Posted on 2019/01/03
2018年12月31日、大晦日に開催「久石譲 ジルベスターコンサート 2018 in festival hall」です。一旦休止をはさみながらも2014年から再び5年連続開催、一年を締めくくるスペシャルコンサートです。
まずは、コンサート・プログラム(セットリスト)および当日会場にて配布されたコンサート・パンフレットより紐解いていきます。
久石譲 ジルベスターコンサート 2018 in festival hall
[公演期間]
2018/12/31
[公演回数]
1公演
大阪・フェスティバルホール
[編成]
指揮:久石譲
管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団
ソプラノ:安井陽子
メゾソプラノ:中島郁子
テノール:望月哲也
バスバリトン:山下浩司
オルガン:室住素子
合唱:関西フィルハーモニー合唱団
[曲目]
久石譲:「天空の城ラピュタより」 *世界ツアーバージョン 日本初演
久石譲:Orbis
—-intermission—-
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」
久石譲のプログラムノート
「天空の城ラピュタ」より
今回演奏する「天空の城ラピュタ」は、世界ツアーで演奏しているバージョンです。これは去年パリから始まり、メルボルン、サンノゼ、ロサンゼルス、ニューヨークなどで行われました。
冒頭から鳴り響く金管楽器の「ハトと少年」はバンダによって演奏されます。バンダというのは会場に楽器を配置し、あるいは舞台の裏などで演奏する演奏手法のひとつです。トランペットとホルンを会場内に配置することで、まるで天上から降り注ぐように会場に響きます。続いてコーラスと弦楽器を除いた木管・金管楽器で「君をのせて」を演奏します。オープニングにふさわしい作品だと思い選曲しました。
「Orbis」
曲名はラテン語で”環”や”繋がり”を意味します。2007年の「サントリー1万人の第九」のとき、冒頭に演奏する序曲として委嘱されて作りました。サントリーホールと大阪城ホールを二元中継で”繋ぐ”という発想から生まれました。祝典序曲的な華やかな性格と、水面に落ちた水滴が波紋の”環”を広げていくようなイメージを意識しながら作曲しています。
歌詞に関しては、ベートーヴェンの《第九》と同じように、いくつかのキーワードとなる言葉を配置し、その言葉の持つアクセントが音楽的要素として器楽の中でどこまで利用できるか、という点に比重を置きました。”声楽曲”のように歌詞の意味内容を深く追求していく音楽とは異なります。言葉として選んだ「レティーシア/歓喜」や「パラディウス/天国」といったラテン語は、結果的にベートーヴェンが《第九》のために選んだ歌詞と近い内容になっています。作曲の発想としては、音楽をフレーズごとに組み立てていくのではなく、拍が1拍ずつズレていくミニマル・ミュージックの手法を用いています。そのため演奏が大変難しい作品です。約10分の長さですが、11/8拍子の速いパートもあり、難易度はかなり高いものがあります。
ベートーヴェン《第九》
ジルベスターコンサートでは、2015年以来、関西フィルハーモニー管弦楽団とは初めての演奏です。
ベートーヴェンの晩年の大作である《第九》は、音楽史の頂点に位置する作品のひとつです。その最大の特徴は第4楽章に声楽を入れたことです。今日ではマーラーなどの交響曲で声楽が入ることに何の抵抗もないのですが、約200年前の当時、純器楽作品とりわけ交響曲に使用するなどということは、まったくなかったのです。
今までに何度か演奏してきてわかったことは、《第九》は理屈や論理を超えたもっと大きなもの、もちろん単なる感情でもない、何かに突き動かされているということです。その何かはとても言葉では表現できません。毎回演奏する度に湧きおこる深い感動は《第九》特有の魅力だと思っています。
2年前から長野で、ナガノ・チェンバー・オーケストラとベートーヴェンの交響曲全曲演奏とCD化に取り組んできましたが、今年の夏の《第九》で終了しました。従来の方法ではなくリズムをベースにしたまるでロックのような新しいベートーヴェンに取り組んだわけです。
その演奏を収録したライヴ盤をいち早く今日から発売しますのでもし興味があったらお買い求めください(笑)*
今日の演奏もそのリズムをベースにした新しいベートーヴェンに挑みます。が、室内オーケストラではなく大きな編成でのチャレンジはタンカーをモーターボートのように操縦するわけですから大変です。かれこれ20年近く一緒に演奏してきた関西フィルへの信頼がないとできません。
2018年を締めくくる最後の《第九》を、皆さんに楽しんでいただければ幸いです。
2018年12月
久石譲
(「久石譲 ジルベスターコンサート 2018 in festival hall」コンサート・パンフレット より)
*会場限定先行販売は諸事情により中止となりました。(2019年1月23日CD一般発売予定)
「それから、作曲家としてもう一回クラシック音楽を再構築したいっていうふうになるわけですね。どういうことかというと、指揮者の人が振る時の指揮の仕方って、やっぱりメロディだとかフォルテだとかっていうのをやっていくんだけど、僕はね作曲家だから、メロディ興味ないんですよ。それよりも、この下でこうヴィオラだとかセカンド・ヴァイオリンがチャカチャカチャカチャカ刻んでるじゃないですか。書くほうからするとそっちにすごく苦労するんですよ。こんなに苦労して書いてる音をなんでみんな無視してんだコラっ!みたいなのがある。そうすると、それをクローズアップしたりとか。それから構成がソナタ形式ででてるのになんでこんな演奏してんだよ!と。たとえばベートーヴェンの交響曲にしてもね。そうすると、自分なら作曲家の目線でこうやるっていうのが、だんだん強い意識が出てきちゃったんですよね。そして、それをやりだしたら、こんなにおもしろいことないなあと思っちゃったんですよ。たとえば、ベートーヴェンをドイツ音楽の重々しいみたいな、どうだっていいそんなもんは、というふうに僕はなっちゃうんですよ。だって書いてないでしょ、譜面に書いてあることをきちんとやろうよ、っていうことにしちゃうわけです。そうするとアプローチがもうまったく違う。ドイツの重々しい立派なドイツ音楽で聴きたいなら、ベルリン・フィルでもウィーン・フィルでも聴いてくれよと。僕は日本人だからやる必要ないってはっきり思うわけね。そういうやり方で迫っていっちゃうから。」
「それともう一個あったのは、必ず自分の曲なり現代の曲とクラシックを組み合わせてるんです。これは在京のオーケストラでもありますね、ジョン・アダムズの曲とチャイコフスキーとかってある。ところが、それはそれ、これはこれ、なんですよ、演奏が。だけど重要なのは、ミニマル系のリズムをはっきりした現代曲をアプローチした、そのリズムの姿勢のままクラシックをやるべきなんですよ。そうすると今までのとは違うんです。これやってるオケはひとつもないんですよ。それで僕はそれをやってるわけ。それをやることによって、今の時代のクラシックをもう一回リ・クリエイトすると。そういうふうに思いだしたら、すごく楽しくなっちゃって、やりがいを感じちゃったもんですから、一生懸命やってる(笑)。」
「一緒に考えるということですよね。たとえばミニマル系の現代曲をといっても、実は譜面どおりに弾くなら日本の人はうまいんですよ。すごくうまいんですよ、その通りに弾く。たぶん外国のオケよりもうまいかもしれない。だが、それを音楽にするのがね、もう一つハードル高いんですよね。たとえば、非常にアップテンポのリズムが主体でちょっとしたズレを聴かせていくってなると、リズムをきちんとキープしなければならない。ところが、このリズムをきちんとキープするっていうこと自体がすごく難しいんですよ。なおかつオーケストラになりますと、指揮者と一番後ろのパーカッションの人まで15メートル以上離れてますね。そうすると、瞬間的にザーンッ!だとかメロディ歌ってやるのは平気なんだが、ずっとリズムをお互いにキープしあわないと音楽にならないっていうものをやると、根底からオーケストラのリズムのあり方を変えなきゃいけなくなるんですね。もっとシンプルなことでいうと、ヴァイオリンを弾いた時の音の出る速度と、木管が吹くフルートならフルートが吹く音になる速度、ピアノはもう弾いたらすぐに出ますね、ポーンと出ますよね。みんな違うんですよ。これをどこまでそろえるかとかっていう。これフレーズによってもきちっとやっていかなきゃいけない。ところがこれって、そういうことを要求されてないから一流のオケでもアバウトなんですよ。だからミニマルは下手なんです。で、結局これって言われないと気がつけませんよね。0.0何秒でしょうね。こういうふうにもう全然違っちゃうんですよ。そういうことを要求されたことがない人たちに、いやそれ必要なんだよって話になると、自分たちもやり方変えなきゃいけなくなりますよね。で、その経験を積ませないと、この手の音楽はできない。ということを、誰かがやってかなきゃいけないんですよ。と思って、それでできるだけ、日本にもそういう人がいるっていうのを育てなきゃいけない、そういうふうに思ってます。」
(Blog. TBSラジオ「辻井いつ子の今日の風、なに色?」久石譲ゲスト出演 番組内容 より抜粋)
ここからは個人的感想、コンサートレポートです。
久石譲ファン恒例行事として楽しみにしていた人、大晦日の特別な一日としてイベント感楽しみにしていた人、「第九」をはじめて聴く人、海外からのお客さん。それぞれの日常と環境のなかで、この日会場に集まった観客の期待と終演後の感動は、溢れたSNSからたくさん見ることができました。
「天空の城ラピュタ」より
久石譲解説にあるとおり、世界ツアーバージョンのこの作品は日本初演です。『WORLD DREAMS』(2004・CD)に収録されたトランペットをフィーチャーしたヴァージョンとも、『交響組曲 天空の城ラピュタ』(2017・CD)に収録された組曲中同楽曲ともヴァージョンは異なります。
世界ツアーでは現地マーチングバンドの若者たちと合唱団による「天空の城ラピュタ」コーナーで構成されています。「久石譲 in 武道館」コンサート(2008)と同じ編成です。もうひとつ、マーチングバンドが編成されない公演では、現地の共演オーケストラと合唱団による「天空の城ラピュタ」コーナーになっていて、それが今回披露されたヴァージョンになります。
楽器編成は久石譲解説にあるとおり、会場を包みこむバンダ演出によるパノラマ音空間と、オーケストラの主要である弦楽器を除くことでコーラスの圧倒感を前面に引き出す構成になっています。「ハトと少年」は、客席2階席両サイドから吹かれるトランペットの音色が、まるでスラッグ渓谷を見渡せる屋根上でパズーが演奏している映画シーンのように、地平線の遠くまで響きわたるよう。すごくいい。「君をのせて」はフルコーラス歌われ、ステージ中央から聴こえる管楽器たちとバンダの金管楽器たちがコーラスと立体的にかけあい、後半にすすむにつれてコーラスの重厚さを支えるどっしりとしたティンパニやスネアによる荘厳なマーチ風リズムが印象的です。冒険活劇、夢や希望にあふれたラピュラの世界とはまた違った、畏敬の念をまとった俯瞰して地球を見るようなラピュラの世界、そんな気がします。
思えば、2018年は高畑勲監督が逝去された年。”あらかじめ予定されていた”偶然のプログラムとなった「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ 2018」での「かぐや姫の物語 組曲」や直前プログラム更新の「The Path of the Wind 2018」。8月TV放送NHK特番「ジブリのうた」での「風のとおり道 久石譲×五嶋龍」演奏(高畑勲監督が絶賛していた曲)、「君をのせて」への久石譲コメント。映画『天空の城ラピュタ』は宮崎駿監督とのタッグながら、音楽プロデューサーを務めた高畑勲監督とも深くかかわり、「君をのせて」の主題歌化や歌詞の補作という共同作業。久石譲は、2018年という一年間をとおして高畑勲監督への追悼の想いを表したかったとすれば、本公演での「天空の城ラピュタ」より世界ツアーバージョンのひと足早い日本初演は、特別な想いがあったのかもしれません。
久石譲と高畑勲監督のエピソードや「W.D.O.2018」プログラム詳細は下記ご参照ください。
また記憶に新しいところでは、2018年8月NHKFM「今日は一日”久石譲”三昧」ラジオ番組での、鈴木敏夫プロデューサーのトークも、そうだったんだ!と新発見がありました。
「それと僕が声を大にして言いたいのは、この「かぐや姫の物語」の映画音楽、大傑作ですよね。高畑さんと日常的にいろいろなこと話してたから、高畑さんは実をいうと、好みもあったんでしょうけれど、「ラピュタ」の音楽、大絶賛してたんですよ。そうするとね、高畑さんのなかにあったのは、全然違う作品なんだけれど映画音楽として、どういうものをやっていくかというときに、「ラピュタ」に勝ちたい、どっかにあったんじゃないかなあ。それを僕は実現したと思ったんですよね。明らかに久石さんの新たな面も見れたし、この人すごいなと思ったんですよ、まだ成長するんだって(笑)。」(鈴木敏夫)
(Blog. NHK FM 「今日は一日”久石譲”三昧」 番組内容 -トーク編- より抜粋)
ニューヨーク・カーネギーホール公演でも演出されたバンダ。こんなにも早く体感できて幸せです。バンダ演出ってどういうの? カーネギー公演風景をご覧ください。
「Orbis」
久石譲オリジナル作品の代名詞のひとつ、絶大な人気を誇る作品です。近年ではベートーヴェン《第九》との並列プログラミングが多いです。あまり比べることはしないのですが、2018年「ナガノ・チェンバー・オーケストラ 第7回定期演奏会」のNCO演奏とは少し印象が異なりました。それは完成度なのか、リハ不足なのか、思い切りの良さが足りなかったのか、この作品のパフォーマンスとしてはちょっともったいなかったかな、というのが正直な感想です。
少し視点をかえて。2015年「Orbis」は全3楽章作品としても初演されていますが、それ以降の公演ではすべて2007年オリジナル版(2015年版第1楽章にあたる)のプログラムです。これをどう見るか? 「新版・Orbis」はまだまだ納得していない、修正の余地が多分にある…そんなことはないんじゃないかなあと思っています。ズバリ、絶対的な自信があるんだろうと僕は勝手に確信しています。だからこそ、「Orbis」の完全版は久石譲オリジナル交響作品の到達点を飾る大作にふさわしい。近年、久石譲オリジナル作品とジブリ交響組曲化の大きく2本柱で構成されるW.D.O.コンサート。「The End of the World」や「ASIAN SYMPHONY」は、「THE EAST LAND SYMPHONY」という新作シンフォニーをはさみながらも、再構築や完全版として昇華・進化・完結へと流れています。久石譲オリジナル交響作品の9番目に値する作品、それこそが「Orbis for Chorus, Organ and Orchestra」完全版なのではないか。そこにこそ《第九》に捧げる序曲であり、《第九》と同じ9番目のシンフォニーとして君臨する久石譲オリジナル作品。だから僕は、2015年以降「新版・Orbis」が封印されていることも、その日まで2007年版「Orbis」でのプログラムであることも、そうだろうなあと寛大な心持ちな自分がいたりします。「MKWAJU組曲」「D.E.A.D組曲」も生まれ変わるかもしれない、「Winter Garden」もある。まだまだやることたくさん&新作もつくり続ける…そんな久石譲の声が聞こえてきそうです。勝手な推測なので鵜呑みは禁物です。でも、これだけは言える!いつかきっと満を持して「Orbis完全版」は日本各地で海を渡って世界各国で公演される日がくるでしょう!その日まで元気に待ちましょう!
ベートーヴェン《第九》
さりげなく衣装チェンジして(気づいた人どのくらいいたかな前列くらいかな)、後半プログラムに臨んだ久石譲です。NCO版室内オーケストラとは違い、関西フィルの大きな編成ながら、アプローチは同じという挑戦。”リズム”をとことん追求した《第九》。それぞれのパートが鋭くソリッドでティンパニも乾いた響きで推進力や躍動感溢れるスポーティなNCO版が、大きなオーケストラ編成でどのように印象が変化するのか楽しみにしていました。NCO版に負けず劣らずの快速《第九》でした。
「今年の夏「第九」やったんですよ、僕の「第九」ちょうど57分、すべてのくり返しやって57分ちょっとだった。(フィナーレのマーチのところのテノール)最初合わせの日にやりたいテンポでやったら目丸くして緊張してて。ゲネプロでちょっと遅くしたんですね、そしたらちょっと安心したんですよ。当然本番はテンポ上げました(笑)。」(久石譲)
(Blog. NHK FM 「今日は一日”久石譲”三昧」 番組内容 -トーク編- より抜粋)
なんて語っているとおりの快速《第九》です。通常だと約65分前後が平均演奏時間だと思います。5分違うだけでもテンポ感はかなり大きな印象差になります。関西フィルとの信頼関係なくしてと記されていましたが、まさに「信頼してオレについてこい!」「なにがあっても信じてついていきます!」そんな指揮者とオーケストラのお互いのリスペクトがないと完走できないテンポとアプローチだと思います。
《第九》についてはNCO公演レポートで感想や、久石譲の《第九》によせる想いをまとめていますのでご参照ください。
今回特に思ったのは、フレーズ(歌うように)で演奏するのではなく、モチーフや音型として各パート・各楽器セクション演奏することにより、ある種ミニマル手法を駆使した久石譲作品のアプローチに近いなと発見できたこと。ミニマル・ミュージックではないのでズレるのではないですが、最小限の音型が第1ヴァイオリンから第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスへと流れて繰り返す第1楽章冒頭。すべてはこのアプローチを基調としているように思います。そこには、弦楽器が折り重なることの感情表現やエモーショナルに横揺れするフレーズ表現とは対極にある、リズムを重視した音符や音型の音価や強弱といったものをきっちりとそろえるアプローチ。最小限の音型という小さい要素たちが、集合体となって大きな有機物を創りあげるようなイメージ。「Orbis」に共鳴するアプローチでもあります。極論すれば、作品に込める精神性を表現するヨーロッパ的アプローチと真逆に位置する、作曲家視点・譜面重視・リズムに軸を置いた久石譲の《第九》。スコアはNCO演奏版と同じベーレンライター版です。
《第九》プログラムのときは、アンコールなしが常です。それでもカーテンコールの拍手は鳴り止まず、大所帯のコーラスも順繰り退場し、もう何も起こる気配のないステージに向かって拍手は大きな手拍子へと変わりどんどん膨らむ反響音。想定外の久石譲も、衣装からラフな服装へと着替えかけの状態でステージ再登場!登場しならがら上着パーカーのチャックを締めていた久石譲もステージ中央に着いた頃には一気に総立ちスタンディングオベーション!拍手喝采!
久石譲作品で終わったわけでもなく、アンコールもなかったなかで、この光景に一番驚き喜んだのは久石譲ご本人かもしれませんね。久石譲からの一年を締めくくるギフト、観客からの感動と感謝、ひとつになった瞬間です。
from SNS
こちらは《第九》を彩ったソリストの皆さん(左よりSop安井陽子、Ten望月哲也、Mez中島郁子、B-Bar山下浩司)。
from 二期会 公式Twitter *終演後
2018年も話題に事欠かない久石譲でした。そんななかでもコンサートの充実ぶりは内容はもちろんのこと数字から見ても歴然です。コンサート計11企画、計38公演、うち海外計22公演! 2019年もこの勢いは止まりそうにありません。