Overtone.第100回 久石譲ベストアルバム新定番3選

Posted on 2025/01/22

ふらいすとーんです。

今回はズバリ!久石譲ベストアルバム新定番3選です。約45年を超える音楽活動のなかでベスト/コンピレーション・アルバムも数多く世に送られてきました。いま総括するならこれ、そして今から始めるならこれ、そのどちらも満足の太鼓判3枚のアルバムをご紹介します。

 

 

『Dream Songs: The Essential Joe Hisaishi』(2020)

 

久石譲キャリア初!世界的クラシック・レーベルDECCA GOLDから世界同日リリースとなった新時代のベストアルバムです。フィジカル/デジタルで世界中どこでもアクセスポイント。CD帯には「久石作品の中でも映画のために作られた珠玉のメロディが際立つ代表曲を中心に構成された愛蔵版」とあります。全28曲収録!詳細はDisc.ページをお楽しみください。

 

アルバムをお祝いしてSNSで一曲ごと一口コメントしたものをまとめました。

 

 

 

『Songs of Hope: The Essential Joe Hisaishi Vol. 2』(2021)

 

早くも一年後に届けられたワールド・ベスト第2弾です。ワールド・ワイドに活動する久石譲にふさわしい、海外スタッフによって選ばれた楽曲たち。CD帯には「映画・CM音楽、そしてライフワークのミニマル・ミュージックから構成された久石譲の多彩な世界に触れる一枚」とあります。全28曲収録!詳細はDisc.ページをお楽しみください。

 

アルバムをお祝いして第2弾は広く一口コメントも大募集しました。ファンにとっての一曲、好きな理由やエピソード、好きが溢れる。またやりたい。

 

 

 

『A Symphonic Celebration』(2023)

 

世界展開がすぎる!次はなんとクラシック名門レーベル、ドイツ・グラモフォンからのデビュー盤です。その第1弾に選ばれたのは、今も世界ツアー中で話題沸騰のあのコンサート「ジブリフィルムコンサート」をほぼ完全コンパイルした企画盤です。CD帯には「宮崎駿監督映画作品への提供曲をロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共にロンドンにてオーケストラ録音」とあります。特別収録も含めた全12曲!詳細はDisc.ページをお楽しみください。

 

 

久石譲ベストアルバム新定番3選、入門編としてボリュームたっぷりに最適です。過去のベスト盤に入っていた曲も多く選ばれていて、長年のファンも納得と充実のコンピレーションです。その証拠にこれまでは「これから久石譲を始めるオススメ」を尋ねられた時に、オーケストラならこれかなあ、ピアノならこれなかあ、ジブリはこれかなあ…でも…が残る。これからは迷わずにコレとおすすめできる、そんな一枚ができてうれしい心強い。

 

 

こぼれ話3選

収録元まで知りたい

アーティストの入門編でベストアルバムを聴きながら、この曲気に入った!このテイストもっと聴きたい!どのオリジナルアルバムに収録されてるんだろう…載ってないわからない。そんな経験ないですか?

以前はポップスでもインストゥルメンタルでも、ベストアルバムが発売されるとなったら公式サイトやレーベルサイトに、あるいは販売流通サイトや音楽配信サービスの商品紹介に、そしてCDブックレットに「この曲のオリジナル盤はこのアルバムです」とわかっていたと思います。近年はなぜかその記載が減っているように感じています。載せない意図やメリットがどこにあるのかなかなか頭を振り絞っても浮かんでこない。

リリース前なら情報を出さない楽しみ方もあると思います。曲目だけを見てどのアルバムからだろう?どのバージョンが収録されるんだろう?まさかのニューバージョン?!新録音?!とわくわく予想や期待も膨らみます。これはポップスなどのベスト=シングル曲と違ってインスト曲だからこその面白さもありますね。多くの作曲家はサントラなどのオリジナル・バージョンから、音楽的にさらに幅広く充実させたリワーク・バージョンを誕生させています。ライブ音源だってある。リリース後はぜひ情報を公開してほしいです。全貌を明らかにして更新してほしいです。もう隠す必要もない、開示してこそ新しいワクワクが生まれる。手にとったCDブックレットをゆっくり眺めたい。

 

情報ソースはこれから扉を叩こうとしている新しいファンへの親切心です。今から歩きはじめるフィールドで、右も左もわからないなか順路を示してくれる情報は心強い道標になります。手がかりもない見つけられないだと、せっかく芽生えた好奇心の旅は早々に終わってしまいます。自分だったら諦めるかもなあ、まだ思い入れも強くない段階でそこまでエネルギー費やせるかなあ…それよりあのアーティストは追いかけやすそうだし楽しそう目移りしそう…って。

すごいチャンスロスです。正直、新しいファンの本当の試練はそこじゃありません。収録元がわかったとして、そのアルバムが今でも聴けるのか、手に入るのか、フィジカル/デジタルどちらを探したらいいのか、手強いぞ。聴けるところまで無事に辿り着けるのかが問題であって、そこに行くまでの情報なんて前提条件でクリアにしてあげたい。自国のエンタメに日常的に接している人たちにもたもたさせてしまうなら、海外から興味を持ってくれた人たちどうしましょう。

どれだけSNSが主流になったとしても、いやだからこそ、総合的に体系的に一元化されている場所があると、いつでも新しいファンは助かるものです。それが公式サイトなのかウィキペディアなのか、どこでもいいし誰でもいいと思います。ファンサイトも少しでもそんなお役に立てるのならうれしいです。──という気持ちで、いつもベストアルバムのDisc.ページには収録元を載せるようにしています。ささやかな親切心ですがどうぞお納めください。

 

 

 

令和だから言っとこう

SNSを見ていると新しい風が入ってきていると感じる時があります。「Summerって久石譲なんだ」「Summerってジブリ?映画の曲?」「伊右衛門の曲って久石譲だったんだ」「伊右衛門初めてフルバージョンで聴いてみた」発見するたびに新しい聴き手が増えたんだなあ、初めてその曲に触れた人がまた一人増えたんだなあ、とうれしくなります。ここで古参ファンの皆さん、「何言ってんだ、そんなの当たり前すぎて一昨日来やがれ」「ちっ、いまだにそこか、はぁ布教が足らん」なんて思っても言ったらダメですよ。約45年間の音楽活動ですから。ファンの軌道も何周目に入った?というかほんと螺旋のようにぐるぐる昇って広がっているのを肌で感じますね。例えばお酒でも新酒、5年もの、10年もの、20年もの、それぞれフレッシュさから熟成まで味わいが広がるからこそ奥深い楽しみ方ができます。だから新しいファンがいたことをみんなで喜びましょう。年数を重ねていくファンキャリアをみんなでお祝いしましょう。

「久石譲ってバリバリの現代音楽もやってるんだ」「ミニマル・ミュージックを作ってたんだ」そんな声も聞かれますね。映画音楽やCM曲のイメージしかなかったらびっくりしますよね。その感覚、平成に置いていこう。久石譲の原点はミニマル・ミュージックであり、久石譲の最新もまたミニマル・ミュージックを追求しています。上の『Songs of Hope: The Essential Joe Hisaishi Vol. 2』(2021)には、耳にしたことのあるメロディから本格的な現代曲まで分け隔てなく並んでいます。これちょっとうらやましいです。先入観なしに疑いようなくこれが久石譲なんだと受け取れる感覚、ベスト盤に選ばれるような曲なんだと同じ心持ちで聴ける感覚。長年のファンでも「久石さんの現代作品は聴かない、ちょっと苦手かも」「ミニマルってなんか難しい」ってありますよね。その感覚、平成に置いていこう。これから新しくファンになる人たちは、ミニマル・ネイティブですよ。令和だしね、令和スイッチでいきましょう。

食わず嫌いの人には、いいから一回聴いてみてってCD貸したりなんかして。デジタルは貸すわけにもいかないですもんね。プレゼントとしても喜ばれそうですね。手にとって眺めているだけでもちょっとした幸せな気持ちになります。そんな昭和譲りのかたちも大切にしたい。

 

 

 

 

 

 

 

ファンにとってのゴール/スタート

とにかく音楽の間口が広いことに驚くばかりです。そして現役感がすごい。あの人は今、あの曲は今じゃないけど、時間をワープするほどの懐かしさは憶えません。それはずっと聴きつづけているから、ずっとどこかで流れてきたからです。どの曲も人生の特別な瞬間を思い出させてくれます。どの曲も人生の特別な瞬間を作ってくれます。そのたびに温かい記憶や幸せなぬくもりを連れてきてくれる。なかには、ひととおり聴いたつもりでいたけれど抜けてたなんて曲もあるからまた楽しい。それはもうベストアルバムに選ばれてるくらいですからね、いちいち聴きごたえがあってしょうがない。かぶりつきみたいな感じで聴こう。

共に歩んだファンは、とっておきのマイベストやプレイリストがありますね。公式ベスト盤とのギャップこそ自分が積み重ねてきた大切なファン時間です。そうやって辿り着いたゴールもあれば、ベスト盤からここから広がっていくスタートもありますね。その楽曲を引き立たせるのに最適な編成で収録されている楽曲たち、この曲はどういう成り立ちの曲なのか、タイアップはあったのか、サントラの原曲も聴いてみたい、このバージョンのほうが好みかも、えーっ!?こんな曲がベストに収録されてないの!?、かぶりつきみたいな感じで調べてさらに聴こう。

 

 

これまでの音楽活動を久石譲とファンと一緒に祝うアルバムです。おめでとうございます!ありがとうございます!──ベストアルバムに選ばれなかったからといって、どうでもいい曲ということではありません。ベストアルバムは新しい旅の始まりです。そこから自分のベストトラックを見つけていく楽しみがたっぷり用意されています。自分だけのベストアルバムが作れたとき心のFUN CLUB会員証がもらえるらしいですよ。久石譲に出会う前の世界より、久石譲に出会ってからの世界のほうが好き。そんな人が一人また一人とできていったらいいな。

 

それではまた。

 

reverb.
今日も世界中が聴いている The Music of Joe Hisaishi!

reverb2.
100回おめでとう!でも自分だけの力じゃない。たくさんいただいたコンサートレポートもあって、この100回はファンの久石譲愛でできています。ありがとうございます!

 

 

*「Overtone」は直接的には久石譲情報ではないけれど、《関連する・つながる》かもしれない、もっと広い範囲のお話をしたいと、別部屋で掲載しています。Overtone [back number] 

このコーナーでは、もっと気軽にコメントやメッセージをお待ちしています。響きはじめの部屋 コンタクトフォーム または 下の”コメントする” からどうぞ♪

 

Info. 2025/01/01 [新聞] 「戦後80年 音楽で問う 作曲家・久石譲さん【平和をつなぐ】」(岐阜新聞ほか)【1/10 Update】

Posted on 2025/01/01

新年特集

戦後80年 音楽で問う 作曲家・久石譲さん【平和をつなぐ】

スタジオジブリ作品などの映画音楽や斬新な現代音楽で知られる作曲家の久石譲さん(74)。指揮者として世界を飛び回る一方で、戦争をテーマにした楽曲も手がける。戦後80年、その音楽は私たちに何を問いかけるのか、平和への思いを聞いた。 “Info. 2025/01/01 [新聞] 「戦後80年 音楽で問う 作曲家・久石譲さん【平和をつなぐ】」(岐阜新聞ほか)【1/10 Update】” の続きを読む

Info. 2025/01/17 [書籍]『音楽の友』2月号別冊「宮田大 Dai-alogue~音楽を語ろう」発売決定

Posted on 2024/12/27

クラシック音楽誌「音楽の友」の連載コーナー「宮田 大 Dai-alogue~音楽を語ろう」を一冊にまとめたものです。久石譲はVol.3ゲスト(2022年8月号)に登場しています。 “Info. 2025/01/17 [書籍]『音楽の友』2月号別冊「宮田大 Dai-alogue~音楽を語ろう」発売決定” の続きを読む

Overtone.第99回 通常配置と対向配置、誰が決める?

Posted on 2024/12/20

ふらいすとーんです。

今回はオーケストラの楽器配置です。

久石譲は本格的にクラシック音楽の指揮活動を始めた2010年代前半から、コンサートもレコーディングもそのほとんどを対向配置(古典配置/両翼配置)というフォーメーションで臨んでいます。ベートーヴェンはじめ古典派の時代にも主流だったものです。この配置の特徴に、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが左右対称に位置すること(だから両翼)や、コントラバスとテューバの低音が左と右とで拮抗することなどがあります。

一方の通常配置(一般配置)は、20世紀に入ってから音響的に高音から低音へと固めて流れるように、楽器群も高音楽器(左)から低音楽器(右)に固めて配置したものです。録音する際にも合理的だったのがそのきっかけとも言われています。どんどん広いホールで演奏されるようになる時代の変化ともリンクしています。大きな音の塊やうねりとなりやすい通常配置から生まれる音響と、より掛け合いやアンサンブルのさまを感じやすい対向配置から生まれる音響、それぞれにメリットあります。

 

対向配置(左側)と通常配置(右側)

 

 

久石譲音楽の対向配置の魅力、コンサートで体感してほしいところ。ぜひハマってください。

 

それからそれから、久石譲ファンおなじみ「World Dreams」「DA・MA・SHI・絵」や、交響組曲になった「ラピュタ」「もののけ姫」なども、オリジナル盤の通常配置と最新録音の対向配置、音源で耳をすませてほしいところ。聴きどころ満載です。

 

 

 

通常配置と対向配置、どっちが多い?

今、クラシックはじめオーケストラ演奏会では、どうなっているでしょうか。コンサートに行ったとき、テレビや動画で見るとき、気にしてチェックしてみてください。感覚値では半々くらいじゃないかなと思います。もしアーカイブされている過去映像まで遡るなら通常配置のほうが少し多いかもしれません。

ベートーヴェンもブラームスも対向配置を想定して作曲した。なのに楽器配置はどちらでも演奏される。久石譲も対向配置を想定して作曲している。なのに通常配置で演奏されることもある。なんで?──ずっと素朴な疑問でした。古典音楽はともかくとしても、現代作品であれば作曲家の意思は直に尊重されないものなのかな?、、なんならオリジナルスコアに「この作品は対向配置を推奨している」くらい明記してもいいことじゃないのかな?

 

通常配置と対向配置、誰が決める?

作曲家の意思はあまり尊重されないのか、じゃあ決定権は指揮者が握っているのか、そう思案していたところ違う発見もありました。クラシック音楽誌「レコード芸術」にあった音楽評論家のお話から紹介します。

 

 

連載 Viewpoint 70

今月のテーマ・ディスク
シューベルト:交響曲第8番《未完成》&第9番《ザ・グレイト》

 

③「古典配置」が「対話」を促進

通常配置か対向配置かそれが問題だ

舩木:
それにしても、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管はずいぶん変わりましたね。私が実演で初めて聴いたのは、マズアに率いられて来た1987年の来日公演。ちょっと雑味を含んだ、渋くて重量のある響きで。それが今は、本当に洗練されたオーケストラになりました。

満津岡:
それにまず古典配置になったのも大きいですよね。

舩木:
同感です。ブロムシュテットは、本来は古典配置、つまり第2ヴァイオリンが客席からみて右側にいる「対向配置」でやりたい人でしょう。サンフランシスコ響でもやっていましたか。シュターツカペレ・ドレスデンでは通常配置でした。

満津岡:
ドレスデンは伝統があり「私たちは通常配置で」と言われてできなかったそうです。ゲヴァントハウス管は、シャイーの時代も古典配置で演奏していましたし、アンサンブルの作り方がじつに巧みです。

舩木:
対向配置で、プレイヤーたちも腕を上げたと思います。

満津岡:
ブロムシュテットは、第2ヴァイオリンも第1ヴァイオリンと同じぐらいうまくなくていはいけない、と言っています。パーヴォ・ヤルヴィも、通常配置だと第2ヴァイオリンが完全に伴奏になってしまうと話していましたが、同じ考え方ですよね。

舩木:
ブロムシュテットが古典配置を実施したことと、彼のスコアの読みが変わってきたことの間には、関連があると思いますか?

満津岡:
大いにあると思います。ブロムシュテットは、自伝の中で対向にする根拠として「19世紀までの音楽は、それを前提に書かれているから」と話していましたし、それによってスコアの読み方、バランスのとり方も変わって来るのは当然だと思います。

舩木:
今回の録音でも、内声部の扱いが非常に丁寧ですね。ABABAの構造で書かれた第2楽章で、Bがイ長調で再帰してくるところ【第267小節~】。ここの第2ヴァイオリンとヴィオラは、本当に見事です。連続する16分音符でユニゾンで動いているのですが、ちょっとしたクレッシェンド/デクレッシェンドが、寄せては返す波さながらで、とても美しい。

満津岡:
確かにそこは見事。古典配置では、ヴィオラと第2ヴァイオリンが一緒に動くところも一つのポイントですね。

舩木:
シューベルトのスコアをよく見ると、第2ヴァイオリンは、他の楽器とこのように組になって音色を作ることもあれば、対話をするところもあり、とても繊細に書かれていますね。対向配置の方が、これら二つの状況の違いがはっきりと出やすい。

満津岡:
《ザ・グレイト》は、通常配置では「対話」が分かりづらく、となるとあとはテンポをぐらぐら揺らしてクライマックスをつくるしかやりようがない(笑)。ブロムシュテットはそういう演奏に対して非常に否定的なことを言っています。自伝の中でも「対話の原則」という言い方をしていて、そのことは、ことにこの《ザ・グレイト》のような作品だと非常によくわかりますし、実際とても効果的です。

舩木:
まさに。各パートがどんなバランスと言葉遣いでもって対話するか。そこをみるのは、この音楽を聴く醍醐味でしょう。

(「レコード芸術 2022年10月号 Vol.71 No.865」より抜粋)

 

 

答えは「オーケストラ楽団の伝統」という決定権もあるということでした。一般的に、指揮者と楽器配置はイコールです。対向配置をとっている指揮者であれば古典~近代クラシック~現代音楽も対向配置で臨むことが多いと思います。オーケストラ側が共演指揮者に合わせて臨機応変に対応している。そんな中でも、かたくなに通常配置を死守したいオーケストラ楽団もあるんですね。もしかしたら「この作品は」だったのかもしれませんけれど。ウィーン・フィルも通常配置のほうが感覚的に多い気はしますが、指揮者の要望に応えて対向配置をとる演奏会もあります。

オーケストラも「音をつくる」と言われます。それぞれの楽団で音像や雰囲気に特徴があります。普段と演奏配置が変わればパートの呼吸が合わせにくかったり、アイコンタクトがしづらかったりと、いろいろあるでしょう。音の距離もあるから、楽器の距離が変わるだけで0コンマ何秒で合わせるタイミングも変わってくるとか、いろいろあるでしょう。なるほどなるほど。だからリハーサルもすごく大切ですね。なるほどなるほど。

上のお話では、対向配置の魅力や特徴を伝えるキーワードも満載でしたね。「アンサンブルの作り方がじつに巧み」「第2ヴァイオリンも第1ヴァイオリンと同じぐらいうまくなくてはいけない」「プレイヤーたちも腕を上げた」「対話」、なるほどなるほど。

 

 

久石譲=対向配置です。話題にあがったシューベルト交響曲もあります。上の解説のポイント箇所をおさえながら、久石譲版も聴いてみよう。

 

 

 

話は変わって。

通常配置の魅力も知りたい。また別のクラシック音楽誌「モーストリー・クラシック」ではこんなことが触れられていました。オーケストラの楽しみかた?オーケストラを楽しむポイント?、そんなコーナーだったと思います。

 

 

弦楽器の通常配置は、客席から見て左(下手)から、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロだ。チェロの音をより明瞭に聴衆に届けたいときはチェロを内側にしてヴィオラを外側にする。いずれの配置でもチェロの後方にコントラバスが控える。

もう1つのタイプは、第2ヴァイオリンが上手外側に来て第1ヴァイオリンと向かい合う左右両翼配置(対向配置)だ。これもチェロが上手奥、または下手奥の2タイプがあり、下手奥のときはコントラバスも一緒に来る。

左右両翼型は古い時代に慣例だった配置で、例えばベートーヴェンの交響曲第4番、第6番『田園』、チャイコフスキーの第6番『悲愴』等にはヴァイオリンのステレオ音響効果を聴かせる箇所があるので、この配置が活きる。

だが、新しい時代になると、この形では対応できない作品も書かれるようになった。例えば、ショスタコーヴィチの交響曲第5番の第3楽章は、ヴァイオリンが2部ではなく3部に分かれ、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンのそれぞれのパート譜に3つのパートが書き込まれているため、ヴァイオリン奏者は1ヵ所にまとめられていないと3分割が不可能、もしくはとてつもなく困難になる。

そうしたことから、指揮者のストコフスキーが提唱して現在の通常配置がおこなわれるようになったようだ。しかし、左右両翼配置を偏愛する指揮者も少なからず存在するし、曲によってはその方が映える。だから、いかなる配置をとるのかを見極め、そのメリットが果たして発揮されているかを聴きとるのが大きな楽しみとなる。

数を数えるというのは編成規模をみることだ。第1ヴァイオリンが16なら「16型」といい、原則的にそこから2ずつ減じて、第2ヴァイオリン14、ヴィオラ12、チェロ10、コントラバス8となる。「14型」なら12、10、8、6、「12型」なら10、8、6、4が基準だ。

(「モーストリー・クラシック 2023年1月号 vol.308」より抜粋)

 

 

これを見ていくと、通常配置にも対向配置にも基本型とさらに細かい配置パターンがあること、対向配置で映える作品があること、通常配置でないと対応しづらい作品があることなど、またいろいろなことが見えてきて好奇心も生まれてきます。

これ、だから、なおさら予めスコアに楽器配置を推奨してたほうがいいんじゃない?って素人はついそう思うのですが。そうかあ、でもそうするとプログラムが組みづらくなる。同じ演奏会で前半はベートーヴェン交響曲を対向配置で、後半はショスタコーヴィチ交響曲を通常配置でなんて出来ない。休憩時間に大掛かりなセットチェンジにもなるし、そもそもリハから大変になるし、演奏者の楽器と音の距離感も対応がとても難しいはず。

久石譲の場合、古典音楽と現代音楽を並べる、クラシック音楽と自作品を並べるプログラム。そして同じアプローチで臨む、だから一貫して対向配置をとっているんですね。はっきりしてる。

 

 

進化。

これはもう時効でいいかな、今思えばで感想を振り返ってもいいかなと思うこと。久石譲が対向配置に切り替えた頃の演奏会は弦が薄いと感じることがありました。過去から聴き親しんでいた久石譲の音楽、たとえばナウシカやなんかで。その時は第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが分かれたから塊としての音圧が無くなったのかなと心ひそかに抱いていました。同じタイミングで大規模だった編成から一般的な2管編成へとぐっと絞られたこともあったのかもしれません。なんか迫力がないと思った演奏会がいくつかありました。

今となってしまえば、そんな記憶も吹き飛ぶくらい久石譲指揮の音像は充実しています。楽器配置が違うということは、楽器の鳴らし方も変えていかないといけないのかもしれません。今、久石譲コンサートを聴いても、あるいは一番小さい編成(室内オーケストラ)のFOCコンサートを聴いても、迫力が足りないなんて思うことは決してないと思います。つまり久石譲は私たちに内緒で勝手に進化している。手放しで音を楽しみ、ワクワクやゾクゾクを味わえるのは、対向配置を採用して約10年以上になる指揮:久石譲の優れた技芸です。

 

 

メモ。

今回のことで少し過去コンサートの映像を振り返り。WDO2014なんと通常配置の衝撃、WDO2015以降は盤石の対向配置、いや2013年の読響シンフォニックライブも対向配置、いやいや2011年の西本願寺音舞台もその前のチャリティーコンサートも対向配置。そうです、移行期はこの2011年「3.11 チャリティーコンサート 〜ザ ベスト オブ シネマミュージック〜」前後じゃないかなと思っています。アルバム聴いてもジャケットを見ても対向配置になっています。

「ミニマリズム」(2009)や「メロディフォニー」(2010)までは通常配置です。2009年から2011年にまたがる「坂の上の雲」もそうです。そこから2015年前後くらいの作品は移行期で入り乱れてるかもしれません。録音時期やライヴかなどにもよるでしょう。

 

 

むすび。

通常配置と対向配置、いろんなことがわかりました。わかりましたが、久石譲=対向配置です。最新録音版の「World Dreams」「DA・MA・SHI・絵」や交響組曲になった「ラピュタ」「もののけ姫」などを聴いても対向配置の効果は絶大です。当初から対向配置想定して書いていた?と思うくらいぴしゃっとハマっています。もともとあったフレーズたちでそう感じてしまうサラウンドに耳の幸せ広がっていく。

これからますます久石譲作品は世界中で演奏されていきます。通常配置と対向配置のどちらでも聴ける機会は増えていくでしょう。通常配置で違う魅力が聴けるならそれは楽しいし半減したら残念に思う。今人気のある作品たちが音源とスコアと両輪で世に出てきている流れはうれしいことです。対向配置で演奏する効果を多くの指揮者や演奏者の皆さんが掴んでくれたらうれしい。

未来の音楽評論家・評はきっとこうなる。「久石譲の”DA・MA・SHI・絵”は第1Vnと第2Vnがミニマルなフレーズをステレオに掛け合う対向配置の魅力と快感だ」「久石譲の”交響曲第2番”も”第3番”も対向配置でないと作曲家の意図やスコアに潜む仕掛けを再現することは難しいだろう」「アニメーション音楽だと甘くかかっていると観客に見透かされてしまう。スタジオジブリの今にも飛び出してきそうな立体的な絵と同じように、この交響組曲の立体的な音楽を描くのに対向配置はマストだ。作曲家の久石譲は、自ら指揮を振るコンサートでも、アップデートされてきた交響組曲そのすべてで対向配置をとっている。資料となる音源もある。~~」なんて言われてたらほんとうれいしい。

 

それではまた。

 

reverb.
対向配置フリーク集まれ!!

 

 

 

*「Overtone」は直接的には久石譲情報ではないけれど、《関連する・つながる》かもしれない、もっと広い範囲のお話をしたいと、別部屋で掲載しています。Overtone [back number] 

このコーナーでは、もっと気軽にコメントやメッセージをお待ちしています。響きはじめの部屋 コンタクトフォーム または 下の”コメントする” からどうぞ♪

 

Disc. 久石譲 『Mládí』

2024年12月6日 EP発売 487 – 6803 輸入盤

 

久石譲の74歳の誕生日(12月6日)を記念して、北野武映画への提供曲3曲をEPで発売。

《久石 譲~Mládi》

2024年7月、ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンで3夜連続ヘッドライナーを務めた初のクラシック・アーティストとなった久石譲。2023年3月にウィーン交響楽団とのコラボレーションの一環として録音された北野武映画への提供曲3曲を、久石譲の74歳の誕生日(12月6日)を記念してEPで発売。チェコ語で「青春」を意味する「Mládi」はレオシュ・ヤナーチェクの木管六重奏曲のタイトルから引用されました。

【演奏】久石譲(ピアノ・指揮)ウィーン交響楽団

【録音】2023年3月、ウィーン楽友協会

(メーカーインフォメーションより)

 

 

 

先行配信リリース

Summer

Joe Hisaishi · Wiener Symphoniker

Released on 2024/10/24 Digital

 

 

 

 

ドイツ・グラモフォンからの最新リリース『Mládí』は、『A Symphonic Celebration』(ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団・2023)『JOE HISAISHI IN VIENNA』(2024)に続く待望の3作品目になる。前作同様ウィーン交響楽団との共演でウィーン楽友協会で録音されている。

この作品の初演は2017年チェコ・プラハ公演で、演奏会用作品として新たに3曲をまとめたピアノ&ストリングスで披露された。以降も【mládí】for Piano and Strings でプログラムされる人気コーナーになっている。日本初演にあたる「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ 2017」のライヴ音源が『Songs of Hope: The Essential Joe Hisaishi Vol. 2』(2021)にて念願の音源化を果たしたが、その際選ばれたのは「Kids Return」「HANA-BI」の2曲だった。このたび満を持してセッション録音で3曲そろっての音源化が叶えられた。久石譲の誕生日記念盤という花を添えて。

 

 

最新版にしてみずみずしいフレッシュな音が広がっている。久石譲にとってもファンにとってもおなじみの名曲たちなのに、思い出とともに丸みを帯びていく円熟とは反対にある、いま出来立てで今を演奏している若さに漲っている。その一役を買っているのはこの作品の演奏にあまり馴染みのなかっただろう海外オーケストラによるところが大きいことは間違いない。その抑えられないエネルギーに拮抗するように久石譲ピアノも強く切なく「青春」を謳歌している。ちょっと軽く受け取る気持ちでいた自分を反省して、しっかり両手でこのギフトを受け取りなおしたい。誕生日おめでとうございます。そしてありがとうございます。

少し音源を聴き比べてみる。『Songs of Hope: The Essential Joe Hisaishi Vol. 2』に収録されたWDO2017 Live音源と本盤はどのくらい変わった印象があるだろう。演奏と録音環境が異なる。

「HANA-BI」一番海外オーケストラらしい歌わせ方やニュアンスが出ていると思う。すごい力強さもあるけれど楽器ごとの音が明瞭で聴くごとに耳が喜んでしまう。中間部のピッツィカートの細かさ(1:30~)はライヴ音源では気づけないほど、ヴァイオリンからコントラバスまで音の飛び散りが花火をかたちづくる。クライマックスのメロディのズレもこのバージョンの聴かせどころだ。

「Kids Return」フルオーケストラにも引けを取らない重厚さがいい。伴奏の弦楽の刻みのズレが元に戻っていたり(1:10~)、ここでもピッツィカートがこんなに四方に迸っていたとは(2:45~)、セッション録音でしか味わえない若い音像のハリ・ツヤをみせつけられる。Live版よりもテンポはしっかり抑えて保たれている。たぶんこの曲は聴く人や聴くタイミングによって体感が変わってくる。だから、ライヴらしい疾走感を収めたLive版も美味しいし、そのとき自分らしい青春を彩ってくれそうな本盤の演奏もまた美味しい。

 

海外での北野武監督の絶大な人気の追い風もあって、海外コンサートでも人気プログラムなこの3曲。EPは記念盤/限定盤となっているが、音楽ストリーミングサービスでもワールドワイドに楽しめるのは感謝の極み。おめでとうとありがとうのどちらを先にどちらを強く言ったらいいのかわからなくなってしまう。もちろん知ってますよのこの曲たちをぜひ新曲のように聴いてみてほしい。きっと青春が立ち上がってくるはずだ。Mládí Hurá!! ムラーディー万歳!!

 

 

キタノブルーの時代を象徴するように青い円盤で届けられた。

 

 

 

Side A
01. Summer(映画『菊次郎の夏』より)
02. HANA-BI(映画『HANA-BI』より)

Side B
03. Kids Return(映画『キッズ・リターン』より)

 

 

Disc. 『ジブリパークができるまで。[第2期]』

2024年12月4日 発売
Blu-ray WDXG-1007
DVD WDBG-1007
Digital (Sell / Rental)

 

内容紹介

ジブリパーク完成までの制作過程を捉えた『ジブリパークができるまで。』。【第1期】の3つのエリアに続き、【第2期】としてオープンした2つのエリア「もののけの里」、「魔女の谷」を中心に、撮影期間・1,400日以上にも及ぶ壮大な記録。

宮崎吾朗監督の下、ジブリの世界が誕生するパークの制作過程の詳細を映像に収めた貴重なメイキング・ドキュメンタリー。

■宮崎吾郎監督のインタビューや【第1期】エリアの新たな様子など、ジブリパークの今が分かる「特別編」を収録。

(メーカー・インフォメーションより)

 

 

 

Disc1「第2話:もののけの里・魔女の谷 ~新しい遊具をつくる~」チャプターに久石譲が登場している。前半はメリーゴーランドの遊具づくりに密着したもので、後半の音楽収録ドキュメンタリーのほうになる。レコーディング風景(約11分)が収録されている。そこからわかってくる情報やレコーディング過程はとても貴重なものだ。

 

収録日:
2023年4月30日

楽曲:
人生のメリーゴーランド(ジブリパークver.)(仮)約2分半

楽器編成:
アコーディオン2台、マンドリン、コントラバス、足踏みオルガン、ハープ、パーカッション

経緯:
宮崎吾郎監督から「人生のメリーゴーランド」を新たに収録してほしいと依頼を受けた。

遊具:
メリーゴーランドは最初の30秒で速くなっていき、つづいて1分半は一定速度で回り、最後の30秒で減速して止まっていく。遊具の動きを事前に詳しく説明されたうえて楽曲構成に生かされている。

 

 

レコーディング風景:
楽曲構成を伝えたり、楽器ごとパートごとに細かく指示を出していることが映像からよくわかってくる。レコーディング冒頭に久石譲は「B(パート番号)までの30秒でだんだん動いていって、それから一定になって、I(パート番号)でまた遅くなって降りると」「メロディはそのちょうど真ん中始まったところから」などと奏者たちに説明している。

そのほか、ハープとコントラバスのユニゾン、音量、リズムアクセント、メロディ、伴奏フレーズなどポイント箇所を具体的にやりとりしているシーンが登場する。一曲を作るのに表現や完成度を追求しているとわかる、普段では絶対に見ることのできない映像だ。こういうのを見てしまうと久石譲がこだわっている一音一箇所まで好きになっていく感じが止められなくなる。

 

 

 

 

一回録音してみた後コントロールルームで修正ポイントを確認していく。メロディの歌い方、伴奏フレーズが流れがち、メリハリをつけたい、など具体的な箇所を挙げてスタッフへ指示を出していく。

 

 

 

とても珍しいアンサンブル編成だ。アコーディオン2台、マンドリン、コントラバス、足踏みオルガン、ハープ、パーカッション。スタジオジブリ交響組曲シリーズやコンサートでも共演している青山忠さん(マンドリン)や大田智美さん(アコーディオン)の姿もある。

奏者クレジットはない。コンサートマスターにあたるアコーディオン1は佐藤芳明さんじゃないだろうか。『ハウルの動く城 サウンドトラック』でアコーディオンを奏でているその人だ。もしそうならば約20年ぶりの共演にしてジブリパークを祝した完璧なるハウルの布陣だ。

 

レコーディングはクリック(ヘッドホンから流れるテンポ)を聴きながらの演奏でOKが出る。その直後に久石譲の「じゃあ一回フリーでも録ろうか」の一声でフリーでも録音する流れになる。「せっかくだからもったいない、やっぱり縛られてるワルツなんてのはあまり面白いもんじゃないから、わりと歌ったやつをしっかり録りましょう」と和やかな雰囲気のなか進む。

 

 

クリックバージョンとフリーバージョンのどちらを選ぶかは現場に任せることになった。久石譲からは「両方いいと思う。あとは現場でどっちが合うんだろうと。メロディやなんかが動いてるのはフリーのほうで音楽的には完成されている。クリックつきのほうが安定しているからメリーゴーランドの動きにはそっちのほうがいいのかもしれない。」などと検討される。一旦はクリックバージョンで進めていきましょうというところまででチャプターは閉じられる。

 

 

 

宮崎吾郎監督からオファーを受けたときは?

「あそうですかという感じではあるけれど。これで親子と仕事したなという感じはちょっとしました。」

 

編曲のポイントは?

「一日何十回って乗られる。そのときに長く聴いて飽きないもの、自然な風景に馴染むようにするにはどうするか、っていうのをすごく考えていて。ある種昔でいうサーカスのような雰囲気もありつつ、現代的なかたちにどうできるか、最終的には特殊な編成で、足踏みオルガンとアコーディオン2台とかマンドリンとかハープとか使った、こういう編成は本当に珍しいし、やってよかったなと思いました。」

 

 

 

Disc1「第4話:進む建築 ~本物を追及する~」チャプターの最後には、メリーゴーランドの試乗(2023年5月30日)も収められている。久石譲は出演していない。ここではメリーゴーランドの試運転、開始/終了時の警告音と楽曲のタイミング、遊具との止まるタイミングが1秒単位で検討されていることなどたっぷり見ることができる(約8分)。

Disc3「第11話:夢をかたちに ~完成したジブリパーク④~」チャプターでは乗り物の紹介と来場者の乗車風景を、「特別編①:宮崎吾朗が平澤宏々路を案内 ~アーヤと巡る「魔女の谷」~」チャプターでは出演者の乗車風景を見ることができる(約3分,約5分)。

 

*当ページで「人生のメリーゴーランド (ジブリパーク ver.)」と表記している曲タイトルは任意で仮のもの

 

 

 

 

 

Blu-ray/DVD

<収録内容>

Disc1
第1話:ハウルの城 ~ジブリパーク最大の挑戦~
第2話:もののけの里・魔女の谷 ~新しい遊具をつくる~
第3話:魔女の谷① ~魔法をカタチにする作業~
第4話:進む建築 ~本物を追及する~

Disc2
第5話:魔女の谷② ~ハウルの城は最終段階へ~
第6話:魔女の谷③ ~魔法の仕掛けを搬入~
第7話:主人公の部屋① ~暮らしを感じる~
第8話:ジブリパークの風景 ~植栽と造園~

Disc3
第9話:主人公の部屋② ~息づかいを感じる~
第10話:夢をかたちに ~完成したジブリパーク③~
第11話:夢をかたちに ~完成したジブリパーク④~
特別編①:宮崎吾朗が平澤宏々路を案内 ~アーヤと巡る「魔女の谷」~
特別編②:パークはつづくよ、いつまでも

●スタッフ
ナレーター:落合福嗣
題字:鈴木敏夫

演出・編集:佐藤寿一、阿由葉聡子
プロデューサー:古城環、関根聖一郎
制作:テレビマンユニオン
製作:スタジオジブリ

 

Blu-ray

<仕様>
品番:WDXG-1007
製作年度:2024年
収録時間:約457分
音声:日本語(2.0chステレオ/リニアPCM)
字幕:1.日本語字幕 2.英語字幕
映像:カラー
画面サイズ:16:9/ワイドスクリーン、1920×1080i
備考:デジパック仕様、特製アウターケース付、リーフレット(12p)

発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング
(C) 2024 Studio Ghibli

 

DVD

<仕様>

品番:WDBG-1007
製作年度:2024年
収録時間:約457分
音声:日本語(2.0chステレオ/ドルビーデジタル)
字幕:1.日本語字幕 2.英語字幕
映像:カラー
画面サイズ:16:9LB/ワイドスクリーン
備考:デジパック仕様、特製アウターケース付、リーフレット(12p)

発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング
(C) 2024 Studio Ghibli

 

 

Info. 2025/05/10 「大阪 4オケ 2025」コンサート開催決定!!

Posted on 2024/12/01

大阪に本拠地を置く4つのオーケストラが集結する「大阪4オケ」。今年は万博をテーマに多彩なプログラムで開催決定。日本センチュリー交響楽団は創立35周年で久石譲が音楽監督に就任する1年目です。久石譲がこの4オケに出演するのは2021年以来の2回目になります。 “Info. 2025/05/10 「大阪 4オケ 2025」コンサート開催決定!!” の続きを読む

Disc. DAISHI DANCE 『the ジブリ set 3』

2024年11月27日 配信リリース

 

DAISHI DANCEがジブリ映画の音楽をHOUSE MUSICにアレンジした大ヒット作品「the ジブリ set」の最新作!!11年ぶりにシリーズ第三弾アルバムをリリース!!

DAISHI DANCEがジブリ映画の音楽をHOUSE MUSICにアレンジした大ヒット企画”the ジブリ set”の第3弾となるアルバム「the ジブリ set 3」がついに完成した。

構想から2年以上の歳月をかけた今作アルバムには豪華フィーチャリングアーティストが参加しており、まずはジブリオリジナル楽曲の歌唱者である、米良美一(もののけ姫)、木村弓(千と千尋の神隠し)、本名陽子(耳をすませば)、セシル コルベル(借りぐらしのアリエッティ)が参加していることが特筆される。

また、映画「天空の城ラピュタ」主題歌「君をのせて」の歌唱には、『新世紀エヴァンゲリオン』の「残酷な天使のテーゼ」でも知られる高橋洋子が参加しており、伸びやかで力強い迫力と感動的に歌い上げたヴォーカルを披露している。元レーベルメイトのPAX JAPONICA GROOVEとコラボしたピアノストリングストラックとの調和を是非チェックして頂きたい。高橋洋子は「風立ちぬ」の主題歌「ひこうき雲」にも参加している。

今作収録の中で意外なフィーチャリングと言えるのは、「風の谷のナウシカ」「やさしさに包まれたなら」「ルージュの伝言」の3曲で歌唱を務めた春茶であろう。YouTubeを中心に活動し、チャンネル総登録者数 約150万人越え、総再生回数約 3.6億再生を超える人気シンガーの彼女。特徴的といえるエモさを極めたウィスパー・ヴォイスとDÉ DÉ MOUSEがトラックメイキングを担当した新感覚の哀愁ダンスミュージックとなっている。

さらには過去のDAISHI DANCE作品に参加している縁の深いアーティストの参加も嬉しい内容で、日本の原風景を描くシンセサイザー音楽家の姫神が和のサウンドデザイン担当で参加している他、「さよならの夏」はデビュー曲から親交があるLori Fine(COLDFEET)が英語詞での歌唱で担当。

「あの夏へ」には吉田兄弟がアグレッシヴで緩急ある津軽三味線の演奏で参加、→Pia-no-jaC←は「風のとおり道」で、彼らの魅力である力強く和を感じるピアノの旋律とカホンのグルーヴを存分に発揮しており期待を裏切らない。

収録曲最後の2曲にお馴染みのSAX演奏でSHINJI TAKEDAが参加している。

トラック制作に携わった初コラボ新曲のリリースも控えるDJ OKAWARI、CLUB XXXでのレギュラー共演しているDÉ DÉ MOUSE、哀愁ピアノの相性が抜群のPAX JAPONICA GROOVE、ダンスミュージック制作で何度もコラボしているトラックメイカーShadw、Shunsuke Yasaki、DDデビューアルバムからメインエンジニアを務めるTomoharu Moriya(WORLD SKETCH)、各人もそれぞれの特色を見事に表現されており、豪華顔ぶれが揃ったアルバムとなっている。

また、theジブリset3からの最新曲も多数含む新旧theジブリset収録曲でのDJ MIXをアルバムリリース直前となる11月26日(火)23時からDAISHI DANCEのYouTubeチャンネルでLive Stream配信する。

こちらもチェックして頂きたい。

出典:DAISHI DANCEがジブリ映画の音楽をHOUSE MUSICにアレンジした大ヒット作品「the ジブリ set」の最新作!!11年ぶりにシリーズ第三弾アルバムをリリース!! (2024.11.22) | SPACE SHOWER MUSIC
https://music.spaceshower.jp/news/264781/

 

 

 

また本作には収録されていない楽曲も先行配信されている。

第1弾シングルとして発表されたのは、アルバムでは高橋洋子の歌唱しているトラックのピアノ・インストゥルメンタル・バージョンになっている。

 

2024.07.24 Digital Release

天空の城ラピュタ / 君をのせて (PIANO instrumental MIX)
DAISHI DANCE featring PAX JAPONICA GROOVE

 

 

DAISHI DANCE 今秋にも「theジブリset 3」のリリースを予定。第1弾シングルとして「天空の城ラピュタ / 君をのせて (PIANO instrumental MIX)」のリリース決定!合わせて「the P.I.A.N.O. set」「MELODIES MELODIES」の再配信リリースも!

DJ DAISHI DANCEがジブリ映画の名曲をHOUSE MUSICにリアレンジし国内外で未だロングセラーを続けている「the ジブリ set」シリーズ。

なんと11年ぶりにその新作「the ジブリ set 3」が今年秋頃にリリースされる予定であることが本人のリークによって判明した。
アルバムの収録曲や参加アーティストなどの詳細は不明だが、「the ジブリ set 3」の仮ジャケット写真が早くも公開され、第1弾先行配信シングルとなる「天空の城ラピュタ / 君をのせて (PIANO instrumental MIX)」が7月24日から配信リリースされることが決定し、リアルラピュタな世界観の(撮影場所が気になる)アートワークも公開された。

元レーベルメイトのPAX JAPONICA GROOVEをfeat.して期待を裏切らないピアノとストリングスが展開されるドラマティックで壮大なインスト楽曲となっている。

さらに廃盤になっていたDAISHI DANCE 1stアルバム「the P.I.A.N.O. set」(SPECIAL EDITION盤)と2ndオリジナルアルバム「MELODIES MELODIES」が本日から復刻盤としてデジタル配信が開始された。

こちらも合わせてチェックして頂きたい。

出典:DAISHI DANCE 今秋にも「theジブリset 3」のリリースを予定。第1弾シングルとして「天空の城ラピュタ / 君をのせて (PIANO instrumental MIX)」のリリース決定!合わせて「the P.I.A.N.O. set」「MELODIES MELODIES」の再配信リリースも! (2024.07.17) | SPACE SHOWER MUSIC
https://music.spaceshower.jp/news/262702/

関連リンク:
https://music.spaceshower.jp/news/262846/

 

 

 

また先行配信の第2弾シングル「あの夏へ DAISHIDANCE feat. 吉田兄弟 、姫神」(2024/8/14)、第3弾シングル「風の谷のナウシカ DAISHI DANCE feat.春茶、DÉ DÉ MOUSE」(2024/10/9)、第4弾シングル「風のとおり道 DAISHI DANCE feat. →Pia-no-jaC←」(2024/10/23)は本アルバムに収録されている。

 

関連リンク:
https://music.spaceshower.jp/news/263195/

 

関連リンク:
https://music.spaceshower.jp/news/264089/
https://music.spaceshower.jp/news/264343/

 

関連リンク:
https://music.spaceshower.jp/news/264374/

 

 

 

01. 天空の城ラピュタ / 君をのせて feat. 高橋洋子 and PAX JAPONICA GROOVE
02. もののけ姫 / もののけ姫(MELLOW HIPHOP MIX) feat. 米良美一 and DJ OKAWARI
03. もののけ姫 / もののけ姫(HOUSE MIX) feat. 米良美一 and 姫神
04. もののけ姫 / アシタカとサンfeat. 姫神
05. 千と千尋の神隠し / いつも何度でも feat. 木村弓 and 姫神,Shadw
06. 千と千尋の神隠し / あの夏へ feat. 吉田兄弟 and 姫神
07. となりのトトロ / 風のとおり道 feat. →Pia-no-jaC←
08. 借りぐらしのアリエッティ / Arrietty’s Song feat. Cécile Corbel and DÉ DÉ MOUSE
09. コクリコ坂から / さよならの夏~コクリコ坂から~ feat. Lori Fine and PAX JAPONICA GROOVE
10. ハウルの動く城 / 人生のメリーゴーランド feat. Shadw
11. 魔女の宅急便 / 海の見える街 feat. DJ OKAWARI
12. 魔女の宅急便 / やさしさに包まれたなら feat. 春茶 and DÉ DÉ MOUSE
13. 魔女の宅急便 / ルージュの伝言 feat. 春茶 and DÉ DÉ MOUSE
14. 風の谷のナウシカ / 風の谷のナウシカ feat. 春茶 and DÉ DÉ MOUSE
15. 風立ちぬ / ひこうき雲 feat. 高橋洋子
16. 耳をすませば / カントリーロード feat. 本名陽子 and SHINJI TAKEDA,DÉ DÉ MOUSE
17. となりのトトロ / となりのトトロ feat. SHINJI TAKEDA