Info. 2024/10/20 73歳久石譲氏 2030年まで「作曲の予定」がびっしり 日本センチュリー交響楽団音楽監督就任(Webニュース各種より) 【10/30 update!!】

Posted on 2024/10/20

73歳久石譲氏 2030年まで「作曲の予定」がびっしり 日本センチュリー交響楽団音楽監督就任

 大阪・豊中市を本拠地とする「日本センチュリー交響楽団」の、新音楽監督に就任する作曲家の久石譲氏(73)が20日、大阪市内で就任会見を行った。

 任期は2025年4月からで、音楽監督として楽団の音楽性に関わる重要な内容のすべてに携わることになる久石氏。「一生に一回くらい、きちんとすべて、自分の考えていることを実現できる立場、音楽監督をやってみたい、という気持ちはもともと持っていた」と、就任の動機を語り、「このオケ(オーケストラ)が元々持っているクラシック伝統を引き継いで、僕のやる現代性を合わせて両輪となるように運営していく」と、強い決意を語った。

 会見に同席した同楽団の桜井博志理事長によると、日本国内では「ほとんどのオーケストラで赤字が続いている」状況だといい、「世界のセンチュリーに仕上げていくために、お力をお借りしたい」と、久石氏の就任に大きな期待を込めた。

 25年4月からスタートする新シーズンのプログラムも発表され、久石氏が指揮を務める定期演奏会では、自身の作品も多く演奏される。「自分の曲多いですね、来年から減らします」と、冗談めかしながら、今後、新曲披露の可能性を問われると「2030年くらいまで作曲の予定が全部入ってしまっていて。事務所で全部組んじゃっていて、アディショナル(追加)で作るのは結構大変ですけど、いち早くできる状況になれば」と、語った。

 また就任を記念し、同楽団のスペシャルスポンサー「旭酒造」から、漫画家の弘兼憲史氏が手がけた久石氏のイラストを使用した、「獺祭」と「獺祭Blue」久石譲ラベルの作成も決定。主催演奏会などで販売され瑠予定で、今後販路の拡大も検討中だといい、出荷額の半分を海外留学を目指す若手音楽家の援助金とするプランも合わせて発表された。

 

固く握手を交わす久石譲氏(右)と日本センチュリー交響楽団の桜井博志会長=大阪・豊中市内

会見に出席した久石譲氏

久石譲氏ラベルの「獺祭」を披露する日本センチュリー交響楽団の桜井博志会長

出典:73歳久石譲氏 2030年まで「作曲の予定」がびっしり 日本センチュリー交響楽団音楽監督就任/芸能/デイリースポーツ online
https://www.daily.co.jp/gossip/2024/10/20/0018250498.shtml

 

 

「ジブリ映画」の久石譲さんが大阪の交響楽団の音楽監督に 「一人でも多くの客つかむ」

 令和7年4月に日本センチュリー交響楽団(大阪府豊中市)の音楽監督に就任する作曲家で指揮者の久石譲さんが20日、同市内で記者会見し、「客が呼べないと意味がない。経済的な不安のあるオーケストラだが、みんなで協力しながら、一人でも多くのお客さんをつかんでいきたい」と語った。

 スタジオジブリの映画音楽でも国内外にファンが多い久石さんだが、クラシック音楽の作曲、指揮者として世界的な評価は高い。同楽団の桜井博志理事長は「海外で数万人規模のコンサートを開催できるジョウ・ヒサイシを迎えられたのは、望外の幸せです」と期待を寄せた。

 資金面やファンの裾野の拡大など、課題も多い。久石さんは「室内オーケストラは車でいえばスポーツカーで切れ味が売り。きちんとやったら、世界の道が開けるかもしれない。簡単ではないが可能性はある」と意気込みを語った。

 

握手を交わす日本センチュリー交響楽団の音楽監督に就任する久石譲さん(右)と同楽団の桜井博志理事長=20日午後、大阪府豊中市のセンチュリーオーケストラハウス(渡部圭介撮影)

出典:「ジブリ映画」の久石譲さんが大阪の交響楽団の音楽監督に 「一人でも多くの客つかむ」  – 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20241020-ZUHNGO52QVNBXNHVY3YVFJFK44/

 

 

久石譲さんが日本センチュリー交響楽団の音楽監督就任へ

スタジオジブリの映画音楽などを手掛けた作曲家・指揮者の久石譲さんが20日、日本センチュリー交響楽団(大阪府豊中市)の音楽監督就任に向けて同市で記者会見した。「クラシックのコンサートは古典作品ばかりになりがちだが、現代作品も取り上げる。古典をリクリエイト(再創造)するような楽団にしたい」と抱負を述べた。

久石さんがプロの常設オーケストラの音楽監督に就くのは初めて。任期は2025年4月から3年。同楽団では21年から首席客演指揮者を務めている。

同楽団について「小規模編成の室内オーケストラであること」が重要と話す。「日本ではドイツ的な大規模なものがオーケストラだと思われがちだが、世界の潮流はスピード感や切れ味がある音楽が求められている。それを磨いて世界で通用させたい」と意気込んだ。

久石さんは既に同楽団のプログラムづくりにも着手した。定期公演では古典作品であるベートーベンの交響曲を毎回取り上げつつ、20世紀以降に書かれた現代作品や自作曲などを組み込む。「古いしがらみのない僕だからできることだと思う」と強調。指揮者はコンセプトに合致する人を選んだという。

 

日本センチュリー交響楽団の音楽監督に就く久石譲さん

出典:久石譲さんが日本センチュリー交響楽団の音楽監督就任へ 「古典再創造する楽団に」 – 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOIH201F50Q4A021C2000000/

 

 

久石譲さん 大阪「日本センチュリー交響楽団」音楽監督に就任

スタジオジブリ作品の音楽などで知られる作曲家の久石譲さんが大阪を拠点に活動するオーケストラの音楽監督に就任することが決まり、会見で「多くの観客の心をつかみたい」と抱負を語りました。

久石譲さんは、スタジオジブリ作品の「風の谷のナウシカ」や「千と千尋の神隠し」などの映画音楽で知られ、日本を代表する作曲家の1人です。
来年(2025年)4月から大阪・豊中市を拠点に活動する「日本センチュリー交響楽団」の音楽監督に就任することが決まり、20日、市内で記者会見を開きました。
久石さんは団員がおよそ50人の少人数であることに触れ、「小規模編成の楽団はスポーツカーみたいで、スピード感と切れ味が売りだ。いつか世界に道を開く可能性に期待しつつ、1人でも多くの観客の心をつかみたい」と抱負を語りました。
また、就任後の定期演奏会のプログラムについて、ベートーベンの交響曲と1950年以降の音楽を組み合わせるということで、「音楽は過去から始まり、現在、未来につながっていく。現代の曲のあとにクラシックを聞くことに意味がある」と語りました。
久石さんが常設のオーケストラの監督に就任するのは初めてで、今後は親子で楽しめるコンサートなども企画するということです。

※ニュース動画あり

出典:久石譲さん 大阪「日本センチュリー交響楽団」音楽監督に就任|NHK 関西のニュース
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20241020/2000088413.html

 

 

弘兼憲史さんが手がけた久石譲さんのイラストが「獺祭」のラベルに 若手音楽家の援助にも活用

日本酒「獺祭」で知られる岩国市の旭酒造が、作曲家で指揮者の久石譲さんのイラストをラベルにした「獺祭」を販売することになり、20日、大阪で記者会見しました。

記者会見には久石譲さんと旭酒造の桜井博志会長が揃って出席しました。

新たに販売されるのは久石譲さんのイラストをラベルにした日本酒「獺祭」とニューヨークの酒蔵で醸造した「獺祭Blue」。

イラストは岩国市出身の漫画家弘兼憲史さんが手がけました。

桜井会長が理事長を務める日本センチュリー交響楽団の新しい音楽監督に久石さんが就任することを記念してデザインされました。

販売額の半分を、音楽を学ぶために海外へ留学する若手音楽家への援助金とする方針です。

(旭酒造 桜井博志会長)「若い音楽家が世界に出ていくお手伝いを、少しでもできたらいいんじゃないかな。」

(久石譲さん)「山口県のブランドだったものを世界のブランドにしていく。並大抵の努力じゃなかったと思うが、そうやってやってきた ように若い人を応援して海外に出したいんだと。これは桜井さんの夢だと思うし、素晴らしいことだと思う。」

今後の販路については検討中ですが、日本センチュリー交響楽団の定期演奏会などで販売される予定です。

※ニュース動画あり

出典:弘兼憲史さんが手がけた久石譲さんのイラストが「獺祭」のラベルに 若手音楽家の援助にも活用 (2024年10月21日掲載)|KRY NEWS NNN
https://news.ntv.co.jp/n/kry/category/society/krdc94e69056d14526957ca65e70c836fc

 

 

久石譲さん「最後のチャンスとしてやってみようかなと」 “ジブリ音楽の巨匠”が大阪の交響楽団の『音楽監督』に!今後やりたい音楽は?指揮者の仕事の“流儀”とは?【インタビュー】

 ジブリ音楽の巨匠・久石譲さんが、大阪の交響楽団の音楽監督に就任。なぜ引き受けようと思ったのか?MBS河田直也アナウンサーがインタビューしました。

 (日本センチュリー交響楽団 次期音楽監督 久石譲さん)「1人でも多くのお客さんをつかんでいきたい」

 作曲家・久石譲さん、73歳。スタジオジブリ作品をはじめとする、多くの映画音楽・CM音楽などを手がけた日本を代表する音楽家です。去年公開された映画『君たちはどう生きるか』では、アメリカの優れた映画・ドラマに送られるゴールデングローブ賞・作曲賞にノミネートされました。

 そんな久石さんが今回、大阪を拠点とする「日本センチュリー交響楽団」の音楽監督に就任。73歳の今、なぜ新たな挑戦をするのでしょうか?

 (河田アナ)「音楽監督を引き受けた経緯は?」

 (久石譲さん)「このオーケストラで3年ぐらい主席客演指揮者をやってきました。ここが、室内オーケストラ、ちょっと小っちゃいオケなんですよ。小っちゃいというのは(現在の)世界の流行・ブームで最先端。だからやってみたい。年齢も年齢なので、最後のチャンスとしてやってみようかなと。それで引き受けました」

 ここ、大阪で“新しいクラシック音楽”の形を作り上げていきたいという久石さん。ただ、オーケストラと聞くと、身近ではないイメージもありますが…

 (河田アナ)「オーケストラには、『難しそう』というイメージもあると思うのですが?」

 (久石譲さん)「そのとおりだと思います。僕が行っても寝ちゃいますよ。心地よく眠れるのは、それなりにいいなと(思う)」

 (河田アナ)「親子にも楽しんでもらえる音楽をやりたいと聞いたのですが?」

 (久石譲さん)「お母さんってやっぱり、子育てやってるときってほんとに大変ですよ。音楽聴いて気を抜きたいと思っても、『何歳以下はお断り』になっちゃうんですよ。そうじゃなくて、子どもが走り回っていい状況で、対応できる曲を選んで、それでやれば安心して聴けますよね」

 久石さんの名曲を子連れのお母さんたちにも安心して楽しめるようにしたいのだといいます。

 河田アナがオーケストラを取りまとめる久石さんにどうしても聞きたかったこと。番組のメインMC、いわば“現場監督”の河田アナが個性豊かな出演者のみなさんをどうとりまとめればいいのでしょうか?

 (河田アナ)「楽団をまとめるために大切にしていることはありますか?」

 (久石譲さん)「最も苦手なんですよ。ここもどれくらい持つかちょっと…。でも私は場所を提供する・環境を作る、実はこれが一番メインの仕事だと思います。オーケストラで唯一音を出していないのは誰だと思います?」

 (河田アナ)「指揮者?」

 (久石譲さん)「そう。音で食べているはずなのに、音を出していないのは指揮者だからね。方向を示すこと。こういう感じ、今のでいいんだよって、そういうことなんじゃないのかな」

 久石さんにとって、オーケストラを届けるうえでの心構えとは?

 (久石譲さん)「基本は1対1なんですよ、考え方。例えばオケ、大勢いても自分がやることは自分ですから。直接本人に語りかけていく、そういう感じの考え方のほうがいいなと僕は思ってやっています」

 (河田アナ)「お客さんひとりひとりに届けるつもりでやると」

 (久石譲さん)「そういうつもりでは、やっていますね」

出典:久石譲さん「最後のチャンスとしてやってみようかなと」 “ジブリ音楽の巨匠”が大阪の交響楽団の『音楽監督』に!今後やりたい音楽は?指揮者の仕事の“流儀”とは?【インタビュー】 | MBSニュース
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20241023/GE00061282.shtml

 

 

2024.10.30 update

日本センチュリー交響楽団が記者会見
久石譲の音楽監督就任、2025-26シーズンラインナップ、獺祭とのコラボを発表!

 日本センチュリー交響楽団は10月20日、大阪府豊中市にて2025-26シーズンラインナップ発表の記者会見を開催し、作曲家・指揮者の久石譲と同楽団理事長の桜井博志(旭酒造株式会社会長)が登壇した。現在久石は、同楽団の首席客演指揮者を務めていて、2025年4月から音楽監督に就任することが改めて発表された。

 

左より:桜井博志、久石譲

 

 まず音楽監督就任について久石は「一生に一度は、自分の考えていることを実現できる音楽監督という立場をやってみたいという想いはありました。小編成であるこのオーケストラは素晴らしいアンサンブルを持っている。スポーツカーのようなスピード感や切れ味という持ち味をさらに磨いた先に、いつか世界でもやっていけるかもしれないという可能性を感じられる」と抱負を語り、理事長の桜井は「“世界のセンチュリー”にするために力を貸していただきたい」と期待を寄せた。

 定期演奏会は、全8回すべての回で、ベートーヴェンと久石自身の作品を含む1950年代以降の現代曲が組み合わされる。指揮者陣も久石が自ら声をかけて集めたという。「クラシック音楽は古典芸能ではなく、過去から繋がり現在もたくさんの曲が作られていて未来につながっていくもの」「クラシックをリクリエイト(再構築)して魅力を伝え、1人でも多くのお客さまを掴みたい」と力強く語った。

 

 

 シーズン最初の第289回定期(4/23)は、同楽団ミュージックアドバイザーである秋山和慶が登場。プーランクのバレエ組曲「牝鹿」、新進気鋭のチェリスト 笹沼樹を迎えてのデュティユーのチェロ協奏曲、ベートーヴェンの「運命」を取り上げる。秋山はシーズンファイナルの第296回(2026.2/28)にも出演。2022年第8回仙台国際音楽コンクールにて、史上最年少の17歳で優勝したヴァイオリンの中野りなとコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲で共演、ベートーヴェンは交響曲第8番を振る。

 久石は第290回(6/13)、第292回(9/26)、第295回(2026.1/17)の3回の定期に登場。いずれの回も久石の作品がプログラミングされ、就任記念演奏会ともいえる第290回では、ベートーヴェンの「田園」と自身作曲の交響曲第2番で音楽監督としての幕開けを飾る。

 その他第291回(7/25)では初来日となるブルガリアの指揮者デルヤナ・ラザロワが登場。アメリカ出身でグラミー賞を受賞している作曲家 キャロライン・ショウの「アントラクト」を取り上げる。第294回(11/28)はエストニア国立歌劇場の芸術監督であるアルヴォ・ヴォルマーがジョルジュ・エネスク国際コンクールで優勝した金川真弓とともにブリテンのヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェンの第7番を披露する。

 また、豊中市立文化芸術センターと共同で年4回開催している「センチュリー豊中名曲シリーズ」では「花鳥風月」をテーマに現首席指揮者の飯森範親をはじめ、出口大地、大友直人、喜古恵理香らが登場し、注目の若手演奏家たちと共演する。このシリーズの他、小さな子どもたちと子育て中の大変なお母さんたちに楽しんでいただけるような「親子のためのコンサート(仮)」や「現代音楽アンサンブルシリーズ(仮)」などを企画している。

 さらには久石の音楽監督就任を記念し、スペシャルスポンサーである旭酒造株式会社より、漫画『島耕作』シリーズなどで知られる漫画家の弘兼憲史が手がけた久石のイラストをラベルにした「獺祭」と、旭酒造がアメリカに建設した酒蔵で醸した「獺祭Blue」の作成も発表された。今後、主催演奏会や豊中近辺などでの販売を予定しているという。

 

 

 すでに国際的な知名度を誇る久石が、日本センチュリー交響楽団とともに目指す“世界”への挑戦に注目していきたい。

日本センチュリー交響楽団
https://jcso.or.jp

出典:日本センチュリー交響楽団が記者会見久石譲の音楽監督就任、2025-26シーズンラインナップ、獺祭とのコラボを発表! – ぶらあぼONLINE | クラシック音楽情報ポータル
https://ebravo.jp/archives/176531

 

 

 

 

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