Info. 2024/01/30 『君たちはどう生きるか』久石譲インタビュー&レコーディング風景 動画公開 【2/23 update!!】

Posted on 2024/01/30

2023年公開映画『君たちはどう生きるか』(監督:宮﨑駿/音楽:久石譲)、日本公開から世界各国公開への広がりと賞レースの盛り上がりをみせています。このたび米アカデミー賞公式チャンネルやスタジオジブリ作品の海外配給元などから貴重な動画が公開されています。久石譲インタビューや音楽レコーディング風景です。ぜひご覧ください。 “Info. 2024/01/30 『君たちはどう生きるか』久石譲インタビュー&レコーディング風景 動画公開 【2/23 update!!】” の続きを読む

Info. 2024/06/27-30 「Hisaishi Conducts Hisaishi」久石譲コンサート(シカゴ)開催決定!! 【2/23 update!!】

Posted on 2023/02/16

2024年6月27-29日、久石譲コンサートがアメリカ・シカゴで開催されます。世界最高のオーケストラのひとつともいわれるシカゴ交響楽団との初共演です。このたび2023/2024シーズンプログラムが発表され「CSO at the Movies」シリーズのラインナップに久石譲登場です。 “Info. 2024/06/27-30 「Hisaishi Conducts Hisaishi」久石譲コンサート(シカゴ)開催決定!! 【2/23 update!!】” の続きを読む

Info. 2024/01/12 第51回アニー賞 ウィンザー・マッケイ賞受賞 久石譲 【2/18 update!!】

Posted on 2024/01/12

『君たちはどう生きるか』 アニー賞作品賞の候補に選出 『千と千尋の神隠し』に続くか

日本時間12日、アニメ界のアカデミー賞とされる第51回アニー賞のノミネート作品が発表され、宮﨑駿監督の『君たちはどう生きるか』が、作品賞(長編)を含む7部門の候補に選出されました。 “Info. 2024/01/12 第51回アニー賞 ウィンザー・マッケイ賞受賞 久石譲 【2/18 update!!】” の続きを読む

Info. 2024/11/23,24 「Joe Hisaishi Concert(仮)」久石譲コンサート(ロンドン)開催決定!! 【2/14 update!!】

Posted on 2024/02/073

2024年11月23,24日、久石譲コンサートがイギリス・ロンドンで開催されます。会場はロイヤル・アルバート・ホール、共演オーケストラはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団です。『A Symphonic Celebration』アルバムでも共演しています。 “Info. 2024/11/23,24 「Joe Hisaishi Concert(仮)」久石譲コンサート(ロンドン)開催決定!! 【2/14 update!!】” の続きを読む

Info. 2024/01/22 《速報》 「Joe Hisaishi Returns」久石譲コンサート(シアトル)プログラム 【2/14 update!!】

Posted on 2024/01/22

2024年1月10-14日、久石譲コンサートがアメリカ・シアトルで開催されました。2023年3月、シアトル交響楽団の2023/2024シーズンプログラムが発表され「Subscriber Exclusives」シリーズのラインナップにて久石譲登場は発表されていました。

「Residency(レジデンシー)」と呼ばれることの多い、一つの場所で行われる一連のコンサート・イベントです。「Joe Hisaishi Residency」と題されたとおり、2つのプログラム、作曲家ワークショップ、ユース・オーケストラ・リハーサルなど1月9日-14日の約1週間にわたって充実のイベント開催されました。シアトル交響楽団とは2022年「久石譲 シンフォニック・コンサート スタジオジブリ宮崎駿作品演奏会」以来の再共演です。MUSIC FUTUREふくむ久石譲リターンズ! “Info. 2024/01/22 《速報》 「Joe Hisaishi Returns」久石譲コンサート(シアトル)プログラム 【2/14 update!!】” の続きを読む

Disc. 久石譲 『Silent Love サイレントラブ オリジナル・サウンドトラック』

2024年1月24日 CD発売 UMCK-1760

 

2024年1月26日公開映画『サイレントラブ』
原案・脚本・監督:内田英治
共同脚本:まなべゆきこ
音楽:久石譲
出演:山田涼介、浜辺美波 ほか

 

 

ただ愛する。この複雑に濁った時代に、透明な純愛をそっとかざす、この冬いちばん切ないラブストーリー。

『ミッドナイトスワン』で世界中の人々の魂を、今も激しく揺さぶり続ける内田英治監督最新作。蒼には新作ごとに全く異なる顔を見せ、その実力をスクリーンに刻みつける山田涼介。今回がラブストーリー映画初主演となる。美夏には他に並ぶ者のない圧倒的な透明感で人々を魅了する浜辺美波。ピアノとガムランボールの音色に導かれ、声を捨てた青年と、光を失った音大生の密やかな情熱が交差する、世界でいちばん静かなラブストーリー。

内田監督が熱望し念願成就した久石譲が、本作のためにオリジナル楽曲を手掛けた。

(メーカー・インフォメーションより)

 

 

 

発売中のオリジナル・サウンドトラック盤には、ほぼストーリーに沿った順番で収録されているので、映画を観終わった後に(脚本も担当した内田英治監督書き下ろしのノベライズ文庫本などを片手に……)聴くと劇場での感動が鮮やかに甦るはずだ。例えば、[03]“静かな二人”……ステッキを手に独りで歩いてキャンパスに向かう美夏を、初めて蒼が静かに見守りながら密かにガードしつつ送り届ける場面の音楽、[04]“救いの音”…交差点でパニック発作に襲われ立ち尽くす美夏を、蒼がガムランボールの音色で導く場面、[05]“神の手”……美夏が両手で蒼の右手を包みこんで「私にとってあなたの手は神の手、いつもこの手が助けてくれた」と感謝の言葉を口にした時の、[07]“やさしい風の中”……3人で山中湖へドライブに行く車内で、[08]“歪み”……悠真に「君はあいつがどんな奴か知ってるのか? あいつはピアノ科の学生なんかじゃないんだぞ」と迫られ「どんな人でも関係ない、だって彼は神の手を持つ人だから……」と美夏、[09]“雨の中の激情”……美夏「待って! お願い、あおいさん待って……」、[12]“よごれた手”……警察による現場検証シーン、[13]“アクリル越しの二人”……収監場所での面会シーン、[14]“傷だらけの手”……蒼「本当の俺の手はずっと前から汚れていた……」と、どの楽曲もピアノレスなのが印象的。それだけに美夏の鼻歌をモティーフにしたピアノ演奏によるテーマ曲[18]“Silent”が鮮烈に響く。しかも演奏しているのが、今やシーンを超えて人気のピアニスト〈かてぃん〉こと角野隼斗なのも嬉しいサプライズだ。

出典:久石譲が手がけた楽曲で映画「サイレントラブ」の感動が甦る――角野隼斗も参加したサントラ盤 | Mikiki by TOWER RECORDS より抜粋
https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/37062

 

 

 

上映時間約116分、サウンドトラック約31分、久石譲が作曲した劇中音楽は映像の1/4程度となっている。これは、実写映画など現実世界を描いた作品の場合によくにみられる久石譲の傾向のひとつだ。リアリティ重視のものはあえて音楽を少なくしている。また、本作はクラシックのピアノ曲が彩っている。そのため、久石譲はピアノを重要なシーンのその一曲でしか使っていない。またクラシックのメロディと対比するように、メロディを抑えたミニマルの手法に比重を置いている。

サウンドトラックはほぼ本編に沿って収録されている。差異を2点挙げると、「18.Silent」のピアノ曲は、本編では「14.傷だらけの手」「15.蒼」の間で使われている。物語の展開上この位置にあるが、挿入歌に甘んじるのはもったいない、たしかにサウンドトラックではエンディングを飾るにふさわしい。自由に弾いてほしいという久石譲の希望とおり、遊べる中間部では角野隼斗らしい音運びがクラシックとポップスのセンスを行き来して魅了される。もうひとつは、「16.サイレントラブ」は映画本編には使用されていないメインテーマのオーケストラバージョンだ。使用プランがあったかは定かではないが結果的にボーラストラックとして収録が叶った一曲だ。

本作で特徴的なのは2台のハープを使用していることと、久石譲には珍しいエレキギターの音を選んでいることである。エレキギターは、主人公の一人蒼(あおい)を表現している。「1.オープニング」は蒼のテーマをエレキギターで奏している。そして、「2.ふれる」は蒼ともう一人の主人公美夏の出会いのシーンからタイトルバックまで流れている。この曲は、美夏のテーマが流れながら、同時に蒼のテーマが交錯している。どちらもハープの音色だ。注目したいのは、この2つの曲を聴き比べることで見えてくることがある。それは、「2.ふれる」の蒼のテーマはきれいな分散和音になって協和していることだ。美夏を想うときの純粋な人物像が現れている。一方で「1.オープニング」の蒼のテーマはモチーフの一音が不協しているためきれない分散和音になっていないと気づく。蒼の持つ影の部分を現わしている。「4.救いの音」「14.傷だらけの手」などでも二人のテーマの交錯は聴くことができる。

「3.静かな二人」「5.神の手」などは、また違った二人の交流を表現している。4度の心地よいハモリで奏でられるメロディは、二人の静かで親密なやりとりを描いている。上述の二人のテーマの交錯と対比すると、より心も距離も近づいて穏やかで安らいだ二人の心情が伝わってくるようだ。

サウンドトラックだけを聴くとエレキギターの音色が奇異に聴こえるかもしれない。映画を観るといろいろな自然音とも混ざっているのもあり、映像と音楽はうまく馴染んでいるように聴こえる。あるいは、サウンドトラック用のミキシングに際して、あえて違和感を強調するようなボリュームに微調整されているのかもしれない。

 

 

 

 

 

01. オープニング
02. ふれる
03. 静かな二人
04. 救いの音
05. 神の手
06. 戸惑い
07. やさしい風の中
08. 歪み
09. 雨の中の激情
10. 怒り
11. 事件
12. よごれた手
13. アクリル越しの二人
14. 傷だらけの手
15. 蒼
16. サイレントラブ
17. ふれる(再会)
18. Silent

 

Silent Love (Original Motion Picture Soundtrack)

1. Opening
2. Touch
3. The Quiet Two
4. Sound of Salvation
5. Hand of God
6. Confusion
7. In the Gentle Wind
8. Distortion
9. Intense Passion in the Rain
10. Anger
11. Incident
12. Dirty Hands
13. Two People Through Acrylic
14. Scarred Hands
15. Blue
16. Silent Love
17. Touch – Again
18. Silent

 

 

作曲・編曲・プロデュース:久石譲

指揮:久石譲
演奏:Future Film Orchestra
ピアノ:角野隼斗 (Tr.18)

レコーディング・エンジニア:浜田純伸
アシスタント・エンジニア:川村優日、佐藤千恵
マスタリング・エンジニア:藤野成喜(ユニバーサル ミュージック)
オーケストラ・インスペクター:向井航
アーティスト・マネージメント:川本伸治、宮國力
音楽制作:前田泰弘、佐藤蓉子
マネージメント・オフィス:ワンダーシティ
スタジオ・サウンド・シティ、サウンドインスタジオ
A&R:大里和生、松田芳明、笠神摩由子(フジパシフィックミュージック)
Executive Producer:丹羽浩之(フジパシフィックミュージック)

 

 

【お知らせ】英語タイトル追加しています&配信リリース更新 【1/24 Update!!】

Posted on 2022/05/22

CD作品ページごとに作品名/曲名の英語タイトルを掲載していきます。

海外向けに流通しているフィジカル(CD)やデジタル(配信)情報をもとに少しずつ更新していきます。任意に意訳しているものではなく正題として付与されたものです。 “【お知らせ】英語タイトル追加しています&配信リリース更新 【1/24 Update!!】” の続きを読む

Info. 2024/01/24 角野隼斗、久石譲が音楽を手掛ける内田英治監督最新作『サイレントラブ』のオリジナル楽曲に参加 久石直々のオファーに驚きと喜び(Web SPICEより)

Posted on 2024/01/24

角野隼斗、久石譲が音楽を手掛ける内田英治監督最新作『サイレントラブ』のオリジナル楽曲に参加 久石直々のオファーに驚きと喜び(コメントあり)

2024年1月26日(金)より全国公開の内田英治監督最新作『サイレントラブ』。久石譲が音楽を手掛ける本作品にて、角野隼斗がオリジナル楽曲「Silent」に参加することがわかった。 “Info. 2024/01/24 角野隼斗、久石譲が音楽を手掛ける内田英治監督最新作『サイレントラブ』のオリジナル楽曲に参加 久石直々のオファーに驚きと喜び(Web SPICEより)” の続きを読む

Info. 2022/08/18 新日本フィルハーモニー交響楽団 〈2023/2024シーズン〉定期演奏会プログラム 発表 【1/17 update!!】

Posted on 2022/08/18

新日本フィルハーモニー交響楽団のシーズンプログラムが発表されました。2020年9月、Composer in Residence and Music Partnerに就任した久石譲です。昨シーズンに続いて定期演奏会に登場します。 “Info. 2022/08/18 新日本フィルハーモニー交響楽団 〈2023/2024シーズン〉定期演奏会プログラム 発表 【1/17 update!!】” の続きを読む