特集》 久石譲 冬に聴きたい曲 2013

久石譲 冬に聴きたい曲 2013

 

My Lost City
「CAPE HOTEL」
『My Lost City』 収録

 

サティのジムノペディを想わせるようなピアノの調べ。ゆっくりと流れるような3拍子が時間を止めてくれるよう。そしてなぜか温かなぬくもりを感じてしまう佳曲。

 

久石譲 ENCORE
「Ballade」
『ENCORE』 収録

 

北野武監督 映画「BROTHER」より。ピアノ・ソロ・バージョン。哀愁たっぷりのこの曲。黒いコートを身にまとった大人な男が思い浮かぶ。ワインが似合う曲かもしれない。

 

久石譲 i am
「Dream」
『I am』 収録

 

長調とも短調ともとれない、とてもロマンティックな旋律。ピアノのメロディーと弦のアレンジの妙を感じる。しっとりとしているけれど、ドラマティック、まさに夢見心地のよう。

 

地上の楽園
「Labyrinth of Eden」
『地上の楽園』 収録

 

「Encore」に収録されたピアノソロ・バージョンも人気のこの曲。オリジナルはピアノと弦楽器が織りなす上品な室内音楽。なぜかこれを聴くと、寒い冬もいいものだな、と思ってしまう。

 

My Lost City
「SOLITUDE〜IN HER・‥」
『My Lost City』 収録

 

6分にも及ぶ一大抒情詩。とにかくピアノとストリングスの響きが儚くも美しい。いろいろな雪景色を、冬の街路樹たちを、寒く澄んだ夜空の星を。

 

Le Petit Poucet (プセの冒険 真紅の魔法靴) オリジナル・サウンドトラック
「Le petit Poucet (MainTheme)」
『Le Petit Poucet (プセの冒険 真紅の魔法靴) オリジナル・サウンドトラック』 収録

 

映画世界とはまったく関係ない。なぜか降りしきる雪山を連想してしまう。おとぎ話のような冬の世界。オープニングからすぐに鳴り響くフルオーケストラの旋律が美しい。

 

久石譲 WORKS I
「TWO OF US」
『WORKS I』 収録

 

大林宣彦監督 映画「ふたり」のメインテーマ。メロディアスなオリジナルの旋律が、フルオーケストラサウンドにてより優美にドラマティックに舞う。

 

久石譲 壬生義士伝 オリジナル・サウンドトラック
「壬生義士伝」
『壬生義士伝 オリジナル・サウンドトラック』 収録

 

新選組を描いた映画本編もあり、”日本の冬の美”を感じる曲。オーケストラと後半の和楽器とのコラボレーションも秀逸。日本の誇る世界遺産、冬の白川郷のような風景を連想させてくれる。

 

chinese tall story サムネイル
「我知道 I Know」
『A Chinese Tall Story 情癲大聖 Original Soundtrack』 収録

 

映画のメインテーマでもあり主題歌ともなったメロディアスな楽曲。涙腺を刺激する悠々としたメロディーと、二胡などの民族楽器が印象的。アジア的な旋律が、儚く切ないというアジア共通の感情を運んできてくれる。

 

地上の楽園
「THE WALTZ(For World’s End)」
『地上の楽園』 収録

 

バンドネオンとヴァイオリン、そしてワルツ。中間部の展開もドラマティック、そしてなによりメロディが歌う輪舞曲。赤く燃え上がる暖炉の炎と、木たちがこすれ飛び散る火花、そしてその熱気。映画「女ざかり」メインテーマとして使用され、その主演は吉永小百合さん。

 

特集》 久石譲 クリスマス特集 2013 でも “冬らしい曲” を紹介しています。

 

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