオーケストラと大コーラスで奏でる空前の宮崎駿ファンタジー
久石譲渾身の書き下ろし大作!!

映画本編の楽曲を収録。新日フィルハーモニー交響楽団の演奏に加え、本作では栗友会合唱団による大編成のコーラスが加わり“海と生命”をダイナミックに表現している。録音は2008年5月。林正子、藤岡藤巻と大橋のぞみの主題歌も収録。

 

 

ポニョと宗介のストレートな感情を音楽に

今回はすごく幸運なことに、『崖の上のポニョ』という曲が宮崎さんとこの作品の最初の打ち合わせをしている時に浮かんだんです。ただシンプルすぎて、これがメインのテーマ曲になるのかなと、しばらく寝かせておいたんですけど、2、3ヵ月経ってもそのメロディが頭から離れないので、この曲を今回の映画音楽の主役として随所で聴こえるようにしました。

あとは、この映画の主人公が5歳の男の子と女の子で、とにかく感情表現がストレートですから、彼らがお互いを好きになる勢いみたいなものをそのまま音楽で表現しています。映画の音楽を映像につける方法として一番シンプルな、原点に戻ったところで作業をした感じですね。そうした中でどれだけ壮大さを音楽で表現できるかということを意識していました。

また、今回はこの映画の根底にある宮崎さんの思想につながるグランマンマーレのテーマ曲を作っています。彼女はベーシックな意味で生命のもとが海にある。海なる母というこの映画全体のテーマそのものですから、全体の基調になるものとして曲を書きました。

演奏形態については、この映画にとって、また今の僕自身にとってもぴったりした表現方法だと思い、約90名の3管編成・フルオーケストラに演奏してもらいました。あとはコーラスですね。宮崎さんの作品でコーラスをしっかり入れたのは実は今回が初めてです。オーケストレーションという点でも存分に楽しんで頂けるように書けたと思います。

無駄なく完成されている宮崎さんの映像に調和する音楽をつけるのはかなり難しい。僕は映画音楽は映像と音楽がお互いに重量物になることなく、時には寄り添い、時には対立しながら常に対等でいるのが一番正しいと思っています。宮崎さんの作品は、そんな映像と音楽の関係を存分に出せる最高の仕事です。

この映画は、最近の宮崎さんの作品の中では101分と少し短めですが、中身はとても凝縮されていて、観終わった瞬間にもう一度観たくなります。ものすごくイマジネーションが豊かで、勇気が出ましたね。どのシーンもとにかくすごい!その中で、あえて僕が好きなシーンをあげると、宗介がいなくなってしまったリサを探して「リサーっ!!リサーっ!!」と叫ぶところです。このシーンの音楽は、僕のピアノソロで、音楽的にもすごく気持ちが入りました。

(映画「崖の上のポニョ」劇場用パンフレット より)

 

 

新しい海の唄の誕生 ~覚 和歌子作「さかな」より翻案

宮崎監督は、「崖の上のポニョ」で、これまでにない”新しい海の唄”を作りたいと考えていました。これまで海の唄というと「うみはひろいな 大きいな」(文部省唱歌「うみ」)という唱歌に代表されるように、海を風景や舞台として捉えた唄ばかりでした。監督は今回の作品のために、”海そのもの”を歌った唄を作りたいと思い悩んでいたのです。そんなある日、覚和歌子さんの詩集『海のような大人になる』(理論社刊)の中の一編の詩「さかな」に出会い衝撃を受けます。その詩には、監督が思い描いていた”海そのもの”が表現されていたからです。そして、宮崎監督はこの詩を元に、「海のおかあさん」の歌詞を書き上げたのでした。後日、音楽担当の久石譲氏に手渡された音楽ノートには、歌詞とともに次の一文が添えられていました。《これは覚和歌子さんの詩集『海のような大人になる』の一編「さかな」を元にしました。》こうして、宮崎監督と覚和歌子さんと久石譲さんによる全く新しい海の唄、「海のおかあさん」が生まれたのです。

(CDライナーノーツより)

 

 

ソーミ、ドーソソソの六音からなるこのフレーズは単純だけれども、だからこそさまざまにアレンジすることができる。この機能性は映画音楽では最高の武器だ。困ったらこのメロディに戻ればいいわけで、水戸黄門の印籠のようなものである。この瞬間、迷いは霧散した。

Blog. 「文藝春秋 2008年10月号」「ポニョ」が閃いた瞬間 久石譲 より抜粋)

 

 

久石:
だから逆に、音楽のほうも割り切った、新しいスタイルいできないかなと思って、今、取り組んでいるんですよ。というか、どちらかというとぼくは、長く曲をつけるのが好きだったんですよ、今までは。入り出したら2分とか、長く続けるのが好きで、その方式をとってきたんだけど、今回は逆に、5秒とかね。

鈴木:
ああ、短いんですよね。

久石:
すごく短い。ようするに、「はい、始まった。終わった」っていうよりも、(音が)「あった」。そのかわり、間もあるんだけど、「また、あった」みたいなね。まあ、理想で言うと、どこから音楽が始まって、どこで終わったか、あまりわかんない方式をとれないかなと思って。

鈴木:
いろいろ考えてますねえ。

久石:
いやいや……(笑)。

 

鈴木:
今回の『ポニョ』では、久石さんに作っていただいた曲がね、ラストシーンを決めました。

久石:
あははは(笑)。

鈴木:
いや、そういうことがあるんですよ。あの音楽によって、「ラストは、こうやればいいんだ」と、宮さん本人もわかったっていう……

久石:
いやあ、責任重大ですね。

Blog. 「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ 3」久石譲登場回(2008)「ジブリアニメとの25年」内容 より抜粋)

 

 

「子どもから大人まで誰もが口ずさめるような歌を作ってほしいというのが宮崎さんの希望でした。そうなると、一番大事なのがメインテーマ。幸いなことに、宮崎さんとの最初の打ち合わせのときに浮かんできたんですよ。”ポ~ニョポ~ニョポニョ”っていう部分のメロディーが。でも、あまりにもシンプルなメロディーだったので、2~3カ月くらい寝かせてたんです。でも結局、それが一番良いと思ったので、デモを作って宮崎さんに渡してみたら気に入ってくださって。最大の難関になるはずのメインテーマが最初にできたというのは非常に助かりましたね」

「作っていくうちに”これは難しいな”と思ったことがありました。主人公の宗介は5歳の男の子なんですけど、それくらいの年齢の子は感情のブレがないんです。”行きたい””好き””会いたい”とか、とにかく真っすぐですからね。映画音楽では、主人公が揺れてくれるとありがたいんです。揺れると心理描写が入りますから、いろんなバリエーションの音楽を入れやすいんですよ。宗介もポニョも真っすぐなので、そこは大変でした(笑)。でも、『崖の上のポニョ』という作品は”子ども向け”に見えますけど、全然”子ども向け”じゃないですからね。人間の生と死とか、現実に生きている世界と裏返しの世界の間の物語なんですよ。グランマンマーレとか、向こうの世界の存在ですし、永遠の生命とか、まさに東洋哲学ですよね。でも、ただ深いものとして見せるんじゃなくて、子どもにも分かるように作るという、難しいことに挑戦した作品なんじゃないのかなって。僕はそう感じたので、作っている途中で”これは大変だなぁ”って思いました。一番大切なことは、作品の深さに見合った音楽を書かなくてはいけないということでした。つまり、表面に出てくるメロディーはシンプルなものだとしても、水面下にものすごく深いものがないと成立しないんです」

「小学校の音楽の授業で習うことですけど、音楽の中には”メロディー”と”ハーモニー”と”リズム”という三要素があるんです。僕らが音楽を作る上でも重要なのはこの三要素なんですよ。今回、メインテーマの”メロディー”が非常にシンプルで分かりやすいので、”リズム”や”ハーモニー”が相当複雑な構成になっても成立するんです。そこは良かったところですね。この曲の良さは、”ポ~ニョポ~ニョポニョさかなのこ”という最初の部分のメロディーですべて分かってしまうところ。そのメロディーを認識させるために4小節とか8小節とか必要としないですから。1フレーズだけで分かるので、どんな場面でも使えるんです。すごく悲しい感じにもできるし、すごく快活にもできるから、いくつでもバリエーションが作れるんです。メインテーマのアレンジを変えて使うという方法は、前作の『ハウルの動く城』の経験が生きましたね。今回、『崖の上のポニョ』でも徹底的にアレンジを変えました。使い回しは一つもありませんよ」

「音楽を入れるのに楽なところは一つもありません。その中でも悩んだところは、宗介が”リサ!リサ!”って叫ぶ場面と、その後のおばあちゃんたちがいる”ひまわりの家”が水没している場面ですね。ひまわりの家の場面には音楽が必要だと思ったんですが、そうすると宗介のシーンには音楽が入れられないなって。2つの連続する場面のどちらにも音楽が入っていたら”音楽ベッタリ”な感じになってしまいますからね。僕も宮崎さんも悩んだんですけど、宗介のシーンには音楽は要らないという話になりました。ところが、作っていくうちに、”やっぱりこれだとおかしい”っていうふうに思えてきたので、宗介のところにも音楽を入れることにしたんです。でも、ひまわりの家の部分がフルオーケストラなので、違いが出せるように宗介のところはピアノ一本で入れることに。いやぁ、うまくいきましたね。惜しいのは、僕のピアノがちょっと強かったことかな。オケの録音の後にとったので、ちょっと力が入り過ぎたみたいです(笑)」

「そうなんですよ。トータルバランスを考えて作るということが大切です。この映画の上映時間は1時間41分ですから、音楽も1時間41分の長さのシンフォニー(交響曲)を書くつもりで取り掛からないといけません。ずっとフルテンションの分厚い音楽だったら飽きちゃいますよね。厚い部分があれば薄い部分もあって、速い部分があれば遅い部分もある。その音楽がトータルで何を表現したいのかを考えないと作品として成立しないんです。音楽が入ってない場面も出てきますよね。”この場面には音楽を入れない”と決めるのも、僕の仕事なんです」

Blog. 「別冊カドカワ 総力特集 崖の上のポニョ featuring スタジオジブリ」(2008) 久石譲インタビュー内容 より抜粋)

 

 

 

今作の作曲は、物語のはじめから終わりに向かって順番通りに書き下ろされている。久石譲曰く「通常とらない方法」とのこと。録音はホールにてオーケストラと総勢約70名のコーラスを別録りではなく同時録音する方法が採用されている。日本に4個しかないホルンのミュートも集め使用されている。

本格的にコーラスを取り入れた本作品、「深海牧場」などに聴かれるコーラスはラテン語から「mare(海)」「aqua(水)」「amor(愛)」「mater(母」「navigo(航海する)」「vita(生命)」等、映画に関連する単語を組み合わせてはめ込まれている。

 

 

 

 

書籍「折り返し点 1997~2008」/宮崎駿・著に、『久石譲さんへの音楽メモ』、作品についての説明とあわせて「ポニョ来る」「子守歌」「さんご塔」「ひまわりの家のロンド」「水魚」「発光信号」「いもうと達」といった詩やメモが収載されている。これは監督から久石譲へ作品イメージを伝えるために書いたもの。イメージアルバムの曲および曲名・歌詞として生かされている。

 

 

 

2021.4 Update

2021年発売LP盤には、新しく書き下ろされたライナーノーツが封入された。時間を経てとても具体的で貴重な解説になっている。

 

 

 

 

久石譲 『崖の上のポニョ サウンドトラック』

01. 深海牧場
02. 海のおかあさん 歌:林正子
03. 出会い
04. 浦の町
05. クミコちゃん
06. ポニョと宗介
07. からっぽのバケツ
08. 発光信号
09. 人間になる!
10. フジモト
11. いもうと達
12. ポニョの飛行
13. 嵐のひまわりの家
14. 波の魚のポニョ
15. ポニョと宗介 II
16. リサの家
17. 新しい家族
18. ポニョの子守唄
19. リサの決意
20. グランマンマーレ
21. 流れ星の夜
22. ポンポン船
23. ディプノリンクスの海へ
24. 船団マーチ
25. 赤ちゃんとポニョ
26. 船団マーチ II
27. 宗介の航海
28. 宗介のなみだ
29. 水中の町
30. 母の愛
31. トンネル
32. トキさん
33. いもうと達の活躍
34. 母と海の讃歌
35. フィナーレ
36. 崖の上のポニョ (映画バージョン) 歌:藤岡藤巻と大橋のぞみ

音楽:久石譲
指揮・ピアノ:久石譲
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団 ソロ・コンサートマスター:崔文洙
合唱:栗友会合唱団
ヴォイス:麻衣

音楽収録:すみだトリフォニーホール 2008年5月
ミキシングスタジオ:ON AIR 麻布スタジオ

16面パノラマブックレット封入

 

Ponyo on the Cliff by the Sea (Original Soundtrack)

1.Deep Sea Pastures
2.Mother Sea
3.The First Meeting
4.Town by a Cove
5.Kumiko
6.Ponyo and Sosuke
7.The Empty Bucket
8.Night Signals
9.I Want to Be a Girl!
10.Fujimoto
11.Ponyo’s Sisters
12.Ponyo Flies
13.The Sunflower House Caught in the Storm
14.Ponyo Rides a Sea of Fish
15.Ponyo and Sosuke II
16.Lisa’s House
17.A New Family Member
18.Ponyo’s Lullaby
19.Lisa’s Resolve
20.Gran Mamare
21.A Night of Shooting Stars
22.The Toy Boat
23.Towards the Sea of the Dipnorhynchus
24.March of the Boats
25.The Baby and Ponyo
26.March of the Boats II
27.Sosuke’s Voyage
28.Sosuke’s Tears
29.Underwater Town
30.A Mother’s Love
31.The Tunnel
32.Toki
33.Ponyo’s Sisters Lend a Hand
34.A Song for Mothers and the Sea
35.The Grand Finale
36.Ponyo on the Cliff by the Sea (Movie Version)

 

벼랑 위의 포뇨 Original Soundtrack
(South Korea, 2008) PCKD 20203

01 심해 목장
02 바다의 엄마
03 만남
04 포구의 마을
05 쿠미코
06 포뇨와 소스케
07 텅빈 양동이
08 발광신호
09 사람이 될래!
10 후지모토
11 포뇨 여동생들
12 포뇨의 비행
13 폭풍 속의 해바라기 집
14 파도 타는 물고기 포뇨
15 포뇨와 소스케Ⅱ
16 리사의 집
17 새로운 가족
18 포뇨의 자장가
19 리사의 결의
20 그란만마레
21 유성이 떨어지는 밤
22 통통배
23 디프노링크스의 바다로
24 호위함의 행진곡
25 아기와 포뇨
26 호위함의 행진곡Ⅱ
27 소스케의 항해
28 소스케의 눈물
29 수중 마을
30 엄마의 사랑
31 터널
32 토키
33 포뇨 여동생들의 활약
34 엄마와 바다의 찬가
35 피날레
36 벼랑 위의 포뇨(영화버전)

 

Info. 2008/07/17 [ラジオ] 「赤坂康彦のディア・フレンズ」出演決定!!

[ラジオ番組]
・TOKYO FM「赤坂康彦のディア・フレンズ」
2008年7月17日(木) 11:00~11:30

午前11:00~ 赤坂康彦さんがパーソナリティを務める
「ディア・フレンズ」に久石が出演いたします。是非お聴き逃しなく!

また17日は、TOKYO FMの各番組に「崖の上のポニョ」にまつわるスペシャルゲストが登場、
公開直前の「ジブリOne day」として楽しめるそうです♪
皆様、是非お楽しみに!

(久石譲オフィシャルサイト より)

 

Disc. 東京ブラススタイル 『ブラスタジブリ』

ブラスタジブリ 東京ブラススタイル

2008年7月9日 CD発売 UCCY-10002

 

女性11人組ブラス・ユニット、東京ブラススタイル

『となりのトトロ』の「さんぽ」から『崖の上のポニョ』までおなじみのナンバーを色鮮やかなアレンジで披露。

これぞブアスタの真骨頂!ジブリの名作をずらりとカヴァー!ブラスタならではのオシャレで小粋なブラス・アレンジ!その名もずばり、『ブラスタジブリ』!

 

 

ブラスタジブリ 東京ブラススタイル

1. さんぽ ~オープニング・ジングル~ 『となりのトトロ』より
2. ハトと少年 『天空の城ラピュタ』より
3. 崖の上のポニョ 『崖の上のポニョ』より
4. 風の谷のナウシカ ~オープニング~ 『風の谷のナウシカ』より
5. さんぽ 『となりのトトロ』より
6. 風の丘 『魔女の宅急便』より
7. もののけ姫 『もののけ姫』より
8. いつも何度でも 『千と千尋の神隠し』より
9. 人生のメリーゴーランド 『ハウルの動く城』より
10. カントリー・ロード 『耳をすませば』より

全作曲:久石譲 except. M-8,10

 

Disc. DAISHI DANCE 『the ジブリ set』

DAISHI DANCE the ジブリ set

2008年7月2日 CD発売  XNAE-10016

 

スタジオジブリの名曲をハウスアレンジ・カヴァー
久石譲の娘 麻衣が参加した「君をのせて」 (英語歌詞) 他
一度は聴いたことのあるナンバーが上品なハウスアレンジに

 

 

DAISHI DANCE the ジブリ set

1. 天空の城ラピュタ:君をのせて feat. 麻衣
2. 千と千尋の神隠し:あの夏へ
3. となりのトトロ:風のとおり道
4. おもひでぽろぽろ:The Rose feat. Lori Fine (COLDFEET)
5. 魔女の宅急便:海の見える街
6. ハウルの動く城:人生のメリーゴーランド
7. 風の谷のナウシカ:ナウシカ・レクイエム
8. 風の谷のナウシカ:風の伝説
9. もののけ姫:もののけ姫
10. 千と千尋の神隠し:いつも何度でも feat. Chieko Kinbara
11. 耳をすませば:Take Me Home Country Roads feat. arvin homa aya
12. となりのトトロ:となりのトトロ

 

Info. 2008/06/20 久石譲 in 武道館【追加公演】決定!!

「久石譲 in 武道館 ~宮崎アニメと共に歩んだ25年間~」
の追加公演が決定いたしました!!

チケット発売とともに、大好評をいただきました武道館コンサートですが
皆様からのたくさんのご要望にお応えして急遽追加公演が決定いたしました!!
どうぞこの機会をお見逃しなく! “Info. 2008/06/20 久石譲 in 武道館【追加公演】決定!!” の続きを読む

Info. 2008/06/16 [楽譜] 「Piano Stories Best’88-’08」 ピアノ楽譜 発売

久石譲 Piano Stories Best'88-'08 ピアノ楽譜

久石譲による完全オリジナル版。
久石譲のお馴染みのメロディーがここに集結!
「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「紅の豚」「ハウルの動く城」など多くのジブリ映画や「キッズ リターン」「HANA‐BI」など北野武監督の映画、他にもテレビでお馴染みのメロディー「金曜ロードショーのテーマ」や「伊右衛門CMソング」など数々の名曲の中から13曲をセレクト。
久石譲本人の監修による《オリジナル・エディション》で、質の高いピアノソロバージョンをお楽しみ頂けます!
是非とも持っておきたい久石メロディーのベスト版です。

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Score. 久石譲 「Piano Stories Best ’88-’08 -オリジナル・エディション-」 [ピアノ譜]

2008年6月15日 出版

久石譲による完全オリジナル版。
久石譲のお馴染みのメロディーがここに集結!

「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「紅の豚」「ハウルの動く城」など多くのジブリ映画や「キッズ リターン」「HANA‐BI」など北野武監督の映画、他にもテレビでお馴染みのメロディー「金曜ロードショーのテーマ」や「伊右衛門CMソング」など数々の名曲の中から13曲をセレクト。久石譲本人の監修による《オリジナル・エディション》で、質の高いピアノソロバージョンをお楽しみ頂けます!是非とも持っておきたい久石メロディーのベスト版です。

(メーカー・インフォメーションより)

 

 

「Piano Stories」というこの言葉が好きだ。
ピアノは僕にとって永遠の憧れであって、とても神聖なものでもある。
第一作が1988年で「Wind of Life」「Nostalgia」「Freedom」と
続くストーリーは僕の生き方でもある。
今回の「Piano Stories Best ’88-’08」は
今までに歩んできた道のりを振り返る意味でも大事な作品である。
この楽譜を手にとったみなさんにも少しでも何かを感じてもらえればうれしい。

2008年 初夏 久石譲

(「Piano Stories Best ’88-’08 -オリジナル・エディション-」 寄稿より)

 

 

久石譲 ピアノ・ストーリーズ・ベスト ’88-’08
Piano Stories Best ’88-’08
ORIGINAL EDITION

[収録曲]
The Wind of Life
Ikaros (東ハト「キャラメルコーン」CMソング)
HANA‐BI (映画『HANA‐BI』より)
Fantagia(for Nausicaä) (映画『風の谷のナウシカ』より)
Oriental Wind (サントリー緑茶「伊右衛門」CMソング)
Innocent (映画『天空の城ラピュタ』より)
Angel Springs (サントリー「山崎」CMソング)
il porco rosso (映画『紅の豚』より)
The Wind Forest (映画『となりのトトロ』より)
Cinema Nostalgia (日本テレビ系「金曜ロードショー」オープニングテーマ)
Kids Return (映画『キッズ・リターン』より)
A Summer’s Day
人生のメリーゴーランド -Piano Solo Ver.- (映画『ハウルの動く城』より)

 

監修:株式会社ワンダーシティ
菊倍/96頁
定価:1,600円(税別)
発行:株式会社全音楽譜出版社

 

 

◎音源は久石譲『Piano Stories Best ’88-’08』に収録されています。

久石譲 『Piano Stories Best ’88-’08』

 

Info. 2008/06/15 [TV] NHK「ひらけ!魔法の扉~いっしょに歌おう夢のうた~」再放送決定

先日、5月5日のこどもの日に放送された
NHK「ひらけ!魔法の扉~いっしょに歌おう夢のうた~」が再放送されます♪

・【再放送】「ひらけ!魔法の扉~いっしょに歌おう夢のうた~」
2008年6月15日(日) 16:45~17:58 NHK総合  ※一部地域を除く

「風の通り道」と「ナウシカレクイエム」を
久石のピアノ演奏+児童合唱団の皆さん+番組特別のアンサンブルでお届けしています。

前回の放送を見逃した方、そしてもう一度観たい皆さんも、必見です!!

(久石譲オフィシャルサイト より)

 

Info. 2008/05/05 [TV] NHK総合「ひらけ魔法の扉~いっしょに歌おう夢のうた~」 出演

NHK総合「ひらけ魔法の扉~いっしょに歌おう夢のうた~」
2008年5月5日(月) 19:30~20:43 NHK総合 久石譲出演

この番組のために「風のとおり道」と「ナウシカレクイエム」を新たなアレンジで収録。久石譲自身のピアノに加え、杉並児童合唱団や番組収録のための特別編成アンサンブルにて演奏。スタジオセットには『となりのトトロ』のサツキとメイの家や、『風の谷のナウシカ』の金色の野をイメージした豪華なセットが組まれた。

 

Disc. トロンボーン・クァルテット・ジパング 『黄金の国 -ジパング-』

2008年4月23日 CD発売 OVCC-00059

 

美しい調べの国、日本。
ジパングの名のもとに煌く黄金のハーモニー。
久石譲も絶賛し、アレンジを認めた、華麗なアンサンブル!!

トロンボーン・クァルテット・ジパングが描く、満を持してのジパング的日本アルバムの登場です。

日本のオーケストラの名手たちによるトロンボーン四重奏団”ZIPANG”。

これまで5枚のアルバムがリリースされ、どのアルバムもトロンボーン・アンサンブルの可能性とエンターテイメント性を全面に出し、管楽器ファンならずとも、多くの方から讃辞を受けてきました。

その団体がちょうど結成10年目を迎える今年、自らの団体名であり、自らのアイデンティティとも言える”ZIPANG”をテーマにアルバムを発表します。

それはまさに、日本に溢れる美しいメロディ、ハーモニーが凝縮されたような濃度の高い”ZIPANG”が収められています。

当団体によって委嘱された日本の地名が付けられたスパーク、高嶋圭子の組曲。ジパングに多くのインスピレーションを与え続けたパリトロンボーン四重奏団の為に書かれた「パスピエ」。宮澤賢治の小説にインスピレーションを受け作曲された建部知弘の作品。そして日本最高の人気作曲家、久石譲の珠玉のジブリ映画名曲集。そのメロディには日本への暖かな眼差しと音楽への愛情が込められています。

日本とトロンボーンによる”ジパング”という名の調和。トロンボーンの魅力が最高に詰まったアルバムです。

(メーカーインフォメーションより)

 

 

演奏:トロンボーン・クァルテット・ジパング

メンバー:
吉川 武典(Takenori Yoshikawa)
桑田 晃(Akira Kuwata)
岸良 開城(Haruki Kishira)
門脇 賀智志(Kachishi Kadowaki)

収録:2008年1月8日~10日 富山・北アルプス文化センターにて収録

 

 

黄金の国ジパング トロンボーン

1. トウキョウ・トリプティック/フィリップ・スパーク
Tokyo Triptych/Philip Sparke
I. 新宿 楽譜
2.  II. 泉岳寺
3.  III. 渋谷
4. 4本のトロンボーンの為の「パスピエ」/高嶋圭子
Passepied for 4 Trombones/Keiko Takashima
5. 古都三景/高嶋圭子
Three ancient capitals/Keiko Takashima
I. 鎌倉~紫陽花咲く寺にて~
6.  II. 奈良~大仏開眼~
7.  III. 京都~落日の金閣寺~
8. トロンボーン四重奏のための五章「ケンタウル祭の夜に」
~宮澤賢治「銀河鉄道の夜」によせて~/建部知弘
5 Chapters for the Trombone Quartet “On the Night of the Centaur Festival”
/Tomohiro Tatebe
I. 午後の授業 楽譜
9.  II. ジョバンニ
10. III. カンパネルラ(レクイエム)
11. IV. ケンタウルス、露をふらせ!
12.  V. 星めぐりの歌
13. 組曲「心色-HISAISHI-」/久石譲(編曲:吉川武典)
Suite Shinshoku-HISASHI-/Joe Hisaishi(arr.Takenori Yoshikawa)
I. 人生のメリーゴーランド-映画「ハウルの動く城」より-
14. II. 晴れた日に…-映画「魔女の宅急便」より-
15. III. 旅立ち-映画「魔女の宅急便」より-
16. IV. あの日の川-映画「千と千尋の神隠し」より-
17. V. 風の谷のナウシカ-映画「風の谷のナウシカ」-
18. VI. 君をのせて-映画「天空の城ラピュタ」-