Posted on 2025/10/16
久石譲が初めてハリウッド映画音楽を手がけた『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』オリジナル・サウンドトラックCDが12/10に発売決定! “Info. 2025/12/10 映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』オリジナル・サウンドトラック 発売決定” の続きを読む
Posted on 2025/10/16
久石譲が初めてハリウッド映画音楽を手がけた『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』オリジナル・サウンドトラックCDが12/10に発売決定! “Info. 2025/12/10 映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』オリジナル・サウンドトラック 発売決定” の続きを読む
Posted on 2025/08/28
映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』日本公開
久石譲が音楽を担当する映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』(原題:A Big Bold Beautiful Journey)の日本公開が12月19日に決定しました。
久石がハリウッド映画の音楽を手掛けるのは本作が初となります。どうぞご期待ください。 “Info. 2025/12/19 映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』音楽:久石譲 公開決定!! 【10/16 update】” の続きを読む
Posted on 2025/09/18
2025年9月19日アメリカ公開の映画『A Big Bold Beautiful Journey』(監督:コゴナダ)は久石譲が音楽を担当しています。ハリウッド映画の音楽を手がけるのはキャリア初です。 “Info. 2025/09/19 映画『A Big Bold Beautiful Journey』サウンドトラック発売決定 【10/16 update】” の続きを読む
Posted on 2025/06/04
ファンタジー映画『A Big Bold Beautiful Journey』がいよいよ全米公開決定です。
「アフター・ヤン」「コロンバス」のコゴナダ監督がメガホンを取り、マーゴット・ロビー×コリン・ファレル主演、ケヴィン・クライン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、ジョディ・ターナー=スミス、ハミッシュ・リンクレイターらが出演。久石譲は米長編映画音楽デビューを果たします。2025年9月19日全米公開。 “Info. 2025/09/19 映画『A Big Bold Beautiful Journey』音楽:久石譲 全米公開決定!!【10/16 update】” の続きを読む
Posted on 2025/10/14
2025年10月11,13日開催「新日本フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会 #666」です。2025/2026シーズンの定期演奏会に出演するのは3月以来になります。来年度の出演は現時点では予定されていないようです。
今回ご紹介するのは夏のコンサートに続いて3回目の登場thuruさんです。とにかくもうコンサートの前段階からすごい!プログラムの曲を聴きこみスコアを読みこみ。ここまでしたらきっと「楽しめないコンサート」なんてないですよね。久石譲作品のないプログラムなのにたくさんの久石譲を感じることができました。ぜひお楽しみください。
新日本フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会 #666
[公演期間] 
2025/10/11,13
[公演回数]
2公演
10/11 東京・すみだトリフォニーホール
10/13 東京・サントリーホール
[編成]
指揮:久石譲
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
ヴァイオリン:ロバート・マクダフィー *
[曲目]
フィリップ・グラス:ヴァイオリン協奏曲 第2番「アメリカン・フォー・シーズンズ」*
—-Encore—-
ヴィヴァルディ:四季より「夏」第3楽章
—-Soloist Encore—-
ジェイ・アンガー:アショカン・フェアウエル(Theme from ASHOKAN FAREEWELL)(10/13のみ)
—-intermission—-
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』組曲(1945年版)
—-Orchestra Encore—-
マルケス:ダンソン・ヌメロ・ドス

今回は、新日本フィル定期演奏会#666のコンサートレポートを書かせていただきます。
久石さんと新日本フィルの今年度の共演は3月以来2回目です。新日本フィルのホームページを見てみるとわかるんですがWDO音楽監督、Music Partnerとしての任期が2025年3月で終了しています。もう新日本フィルとのコンサートはなくなってしまうんじゃないか?と心配していましたが無事開催という事でとても安堵しています。
元々はシティ・ノワール、ヴァイオリン協奏曲2番というプログラムでしたがシティノワールが諸事情で変更になり、代わりに火の鳥(1945年版)になりました。今年の5月の大阪4オケや7月のシンガポールでプログラムされており多く演奏されています。インスタグラムには4オケの際のリハーサル動画も投稿されており、これは行くしかないという事でチケットを取りました。
2曲とも久石さんではない作曲家のプログラムという事でそこまでなじみもありませんでしたが、たくさん音源を聞きました。ヴァイオリン協奏曲2番はふらいすと-んさんがXにてポストされていたグラモフォンの音源はもちろん他のも聞きました。ポストされた音源はイヤホンで聞くと右側からコントラバスの低音が聞こえたため通常配置だと思い別の対向配置の音源を多く聞きました。我ながら意識高め。それほどに今回のコンサートは楽しみで待ちきれませんでした。
また、音源だけじゃなくたくさんスコアも見ました。きっと演奏会の前に音源を聞いて予習する人はいると思うんですけど絶対にスコアも見たほうががいい!!聞こえなかったはずの音が聞こえてくるし、久石さんの指揮の意図が分かります。今回も読み込みました。久石さんの楽曲には「Dream More」「Symphonic Fantasy The Tale of the Princess Kaguya」「Woman組曲」「Asian Works」などなど細かい構造が気になる楽曲は無限にあります。これからどの曲が出版されるのか楽しみです。
前置き長くなりすいません。ここからが公演レポートです。
フィリップ・グラス:ヴァイオリン協奏曲 第2番「アメリカン・フォー・シーズンズ」
ソリストにロバートマクダフィーを迎えてのこの曲。フィリップグラスがこの人のために書いた曲です。ヴィヴァルディの四季に啓発され作られたこの曲は4楽章(季節)に加えて各楽章の間にヴァイオリンソロという構成です。また、ヴィヴァルディとは違い楽章に四季が設定されておらず、聴衆各々が想像する四季で楽しむという曲です。ロックを感じました。
Prologue-Movement I
I want to talk youのような雰囲気で始まります。ヴァイオリンの3連符による流れるような旋律、そしてシンセサイザーです。音だけ聞くとチェンバロっぽいなとも思いますがシンセサイザーでした。新日本フィルのインスタグラムにも掲載されています。
Movement II
1楽章とは打って変わってゆっくりしっとりした楽章です。ちょっとHANA-BIっぽさもあるかな?きっとこの楽章が好きな人多いはずです。
Movement III
いきなり弦楽器、シンセサイザーのレの音の反復に始まります。ここでも3連符。3連符キーポイントです。躍動感のある楽章です。
Movement IV
Movement IIIの形を残して発展していきます。三拍子でここでは16分音符。ヴァイオリンやったことないのでわかりませんが単純な難易度は1番高そうでした。ラストは下っていくような旋律を経た後、ソロヴァイオリンが駆け上がってユニゾンでジャン!と締めくくりました。Asian WorksのWill be the Windのラスト40秒ほどと似たような雰囲気を感じました。
全体通して、マクダフィーの身体が上下左右揺れる揺れる。Youtubeに指揮者なしの同曲も配信されていますのでそちら見ればわかります。ノリノリですね(笑)楽章間のソロでは演奏しながら久石さんのもとに歩み寄って言ったりもしていました。演奏中のアイコンタクトも多くみられました。とても破天荒な方で演奏後にオケや観客に投げキッスをしたり第1ヴァイオリンの後方の方にちょっかいを出したりと観客の笑いを誘っていました。とんでもなく素晴らしい演奏でした。
-Encore-
ヴィヴァルディ:四季より「夏」
ヴァイオリン協奏曲2番はヴィヴァルディの四季とともに演奏するために作られたものという事でこの曲が選ばれたのでしょう。久石さんはいない、弦楽オケとシンセサイザー、そしてマクダフィーによる圧巻の演奏です。やっぱりかっこいい。しびれました。対向配置だからこそ際立つカッコよさもありました。
-Soloist Encore-
ジェイ・アンガー:アショカン・フェアウェル
マクダフィーによるソロです。どうやらこの曲はアメリカで別れの時に演奏されるそうで彼なりの敬意の表れでないかなと思います。優しい音色で演奏されました。演奏後には何度もありがとうとつぶやいておられました。
―休憩―
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』組曲(1945年版)
ストラヴィンスキーの3大バレエ音楽の1つで言わずもがなです。やはり現代音楽の作曲家を語るうえでこの人は外せない。新日本フィルならではの大編成での演奏。圧巻でした。やはり生で見ないと、聞かないと得られないものがある。音圧もレベルが違う。最近の演奏が1945年版なのも意図が感じられます。最初のコントラバスから会場の雰囲気が何か違う。言葉にならない不思議な空気といいますか、全員が最初の静寂に集中しているように感じました。曲の前半は木管の装飾があったりと入り込みやすかったです。中間部の金管の咆哮からはもう久石さんのタクトから繰り出される演奏に終始釘付けで観客としても休む暇がありませんでした。終曲ではホルンの美しい音色や弦楽器、ゆっくりと駆け上がっていくハープなど見ごたえしかありませんでした。最後はクレッシェンドで大きくなっていって曲を締めくくりました。
-Encore-
マルケス:ダンソン・ヌメロ・ドス
ダンソン2番です。マルコスさんによる美しいクラリネットから始まります。作曲者のマルケスはメキシコ出身という事で、何か特徴的なリズム感の曲です。久石さんもニコニコで体全身を使ったダンスのような指揮をされていました。盛り上がるところではパーカッションが大活躍で天人の音楽を連想しました。ジャンと曲が終わると同時に拍手喝采。一番の盛り上がりを見せました。
現代音楽にしかないものといいますか、特徴的なメロディは自分の中で少し中毒性が高くて、脳内でリピートされるんです。そういったものは自分が久石さんに出会ってなければなかったと思います。そんな人はもっとたくさんいるでしょう。それだけでも久石さんが成した功績です。客層を見ても老若男女、そして外国の方など様々な方が訪れていました。それだけ注目されている証拠ですね。
少し話変わりますが、最近SNSでブラボー問題が話題になっています。終わりが静かな曲ほど拍手、ブラボーのタイミング次第で曲が台無しになってしまいます。交響組曲「紅の豚」など曲途中での拍手もよく見られます。(楽章間の拍手は演奏に対する単なる拍手もありますが)観客もプレイヤーと同じぐらいの緊張感を心の奥底にしまってコンサートを楽しむべきだと思います。今回は開演前から少し心配していましたが演奏を称えるベストタイミングでのブラボーばかりでしたので安心しました。演奏だけじゃなくて観客も含めてのコンサートです。そういった点では観客のマナーはとても大切であると改めて考えさせられました。
半年ぶりとなった新日本フィルとの共演。次回は来年の2月です。久石譲が贈る現代音楽。これからの活動も目が離せませんね!
2025年10月13日 thuru

コンサート前から私のコンサートは始まっている。そんなことを感じるレポートでした。「我ながら意識高め」とおっしゃってましたけど、いやあその意識を見習わないといけないと改めて背筋を伸ばした次第です。予習という土台があるからこそ、それはもう鑑賞での吸収度もものすごく高くなりますよね。おそらくthuruさんは多分に音楽に精通されてある方だとお見受けするのですが、音楽的にも雰囲気的にも一気にコンサートのイメージ世界へと連れて行ってくれます。
過去2回のレポートもそうでしたがコンサート当日の数時間後にレポートが届けられるというホットさです。僕にはスピート、クオリティともにとてもできない芸当です。いつかコンサート会場でお会いできる日があるといいなと心から楽しみにしています。素敵なレポートをありがとうございます!

「行った人の数だけ、感想があり感動がある」
久石譲ファンサイト 響きはじめの部屋では、久石譲コンサートのレポートや感想をどしどしお待ちしています。どうぞお気軽に、ちょっとした日記をつけるような心持ちで、思い出を残してみませんか。
コンサートについて語りたいそう願うのは、ほかならぬ私もまた誰かにコンサートや音楽の魅力を教えてもらった一人だからです。
みんなのコンサート・レポート、ぜひお楽しみください。
reverb.
これからもどんどんコンサートレポートの輪が広がっていくといいなあ!

*「Overtone」は直接的には久石譲情報ではないけれど、《関連する・つながる》かもしれない、もっと広い範囲のお話をしたいと、別部屋で掲載しています。Overtone [back number]
このコーナーでは、もっと気軽にコメントやメッセージをお待ちしています。響きはじめの部屋 コンタクトフォーム または 下の”コメントする” からどうぞ♪
Posted on 2025/10/14
2025年10月11,13日開催「新日本フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会 #666」です。2025/2026シーズンの定期演奏会に出演するのは3月以来になります。来年度の出演は現時点では予定されていないようです。 “Info. 2025/10/14 《速報》 「久石譲指揮 新日本フィルハーモニー管弦楽団 定期演奏会 #666」(東京)プログラム” の続きを読む
Posted on 2025/06/06
2025年4月23~26日、久石譲コンサートがアメリカ・シカゴで開催されます。共演オーケストラは2023年以来再びシカゴ交響楽団です。 “Info. 2026/04/23-26 「Hisaishi Conducts Hisaishi」久石譲コンサート(シカゴ)開催決定!! 【10/5 update】” の続きを読む
Posted on 2025/10/03
久石譲が、アメリカ五大オーケストラのひとつであるフィラデルフィア管弦楽団の「コンポーザー・イン・レジデンス」に任命されました。 “Info. 2025/10/03 久石譲、フィラデルフィア管弦楽団 コンポーザー・イン・レジデンスに就任” の続きを読む
Posted on 2025/10/01
2025年9月30日開催「Joe Hisaishi presents MUSIC FUTURE with JCSO」です。どんなコンサート? プレスリリースが最適です。 “Info. 2025/10/01 《速報》 「Joe Hisaishi presents MUSIC FUTURE with JCSO」久石譲コンサート(大阪)プログラム” の続きを読む
Posted on 2025/09/28
2025年9月26日、「久石譲指揮 日本センチュリー交響楽団 第292回 定期演奏会」が開催されました。日本センチュリー交響楽団音楽監督に就任したシーズン、2度目の登場となる定期演奏会です。ベートーヴェン交響曲からは前回は第6番を、今回は第1番をプログラムしています。
翌27日には同内容プログラムでの北摂定期演奏会・高槻公演も開催されました。
日本センチュリー交響楽団 定期演奏会 #292
[公演期間] 
2025/09/26
[公演回数]
1公演
大阪・ザ・シンフォニーホール
[編成]
指揮:久石譲
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
合唱:日本センチュリー合唱団
[曲目]
久石譲:シンフォニア ~室内オーケストラのための~ から 第3楽章 ディヴェルティメント
ベートーヴェン:交響曲 第1番 ハ長調 作品21
—-intermission—-
ラヴェル:ダフニスとクロエ 第2組曲 ※合唱付き
ラヴェル:ボレロ
—-encore—-
フォーレ:パヴァーヌ
[参考作品]
まずは会場で配られたプログラム冊子からご紹介します。
Program Notes
1960年代に生まれた幾何学的で装飾を削ぎ落とした「ミニマル・アート」になぞらえ、同時代に誕生した”少ない素材の反復”を基調とする現代音楽を「ミニマル・ミュージック」と呼ぶようになった。ところが時代が進むほどに、素材の少なさ(≒ミニマリズム[最小限主義])は必ずしも重要視されなくなり、反復されるリズムを主体にした音楽へと姿を変えていく。それらは「ポスト・ミニマリズム」「ポスト・ミニマル」などと呼称されている。久石譲は20代だった頃にミニマル・ミュージックと出会い、現在に至るまで多大な影響を受けてきた。そうした作曲家は他にもいるが、指揮者としてルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770~1827)などのクラシック音楽を振る際にもミニマリズムの視点を持ち込むのは久石だけだろう。現代的な表現をすれば、ポピュラー音楽における「グルーヴ」のような推進力のある心地よいリズム感でクラシック音楽をあたらしく読み解き直すのである。「第九」第1楽章冒頭のようなベートーヴェンに内在するミニマル・ミュージック的な部分に着目することで、新しい音楽を生み出すのも実にユニークだ!
久石譲:シンフォニア ~室内オーケストラのための~ から第3楽章 ディヴェルティメント
「Sinfonia for Chamber Orchestra」は、音楽的な意味での、例えば複合的なリズムの組み合わせであるとか、冒頭に出てくる四度、五度の要素をどこまで発展させて音楽的な建築物を作るか、ということを純粋に突き詰めた。三和音などの古典的な要素をきちんと取り入れてミニマル・ミュージックの作品にした。今回演奏する第三楽章「Divertimento」は、2009年の「久石譲Classics vol.1」で初演した曲。そのときは弦楽オーケストラだったが、その後アルバム「Minima_Rhythm」のために管楽器などを加えて再構築した。ティンパニやホルンなどが入ったので、より一層シンフォニックなニュアンスが強調された。(久石譲)
*他作品の掲載は割愛しています
(導入、ベートーヴェン、ラヴェル:小室敬幸)
(「日本センチュリー交響楽団 第292回定期演奏会/北摂定期演奏会~高槻公演~」コンサートプログラム冊子より)
ここからはレビューになります。
プログラム前半はベートーヴェン・セットとも言えそうな統一感ある構成でした。「久石譲:Sinfonia」もベートーヴェン交響曲から強く影響のある作品です。弦10型の室内オーケストラはベートーヴェンの時代に演奏されていた大きさとほぼ同じです。2つの作品ともラージオーケストラと室内楽の中間にあるいい塩梅で、とてもフレッシュで清涼感のあるアンサンブルを聴くことができました。小ぶりさのメリットは久石譲のアプローチがダイレクトに奏者から跳ね返ってくる音像です。「ベートーヴェン:交響曲第1番」はバロックティンパニとコルネットを使用した小気味よさもあって、音楽は若々しく駆け抜けていきます。第三楽章なども、モチーフをリズム動機のように強調しながら(それは第5番のダダダダーンの連鎖するモチーフのような)しっかり指揮者とオーケストラが同じ方向性で進んでいく感じがとても印象的でした。
久石譲の交響曲や交響作品は、楽章ひとつを取り上げても箸休めのようなちょっとした小皿感はないはっきりとした性格と美味をもっています。本公演の第三楽章「Divertimento」もプログラムの冒頭に置かれることで序曲のような輝きを放っていました。次回はシンフォニア、フルコースで聴きたい。
プログラム後半は2025年に生誕150年を迎えるラヴェル作品が並びます。オーケストラもぐっと拡大して「ダフニスとクロエ 第2組曲」では合唱との濃密な世界に魅了されました。「ボレロ」は言わずと知れた名曲で、とにかく本能的に心が放っておきません。いつの間にか引き込まれる魔術的なものがあります。神聖さと野性さが共にあるような感じで、神が人に近づくとき、人が神に近づくときこういう感じなのかなあと思ったりします。久石譲のミニマルなアプローチとも相性抜群に、ひたすら繰り返すなか巨大に膨れ上がっていき極みに達します。もう終わった瞬間の爆発力もすごかったけど、観客からの大きな拍手がずっと小さくならない、カーテンコールを繰り返すなか強弱波打たない大喝采のフェルマータ、すごかったです。とてもいい雰囲気でアンコール「フォーレ:パヴァーヌ」で合唱パートも加わりながら美しく終演となりました。
演奏会に行くたびにどんどん久石譲×日本センチュリー交響楽団がパワーアップしてように感じて楽しくてゾクゾクして、これからもワクワクです。
翌日には同内容プログラムにて高槻公演が開催されました。
リハーサル風景


ほか
リハーサル風景動画もあります
from 久石譲本人公式インスタグラム
https://www.instagram.com/joehisaishi_composer/
リハーサル風景







“今回も対向配置!
荒井英治、篠原悠那のダブルコンサートマスターでお届けします🎻”
from 日本センチュリー交響楽団公式X(Twitter)/Facebook
https://x.com/Japan_Century
https://www.facebook.com/JapanCentury




from 日本センチュリー合唱団公式X(Twitter)
https://x.com/jcchor2019
公演風景










“終演しました!
久石マエストロのタクトが導く自身の作品「シンフォニア」、ミニマルのリズムと古典の雰囲気を纏った美しい楽曲から開幕し、ベートーヴェンの若々しい交響曲第1番は精緻なアンサンブルが躍動。後半はセンチュリー合唱団も加わってのラヴェル「ダフニスとクロエ」。オーケストラと合唱が溶け合い、色彩豊かな音楽に会場が包まれました✨「ボレロ」では各セクションの持ち味を発揮した大熱演でフィナーレでした🔥”
from 日本センチュリー交響楽団公式X(Twitter)/Facebook





from SNS (ご提供いただきありがとうございます)
公演風景(高槻)




”終演しました!
昨日に続き同プログラムで、久石~ベートーヴェン~ラヴェルを満席のお客様と共有しました。
終演後、約2年半前にオープンしたまだ新しいホールの舞台裏に久石マエストロのサインが刻まれました👏”
from 日本センチュリー交響楽団公式X(Twitter)/Facebook

from 高槻城公園芸術文化劇場【公式】X(Twiteer)
https://x.com/TATbunka

