Disc. 久石譲 『Adventure of Dreams』 *Unreleased

久石譲 『Adventure of Dreams』

2009年6月 TVCM放送

 

日清カップヌードルCM 「DREAM」編 (木村拓哉 出演)
「DREAM!ベーリング海峡篇」 「DREAM!北米大陸篇」 「DREAM!南米大陸篇」

音楽:久石譲 テーマ曲「Adventure of Dreams」

 

 

未CD化曲であり、コンサートなどでは何度か演奏したことがある。大自然な壮大さと、心躍る展開。30秒という短さで、ここまで想像をかき立てられ、湧き上がるエネルギーを感じとることができるインパクトは圧巻。

レコーディングは70人を超えるフルオーケストラによる編成、CMサイズよりも長い約2分のバージョンなども録音されている。日清カップヌードル公式サイトにてレコーディング風景としてフルサイズ聴くことができた。期間限定公開。下記は映像からの日本語テロップを記録として。

 

[日本語テロップ]

DREAM!
夢こそが、明日をつくる。

夢を持つこと、
持ち続けることの
大切さを伝えるために。

2009年、「DREAM」の
楽曲を手がけたのは、
日本を代表する作曲家。

久石譲

”Adventure of Dreams”
for
CUPNOODLE

「はい、じゃあお願いします」(久石譲)

CM楽曲としては自身初となる
総勢70名、フルオーケストラでの録音。

CMの世界観に相応しいスケール感と高揚感。

指揮とオーケストラ、
そしてスタッフがひとつとなり、

美しく感動的な楽曲が生まれた。

(動画テロップより)

 

 

 

2009年12月31日開催「久石譲ジルベスターコンサート2009」、2010年1月開催「久石譲&新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ ニューイヤーコンサート」においてフルオーケストラよる完全版が披露されている。

 

Adventure of Dreams

日清カップヌードルのCF 『DREAM! 夢こそが、明日をつくる』シリーズのテーマ曲としてつくられた。2009年の第4弾「ベーリング海峡篇」からこのCFに参加し、第5弾「北米大陸篇」、そして現在は第6弾の「南米大陸篇」が放映中。人類の歴史を辿るその壮大なスケール感と高揚感をそのままに、重厚感溢れるサウンドが心を打つ。当初よりフル・オーケストラ曲として制作されたが、冒頭に繊細で印象的なピアノ・ソロが書き加えられ、さらにドラマチックなオーケストラ作品として生まれ変わった。

(コンサートパンフレットより)

 

 

壮大な、格式高い、品格のある、序曲のような、とても美しいメロディーの楽曲。

ぜひともCD化してほしい作品。

 

久石譲 『Adventure of Dreams』

 

Info. 2009/06/01 [CM]日清カップヌードルCM音楽 久石譲 「Adventure of Dreams」 OA開始

久石譲 『Adventure of Dreams』

久石譲が日清食品「カップヌードルDREAM」のテーマ音楽を手掛ける。
木村拓哉さんが出演する「DREAM!ベーリング海峡篇」
ドラマチックなCMの世界観を表現するために、フル・オーケストラで取り組んだ今作品。
「Adventure of Dreams」のタイトルのとおり、壮大な曲調が楽しめる。
6/1OAスタート

 

Disc. 久石譲 『ハッピー・ヴォイス』 *Unreleased

2009年4月1日 TVCM放送

 

JA共済(全国共済農業共同組合連合会)
「幸せの天使」篇

テーマ曲:「ハッピー・ヴォイス」

合唱:リトルキャロル、杉並児童合唱団

 

 

制作日誌

「フッフッフッ ハハッハハッ! ハッピー!」
仲間由紀恵さんが出演しているJA共済のCM「幸せの天使篇」、一度聞いたら頭の中でループし、虜になってしまうこの曲。4月1日から放送が始まったJA共済の新CM用に久石が書き下ろした楽曲はなんと歌入りの曲でした。リトルキャロルと児童合唱団が可愛くスマートに歌う、心あったまるハッピーな曲です。作詞は電通のライターさん。作曲の依頼を受けたときには「女性の声をいれたい」というリクエストはあったものの、ソロなのか、コーラスなのかは曲の制作状況次第という話になっていました。そこで久石はデモ音源を2パターン作曲。伴奏形も異なる2パターンが出来上がったのですが、これがどちらも捨てがたく、本人も決めかねてしまうほどに。その後、クライアントから子供の声も入れたいとのリクエストを頂き、リトルキャロルと児童コーラスの採用が決まりました。そこで最終的には2パターンの良いとこどりで新たなバージョンを作曲。デモがあがった時から社内のスタッフの頭には「フッフッフッ!・・・♥」と幸せな空気が流れっぱなしです。

さて、レコーディングを行ったのは2月14日のバレンタインデー♥スタジオにはチョコレートや焼き菓子などの差し入れが並び甘い香りが漂います。久石も到着し早速アンサンブルのレコーディングからスタート。印象的なハープのイントロと弦のピッチカートから始まるこの曲はシンプルながらも完成度の高い作品、心の底から嬉しくなってしまう不思議な力を持っている曲になりました。

スムーズに終えた録音に続いて歌のダビングがスタート。リトルキャロルの登場です。シンプルなのですが音の跳躍があり、音程を正しくとるのが意外と難しいこの旋律は彼女たちを少々泣かせました。そしてリトルキャロルの後には児童コーラスのメンバーが到着。スタジオ内はさらに和やかな雰囲気に。そんな中、ややピリッとしたスパイスを利かせているのはコーラス指導の先生方。柔らかな口調にも関わらずスパッと指摘する光景に、何故か私たちも思わず背筋を伸ばしてしまいました。その甲斐あって、出来上がりも上々、児童コーラス録りも無事終了しました。

チョコレート休憩をはさんで次はトラックダウンです。楽器の音色と2つのコーラスが響き合い、いよいよ完成!!CMにリトルキャロルに入ってもらうのも子供の声を起用するのも初めての試みでした。二つのコーラスを取り入れたことが功を奏し、子供っぽくなりすぎず、とてもハッピーな良いアンサンブルに仕上がりました!久石も「この曲は化けるかも!」と満足な様子で喜んでいました。この日のコントロールルームは制作陣に代理店の皆様などお客様でいっぱい。皆に見守られながらここにまたひとつの心温まる音楽の誕生です。

(制作日誌 ~JOE CLUB Vol.10 2009.06 より編集)

 

 

朗らかで愛らしい楽曲である。ただし合唱パートはとても緻密に交錯している。重厚ではないけれど、軽快なアンサンブルがバッグでささえている。

 

 

(CM映像より)

 

Info. 2009/03/29 久石譲×養老孟司「映像と音楽」 対談開催

第2回サイエンス映像学会 シンポジウムにおいて、
久石と養老孟司氏との対談が開催。

久石譲×養老孟司対談「映像と音楽(仮)」
・日時:2009年3月29日(日) 13:15~14:45
・場所:東京大学農学部弥生講堂
(文京区弥生1-1-1東京大学内 東京メトロ・南北線駅 徒歩1分)
・参加費:1,000円
※当日、サイエンス映像学会入会者無料

 

Disc. 久石譲 『Sunny Et L’elephant original soundtrack』

久石譲 『Sunny et l Elephant』

2009年3月17日 CD発売 CR 141 ※輸入盤のみ (2008年12月4日 Cristal Records)

 

2008年公開 フランス映画「Sunny Et L’elephant」
監督:フレデリック・ルパージュ 音楽:久石譲

日本未公開作品

 

 

フランス映画ではあるが、タイ北部の森林地帯が舞台となった、少年と象が主人公のファミリー映画。そのためエスニックなサウンドや楽器をふんだんに取り入れた音楽となっている。

メインテーマの(1) (24) では、ピアノのアジアンテイストなメロディーを中心に、オーケストラと民族楽器やパーカッションが、快活で明るくさわやかな印象を与えている。また(5) (15)などでも、シーンに合わせたメインテーマのモチーフが展開する。

もうひとつの主要テーマ曲といえる(6) (13) (17) (23) などでは、キャッチーな愛らしいメロディーで、より少年の無邪気さや冒険心を表現したような軽快な楽曲。

その他、スリリングでダイナミックなオーケストラ・スコアとなっている。弦楽器や管楽器を中心に躍動感あふれる音楽が多く、展開性ある物語なのだろうことがうかがえる。このあたりは、各曲の英題からストーリー展開と各シーンを想像してみるのもおもしろいかもしれない。

メインテーマ含めいつもの久石メロディーに、アジアン ジャングル エスニック トロピカル といった異国情緒が加わった、親しみやすいファミリー映画ならではの音楽になっている。

 

 

久石譲 『Sunny et l Elephant』

1.Dara and Sunny, Arriving in Bangkok
2.Going to Beg
3.The Accident
4.Rescuing Dara
5.Poachers
6.Return of the Patrol
7.Happy Together
8.Fire!
9.Boon’s Death
10.By the River
11.Ready to Fight
12.Go to the Temple
13.Waterfalls
14.Mysteries
15.Sunny’s First Patrol
16.Becoming a Man
17.They Got Prisoners!
18.So Close to Danger
19.Escape
20.Final Battle
21.Baby Tigers
22.Guilty
23.Cool!
24.Dara and Sunny
25.End Credits

Original Music composed by JOE HISAISHI

Recorded at Victor Studio (Tokyo)
Mixed at On Air Azabu Studio (Tokyo)
Recording and mixing: HIROYUKI AKITA (Wonder Station, Tokyo)

 

Info. 2009/03/11 [新聞] 「日経新聞」「産経新聞夕刊」「朝日新聞夕刊」「毎日新聞夕刊」

[新聞]
新聞各紙に久石譲の取材が取り上げられています。
2月18日にリリースした新譜「Another Piano Stories~The End of the World~」のことなど
沢山の話題が展開されています。是非、ご一読ください。 “Info. 2009/03/11 [新聞] 「日経新聞」「産経新聞夕刊」「朝日新聞夕刊」「毎日新聞夕刊」” の続きを読む

Info. 2009/03/09 久石譲:アルバム「アナザー・ピアノ・ストーリーズ」発表 (毎日jpより)

久石譲:アルバム「アナザー・ピアノ・ストーリーズ」発表 「おくりびと」3曲再構成

 

◇組曲「ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド」が骨格、「生」のため「死」テーマに

アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」の音楽を担当した久石譲がオリジナルアルバム「アナザー・ピアノ・ストーリーズ~ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド」(ユニバーサル)を発表し、注目を集めている。【川崎浩】 “Info. 2009/03/09 久石譲:アルバム「アナザー・ピアノ・ストーリーズ」発表 (毎日jpより)” の続きを読む