Disc. EXILE ATSUSHI & 久石譲 『天音』

2017年5月17日 デジタル配信限定発売

2017年公開映画『たたら侍』(監督:錦織良成)主題歌

EXILE ATSUSHIと久石譲によるコラボレーションは2013年『懺悔』(日本テレビ開局60年「特別展 京都」テーマソング)につづく2作目である。

 

EXILE ATSUSHI コメント
■久石譲と楽曲を制作することになった経緯
以前、懺悔という作品でご一緒させていただいた時の衝撃が、いちアーティストとして胸の中にずっと残り続けていて、今回たたら侍の映画の主題歌のお話をいただいた時に、またもう一度、久石さんとご一緒させていただけたら、良いものができるのではないかという想いで、お願いすることになりました。

■久石さんの作った曲を最初に聞いたときの感想
前回の懺悔の時もそうだったのですが、音楽的に卓越し過ぎていて、僕の想像力を遥かに超えたところにゴールがある感じでした。信頼と確信の元に歌詞を綴り始め、その歌を歌ってみた時に初めて、こういう事だったのかと納得させられまして、久石さんの音楽家としての圧倒的な魅力に引き込まれていく感覚でした。

■歌詞に込めた想い
日本独自の文化や歴史など、いろいろなものからヒントを得ています。また音や言葉、記号やマークにはどんな想いが隠されているのか。それらに対する、人間の業や、人々の想い、嘆きは、またどんな意味を持つのか。そして最終的には、人間はどのようにして万物の霊長に成り得ることができるのかを問いかける意味にもなっています。そして何よりも、平和への願いが込めさせていただきました。

■主題歌に決まったときの率直な感想
題材がとても特別なものですし、日本独特なものでしたのですごく責任を感じましたが、同時に使命感みたいなものを感じ制作させていただきました。

■主題歌を通して、映画を観る方に何を感じてほしいか
いりいろなものが便利になった世の中で、僕たち人間たちが、肌で感じて、どんな想いで行動するべきなのか、それを考えなければならない時代が来ているのかもしれないということを、少しでも感じていただけたら、これ以上の幸せはありません。

(公式サイトコメントより)

 

 

楽曲を象徴するヴァイオリン。通常の4弦のよりも2本多い6弦エレクトリック・ヴァイオリンである。つややかさとあでやかさをもつその響きは、この作品の崇高で奥深い世界観の核となっている。特徴はアコースティック・ヴァイオリンの優美さに加え、アンプをとおしたディストーション(ひずみ)など表現の豊かさにある。また弦数が多いぶん音域も広くなり、通常のヴァイオリンよりも低い音域が可能となっている。

久石譲が最先端の”現代(いま)の音楽”を発信するコンサート・シリーズ「MUSIC FUTURE Vol.1」(2014)において、ニコ・ミューリー作曲「Seeing is Believing」がプログラムされた。日本では珍しい6弦エレクトリック・ヴァイオリンを独奏に用いた作品で、久石譲はこの演奏会のために楽器を調達している。

翌年「MUSIC FUTURE Vol.2」(2015)では、この楽器に刺激を受け自らの新作「室内交響曲 for Electric Violin and Chamber Orchestra」を書き下ろし披露。こちらは同名CD作品としてLIVE盤となり、久石譲公式YouTubeチャンネルでもその斬新な野心作を見て聴いて体感することができる。(※2017年5月現在)

そして、今回ポップス・ミュージックでも響きわたらせてしまった。2014年のそれは同楽器日本初演奏であり、2015年の自作をふくめ6弦エレクトリック・ヴァイオリンを使った作品は世界においても数少ない。ということは、今作「天音」によってPOPS音楽で同楽器をフィーチャーするのは日本初ということになる、と思われる。

 

そんないわくつきの楽器の紹介をしたうえで、「天音」に耳を傾けてみる。

イントロから優美なヴァイオリンの音色、通常のヴァイオリンではなし得ない低音域、そしてザラザラした硬質なディストーション。イントロ数小節で6弦エレクトリック・ヴァイオリンの魅力を伝えきっている。曲の展開は進み中間部ではエレクトリック・ギターと聴き間違うほどの魅惑的なディストーション、エンディングまで一貫して奏でられるその響きは、この作品のもうひとつのコラボレーションと言ってもいいほどである。

そして、対位法的というか対照的なのが、主役であるEXILE ATUSHIの透明感ある包みこむような澄んだ歌声と、久石譲のピアノ。6弦エレクトリック・ヴァイオリンの独特な響きが、結果ふたつの主役を一層引き立たせていて、まさにふたつの白い光のような”天音”を浮かび上がらせているようにすら思う。

付け加えると、6弦エレクトリック・ヴァイオリンはそのものが多重な響きを醸し出している。そのため通常のヴァイオリンと異なり、ビブラートを効かせる奏法をあまりとっていないと思う。太く厚みのある音をまっすぐにのばすことで、ヴォーカルの遠く広がるビブラートとぶつかりあうことがない。ゆっくりと深く波打つヴォーカルのビブラートに改めて感嘆しながら、それを気づかせてくれたのはこの楽器との響きあいゆえ。実は歌曲と相性がいいのか、もちろんそこには表現力に優れた歌い手であることが求められる。それをも見据えた久石譲の音楽構成か、見事である。

小編成アンサンブルも楽曲に彩りをあたえ、アコースティック楽器とエレクトリック楽器の融合は本来容易ではないはずなのだが、そこは上記コンサートもふまえた実演と響きを熟知した久石譲の妙技といえる。

 

ほとんど6弦エレクトリック・ヴァイオリンをフィーチャーしたレビューとなってしまったが、それだけの存在感と重要な役割を担っている。それは”あったから使ってみた”のではなく、この楽器でなければならなかった必然性と久石譲の確信を聴けば聴くほどひしひしと感じる。

6弦エレクトリック・ヴァイオリンの特性を知ることで、聴いたことのない響きだけれど得も言われぬ心地のよい響き、ときに尖りときにしなやかに奏でる音色、広がりと深さをもって大きく包みこむ世界観。今まで体感したことのない新しい響きをきっと受けとることができる。

卓越した表現力をもったヴォーカリストとピアノ、そこに拮抗し独特な距離感と溶け合いをみせるヴァイオリン。それぞれ個の個性が強いからこその凛とした絡み合い。共鳴しあう至福を感じる楽曲である。三位一体なのかもしれない。

 

 

2019.4.26 追記

本楽曲初CD化

『TRADITIONAL BEST / EXILE ATSUSHI』CDライナーノーツより

Word:ATSUSHI
Music, Arranged & Produced by Joe Hisaishi

Conducted by Joe Hisaishi

Electric Violin:Tatsuo Nishie

Flute:Hiroshi Arakawa
Oboe:Satoshi Shoji
Clarinet:Kimie Shigematsu
Bassoon:Toshitsugu Inoue
Horn:Takeshi Hidaka
Trumpet:Kazuhiko Ichikawa
Trombone:Naoto Oba
Bass Trombone:Ryota Fujii
Percussion:Makoto Shibahara, Akihiro Oba
Piano:Febian Reza pane
1st Violin:Nobuhiro Suyama
2nd Violin:Tshkasa Miyazaki
Viola:Shinichiro Watanabe
Cello:Takayoshi Okuizumi
Contrabass:Tsutomu Takeda
Instruments Recorded by Hiroyuki Akita at Bunkamura Studio
Vocal Recorded by Naoki Kakuta at avex studio
Mixed by Suminobu Hamada at Sound Inn Studio
Mamipulator:Yasuhiro Maeda (Wonder City Inc.)

and more..

 

 

 

天音(アマオト) / EXILE ATSUSHI & 久石譲
作詞:EXILE ATSUSHI 作曲:久石譲

 

Disc. 麻衣 『空みあげて』

2015年4月8日 CD発売

麻衣のミニアルバム。父・久石譲の出身地でもある長野県中野市イメージソング「空みあげて」などを収録。

久石譲作品では、1987年11月に発表されたアルバム『となりのトトロ イメージソング集』に収録された「小さな写真」が本作品に収められている。映画では使われなかったが、後に上条恒彦が「お母さんの写真」としてカバーし、シチューのCMソングに使われ、ジブリファンの間では隠れた人気曲となっている。オリジナル盤では久石譲が歌っていた曲を、麻衣の透き通るような声で朗々と歌い上げる。

今作のジャケットは、元スタジオジブリのアニメーター 百瀬義行による書き下ろし。中野市の自然風景を描いた、どこか懐かしくもあり、優しさに包まれたジャケットとなっている。他にも中部電力のCMソングとして地元では知られた「Dreamland」など、全6曲が収められている。信州の、日本のうたがいっぱい詰まった一枚。

 

なお「小さな写真」は本作に先駆けて2014年に配信限定シングルとしてリリースされている。

2014年7月9日 配信限定シングル

1.小さな写真 acoustic vesion (作詞:宮崎駿 作曲:久石譲)

Disc. 麻衣 『小さな写真』

 

 

1.空みあげて (長野県中野市イメージソング)
作詞:麻衣 作曲:松本俊明
2.Dreamland (中部電力CMソング)
作詞:麻衣 作曲:Stefan Aberg & 麻衣
3.ゴンドラの唄
作詞:吉井勇 作曲:中山晋平
4.つなぐ (テレビ信州冬の祭典テーマ)
作詞:麻衣 作曲:Stefan Aberg & 麻衣
5.小さな写真
作詞:宮崎駿 作曲:久石譲
6.故郷
作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一

 

Disc. 麻衣 『小さな写真』

2014年7月9日 配信限定シングル

やさしさ、なつかしさ、ぬくもり、うたう。あの名曲が時を超えて今ここに生まれ変わる。

宮崎駿作詞、久石譲作曲。
となりのトトロ イメージソング集に収録されたあの名曲が、麻衣のカバーにより発売。忘れかけたなつかしい時を思い出す詞、究極にやさしいメロディ、ぬくもりある麻衣の歌声が見事に調和した最高に素敵な世界観は、ジブリファンならずとも必聴。

映画「となりのトトロ」公開に先がけ発表されたイメージソング集。「音楽を重視したい」との宮崎駿の思いを受け、本編サウンドトラック制作の前に10曲の歌をつくるという、かつてない企画のもとに完成したアルバムだった。

そこには、「となりのトトロ」主題歌をはじめ、「風のとおり道」、「さんぽ」など、後に映画を通じて世界中から愛される数々の歌が収録された。「お母さんが小さな女の子だった頃の写真」を通じて、愛情、そして古き良き時代の思い出を唄ったこの曲も、そんな名曲の1つ。映画本編には登場しない、いわば隠れた名曲だ。小さなお母さんの写真という素敵な世界観を、久石譲の娘でもある麻衣が20余年の時を超えて再現した。

アコースティックギター、ピアノ、コントラバス、ドラムのジャズ編成がシンプルで綺麗なサウンドを奏で、麻衣のやさしく素直な声が、心にすっと届く。いつ、どんな時に聴いても心和む。至高の美しさと、どこかに儚い時の流れを感じる。それが麻衣の歌う「小さな写真」だ。そして、ほんのりとした感動を味あわせてくれる。

 

ちなみに同曲のオリジナルは「となりのトトロ イメージソング集」に収録。ここでの歌は、作曲者である久石譲本人である。

また、2003年に発売された宮崎駿プロデュースによる上條恒彦のアルバム『お母さんの写真』にも
「大人が歌える歌」をテーマに、アレンジも新たに収録されている。ここでは曲名が「小さな写真」から『お母さんの写真』へと変更されている。発表当時、ハウス食品『おうちで食べよう。』CMソングにも起用された楽曲である。

※写真右端『PRIVATE』は久石譲初期作品からヴォーカルを中心にセレクトした企画アルバム

久石譲 『となりのトトロ イメージ・ソング集』  お母さんの写真 久石譲  久石譲 『PRIVATE プライベート』

 

配信限定だった本楽曲は、後にCDに収録されている。

2015年4月8日 CD発売

Disc. 麻衣 『空みあげて』

 

 

麻衣 小さな写真

1.小さな写真 acoustic vesion (作詞:宮崎駿 作曲:久石譲)

 

Disc. EXILE ATSUSHI & 久石譲 『懺悔』

EXILE ATUSHI & 久石譲 懺悔 DVD付

2013年10月16日 Single CD発売 (CD+DVD盤 / 通常盤)

日本テレビ開局60年 特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」
東京国立博物館 平成館 特別展示室 2013年10月8日(火) ~ 2013年12月1日(日)

テーマソング「懺悔」 作詞/歌:EXILE ATSUSHI 作曲/編曲:久石譲

 

新しい試みとして「弦楽四重奏がふたつ」という編成。コントラバスを中央にその両サイドに弦楽四重奏が対を成すように配置、低音を中心に高音楽器へ広がっていくという扇型、ふたつの弦楽四重奏を混在させるという試み。

第一ヴァイオリン(左)、第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス(中央)、チェロ、ヴィオラ、第二ヴァイオリン、第一ヴァイオリン(右)。この楽器編成で、中央のコントラバスを要に扇型にアーチを描いた配置。

「それぞれの弦楽四重奏だけでも音楽ができ、またそのふたつを対立されることで別の要素が生まれたり、というのがこの「弦楽四重奏がふたつ」という試みの狙い」と久石譲も語っている。そのふたつの弦楽四重奏をつなぐように、久石譲のピアノとハープが音楽世界に深みを持たせている。

時代を超えた芸術、日本の美を感じることができる、美しくも儚さの漂う叙情的な楽曲。ふたつの弦楽四重奏によるアコスティックな澄んだ音色と、呼吸しあうかのようなかけいあい。まるで「あうんの呼吸」という日本文化を象徴しているようでもあり、光と闇、希望と狂気、善と悪、過去と未来、西洋と東洋、文化と文明、対極する世界をものみ込んでいく。

官能的な旋律はクライマックスへと昇天していく。「太王四神記」「女信長」にもある異国時代劇のような世界。

西洋の楽器を使い、古典・バロックより定着している楽器編成 弦楽四重奏、一方で日本古来の楽器、和楽器は登場しない。にもかかわらずその響きに「日本の和」を感じさせるのは弦の巧みな響き。

プロモーションビデオでは、京都の「東福寺 三解脱門」「大覚寺 石舞台」「伏見稲荷大社」など歴史的に貴重が場所での撮影が行われている。

 

 

2019.4.26 追記

『TRADITIONAL BEST / EXILE ATSUSHI』CDライナーノーツより

Word:ATSUSHI
Music, Arranged & Produced by Joe Hisaishi

Piano & Conducted by Joe Hisaishi
Performed by
1st Quartet:Yu Manabe, Masahiko Todo, Amiko Watabe, Masutami Endo
2nd Quartet:Tomomi Tokunaga, Naomi Urushibara, Hyojin Kim, Tomoki Tai
Contrabass:Jun Saito
Harp:Tomoyuki Asakawa
Instruments Recording & Mixing Engineer:Hiroyuki Akita
Vocal Recorded by Naoki Kakuta at avex studio
Manipulator:Yasuhiro Maeda (Wonder City Inc.)
Instruments Recorded & Mixed at Bunkamura Studio

 

(Music Video)

Special Thanks:
アンジェリカ・ノートルダム
大仙公園 日本庭園
大本山 東福寺
旧嵯峨御所 大覚寺門跡
伏見稲荷大社

 

 

 

EXILE ATUSHI & 久石譲 懺悔 DVD付 EXILE ATSUSHI 久石譲 懺悔 通常盤

1. 懺悔
2. 赤とんぼ
3. 懺悔 (Instrumental)
4. 赤とんぼ (Instrumental)

【CD+DVD盤のみ】 Disc.2 PV DVD
1. 懺悔 (Video Clip)

「懺悔」
Music, Arranged & Produced by Joe Hisaishi
Piano & Conducted by Joe Hisaishi
Performed by 1st Quartet/2nd Quartete/Contrabass/Harp
Instruments Recorded & Mixed at Bunkamura Studio

 

Disc. トロンボーン・クァルテット・ジパング 『EXPO in ZIPANG』

2010年10月27日 CD発売

ジブリ映画の久石讓、吹奏楽の巨匠スパークの両氏による書き下ろし作品を含む ジパング的トロンボーン・クァルテット万国博覧会!!

日本を代表する管楽器アンサンブル、トロンボーン・クァルテット・ジパングの最新アルバムの登場です。今回の注目はなんといっても、日本を代表する作曲家で、ジブリ映画の音楽を担当し、今年はSMAPに楽曲提供し話題となった久石讓が、ジパングのために楽曲を提供しました! 久石らしい美しいメロディとミニマム・ミュージックが融合した大作となりました。このレパートリーの定番となってゆくでしょう。

また、吹奏楽界の巨匠、フィリップ・スパークの書き下ろしも収録。今回はミディアム・テンポの重厚でスパークらしい心地よいハーモニーを堪能できる作品となりました。

その日本とイギリスの作曲家の新作を中心に、フランスのバセット、ポーランドのセロツキ、イタリアのガブリエリ、ドイツのライヒェ、オーストリアのアルブレヒツベルガーと世界のトロンボーン四重奏の作品を集めました。世界各国を代表する楽曲を、トロンボーン・クァルテット・ジパングが見事に奏でます。まさにジパングによる世界万国博覧会!!

トロンボーン・クァルテットによる世界平和のハーモニーが高らかに響きます!

演奏:トロンボーン・クァルテット・ジパング
メンバー:
吉川 武典(Takenori Yoshikawa)
桑田 晃(Akira Kuwata)
岸良 開城(Haruki Kishira)
門脇 賀智志(Kachishi Kadowaki)

収録:2010年6月7-9日 茨城・小美玉市四季文化館みのーれにて収録

 

 

久石譲(1950-)
トロンボーンカルテットのための『4つのバガテル』
1:アレグロ・マルチャ・コン・アニマ
2:アレグロ・ヴィヴァーチェ
3:レント
4:アレグロ・コン・ブリオ

「4つのバガテル」は自分にとって、とても大切な作品になりましたが、4つの同じ楽器、それも低い低音のトロンボーンをどう聴かせるのか、実は作品に取り掛かるまでは不安でした。

しかし、ZIPANGのメンバーの方々の、僕の作品の出来上がりをじっくり待ってくださる姿勢と(笑)、彼らの心暖まるサウンドを聴きながら、自分なりに出来るものを作ろうと思ったのです。「バガテル」とは、作曲家がスケッチのように思いつくままに書いたり、手すさびとして書かれたもののことをいいます。そのタイトルのように、僕も、心に浮かぶ風景をできるだけそのまま音にしています。もちろん作曲家として構成など、随所に工夫を凝らしています。

彼らの音を聴くのを一番楽しみに待っているのは、きっと僕です。 (久石譲)

(CDライナーノーツより 久石譲メッセージ)

 

 

宮﨑駿監督によるアニメーション映画をはじめとする一連のフィルム・スコアで数々の受賞歴を誇り、広範な層にファンを獲得している作曲家・・・などと久石譲を改めて紹介するまでもあるまい。ミュージシャンへの楽曲提供やプロデュース活動のキャリアは国立音楽大学在学中に始まり、彼自身のグループによる演奏活動も恒常的に展開してきた。そのスタートラインといえるのが1970年代に一大潮流をなした”ミニマル・ミュージック”の分析と研究であり、1981年に発表されたファースト・アルバムのコンセプトにも集約的に示されている。当アルバムのために書き下ろされた「4つのバガテル」における反復音形や声部進行の書式には、”ミニマル”の語法を独自の感性を昇華してみせた作曲家の筆の冴えが感じられよう。

久石は2004年から、新日本フィルハーモニー交響楽団が新たにスタートさせた「新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ」(W.D.O.)の音楽監督の地位にあり、指揮者およびピアニストとして公演を率いてきた。それが契機となってジパングのメンバー(バス・トロンボーンの門脇賀智志が新日本フィル団員)との交流も始まり、この委嘱新作に結びつくこととなったわけである。  (こはた・いっせい)

(CDライナーノーツより 解説)

 

 

EXPO in ZIPANG

ノレ:
1. カトル・ア・カトル: 1 Fox-trot
2. カトル・ア・カトル: 2 Ballade
3. カトル・ア・カトル: 3 Blues
4. カトル・ア・カトル: 4 Vif
セロツキ:
5. 組曲 : 1 Intrada
6. 組曲 : 2 Kanon
7. 組曲 : 3 Interludium
8. 組曲 : 4 Choral
9. 組曲 : 5 Intermezzo
10. 組曲 : 6 Arietta
11. 組曲 : 7 Toccatina
バセット:
12. トロンボーン四重奏曲
スパーク:
13. リフレクション
ガブリエリ / ブラウン編
14. ソナタ
ライヒェ:
15. ソナチネ 第3番
アルブレヒツベルガー
16. ドッペルフーガ
久石譲:
17. トロンボーンカルテットのための「4つのバガテル」 1 Alla marcia con anima
18. トロンボーンカルテットのための「4つのバガテル」 2 Allegro vivace
19. トロンボーンカルテットのための「4つのバガテル」 3 Lento
20. トロンボーンカルテットのための「4つのバガテル」 4 Allegro con brio

 

Disc. SMAP 『We are SMAP!』

we are smap!

2010年7月21日 CD発売

SMAP 19枚目のオリジナル・アルバムへの楽曲提供。ラストを飾る「We are SMAP!」作曲・編曲を手がけている。作詞は爆笑問題の太田光という豪華コラボレーション。「シルク・ドゥ・ソレイユ クーザ日本公演イメージソング」にもなっている。

 

7分半にも及ぶ壮大な曲は、大きな世界観をもっている。おそらく2000年以降ほとんどポップスソングに携わっていないなか、久しぶりに生バンドやシンセ音源とフルオーケストラというアレンジの妙を聴くことができる。

壮大なダイナミックな曲ながら、かなり緻密に計算された音が散りばめられている。後半は子供たちによるコーラスも入り、さながら博覧会テーマソングのよう。ぜひ歌なしのインストゥルメンタル・アレンジヴァージョンを聴いてみたい作品。

 

we are smap!

16.We are SMAP! 作詞:太田光 作曲・編曲:久石譲

 

Disc. 平原綾香 『朱音 あかね』

朱音 平原綾香

2009年2月25日 SINGLE CD発売

 

カップリング曲「ふたたび」は、映画「千と千尋の神隠し」の同名劇中曲に鈴木麻實子(スタジオジブリプロデューサー:鈴木敏夫さんの娘)が作詞したもの。

2008年の「久石譲 in 武道館」でも披露された同曲は、そのコンサートでのフルオーケストラサウンドとは違い、久石譲本人がリアレンジした古楽器のシンプルなものとなっている。バロックリコーダー、バロックハープ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオラ・ダモーレ、リュートといった古楽器による、どこか懐かしい温かな音色となっている。

 

 

朱音 平原綾香

1. 朱音 あかね
2. ふたたび
3. 朱音 あかね ~Vocal-less Track~
4. ふたたび ~Vocal-less Track~

 

Disc. AI 『おくりびと』

AI おくりびと

2008年9月10日 SINGLE CD発売

2008年公開 映画「おくりびと」
監督:滝田洋二郎 音楽:久石譲

 

同名映画のテーマ・ソングに起用された「おくりびと」は、久石譲が手掛けたサウンドとチェロの音色に乗せ、`旅立ち`を歌う壮大なナンバー

 

 

AI おくりびと サムネイル

1. おくりびと / AI
2. So Special -Version AI- / AI +EXILE ATSUSHI

「おくりびと」
作詞:AI 作曲・編曲:久石譲
Performed by
12 Cellos, 2 Flute, Oboe, Clarinet, Bassoon, Piano, Harp,
Timpani, Percussion, 2 Contrabass
(V.Cello solo:Nobuo Furukawa)

Conductor:Koji Hashima

 

Disc. リトルキャロル 『The Christmas Album』

リトルキャロル

2006年11月8日 CD発売

久石譲の娘、麻衣が中心となり、元NHK東京放送児童合唱団のメンバーによって結成された女性コーラス・グループ、Little Carolの、色褪せることのないクリスマスの名曲の数々を洗練された芸術性と歌声で奏でる、クリスマス・アルバム。

久石譲作曲/リトルキャロル作詞「ホワイトナイト」収録。

 

 

Profile

「天使の声楽隊」、「究極の癒し」。
リトルキャロルは、1996年、元東京放送児童合唱団(現NHK東京児童合唱団)のメンバーによって結成された女性コーラスグループ。現在30名のメンバーで構成され、児童合唱でも女声合唱でもなく、またゴスペルでもない、ポップスとクラシックが融合した独自の世界観を築きあげている。2005年の久石譲&新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラのコンサート「12月の恋人たち」や、1998年から2005年までの間、毎年12月23日に行われる日本ユニセフ協会主催のチャリティーイベント「ハンド・イン・ハンド」に出演。その他でも、2006年10月4日に発売の久石譲のニューアルバム「Asian X.T.C.」収録曲「Venuses」(カネボウホームプロダクツ「いち髪」CM曲)に参加、子どもでも大人でもない神秘的な歌声で表現している。そして、2006年12月20日には、東京オペラシティ コンサートホールにてクリスマスコンサートを開催予定。

(プロフィール ~CDライナーノーツより)

 

 

曲目解説

1曲目の「Carol of the bells」は「鐘のキャロル」と表記されることもあります。クリスマス・キャロルとしては、特に有名な歌ではないですが、世界各国の合唱団のクリスマス・アルバムの中に、この曲を見付けるのは珍しい事ではありません。鐘の音を象徴する独特の、どこか哀愁漂う旋律が日本人には懐かしさを感じるのではないでしょうか?ウクライナの伝承曲とも言われますし、Mykola Leontovich(1877~1921年)がウクライナのメロディーに基いて作った、とも言われています。イエス様がお生まれになった時、世界中の鐘がいっせいに鳴った…という伝説と結びついているのでしょう。すべてア・カペラで歌われているこの曲は、2005年の久石譲&新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラの「12月の恋人たち」というコンサートに「リトルキャロル」も参加した時、久石譲指揮により歌いました。今回も、この歌は久石譲が指揮をしています。

2曲目の「We wish  you a Merry Christmas」は、おそらくどなたもご存知の、イギリスの古くから伝えられたクリスマス・ソングです。「あなたにも、あなたにも、あなたにも、楽しいクリスマスを!そして新年おめでとう!」という歌を聴いたとたん、誰もがウキウキと嬉しくなってしまいますね。

3曲目の「クリスマス」は谷川俊太郎・作詞/林光・作曲の歌です。ずっとNHK東京児童合唱団が歌ってきましたが、音源化するのはこれが初めてだそうです。導入部の可愛らしい歌詞がほほ笑ましいのですが、聴いていると深い意味が込められていることに気が付きドキッとします。

4曲目の「The Christmas Song~Chestnuts roasting on an open fire」も、ナット・キング・コールをはじめ、たくさんの有名な歌手によりカヴァーされている歌です。作詞・作曲はMel TormeとRobert Wells。作曲年は1944年とも46年とも言われています。タイトルを日本語に訳すと「発砲で焼ける栗」となり歌詞(叙事詩…なのだそうです)も日本人にはシュールな内容です。でも美しい旋律は一度聴けば忘れられないほど印象的ですね。

5曲目の「White Christmas」も、定番中の定番と言っても過言ではないクリスマス・ソングです。同タイトルのビング・クロスビーのレコードでもお馴染みですが、そもそもは1954年の映画「ホワイト・クリスマス」の中の主題歌的な歌です。今見ても心温まる素敵な映画ですので、ぜひ一度ご覧下さいね。

6曲目の「Zither Carol」はチェコの民謡で、海外の合唱団にはよく歌われていますが、日本のアルバムでは珍しいですね。「ズ、ズィン、ズィン・・・」とリズムを刻む導入部からして楽しい曲ですが、歌う側からすると「早口のソロ」と「二人のソロの対比が面白かった」そうです。なるほど聴くよりも、歌ってみたくなる曲かもしれません。チェコやブルガリアの民謡には、拍子が変則的にクルクル変わる面白い歌が多いです。

7曲目の「Ave Maria」ですが、グスタフ・ホルスト(1874-1934)といえば、組曲「惑星」を思い出します。最近学会で「冥王星」を惑星から外すという大騒ぎがありましたが、ホルストの組曲「惑星」には「冥王星」は入っていません。そのホルスト作曲の「アヴェ・マリア」ですが、世の中には数えきれないほどたくさんの「アヴェ・マリア」があります。「リトルキャロル」が、何故あえてシューベルトやグノーといった有名な曲ではなくホルストの「アヴェ・マリア」を選んだのか、個人的にとても不思議でした。歌うのには複雑で大変難しい曲ですし。選択した理由を尋ねてみると、答えは頼もしいものでした。この曲のもつ難しさに、あえて挑戦したのだそうです。アルバムではかなりの人数で歌っているように聴こえますが、実際は僅か26人で歌ったときいて驚きました。「自分たちでどこまで表現できるか」大変悩んだり、苦労したとか。そんな裏話が信じられないほど美しく歌いあげています。八声部の構成による合唱という難しい曲なので、久石譲の指揮により歌っています。どんな大ベテランの合唱団でも、この曲を指揮者無しで演奏するのは難題でしょう。

8曲目の「God rest ye merry gentlemen」は、日本では賛美歌第二篇128番「世のひと忘るな」という題名のほうが分かりやすいかもしれません。イギリスの伝承曲とされていますが、古くからの歌詞や旋律を今日の形に編集したのは、1867年John Stainerによるものと言われています。イギリスの聖歌隊のクリスマス・アルバムには、よく取り入れられています。(「God rest you merry, gentlemen」という表記が正しい、とする説もあります)

9曲目の「Angels we have heard on high」は、日本では賛美歌106番「荒ら野の果てに」として知られていますが、同名の曲がふたつあります。もちろん「荒ら野の果てに」のほうが世界的に有名です。本来はフランスの古いキャロル「Les anges dans nos campagnes」ですが、表記の英題も知られています。歌の中で繰り返される印象的な「グローリア、イン・エクセルシス・デオ・・・」という言葉は「いと高きところに神の栄光あれ」という意味です。

10曲目の「Prayer of St.Francis」は、日本では「聖者フランシスコの祈り」と題されています。「アッシジの聖者フランシスコ」の話は有名ですね。この曲は彼自身の手によって書き下ろされたものではなく、彼の生き方とその精神を映した祈りの言葉と解釈しましょう。平和への祈りの歌としてキリスト教信者には知られている曲ですが、一般的にはさほど有名ではないが…と、また不思議に思い選曲理由を尋ねました。答えは「イギリスのダイアナ妃の葬儀の時に歌われていて印象に残った」のだそうです。ダイアナ妃の葬儀のときは、アビー聖歌隊によっていろいろな曲が歌われましたが、私は「I vow to thee my country」やパーセル作曲の「我らの心の秘密をご存知の主よ(メリア女王の葬送の音楽より)」くらいしか覚えていません。葬儀の時のダイアナ妃に贈った歌と考えると「Prayer of St.Francis」の優しく柔らかな旋律は、かえって哀しさが心に広がってきます。

11曲目の「Deck the Hall」は賛美歌第二篇129番「ひいらぎ飾ろう」という題名で、「荒ら野の果てに」や「もろびとこぞりて」などと同様に親しまれている賛美歌ですね。楽しい旋律どおりに、歌詞も「ひいらぎを飾ろうファララ・・・晴れ着を着てファララ・・・聖歌を歌おうファララ・・・」という子供たちの可愛いキャロルです。

12曲目の「ジングル・ベル」は、解説の必要はないほど世界中に知れ渡っているクリスマスを代表する1曲です。アメリカのボストンの教会の牧師J・ピアポイントが作詞した曲で当時の題名は「One horse open sleigh」だったとか。その後この歌が評判を呼び、題名も「ジングル・ベル」と変わったそうです。…といった背景よりも「リトルキャロル」の歌を聴くと分かるとおり、よく耳にするリズミカルな「ジングル・ベル」ではなく、導入部は聖歌のように優しく始まり、中間部には元気いっぱい「雪やこんこ」の旋律を背後に入れて楽しく歌っています。編曲(南安雄)の面白さを楽しみましょう。

13曲目の「すばらしいなクリスマス」は原題を「The wonderful world of Christmas」といい、1971年に制作されたエルビス・プレスリーのアルバムに入っていることが有名です。もちろんルイ・アームストロングほか様々な歌手も歌っていますが、何故かこの歌というと「エルビスが歌った」ことで知れ渡っています。今回は歌詞を日本語で歌っていますので、あらためて内容を説明する必要もないでしょう。

14曲目の「When Christmas come to town」は、映画「ポーラー・エクスプレス」のサウンドトラック曲の中のひとつです。映画は「パフォーマンス・キャプチャー」という独特のCGを使ったアニメーション作品で、原作は有名な絵本です。クリスマスをテーマにしたファンタジックな物語で、音楽もオリジナル曲とポピュラーなクリスマス・ソングが、合わせて効果的に使われています。「When Christmas come to town」はオリジナル曲ですが、映画を見た方は「この曲が一番好き!」とよく言います。「リトルキャロル」の洗練されたソロ+合唱による歌と、映画の子供たちの歌はイメージは違いますが、物語性のある美しい旋律から受ける感動は同じものでしょう。

15曲目の「ホワイトナイト(久石譲作曲/Sayaka&Mitsuko作詞)」はオリジナルのクリスマス曲です。久石譲の有名なアルバム「PIANO STORIES II」の中の8番目の曲「White Night」にリトルキャロルのメンバーが歌詞をつけたものですね。終始静かで優しく、もともとキャロルか賛美歌か…?と思うほどの透明感は、旋律に良く合った日本語歌詞から受ける印象かもしれません。

(文中敬称略)

増山法恵【児童合唱評論家/作家】

(曲目解説 ~CDライナーノーツより)

 

 

リトルキャロル

1.Carol of the bells
2.We wish you a Merry Christmas
3.クリスマス
4.The Christmas Song~Chestnuts roasting on an open fire
5.White Christmas
6.Zither Carol
7.Ave Maria
8.God rest ye merry gentlemen
9.Angels we have heard on high~Hark! The herald angels sing
10.Prayer of St.Francis
11.Deck the Hall
12.ジングル・ベル
13.すばらしいなクリスマス
14.When Christmas comes to town
15.ホワイトナイト

All Performed & Produced by Little Carol

Conducted by Joe Hisaishi (M-1,7)

Recorded at Wonder Station

「ホワイトナイト」
Words:Sayaka & Mitsuko (Little Carol) Music:Joe Hisaishi
Arranged by Chieko Matsunami

 

Disc. 『宮崎駿プロデュースの1枚のCDは、こうして生まれた。』

2004年8月6日 DVD発売

ジブリがいっぱいCOLLECTIONスペシャル
『宮崎駿プロデュースの1枚のCDは、こうして生まれた。』

「大人が聴く歌、大人が唄える歌が欲しい」

宮崎駿監督のそんな想いから、このCDアルバム 「お母さんの写真」 製作プロジェクトは動き始めました。友人、上條恒彦の魂を揺さぶる歌声に感動し、この人に唄ってほしいという宮崎監督の強い願いは、糸井重里や久石譲など多くの人々を動かし、やがて、みんなの想いが1つの形になりました。CDの企画から出来上がるまでを収めたドキュメンタリー映像の第1部と、その完成を記念して三鷹の森ジブリ美術館で行われた上條恒彦のコンサートを収録した第2部との2部構成になっています。これは、大人が唄える歌探しに夢中になった大人たちの心温まる記録です。

 

【第1部】
大人が唄える歌をさがして。 構成・演出/浦谷年良
製作委員会のミーティングやレコーディング風景、宮崎監督や仲間達の熱い思いが伝わります。(約98分)

【第2部】
上條恒彦コンサート in 三鷹の森ジブリ美術館 構成・演出/関根聖一郎
アルバムからの6曲のほかに、「大きな古時計」、「だれかが風の中で」、「さんぽ」も唄われます。(約40分)

【映像特典】
宮崎駿監督作品
2003年夏 ハウス食品「おうちで食べよう。」シリーズ TV-CM
・ままごと篇 ・おつかい篇 ・路地裏篇 ・宣伝力一篇

 

久石譲も「油屋」「お母さんの写真」のレコーディング風景で登場する。宮崎駿監督や上條恒彦とのスタジオ内での録音のやりとりを収めた貴重な記録。(第1部、チャプター4,5)

 

【第1部】
大人が唄える歌をさがして。 構成・演出/浦谷年良
1.アルバムの発端
2.#見果てぬ夢
3.アルバムの企画会議
4.最初の録音日
5.#油屋&#お母さんの写真
6.#鞦韆(ぶらんこ)
7.#秋
8.#豚の丸焼き背中にかついで&#ひとつやくそく
9.#椅子
10.#牧場の朝&#冬の星座
11.アルバム製作委員会
12.#花あかり
13.#オルガンの丘#真夏の振り子
14.#祝祭
15.#何もいらない&#中央線

【第2部】
上條恒彦コンサート in 三鷹の森ジブリ美術館 構成・演出/関根聖一郎
1.油屋
2.お母さんの写真
3.真夏の振り子
4.中央線
5.冬の星座
6.牧場の朝
7.大きな古時計
8.だれかが風の中で
9.さんぽ