Disc. 久石譲 『JOE HISAISHI Best Selection』

久石譲 JOE HISAISHI Best Selection

1999年12月22日 CD発売

久石譲がパイオニア在籍時に発表したアルバム4枚からのベスト・セレクション

 

久石譲 JOE HISAISHI Best Selection

1. Piano
2. 「魔女の宅急便」~Hush~木洩れ陽の路地
3. 「紅の豚」~Rosso Adriatico~真紅の翼
4. MIRAGE~1994 Paradise
5. 「はるか、ノスタルジィ」~I Stand Alone~追憶のX.T.C.
6. 「水の旅人」~I Believe In You~あなたになら
7. Girl (時をかける少女・メインテーマ)
8. GRANADA
9. ぴあの (English Version)
10. 「ふたり」~Two Of Us~草の想い
11. 「女ざかり」~THE WALTZ~For World’s End (メインテーマ)
12. 「青春デンデケデケデケ」~Here We Are~青春のモニュメント
13. Labyrinth of Eden
14. 「ぴあの」~ぴあの (純名里沙&JOE’S PROJECT)

 

Disc. オムニバス 『スタジオジブリ・ソングズ+1 ~オルゴール・メロディーズ2000~』

1999年12月22日 CD発売

「STUDIO GHIBLI SONGS + ONE ~オルゴール・メロディーズ 2000~」

「風の谷のナウシカ」から「ホーホケキョ となりの山田くん」まで、スタジオジブリ13作品の主題歌・挿入歌17曲を収録したオルゴール集。

 

 

スタジオジブリ ソングズ +1 オルゴール

1. 風の谷のナウシカ
2. 君をのせて
3. さんぽ
4. となりのトトロ
5. はにゅうの宿
6. ルージュの伝言
7. やさしさに包まれたなら
8. 愛は花,君はその種子
9. さくらんぼの実る頃
10. 時には昔の話を
11. 海になれたら
12. アジアのこの街で
13. いつでも誰かが
14. カントリ・ロード
15. On Your Mark
16. もののけ姫
17. ひとりぼっちはやめた

 

Disc. オムニバス 『となりのトトロ ソング&カラオケ』

1999年12月1日 CD発売

「いっしょに歌おう!大きな声で となりのトトロ ソング&カラオケ」

イメージソング集&カラオケ&オルゴール1曲含む全21曲
40ページ・ブックレット(全曲メロディ譜面付き)

 

公開から数年が経とうとも『となりのトトロ』の人気は不滅。そんな名作アニメで使われたヴォーカル曲を、カラオケとともに収録したのがコレ。幼稚園児の定番合唱曲「さんぽ」をはじめ楽しい曲の数々は、子供たちに聴かせ、一緒に歌って楽しみたいものばかり。

 

 

Track1-10が「となりのトトロ イメージ・ソング集」と同一内容であるが、「イメージ・ソング集」収録11曲目「風のとおり道(インストゥルメンタル)」は本作品には収録されていない。Track11-20が上記楽曲のカラオケ・バージョン。Track.21が本作品に追加収録されたオルゴール・ヴァージョン。

 

なお、CD作品「となりのトトロBOX」(1994.7.25)と収録楽曲(ソング&カラオケは同一である。こちらの作品はCD+となりのトトロ オリジナルグッズ付きBOXセットである。Track.21「さんぽ(オルゴール)」は収録されていない。

 

 

となりのトトロ ソング&カラオケ

1. となりのトトロ 歌:井上あずみ
2. 風のとおり道 歌:杉並児童合唱団
3. さんぽ 歌:井上あずみ・杉並児童合唱団
4. まいご 歌:井上あずみ
5. すすわたり 歌:杉並児童合唱団
6. ねこバス 歌:北原拓
7. ふしぎしりとりうた 歌:森公美子
8. おかあさん 歌:井上あずみ
9. 小さな写真 歌:久石譲
10. ドンドコまつり 歌:井上あずみ
11. となりのトトロ
12. 風のとおり道
13. さんぽ
14. まいご
15. すすわたり
16. ねこバス
17. ふしぎしりとりうた
18. おかあさん
19. 小さな写真
20. ドンドコまつり
21. さんぽ (オルゴール)

 

Disc. 久石譲 『WORKS II Orchestra Nights』

久石譲 『WORKS2』

1999年9月22日 CD発売

コンサートツアー「Piano Stories ’98 Orchestra Night」での名演を収録した7年振りの貴重なオーケストラ・ライブ録音

24bitデジタル・レコーディングによるナチュラルなサウンドで臨場感を余さず収録

 

 

寄稿

いい音楽には永遠の生命力がある。

時代とか流行、様式とか国籍…そうしたものすべてを超えて存在する音楽。「WORKS」と名づけられたシリーズは久石譲という稀有な才能を持った音楽家の”仕事”を数々の映画音楽の曲を中心にオーケストラとの共演という形で再構築していくものだが、新たに録音された曲を聞くと、改めてその音楽性の高さとオリジンルな魅力を実感することができる。一度聞いただけで記憶の奥底に刻みつけられてしまう美しいメロディと卓抜したアレンジ、それにピアニストとしての力量。今回の「WORKS II」は7年ぶりのオーケストラ・コンサートのライブ録音という形になっているが、ひとつひとつの音符の鳴り方、そこから紡ぎ出されたハーモニーの美しさは、驚くほどに完成度が高い。

だから、僕は出来ることなら可能な限りの音量でこのアルバムを聞いて欲しいと思う。収録された13曲は、インストゥルメンタルでありながら大量生産、大量遺棄されるヒット曲とは一線を画す本物の”唄”というのはどんなものかを教えてくれるし、ロマンティシズムとダイナミズムが完璧な形で同居し、輝ける結晶体になっていることがわかる。

そして、次にはそこに自分自身の記憶や思いを重ね合わせていくといい。映像は形になって残っているが、いい音楽というのはそこから離れて空間の中で旋回し始めるのである。「WORKS」はいい仕事の理屈抜きの証拠品である。

立川直樹

(寄稿 ~CDライナーノーツより)

 

 

久石譲 『WORKS2』

交響組曲「もののけ姫」より
1. アシタカせっ記
2. もののけ姫
3. TA・TA・RI・GAMI
4. アシタカとサン
5. Nostalgia (サントリー山崎CF曲)
6. Cinema Nostalgia (日本テレビ系列「金曜ロードショー」オープニングテーマ)
7. la pioggia (映画「時雨の記」メインテーマ)
8. HANA-BI (映画「HANA-BI」メインテーマ)
9. Sonatine (映画「Sonatine」より)
10. Tango X.T.C (映画「はるか、ノスタルジィ」より)
11. Madness (映画「紅の豚」より)
12. Friends
13. Asian Dream Song (長野パラリンピック冬季競技大会テーマ曲)

ピアノ:久石譲
指揮:曽我大介
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニー管弦楽団 (東京)
管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団 (大阪)
録音:1998年10月19日 東京芸術劇場
録音:1998年10月27日 ザ・シンフォニーホール

 

Disc. 久石譲 『NHKスペシャル 驚異の小宇宙・人体III~遺伝子・DNA サウンドトラック Vol.2 Gene-遺伝子-』

1999年8月4日 CD発売

1999年放送 NHKスペシャル「驚異の小宇宙 人体III 遺伝子DNA」
音楽:久石譲

 

 

コメント

3シリーズ目になる驚異の小宇宙・人体「遺伝子」はミクロの世界に入りこんでいった。遺伝子はこれからの我々の日常にはとても大事なものになると思うが、遺伝子というのは実態が非常につかみづらい。それがこの作品を作曲するときにたいへん苦しんだところだ。

ある時、遺伝子に関するいろいろな本を読んでいて「Selfsih Gene(利己的な遺伝子)」という言葉を見つけた。それから遺伝子に関してとても強い興味を持つようになった。

この本では、”人間は遺伝子の乗り物でしかない。”という大胆な発想をもとに書かれたものだったが僕にはそれが非常に新鮮に映った。

例えば神が人間を創造するとき、実はあらかじめなにかがプログラムされていたとすると、それが遺伝子だったのえはないかと。そのあたりからイメージを広げて曲を書いた。この考えでは太古からそして未来へ永遠と続くであろう、そのすべてをじっと見つめているのが遺伝子であると。

そんな観点から遺伝子を見たときにたいへんロマンを感じ、それを表現したいと強く思った。

久石譲

(CDライナーノーツ より)

 

 

NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体III ~遺伝子・DNA サウンドトラック Vol.2 Gene 2

1. History (Remix)
2. Gene
3. Eternal Mind
4. Desire
5. Gene (Wood Winds)
6. Choral For Gene (Another Version)
7. Pandora’s Box
8. Ophelia
9. Gene (Piano)
10. Telomere
11. 遥かなる時を超えて (Another Version)
12. Gene (Violin+Cello)
13. A Gift From Parents (Remix)

Producer:Joe Hisaishi
Compose & Arrangement:Joe Hisaishi

Recording Studio:Wonder Station, AVACO CREATIVE STUDIO

 

Disc. 久石譲 『菊次郎の夏 サウンドトラック』

1999年5月26日 CD発売

1999年公開 映画「菊次郎の夏」
監督:北野武 音楽:久石譲 出演:ビートたけし 他

 

 

〈episode 5〉
ピアノの音色とわかりやすいシンプルな旋律の繰り返しという、音楽の核の部分のイメージは、武さんも久石さんも一致していました。音楽を発注する際に、武さんがいちばん具体的に発言した作品ですね。ウィンダムヒルのジョージ・ウィンストンが手がけた「オータム」に代表される季節を扱った曲を例に出して、今回はこういう世界観が欲しいんだと意思表示していたことを思い出します。その点においては珍しい例ですね。どちらかといえば、いつもは”お任せ”で、イメージを具体的に伝えるということは少ないんですけど、撮影を始めた当初からそのイメージは口にしていましたから、よほどのこだわりがあったんでしょう。結果、シンプルでなおかつ流れてきた瞬間夏を連想させるとてもキャッチーなメロディを含む、有無をいわせないくらい見事なサウンド・メイクをしていただきましたから、本人の満足度もかなり高かったと思います。

〈サウンドトラック制作進行ノート〉
1998年10月6日 ワンダーステーション代々木スタジオにてレコーディング開始。
1998年10月7-10,12,21-23日 レコーディング作業。
1998年10月21日 ポリグラムスタジオにてオーケストラ・レコーディング。
1999年2月2-4日 ワンダーステーション六本木スタジオにてT/D。

(「joe hisaishi meets kitano films」CDライナーノーツより)

 

 

北野武さんの作品では、「あの夏、いちばん静かな海」から音楽を担当させていただいていますが、あの映画のときに北野さんと話したのは「通常音楽を入れるところは一切抜きましょう」ということ。例えば、盛り上がるシーンだからといって、盛り上げるための音楽を入れるのはやめましょうと。そういうのってすごく北野さんらしいところだと思うのですが、いわゆる劇伴的なものは本人が望んでいませんし、必要もないんですよ。

「菊次郎の夏」でも、メロディアスだけど絶対ベタベタした感じにならないように心がけました。北野さんの映画は、とにかく立ち振る舞いがすごくきれいで品があるんです。だから、音楽も下品になったり、表現しすぎてはいけない。それが、最も大切にしなければならないところでしょうね。「菊次郎の夏」に関しては、北野さんから「リリカルなピアノものでいきたい」というリクエストがあったんです。最初は、こんなにギャグの多い映画なのにいいのかな?と思ったんですが、実際にやってみたら、ギャグの中に、人間の孤独とか寂しさみたいなものが表現できた。もちろん、北野さんはそれを最初から狙っていたわけで「やっぱりこの人は天才だな」って思いましたね。

そして、北野さんのすごい点は、やはり個性的だということに尽きるでしょう。特に、海外での評価は絶大ですが、それはなぜかというと、個性があるからですよ。独特の映像美、たくさんの要素を入れない、ムダのない引き算のような絵作り……それが、あそこまで徹底できる人って、世界に何人もいません。ものすごく強い意志が必要なんだと思うのですが、北野さんはそれをやり抜いている。本当にすさまじい作業であり、ある意味、周囲のだれよりも孤独だと思うのですが、それをやり抜く意志の強さは本当に素晴らしい。だからこそ、”世界の北野武”なんでしょうね。

Blog. 「キーボードマガジン Keyboard Magazine 1999年8月号」 久石譲インタビュー内容 より抜粋)

 

 

「北野武監督はすごい人ですよね。僕はこの映画に一番ピッタリだと思う曲をメインテーマで書きます。それで副次的なサブテーマを書きます。聴いた武さんは、サブテーマを気に入ったりするんですよ。「監督、もっといいのありますから」と言っても、これなんですよ。なぜだろうと思うと、たいがいその場合、副次的テーマの方がシンプルなんですよね。それでそれをメインにすげ替える。映画の様相ががらっと変わるんですよ。その時に北野武という監督の嗅覚、感覚のすごさ、いまという時代に生きている彼が選ぶ、いいなと思うものというのが、一番ポップなんですよね。大衆との接点では大体あたるんですよ。テレビで大衆を目の当たりに日々闘っている、武さんの嗅覚というのは鋭いですね。僕らはこもって作っているから、どうしても頭で作ってしまいます。その分ステージは高いかもしれないけど、一般とのつなぎの部分で弱い時がよくあるんですよ。その時に武さんはぽーんとそれを見抜く。その能力はすごいですよね。『菊次郎の夏』でも、非常にシンプルなピアノの曲を書いたんですけど、武さんもすごく気に入って、結果的に非常にいい感じの分かりやすい音楽が主体になった。武さんも弾きたいっておっしゃったから、譜面を書いて送ったら、もう弾けるよって言ってましたけど。いまでも最低1日1時間はピアノを練習しているとか。秋の僕のコンサートの時に弾くって言ってますよ。3回くらい言ったから、本気なのかもしれない。」

「これが困ったんですよ。監督に聞いたんですけど「いままでうまく行ってるからいいんじゃない」それだけで終わってしまった。でも爽やかなピアノ曲というイメージはお持ちだったし、それは分かるなと。エモーショナルと言うよりは少年が主人公だし、ピアノ曲なんだけどリズムがあり、という感じで作ったんですけどね。あの映画で困ったのはギャグが満載なので、どうするんだと、実はちょっと思っていたんですよ。そうしたら武さんは大胆なことをおやりになった。「大ギャクをやっているところに悲しい音楽を流してみたら」って言って。大丈夫ですかね、と言って、長めに流したんですよ。そうしたら面白かったのは、それまでは、やってるやってる、というギャグが、全部悲しく見えるんですよ。「ああ武さん、これをやりたかったんだ!」と思って。菊次郎とか少年の持っている悲しみみたいなものが、画面が明るいだけにどんどん出て来ちゃって。あの時に「この映画、やった!」と音楽的にも思いましたね。あの辺を計算していたとしたら、北野さんはすごい人だと思います。普通に笑いを取るために笑いを取る音楽を付けたら自殺行為ですよね。人を好きだという時に、「好きだ」という台詞を書いたらバカ臭いじゃないですか。その時に「お前なんか嫌いだ」と書いた方が、そいつは好きかもしれないというのがあるじゃない。音楽もそういうのがあって、予定調和でこういうシーンだから、こういう音楽流せばと流してしまったら、コンクリートで固めたみたいで、そこから何も立ち上ってこない。ものを作るってそのくらい面白いものだと、最近思います。小説でも、「この主人公、こう動くな」と思っていて、その通りに動いたら、引きますよね。それがこちらの想像を超えていってくれるから引き込まれる。」

Blog. 「ダカーポ 422号 1999.6.2 号」鈴木光司 × 久石譲 対談内容 より抜粋)

 

 

「例を挙げると『菊次郎の夏』のメインテーマ『Summer』。あれは僕にとっては第2テーマだったんです。もともと『菊次郎の夏』では北野監督が『絶対にピアノでリリカルなものを』というイメージをはっきりもっていたので、その意向に沿って第1テーマと、軽くて爽やかな『Summer』を作った。そして両方聴いて頂いたときに『あ、これ、いいね』と監督が洩らしたのが第2テーマだったんです。そう言われたら、こっちはパニック(笑)。つまり、映画のなかの重要な個所は第1テーマで押さえたつもりだったのに、監督が気に入ったのは第2テーマだから、全部入れ替えなければならない。しかし、そのときに監督が出した方向性というのは、実は圧倒的に正しいんですよ。僕なんかでは太刀打ちできない『時代を見つめる目』があるんです。軽かったほうの『Summer』が結局メインテーマになり、しばらくたってからそのテーマ曲が車メーカーに気に入られ、1年以上もCMで流れている。宮崎監督もそうですが、彼らは音楽が社会に出たとき、人々の耳にどのように聞こえるか、ちゃんと知っているんですね」

Blog. 「PREMIERE プレミア 日本版 October 2001 No.42」 久石譲インタビュー内容 より抜粋)

 

 

菊次郎の夏 サウンドトラック

1. Summer
2. Going Out
3. Mad Summer
4. Night Mare
5. Kindness
6. The Rain
7. Real Eyes
8. Angel Bell
9. Two Hearts
10. Mother
11. River Side
12. Summer Road

All music composed, arranged, produced & performed by 久石譲

Guest Musicians:
潘寅林ストリングス(Strings)
鈴木理恵子(Violin Solo)
諸岡由美子(Cello solo)

Recording Studio:ワンダーステーション、ポリグラム・スタジオ

 

Disc. 久石譲 『NHKスペシャル 驚異の小宇宙・人体III~遺伝子・DNA サウンドトラック Vol.1 Gene-遺伝子-』

久石譲 『NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体III〜遺伝子・DNA サウンドトラックVol.1 Gene』

1999年4月28日 CD発売

1999年放送 NHKスペシャル「驚異の小宇宙 人体III 遺伝子DNA」
音楽:久石譲

 

寄稿

NHKスペシャル「驚異の小宇宙・人体」パートIIIのメインタイトルが変った。”遺伝子”から”遺伝子・DNA”へと。久石譲さんとの最初の打合せの時、「遺伝子だけでは面白くない。DNAという言葉を入れないとNOWくない」という助言をいただいたのだ。

言うまでもなく、20世紀最大の生物学上の発見はDNA構造の解明である。研究の結果、生命の基本構造は地球上のあらゆる生物に共通しており、数の多さと働きが違うだけであることがわかってきた。ヒトの場合、生命の暗号は60億文字分に相当し、科学者たちはその全てを2003年までに解読しようとしている。「マンハッタン計画(原爆製造)」「アポロ計画(人類の月面着陸)」に次ぐビッグサイエンス、「ヒューマンゲノム計画」である。一方で最近は新聞を広げると毎日のように”遺伝子”の活字が躍る。「アルツハイマーや肥満遺伝子発見」「がんや難病の遺伝子治療始まる」「イヴ・モンタンの墓を掘り起こし、親子関係を調べるDNA鑑定」といった具合である。今や遺伝子・DNAは一般の人達の間でも知的関心事となっているのだ。

私が「人体」プロジェクトのプロデューサーを命じられたのが1986年。以来ずっと久石さんとのおつき合いが続いている。国際共同制作の大型NHKスペシャルで14年間もプロジェクトが続いているのは初めての事で、さらにシリーズ18本を全て一人の作曲家が手がけるのも極めて珍しいことになる。なぜ、それ程までに久石さんに惚れ込んでいるのか。最初の出会いは1989年の「人体」制作中、各レコード会社が推薦する作曲家の音楽を聴いていた時のこと、「風の谷のナウシカ」の音楽を耳にしたとき「これだ!」と直感した。私たちの番組はミクロの細胞にこだわり、その健気な働きを描いたが、60兆細胞トータルとしての人体、”いのち”も又素晴らしい存在であることを訴えたかったからだ。さらに「人体 II 脳と心」では番組に新風を吹きこんでくれた。

私たちは今、番組完成を目前に生みの苦しみの最中にいる。久石さんの、歴史に残るような音楽が番組に息を吹きこんでくれることを大いに期待している。

林勝彦 (エグゼクティブ・プロデューサー)

(CDライナーノーツより)

 

 

ドキュメンタリーの仕事はすごく好きなんです。このシリーズも3作目ですね。ただ、今回はテーマが遺伝子ということで非常に抽象的ですから、映像が浮かばなくて苦しみました。Iは「内臓」がテーマでしたし、IIは「脳と心」がテーマでしたから、割とイメージが膨らんだんですが、「細胞」と言われてもピンと来ないじゃないですか? そういった、最初のイメージ作りで苦しみましたね。でも、遺伝子についていろいろ調べるうち、利己的遺伝子(セルフィッシュ・ジーン)という言葉に出会ったんです。「人間は遺伝子の乗り物でしかない、生命が誕生して以来、人間という器は単なる乗り物でしかない」という内容なんですが、そういうことを考えていると、太古の時代と未来がつながっていて、それは音楽も同じだと思えるようになったんです。そこで、エスニックな要素をたくさん入れたりしました。

この作品では、打ち込みと生の弦を組み合わせています。こういう世界観だと、アコースティックが絶対にいいということはあり得ないんです。あまりにも具象音過ぎますからね。そうすると、もう少し神秘的な世界を出すにはやはりシンセサイザーがよくて、結果的に生と打ち込みの比率は50/50くらいになりました。ただ、今までのシリーズはもっとシンセサイザーが多かったので、今回は割とアコースティック楽器が増えていると言えますね。

このシリーズに関しては、映像に合わせて音楽を作っているわけではありません。「何月何日に映像をお渡しします」って言われても、その日に来ることは絶対にないですから(笑)。2、3ヵ月はズレます。これは映画もそうなんですが、CGを使うとその部分が圧倒的に時間を食うんです。特に、この番組は内容的にCGのウェイトがすごく大きいですから大変だと思います。でも、真剣に作ったら遅れるのはしょうがないですよ。

そんなわけで、基本的にはこのシリーズに関しては、こちらの方である程度世界観を作って大体12~13曲ほど仕上げ、さらに幾つかバリエーションを付けたものをお渡しして、そこから選曲してもらうというスタイルでやることにしているんです。僕の手掛けているサウンドトラックの中で、選曲のスタイルはこの番組だけです。

Blog. 「キーボードマガジン Keyboard Magazine 1999年8月号」 久石譲インタビュー内容 より抜粋)

 

 

かつてコンピューター(正確にはICか?)が現れたとき、人間の思考のプロセスに発生する膨大な情報を処理することで、大きく社会の構造が変わった。いや、今でも変わりつつある。そして遺伝子、この人類に仕掛けられた2つのウィルスは人類を豊かにするかもしれないし、破壊する爆弾かもしれない。いずれにしても、もう人類は地雷を踏んでしまった。ここで止まることはできない。今現在の中途半端さではクローン牛を作ったり、癌の治療に使ったりするしかない。もっと凄まじいこと、例えばその研究が間違って人類を滅ぼすようなことがあるかもしれない。だから我々は全て知らなくてはいけない。

しかし、いくら遺伝子が解明されても人間の全てが解明されるとは思わない。例えば音楽が与える感動は解明されるのだろうか? 脳の中でどういう物質がどこに働きかけると感動するかは解明できても、何故良い音楽を聴いたらそういう物質が出るかまでは予測は出来ても解明されることはないだろう。全ての遺伝子、DNAが解明されてもまだ分からないもの、それが人間本来のアイデンティティーではないのだろうか?

後日、僕はテーマ曲を作った。それは第1シリーズと同じアプローチのヒューマンな人間賛歌だった。

Blog. 書籍「NHKスペシャル 驚異の小宇宙・人体3 遺伝子・DNA 6」久石譲 音楽制作ノート より抜粋)

 

 

1998年9月26~30日、バリ独特の楽器の音を採取することを目的に訪れている。録音スタッフも同行しガムランで使われている全楽器の音色やフレーズを録音。またバリの女性に昔から伝わる歌やラブソングを歌ってもらうなどし、それが本作品の多彩なリズム・パーカッションやサンプリング・ヴォイスに生かされている。

オーケストラ編成は、弦24人、2管編成の木管8人、ホルン4人、パーカッション2人という大編成。

 

 

久石譲 『NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体III〜遺伝子・DNA サウンドトラックVol.1 Gene』

1. Gene
2. 遥かなる時を超えて
3. Mysterious Operation
4. History
5. Micro Cosmos
6. Cell Division
7. Children’s Whisper
8. Wonderful Life
9. A Gift From Parents
10. Choral For Gene

Producer:Joe Hisaishi
Compose & Arrangement:Joe Hisaishi

Recording Studio:
Wonder Station
AVACO CREATIVE STUDIO

 

Disc. 東京佼成ウインドオーケストラ 『ニュー・サウンズ・レア・トラックス』

1999年2月3日 CD発売

ニュー・サウンズ初期のCD化されていない貴重な音源が一枚になったお宝CD!

指揮:岩井直溥
演奏:東京佼成ウィンドオーケストラ 他

久石譲が初期作品で編曲を担当した5楽曲が収録されている。

 

楽曲解説

1.愛情の花咲く樹
世界歌謡祭の73年度入賞曲。今評判の高い”シュキ&アビバ”が歌いヒットしました。どちらかと云えば日本調の歌で親しみやすい。ダイナミックな序奏1コーラスに続いて2度の転調を伴いながらロックのリズムで歌う。金管の歯切れ良いリズム、しっかりしたビートの上で歌はリズムに乗ってたっぷりと歌います。

技術的には難しくないが、思い切り良く明るく演奏することが大切。日本語の歌詞があるので、会場皆で歌わせても面白く使えます。

 

2.愛のテーマ
曲はダイナミックなシネラマ・サウンドに始まり、テーマは(in 2)の早いテンポに乗って全編をゆるやかに流れます。中間部でサックスのアドリブが12小節加わり、いよいよ曲に迫力とスピード感が増える感じです。

演奏に際しては、何よりも正確な細かなリズムをしっかりと固めることが必要で、それに加え、基礎となる4分音符、8分音符のシンコペーションを伴ったリズム形を歯切れよく、この早いリズムに乗せることが決め手となります。えてしてこの機に早いテンポの曲は、ただ景気のよいにぎやかなものになってしまいがちですが、正確なリズムに重ねるゆるやかなメロディーの乗せ方は、充分注意して”味”を出すことが大切です。サックスのソロはフルートにも置き換えが出来ましょう。

 

3.ハッスル
ヴァン・マッコイの作曲と歌で大ヒットの軽快なロック。ディスコ調に巧みにアレンジされている。メロディーは特に特徴のあるものではないが、流れるメロディーラインと歯切れのよいリズムの対照がこの曲のポイントです。

演奏に際しては先ず早くリズムに乗ってしまうことが肝心。楽譜のCとGは特にサックス・セクションの巾一杯のブローが大切。金管も1、2、3番のバランスが均等になる様注意する。それにドラムはアフタービートを効かし、明快にリードすることが決め手となります。コンサートのプログラム中、ハードな曲として位置づけてください。

 

4.夢想花
昨年秋の第9回世界歌謡祭でのグランプリ受賞曲で、”翔んでる”時代と云われる今日を象徴するヒット曲となっていますし、航空会社のコマーシャル・ソングとしても使われているタイムリーなレパートリーです。美しいメロディーがソプラノ・サックスで歌われ、木琴のソロが効果的です。

サラッとアンコール等で使いたいバラードです。

 

5.ライズ
ティファナ・ブラスのトランペット奏者、ハーブ・アルパートが久びさにヒットさせた軽快なディスコ・ナンバー。79年秋には全米ナンバー・ワンと云われるヒット曲となった正にニュー・サウンズ。全編を通じて細かな同じパターンのリズムに乗って、トランペットのユニゾンを柱に哀愁を帯びたゆるやかなメロディーが流れて行く。サックスとブラス・セクションの重厚なハーモニーを作り出すには、各パートの音量バランスを平均化することが大切。おとなのムードを持ったしゃれたアレンジです。

 

6.マスター・ブラスター
スティーヴィー・ワンダーの新曲で、前作の「愛するデューク」などと同様、大変風変わりでモダンな味のある曲です。全編を通じ付点8分音符のリズムが低音で流れるが、これは跳ね過ぎぬ様3連音風に演奏します。又オクターブの飛躍、ユニゾンも多く、トロンボーンのアドリブも含め正に”ニュー・サウンズ”ではあるが、かなり演奏も難しく、テクニックのしっかりした大人のバンド向の曲です。

 

7.ナイス・ショット
日本ジャズ界の鬼才、”ナベサダ”の愛称でおなじみのサキソフォンプレイヤー、渡辺貞夫の作品です。もちろん主役はA・サックスで全編を通じたゆるやかなアドリブは、大変ナウなムードを持つシャレた曲です。曲そのものは単調ですが、ホルン、トロンボーンとドラムがきざむ歯切れのよいリズムが斬新、それにサックスとブラス群のオクターブの響きもよい。大人のバンドに演奏してもらいたい曲です。

 

8.ア・ディープ(海溝)
ヤマハ音楽復興会が主催するジュニア・オリジナル・コンサート(JOC)は、子供たちが自分が創った曲を自ら演奏する独創的な運動で、その楽しさと子供たちの無限の可能性の発見で、世界中の注目を集めています。

この曲は、この運動の中で14歳の少年が作り、エレクトーンで演奏したもので、海溝の深く暗いイメージを、美しいメロディーで表現しています。

 

9.ワッキー・ダスト
ジャズ・シンガーの大御所、エラ・フィッツジェラルドが歌い、最近ではモダン・ヴォーカル・グループの”マンハッタン・トランスファー”が歌っている明るい曲です。

古い素材ながら、大変モダンなスタイルの編曲で、市民バンド、大学バンドのレパートリーに好適です。

 

10.ルート101
メキシコのマリアッチとアメリカ感覚をミックスしたようなティファナ・ブラス。かつてそのリーダーであり、トランペットの名手でもあるハーブ・アルパートのナウイ作品。ラテン系、アメリカン、それに現代感覚をすべて融け合わせたフュージョン。大学、市民バンドの若者なら、誰でも演って見たくなるだろう。トランペット・ソロが素晴らしい。

 

11.ナイト バーズ
イギリス生まれのフュージョン・バンド、”シャカタク”の代表的ヒット曲。軽快なビートとマイナーのメロディーは、現代風大人感覚そのものと言った、シャレたもの。16ビートに乗って、ピアノ、E.ギターのアドリブがあり、演奏にはかなりの道具だてと熟練が必要だが、大学、市民バンドには是非演奏して欲しい曲。若い女性に受けること必至である。レコードも素晴らしく息の合ったサウンド、見事な演奏である。

 

12.今夜はビートイット
今をときめく、アメリカポップス界の第一人者、マイケル・ジャクソンのヒット曲。ソプラノ。サックスがおどけた調子のメロディーを歌い、中低音がユニゾンでディスコ調を作り出す。ニュー・サウンズらしい、最もファッショナブルな曲。皆んなで早いうちに調子よくやろうぜ!!

 

13.ネバーエンディング・ストーリーのテーマ
映画主題歌。リマールが歌って大ヒット。大変きれいなメロディーを持つ上品な曲で、アルト・サックスのソロ、アドリブが美しい。

 

14.フェリス
人気楽団フランク・プゥールセルの演奏で知られる軽快なムード音楽。トランペット・ソロを中心とした小品。

 

15.雨にぬれても
1969年に制作されたモダンな西部劇「明日に向かって撃て!」の主題歌で、70年度のアカデミー・オリジナル作曲・歌曲の両賞をうけた曲です。この軽快なたのしいメロディーは、誰もが一度は口ずさんだことがある程有名です。歌詞の内容は”雨が私の頭を打っている ちょうどこれは充たすものがなく、自分のベッドが広すぎると思っている男の気持ちのようなものだ・・・しかし私は自由で思い悩むことはない”というものです。この編曲はテレビ番組やレコーディングの第一線に活躍している東海林修氏で、ダイナミックなフルバンドのひびきを水槽が来にうまくとり入れて新鮮なサウンドを生み出しています。

 

16.サンホセへの道
1969年に大ヒットして、アメリカのレコード大賞であるグラミー賞を受けた曲です。このレコードでは前記の黒人女性歌手ディオンヌ・ワーウィックが歌いました。”サンホセへの道を知っているかい。長いこと離れていたので道を忘れてしまった。私はサンホセにもどって心の平和をみつけたいものだ。ロスアンゼルスは大都会で一週間でスターを作り、一年もたたぬうちに忘れられてしまうような所だ。早くサンホセにかえりたい”という内容の歌。この大ヒットで、バカラックとデビッドはサンホセの名誉市民になりました。サンホセはサンフランシスコ湾の低部(北)、サンフランシスコとロスアンゼルスの間のずっとサンフランシスコ寄りにあります。この編曲はやはり若手の編曲者として有名な服部克久氏のものです。

※解説は初版当初のものを転用いたしました。

(楽曲解説 ~CDライナーノーツより)

 

 

ニュー・サウンズ・レア・トラックス

1.愛情の花咲く樹 LOVE IS LIKE
2.愛のテーマ LOVE’S THEME
3.ハッスル THE HUSTLE
4.夢想花 FLY ON ALL THE WAY
5.ライズ RISE
6.マスター・ブラスター MASTER BLASTER
7.ナイス・ショット NICE SHOT
8.ア・ディープ(海溝) A DEEP
9.ワッキー・ダスト WACKY DUST
10.ルート 101 ROUTE 101
11.ナイトバーズ NIGHT BIRDS
12.今夜はビートイット BEAT IT
13.ネバーエンディング・ストーリーのテーマ THE NEVER ENDING STORY
14.フェリス (ファンキー・ソンブレロ) FELICE
15.雨にぬれても RAINDROPS KEEP FALLIN’ ON MY HEAD
16.サンホセへの道 DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE

指揮:岩井直溥

演奏:
東京佼成ウィンドオーケストラ 2.-14.
東京アンサンブルアカデミー 1.
ニュー・サウンズ・ウィンド・アンサンブル 15. 16.

編曲:
岩井直溥 2,3,10,13,14
野波光雄 1
小野崎孝輔 4,5
久石譲 6-9,12
中川賢二 11
東海林修 15
服部克久 16

 

Disc. 久石譲 『(地球のきもち)展示映像音楽』 *Unreleased

1998年11月5日 未CD化

東京ガス環境エネルギー館 展示映像音楽「地球のきもち」

Open! のぞいてごらん 地球のちもち。

11月5日に東京ガスの”環境エネルギー館”が横浜にOpenします。『環境・エネルギー・都市』をテーマに、様々な施設やプログラムを繰り広げるパビリオンです。施設内のアミューズメント・シアターでは”地球の営み”をテーマに臨場感あふれる画面が展示されます。このシアターのテーマ音楽を久石さんが担当、雄大なイメージの音楽が生まれました。是非、見学にお出かけください。

「環境エネルギー館」のご案内
開館時間/9:30~17:00 (入館は16:30)まで
休館日/月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
入館料/自由見学になりますので、無料です

(久石譲ファンクラブ会報 NEWS WONDER2 No.30 より)

 

Disc. 久石譲 『時雨の記 サウンドトラック』

久石譲 『時雨の記』

1998年10月31日 CD発売

1998年公開 映画「時雨の記」
監督:澤井信一郎 音楽:久石譲 出演:吉永小百合 渡哲也 他

 

 

小編成なオーケストラを基調とした音楽。ストリングスの響きがメインとなるが、シンセサイザーもそれを引き立てるエッセンス程度に流れる。古都鎌倉、京都、奈良を舞台にした、大人の晩年の愛を描いた作品、音楽も日本情緒ある哀愁的で叙情的なメロディー。

メインテーマ曲である(22)「la pioggia」は、「雨」という意味のイタリア語。とにかく美しい旋律。ピアノとストリングスが大人の愛の旋律を豊かに美しく奏でる。吉永小百合、渡哲也という往年の日本映画を代表する名俳優の演技に華を添えるにふさわしい上品な音楽。

感情をおしころしたようでもあり、内面からの感情の揺れを表現したような、時には悠々と、時には激しく刻むストリングスと、雨粒のような一粒一粒、一音一音、響き揺れるピアノの旋律。またもうひとつのテーマ曲ともいえる(10)「誓い」や(13)「運命」もよき日本映画音楽の品格を持っている。

 

メインテーマ曲「la pioggia」は他の作品にもその後収録されている。

「NOATALGIA ~Piano Stories III~」では、ピアノとストリングのかけあいがより鮮明に豊かに、「WORKS II ~Orchestra Night~」では、より重厚なフルオーケストラによるライブ音源を、「ENCORE」では、ピアノソロにて緩急あるリズムの揺れと強弱ある鍵盤のタッチが豊かに、聴くことができる。

また久石譲プロデュース作品である「ARCANT / 近藤浩志」では、近藤浩志のチェロと久石譲のピアノによるシンプルながらも奥ゆかしい名演をゆったりとした揺れで聴くことができる。

それぞれの作品詳細も合わせて、聴きくらべると味わい深い名曲である。

 

 

久石譲 『時雨の記』

1. 鼓動
2. 再会
3. 二十年の想い
4. 鼓動II〜告白
5. la pioggia〜鎌倉
6. 絵志野
7. 躍動
8. 驟雨
9. la pioggia〜時雨亭
10. 誓い
11. 家族
12. 二人だけの場所
13. 運命
14. グラナダ
15. スペインの風
16. 鼓動III〜時雨亭跡
17. 静かな愛
18. 残像
19. 命
20. 残されたもの
21. 鼓動IV〜吉野山
22. la pioggia