Info. 2024/02/15 [TV] 「NHK MUSIC SPECIAL 久石譲 ~いま世界で奏でる音楽~」放送決定!! 【2/20 update!!】

Posted on 2024/02/07

久石譲が世界にその音楽を届ける姿に密着したドキュメントの放送が決定

いま世界に最も求められている日本人作曲家・久石譲。そんな彼の世界への挑戦を描く音楽ドキュメント。コロナ禍が落ち着きをみせ、海外での活動が一気に動き出した22年5月のフランスツアーから、23年3月のウィーン楽友協会でのコンサートまでの活動を、名曲の演奏シーンを交え紡いでいく。パリでのコンサート、ニューヨークでのスタジオジブリのスクリーンコンサート、ロンドンでのロイヤル・シェククスピア・カンパニーが手がける舞台「となりのトトロ」のプロデュース、クラシックの殿堂、ウィーン楽友協会での公演、そして宮﨑駿監督の「君たちはどう生きるか」の貴重な音楽制作シーンなど、世界の人々にいかに自身の音楽を届けるかにこだわる姿を追い、「世界の頂点に立つ」という見果てぬゴールを目指す人間の物語を届ける。

【出演】久石譲
【ナレーション】赤木野々花アナウンサー

 

本放送
NHK総合 2月15日(木)午後10:00 ~ 午後10:45

再放送
NHK総合 2月19日(月)午後11:50 ~ 翌・午前0:35

 

 

出典:NHK MUSIC SPECIAL 久石譲 ~いま世界で奏でる音楽~ | NHK MUSIC|NHKブログ
https://www.nhk.or.jp/music/programs/491487.html

出典:久石譲さんが世界にその音楽を届ける姿に密着したドキュメントの放送が、NHKで放送されます – スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI
https://www.ghibli.jp/info/013814/

公式サイト:NHK MUSIC SPECIAL
https://www.nhk.jp/p/ts/R6R5RGQNJZ/

 

 

 

2024.02.20 update
番組プログラム紹介

2022年から約1年間にわたって密着したドキュメンタリー、主に海外での音楽活動にスポットが当てられていました。45分番組のため駆け足でピックアップ紹介されたコンサートやトピックたち。それだけでも貴重な蔵出し映像満載に涙モノです。それだけでもスケジュールの多忙さ凝縮感は伝わってきます。ここでは、番組をきっかけにより深く掘りさげたい手引きになればと放送順にまとめていきます。

 

 

(ミシェル・ルグラン賞受賞 紹介も)

 

久石譲インタビュー

「2017年、その前も海外では少しやってたんですけれど、本格的にフランスから始めて。一番大きい理由は、僕は海外留学の経験もなくてずっと日本でやってきた。だけど自分がどのくらい世界で通用するかとかね、その基準がやっぱり国内の基準でしか考えられてなかったんですよ。なので、この機会に自分が書いてきた音楽って世界中の人に受け入れてもらえるかどうかとかね、自分の今やってる音楽がどういう位置なのか、それをすごく知りたかった。語学の問題とか、もういろんな問題いっぱいあります。ただやっぱり自分が音楽を志して作曲を始めて、例えば世界中では文化も宗教もみんな違う、するとそういう人に自分の音楽ってどうやって受けるか、それを知りたいその一心だけでやってるところですよね」

(NHK MUSIC SPECIAL 久石譲 ~いま世界で奏でる音楽~ 番組より書き起こし 以下同)

 

 

久石譲プロフィール紹介

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台「となりのトトロl開幕

久石譲インタビュー

「やっぱり宮﨑さんの作った世界はすごいよね、っていうか日本人が喜ぶのと同じように世界中が喜んでるから。ほんとにドメスティックでいいから真剣に掘りさげたものが、かえってインターナショナルなんだ。そういう証だなと思いましたね」

(書き起こし)

 

 

 

 

久石譲インタビュー

「構造が非常にシンプルに見えるから、ロジカルなフォームも追求しやすいということですよね。数学的と言ってもいいかもしれない。ドからドのオクターブ、これ完全に1:2ですよね、周波数でいうと倍です。非常に数学的なロジカルな構造を持ってるんですよ。ところが、もう片方では「泣けるなあ」とかね。絵画や文学といったアートと比較したときの音楽は何が出来るんだといったときには、非常にロジカルな側面、それから感覚的な側面、両方をあわせ持つ素晴らしい芸術なわけですよね。それを追求するときに、ミニマルという方法が一番自分に適していると。まあ結果論ですけどね、途中で何度も悩んだりしてやってますけども」

(書き起こし)

 

 

 

 

 

久石譲インタビュー

「それは40年もやってるからね。やっぱりきちんと、もう全身全霊で立ち向かうしかないんで。ただ今回の『君たちはどう生きるか』に関しては、前半の非常に現実的な部分と後半のちょっとダークなファンタジーになる、前半と後半で世界観が変わるから。できるだけ統一する意味でも自分としてはミニマルの手法で全部作ろうと、それだけ気をつけましたね。だから前半僕のピアノを中心にして後半はちょっとオーケストラっぽくなったとしても、ベーシックの手法としてはミニマル音楽でやる。結果的にそれで仕上げた音楽に対して宮﨑さんはすごく気に入っていただけたので。良かったなと思います」

(書き起こし)

 

 

 

 

久石譲インタビュー

「毎日考えてますよね、どうしたらいいのかなあっていうかね。今年このあと相当すごいオーケストラをいっぱい振らなきゃいけないんですよ。4月にパリで2万人入るところ2回やって、夏はニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで3日間、シカゴ(交響楽団)とか、それからロサンゼルスからハープ協奏曲を委嘱されてて、サンフランシスコ、イギリスのロイヤル・フィル、で年が明けたらフィラデルフィア。というように世界のトップレベルのオケがずっと続くんで。一体自分がどこまでできるのかっていうのが自分でもちょっとわからないし。だから自分がそれだけのちゃんとお勉強して技術力を持って臨まなきゃいけない。そういう課題をつくってそれをクリアしていく。自分はいつもそういう方法をとってるんで」

「もう毎回そうですけどね。大きいチャレンジ終わったあとは、えっ曲ってどう書いたんだっていうぐらいにわかんなくなっちゃうんですよ。全くゼロになっちゃって。だからもしかしたらこのまま一生書けないんじゃないかっていう。ひたむきにやるしかないかなと思うしね。でやっぱり、一番苦しいのが作曲なんですよ。そして、作って一番喜ぶのも作曲なんですよ。よく言ってますけど、朝起きたときには世の中に存在してないんですよ。でもその日一日がんばると夕方に何か生まれてるんですよね。曲できるわけですよね、今までなかった曲ができるわけでしょ。こんなすごいことができるっていう、それがもうとにかく自分の喜びだし。作曲家でよかったなと思います。同時に何度生まれ変わっても作曲家になりたいね。そう思います。うん、やっぱり作曲家になりたい、でいたい、と思います」

(書き起こし)

 

 

 

番組紹介はここまでになります。

海外での音楽活動に迫っていました。日本でもコンサートやってます、アルバム出してます、テレビ・ラジオ出演しています。2022年からの約1年間だけを見ても拾いきれないこぼれ落ちた音楽活動いっぱいあります。ぜひゆっくり掘りさげて進んでみてください。

 

(up to here, updated on 2024.02.20)

 

 

 

 

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