Info. 2023/04/03 舞台「となりのトトロ」英国演劇賞の最高峰オリヴィエ賞で最多6冠! 今秋、再演も決定!(Web各種ニュースより)【4/8 Update!!】

Posted on 2023/04/03

舞台「となりのトトロ」英国演劇賞の最高峰オリヴィエ賞で最多6冠! 今秋、再演も決定!

英国演劇界で最も権威のある「ローレンス・オリヴィエ賞」の授賞式が4月2日(現地時間)、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われ、スタジオジブリのアニメーション映画「となりのトトロ」を舞台化した「My Neighbour Totoro」が、最優秀作品賞、演出賞、衣装デザイン賞など最多の6部門を受賞。

また、今年11月からロンドンのバービカン劇場で再演されることも決まった。

 

 

同映画で音楽を手がけた作曲家の久石譲が舞台化を提案し、宮崎駿監督(※崎=たつさき)がこれを快諾したことで始まったプロジェクト。久石がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、イギリスの名門演劇カンパニー、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)と日本テレビが共同製作し、昨年10月8日~今年1月21日まで英ロンドンのバービカン劇場で上演された。13万3,000枚のチケットが完売、連日万雷の拍手とスタンディングオベーションが続いたという。

ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)のプロデューサー、グリゼルダ・ヨークは授賞式で、この舞台の発案者でエグゼクティブ・プロデューサーを務める久石譲を讃えたうえで、「『となりのトトロ』は優しさと勇気とイマジネーションのお話です。我々は、この魔法のような素敵な舞台を作る作業に関わって下さった数多くの人たちに未来永劫、感謝を捧げます」と語った。

 

 

授賞式に出席できなかった久石は、「作品賞をはじめ、多くの賞を受賞したことはとても喜ばしいことです。RSCや関係者の皆さんに心からの祝福と感謝の気持ちを送ります」というコメントを発表した。

また、最優秀衣装デザイン賞の中野希美江は受賞後のインタビューで、「映画の世界を大切にすること、生地などの質感にこだわることを重視して作ってきました。特に、映画の舞台である昭和30年代の日本については、多くの材料を集め、研究しました。演出、パペットを含め、皆のチームワークがあっての賞だと思っています。本当にうれしいです」と、喜びを語った。

受賞したのはほかに、最優秀舞台美術賞、照明デザイン賞、音響デザイン賞の各部門。2月に発表された演劇賞「第23回WhatsOnStage Awards」でも最優秀演出賞など最多の5冠を獲得。

 

本作は今年1月の終演直後から再演を望む声が多数寄せられており、これに応える形で再演が決定。今年11月21日から来年3月23日まで、初演と同じロンドンのバービカン劇場で上演。

 

My Neighbour Totoro ローレンス・オリヴィエ賞2023 受賞一覧

◆Best Entertainment or Comedy(最優秀作品賞エンタテインメント部門)- My Neighbour Totoro
◆Best Director(最優秀演出賞)- Phelim McDermott(フェリム・マクダーモット)
◆Best Set Designr(最優秀舞台美術賞)- Tom Pye(トム・パイ)
◆Best Costume Design(最優秀衣装デザイン賞)- Kimie Nakano(中野希美江)
◆Best Lighting Design(最優秀照明デザイン賞)- Jessica Hung Han Yun(ジェシカ・ハン・ハンユン)
◆Best Sound Design(最優秀音響デザイン賞)- Tony Gayle(トニー・ゲイル)

 

 

受賞を受け、スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏が日本時間3日、喜びのコメントを寄せた。

鈴木氏は「ぼくらが信頼する久石譲さんがプロデューサーであること。これを条件に、宮崎とぼくは舞台化のOKを出しました」と経緯を明かし、「『トトロ』を深く理解し、新たな命を吹き込んでくれたRSC、そのキャスト、スタッフの皆さん一丸となっての受賞、本当にうれしいです」と声を弾ませた。

 

(Webニュース各種より)

 

 

舞台版「となりのトトロ」、英演劇賞6部門受賞 昨年秋の初日前にBBCが紹介(約2分半)

from BBC News Japan YouTube

 

 

 

 

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