6月18日発売の「新潮45」2018年7月号に
解剖学者・養老孟司さんとの対談が掲載されています。どうぞご覧ください。
「新潮45」2018年7月号(6月18日発売)
<対談>作曲の極意を知りたい/養老孟司×久石譲 “Info. 2018/06/18 [雑誌] 「新潮45 2018年7月号」 養老孟司×久石譲 対談掲載” の続きを読む
6月18日発売の「新潮45」2018年7月号に
解剖学者・養老孟司さんとの対談が掲載されています。どうぞご覧ください。
「新潮45」2018年7月号(6月18日発売)
<対談>作曲の極意を知りたい/養老孟司×久石譲 “Info. 2018/06/18 [雑誌] 「新潮45 2018年7月号」 養老孟司×久石譲 対談掲載” の続きを読む
Posted on 2018/04/02
「アートメントNAGANO2018」
Nチケ会員先行発売:4月19日(木)10:00〜
一般発売:4月21日(土)10:00〜
ご紹介できる詳細情報を少しずつアップデートしています。
フェスティバル一覧は以下の公演カレンダーからが便利です▼
2018年7月公演カレンダー 一覧
(長野市芸術館公式HPより) “Info. 2018/04/02 「アートメントNAGANO 2018」詳細情報 【6/17 Update!!】” の続きを読む
Posted on 2018/06/15
6月13日「映画『羊と鋼の森』公開記念 辻井伸行 特別コンサート」がサントリーホールにて開催されました。映画エンディング・テーマは、日本を代表する世界的音楽家 久石譲と辻井伸行 夢のコラボレーションによる「The Dream of the Lambs」。久石譲が作曲・指揮、辻井伸行がピアノ演奏を務めたこの楽曲は映画公開前から話題になりました。そして、映画公開記念(公開日:6月8日)として開催された特別コンサートでは、映画のなかで印象的に使われるクラシックピアノ曲を中心に彩られ、さらに久石譲×辻井伸行の一夜限りの豪華コラボレーション!ステージ初共演がついに実現!オリジナル版指揮者・ピアニスト・管弦楽による堂々の世界初演!
映画ファン・音楽ファンからも熱い視線をあつめる音楽会は、コンサート終演後すぐにWebニュースを駆け巡りました。公演写真も含めた詳細なレポート、終演後の舞台裏まで垣間見ることができる貴重なトピックはエンタメ業界のプロたちだからこそ。十分に感じとることができる内容になっています。ぜひご覧ください。
ということで、まずは上のWebニュース内容をじっくり読んでください。以下は、補足のような個人的な感想コンサート・レポートです。
映画『羊と鋼の森』公開記念 辻井伸行 特別コンサート
スペシャル・ゲスト:久石譲
[公演期間]
2018/06/13
[公演回数]
1公演
東京・サントリーホール
[編成]
ピアノ:辻井伸行
共演:「The Dream of the Lambs」
指揮:久石譲
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
[曲目]
第1部
辻井伸行 ピアノの名曲を弾く
ショパン:別れの曲
ショパン:英雄ポロネーズ
ドビュッシー:月の光
ドビュッシー:2つのアラベスク
リスト:愛の夢
リスト:ラ・カンパネラ
—–intermission—-
第2部
映画『羊と鋼の森』公開記念 特別演奏
久石譲:The Dream of the Lambs ~映画『羊と鋼の森』エンディング・テーマ
共演:久石譲 指揮、東京フィルハーモニー管弦楽団
久石譲×辻井伸行 スペシャル・トーク
*サプライズゲスト:山崎賢人
—-encore—-
久石譲:The Dream of the Lambs ~映画『羊と鋼の森』エンディング・テーマ
共演:久石譲 指揮、東京フィルハーモニー管弦楽団
辻井伸行 映画『羊と鋼の森』に登場するピアノ曲を弾く
ラヴェル:水の戯れ
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番《熱情》
—-encore—-
辻井伸行:風の家
第1部・第2部 辻井伸行ピアノソロ
響きのいいサントリーホールに、優しく力強い辻井伸行さんのピアノが響きます。CDなどで端正で正確な演奏をする方だなと思っていたのですが、生演奏を聴いてまた新たな印象も持ちました。音が立つ、一音一音が一粒一粒とても凛として立っている、解き放たれるような音。時にダイナミックに時に繊細に、メロディやハーモニーのニュアンスがとても表現豊かで、その指先と一音一音に息をのむほど集中してしまいます。最後のペダル(ダンパー)があがる瞬間と音の切れ間まで聴こえる極上の音空間は、音楽好きピアノ好きにはたまらない。1曲ごとに感想もあるけれど、曲ごとはもちろん曲のなかでも緩急とニュアンスの表現が本当にすばらしかったです。ピアノにもいくつもの音があること、いくつもの世界をつくることができること、ひとりの演奏家によるピアノ・フルコースをたっぷり堪能できた贅沢な時間。
「The Dream of the Lambs」
この一曲だけでもコンサートに行こう!と決心させるには十分だったのかもしれない。そこへ辻井さんによる選りすぐりのピアノ・フルコースも味わえる。そんな胸躍る期待をさらに超えたところにあったのは、スペシャル・トーク企画に、2回も演奏してくれるというサプライズ舞うコンサート。その瞬間にしか聴くことができない一期一会の音楽。コンサートの醍醐味であるリアルな体感はこの楽曲も同じ、CD盤よりもエモーショナルなパフォーマンスだと感じました。
僕はこの楽曲、どうもつかみきれない思いがありました。冒頭何を表現しているのかな?森かな?羊かな?…メロディパートは主人公かな?……、ミニマルとメロディの交錯する楽曲構成に、それらを分離してとらえようとしていたんだと思います。
コンサートで聴いて思ったことを率直に記しておこう。間違っていても視点がずれていても、それは永遠に個人の主観であって正解はない、と開き直って。思った瞬間のことを大切にしたいから、言葉にすることは大切なプロセスだと思っているから。
聴き手の意識で無理にミニマルとメロディを融合させようとしたり溶け合わせようとしなくていいのかな、と。はじめから二面性として顕在化されている。そう思えたのは生演奏を聴いたからで、CD盤だと整然と行儀よく音が配置されバランスがきれいに取られていることからの裏返しかもしれません。CD盤の完璧なパフォーマンスはすでにすり減るくらい愛聴しています。それとは別のところ、生演奏ではじめて感じとれる何か、きっかけがあるとしたら。
音楽はすばらしい、音楽はきびしい。──「音楽」という言葉を「夢」におきかえても同じ。相反する二面性を堂々を据えおくことで、耳なじみよく聴きやすいだけの曲にはしたくなかったのかもしれない。
子羊たちの夢。──悩みもがき輝く成長の過程、決してまだ成熟することのないその瞬間、あえて不完全で不安定なリアリティを楽曲にとじ込めたのかもしれない。痛々しいほど鋭利に、もろいほど繊細に、踏み歩くほど力強く、拓けるほど輝かしく。
音楽はすばらしい。音楽はきびしい。ゆえに音楽は追い求める価値がある。
僕にはそういう聴こえかたがしてきた。まだまだこの曲に対して深い森の中。わからないし理解できていないことのほうが多いけれど、新しい感じ方ができたこと、ミニマルとメロディはそこにそのままいていいんだ、しっかりとふたつがそれぞれに存在していれば、そのバランスや濃淡は聴く人に聴く心境にそれぞれ委ねられていいものだ。今は、そう思っています。
久石譲×辻井伸行×山崎賢人 スペシャル・トーク
司会者の進行によって質問形式で進められました。笑いありの和やかな雰囲気で、お三方がコメントするたびに客席から大きなリアクションと大きな拍手が起こるほど会場の熱気と興奮はすごいものがありました。久石譲、辻井伸行ともにすでにコメント発表している(CDライナノーツ/劇場用パンフレット/コンサートパンフレット収載)同旨はもちろん、ここでしか聞けない話もふくめて10-15分間くらいゆっくり腰をすえて。
久石譲のコメントトークからうる覚えながら印象に残っているポイントだけ。言葉や言い回しは違うので正確ではないです。ふりしぼった記憶という注釈付きでお願いします。
「最初に映画の話をいただいたときに、調律師の話でもあったし、ピアニストこれはもう辻井さんしかいないとすぐにお願いして快く引き受けていただきました。彼を想定してつくった曲です。すばらしい演奏をしてくれて、こういう機会にめぐりあえて本当にラッキーでした。ありがとうございます。」
「音楽の世界をちゃんとやらなきゃいけない、そういうことでミニマルとメロディでいかに組みたれてるか、そういうアプローチをしました。」
「青春映画は多くのものを詰め込みがちになるけれど、この映画は調律師に絞っていてとてもよかった。ふつうはセリフで多くを説明しようとしてしまうけれど、この映画は映像で心理描写をする、地道でしっかりとした映画づくり。」
辻井伸行さんも、山崎賢人さんも、皆さん均等にお話していたのですが、そこまでは覚えきれずすいません。冒頭に紹介したWebニュース等をご覧ください。Webニュースの写真からはトークコーナーのあいだ「The Dream of the Lambs」の演奏を終えた東京フィルハーモニー交響楽団の皆さんがそのままステージに残っていることがわかります。あまりにもいろいろなことに興奮していたので、なんで残っていてくれているのかなんて考えもおよびませんでした。そして、2回目の「The Dream of the Lambs」へ。
アンコール
拍手のなか再び登場した辻井伸行さんはマイクなしに客席に向かって語りかけました。「今日は久石先生のすばらしい楽曲があってそれを演奏させていただいて恐れ多いのですが…」とちゃめっ気たっぷりに笑いを誘い、自作「風の家」の曲紹介へ。この曲はショパンが若い頃住んでいた家に実際に訪れたことがきっかけとなっているそうです。
そして「お知らせがあります!」と6月15日(金)テレビ朝日系「ミュージック・ステーション」に山崎賢人さんと一緒に出演することを告知すると、会場全体から大きなどよめきと大きな拍手。最後のご挨拶をしてアンコール曲「風の家」演奏でコンサートは幕をとじました。
映画公開に先がけて5月に行われた映画完成披露試写会などで「The Dream of the Lambs」ピアノソロ・ヴァージョンが披露されています。CD盤にもない、映画にも登場しないピアノソロによる「The Dream of the Lams」これは永久保存版です。
第1部は、ステージも客席も会場全体の照明を落とし、ピアノと辻井伸行だけが浮かびあがるような照明演出。ステージ左右上部に掲げられたスクリーンには休憩時間などに映画『羊と鋼の森』予告編が流れていました。第2部は、白熱色と緑の光に包まれたステージ、アンコール曲「風の家」は緑からブルーに変わり清々した雰囲気に。
from Twitter *開演前
会場ロビーには「本日の公演には客席に記録用カメラが入ります」掲示がありました。実際に翌14日TVエンタメ系番組のいくつかでコンサート風景が紹介されています。結構いろんなアングルから撮ってたんだなとびっくりした次第です。ステージに集音マイクや撮影カメラはそんなになかったと思うのですが…。気が早いけれど、映画『羊と鋼の森』がDVD/Blu-ray化される時には、ぜひ特典映像として本公演を収録してほしい!それほどの奇跡の一夜、夢のコラボレーション、最高の幸せを共有できたのが観客2000人だけというのはとてももったいない。ぜひ音楽を愛する多くの人へ届けてください。
さてこうなってくると、久石譲×辻井伸行 再演を熱望しないわけにはいきません。さらには、久石譲×辻井伸行「ピアノ協奏曲」という大きな夢をもみてしまいます。久石譲にしか書けない「ピアノ協奏曲」× 辻井伸行にしか表現できない「ピアノ協奏曲」、ふたりの世界屈指コラボレーションがさらなる音楽作品へと羽ばたき、過去にも未来にも誇れるものとして現在に高らかに響きわたってほしい。そんな幸せな夢がまたひとつ生まれました。
(コンサート・パンフレット:楽曲解説は「羊と鋼の森 オリジナル・サウンドトラック SPECIAL」収録曲は同内容で収載されています。久石譲・辻井伸行コメントも同旨です。)
6月13日、山﨑賢人が主演した映画『羊と鋼の森』の公開を記念してピアニスト辻井伸行の特別コンサートがサントリーホールで行われ、スペシャルゲストとして作曲家の久石譲が参加。映画のエンディングテーマとして使用された楽曲「The Dream of the Lambs」の作曲・指揮を久石、ピアノ演奏を辻井が担当したことから、2人のステージでの初共演が今回のコンサートで実現した。この日は「東京フィルハーモニー管弦楽団」とともに、指揮・久石、ピアノ・辻井で同曲が観客の前で演奏された。さらにそこに、シークレットゲストとして山﨑が駆けつけた。サプライズで登場し、3人でトークイベントを行なった。 “Info. 2018/06/14 映画『羊と鋼の森』辻井伸行×久石譲による特別コンサート!山﨑賢人サプライズ登壇も!” の続きを読む
辻井伸行、様々なピアノと出合う楽しみ支える「調律師さんの仕事に感謝」 “Info. 2018/06/12 辻井伸行、様々なピアノと出合う楽しみ支える「調律師さんの仕事に感謝」(Web THE PAGEより)” の続きを読む
6月15日(金)テレビ朝日系放送「ミュージックステーション」に辻井伸行(ピアニスト)が出演します。映画『羊と鋼の森』のエンディングテーマ「The Dream of the Lambs」を演奏し、同映画の主演を務める山崎賢人と共演予定です。
「The Dream of the Lambs」は、同映画のために久石譲が作曲し、辻井伸行との豪華コラボレーションが実現した楽曲です。映画は6月8日公開。 “Info. 2018/06/15 [TV] テレビ朝日系「ミュージックステーション」辻井伸行出演「The Dream of the Lambs」演奏” の続きを読む
スタジオジブリ刊行の小冊子『熱風』の2018年6月号
高畑勲監督の追悼特集に、久石も原稿を寄せさせていただきました。
『熱風』2018年6月号「特集/追悼 高畑 勲」
またいつか、どこかへ(久石 譲) “Info. 2018/06/08 スタジオジブリ小冊子「熱風 2018年6月号」特集/追悼 高畑勲 久石譲寄稿” の続きを読む
2018年6月6日 CD発売 AVCD-55174
ゲーム音楽の枠を超えた最高傑作!!
久石譲が紡ぐ 王道ファンタジーRPGがここに!
(CD帯より)
Message
久石譲
「二ノ国 II レヴァナントキングダム」は前回につづき音楽を担当しました。日野さんとも気心が知れているし、すんなり作曲に入ることができたと思います。
ゲームの音楽は必要とされる曲数が非常に多く、繰り返し聴く性質のものなので、今回の楽曲をどうやってまとめるか考え、リズムを中心に全体を組み立てて作っていきました。
加えて今回は、前作に比べて音楽的なレベルを上げた知的なアプローチもしています。もちろんエンターテイメント性は大切にしたうえでのことです。東京フィルハーモニー交響楽団の熱演もあり良い録音ができました。
このサウンドトラックを聴いて、音楽と一緒に「二ノ国 II レヴァナントキングダム」の世界に浸ってもらえると嬉しいです。
(Message ~CDライナーノーツより)
2018年3月発売PS4 / PC ゲームソフト「ニノ国」シリーズ最新作のサウンドトラック。『二ノ国 漆黒の魔導士』(2010・Nintendo DS)、『ニノ国 白き聖灰の女王』(2011・PlayStation 3)にひきつづき本作も久石譲が音楽担当。
ゲームプレイ音源よりも、広がりあるサウンドかつみずみずしい楽器の音色たち。さすがサウンドトラック用にマスタリングされた最高音質の仕上がりになっている。二ノ国II音楽はサウンドトラック盤でめでたく完結する。
それぞれの楽曲とも音の配置やバランスが見事に調整されている。「2.クーデター」はゲームプレイ音源ではループ用となっていたが、サウンドトラック盤は【1st トレーラー】音源で聴くことができた終部になっている。「8.苦闘」「27.滅びの王国」「28.闇の呪文歌」も終部が異なる。前提として繰り返し聴かれることを目的とした音楽づくりのため、どの曲も終部はフェードアウトや冒頭に自然に戻れるような接続的終部になっているなため、上の4曲はサウンドトラック盤ならではのはからい。
CDには”all composed by JOE HISAISHI”のクレジットはない。これについては下記の *at game release にてゲームソフト・エンドクレジットから詳細記している。
短い楽曲群ながら、ゲームには膨大な曲数を必要とするという久石譲の言葉とおり、実にクオリティ高くバリエーション豊かな全31曲がならぶ。今の久石譲だからこその曲想、音作り、ノンビブラートに近い奏法やソリッドなオーケストレーションなど、現代的な響きに溢れている。
ファンタジーというスタジオジブリ作品との共通点もあれば、戦いやフィールドがめまぐるしく変化していくというスタジオジブリ作品にはない世界感もある。そしてそれは音楽にも同じように言える。久石譲による二ノ国ワールドを音楽だけでも十分に楽しめる、渾身の作品になっている。
久石譲インタビュー、ゲーム音楽を聴いての各楽曲レビュー、印象的なエンディングテーマ、世界各国にゲーム本体特典として付属したCD盤やLP盤など。ゲームソフト発売後まもなく、サウンドトラック盤リリース情報のまえにまとめたもの。詳細はこちらに記した。
1. 二ノ国II メインテーマ
2. クーデター
3. 脱出
4. 戦闘開始
5. 別れ
6. 夢の中の少年
7. 広大な大地
8. 苦闘
9. フニャ
10. 危険な谷
11. ボスバトル
12. 勇ましき進軍
13. 神秘の森
14. 欲望の町
15. 希望
16. のどかな日常
17. 大海原
18. 水の都
19. 海底洞窟
20. 命運をかけた戦い
21. 切ない思い出
22. 進化の大都市
23. ファクトリー
24. 果てしない空
25. ネズミ王国の城下町
26. 守護神
27. 滅びの王国
28. 闇の呪文歌
29. ラストバトル
30. キングダム
31. 希望の未来
音楽:久石譲
オーケストレーション:チャド・キャノン 山下康介 久石譲
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:栗友会
指揮:久石譲
エンディングテーマ「希望の未来」
作・編曲:久石譲
リズム・アレンジ:ガブリエル・プロコフィエフ 松浦晃久 久石譲
ヴォイス:麻衣
コーラス:東京混声合唱団
パーカッション:和田光代
ケルティック・ティンホイッスル:野口明生
ハープ:堀米綾
ピアノ:鈴木慎崇
ストリングス:真部ストリングス
レコーディング&ミキシングエンジニア:小幡幹男
レコーディング・スタジオ:アバコクリエイティブスタジオ サウンドインスタジオ
ミキシング・スタジオ:サウンドインスタジオ
マスタリング・エンジニア:藤野成喜(ユニバーサルミュージック)
マスタリング・スタジオ:UNIVERSAL MUSIC STUDIOS TOKYO
初回封入特典:二ノ国II レヴァナントキングダム スペシャルステッカー ※全2種中1種ランダム封入
輸入盤同時発売
WORLDWIDE RELEASE JUNE 6TH 2018
WAYO-010
Ni no Kuni II : Revenant Kingdom Original Soundtrack
1. Theme from Ni no Kuni II
2. The Toppled Throne
3. The Escape
4. Let Battle Commence
5. Leavetaking
6. The Curious Boy
7. The Great Outdoors
8. Into the Fray
9. Here Come the Higgledies!
10. Treacherous Valley
11. Boss Battle
12. To Arms!
13. Forest of Mysteries
14. City of Hunger
15. There is Hope
16. Carefree Days
17. The High Seas
18. Kingdom by the Sea
19. Deep Sea Cave
20. Fateful Encounter
21. Painful Memories
22. City of the Future
23. The Factory Floor
24. The Boundless Skies
25. In the Kingdom of the Mice
26. Kingmaker’s Theme
27. The Lost Kingdom
28. Dark Rite
29. The Final Showdown
30. Evan’s Kingdom
31. Happily Ever After
Performed by the Tokyo Philharmonic Orchestra
Composed and arranged by Joe Hisaishi
Voice by Mai
31 tracks, 1 disc, 24-page booklet – English text
初回特典:二ノ国II 公式ミニ色紙 *先着限定
2018年6月6日 CD発売 AVCL-25966/7
2018公開映画『羊と鋼の森』
監督:橋本光二郎
脚本:金子ありさ
音楽:世武裕子
出演:山崎賢人、鈴木亮平、三浦友和 他
映画『羊と鋼の森』久石譲×辻井伸行によるエンディングテーマ「The Dream of the Lambs」を含むサウンドトラック+音楽集というCD2枚組。DISC1には久石譲×辻井伸行によるエンディング・テーマ「The Dream of the Lambs」、世武裕子による本編音楽を、DISC2には映画の中で主役の一部を務めるピアノ作品を、辻井伸行の演奏で完全収録した超豪華なスペシャル盤。
(メーカーインフォメーションより)
世界的作曲家で、映画音楽界の巨匠でもある久石譲がエンディング・テーマを書き下ろし、世界的ピアニストである辻井伸行がソロピアノを演奏!
映画『羊と鋼の森』(2018年6月公開)の世武裕子によるサウンドトラックに加え、映画に登場する主要なピアノ曲を辻井伸行の演奏で収録した超豪華オフィシャル・アルバム!
(CD帯より)
映画『羊と鋼の森』エンディング・テーマ
久石譲 × 辻井伸行 The Dream of the Lambs
久石譲 | 作曲
ピアニストはいろいろなピアノに出会わなければならない。ピアノによってタッチがそれぞれすごく違います。調律師は求める音を表現してくれる、本当に大事な存在で、音は出さないけど立派な音楽家だと思います。そんな調律師を描いた原作を、オファーをいただく前に読ませていただきました。成長譚の美しくてとても良い話。だからこそ、綺麗なだけで終わらないように、映画の奥行を出せるように、シビアなミニマル的な部分とメロディアスな部分の交差する曲を作るように意識しました。
その曲を辻井くんと一緒に作ることができて嬉しく思います。古典的なスタイルをとりつつ、現代的な曲を作ったのですが、見事に弾いてくれました。辻井くんは本当に素晴らしいピアニストで、特にリズム感が凄いです。無駄なものが無いきちんとしたリズム。これを活かしたいと思って指揮をしました。演奏をしていて、とても楽しかったです。辻井くんとはまたぜひ一緒に演奏させていただきたいですね。
辻井伸行 | ピアノ
オファーをいただく前に原作を点字の本にしてもらって読んでいましたが、ピアノをやっている人なら皆さん興味のある話だと思います。曲にもたくさんのイメージがあったり、ピアノには壮大でカッコいいところがあったり、いろいろな面白いことが分かる素晴らしい物語です。そんな映画の演奏を、久石さんとご一緒させていただけたのは本当に光栄でした。久石さんの大ファンで、素晴らしい曲をずっと聴いていたので、本当に嬉しかったです。
久石さんに楽譜をいただいた時に、どのような気持ちで作曲されたのか想像し、また映画のイメージを自分の中で膨らませて、できる限りのことをしようと思って練習し、本番に挑みました。お会いするまでは緊張しましたが、本当にお優しい方で、合わせやすく、またいろいろと勉強させていただきました。この曲は感動的で、美しく、弾いていて本当に楽しかったですし、収録があっという間でした。また是非ご一緒させていただきたいです。
ピアノの調律師さんは僕にとってなくてはならない存在です。ピアニストは演奏するときは一人ですが、調律師さん、観客の皆さんと一緒にコンサートを作り上げていると思っています。
国内外のさまざまな場所で調律師さんと出会うのですが、いろいろなタイプの調律師さん、そして会場のピアノと出会えるのは楽しいですね。
(久石譲・辻井伸行コメント ~CDライナーノーツより)
DISC 2 ピアノ作品 曲目解説:
ラヴェル、モーツァルト:道下京子
ベートーヴェン:柴田克彦
ショパン:伊熊よし子
(CDライナーノーツ収載)
from
Info. 2018/06/08 映画『羊と鋼の森』エンディング曲「The Dream of the Lambs」 久石譲&辻井伸行 初タッグ
「The Dream of the Lambs」、久石譲曰く「綺麗なだけで終わらないように、映画の奥行を出せるように、シビアなミニマル的な部分とメロディアスな部分の交差する曲を作るように意識しました」とあるとおり、とても作り込まれた楽曲であり強く印象に残る楽曲である。エンターテインメントならがここまで音楽的にも表現した楽曲は稀有。古典クラシックにも通じるオーケストラ編成ながら、モチーフやリズムは現代的で、ソリッドなオーケストレーションもまた現代的な響き。辻井伸行が弾くことを想定して書かれたピアノパートはとても難易度が高く、見事に表現した演奏は何度聴いても聴き惚れてしまう。コンチェルト風ともとれる構成は、ピアノとオーケストラが対等に呼応する。
映画公開に先がけて5月に行われた映画完成披露試写会や、6月放送TV番組「ミュージック・ステーション」では、ピアノソロ・ヴァージョン(約2分)もお披露目されている。
またこの豪華コラボレーションは、映画公開記念コンサートとして、一夜限りの共演も実現している。そのコンサートの模様とコンサートレポートは記した。
聴き手の意識で無理にミニマルとメロディを融合させようとしたり溶け合わせようとしなくていいのかな、と。はじめから二面性として顕在化されている。そう思えたのは生演奏を聴いたからで、CD盤だと整然と行儀よく音が配置されバランスがきれいに取られていることからの裏返しかもしれません。CD盤の完璧なパフォーマンスはすでにすり減るくらい愛聴しています。それとは別のところ、生演奏ではじめて感じとれる何か、きっかけがあるとしたら。
音楽はすばらしい、音楽はきびしい。──「音楽」という言葉を「夢」におきかえても同じ。相反する二面性を堂々を据えおくことで、耳なじみよく聴きやすいだけの曲にはしたくなかったのかもしれない。
子羊たちの夢。──悩みもがき輝く成長の過程、決してまだ成熟することのないその瞬間、あえて不完全で不安定なリアリティを楽曲にとじ込めたのかもしれない。痛々しいほど鋭利に、もろいほど繊細に、踏み歩くほど力強く、拓けるほど輝かしく。
音楽はすばらしい。音楽はきびしい。ゆえに音楽は追い求める価値がある。
僕にはそういう聴こえかたがしてきた。まだまだこの曲に対して深い森の中。わからないし理解できていないことのほうが多いけれど、新しい感じ方ができたこと、ミニマルとメロディはそこにそのままいていいんだ、しっかりとふたつがそれぞれに存在していれば、そのバランスや濃淡は聴く人に聴く心境にそれぞれ委ねられていいものだ。今は、そう思っています。
(Blog. 映画『羊と鋼の森』公開記念「辻井伸行 特別コンサート」コンサート・レポート より抜粋)
サウンドトラックも、シンプルであり映像を邪魔することのない主張しすぎない音楽になっている。またクラシック曲を映画用に編曲した数曲も、原曲を尊重した上品なものになっている。
DISC2に収録されたピアノ作品集は、映画で登場するピアノ曲を、辻井伸行の演奏でコンパイルしたもの。収録曲はすべて既出CD作品からのものではあるけれど、ピアノ入門・クラシック入門としても、聴き馴染みのものから本格的な作品まで最適である。辻井伸行という日本が誇る世界的ピアニストを知る機会、聴くきっかけとしても、ここからまた新しいピアノの世界が広がる一枚。
2020.09 Update
DISC 1
映画『羊と鋼の森』 エンディング・テーマ
久石譲×辻井伸行
1. The Dream of the lambs
久石譲(指揮) 東京交響楽団 ピアノ:辻井伸行
映画『羊と鋼の森』のための音楽 (オリジナル・サウンドトラック)
2. 『羊と鋼の森』メインテーマ
3. ピアノスケッチ
4. たまご
5. モーツァルト:きらきら星(連弾) 『羊と鋼の森』サウンドトラック Version
6. 明るく静かに澄んで懐かしい
7. 思い出
8. ショパン:小犬のワルツ 『羊と鋼の森』サウンドトラック Version
9. 移りゆく季節
10. 家族の肖像
11. 外村の戸惑い
12. 森のお葬式
13. いつも、そうやって
14. 森の音がする
15. みたことのない世界
16. 好きって気持ち
17. ピアノを弾くひと
18. メンデルスゾーン:結婚行進曲 『羊と鋼の森』サウンドトラック Version
19. シューベルト:楽に寄す 『羊と鋼の森』サウンドトラック Version
20. 夢のように美しい
世武裕子 作曲:2-4, 6, 7, 9-17, 20 編曲:5, 8, 18, 19
DISC 2
辻井伸行 『羊と鋼の森』のためのピアノ作品集
1. ラヴェル:水の戯れ
2. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
3. モーツァルト:きらきら星変奏曲
4. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57《熱情》 第1楽章
5. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57《熱情》 第2楽章
6. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57《熱情》 第3楽章
7. ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58 第1楽章
8. ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58 第2楽章
9. ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58 第3楽章
10. ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58 第4楽章
ピアノ:辻井伸行
DISC 1
エンディング・テーマ「The Dream of the Lambs」
Music:久石譲
Conductor:久石譲
Piano:辻井伸行
Orchestra:東京交響楽団
Engineers:浜田純伸 (Sound Inn) 村松健 (Octavia Records)
Recorded at 武蔵野市民文化会館
Mixed at Bunkamura Studio
サウンドトラック
Music:世武裕子
Producer:北原京子 (東宝ミュージック)
Engineer:田中信一
Recorded & Mixed at Onkyo Studio, sound inn
Piano recorded at Sound City Setagaya (Tr.5,8,18,19)
Piano:世武裕子 (Tr.8 & other) 石橋愛 (Tr.5,18,19) 内田野乃夏 (Tr.5) 松村優吾 (Tr.8)
DISC 2
Recorded at Teldex Studio Berlin (Tr.1, 3-10)
Recording producer & editing:Friedemann Engelbrecht (Teldex Studio Berlin)
Recorded at Salamanca Hall (Tr.2)
Recording producer & editing:Tak Sakurai (Pau)
and more…
2018年5月25日~28日、久石譲によるスタジオジブリ宮崎駿監督作品演奏会がアメリカ・サンノゼにて開催されました。
2017年6月パリ世界初演、「久石譲 in パリ -「風の谷のナウシカ」から「風立ちぬ」まで 宮崎駿監督作品演奏会-」(NHK BS)としてTV放送されたことでも話題になりました。ワールドツアーとして世界各国をめぐるジブリ・コンサート、パリ(2017.6)メルボルン(2018.4)につづいて3回目の開催地として選ばれたサンノゼ。当初の4公演から追加公演も組まれ人気と期待の高さは十分です。 “Info. 2018/05/30 《速報》「久石譲 シンフォニック・コンサート スタジオジブリ宮崎駿作品演奏会」(サンノゼ) プログラム” の続きを読む