Overtone.第1回 「響きはじめの部屋」へようこそ

Posted on 2017/01/05

ふらいすとーんです。

「久石譲ファンサイト 響きはじめの部屋」へようこそ。

いつもご覧いただきありがとうございます。このたび新しいコーナーをはじめます。直接的には久石譲に関係のない情報や話題でも、もしかしたら《関連する・つながる》かもしれない。もっと広い範囲のお話を書いていきたい、そんな思いからスタートします。”Info.(インフォメーション)”や”Blog.(ブログ)”の項では、これまでどおり、ダイレクトに久石譲を発信するため、そことは別部屋にしたほうがいいだろうということになりました。

久石譲のことを知りたくて、「響きはじめの部屋」にたどり着いたのに、まったく関係のないことがごちゃまぜにあったらイヤですよね、僕はイヤです。そんなことない人もいるでしょうね。もちろんこれは、「久石譲ファンサイト」という看板を掲げているからの問題でもあります。できれば久石譲以外のことは混ぜたくない、久石譲のことさえ伝わればそれが一番いいと思ってサイト運営していますので、今までどうすみ分けできるのかなと足踏み状態でした。

個人的な日記を書く場所ではありません。あくまでも久石譲音楽を楽しむことが中心にある生活のなかで、《関連する・つながる》かもしれないことをテーマに、音楽話、サイト話、ジャンルを越えた作家やアーティスト、久石譲ファンとの交流など多岐に記していきます。話と話が交錯することで、本来話していない別のことが見えてきたり、つながって連鎖して新しいことが見えてくる。「Overtone」のように。そして音楽を楽しむことがより広く深く豊かになっていく。間接的な話題が、結果”久石譲”にはね返って共鳴する、新しい楽しみ方ができる。そんなコーナーになれたらいいなと思っています。

 

 

さて、「久石譲ファンサイト 響きはじめの部屋」。察しのいい人はすでにご存知だと思います、これはとある名称からきています。三鷹の森ジブリ美術館の常設展示室「動きはじめの部屋」です。”アニメーションはどうやってできているのか?” 絵や人形が命を吹き込まれて動き出す様子を、原始的にわかりやすく展示した部屋です。

『久石譲の音楽が響きはじめる部屋』、作り出される過程(インフォメーション、インタビュー、コンサート、ライナーノーツ)を記録したサイトである。『久石譲の音楽が響きはじめるきっかけになる部屋』、あなたのなかで久石譲の音楽を聴くきっかけになるコンテンツを提供するサイトである。ほかにもあったかな? そんな想いをつめこんで、あやかって、表札とさせてもらいました。

ところがこれ、日本語ではまあなんとなくニュアンスは伝わっても、英語でなんと言ったらいいものか…。「動きはじめる」とは言っても、「響きはじめる」なんて、なかなか日本語でも違和感のある表現ですよね。しかも「響きはじめ”の”」。最初、意訳もふくめて”The room begin to resound with joe hisaishi music.”と記していました。”久石譲音楽が響きはじめる部屋”というつもりだったんです。おそらく間違ってるだろうな、と思いながら随分放置していました。ずっと気になっていたので、ある機会に英語が堪能な人に診てもらいました。そしたら案の定おかしい英語ですね、と言われてしまった。

”The room begin to resound with joe hisaishi music.” 「これは主語が部屋なので、響いているのは音楽じゃなくて部屋になりますね」「”resound”ってあまり一般的に使わない英語、調べてみたら”大きな音が鳴っている、エコーのようにわんわん鳴り響く”っていうような”響く”です」……。恥ずかしい。

やりとりしながら導きだしてもらったのが”The room filled with Joe Hisaishi music.” よく使われる英語表現に”◯◯ filled with love” 「愛が満たされた・たくさん詰まった◯◯ (プレゼント/人生etc)」というのがあるようで、『久石譲の音楽が満たされた部屋』というニュアンスになります。うん、意図するところもふくめて万事納得!ただいまこちらのサブタイトルを使っています。あれっ?ジブリ美術館の「動きはじめの部屋」ってどう英語表記されてるんだろう? 参考にすればよかった、検索してもわからない、知ってる人いたら教えてください。

 

 

余談ですけど、僕のペンネーム「ふらいすとーん」。とぼけたポカンとした名前だな、なんて思うんですけど、ふらいすとーん、Fly Stone、飛行石です(笑)。いや、これはちっぽけな名誉のために、飛行石の英語として正しくないです。映画『天空の城ラピュタ』英語版でも、台詞としても、飛行石は”Levitation Stone”と英語表現されています。『Castle in the Sky ~天空の城ラピュタ・USAヴァージョン』サウンドトラックには、「3.The Levitation Crystal」というオリジナル盤にはなかった追加楽曲がありますね。正確にはオリジナル盤「2.スラッグ渓谷の朝」を再構成した前半部分です、気になった方は聴き比べてみてくださいね。

レビテーション・ストーン、かたい。フライング・ストーン、なんかちがう。フライ・ストーン、ふらい・すとーん、ふらいすとーん…、うん、ほんわかしてていいんじゃないかな。かなり勝手な解釈、響きのインスピレーションで、そうしちゃいました。でも、「ふらいすとーんです」なんて書いたことないから、ペンネーム知ってる人なんていないでしょうね。たまーに「響きはじめさん」と言われるくらいですから(笑)

 

久石譲 『Castle in the sky 天空の城ラピュタ・USAヴァージョン』 久石譲 『天空の城ラピュタ サウンドトラック』 

 

 

くだらない話をしてしまいました。今回、新コーナーロゴも友人に頼んで作ってもらいました。えらく気合入ってますね、いいえ、カタチから入るんですね。強気に言って続けていくための決意表明、弱気に言って願かけやおまじない。口うるさい細かいオーダーにも快く、修正をくり返し、素敵なデザインをカタチにしてくれました。とても気に入っています。

 

 

「久石譲ファンサイト 響きはじめの部屋」を続けていくためには、僕にとって必要な場所でした。いつまで続くかわかりませんが、その比重は決して小さくありません。久石さん以外のことをもっと広く見る、聴く、感じる、整理して書くという過程が、結果ファンサイトを続けていくエンジンになる。そんな思いでささやかにスタートします。

それではまた。

 

reverb.
書きはじめのコーナー、今月は2~3回の掲載がんばります φ(. .)

 

*「Overtone」は直接的には久石譲情報ではないけれど、《関連する・つながる》かもしれない、もっと広い範囲のお話をしたいと、別部屋で掲載しています。Overtone [back number] 

このコーナーでは、もっと気軽にコメントやメッセージをお待ちしています。響きはじめの部屋 コンタクトフォーム または 下の”コメントする” からどうぞ♪

 

“Overtone.第1回 「響きはじめの部屋」へようこそ” への2件の返信

  1. Logo is very beautiful,and the name “Overtone” is also interesting.Looking forward to this section.

    1. ありがとうございます♪
      翻訳して読むの大変だったでしょう(^^;)
      いつも海外からアクセスしてくれてありがとうございます。
      こちらこそこれからもよろしくお願いします。
      これもうまく翻訳してくださいね♪

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