Disc. ゴーティエ・カピュソン『Gaia (Gaïa) / ガイア』

2025年11月7日発売 ※輸入盤
CD カタログNo. 2173272737
LP カタログNo. 2173284248

 

久石譲、M.リヒターら現代に称賛される作曲家らと、世界的チェリスト、ゴーティエ・カピュソンが創造する祈りのメロディ

世界的チェリスト、ゴーティエ・カピュソンが贈るアルバム《ガイア》は、多様な音楽言語を通じて自然の「回復力」「儚さ」「力強さ」というテーマが表現されており、人類と地球とのつながりを探求する、大胆で感情豊か、かつ多面的なプロジェクトです。

このプロジェクトには、マックス・リヒター、ルドヴィコ・エイナウディ、久石譲といった巨匠から新進気鋭の才能まで、16人の現代作曲家が17のオリジナル曲をこのアルバムのために提供。ジャンルや文化を超えた多様な音楽が集結しています。カピュソンはこのアルバムを「地球が音楽を通して自己を表現している」と語っています。この作品は脅かされている自然への賛歌であり、未来への祈りが込められています。自身の故郷であるフランス・アルプスの雄大な自然もインスピレーションの源となっています。

作曲家自身を含む多彩なゲストミュージシャンが演奏に参加しており、《ガイア》の音楽は自然の力強さともろさ、その荘厳さと静けさを描き出しています。カピュソンは本作を「チェロが自然のリズムと共鳴する、音楽的で人間的な冒険」と位置づけています。

(メーカー・インフォメーションより)

 

 

ギリシャ神話の原初の大地の女神、ガイア。このアルバムは、地球の美しさ、力強さ、そしてその脆さにインスピレーションを受け、地球に捧げられた作品です。異なる文化的背景、美学、音楽ジャンルを持つ16人の作曲家を一つの息吹のもとに集めたいという願いから生まれました。それはまた、警鐘を鳴らす歌であり、脅かされているこの美しさへの讃歌であり、未来の世代への祈りでもあります。

(CDジャケットより)

 

 

ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き

日本語解説書には、各作曲家による作品のコメントの日本語訳、小室敬幸氏による書下ろし解説を掲載

 

 

久石譲
プレリュード Prélude

これはゴーティエ・カピュソンが弾くことを念頭に書いた作品です。

チェロは短いモチーフに続いて、アルペジオのような音型を演奏し、ピアノ伴奏は対照的なリズムパターンを弾きながら、チェロに交わることはなく並行して進みます。

音型の微妙な変化により、倍音構造が変化していくように聴こえるので、演奏者はいかようにも解釈することができ、感情を吐露することも、、冷静沈着に演奏することもできます。

(CDブックレットより)

 

 

久石譲 presents MUSIC FUTUREコンサートでも取り上げてきた作曲家、マックス・リヒター、ブライス・デスナー、ニコ・ミューリーらも顔を揃える本盤は現代作曲家の贅沢な集いだ。そして日本からは久石譲に白羽の矢が立つ。

久石譲「プレリュード」を聴いていると、既出の「Shaking Anxiety and Dreamy Globe for 2 Cellos」などを思い起こすことになる。雰囲気が近いと感じるのは久石譲がその楽器の特性を掌握したうえで、チェロの開放弦を意識した調性からくるものなのかもしれない。とても魅力的な楽曲だ。録音とリリースに1年以上のインターバルがある。久石譲が「プレリュード」を作曲したのは2024年前半頃の可能性も出てくる。もちろんそれよりも前に依頼され楽曲構想を練り温めていた楽曲かもしれない。久石譲の今が聴けるホットな楽曲であることは確かだ。

 

 

同時発売のLPはCD収録の17曲から12曲を厳選した、数量限定生産140gアナログLPレコード

 

 

マックス・リヒター
1. ガイアのシークエンス Sequence for Gaïa

ブライス・デスナー
2. 森ヘ Towards the Forest

JBダンケル(アリィ・アリューシュ・ネアマ編曲)
3. 目覚め Wake

アヤナ・ウィッター=ジョンソン
4. 永遠の住処 Forever Home

ルドヴィコ・エイナウディ
5. 空気 Air

久石譲
6. プレリュード Prélude

アルマン・アマール
7. ボレアス Boreas

ブライス・デスナー
8. 光に向かって Towards the Light

オリヴィア・ベッリ
9. ターマル・メトゥシェラ Tàmâr Mĕtūshelāh

ゼイヴィア・フォーリー
10. 野望 Ambition

ガブリエラ・モンテーロ
11. ブルジェ湖で Sur le lac du Bourget

ジャスミン・バーンズ
12. 陽だまりの人生 Life in Sunshine

ニコ・ミューリー
13. サイド・ピース Side Piece

クウェントン・ブレーシュ
14. 風と雨 Of Wind and Rain

アベル・セラウチュウェ
15. かなたの夢 Toro Tsa Kwa

ミッシー・マッゾーリ
16. いつもの幻影 The Usual Illusion

ミシェル・カニトロ/ヴラディミール・パリエンテ
(カリーム・アベス&ブリス・ダボリ編曲)
サラ・レベッカ(歌詞)
17. ネヴァー・セイ・ネヴァー Never Say Never

【演奏】
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
ジェローム・デュクロ(ピアノ:1, 7, 8)
フランク・ブラレイ(ピアノ:6, 10, 11, 13)
オリヴィア・ベッリ(ピアノ:9)
カプチェッリ(チェロ・アンサンブル:3, 12, 14)
アヤナ・ウィッター=ジョンソン(チェロ 、ヴォーカル:4)
アベル・セラウチュウェ(チェロ、ヴォーカル、プログラミング:15)
ミシェル・カニトロ(プロダクション:17)
サラ・レベッカ(ヴォーカル:17)

【録音】
2024年8月23-27日、10月27-31日、エルマウ城

レーベル : WARNER ERATO
発売国 : Europe

 

コメントする/To Comment