Disc. 久石譲 『アニメージュ・ベストコレクション』

アニメージュ・ベストコレクション

1990年7月25日 CD発売 TKCA-30115
1990年7月25日 CT発売 TKTA-20053

 

スタジオジブリ作品 「風の谷のナウシカ」から「魔女の宅急便」まで
監督:宮崎駿 音楽:久石譲

主題歌やイメージソングを集めたソング・コレクション

 

 

アニメージュ・ベストコレクション

1. 晴れた日に
2. めぐる季節 (井上あずみ)
3. 魔法のぬくもり (井上あずみ)
4. はるかな地へ…
5. 風の谷のナウシカ (安田成美)
6. 遠い日々
7. 鳥の人
8. となりのトトロ (井上あずみ)
9. ねこバス (北原拓)
10. さんぽ (井上あずみ)
11. まいご (井上あずみ)
12. 空から降ってきた少女
13. 君をのせて (井上あずみ)

 

Disc. 久石譲 『タスマニア物語 オリジナル・サウンドトラック』

久石譲 『タスマニア物語 オリジナル・サウンドトラック』

1990年7月21日 CD発売 PCCA-00095
1990年7月21日 CT発売 PCTA-00057

 

1990年公開 映画「タスマニア物語」
監督:降旗康男 音楽:久石譲 出演:田中邦衛 薬師丸ひろ子 他

 

 

これぞ、正統的な映画音楽の王道です。

いろいろと調べてみましたが、バリ島だったらガムラン、インドだったらシタールのように地域差を出すためのエスニックな楽器というものが、オーストラリアにも、タスマニアにもない。オーストラリア民謡ってないんですよ。この音を聞いたら、それだけで、オーストラリアのイメージがパッと浮かんでくるような音がなかったので、ひたすら広大な大陸を連想させる、スケールの大きなシンフォニー・サウンドに徹した方がいいと思いました。

今回の音楽は、とんでもなく手間暇をかけているんですよ。1曲が4分近くあって、長い。本当に画面と、どこまで密接して作るか考えて、洋画に近い作り方をしたなあという気がします。例えばセリフが一言あるとすると、そのセリフによって、音楽が反応する。コンピュータを駆使して、5秒間に14フレーム、ピシッと入れて、4分間連続して音楽が入る。それが全部で20数曲あるという。これ以上はないほど、正統的な映画音楽の王道をゆくものになったと思いますよ。今まで僕が手がけた映画音楽の中では最大規模でやらせてもらいました。

基本的には、メインのワンテーマだけは前面に押し出して作りました。いい映画って、1曲だけで充分なんですよ。だって「ティファニーで朝食を」で、”ムーン・リバー”以外覚えていますか? 「E.T」で、あのメインテーマ以外に覚えてますか? この映画の参考のために、昔の映画を何本か見てみたんですが、みんな緻密に作ってあるんですよ。やはり、お金と時間をかけてキッチリと作っている。「E.T」にしても、あのメインテーマは、映画の3分の1以上進行しないと、出てこないんです。本当に少ない。最初に出てくるのは、自転車が空を飛ぶ場面ですからね。あのテーマは、あれだけみんな覚えているけど、そんなにひんぱんには出てこない。それほど大事に使っている。インパクトのある場面だけに、ちゃんと流すんですよ。メロディが一寸だけずつ流れる。メロディを全部キチンと流しているのは、そんなに多くない。ああいう音楽の設計の仕方、緻密さは最も大事なことです。あそこまでやらないと、映画音楽とはいえない。この映画でも、メインテーマは最初から出てこないんですよ。随所にモチーフが表れるんですが、メロディが有機的にだんだんと展開していく。それを初めて試みることができました。だから、ワンテーマで十分なんです。現在の日本の映画音楽は、みんなそうですが、メロディを4つか5つ用意すれば、3日か4日で映画音楽を作ることはできる。ワンテーマだと、よほど緻密に設計しないと飽きられちゃうんです。

画面を見ていると、これは非常に正統的な映画だと思います。田中邦衛さんの演技は、見ていても泣かせるし、全体的にも決して奇をてらっていない。特にそういう場面を用意することもなく、降旗監督は本当に大人の眼差しで、手堅く作られたという感じで、僕はすごく好きです。音楽も、それに合わせて正統的に、堂々とやりたかった。時間がなくて徹夜続きでしたが。

ただ僕自身のスタイルは全然変わらないし、監督が映画の中で何をやろうとしているのか、それに対して自分の考えを述べるのが、映画音楽のあり方でしょ。この映画の前に「ペエスケ・ガタピシ物語」をやったんですけど、あれは、わらべうたのような単純なメロディに、超アヴァンギャルド・サウンドを乗せました。それはそれで、映画へのひとつのメリハリのつけ方なんです。そういう意味では、今度はジャズ風にとか、ロック風にとか、クラシック風に作ろうとか、あんまり思わないんですよ。自分のスタイルを守りつつ、その中で、この映画だと、今回はベースドラムを入れて、ポップスっぽい扱いを全くするべきじゃない、スタイルとしては完全にフル・オーケストラで、最先端のサンプリング楽器を使って、どっちがどっちか分からないくらいに作るんです。その混ぜ具合が、作品ごとに違う。いいメロディさえ書けば、それで全て用が足りるかというと、それはそうなんですが、やっぱり同時に表現方法として、時代のテクノロジーがあるわけです。それに対して、新しい表現はどんどん出てくるわけですから、ただミュージシャンを大勢集めて、一斉に演奏してもらって、映画音楽を作るやり方には、あまり興味がありません。

Blog. 映画『タスマニア物語』(1990) 久石譲インタビュー 劇場用パンフレットより

 

 

「去年『タスマニア物語』をやった時に、一本の映画にはひとつのメロディしかないというのが正しいということにしたんです。たとえば、『ティファニーで朝食を』という映画には、当然いくつもの音楽が使われていたわけですけど、結局『ムーンリバー』しかないですよね。だったら、メインテーマですべてを押さえなければいけないということにして、それに徹したんです。実は、メロディをいくつか作っておいた方が楽なんです。メロディが一個だと、ものすごく、緻密に作らないと持たないし、本格的にそういう作り方をしようと思ったら、時間とお金が膨大に必要なんですよ。『タスマニア』ではじめてそれが出来たんです」

「だからプレッシャーもすごくあります。そこまで言いきって、予算も用意させて”なに、このくらいの音楽?”って言われたら、その瞬間が自分の終わりですから、そのためにはこちらも命をかけなきゃいけない」

Blog. 「CDジャーナル 1991年4月号」 久石譲インタビュー内容 より抜粋)

 

 

 

久石譲 『タスマニア物語 オリジナル・サウンドトラック』

1.タスマニア物語 -オープニング-
2.直子との出会い
3.タスマニア島へ出発 ~メインテーマ~
4.父と子の再会
5.正一と実の友情
6.タスマニアの動物達
7.森の銃声~栄二の決断
8.草原の子供達
9.正一と実、森の奥へ
10.闇の中のタスマニアデビル
11.正一と実の別れ
12.タスマニアの虹
13.栄二の告白
14.直子の草笛
15.父と子のふれあい
16.旅立ち -タスマニアタイガーを求めて-
17.「僕は見たんだよ、父さんのタスマニアタイガー」
18.正一と栄二、それぞれの思い
19.エピローグ
20.タスマニア物語 ~メインテーマ~

 

Disc. V.A. 『魔女の宅急便 ヴォーカル編 カラオケ』

1990年6月25日 CD発売 TKCA-30099
1990年6月25日 CT発売 TKTA-20045

 

親子で歌えるヴォーカル・レッスン・カラオケ

 

映画『魔女の宅急便』の映画音楽に詩と歌をつけて収録したCD作品「魔女の宅急便 ヴォーカル・アルバム」の全9曲、そのカラオケ・バージョンである。

また同映画主題歌・挿入歌の「やさしさに包まれたなら」「ルージュの伝言」のカラオケ盤のみ本作品に追加収録されている。

 

 

 

 

魔女の宅急便 ヴォーカル編 カラオケ

1.ルージュの伝言
2.めぐる季節
3.何かをさがして
4.想い出がかけぬけてゆく
5.わたしのこころ
6.黄昏の迷い子たち
7.鳥になった私
8.好きなのに!
9.あこがれのまち
10.魔法のぬくもり
11.やさしさに包まれたなら

 

Disc. 久石譲 『となりのトトロ ハイテックシリーズ』

1990年1月25日 CD発売 TKCA-30014
1990年1月25日 CT発売 TKTA-20008
1996年11月21日 CD発売 TKCA-71029
2004年8月25日 CD発売 TKCA-72727

 

1988年公開 スタジオジブリ作品 映画「となりのトトロ」
監督:宮崎駿 音楽:久石譲

 

名サントラ音楽を新たな音楽アプローチで表現して来たアニメージュ・ハイテック。宮崎駿アニメ作品第4弾「となりのトトロ」。「ナウシカ」「ラピュタ」「魔女宅」と続いたシリーズの最終盤。

 

 

解説

アニメージュレーベル ハイテックシリーズ、宮崎駿監督作品第4作。「となりのトトロ」’88年春、劇場公開され、その年の日本映画賞を総ナメにした作品。これまでの作品とは違って日本を舞台とし、心暖まるふれあいを描いた田園ファンタジー。音楽の久石譲氏のサウンドものどかに暖かい仕上りとなっていた。

そのサントラの名曲を今、ワールドミュージックの発信地となっている、ヨーロッパエスノ、また、中近東、アジア、南米等の民族色を取り入れた(大きな意味でのエスノポップ)アプローチで試みたのが、このハイテックシリーズである。

この宮崎作品最終盤の「となりのトトロ」も、新たな響きで興味深く楽しめるものとなっている。

(解説 ~CDライナーノーツより)

 

 

久石譲 『となりのトトロ ハイテックシリーズ』

1. となりのトトロ
2. さんぽ
3. まいご
4. すすわたり
5. ネコバス
6. 風のとおり道
7. 五月の村
8. おかあさん
9. 小さな写真

Produced by HIROYUKI KAMII
Arranged by KAZUO NOBUTA
Engineered by SHOICHI HARA, SATOSHI IKEDA
Designed by HIKARU KEBUKAWA
Production Co-ordinat by KAZUO SUDO, TADASHI YOSHIDA
Superviser by TOSHIO SUZUKI, TAKASHI WATANABE
All Songs Comporsed by JOE HISAISHI
Special Thanks TOSHIHIRO NAKANISHI Violin, HIROSHI NARUMI Guitar

 

Disc. 久石譲 『釣りバカ日誌 ミュージック・ファイル Vol.1』

1994年12月21日 CD発売 VPCD-81079

 

1989年公開 映画「釣りバカ日誌 2」
監督:栗山富夫 音楽:久石譲 出演:西田敏行 三國連太郎 他

 

松竹創業100年記念
松竹映画サウンドメモリアル

人気シリーズの音楽がついにCDになった!
栗山富夫監督作品「釣りバカ日誌〈第1作〉」「釣りバカ日誌2」
音楽:三木敏悟 久石譲
全17タイトル39曲収録

 

 

本シリーズについて

弊社の「ミュージックファイルシリーズ」では、これまでにテレビドラマを核として作品の放映当時のオリジナル音源をCD化してまいりました。そしてこの度、松竹創業100年を記念して、松竹株式会社の御協力によって新たな柱となるシリーズがスタートします。その名も「松竹映画サウンドメモリアル」。松竹作品の膨大な音源の中から、名作や人気シリーズ、時には最新作を含めて、リリースする所存です。ミュージックファイルシリーズでは1作品をCD1枚で発売するというのが基本方針ですが、「松竹サウンドメモリアル」はジャンル別のオムニバスという形もあることを申し添えておきましょう。サントラというとどうしても洋画のヒット作にスポットが当たってしまうのが現状ですが、日本にも耳に心地良い素晴らしい映画音楽がたくさんあります。その数々を、特にアナログ時代を通じて、サントラ盤が発売されておらず長年待たせていたものを中心に御紹介していくと共に”邦画サントラの逆襲”となるシリーズを目指して取り組みます。ミュージックファイルシリーズの新企画を今まで同様、ご支援ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

(CDライナーノーツより)

 

 

ミュージックファイルシリーズについて

「ミュージックファイルシリーズ」をお買い上げ頂き誠にありがとうございます。このシリーズは、一部を除いてレコードやCDとして発売されることのなかった作品また、サントラがリリースされてもその盤には収録されてなかった、テレビ作品のオリジナルBGM(劇伴)を当時のマスターテープからCD化したものです。

この「ミュージックファイルシリーズ」も皆様の支持のおかげで「伝説のアクションドラマ音楽全集」から「思い出の青春ドラマ音楽全集」「懐かしのテレビまんがBGMコレクション」へさらに”遊戯シリーズ”等の劇場作品へと拡がり、発売タイトル数も40アイテムを数えました。

作品選択は、放映当時に主題歌しかリリースされなかったもの、また、サントラ・アルバムが作られてもその収録曲の殆どが”ヴォーカル曲”だった作品を中心にピックアップしました。このCDに収録されている楽曲の多くはもともとレコード化を目的としてつくられたものではない”TV用”の曲であるため、モノラル録音のものであったり、古い音源はあまり音質のよくないものもありますが、このオリジナル音楽こそ、それぞれの作品のファンである皆さんの感性に強く訴えるパワーが、作品本編同様にあると思います。

どの作品のBGMも、このような機会がなければきっとどこかの録音作業室や倉庫に眠ったまま埋もれていたかもしれませんし、テープそのものが破棄されてしまうこともあったでしょう。どの曲も埋もれたままではもったいない名曲ばかり。このシリーズを並べれば、日本のテレビ音楽史の一端を垣間見ることができる、貴重なライブラリーになりつつあると自負しております。

それぞれの作品をこよなく愛するファンの皆さんにとって、いつまでもこのCDが宝物であってくれるよう願ってやみません。最後になりましたが、このシリーズの趣旨をご理解頂き、音源の発掘、提供に御協力を頂きました関係者の皆様に感謝いたします。今後ともよろしくご支援をお願いいたします。

高島幹雄

(CDライナーノーツより)

 

 

解説

「釣りバカ日誌」
音楽はテナー奏者でもある三木敏悟。本編のプロローグを飾るスリリングな曲調のもの等、ジャズを基調にしたスイングする音楽が作品の世界をより豊かなものにしている。本CDでは映画のために三木敏悟が書き下ろしたオリジナル楽曲にバダジェフスカ作曲「乙女の祈り」をアレンジしたものも混じえて使用順に配列している。

「釣りバカ日誌2」
2作目の音楽を手懸けたのは久石譲。久石氏の持つ、幻想的かつ暖かいサウンドがハマちゃん、スーさんとその周辺の人々を包みこむように鳴り響いていく。本CDでは、映画本編での使用順に配列した形で構成した。音楽で綴る「釣りバカ日誌」の世界を御堪能頂きたい。

(解説 ~CDライナーノーツより)

 

 

 

 

映画「釣りバカ日誌」シリーズにおいて、久石譲が音楽担当したのは第2作目のみである。が、同企画CD「釣りバカ日誌 ミュージックファイル Vol.2」(3,4,Sの3作品)の収録楽曲のなかに、1曲だけ久石譲が手がけた楽曲が収録されている。「鈴木建設社歌」(作曲・編曲:久石譲)である。

シリーズ作品ごとに音楽担当の作曲家が異なる映画「釣りバカ日誌」において、シリーズをまたいで使用されている楽曲ということゆえだと思われる。

 

 

 

〈映画「釣りバカ日誌」 音楽:三木敏悟〉
1.プロローグ~「釣りバカ日誌」メインテーマ 1)リテークM1 2)M2
2.ハマちゃんとみち子さん〈「乙女の祈り」アレンジ〉 1)G-1 2)G-2
3.ハマちゃんのメモ~東京湾 1)M5 2)M6 3) M7
4.浜崎家の一夜 1)M8 2)G-3〈「乙女の祈り」アレンジ〉
5.スーさんの驚き 1)M9 2)M11
6.スーさん、キスを釣る~みち子さんとスーさん 1)M13 2)リテークM14 3)M15
7.スーさん、身分を明かす 1)リテークM16B 2)M17
8.Sometime Will Be Together(「釣りバカ日誌」エンディング) 1)M19

〈映画「釣りバカ日誌 2」 音楽:久石譲〉
9.プロローグ 1)M1 2)M2
10.「釣りバカ日誌2」メインテーマ 1)M2A
11.佐々木課長のテーマ~ハマちゃんの課長談義 1)M4 2)M5 3)M6
12.ハマちゃん家の夜 1)M8 2)M9 3)M10
13.スーさん一人旅~弥生との出会い 1)M11 2)M12 3)M13 4)M14
14.伊良湖岬のハマちゃんとスーさん~ハマちゃんが免職!? 1)M15 2)M16 3)M17
15.弥生とスーさんの再会~ハマちゃん不倫疑惑 1)M18T4 2)M19 3)M19A 4)M20
16.弥生との別れ 1)M21
17.大団円 1)M22

※曲タイトル横の記号は音楽のミュージックナンバーです

 

Disc. 久石譲 『魔女の宅急便 ハイテックシリーズ』

久石譲 『魔女の宅急便 ハイテックシリーズ』

1989年12月21日 CD発売 30ATC-189
1989年12月21日 CT発売 26AGC-2072
1996年11月21日 CD発売 TKCA-71033
2004年9月29日 CD発売 TKCA-72743

 

1989年公開 スタジオジブリ作品 映画「魔女の宅急便」
監督:宮崎駿 音楽:久石譲

 

「魔女の宅急便 イメージアルバム」の中の曲を、新たな試みで表現、シンセサイザー・アレンジされた企画アルバム。一部、生音での楽器もあり、中村俊博(ヴァイオリン)がSpecial Thanksとしてクレジットされている。

ニューエイジミュージック、エスノポップ感覚で仕上げてある。フュージョン風、エスニック風、アンビエント系など、原曲とはひとあじ違った感覚で、新しい音楽世界を楽しむことができる。日常生活のBGMとしても、ヨーロッパを旅行した気分にもさせてくれる。

 

 

 

久石譲 『魔女の宅急便 ハイテックシリーズ』

1. かあさんのホウキ
2. 渚のデイト
3. パン屋さんの窓
4. リリーとジジ
5. 町の夜
6. 風の丘
7. ナンパ通り
8. 元気になれそう
9. 世界って広いわ

作曲:久石譲 編曲:加藤道明

Produced by HIROYUKI KAMII
Arranged by MICHIAKI KATO
Engineered by SATOSHI IKEDA
Designed by HIKARU KEBUKAWA
Production Co-ordinat by KAZUO SUDO, TADASHI YOSHIDA
Superviser by TOSHIO SUZUKI, TAKASHI WATANABE
All Songs Comporsed by JOE HISAISHI
Special Thanks TOSHIHIRO NAKANISHI violin

 

Disc. 久石譲 『宮崎駿アニメBOX』

1989年12月21日 CD発売 TKCA-30004

 

宮崎駿監督作品BEST!
音楽:久石譲

「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」のBEST CDとキャラクターGoodsの盛り合せBOX!

CD…4作品のBEST選曲

キャラクターGoods(特製カレンダー、ポスト・カード、ドア・ノブ、ハンガー、しおり)

 

 

 

 

1.風の谷のナウシカ
2.空から降ってきた少女
3.五月の村
4.晴れた日に
5.風の丘
6.風のとおり道
7.大樹
8.鳥の人
9.はるかな地へ
10.君をのせて
11.となりのトトロ
12.さんぽ
13.神秘なる絵
14.スラッグ渓谷の朝
15.風の伝説
16.おかあさんのホウキ

音楽:久石譲

 

Disc. 久石譲 『魔女の宅急便 ヴォーカル・アルバム』

久石譲 『魔女の宅急便 ヴォーカル・アルバム』

1989年11月25日 CD発売 30ATC-190
1989年11月25日 CT発売 26AGC-2073
1996年11月21日 CD発売 TKCA-71034
2004年9月29日 CD発売 TKCA-72744

 

1989年公開 スタジオジブリ作品 映画「魔女の宅急便」
監督:宮崎駿 音楽:久石譲

 

映画公開後に制作された歌曲集。原作者の角野栄子を含む4人の女性が主人公キキの思いを詠った詩を作り、「魔女」のBGMのメロディと組み合わせて新たに9曲の歌を制作。4人の女性シンガーがこれを歌った。久石はプロデュースを担当。

 

 

オリジナルのインストゥルメンタル音楽に、歌詞をつけた作品。原曲となっているのはサウンドトラックではなく、「魔女の宅急便 イメージアルバム」から。

作曲者でもある久石譲が巧みに編曲し、まるではじめから歌用の曲であったかのよう。映画のイメージも広がる歌詞をふくめた音楽の世界観は、オリジナル曲の魅力を活かしたヴォーカル・アルバムとしても稀有な貴重な名曲たち。

 

イメージアルバム → ヴォーカル・アルバム への曲名の変化

  • 風の丘 → めぐる季節
  • 渚のデイト → 何かをさがして
  • パン屋さんの窓 → 想い出がかけぬけてゆく
  • 元気になれそう → わたしのこころ
  • 町の夜 → 黄昏の迷い子たち
  • ナンパ通り → 鳥になった私
  • リリーとジジ → 好きなのに!
  • 世界って広いわ → あこがれのまち
  • かあさんのホウキ / 木洩れ日の路地 → 魔法のぬくもり

 

 

なお本CD企画からシングルカットもされている。

 

「めぐる季節」井上あずみ

1990年6月25日 CDS発売 TKDA-30088
1990年6月25日 CT発売 TKSA-20033

(CDSジャケット)

 

1.めぐる季節
2.めぐる季節(カラオケ)
3.魔法のぬくもり
4.魔法のぬくもり(カラオケ)

 

 

2000年再発盤

 

2000年4月26日 CDS発売 TKDA-71927

(CDSジャケット)

 

1.めぐる季節
2.めぐる季節(カラオケ)
3.魔法のぬくもり
4.魔法のぬくもり(カラオケ)

 

 

2004年にはマキシシングルとして再発売されている。

2004年10月27日 CDS発売 TKCA-72757

(CDジャケット / CD盤)

 

1.めぐる季節
2.めぐる季節(カラオケ)
3.魔法のぬくもり
4.魔法のぬくもり(カラオケ)

 

 

なお、同楽曲やそのカラオケ版は下記CD作品にも収録されている。

 

 

 

久石譲 『魔女の宅急便 ヴォーカル・アルバム』

1. めぐる季節  作詞:吉元由美 歌:井上あずみ
2. 何かをさがして  作詞:風堂美紀 歌:井上あずみ
3. 想い出がかけぬけてゆく  作詞:風堂美紀 歌:井上あずみ
4. わたしのこころ  作詞:角野栄子 歌:井上あずみ・MAI & YUMIKO-Chan
5. 黄昏の迷い子たち  作詞:吉元由美 歌:宝野ありか
6. 鳥になった私  作詞:麻生圭子 歌:宝野ありか
7. 好きなのに!  作詞:麻生圭子 歌:宝野ありか
8. あこがれのまち  作詞:角野栄子 歌:MAI & YUMIKO-Chan
9. 魔法のぬくもり  作詞:麻生圭子 歌:井上あずみ

作曲・編曲 久石譲

 

Kiki’s Delivery Service Vocal Album

1.Turning Seasons
2.Looking for that Special Something
3.Sweeping Memories
4.My Heart
5.Children lost at Dusk
6.I am a Bird
7.Even though I like you!
8.The Town that I long to stay
9.The Warmth of Magic

 

Disc. 久石譲 『天空の城ラピュタ ハイテックシリーズ』

久石譲 『天空の城ラピュタ ハイテックシリーズ』

1989年11月25日 CD発売 30ATC-188
1989年11月25日 CT発売 26AGC-2071
1993年12月21日 CD発売 TKCA-70229
2004年8月25日 CD発売 TKCA-72723

 

1986年公開 スタジオジブリ作品 映画「天空の城ラピュタ」
監督:宮崎駿 音楽:久石譲

 

「ラピュタ」サウンドを新たな音楽表現でアプローチしたハイテックシリーズ

 

 

解説

アニメージュ・ハイテック・シリーズ第2弾!宮崎駿監督作品’86年公開映画「天空の城ラピュタ」のサントラ音楽のハイテック化。宮崎映画において透明感、重厚感を持って映像をさらに拡げていく、久石譲の音楽の世界をここで新たな音楽表現でアプローチ。サントラ音楽とは、まったく異った新しい音楽観で「天空の城ラピュタ」を感じるでしょう。

今作品のハイテック化は、前作「ナウシカ」と同様の試みでレコーディングは行った。基本となるリズム楽器、ベーシックな音色以外は、全てCASIO楽器のサンプリング音を混ぜ合せて作り上げた音となっている。下記にベーシックな楽器とCASIOの機種を掲載しておくので参考にして聴いていただきたい。なお、曲中で印象的な音を拾って簡単な解説も書き加えた。

・ROLAND D-550
・ROLAND MKS-80
・ROLAND R-8
・Oberheim Matrix-1000
・Prophet-5
・AKAI S-900
・AKAI S-1000
※CASIO FZ-10M
※CASIO G・Synth PG-380

 

1.空から降ってきた少女
冒頭からシタール、タブラ、ガムランとEsnoぽい響きで始まる。(全体を通してこのEsnoぽさはずっと続くのだが…) ここで特に印象に残るサウンドは、曲の始まりで、ビー玉の落ちる様な音これは、・G・Synth WATER RINGの音を薄くつけている。シタールの音は・FZ FL-11CHIKUZEN-BIWA ・G・Synth SITARを混ぜ合せ作っている。メロディを弾くバイオリンは、・FZ FL-14SOLO VIOLINをEQ処理で美しくして仕上げている。

2.ゴンドアの思い出
左右のスピーカで聴こえるガムランのシーケンスフレーズは、・G・Synth GAMELANの音をほんの少し足して作っている。3拍子の所で聴こえる乾いた笛の音は、・FZ FL-11SHINOBUE.NOUKAN,HICHIRIKIなど合せてEf処理して作った。曲終りのアナログシンセぽい音は・G・Synth DIST PGで出している。ドラムのバスドラ、和太鼓の様な音も・G・Synth WADAIKOをEQ処理で大きく変えて使ったものである。

3.タイガーモス号にて
曲頭、沖縄っぽい音を出しているのは、・FZ FL-11SAMISEN ・FZ FL-11KOTO ・G・Synth SAMISENなどと混ぜ合せてある。メロをとるピッコロの音は、・G・Synth ANT RECORDERの音も混っている。曲中のリズムのなくなる所の打楽器は、・FZ FL-11TSUZUMI,JAPANESE PERCUSSIONなどで作った。スコットランドぽいバグパイプの音は、・G・Synth BAG PIPE ・FZ FL-13のブラス系の音を色々と加工して作り出している。バイオリンの響きによりいっそう哀愁を出す味つけとなっている。

4.ロボット兵
ハードロックプログレと云う感じに仕上っている曲、ここで、バイオリンの様な、歪んだ音を作っているのは、・G・Synth PG-380である。

5.失意のパズー
またまたシタールの音は前出の音である。メロを演くマリンバ、ピッチカートの様な音は、・FZ FL-1 MARIMBA, HARPSICHORD, PIZZICATO, ・G・Synth HARPSICHORDを混ぜ合せ・G・Synthが金属ぽい音色を足している。曲中のねばりのあるギターサウンドは、・G・Synth FUNKY BASSを中心に色々と音処理してある。

6.君をのせて
ジプシーキングス風にガットギターのリズムからおなじみの”君をのせて”のメロが聴こえて来る。哀愁のあるメロディーが、ちょっと野性味のあるリズム感でおもしろい仕上りになっている。メロを演奏するチャイムの音とフルートの音は、・FZ FL-5 VIBRAPHONE ・G・Synth CHIME HIGH, BELL STRINGS ・FZ FL-2FLUTE ・G・Synth ANT RECORDERなどを使用し美しい音色にEQで加工している。

7.スラッグ渓谷の朝
曲頭の渓谷の朝の感じを出している鳥たちの鳴き声は、・FZ FL-7ANIMALS, BIRDSなどから…、曲想が中国風から日本風になる所で出て来る琴、木魚、笛etcは、・FZ FL-11SOUND OF JAPANESEの音を変化つけて作っている。スコットランドぽくなる所のバグパイプ等の音は前出の音である。

8.破滅への予兆
イントロで後ろのほうでなっている尺八は、・FZ FL-11SHAKUHACHIの音を加工して作っている。ディストーションのかかったギターサウンドは、・G・Synth DIS PG, WILD PG,などのヘビーなギター音を使っている。曲想が変って左右にPANしているストリングスの音は、・FZ FL-14SECTION STRINGSの音にモジュレーションをかけ動かしている。最後の爆発音は、・FZ FL-8WEAPONS/STRANGE SOUND

9.シータの決意
物憂い感を出すボサノバ風に仕上った曲。リズムをきざむガットギターは生楽器である。メロを演奏するフルートの様な音、ベルの様な音、・FZ FL-2FLUTE ・FZ FL-5 JAZZ PIANO, VIBRAPHONE, ・FZ FL-10 PIZZICATO ・G・Synth GLOCKEN, BELL STRINGS, CHIMEなどの音色を使用し、各音にごらない様注意を払って音をEQして作り上げた。

10.天空の城ラピュタ
ほぼ全編になっているベルの音は、・G・Synth HARPSICHORD, BELL STRINGS,などの音足して加工してある。メロを演奏するストリングスの音は、・FZ FL-14SOLO VIOLIN ・FZ FL-11SHINOBUE ・FZ FL-13 JAZZY SAXなど混ぜ合せEQ処理して作り上げた。曲中のオブリガードのホルンの音は、・G・Synth FRENCH HORNも加えてある。バンプ部のピッチカートは、・FZ FL-10 SOFT PIZZ, ・FZ FL-12HARPを混ぜ重力感のあるピッチカートに仕上った。各音色、バランスとも美しく整った曲にまとまっている。

以上の様に特に印象的な音をいくつか取り出してみたが、基本は各音源にCASIOのサウンプリング音とギターシンセの音を重ねて新しい音を作り出そうと云う試みであった。前作(「風の谷のナウシカ」)よりEsno色が強くなり、色々な要素のあるアレンジとなっており、バラエティーにとんだアルバムに仕上った。映画「天空の城ラピュタ」のサントラを聴いた方も、始めてこのアルバムを聴く方も十分に楽しめる音楽に仕上っていると思う。

また、この企画にはCASIO音楽ソフト企画部の古谷仁氏に多大な協力をいただいた。

(解説 ~CDライナーノーツより)

 

 

久石譲 『天空の城ラピュタ ハイテックシリーズ』

1. 空から降ってきた少女
2. ゴンドアの想い出
3. タイガーモス号にて
4. ロボット兵
5. 失意のパズー
6. 君をのせて
7. スラッグ渓谷の朝
8. 破滅への予兆
9. シータの決意
10. 天空の城ラピュタ

Produced by HIROYUKI KAMII
Arranged by MICHIAKI KATO

All Songs Composed by JOE HISAISHI

 

Disc. 久石譲 『風の谷のナウシカ ハイテックシリーズ』

久石譲 『風の谷のナウシカ ハイテックシリーズ』

1989年10月25日 CD発売 30ATC-187
1989年10月25日 CT発売 26AGC-2070
1993年7月21日 CD発売 TKCA-70134
2004年8月25日 CD発売 TKCA-72719

 

1984年公開 スタジオジブリ作品 映画「風の谷のナウシカ」
監督:宮崎駿 音楽:久石譲

 

「ナウシカ」のサウンドトラックを、エスニックポップ感覚で新たにレコーディング。

 

 

解説

アニメージュ・レーベル、ハイテック・シリーズは、名作アニメ映画等のサントラ音楽を新たに様々なハイテクノロジー、ハイシステム、ハイ感覚等を駆使し、作り上げた音楽である。アニメファン、サントラ音楽ファンのみならず、広く音楽ファンまでもが楽しめる作品である。

今回のコンセプトは、一つの楽器をどこまで追求できるか(音作り、音色作りと云う事において)を狙いに置いた。またアレンジの面では、今、世界で静かなブームを起こしているEsno Popの味つけをしつつ、オリジナル曲の持つ良さは失わない様作り上げた。

基本は、”YAMAHA TX 81Z”をシーケンサーとして、下記音源を鳴らした。
・YAMAHA RX5
・YAMAHA VII
・Oberheim Matrix
・AKAI S900
・KORG M1
それに
・CASIO FZ
・CASIO Guitar Synth
の2台をDrms以外のほぼ全音色に使用(単独の音ではなく、各楽器の音にCASIOの音を混ぜ合わせ使用)して、音作りに臨んだ。(フェアライトやシンクラビアの高額楽器を使用しなくてもHi-Techな音は可能である。)

(解説 ~CDライナーノーツより)

 

SOUND MEMO

1.風の谷のナウシカ~オープニング~
この曲では、テーマを演奏しているソプラノサックスのみが唯一生楽器である。特に印象的な音は、・シタール(曲頭部)「FZ・FL-11 SOUND OF JAPAN III」”CHIKUZEN-BIWA” 「Guitar Synth PG RC-510G」”SITAR”の音を組み合せEQ処理して作った音である。・ピアノ(インプロビゼーション部)「FZ・FL-5 JAZZ PIANO」”JAZZ PIANO 1”を他楽器に混ぜ合わせて作った音である。・効果音(ピアノソロからテーマに戻る所)「Guitar Synth PG RC-510G」”WATER RING”の音を他音と加工して作った。

2.王蟲の暴走
曲頭からのアコースティック・ギターは生音である。サウンドホール部分に紙を張り付け共鳴を押さえ、シタールぽい響きを出している。・シロフォン(A・Gの後に聴こえる)「FZ・FL-1 MARIMBA」”MARIMBA 3”の音を足してある。・Dist・Sax(インプロビゼーション部)「FZ・FL-14 SOLO VIOLIN」”OCTAVE VIOLINS”「G SYnth PG RC-510G」”DIST DG 2”等を混ぜ合せEQ、EFで過激な音作りをした。・シタール Track-1と同様の音。

3.メーヴェとコルベットの戦い
・三味線「FZ・FL-11 SOUND OF JAPAN III」”TSUGARU-SHAMISEN”の音色をメインに加工した音。・和ダイコ「FZ・FL-11 SOUND OF JAPAN V」”JAPANESE PERCUSSION”の音をEQで厚みを出した。・フルート(テーマ部)「FZ・FL-2 FLUTE」”FLUTE 2”の音を加えてある。・シタール Track-1と同様の音作り。

4.戦闘
・ブラス「FZ・Fl-3 BRASS ENSEMBLE II」”BRASS ENSEMBLE 5”を足して作っている。・ソロブラス(インプロビゼーション部)「FZ・FL-13 ROXK BRASS」”FILTER BRASS”の音を加工して付け加えた音色。・バイオリン(インプロビゼーション部)「FZ・FL-14 SOLO VIOLIN」”SOLO VIOLIN”を加えている。

5.虫愛ずる姫
・シタール Track-1と同様。・ピッチカート、ハープ(テーマ部のメロとオブリガード)「FZ・FL-10 STUDIO STRINGS III」”VIOLA/VIOLIN PIZZ”「FZ・FL-11 SOUND OF JAPAN」”KOTO”「FZ・FL-1 MARIMBA」”MARIMBA 4”「FZ・FL-12 HARP」”CHORUS HARP”等の音色を作ってメロディアスなフレーズを演奏している。

6.ナウシカ・レクイエム
・バイオリン(テーマ部メロ)「FZ・FL-14 SOLO VIOLIN」”SOLO VIOLIN”を混ぜ合せEQで音を調整し使用した。・パンフルート(コーラス部メロ)「FZ・FL-12 PIPE ORGAN II」”FLUTE FAMILY 8”を加工し混ぜ合せ、音に厚みを持たせた。・マリンバ(オブリ・ソロ)「FZ・FL-1 MARIMBA」”MARIMBA 2”を加えてある。・タブラ「G・Synth PG RC-510G」”TUBULAR”を音色加工して混ぜ合せて作ってある。

7.ペジテの全滅
・マリンバ(曲頭部、左右にPAN)「FZ・FL-1 MARIMBA」”MARIMBA 2”の音を加えてある。・効果音(パーカシブルな効果音、ベースラインとユニゾン)「G・Synth PG RC-510G」”DIGI PIANO”を加えてある。曲中のソプラノサックス(インプロビゼーション)は、生楽器で演奏。

8.腐海にて
・ガムラン、タブラ「G・Synth PG RC-510G」”TUBLA””GAMELAN”を中心にEQで音を処理して作っている。・奇妙な効果音「FZ・FL-7 ANIMALS」”ANIMALS”の音を色々と加工して奇妙な効果音に仕上げている。曲中のアルトサックス(インプロビゼーション)は生楽器。

9.蘇える巨神兵
・ピアノ、ハプシコード(曲頭部)「FZ・FL-1 HARPSICHORD」”HARPSICHORD 3”「FZ・FL-JAZZ PIANO」”JAZZ PIANO 2”等を合せて作ってある。・ストリングス(ベースとユニゾンの重量感ある)「FZ・FL-1 CELLO/VIOLIN」”CELLO 1”「FZ・FL-10 STUDIO STRINGS III」”BASS/CELLO”等、弦の音をたくさん合せて作っている。

10.鳥の人~エンディング~
ギターの音はTrack-2と同様の音作りでEQで加工している。途中からサックスのソロは生楽器。・パーカッション(全編に入っているコンガ・ボンゴ・タブラetc…)「FZ・FL-6 PERCUSSION」「G・Synth PERCUSSION」を色々と混ぜ合せ使用してある。

一応、曲中でメインで聴こえる音色について具体的に使用器材を取り上げた。今回の試みは、CASIO FZ、CASIO Guitar Synthを使用してほぼ全部の音を表現しようとしたものであるが、諸々の状況からベーシックな音等は、前出の楽器とFZ等の音を混ぜ加工してある。尚、この試みにはCASIO音楽ソフト企画部の古谷仁氏に多大な協力をいただいた。

(SOUND MEMO ~CDライナーノーツより)

 

 

久石譲 『風の谷のナウシカ ハイテックシリーズ』

1. 風の谷のナウシカ〜オープニング〜
2. 王蟲の暴走
3. メーヴェとコルベットの戦い
4. 戦闘
5. 虫愛ずる姫
6. ナウシカ・レクイエム
7. ペジテの全滅
8. 腐海にて
9. 蘇る巨神兵
10. 鳥の人〜エンディング〜

Produced by HIROYUKI KAMII
Arranged by KISHO YAMANAKA

ALL Song Composed by JOE HISAISHI