Disc. 東京佼成ウインドオーケストラ 『ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第7集』

1979年5月5日 LP発売

久石譲が編曲を担当した「アダージョ」「宇宙のファンタジー」が収録されている。

なお、本作品から久石譲名義となっているが、ニュー・サウンズ・イン・ブラス初期時代では、読み方が現在の「ひさいし・じょう」ではなく、「ひさいし・ゆずる Hisaishi Yuzuru」となっていた。

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 久石譲 紹介

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第7集 LP 1

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第7集 LP 2

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第7集 LP 3

(LPジャケット 表/裏 LPジャケット盤)

 

 

ニュー・サウンズ・イン・ブラス 第7集

1. A列車で行こう (編曲:岩井直溥)
2. スティン・アライヴ (編曲:岩井直溥)
3. 夢想花 (編曲:小野崎孝輔)
4. ゲット・バック(編曲:岩井直溥)
5. メイム〈メドレー〉 (編曲:岩井直溥)
テーマ~もし彼がやって来たら~お月さまに住む佳人~新しい窓を開こう
6. サウンド・オブ・ミュージック〈メドレー〉 (編曲:岩井直溥)
テーマ~ドレミの歌~ひとりぼっちの山羊飼い~さようなら、ごきげんよう~エーデルワイス~すべての山に登れ
7. ダンシング・クィーン (編曲:岩井直溥)
8. アダージョ (編曲:久石譲)
9. 宇宙のファンタジー (編曲:久石譲)

【ゲスト&ソロ・ミュージシャン】
猪俣 猛(Drs.)
荒川康男(E.B.)
中牟礼貞則(E.G.)
数原 晋(Tp.)
鍵和田道男(Tb.)山口弘治(Hr.)
市原宏祐(Sax.&Cl.)
久石 譲(Syn.)

 

Disc. 久石譲(藤沢守) 『NHKこども講談 孫悟空(下)』

1978年 LP発売 TC-50079

坂本九がNHK-TVおもしろ館で放映した「孫悟空」の再現です。西遊記は中国の三大奇書といわれる面白い物語りで、日本でも常に読まれ劇にもなっています。今回は特に音楽をシンセサイザーの音で作り、お話しを盛り上げてみました。石山先生の文、高田先生の絵でNHK出版協会から上中下三冊の絵物語が発売されています。

(LPジャケット裏 解説より)

 

(LPジャケット 表/裏)

 

NHKこども講談 孫悟空 (下)

A面
・悟空と沙悟浄の巻
・金角銀角の巻
B面
・火焰山の巻
・天竺の巻

ものがたり=坂本九 山本圭子

脚本:石山透
シンセサイザーによる音楽と効果音:藤沢守
監修:NHKサービスセンター
協力:NHK出版協会
絵:高田勲

 

Disc. 久石譲(藤沢守) 『NHKこども講談 孫悟空(上)』

1978年 LP発売 TC-50078

坂本九がNHK-TVおもしろ館で放映した「孫悟空」の再現です。西遊記は中国の三大奇書といわれる面白い物語りで、日本でも常に読まれ劇にもなっています。今回は特に音楽をシンセサイザーの音で作り、お話しを盛り上げてみました。石山先生の文、高田先生の絵でNHK出版協会から上中下三冊の絵物語が発売されています。

(LPジャケット裏 解説より)

 

(LPジャケット 表/裏)

 

NHKこども講談 孫悟空 (上)

A面
・悟空誕生の巻
B面
・悟空と猪八戒の巻

ものがたり=坂本九 山本圭子

脚本:石山透
シンセサイザーによる音楽と効果音:藤沢守
監修:NHKサービスセンター
協力:NHK出版協会
絵:高田勲

 

Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 10 きらめくリズム』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 10 きらめくリズム」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(LPライナーノーツより)

 

きらめくリズム

 

曲想は、ズバリ題名に示されている。もちろん、それぞれの民族的なリズムには、その現地で録音された音楽もあるし、アレンジした新曲も少なくない。しかし注意をしなければならないのは、他の曲とまぜて使う場合の取扱い方である。個性の強い曲程、互いに調和して、構成の中に一役演じるのは難しい。特に民俗の匂いがあらゆる所にしみ込んでくる曲の場合、一曲だけを切り離して、他の曲と組み合わせるには、余程の工夫が必要だ。このレコードに収められている曲は、それぞれの音楽の特色を生かしながら、他のレコードの曲との調和にも注意が払われているから、効果音楽として使用するためには有利だということができるだろう。

最近は、海外旅行などの8ミリをはじめ、記録作品もだいぶ増えてきた。演劇作品でも、現実の舞台は日本でありながら、風俗として、象徴として、海外の事物や人間をモチーフにするものがある。この種の音楽の使用は、ますます増えていくだろう。

更に考えられるのは、生活の中での効果としての音楽である。

今まで効果音楽というと、演劇や映像などの作品に限って考えることが多かった。しかし、例えばVTRのような機材の場合は、すでに今までの作品とは、かなり違った世界を予見している。演劇は、特定の舞台に上演して、はじめて作品となる。映像作品も、現像などの加工過程を経て、はじめて作品となるものが多かった。しかし、家庭用VTRが普及してくると、撮影したその場で、すぐに映像を見ることができる。つまり、生活即撮影、両者の間の距離がどんどん狭まってくる。今までの作品では、音楽は、ほとんど製作過程の最後でつけかえられるものだった。台本が出来、俳優が練習をつみ、舞台装置が出来、いよいよ仕上げの段階で、音楽が聞こえてくる。あるいは、フィルムが撮影され、編集されてから、最後に音楽が録音される。

ところが、VTRの場合で、子供の生活を記録しようとすれば、まず気に入ったレコードをかけてからVTRカメラを子供に向けると、映像と音楽はその場で、同時に収録される。これは、音楽が作者によって映像に後から付け加えられるのとは大違いだ。写されている子供自身も、レコードの音楽になにかの反応をするだろう。よく考えると、これは日常生活ではあたりまえのことだ。現代人の生活は音楽、いや音楽以外の音響効果も含めて、音と密接に結びついている。効果音楽も、作品の演出だけに役に立つと思う方がおかしいのかもしれない。別にVTRを写さなくても、生活そのものの中で、効果音楽の利用価値はますます広がっていくのではないだろうか。

(LPライナーノーツ より)

 

 

 

(LPジャケット / LP盤 / ライナーノーツ)

 

ミュージック・エフェクト・コレクション 10 きらめくリズム 1

(CDSジャケット)

 

 

(LPジャケット)

 

1.ジャズ BGM
2.ロック BGM
3.フォーク BGM
4.ハワイアン BGM
5.ボサノヴァ BGM
6.サンバ BGM
7.タンゴ BGM
8.オリエンタルムード BGM

*BGM(バックグラウンドミュージック)

 

Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 7 アクションと表現』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 7 アクションと表現」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(LPライナーノーツより)

 

アクションと表現

●A面●

1.アクションのテーマ
痛快なテンポ、迫るリズム、広々とした空間を感じさせるメロディー。壮麗なテーマ曲である。

2.アクションのブリッジ
テーマをドラマティックに解釈している。どこかに憂愁のこめられた変奏曲である。

3.アクションのコード
激しい予感。対決か闘争か!

4.アクションのエンディング
ブリッジとは対照的である。テーマは明るく歌い上げられて、壮快に終わる。

5.追跡
マラカスの誘惑的なリズムに引き出されるかのように金管が応え、緊迫した中でテーマが奏される。文字通りアクションもの、刑事ものなどの追跡シーンの他、競馬やスポーツなどの場面にも合いそうだ。

6.対決
低音部で連打されるリズムが不気味な世界をかもし出す。静かさがかえって緊迫感を盛り上げていく。

●B面●

1.西部劇のテーマ
口琴のような素朴な導入部から、懐かしいウエスタンのメロディーが響きわたる。もちろん西部劇風な荒野のシーンにぴったりだが、案外現状の風景に使ってみても面白い。風刺やユーモアを生み出すこともできるだろう。

2. 3.西部劇のコード A・B
いずれも明るく響きわたるコードだ。

4.西部劇のエンディング
西部のロマンスと哀愁を歌いあげるような終結部である。

5.ファンファーレA
まさにオーソドックスなファンファーレ。儀式の開始に、行進の先頭に、選手の入場にぴったりである。

6.ファンファーレB
ラッパの吹奏が朗々と轟いて、ドラマティックな味をもつファンファーレ。

7.不安、おや!、あれ?
8.絶体絶命、警鐘、迫りくる恐怖
9.不気味に、おどろき、コミック
いずれも題名通り非常にはっきりした特色をもったコードである。コードは作品の句読点のようなものという事もできるだろう。しかし、文章の句読点と映像やドラマ、そして音楽の句読点とは違っている所に注意して欲しい。何か驚くような事が起こってから驚くコードを後に使う。警鐘を鳴らすような事が起こってから警鐘のコードを使う。コードがいつも事件の後を追っていたのではつまらない。文章の句読点はいつも終わりについているかもしれないが、ドラマの句読点としてコードを使う場合には、時には観客の感情を先取りして刺激を与えるように使うのも効果的である。特にこのレコードに集められているコードは、いずれも激しく強いものだから、使い方もきっぱりとテンポを持って使う方が効果的である。

(LPライナーノーツ より)

 

 

ミュージック・エフェクト・コレクション 7 アクションと表現 3

 

 

(LPジャケット)

 

1.アクションのテーマ
2.アクションのブリッジ
3.アクションのコード
4.アクションのエンディング
5.追跡 BGM
6.対決 BGM
7.西部劇のテーマ
8.西部劇のコードA
9.西部劇のコードB
10.西部劇のエンディング
11.ファンファーレA
12.ファンファーレB
13.不安、おや!、あれ? C
14.絶対絶命、警鐘、迫りくる恐怖 C
15.不気味に、おどろき、コミック C

*BGM(バックグラウンドミュージック)、C(コード)

 

 

ミュージック・エフェクト・コレクション 7 アクションと表現

1.アクションのテーマ
2.アクションのブリッジ
3.アクションのコード
4.アクションのエンディング
5.追跡
6.対決
7.西部劇のテーマ
8.西部劇のコードA
9.西部劇のコードB
10.西部劇のエンディング
11.ファンファーレA
12.ファンファーレB
13.不安
14.おや!
15.あれ?
16.絶体絶命
17.警鐘
18.迫りくる恐怖
19.不気味に
20.おどろき
21.コミック

 

Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 9 未知の世界』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 9 未知の世界」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(LPライナーノーツより)

 

未知の世界

空には多くの宇宙衛星やロケットが飛び交い、アクアラングやシュノーケルが決して特殊な道具ではなくなった今日、宇宙や水中が演劇や映像の舞台としてしばしば登場してくるのは当然ともいえるだろう。しかしいわゆる未知の世界への憧れがこんなにも強いのは、単にこのような現実を反映しているとだけでは説明ができない。科学や技術の発展が未知の世界への夢を育てたとしても、そこから夢はさらに変質して、技術を超え、科学を否定しようとさえするのである。未知の世界は一面で現実の人間生活に対する反発だったり、逃避だったり、批判だったりする。となれば、いわゆる宇宙音や水中音も単にそれらしい場面の伴奏としてしか使い道がないわけではなかろう。空想科学的な効果音楽として使用するだけでなく、心理的な効果として演出する事も可能なはずだ。そんな耳で聞き直すと、一層おもしろさがでてくるだろう。

1.宇宙音 A
いわゆる宇宙的な環境音の性格を備えている。

2.宇宙音 B
宇宙音としてだけでなく、孤独な大空を行くジェット機の世界を連想させるような音である。

3.宇宙音 C
風の音を連想させるような所がある。常に冷たい風が吹きすさぶ北氷洋のイメージなどが浮かんでくる。

4.宇宙音 D
4曲の中では最もメロディアス。暗黒の宇宙の長い長い旅の果に突然美しい星の断片が所々に見えてくる。そんな場面が心に浮かんでくる。

5.地底音
深く深く地球の体内の奥底をもぐっていくような地底探検のイメージだ。広い洞窟。鍾乳洞だろうか。鉱物を守る小人たちが住むという魔法の世界だろうか。ポタリポタリと水滴の音を連想する。岩の柱からしたたり落ちる地球の汗だろうか。

6.水中音 A
青の世界へ深く深く潜っていく。太陽の光に背をむけて…。大海原の底からは泡が浮かびあがってくる。

7.水中音 B
泡の音と思われたものがだんだん激しいリズムに変化していく。

8.水中音 C
水中の世界はこの曲で最も象徴化されている。

9.特殊音 A
実験室の世界だろうか。科学の前衛というイメージだ。

10.特殊音 B
わきあがるような音が遥かな高みをめざして上昇していく。

11.衝撃音 A
何かが新しく生まれてくるような期待が感じられる。

12.衝撃音 B
破壊的。

13.衝撃音 C
飛行物体がおびやかすように通りすぎていく。そんな連想を呼び起す。

14.マンガ音 A
クスクスと笑うようなおかしさ。

15.マンガ音 B
高笑い、誇張が印象的。

16.マンガ音 C
道化た笑い。

17.原始リズム A
激しいリズムの中で淋しい笛が鳴る。荒野のイメージである。

18.原始リズム B
静かな緊張の中から徐々に盛り上っていく民俗的な踊り。

19.原始リズム C
踊り手と太鼓がかけあいながら相手を刺激し興奮させ、クライマックスに盛り上げていく。そんなドラマのおもしろ味が感じられる。

20.ドラム・ソロ
21-23.短い効果音(スチールギター、エレキベース、トランペット)
24-27.琴 A・B・C・D
それぞれの楽器の特性を生かした短いが個性的なコード。人間生活を描くドラマの中でも使い道が多いだろう。

(CDライナーノーツ より)

 

(LPジャケット)

 

ミュージック・エフェクト・コレクション 9 未知の世界 sc 8cm

1.宇宙音 A BGM
2.宇宙音 B BGM
3.宇宙音 C BGM
4.宇宙音 D BGM
5.地底音 BGM
6.水中音 A BGM
7.水中音 B BGM
8.水中音 C BR
9.特殊音 A BGM
10.特殊音 B BR
11.衝撃音 A BR、C
12.衝撃音 B BR、C
13.衝撃音 C BR、C
14.マンガ音 A BR、C
15.マンガ音 B BR、C
16.マンガ音 C BR、C
17.原始リズム A BGM
18.原始リズム B BGM
19.原始リズム C BGM
20.ドラム・ソロ BGM
21.短い効果音 スチールギター C
22.短い効果音 エレキベース C
23.短い効果音 トランペット C
24.短い効果音 琴 A BR、C
25.短い効果音 琴 B BR、C
26.短い効果音 琴 C BR、C
27.短い効果音 琴 D BR、C

*BGM(バックグラウンドミュージック)、BR(ブリッジ)、C(コード)

 

Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 8 メルヘンの世界』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 8 メルヘンの世界」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(LPライナーノーツより)

 

メルヘンの世界

●A面●

1.メルヘンのテーマ
銀の鈴を振るようなメロディー。静かに心に染み入ってくる曲。しかしどこかに不思議なムードのあるのが、日常の世界と違う感じだ。

2.メルヘンのブリッジ
テーマをややユーモラスに変奏している。楽しいメルヘンの世界という感じ。

3.メルヘンのコード
静かな転換であるのも、ゆっくりと転回される物語にふさわしい。

4.メルヘンのエンディング
美しい世界の静かな昼下り。妖精たちが飛びながら花に触れていくと、次々に花々が開いていく。咲き誇る花を後に妖精たちはいずこへともなく飛び去っていく。

5.愉快に進もう
低音部のリズムに支えられたピッコロが元気良く可愛らしい感じだ。童話の中の元気の良い男の子のテーマにもふさわしいだろう。

6.ひと安心
明るい感じの短いブリッジである。

7.おいかけっこ
低い弦の響きにせきたてられるようにシロフォンが騒ぐ。事件だ。但しあくまで童話の世界の事件だ。ピーター・パンと海賊の対決が始まろうとしているのか。桃太郎が鬼ヶ島で奮戦しているのか。どんなに緊迫しても、明るい結末が予感されているようだ。そんなアクション・シーンにふさわしい。

●B面●

1.民話のテーマ
淋しさと懐かしさの混り合ったような曲。聞いていると涙がうっすらとにじんでくる。東洋風の五音階が基底にあるから、あくまで外国の物語ではない。「昔々」というけれど、どこか心にひどく親しいものを感じさせるのだ。

2.民話のブリッジ
いかにもこれからドラマが佳境に入るといった感じのブリッジ。物語が一段と盛り上がってくるのを予感させる。

3.民話のテーマ
いくらかひょうきんな感じのするコード。

4.民話のエンディング
古い民謡や童話の中にしばしば「……だったとさ」という語り口がでてくる。そんなものを思わせる安定した曲である。いかにもたっぷりとお話を聞いたという感じがするだろう。

5.あら不思議!
児童劇用のブリッジ。好奇心や興味をかきたてるような曲である。

6.怪しいものが来る
重く迫るような低音部の中に木管が危険を警告するように響く。徐々に聞こえてくる太鼓が何か足音のようでもある。怪しいものとは一体何だろうか。胸がしめつけられるようだ。

7.大失敗
ユーモラスな曲。ずっこけた大失敗である。

8.大成功
大喜びのうた。大成功をうたったリズムも軽やかに。

(LPライナーノーツ より)

 

 

(LPジャケット)

 

(CDSジャケット)

 

1.メルヘンのテーマ
2.メルヘンのブリッジ
3.メルヘンのコード
4.メルヘンのエンディング
5.愉快に進もう BGM
6.ひと安心 BR
7.おいかけっこ BGM
8.民話のテーマ
9.民話のブリッジ
10.民話のコード
11.民話のエンディング
12.あら不思議! BR
13.怪しいものが来る BGM
14.大失敗 BR、E
15.大成功 BR、E

*BGM(バックグラウンドミュージック)、BR(ブリッジ)、T(テーマ)

 

Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 6 人物登場』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 6 人物登場」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(LPライナーノーツより)

 

人物登場

●A面●

1.かわいい!
文字通り可愛いマーチ。七人の小人達が得意そうに白雪姫のまわりを歩く。とみるまに転調して走り回る、ふざけ出す。更に転調しさわやかに明るくエンディング。時季もの、記録ものを通して利用範囲は広いだろう。ねずみや小鳥のような童話の主人公の活躍にもあうだろうし、家庭生活の記録なら、猫や犬など可愛がって飼っているペットたちの画面にも合いそうだ。

2.優しい少女
木管の奏でるリリカルで甘いメロディーを打楽器が優しく包む。少女の美しいイメージをたたえるように、慈しむように描き出す。

3.なつかしいおじいさん
のんびりとした、なかなかに味のある人格を、親しみを込めて描いている。どこかに懐古的な響きが聞こえてくるのが特徴だ。あまり長い曲ではないから、ブリッジとしての使い道も多いだろう。郷里へ帰ったという気分などを連想させるにはぴったりだ。

4.ずっこけマーチ
いたずらっぽいリズム、だがどこか間が抜けている。愉快で元気が良くてちょっぴり三枚目で…、このマーチがテーマとして使われるとすれば、そんな人物にぴったりだろう。曲想は何度か転調して、主人公が思いがけぬ事件にあったり、いろいろなものにぶつかったりする様子を連想することができる。家庭の記録に使って、子供達の腕白ぶりなどに添えれば、また別の面白さがでてくるだろう。

●B面●

1.さっそうと行く
激しいテンポの中に雄壮なメロディーが奏せられ、サックスが入れるあいのてがなかなか効いている。行動的でかっこいい主人公の音楽として使うこともできるだろう。刑事ものなどにもふさわしい感じだ。調子が良くて広がりのある転回を予感させるから、オープニング音楽としても使えそうだ。

2.恋する二人
ムード満点の曲。しかし、ピアノのテンポが快いので決してかったるくなるような事はない。

3.サスペンスに挑戦する
雰囲気はなかなかに不気味である。何者がとびだしてくるかわからない。しかし進行するリズムが、はっきりと主人公の行動を描き出している。彼はまわりの不気味な世界をただ恐れているわけではない。それに向って行動し挑戦しているのだ。いつのまにか、主人公のリズムがまわりの不気味さを徐々に圧倒していく。

4.誠実に
メロディーにはドラマティックな味がある。くっきりした陰影が感じられる。時にはのしかかってくるような音色に、ひたすら繰り返される打楽器のリズムが見事な対照をなしている。誠実に執拗に努力する人間、そんなイメージを連想する事もできるだろう。

このレコードに収められているような音楽は、いずれもある程度、繰り返しが必要である。一般的にいえば、舞台や映像作品に音楽を使う場合に重要なのは、タイミングであり転換のコツである。切り離して聞いた場合には何でもないような曲が、うまい所にはめ込まれると意外な程効果を出す場合がある。コントラストの妙である。甘い曲の後に短い辛口のコードが入ったり、暫く現実音ばかりで処理した後に急にメロディアスな音楽が入ったりすると、観客の心は見事に作品の中に引き入れられてしまう。しかし、かつてルルーシュ監督の映画「男と女」が示したように、音楽の中に観客をどっぷりとつけてしまうという方法もあるのである。No.4「雰囲気の世界」のレコードや、No.5「愛と青春」のレコード、そしてこのNo.6「登場人物」のレコードの中には、こういう雰囲気づくりの効果を持つのも少なくない。

(LPライナーノーツ より)

 

 

(LPジャケット)

 

1.かわいい! BGM
2.優しい少女 BGM
3.なつかしいおじいさん BGM、T
4.ずっこけマーチ BGM
5.さっそうと行く BGM
6.恋する二人 BGM
7.サスペンスに挑戦する BGM
8.誠実に BGM

*BGM(バックグラウンドミュージック)、T(テーマ)

 

Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 5 愛と青春』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 5 愛と青春」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(LPライナーノーツより)

 

愛と青春

1.愛のテーマ
甘美という感じではない。潔々、厳しさなどを連想させる曲。いわゆる恋だけではなく、親子愛、友情、同志愛、などにもふさわしい。曲のはじめは、気持ちがひきしめられ、時には不安さえ感じられる。徐々に、展望がひらけてきて、盛り上がって終る。

2.愛のブリッジ
おだやかで、落ちつきのある曲。

3.愛のコード
不安・疑惑・気がかり、などの場面転換に良さそうだ。

4.愛のエンディング
テーマ曲ならば、後半の感じ。不安はまるでない。澄明な気分で、おおらかに歌いあげている。

5.夜のよそおい
ジャズ風のアレンジ。夜の街をひとり歩きしているような感じ。ひとりであることの哀感を、むしろ楽しんでいるような洒落たふんい気。

6.青春の情感
恋人を想う。恋愛を想う。心のうづき、もだえ。リズム・セクションが、都会的なムードを盛りあげている。ドラマにピッタリなのは勿論だが、盛り場の情景や若者の生活などの記録的な作品にも、使えるだろう。

7.愛に捧ぐ
これはまさに、甘美な調べ。華やかななかに、哀しい情感が絡み、淋しさが、憧れや夢を呼ぶ。

8.悲しみをこえて
去った想い出を心のなかで噛みしめているのか。別れた人の顔を、思い出しているのか。しかし、悲しんでいる心は、未だ若い。生きる意欲が、底には渦巻いているのだ。愛の悲しみは、ぜいたくな感じさえする。そんなことを思わせる曲だ。

9.ほのぼのと
静かな曲。ギターとシロフォンの優しいかけあいが、印象的だ。傷ついた心を、抱きしめる調べ。曇っていた空が、いつのまにか晴れていくようなふんい気である。

10.孤独
ピアノが、孤独を歌う。しかし、感傷に溺れてはいない。自分を、もう一度、見つめ直している。離別の絶望の中から、徐々に明りがみえてきて、世界が澄んでくる。

11.若い喜び
にぎやかな踊り。テンポは早いが、情感がある。どこかに哀愁がひそんでいる。

12.悩みの時
あまり長くない曲で、ブリッジ風に使えば、効果的ではないか。決して、暗くはない。悩みは切なくても、生きる希望は輝いている。

(CDライナーノーツ より)

 

(LPジャケット)

 

ミュージック・エフェクト・コレクション 5 愛と青春 sc 8cm

1.愛のテーマ
2.愛のブリッジ
3.愛のコード
4.愛のエンディング
5.夜のよそおい BGM
6.青春の情感 BGM
7.愛に捧ぐ BGM
8.悲しみをこめて BGM
9.ほのぼのと BGM
10.孤独 BGM
11.若い喜び BGM
12/悩みの時 BGM、E

*BGM(バックグラウンドミュージック)、E(エンディング)

 

Disc. 久石譲 『効果音楽ライブラリー 4 雰囲気の世界』

1978年6月 LP発売
1992年10月1日 CDS発売

効果音楽シリーズ 全10作品
LP盤:効果音楽ライブラリー (1-10)
CD盤:ミュージック・エフェクト・コレクション (1-10)

ステレオ新録音
名場面を演出する コロムビア効果音楽ライブラリー
監修・構成:羽仁進 音楽:久石譲

 

「効果音楽ライブラリー 4 雰囲気の世界」

 

8ミリでも、演劇でも、あるいはVTRでも、一つの作品に生命が吹き込まれるキメ手は、仕上げです。どんなによい素材にめぐまれ、製作の過程が順調でも、最後の仕上げがうまくいかないと、観客にはなにも伝わらないで終ってしまいます。自分では力一杯やったと思うのに、さっぱり反響がない。そんな場合に、まず検討して見る必要のあるのも仕上げの方法です。

音楽はそのなかでも、特に大切なものです。音楽の使い方ひとつで、同じ作品がまるで違ってしまったという体験は、アマでもプロでもみんな持っている筈です。

舞台上の演出でも、映像作品でも、観客の心に働きかけないと成功しません。いくら説明が巧みでも、それだけでは、頭にしか通じない。心に働きかけ、感情を動かすことが必要です。音楽は、なによりもその点に、強い力をもっているのです。

テーマ音楽とよばれるものがあります。作品の中心になる人物、出来事、主張、象徴などを表現する音楽です。観客の心と、作品の官女を一つにする、その中心として働く音楽です。みなさん方は、このレコード集の中から、めいめいの作品に一番ぴったり合ったものを見つけ出して下さい。音楽を探していく作業は、いろんな意味で興味深いものがあります。この曲が適当だろうか、あの曲が良いか、と考えることは、台本や計画をもう一度考え直すことにもなるので、演出プランを作る全体の作業にも大変役に立ちます。不世出の喜劇役者チャップリンが、出演する作品の演出は、すべて自分でやったというのはよく知られていますが、音楽の作曲から編曲まで、すべて自分でやったことは御存知でしょうか?

あなたも、チャップリンのようなつもりで、このレコードの中から、気に入る音楽をえらび出し、それを自分の手で構成してみて下さい。音楽はそれ自体の美しさもさりながら、配置によってまるでふんい気が変わります。また、タイミングが大切です。

どのキッカケで音楽を出し、どこから音楽をおさえてセリフに入るか。つきない楽しみが生まれてくるのです。

(LPライナーノーツより)

 

雰囲気の世界

●A面●

1.なつかしき世界のテーマ
2.なつかしき世界のブリッジ
3.なつかしき世界のコード
4.なつかしき世界のエンディング
音楽を使う上で、配慮しなければならないものに、統一がある。もちろん、音楽は一つ一つの場面に合っていなければならない。しかし、それだけを気にしていると、全体の統一が無くなってしまう。その場その場には合っていても、作品全体の流れが無くなってしまう。例えば、同じ恋愛の場面でも、アクションドラマの一点景として出てきた場合と、青春ドラマのクライマックスとして演出される場合では、まるで違う意味を持っている。音楽演出の上で、まずきめなければならないのは、作品全体をどのような調子で仕上げていくか、ということだ。静かな調子で主流ならば、アクション場面でも、あまりにオーバーな表現は避けなければならない。快調なテンポで仕上げたければ、情愛の場面でも、あまりに粘っこい音楽は使わない方がよいかもしれない。

作品の調子を象徴するのが、テーマ(主題)ミュージックである。例外もあるが、多くの場合、テーマ・ミュージックの設定は観客の心理の流れに核心を与えるので有利である。作品に合った気分で鑑賞してもらうために有利なのである。

そうは言っても、同じテーマ音楽を、何度も繰返すだけではしようがない。作品には構成がある筈で、それに応じて共通のテーマを持つ異った曲を使い分ける必要がある。例えば、ブリッジ(橋)は一つの場面から他の場面へつなぎながら、テーマ(主題)の印象をジワジワと滲みこませていく。二つの場面が重なり合いながら、いつのまにか代わっていくような時に、もっとも効果的である。これに対して、コード(他にもいろいろな役割はあるが)の役割の一つは、急激な転換である。思いもかけない行動を主人公がとったり、みんなの知らなかった秘密が明らかにされたり、そんなことが起ると、物語は急に新しい展開をはじめる。そんな時に、コードは役に立つ。

記録的な映像や作品でも、異質な場面を対照させて、気分を転換しようとする場面などに使うことが出来る。コードはその性質上、短い音楽だから、場面に応じて多様なコードを使い分けてもよい。しかし、テーマをアレンジしたコードがあくまでも主流であるのはいうまでもない。

エンディングでは、作品のラストに使われるだけではない。ドラマの一つの山を乗越したあとなどに使うのも効果的だ。ただし、その場合は、音楽のラストをあまり強調しすぎると、作品が終ったと誤解されてしまう。

5.朝の光
6.おやすみなさい
●B面●
1.想い出
2.影の世界
3.わらべ唄によせて
4.心やすらぐ時
「朝の光」はコード的にも使えるだろう。「おやすみなさい」「想い出」「影の世界」「心やすらぐ時」はそれぞれの感傷の匂いのする点が共通で組合せて使うことも出来るが、各曲の個性をよく見きわめるのが必要だ。「わらべ唄によせて」は、親父や祖母の昔話、山の中の村等を連想させる曲だが、影絵やアニメーションの伴奏としても面白い。

(LPライナーノーツ より)

 

ミュージック・エフェクト・コレクション 4 雰囲気の世界 sc

(LPジャケット)

(CDSジャケット)

 

1.なつかしき世界のテーマ
2.なつかしき世界のブリッジ
3.なつかしき世界のコード
4.なつかしき世界のエンディング
5.朝の光 BR
6.おやすみなさい BGM
7.想い出 BGM
8.影の世界 BGM
9.わらべ唄によせて BGM
10.心やすらぐ時 BGM

*BR(ブリッジ)、BGM(バックグラウンドミュージック)