Disc. 長与寿恵子 『PAN -汎-』

1977年 LP発売 AL-15

70年代に佐藤聰明らとインターメディアートグループTone Fieldを結成している作曲家、長与寿恵子。77年の自主制作盤。まずは、ミニマルミュージックの変種『Signification』から。ミニマルミュージックといっても、執拗な反復云々というのとは異なり、たどたどしいタッチで遠慮がちに始まったかと思ったら、途中でしぼんだり、近づいたり遠ざかったり、伸びたり滲んだり。ふわふわ変幻する淡い響きがじわりと機微に触れてくる名曲。続く謎民族音楽風の一曲は、蝶と蜂が花から花へ飛び交う様子に擬えた『Kuntu』。美しいジャケ装画はその絵楽譜。高橋悠治と久石譲(まだ本名の藤沢守の頃)が参加。大推薦盤!

 

(LPジャケット / LP盤)

 

SIDE A
1. Signification (1974)
ー発音原理の異なる4種の楽器によるー
2. Kuntu (1976)
ー民族楽器によるー

SIDE B
3. Pan -汎-
ー多数の声によるー

 

A1 Signification
Marimba – 菅原淳
Piano – 高橋裕治
Saxophone – 川俣和男
Violin – 篠崎功子

A2 Kuntu
Performer – 松平頼暁, 甲斐説宗, 吉田耕一, 有田数郎, 北爪道夫, 藤沢守

B Pan
Performer - 東京演劇アンサンブル、他

A1 for saxophone, violin, marimba, piano and electronics. Recorded at Mouri Studio and Freedom Studio (December 25th 1976)
A2 for folk instruments. Recorded at Iruma Shmin Kaidan (May 21st 1977)
B for 16 vocalists. Recorded at Arakawa Kumin Kaidan (May 13th 1977)

 

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