2013年10月11日 発売
徳間書店 ムック 285ページ
「風立ちぬ ロマンアルバム」
宮崎駿監督、最後の長編映画『風立ちぬ』。
映画に込められた監督の想いを解き明かす。
スタジオジブリは、こうして映画を作り上げた!
2013年10月11日 発売
徳間書店 ムック 285ページ
「風立ちぬ ロマンアルバム」
宮崎駿監督、最後の長編映画『風立ちぬ』。
映画に込められた監督の想いを解き明かす。
スタジオジブリは、こうして映画を作り上げた!
2013年 中国公開
2013年 映画「スイートハート・チョコレート」(原題:甜心巧克力)
監督:篠原哲雄 音楽:久石譲 出演:リン・チーリン 他
2012年制作、日中合作映画である本作品は、日本では2012年10月20日-28日に行われた「第25回東京国際映画祭」にて期間上映された。2013年11月2日、第13回韓国光州国際映画祭で最高賞の審査員大賞を受賞し、中国国内でもメディアの注目度が急上昇している。そんななか中国国内で11月08日から上映開始されることが決定。
メインテーマは切ないピアノの旋律。1音1音丁寧に、お互いの愛を確かめあうような美しいメロディー。チェロによる主曲もまた悠々としっとりと歌い上げている。哀愁漂う叙情的なメロディーが印象的。他にもギターやピチカートによる軽快でリズミカルな曲も含まれている。
全体的にはシンプルなアコースティックサウンド。隠し味的に使用されているシンセサイザーのバックグラウンドもちょうどいい。映画のとおりハートウォーミングな音楽となっている。
日本公開日:2016年3月26日


久石譲がベートーヴェン「第九」を指揮。
また同時に映画「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」の楽曲も披露。
2013年の思いが、ここに極まる!
久石譲 第九スペシャル
作曲家の視点で「第九」を分析、再構築し、読響と共演。
一般公募を含む200人の大コーラスが参加するほか、「第九」に捧げる序曲として書いた「Orbis」も演奏。
三谷幸喜×松たか子×久石譲のラジオ番組、明治時代のイギリス人旅行家が見た日本とは。
J-WAVE 25th Anniversary Special
UNBEATEN TRUCKS IN JAPAN イザベラ・バードの日本紀行
企画・構成・演出・ナビゲーター:三谷幸喜
朗読:松たか子
音楽:久石譲
放送日:2013年10月1日(火) – 10月11日(金) 23:45-24:00
放送局:J-WAVE (81.3FM)
“Info. 2013/10/01 ラジオ番組 『UNBEATEN TRUCKS IN JAPAN ~イザベラ・バードの日本紀行』 久石譲 テーマ音楽” の続きを読む
2013年10月1日 ラジオ放送
2013年10月1日~10月11日
ラジオ番組 J-WAVE 25th Anniversary Special
『UNBEATEN TRUCKS IN JAPAN イザベラ・バードの日本紀行』
企画・構成・演出・ナビゲーター:三谷幸喜 朗読:松たか子 音楽:久石譲
ピアノとヴァイオリンが織りなすクラシカルな音楽世界。明治維新、イギリス人、女性旅行作家、こういった時代背景。高貴で上品なタッチであり、軽やかでもあり優美さもあり、新しい時代の幕開けと、女性の社会的進出の加速も感じさせる曲調。
テーマ曲はピアノとヴァイオリンが跳ねるように響く。ヨーロッパな香り、女性イギリス人の主人公を表現しているかと思えば、明治時代という時代のうねりも顔を覗かせる。テーマ曲だけでもオープニングとエンディングで流れたメインテーマと、物語のなかでのヴァイオリンのソロ、そしてピアノとヴァイオリンがよりゆったりと優雅にアレンジされた、少なくとも3つのヴァリエーションは確認できた。
その他ストーリにそって、テーマ曲以外のシーン音楽も登場する。アイリッシュな旋律もあり、シンプルながらも躍動感や臨場感も感じさせる、イギリスと日本の文化が絡み合っているよう。
テーマ曲、およびテーマ曲のヴァイオリン・ソロ、テーマ曲の別アレンジ・ヴァージョン。シーン音楽も少なくとも3-4曲登場している。
全編にわたりピアノとヴァイオリンのみというシンプルなアコースティック構成。時に優雅に歌い、時に弾むように、時に激しいパッションを表現したピアノとヴァイオリン。ラジオ物語らしい心地のよいゆったりとした調べ。日曜日の昼下がりにとても似合う。叙情的にもなりすぎず、幾学的でもない、まさにクラシカルな室内音楽のような音楽世界。
ちなみに、この作品でのピアノ奏者は久石譲ではない。おそらくクラシック専門のピアノ奏者であり、久石譲の持ち味とはまた違った、この作品らしいクラシカルな規則正しい演奏が上品さを引き立てている。
クラシカルな響きな時代を問わず普遍的であり、聴く人の年齢によっても味わいや深みも変わって感じられる、成熟していく大人な香りのする作品。このような小品集を日常生活のなかで、ほんのひとときでも非日常な時間を体感できるならば、それはすごく価値のある尊い作品だと思う。
楽曲情報
・イザベラのテーマ
・MOUNTAIN HUT

Posted on 2013/10/2
1986年公開 映画「めぞん一刻」(実写版)
監督:澤井信一郎 音楽:久石譲 出演:石原真理子 石黒賢 他
原作:高橋留美子の人気名作コミック「めぞん一刻」の実写版です。作品的にもとても古く観たことがなかったのですが、2005年にDVD化されていたものを最近発見いたしました。もちろんお目当ては音楽を担当している久石譲です。なにせこの作品は映画でしかその音楽を知ることができない、サウンドトラックが現在入手不可能な作品だからです。
登場人物たちは、原作に結構忠実なキャスティングになってしましたし、なかなか古い日本映画を観る機会もないので、それはそれで楽しめました。その時代的な古さやスクリーンに映る当時のいろんな風景など。エンディングはギルバート・オサリバンの名曲「ハロー・アゲイン」が使用されていて青春映画というか、あのめぞん一刻のほのぼのとした世界観にマッチしていました。
そして劇中音楽はというと、当時の作風ですけど、シンセサイザー満載な不思議な雰囲気のメインテーマでした。ちょっと予想していた、メロディアスなファミリー映画的なサウンドとは真逆だったので意表を突かれた感じでした。
ちょうどその時代の映画未発表曲集を集めたアルバム「B+1」に収録されている作品たちに近い音楽です。できればこのなかに一緒にコンパイルしてほしかったくらい、とても前衛的な今ではあまり聴くことのできないおもしろい作風です。
いろいろこの映画「めぞん一刻」を鑑賞しながら思うところはあったのですが。まずは、オリジナル・サウンドトラックを発売するまでの曲数がないこと。そして、劇中音楽がものすごく音量が小さく扱われていること。
これは日本映画の、特に往年の作品には顕著に見られる傾向でしょうか。ハリウッド映画の音がバンバン鳴りっぱなしとは違い、音楽が挿入されていないシーンがとても多いですね。それが日本映画の「間」を楽しむいいところでもあります。だから当時の作品は劇中音楽の曲数が少ない。
音量が小さい。本当にBGMとして鳴ってるか鳴っていないかくらい。効果音的扱いというか、そのシーンに合わせた何十秒程度の音楽。そしてシーン優先で切り替わると、音楽も流れに関係なく突然プツっと切れる。
このあたりが、当時の映画音楽としての位置づけを象徴しているように思います。音楽の少なさ、音量の小ささ、効果音的な付属BGMとしての扱い。そう思うと、だいぶん映画音楽もかわりましたよね。その位置づけも価値も見直されてきた歴史のような気がします。
もちろんそれに一役も二役も貢献してきたのは、久石譲の質の高い映画音楽を作りつづけてきたこともあると思います。ほかの映画音楽家さんたちもそうです。
そして、プロデューサーや監督の意識も変わっていったことも大きいと思います。映像やストーリーさえよければ音楽はあと付け、雰囲気でよい、とされた時代から、映像と音楽の融合によって、ひとつの作品が化学反応を起こし相乗効果をもたらす。
そう思うと、当初から音楽の存在をすごく大切にしていたジブリ作品はすごいですね。もちろんアニメーション映画なので、実写版よりは音楽が多くなるのはありますが、めぞん一刻(1986年)、風の谷のナウシカ(1984年)、天空の城ラピュタ(1986年)と発表された年代を見る一目瞭然です。今でも演奏されつづけ愛されつづける音楽が、その当時に誕生しているわけですから。
映画「めぞん一刻」の鑑賞エピソードを軽く書こうと思ったら、えらく映画音楽の時代考察になってしまいました。
映画「めぞん一刻」の音楽が気になる方は、ぜひDVD鑑賞を、そして当時の久石譲映画音楽を紐解きたい方は、「B+1 映画音楽集」にて、貴重な音源たちを聴いてみてください。



「Silence」
『ETUDE』 収録
ピアノソロ曲。幻想的で神秘的な世界が広がる。心地良い静寂がゆっくりとした時間を誘う。

「夢の星空」
『ETUDE』 収録
ピアノソロ曲。澄んだ空に星たちが輝く、月が揺れる。満天の夜空。透明の清らかな空気たちが空から降りてきそう。

「Silencio De Parc Guell」
『ENCORE』 収録
ピアノソロ曲。もともとは1991年オリジナルアルバム『I am』収録のピアノ曲。余韻たっぷりのピアノソロ新録。哀愁たっぷりの旋律。

「帰らざる日々」
『紅の豚 サウンドトラック』 収録
ピアノソロ曲。大人なジャジーな旋律にワインがピッタリな曲。よき昔を憂うように、秋の夕陽が温かく包みこんでくれる。

「6番目の駅」
『千と千尋の神隠し サウンドトラック』 収録
ピアノの旋律とストリングスの伴奏。叙情的な美しい旋律。日本情緒な古都も連想すれば、紅葉から冬へ向かうひとときの時間。

「SUNDAY」
『PIANO STORIES II 』収録
ピアノ、ギター、小編成オーケストラによるアコースティックサウンド。日曜日の昼下がり、陽の光と心地よく通り抜ける風。日常的だけれども、ぜいたくなひとときを味わえる。

「旅情」
『NOSTALGIA ~PIANO STORIES III 』 収録
ピアノ、アコーディオン、小編成オーケストラによるアコースティック。哀愁たっぷりなノスタルジック。彩り豊かな日本の秋を堪能できる、どんな土地を訪れたとしても。

「おくりびと ~Memory~」
『おくりびと オリジナル・サウンドトラック』 収録
チェロとピアノによる悠々とした旋律。同名映画のメインテーマであり名曲。チェロの低音から高音までの響きと、寄り添うようなピアノが印象的。

「EVE -Piano Version」
『パラサイト・イヴ 』 収録
同名映画のメインテーマ曲。ホラー映画だが、ホラー=究極の愛と語っているように、究極の切ない愛の旋律。ピアノもストリングスも素晴らしい。狂しいほどに感情が溢れてくる。

「Nostalgia」
『WORKS II Orchestra Nights』 収録
オリジナルは「NOSTALGIA ~PIANO STORIES III」に収録。ここでは表現豊かなフルオーケストラ・サウンドにて。日本的なメロディーと西洋のオーケストラがこれほどまでに溶け込むとは。

「Asian Dream Song」
『WORKS II Orchestra Nights』 収録
オリジナルは「PIANO STORIES II」に収録。こちらもフルオーケストラサウンドによる壮大な叙情詩。アジアな響きがルーツを導いてくれるようなダイナミックな時空間。

「Oriental Wind ~for Orchestra~」
『WORKS III 』 収録
サントリー伊右衛門CM曲といえば、すぐに浮かぶあのメロディー。フルオーケストラサウンドによってより色彩豊かな鮮やかさを表現。ピアノやストリングだけでなく、中間部の管楽器たちが日本の美を感じさせる。
2022.11 追記
2022年度版です。
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1984年公開。夏樹静子原作の傑作ミステリをもとに、女優をめざす少女の姿を描いた青春映画の傑作。薬師丸ひろ子による主題歌「Woman~Wの悲劇~ 」は今なお人気の高い名曲。
出演:薬師丸ひろ子 世良公則 他
監督: 澤井信一郎 音楽:久石譲
“Info. 2013/09/18 「Wの悲劇 オリジナル・サウンドトラック」 完全限定生産 999 CD発売” の続きを読む
EXILEメインボーカルであるATSUSHIと久石譲の奇跡の共演が実現!
日本テレビ開局60年 特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」
東京国立博物館 平成館 特別展示室 2013年10月8日(火) ~ 2013年12月1日(日)
このテーマソングとして実現されたこのコラボレーションは、
曲タイトル「懺悔(ざんげ)」 作詞/歌:EXILE ATSUSHI 作曲/編曲:久石譲
2013年10月16日、MAXI SINGLEとしてCD+DVDおよびCD通常盤として発売決定
“Info. 2013/10/16 EXILE ATSUSHI & 久石譲 「懺悔」 コラボ・シングル発売決定” の続きを読む
Posted on 2013/09/14
9月8日に、2020年オリンピックが東京で開催されることが決定しました。1964年以来2度目の東京五輪です。もちろん当時は生まれていなかったのでこれから7年後のTOKYO2020で初のオリンピック自国開催を体験することになります。
決定直後で盛り上がっている雰囲気もありますが、これから具体的にインフラや環境整備など多方面で具現化されていき、日本全体が7年後のオリンピックに向かって進んでいくんだろうと思います。
そしてもちろん気が早いですが、ぜひ2020年の東京オリンプックでは、音楽監督を久石譲にしてほしいですね!映画音楽の巨匠のみならず、日本を代表する音楽家でもあり、その知名度はスタジオジブリ宮崎駿監督作品や北野武監督作品もあり世界でも、そして楽曲の品格やクオリティーも申し分ないです。2020年はちょうど久石譲さん70歳。創作エネルギーとしても十分いけるでしょう!
スティーブン・スピルバーグ監督作品「スター・ウォーズ」をはじめ「ハリーポッター」などアメリカ映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズは、過去3回アメリカで開催されたオリンピックのすべてで楽曲を提供しています。
オリンピック祝典曲といえば、やっぱり壮大なシンフォニーであり、ファンファーレ、格式ある序曲のようなもの。今世に出ている久石譲作品のなかで、そういった曲を集めてみました。
「風の谷のナウシカ」をはじめとしたジブリ作品のような壮大で希望のあるシンフォニーもいいですよね。
実は、長野パラリンピック冬季大会テーマ・ソングとしてこの「旅立ちの時 ~Asian Dream Song~」も手がけていました。
「Wolrd Dreams」なんてまさに祝典序曲のような高揚感も国歌のような品格もある楽曲です。
ミニマル・ミュジーックとシンフォニーの昇華ともいえる「Sinfonia」オリンピックテーマ曲であり全三~四楽章というのもいいかもです。
坂の上の雲メインテーマでもある「Stand Alone」、委嘱作品でもある「Orbis」、意外かもしれませんが水の旅人「Water Traveller」も名曲です。
あとは未発売作品・未CD化作品ではありますが、近年の
・第60回紅白歌合戦オリジナルソング 「歌の力」
・日清カップヌードルCM曲 「Adventure of Dreams」
・第85回箱根駅伝 「Runner of the Spirit」
・大阪ひびきの街テーマ曲 「Overture -序曲-」
・JALテーマ曲 「明日の翼」
などなどこのあたりもまさに祝典曲や序曲のような作品です。
オリンピックの音楽監督を担当せずとも、今だけでもこれだけ多くの名曲が存在するのもすごいですが…。やはりオリンピック公式祝典曲として聴いてみたいという願望はあります。日本を世界にアピールする祭典であり、そのファンファーレですからね。
他にも開会式・閉会式の総合監督や演出は? とかいろいろありますが、それはまたこれからの時代の流れで、その時の適任者が現れるのでしょう。ただ、音楽監督に関しては、今もこれからも、7年後も!久石譲の右に出るものはいないと思いますし、その時も第一線で活躍されてると思いますから、7年前から内定でもいいくらいです(笑)。
今回まとめたような『久石譲 オリンピック祝典序曲にふさわしい名曲』を聴きながら、7年後の期待と楽しみがまたひとつ増えました。