Posted on 2013/08/04
スタジオジブリ作品 宮崎駿監督 映画「風立ちぬ」
音楽は久石譲ですが、主題歌に起用されたのが、
「ひこうき雲 / 荒井由実」です。
なんとこの曲、ユーミンこと松任谷由実の荒井由実時代、
1973年11月20日に発売された ファースト・アルバム
「ひこうき雲」に収録されていたんですね。
40年の時を超えたユーミンとスタジオジブリの奇跡の出会いに
特別企画盤として発売されたのがこれ。
映画『風立ちぬ』主題歌「ひこうき雲」収録
~宮崎 駿がユーミンに贈った18枚の絵~
LPサイズ絵本仕様
宮崎駿監督が送った18枚の絵は、
映画「風立ちぬ」の世界から、風景や原画を切り取ったような
とてもきれいで美しい絵でした。
この特別企画盤のジャケットに写っている飛行機も
映画 「風立ちぬ」 に登場する 飛行機の絵です。
特典DVDには2つのコンテンツが収録されています。
ひとつは、ミュージッククリップ。
三鷹の森ジブリ美術館で撮影され、館内風景満載です。
ユーミン(松任谷由実)が美術館を巡ります。
そしてユーミン(荒井由実)の回想シーンも登場します。
もうひとつは、ミュージック+静止画による
「ひこうき雲(RE-MIX) / 荒井由実×松任谷由実」
どういう楽曲に仕上がってるんだろうと思ったら、
40年の時を超えてふたつの時代のユーミンがコラボ。
原曲の持ち味を生かしながら、目立ち過ぎない程度の
ストリングス・オーケストレーション(松任谷正隆)が加わっています。
もちろんヴォーカルは荒井由実時代の歌声をそのままに、
アディショナルヴォーカルとして松任谷由実による
サビのバックコーラスが加わっています。
映画「風立ちぬ」の影響というよりも、
「ひこうき雲」という曲が昔から好きだったのもあるので、
今回の荒井由実 x 松任谷由実 によるコラボレーションも、
なにか感慨深いものがありました。
当時の原曲よりも、大きく優しく包みこまれるような、
そんなぬくもりのあるサウンドでした。
色褪せない、変わらない名曲ながら、
時を経て、今このときにしか表現できない彩りと響き。
時代を超えて共鳴することって本当にあるんだなあと、
名曲と名作のもつそれぞれの力に、ただただ感銘をうけます。