あいの風とやま鉄道、全19駅の到着メロディー決まる
あいの風とやま鉄道が3月末をめどに全19駅に導入する到着メロディーが決まった。富山市内の駅と高岡駅には、2012年に「富山県ふるさとの歌」として制定され、久石譲氏が作曲した「ふるさとの空」を使う。県民のマイレール意識を醸成するのが目的で、同社は「駅に到着した際の楽しみにしてほしい」としている。 “Info. 2017/03/下旬 富山市内駅と高岡駅「ふるさとの空」(久石譲)到着メロディーに” の続きを読む
あいの風とやま鉄道、全19駅の到着メロディー決まる
あいの風とやま鉄道が3月末をめどに全19駅に導入する到着メロディーが決まった。富山市内の駅と高岡駅には、2012年に「富山県ふるさとの歌」として制定され、久石譲氏が作曲した「ふるさとの空」を使う。県民のマイレール意識を醸成するのが目的で、同社は「駅に到着した際の楽しみにしてほしい」としている。 “Info. 2017/03/下旬 富山市内駅と高岡駅「ふるさとの空」(久石譲)到着メロディーに” の続きを読む
Posted on 2017/01/07
毎年恒例の久石譲ジルベスターコンサート。2014年から3年連続、2016年も大晦日に開催されました。1年間の総決算であり、久石譲自身もこのジルベスターコンサートには特別な思い入れがあると思います。その年の書き下ろし作品やコンサート演目からの集大成、往年の名曲も盛りこまれ、さらには来年以降の方向性ものぞかせるような、とびきりスペシャルなコンサート、それが「久石譲ジルベスターコンサート」です。
まずは演奏プログラム・アンコールのセットリストから。
久石譲 ジルベスターコンサート 2016 in festival hall
[公演期間]
2016/12/31
[公演回数]
1公演
大阪・フェスティバルホール
[編成]
指揮・ピアノ:久石譲
管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団
ソプラノ:安井陽子
[曲目]
TRI-AD for Large Orchestra
Deep Ocean *世界初演
1.the deep ocean
2.mystic zone
3.radiation
4.evolution
5.accession
6.the deep ocean again
7.innumerable stars in the ocean
—-intermission—-
~Hope~
View of Silence
Two of Us
Asian Dream Song
Symphonic Suite PRINCESS MONONOKE
—-encore—-
Dream More
My Neighbor TOTORO
例年にも増してスペシャルなプログラムですね。なかなかこれだけの過去(名曲)、現在(2016年発表)、未来(世界初演)が一堂に会することは、近年の久石譲コンサートでも稀です。1年間の締めくくりにふさわしい、出し惜しみなしの、サービス満点スペシャル・コンサート。
さて、個人的な感想やレビューはあとまわし、当日会場で配られたコンサート・パンフレットから、本公演を紐解いていきます。
一口コメント ~大阪ジルベスターコンサートに寄せる~
2016年の大晦日になりました。その大晦日に行われるコンサートをジルベスターコンサートといいます。これはドイツ語で大晦日(SILVESTER = 聖ジルベスターの日)から由来したとウィキペディアに載っています。どうりで英語の辞書を引いても出てこないわけです。
暮れは大阪で!もう僕の体内時計にはセットされています。
さあ1年を締めくくるコンサート、張り切っていきましょう、開演です。
が、そのまえに簡単な解説を。
一口コメント
前半はミニマル・ミュージック(僕のライフワークです)をベースにした祝典序曲と映像作品で、後半は最近あまり演奏していなかった曲を含めてメロディー中心の楽曲を選びました。
また弾き振り(ピアノを弾きながら指揮もする)に初挑戦します。そのためこのコーナーはすべて新しくオーケストレーションし直しました。
あれ、今までもピアノと指揮を同時に行っていたではないか?という声が聞こえますが、いや違うのですよ!今までは指揮をしている合間にピアノを弾いていたのです(笑)。その違いをぜひご覧ください。
二口コメント
その弾き振りの「HOPE」というコーナータイトルは長野パラリンピックのときに作った応援アルバムのタイトルからとりました。折しもフィギュアスケートの羽生結弦さんが今年の演目で採用している楽曲が2曲含まれます、お楽しみに。
三口コメント
「Deep Ocean」は今夏NHKでオンエアーされたドキュメンタリー番組のために書いた曲を今回のジルベスターのためにコンサート楽曲として加筆、再構成しました(リハーサルの10日前に完成、相変わらず遅い)。ですから世界初演です。7つの小品からできており、ミニマル特有の長尺でもないので聴きやすいと思いますし、ピアノ2台を使った新しい響きは僕自身ホールで聴いてみたかったのです。でも真冬になぜ深海?寒そうなどといってはいけない、あと半年で夏がきます。
かんたんなコメントのはずが長くなってきました。以下はCDまたは初演のときの解説などの抜粋を載せますが、そのまえに一口ではなく一言、関西フィルハーモニーの皆さん、ソプラノの安井陽子さん(今夏W.D.O.ツアーでも共演)と演奏するのがとても楽しみです。会場の皆さまにも楽しんでいただけたら幸いです。
久石譲
Program Note
「TRI-AD」 for Large Orchestra
タイトルの「TRI-AD(トライ・アド)」のとおり「三和音」をコンセプトに書かれた、シンプルで立体感あるミニマル作品。祝典序曲のような明るく華やかな曲調と、冒頭のファンファーレが、これからはじまる「何か」をそこはかとなく期待させてくれる。2016年5月8日、久石が芸術監督を務める長野市芸術館のグランドオープニング・コンサートにおいて世界初演された。
Deep Ocean *世界初演
2016年夏に放送されたNHKスペシャル『ディープ・オーシャン』のために書きおろした曲。2013年の「ダイオウイカ」に次ぐ新・深海シリーズ。
~HOPE~
View of Silence
1989年のアルバム「PRETENDER」に収録され、その美しいメロディーから、根強い人気を誇る名曲として知られている。
*ベスト盤「THE BEST COLLECTION」収録
Two of Us
1991年の大林宣彦監督作品『ふたり』より。思わず口ずさみたくなるような甘く切なく、どこか懐かしいメロディーは、聴く人の心に強い印象を与えてくれる。
*アルバム「My Lost City」(ピアノ&ストリングス版)、「WORKS・I」(オーケストラ版)収録
Asian Dream Song
1998年、長野パラリンピック冬季競技大会のテーマソングとして作曲された。「世界の中の日本」をイメージしてつくられ、アジアの風土を想起させる荘厳なメロディーと、日本の情緒的な音階の中に力強さが感じられる曲。
*「PIANO STORIES II」(ピアノ&ストリングス版)、「WORKS II」(オーケストラ版)収録
Symphonic Suite PRINCESS MONONOKE
1997年公開、宮崎駿監督作『もののけ姫』より。アシタカが登場するシーンのメインテーマ「アシタカせっ記」からはじまり、タタリ神と死闘を繰り広げる「TA・TA・RI・GAMI」に加え、「旅立ち」「コダマ達」「シシ神の森」「もののけ姫」「レクイエム」、そしてラストは久石のピアノ・ソロが登場する「アシタカとサン」と、いずれも物語の印象的なシーンを彩るモティーフにより壮大な物語が紡がれる。
今回演奏される交響組曲は、宮崎監督作品の音楽を作品化するプロジェクトの第2弾として、「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ2016(W.D.O.2016)」で初演された作品。主題歌でおなじみの「もののけ姫」と、「アシタカとサン」はソプラノ・安井陽子によって歌われる。
(一口コメント/楽曲解説 ~「久石譲ジルベスターコンサート2016」 コンサート・パンフレットより)
コンサート・パフレットを開演前の客席で読みふけりながら、オケの皆さんの直前音出しを耳にしながら(これはなんの曲のどこだろう? ひとりクイズする感覚)、期待いっぱいに胸は高鳴っていきます。ここからは、感想・レビューを記していきます。
と、その前に、関西フィルハーモニーについて。「エンター・ザ・ミュージック」(毎週月曜日夜11時BSジャパン)に出演しています。クラシックから映画音楽、多彩なゲストや楽器とのコラボレーションと、趣向をこらした音楽番組です。つい先日は「ニューイヤースペシャル」特集、新年にふさわしい優雅なプログラムでした。「鍛冶屋のポルカ」では、鍛冶職人の鉄を打楽器として使い、見ていても楽しいユーモアな演出で、ぐっと音楽が身近になります。
次回(1月9日放送)は、「ピアノ協奏曲第3番/ラフマニノフ」特集です。ちょっとしたトークや楽曲解説もあるので、オーケストラや楽器のこと、クラシック音楽のことをわかりやすく学びたい、まさに私のような初心者でも楽しめる番組です。ぜひ興味のある人は、チェックしてみてください。
いつも観ているせいか勝手に親近感をもってしまい、そののびやかで勢いのある演奏、テレビで観るおなじみの皆さんに、客席から「毎週楽しいプログラムをありがとうございます!」と心のなかでお辞儀して強い拍手でお出迎え、いざ開演の時間です。
「TRI-AD」 for Large Orchestra
2016年に書きおろした作品のひとつです。「三和音」をコンセプトにしていますが、とても演奏難易度の高い曲だと思います。あらためて聴いてこの作品の末恐ろしさを感じました。ミニマル・ミュージックとしても大作ですし、祝典序曲のような華やかさと躍動感もすごいです。さらに今回、ひしひしと感じたのがうねりです。「音がまわる」立体音空間です。とりわけ、ラストの螺旋状に昇っていくような各セクションの音の織り重なりは圧巻です。ファンファーレ的な金管楽器に、弦楽器や木管楽器が高揚感をあおり、粒きれいに弾ける打楽器・パーカッション。オーケストラの音がステージから高くスパイラルアップして響き轟く立体的な音空間。これはぜひコンサートで生演奏を体感してほしい、臨場感を味わえる楽曲です。
オーケストラも対向配置なので各セクションが輪郭シャープに、メリハリある前後左右の音交錯を体感できます。近年久石譲コンサートはそのほとんどが対向配置をとっています。ただ、それに輪をかけて、秘めたる潜在パワーをもった作品のような気がします。長野公演から半年以上経って、今回新しく感じたこと。これは久石譲の楽曲構成とオーケストレーションの強烈なマジックなのかもしれない、と。独特なうねりです。

左が「対向配置」、右が「通常配置」です。主に弦楽器(第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)の楽器配置が異なります。コントラバスの位置や、管楽器・打楽器の配置は、「対向配置」においても「通常配置」においても、作品意図によってバリエーションはさまざまです。
超浅い知識で補足します。久石譲の緻密なオーケストレーションは、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが違う旋律やリズムを奏でることが多いです。なので、隣あわせの「通常配置」よりも、対称に位置する「対向配置」のほうが、それぞれのパートがくっきりシャープに、空間的にも立体的響きになる。かつ、管弦打楽器配置を活かした絶妙なパート構成やオーケストレーションの進化。そんな感じじゃないかなあ、わかりませんよ、でも弓の動きを見てると違います(超素人 笑)。
なんて、えらそうなことを書いていますが、ここ数年ではじめて知ったことです。せっかくの久石譲コンサート、最大限に満喫したいですよね!もっともっと教えてもらいたいこともたくさん、もっともっと学んで分かち合いたいこともたくさん、そんな心境です。余談でした。
Deep Ocean *世界初演
本公演のサプライズ的演目でした。まさかこの作品が聴けるとは、しかも小編成オーケストラとピアノ2台という大掛かりなステージ配置変更をしての演奏です。「ミュージック・フューチャー vol.3」でも別新作をピアノ2台と室内アンサンブル編成で聴かせてくれたばかりです。ここは小ホールとは違い大ホール。ステージ前面ギリギリのところでセッティング、指揮者も奏者も前面中央に密集、少しでも微細な響きが客席奥や2、3階席まで届くようにと配慮されてのことかもしれません。
ミニマル・ミュージックの心地よいグルーヴ感と、神秘的な世界観。多彩な打楽器や管楽器の特殊奏法などで、目をとじて耳をすませたくなる深海の世界が広がっていました。かなり忘れたくない余韻で気になったので、録画していたTV番組を見返してみました。「ダイオウイカ」シリーズからではなく、「ディープオーシャン」として新しく書きおろした音楽は、ほぼ演奏されたんじゃないかなあ、と記憶をふりしぼっています。2017年夏には第2回以降のTV放送も予定されています。サウンドトラック発売も待ち遠しい作品です、いやホントしてくれないと困る作品です(強く)。
~HOPE~
View of Silence
Two of Us
Asian Dream Song
約30名の弦楽オーケストラと久石譲ピアノの共演にて。往年の名曲たちが極上の響きとなって観客を陶酔させてしまったプレミアム・プログラムです。あまりにも素晴らすぎて、語ることがありません。
「View of Silence」や「Asian Dream Song」は、『a Wish to the Moon -Joe Hisaishi & 9 cellos 2003 ETUDE&ENCORE TOUR-』での楽曲構成・ピアノパートをベースにしていると思いますが、9人のチェリストから約30人のストリングスへ、豊かな表現と奥ゆかしさで、たっぷりねかせた&たっぷり待ったぶん熟成の味わい。
「Two of Us」は、コンサートマスター(ヴァイオリン)&ソリスト(チェロ)&久石譲(ピアノ)を中心に、バックで弦楽が包みこむ贅沢なひととき。パンフレットにもCD紹介はされていましたが、どちらかというと楽曲構成・ピアノパートは、『Shoot The Violist ~ヴィオリストを撃て~』収録バージョンに近いと思います。そこに弦楽(ストリングス)が大きく包みこむイメージです。
久石譲初挑戦の弾き振り(ピアノを弾きながら指揮もする)。どの楽曲もピアノパートが多くほとんど弾きっぱなしです。ピアノ奏者として座ったままの状態で、オーケストラに目を配らせ、ときおり身振り手振りで指揮者の役割も果たす。なるほど納得です。
2016年は、フィギュアスケート羽生結弦選手が久石譲の楽曲を採用したことでも話題になりました。そんな羽生選手ファンもこのコンサートを楽しみに来られていたと思います。きっと大満足で久石譲の音楽に、羽生選手の残像に、胸いっぱいの余韻だったのではないでしょうか。
Symphonic Suite PRINCESS MONONOKE
W.D.O.2016コンサートツアーで日本各地と台湾を湧かせたばかりの「交響組曲 もののけ姫」です。ソプラノ・安井陽子さんはW.D.O.2016【Bプログラム】のほうで共演していました。この作品はなんといっても弦楽器も管楽器も打楽器・パーカッションも、重厚です。関西フィルの演奏もパワフルでエネルギッシュ、この作品にふさわしい大迫力でした。
楽曲詳細やレビューは「W.D.O.2016」にて書いていますのでそちらをご参照ください。
—–アンコール—–
Dream More
W.D.O.2015、W.D.O.2016でも演奏されている「サントリー プレミアムモルツ マスターズ・ドリーム」CM曲です。すっかり定着してきた感のある優美なメロディーで、今年一年に乾杯!そして大晦日のこの日新年にむけて乾杯!そんな久石譲のサービス心を感じる艷やかで華麗なシンフォニー。
(アルバム「The End of the World」収録)
My Neighbor TOTORO
「もう1曲やるよ」とジャスチャーで合図して、舞台袖から再び指揮台にあがった久石譲。永遠のメロディー、トトロです。楽しそうに演奏するオーケストラも、自然にからだを揺らしてしまう観客も、みんなで音楽を楽しんでいると感じる瞬間です。中間部の久石譲によるピアノ演奏もあって、幸せと名残惜しさをかみしめながらのクライマックス。鳴り響く最後の一音とバズーカークラッカーによる紙テープで盛大にフィナーレ!
(アルバム「メロディフォニー Melodyphony」収録)
舞いあがったテープと総立ちスタンディング・オベーションはほぼ同時の出来事でした。久石譲も、オーケストラも、観客も満面の笑みで、至福の会場は包まれました。その決定的瞬間は久石譲オフィシャルFacebookで写真におさめられています。
公式サイト:久石譲オフィシャルFacebook | ジルベスターコンサート2016
久石譲も何回袖から出てきたでしょうか。そのたびに楽団をねぎらい、奏者たちから讃えられ、そして観客の拍手とブラボーの波は大きくなる一方。やむことのない拍手喝采に、久石譲は手で”静かに”と合図して、一瞬で会場は沈黙、そのとき久石譲の生声で「よいお年を」という一言、また割れんばかりの大喝采、最高潮のまま観客総立ちでコンサートは終わりをつげました。
会場客席に舞ったテープを記念にもらうお客さんも多かったですね。もちろん私も大切に持ち帰りました。

久石譲コンサートに足を運ぶことの多い近年、新しい作品を聴くことを楽しみに、それらが大変強く印象に刻まれます。が、不覚にも!?今回は往年の名曲たちが心からよかった。久石譲にしか出せないピアノの音ってあるんですよね。あれはテクニックや技術とはちがうところ、魔法です。そんな久石譲の魔法は「View of Silence」「Two of Us」「Asian Dream Song」、もののけ姫より「アシタカとサン」、そしてアンコール「となりのトトロ」の中盤で光輝き、すっかり酔いしれてしまいました。やっぱりいい、いいものはいい、としか言いようがないんです。
久石譲のピアノの音色でよみがえってくるもの、こみあげてくるものが、あまりにも大きすぎて、ちょっとやられちゃいましたね、ノックアウトです。これからも少しでもいいので、久石譲のピアノを聴かせてほしいと心から願うばかりです。あの手から紡ぎだされる音は唯一無二、みんなが待ちのぞむ音の魔法です。今回初挑戦の弾き振り(ピアノを弾きながら座って指揮もする)も、いつもの弾き振り(指揮台とピアノを往来する)も、どちらも大歓迎です!
「サイコー!ブラボー!」──これだけでコンサート・レポートとしたいところです(笑)が、そんな弾け飛びそうな気持ちを、少しずつほぐしてほぐして、書きおわりました。いつも読んでいただきありがとうございます。
コンサートに行かれた方!行けなかった方!次こそはと誓った方!どしどしコメントやメッセージお待ちしています♪ 響きはじめの部屋 コンタクトフォーム または 下の”コメントを残す” からどうぞ♪
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Posted on 2017/01/05
ふらいすとーんです。
「久石譲ファンサイト 響きはじめの部屋」へようこそ。
いつもご覧いただきありがとうございます。このたび新しいコーナーをはじめます。直接的には久石譲に関係のない情報や話題でも、もしかしたら《関連する・つながる》かもしれない。もっと広い範囲のお話を書いていきたい、そんな思いからスタートします。”Info.(インフォメーション)”や”Blog.(ブログ)”の項では、これまでどおり、ダイレクトに久石譲を発信するため、そことは別部屋にしたほうがいいだろうということになりました。
久石譲のことを知りたくて、「響きはじめの部屋」にたどり着いたのに、まったく関係のないことがごちゃまぜにあったらイヤですよね、僕はイヤです。そんなことない人もいるでしょうね。もちろんこれは、「久石譲ファンサイト」という看板を掲げているからの問題でもあります。できれば久石譲以外のことは混ぜたくない、久石譲のことさえ伝わればそれが一番いいと思ってサイト運営していますので、今までどうすみ分けできるのかなと足踏み状態でした。
個人的な日記を書く場所ではありません。あくまでも久石譲音楽を楽しむことが中心にある生活のなかで、《関連する・つながる》かもしれないことをテーマに、音楽話、サイト話、ジャンルを越えた作家やアーティスト、久石譲ファンとの交流など多岐に記していきます。話と話が交錯することで、本来話していない別のことが見えてきたり、つながって連鎖して新しいことが見えてくる。「Overtone」のように。そして音楽を楽しむことがより広く深く豊かになっていく。間接的な話題が、結果”久石譲”にはね返って共鳴する、新しい楽しみ方ができる。そんなコーナーになれたらいいなと思っています。
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さて、「久石譲ファンサイト 響きはじめの部屋」。察しのいい人はすでにご存知だと思います、これはとある名称からきています。三鷹の森ジブリ美術館の常設展示室「動きはじめの部屋」です。”アニメーションはどうやってできているのか?” 絵や人形が命を吹き込まれて動き出す様子を、原始的にわかりやすく展示した部屋です。
『久石譲の音楽が響きはじめる部屋』、作り出される過程(インフォメーション、インタビュー、コンサート、ライナーノーツ)を記録したサイトである。『久石譲の音楽が響きはじめるきっかけになる部屋』、あなたのなかで久石譲の音楽を聴くきっかけになるコンテンツを提供するサイトである。ほかにもあったかな? そんな想いをつめこんで、あやかって、表札とさせてもらいました。
ところがこれ、日本語ではまあなんとなくニュアンスは伝わっても、英語でなんと言ったらいいものか…。「動きはじめる」とは言っても、「響きはじめる」なんて、なかなか日本語でも違和感のある表現ですよね。しかも「響きはじめ”の”」。最初、意訳もふくめて”The room begin to resound with joe hisaishi music.”と記していました。”久石譲音楽が響きはじめる部屋”というつもりだったんです。おそらく間違ってるだろうな、と思いながら随分放置していました。ずっと気になっていたので、ある機会に英語が堪能な人に診てもらいました。そしたら案の定おかしい英語ですね、と言われてしまった。
”The room begin to resound with joe hisaishi music.” 「これは主語が部屋なので、響いているのは音楽じゃなくて部屋になりますね」「”resound”ってあまり一般的に使わない英語、調べてみたら”大きな音が鳴っている、エコーのようにわんわん鳴り響く”っていうような”響く”です」……。恥ずかしい。
やりとりしながら導きだしてもらったのが”The room filled with Joe Hisaishi music.” よく使われる英語表現に”◯◯ filled with love” 「愛が満たされた・たくさん詰まった◯◯ (プレゼント/人生etc)」というのがあるようで、『久石譲の音楽が満たされた部屋』というニュアンスになります。うん、意図するところもふくめて万事納得!ただいまこちらのサブタイトルを使っています。あれっ?ジブリ美術館の「動きはじめの部屋」ってどう英語表記されてるんだろう? 参考にすればよかった、検索してもわからない、知ってる人いたら教えてください。
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余談ですけど、僕のペンネーム「ふらいすとーん」。とぼけたポカンとした名前だな、なんて思うんですけど、ふらいすとーん、Fly Stone、飛行石です(笑)。いや、これはちっぽけな名誉のために、飛行石の英語として正しくないです。映画『天空の城ラピュタ』英語版でも、台詞としても、飛行石は”Levitation Stone”と英語表現されています。『Castle in the Sky ~天空の城ラピュタ・USAヴァージョン』サウンドトラックには、「3.The Levitation Crystal」というオリジナル盤にはなかった追加楽曲がありますね。正確にはオリジナル盤「2.スラッグ渓谷の朝」を再構成した前半部分です、気になった方は聴き比べてみてくださいね。
レビテーション・ストーン、かたい。フライング・ストーン、なんかちがう。フライ・ストーン、ふらい・すとーん、ふらいすとーん…、うん、ほんわかしてていいんじゃないかな。かなり勝手な解釈、響きのインスピレーションで、そうしちゃいました。でも、「ふらいすとーんです」なんて書いたことないから、ペンネーム知ってる人なんていないでしょうね。たまーに「響きはじめさん」と言われるくらいですから(笑)
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くだらない話をしてしまいました。今回、新コーナーロゴも友人に頼んで作ってもらいました。えらく気合入ってますね、いいえ、カタチから入るんですね。強気に言って続けていくための決意表明、弱気に言って願かけやおまじない。口うるさい細かいオーダーにも快く、修正をくり返し、素敵なデザインをカタチにしてくれました。とても気に入っています。

「久石譲ファンサイト 響きはじめの部屋」を続けていくためには、僕にとって必要な場所でした。いつまで続くかわかりませんが、その比重は決して小さくありません。久石さん以外のことをもっと広く見る、聴く、感じる、整理して書くという過程が、結果ファンサイトを続けていくエンジンになる。そんな思いでささやかにスタートします。
それではまた。
reverb.
書きはじめのコーナー、今月は2~3回の掲載がんばります φ(. .)

*「Overtone」は直接的には久石譲情報ではないけれど、《関連する・つながる》かもしれない、もっと広い範囲のお話をしたいと、別部屋で掲載しています。Overtone [back number]
このコーナーでは、もっと気軽にコメントやメッセージをお待ちしています。響きはじめの部屋 コンタクトフォーム または 下の”コメントする” からどうぞ♪
1月4日より、東北電力の新CM「よりそう地域とともに」篇のオンエアがスタートしました。2015年10月から東北電力企業広告「より、そう、ちから。」のCM音楽を久石譲が担当しています(曲名:不明)。今回はそのニュー・ヴァージョンになります。ピアノを基調としたミディアムテンポ、とてもきれいな調べです。 “Info. 2017/01/04 [CM] 東北電力「よりそう地域とともに」篇 O.A.開始” の続きを読む
Posted on 2017/01/03
2016年「久石譲ファンサイト 響きはじめの部屋」年間アクセス・ランキングです。
2016年も精力的活動を展開した久石譲、その大きな軸は多種多彩なコンサートでした。当サイトでもコンサートを追っかけ、最新情報を追っかけ、その合間に過去資料を整理しながら。1年間をバイオグラフィから振り返ってみましょう。
2016
(Biography 2010- より)
さて、このなかからどんなトピックがランキングに。2016年以前の人気ページもたくさん入っています。今年2017年もさらなる久石譲活動に期待しながら、点と点をつなげるサイトとなるよう追いかけていきます。
2016年アクセス・ランキング -総合-
TOP 1
Info. 2016-2017 羽生結弦選手フリーFS楽曲 久石譲「Hope & Legacy」 について
ぶっちぎりの強さでした!2位以下に数倍の差をつけて。これをきっかけに新しい久石譲ファンが増えたら、それは素敵なことですね。この話題については、また別にお話する予定です。
TOP 2
Blog. 「かぐや姫の物語」 わらべ唄 / 天女の歌 / いのちの記憶 歌詞紹介
2014年、2015年と不動の1位だったのですが、それでも相変わらずの上位です。
TOP 3
https://hibikihajime.com/recentschedule/
久石譲の最新情報をリスト掲載しているページです。
TOP 4
Blog. 「ふたたび」「アシタカとサン」歌詞 久石譲 in 武道館 より
こちらも毎年上位のページです。2016年は「Symphonic Suite PRINCESS MONONOKE」がW.D.O.2016にて世界初演されました。初のW.D.O.海外公演も台湾にて敢行されました。
TOP 5
https://hibikihajime.com/tag/concert/
このURLは、久石譲最新コンサート情報をまとめたインフォメーション・アドレスです。
TOP 6
Disc. 久石譲 『Dream More』*Unreleased
近年コンサートでも演奏機会が多く、CMもシーズンごとにオンエアされています。W.D.O.2015でのパフォーマンスが「The End of The World」CD作品に収録されています。
TOP 7
Info. 2016/12/31 「久石譲 ジルベスターコンサート 2016 in festival hall」開催決定!!
こちらも上位常連の「ジルベスターコンサート」のニュースです。大晦日に一夜限りのスペシャルなコンサートです。年間コンサートのなかでも関心の高さと、恒例行事としての定着感があります。
TOP 8
Blog. 久石譲 初ジブリベスト 宮﨑駿×久石譲 30周年 CD発売決定!
「ジブリ・ベスト ストーリーズ」(2014)について2年前に書いたものです。うれしい反面、文章力に目を覆いたい気分です。でも、潔く書き直すことはしていません。
TOP 9
https://hibikihajime.com/score/
久石譲監修、オフィシャル・スコア、オリジナル・エディションの楽譜を紹介したページです。これから先もっとオフィシャル楽譜がふえていくといいですね。
TOP 10
根強い人気と関心のある楽曲です。2011年に発表されてから今現在、未CD化であり、コンサートでも披露されたことのない幻の作品です。
TOP 11
Info. 2016/04/25 「題名のない音楽会」公開収録 観覧募集概要 久石譲出演
2週連続TV放送された久石譲出演回の、公開収録情報です。「LINKS」や「Untitled Music」などが新日本フィルハーモニー交響楽団との共演で披露されました。
TOP 12
Info. 2016/04/16 [CM] 三井ホームCM「TOP OF DESIGN」 久石譲音楽担当
2016年書き下ろしのCMテーマ曲。斬新かつ心地のよいミニマル・ミュージックです。美しいCM映像のロケ地も関心が高いようですね。
TOP 13
特集》 久石譲 「Oriental Wind」 CD/DVD/楽譜 特集
久石譲の代名詞のひとつです。1年のうちに数回は必ず聴きたくなるから不思議です。
TOP 14
Blog. 「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ 2015」 コンサート・レポート
W.D.O.2015のコンサート・レポートです。なんで2016じゃないんだろう…?その答えのひとつは、W.D.O.2016がまだTV放送されていないからかなと、個人的には思ってます。
TOP 15
Disc. 久石譲 『Stand Alone』 坂の上の雲 メインテーマ 全ヴァージョン紹介
みなさんどこで演奏してるんですか?歌ってるんですか? 久石譲は近年コンサートでも演奏していない楽曲です。安定した人気なんですね。
TOP 16
特集》 久石譲 「ナウシカ」から「かぐや姫」まで ジブリ全11作品 インタビュー まとめ -2014年版-
ジブリ作品がTV放送されると、それに引っ張られるように上がってきます。そんなきっかけで、久石譲のジブリにかける想いや制作過程を知っていただけるなら、うれしい限りです。
TOP 17
Blog. 久石譲 箱根駅伝テーマ曲「Runner of the Spirit」 CD作品紹介
毎年秋頃からソワソワしだすページです。久石譲のオリジナルver.もいつかCDで聴いてみたいと夢みながら。
TOP 18
Disc. 久石譲 『Untitled Music』 *Unreleased
毎週日曜日にお茶の間に流れるテーマ曲。未CD化、日本ではまだコンサートでも披露されていないです。2017年こそは?!
TOP 19
Info. 2016/Jul. Aug. Oct. 久石譲2大コンサート「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ2016」「ミュージック・フューチャーVol.3」開催決定!!
近年の久石譲コンサート活動の大きな軸となっている2大コンサート。過去最大規模のツアーで、日本全国暑い夏でした。芸術の秋にふさわしい上質な音空間も定着へ。
TOP 20
Info. 2016/05/08 『長野市芸術館 久石譲 グランド・オープニング・コンサート』 開催決定!
こけら落としコンサートから、夏のイベント「アートメントNAGANO」まで。さらに、2018年までつづくベートーヴェン全交響曲コンサート。芸術監督であり、ナガノ・チェンバー・オーケストラ(N.C.O)とともに、その活動ははじまったばかりです。
まんべんなく2016年の久石譲ニュースが盛り込まれ、久石譲ファンの関心の高いトピックがランクインしています。こう眺めると、CDになっていない作品や最新コンサートなど、旬の久石譲を知りたい人が多いことがわかり、うれしく思います。今年は当サイトも新しいコーナーをはじめます。久石譲音楽をもっともっと広く深く楽しんでいきましょう。
Related Page:
Posted on 2017/01/01
2016年12月31日に開催された「久石譲 ジルベスターコンサート 2016」の演奏プログラムおよびアンコール曲です。久石譲公式Facebookには華やかで大喝采のコンサート写真がアップされています。新年のあいさつに、日本のみならず世界各国からすでに250件以上のコメントが寄せられています。ぜひご覧ください。 “Info. 2017/01/01 《速報》 『久石譲 ジルベスターコンサート2016』 演奏プログラム” の続きを読む
2016年12月31日 初演
2016年12月31日開催「久石譲 ジルベスターコンサート 2016 in festival hall」にて初演。
2017年8月2日~16日開催「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ 2017」にて再演。
一口コメント
前半はミニマル・ミュージック(僕のライフワークです)をベースにした祝典序曲と映像作品で、後半は最近あまり演奏していなかった曲を含めてメロディー中心の楽曲を選びました。
また弾き振り(ピアノを弾きながら指揮もする)に初挑戦します。そのためこのコーナーはすべて新しくオーケストレーションし直しました。
あれ、今までもピアノと指揮を同時に行っていたではないか?という声が聞こえますが、いや違うのですよ!今までは指揮をしている合間にピアノを弾いていたのです(笑)。その違いをぜひご覧ください。
二口コメント
その弾き振りの「HOPE」というコーナータイトルは長野パラリンピックのときに作った応援アルバムのタイトルからとりました。折しもフィギュアスケートの羽生結弦さんが今年の演目で採用している楽曲が2曲含まれます、お楽しみに。
(久石譲)
~HOPE~
View of Silence
1989年のアルバム「PRETENDER」に収録され、その美しいメロディーから、根強い人気を誇る名曲として知られている。
*ベスト盤「THE BEST COLLECTION」収録
Two of Us
1991年の大林宣彦監督作品『ふたり』より。思わず口ずさみたくなるような甘く切なく、どこか懐かしいメロディーは、聴く人の心に強い印象を与えてくれる。
*アルバム「My Lost City」(ピアノ&ストリングス版)、「WORKS・I」(オーケストラ版)収録
Asian Dream Song
1998年、長野パラリンピック冬季競技大会のテーマソングとして作曲された。「世界の中の日本」をイメージしてつくられ、アジアの風土を想起させる荘厳なメロディーと、日本の情緒的な音階の中に力強さが感じられる曲。
*「PIANO STORIES II」(ピアノ&ストリングス版)、「WORKS II」(オーケストラ版)収録
(一口コメント/楽曲解説 ~「久石譲ジルベスターコンサート2016」 コンサート・パンフレットより)
レビュー
~HOPE~
View of Silence
Two of Us
Asian Dream Song
約30名の弦楽オーケストラと久石譲ピアノの共演にて。往年の名曲たちが極上の響きとなって観客を陶酔させてしまったプレミアム・プログラムです。あまりにも素晴らすぎて、語ることがありません。
「View of Silence」や「Asian Dream Song」は、『a Wish to the Moon -Joe Hisaishi & 9 cellos 2003 ETUDE&ENCORE TOUR-』での楽曲構成・ピアノパートをベースにしていると思いますが、9人のチェリストから約30人のストリングスへ、豊かな表現と奥ゆかしさで、たっぷりねかせた&たっぷり待ったぶん熟成の味わい。
「Two of Us」は、コンサートマスター(ヴァイオリン)&ソリスト(チェロ)&久石譲(ピアノ)を中心に、バックで弦楽が包みこむ贅沢なひととき。パンフレットにもCD紹介はされていましたが、どちらかというと楽曲構成・ピアノパートは、『Shoot The Violist ~ヴィオリストを撃て~』収録バージョンに近いと思います。そこに弦楽(ストリングス)が大きく包みこむイメージです。
久石譲初挑戦の弾き振り(ピアノを弾きながら指揮もする)。どの楽曲もピアノパートが多くほとんど弾きっぱなしです。ピアノ奏者として座ったままの状態で、オーケストラに目を配らせ、ときおり身振り手振りで指揮者の役割も果たす。なるほど納得です。
2016年は、フィギュアスケート羽生結弦選手が久石譲の楽曲を採用したことでも話題になりました。そんな羽生選手ファンもこのコンサートを楽しみに来られていたと思います。きっと大満足で久石譲の音楽に、羽生選手の残像に、胸いっぱいの余韻だったのではないでしょうか。
(Blog. 「久石譲 ジルベスターコンサート 2016 in festival hall」 コンサート・レポート より抜粋)
2017年8月2日~16日開催「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ 2017」にて再演。
W.D.O.の夏がきた
また弾き振り(ピアノを弾きながら指揮もする)もおこないます。これは昨年の大阪ジルベスターコンサートで初めて実践し、今年もチェコのプラハ等で好評だったのでW.D.O.としても初めて試みます。ちなみに今までは指揮の合間にピアノを弾いていたのですが今回はピアノの合間に指揮をする? ややこしいですね、その違いをぜひご覧ください。以下は各楽曲についての一口コメントです。
~(中略)~
弾き振りの「HOPE」はフィギュアスケートの羽生結弦さんが昨シーズンの演目で採用していた楽曲が2曲含まれています。また「mládí」は北野武監督映画に作った楽曲を構成したものです。チェコ語で青春という意味でヤナーチェクにも同名のタイトル曲があります。
(「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ 2017」コンサート・パンフレット より)
レビュー
Bプログラムでの3曲もまた往年ファンにとってはたまらない選曲です。そして2016年フィギュアスケート羽生結弦選手が「Hope&Legacy」というフリープログラムで「View of Silence」と「Asian Dream Song」を採用したことは大きな話題となり一躍注目を浴びました。そんなきっかけで久石譲ファンになった人もいるでしょうし、懐かしい名曲へのスポットライトに感動をおぼえたかつての久石譲ファンも。久石譲ファンが時代を越えてクロスオーバーするエポック的作品になっていくのかもしれません。楽曲としてもファンの広がりとしても、間違いなく過去と現在をつないだ記念碑的な象徴。いい音楽は何度でも甦る、いつでも命をふきかえす、おそらく立ち会えない未来においても、廻りつづける尊いサイクル。そんな音楽のもつ力を肌で感じ、まざまざと証明してみせた名曲です。コンサートではオリジナル・フルサイズをいまの久石譲の音楽構成とピアノによって演奏された、そのことに大きな価値がある、そんな楽曲たちです。
【A・B】あわせて「for piano and Strings」について。近年のコンサートを振り返ると「ジルベスターコンサート2016」から初の試みとなり観客の反応と久石譲の手応えでW.D.O.としてもプログラミングされたコーナー。フルオーケストラコンサートのなかに久石譲ピアノ+弦楽オーケストラ、バラエティ豊かというより、それは音世界のコントラスト変化を感じとることができる至福のときです。一気に会場の空気がかわる。管弦楽と弦楽でこんなにもオーケストラってかわるんだと観客はひとつのコンサートで二度得したような気分に陶酔してしまいます。なんとも贅沢なコンサート構成、ぜひこれからもつづいてほしいコーナーです。
【A・B】あわせて久石譲ピアノについて。やっぱりいい、としか言いようがないんです(って、これどこかでも同じ言い回しを使った記憶)。論理で解決できること、それは作曲家自らによる演奏だから。でもそれだけじゃ到底説明することができないなにかがあるんです。特に最近の久石さんの奏でるピアノの音色は円熟味を感じます。とてもやわらかい、凛とたった、ピュアで無邪気な、悟ったような慈しみのある、いくつもの矛盾する表現が浮かびますでもそれが音を多面的につくっている。
(Blog. 「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ 2017」 コンサート・レポート より抜粋)
これまでに二度しかコンサートプログラムされていない作品である。
また同時期に発表された【mládí】for Piano and Strings は海外公演も含めてたびたび演奏されている。2024年には久石譲の74歳の誕生日(12月6日)を記念してEP発売された。ウィーン交響楽団との共演でセッション録音されている。

2017年1月日本テレビ系金曜ロードSHOWにて、3週連続スタジオジブリ作品放送が決定しました。「3週連続 冬もジブリ」、ラインナップ作品は『風の谷のナウシカ』『千と千尋の神隠し』『耳をすませば』です。 “Info. 2017/01/13,20,27 [TV] 「金曜ロードSHOW! 冬もジブリ」3週連続放送! 『ナウシカ』『千と千尋』『耳をすませば』” の続きを読む
「Entertainment Nippon 2016」の久石譲特集が再放送されることになりました。海外に日本のエンターテインメントやアーティストを紹介する番組ですが、久石のバイオグラフィを辿りながら、過去に行った貴重なコンサート映像や「久石譲 persents MUSIC FUTURE Vol.3」で演奏された話題の新作「2 Pieces for Strange Ensemble」のリハーサル風景も紹介されます。ぜひご覧ください。
(※全編英語での構成となっています。) “Info. 2017/01/14 [TV] NHK WORLD TV「Entertainment Nippon 2016 Joe Hisaishi」再放送決定!” の続きを読む
2016年3月に公開され、熟年離婚をめぐり大騒動を繰り広げる家族の姿が笑いを誘い、観客動員120万人、興収13億円の大ヒットとなった『家族はつらいよ』。国民的映画『男はつらいよ』の山田洋次監督がシリーズ終了後20年ぶりに生み出したこの喜劇映画の続編、2017年5月27日に公開を迎える映画『家族はつらいよ2』から、予告編とポスタービジュアルが解禁。併せて、新キャストの出演情報が発表された。
続編では、あのお騒がせ家族・平田家のメンバーが再集結! 熟年離婚の危機を乗り越えた夫婦に橋爪功と吉行和子。長男夫婦を西村雅彦と夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子と林家正蔵、次男夫婦を妻夫木聡と蒼井優がそれぞれ再演する。 “Info. 2017/05/27 公開映画『家族はつらいよ 2』 予告編&ビジュアル&新キャスト 解禁!!” の続きを読む